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Device for estimating adaptive movement

阅读:480发布:2021-03-21

专利汇可以提供Device for estimating adaptive movement专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a movement estimating device for adaptively deciding a movement vector through the use of a reduced calculating quantity by supplying the movement vector of each location block through the use of outputs from a boundary match movement estimating means and a block match movement estimating means based on a control signal. SOLUTION: A block match ME part 420 and a boundary match ME part 430 receive location area data from a location area forming part 410, location block data from a location block forming part and a control signal from an ME mode selecting part 440. When the block match ME part 420 is enabled by the first level control signal, the movement vector corresponding to the location block is supplied to MUX 450. When the boundary match ME part 430 is enabled by the second level control signal, a boundary match process is executed as against the location block and the movement vector corresponding to the location block is supplied to MUX 450.,下面是Device for estimating adaptive movement专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 現フレームのテキスチャーデータ、前フレームのテキスチャーデータ及び前記現フレームの形状データが供給されるエンコーダに用いられ、映像信号の前記前フレームと前記現フレームとの間の動きを推定する動き推定装置であって、 前記現フレームを複数の同一の大きさの探索ブロックに分割する分割手段と、 前記前フレーム内に、1つの探索ブロックに相応する複数の探索領域を形成する探索領域形成手段と、 前記現フレームの形状データに基づいて、各探索ブロックが背景画素及び物体画素を有する境界ブロックであるか、または、物体画素のみを有する内部ブロックであるかを決定して、制御信号を供給する探索ブロック決定手段と、 前記制御信号に基づいて、境界整合動き推定を行う境界整合動き推定手段と、 前記制御信号に基づいて、ブロック整合動き推定を行うブロック整合動き推定手段と、 前記制御信号に基づいて前記境界整合動き推定手段及びブロック整合動き推定手段からの出力を用いて、各探索ブロックの動きベクトルを供給する動きベクトル供給手段とを含むことを特徴とする動き推定装置。
  • 【請求項2】 前記探索ブロック決定手段が、探索ブロックが内部ブロックである場合は、第1レベルの制御信号を発生し、前記探索ブロックが境界ブロックである場合には、第2レベルの制御信号を発生することを特徴とする請求項1に記載の動き推定装置。
  • 【請求項3】 前記第1レベルの制御信号は、前記境界整合動き推定手段をイネーブルさせ、前記ブロック整合動き推定手段をディスエーブルさせて、前記動きベクトル供給手段にして前記境界整合動き推定手段からの出力を供給するようにし、前記第2レベルの制御信号は、
    前記境界整合動き推定手段をディスエーブルさせ、前記ブロック整合動き推定手段をイネーブルさせて、前記動きベクトル供給手段にしてブロック整合動き推定手段からの出力を供給するようにすることを特徴とする請求項2に記載の動き推定装置。
  • 【請求項4】 前記境界整合動き推定手段が、 前記候補ブロックと同一の大きさを有する前記探索ブロックに相応する探索領域内に、1つの候補ブロックと該候補ブロックの周りに1画素の広さを有する境界とより構成される複数の拡張済みの候補ブロックを形成する拡張候補ブロック形成手段と、 前記各拡張済みの候補ブロックから前記探索ブロックまでの変位を、前記各拡張済みの候補ブロックの変位ベクトルとして供給する変位供給手段と、 前記探索ブロックと相応する拡張済みの候補ブロックとの間の境界整合誤差関数を計算する境界整合誤差関数計算手段と、 各境界整合誤差関数を互いに比較して、最小境界整合誤差関数を選択する最小誤差関数選択手段と、 最小境界整合誤差関数に相応する変位ベクトルを前記探索ブロックの動きベクトルとして供給する変位ベクトル供給手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の動き推定装置。
  • 【請求項5】 前記最小境界整合誤差関数計算手段が、 前記探索ブロックの位置が前記拡張済みの候補ブロックに含まれた前記候補ブロックの位置と完全に一致するように、前記探索ブロックを拡張された候補ブロックに重ねる重複手段と、 前記探索ブロックにおける予め定められた領域の画素と前記拡張済みの候補ブロックにおける該当領域の該当画素との間の差分を計算する差分計算手段と、 前記計算された各差分を和して、前記探索ブロックと前記拡張済みの候補ブロックとの間の誤差関数を供給する誤差関数供給手段とを含むことを特徴とする請求項4に記載の動き推定装置。
  • 【請求項6】 前記探索ブロックにおける予め定められた領域は、前記探索ブロックの最上行及び最左列であり、前記拡張された候補ブロックにおける相応する領域は、前記拡張済みの候補ブロックの最上行及び最左列であることを特徴とする請求項5に記載の動き推定装置。
  • 【請求項7】 前記探索ブロックにおける予め定められた領域は、前記探索ブロックの最上行、最下行、最左列及び最右列であり、前記拡張された候補ブロックにおける相応する領域は、前記拡張済みの候補ブロックの最上行、最下行、最左列及び最右列であることを特徴とする請求項5に記載の動き推定装置。
  • 【請求項8】 前記ブロック整合動き推定手段が、 前記探索ブロックに相応する探索領域内に複数の候補ブロックを形成する候補ブロック形成手段と、 各候補ブロックから前記探索ブロックまでの変位を、前記各候補ブロックの変位ベクトルとして発生する変位ベクトル発生手段と、 前記探索ブロックと相応する候補ブロックとの間のブロック整合誤差関数を計算する誤差関数計算手段と、 ブロック整合誤差関数を互いに比較して、最小ブロック整合誤差関数を選択する最小ブロック整合誤差関数選択手段と、 最小ブロック整合誤差関数に相応する変位ベクトルを前記探索の動きベクトルとして供給する変位ベクトル供給手段とを有することを特徴とする請求項5に記載の動き推定装置。
  • 【請求項9】 前記ブロック整合誤差関数計算手段が、 前記探索ブロックを候補ブロックと重ねる重複手段と、 前記探索ブロックにおける物体画素と前記候補ブロックにおける該当画素との間の差分を計算する差分計算手段と、 前記計算された差分を和して、前記探索ブロックと前記拡張済みの候補ブロックとの間のブロック整合誤差関数として供給する差分和手段とを有することを特徴とする請求項8に記載の動き推定装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、動き推定装置に関し、特に、減少された計算量で動きベクトルを適応的に決定する動き推定装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】テレビ電話、電子会議及び高精細度テレビジョンのようなディジタルテレビジョンシステムにおいて、ビデオフレーム信号におけるビデオライン信号が「画素」と呼ばれる一連のディジタルデータからなっているため、各ビデオフレーム信号を表現するのには大量のディジタルデータが必要である。 しかしながら、従来の伝送チャネル上の利用可能な周波数帯域幅は制限されているので、そのチャネルを通じて大量のディジタルデータを伝送するためには、とりわけ、テレビ電話及び電子会議のような低ビットレートの映像信号エンコーダの場合、様々なデータ圧縮技法を用いて伝送すべきデータの量を圧縮するか減らさなければならない。

    【0003】低ビットレートの映像信号符号化システムにおいて、映像信号を符号化する方法の1つに、いわゆる物体(オブジェクト)指向分析/合成符号化方法(O
    bject−Oriented Analysis−S
    ynthesis coding techniqu
    e)がある。 この方法によれば、入映像信号は複数の物体に分けられ、各物体の動き、輪郭線及び画素データを規定する三つの組よりなるパラメータが異なる符号化チャネルを通じて取り扱われる。

    【0004】そのような物体指向分析/合成符号化方法の一例として、所謂、MPEG−4(Moving P
    icture Expert Group phase
    −4)があるが、このMPEG−4は、低ビットレート通信、対話型マルチメディア(例えば、ゲーム、対話型テレビ、等々)及び領域監視用機部のような応用分野において内容ベースインタアクティビティ、改善された符号化効率及び/または汎用アクセシビリティを可能とする視聴覚符号化標準案を提供する(例えば、MPEG−
    4 Video Verification Mode
    l Version 7.0,Internation
    al Organization for Stand
    ardization, ISO/IEC JTC1/
    SC29/WG11 MPEG97/N1642, A
    pril 1997、参照)。

    【0005】このMPEG−4によれば、入力ビデオ映像は、使用者がアクセス可能で操作できるビットストリーム内のエンティティに相応する、複数のビデオ物体平面(Video Object Plane;VOP)
    に分けられる。 VOPは物体としても定義され、その幅及び高さが各物体を取り囲む16画素(マクロブロックの大きさ)の最小倍数になる四形で表され得る。 よって、エンコーダはVOP単位、即ち、物体単位に入力ビデオ映像を取り扱うことになる。

    【0006】MPEG−4に開示されたVOPは、VO
    Pにおける物体に対する形状情報及びテキスチャー情報を有し、物体はVOP上で、各々が例えば、16×16
    画素よりなる複数のマクロブロックに表現され、形状情報は2値形状信号によって表示され、テキスチャー情報はルミナンスデータ及びクロミナンスデータよりなる。

    【0007】順序的に入力される2つの入力ビデオ映像に対するテキスチャー情報には時間的な冗長度が内在するので、テキスチャー情報を効果的に符号化するためには、動き推定及び補償技法を用いてその時間的な冗長度を取除く必要がある。

    【0008】動き推定及び補償、離散的コサイン変換を行うためには、基準VOP(例えば、前VOP)はプログレッシブ映像パディング技法(progressiv
    eimage padding techniqu
    e)、即ち、従来の反復的パディング技法(repet
    itive padding technique)によってパディングされるべきである。 従来の反復的パディング技法は通常、物体の輪郭線に位置する境界画素を反復することによって、VOPの物体の外側にある透明エリアを満たすものである。 物体の外側における透明エリアにある透明画素が1つまたは複数の境界画素の反復によって満たされ得る場合、境界画素の反復値を平均してパディング値として取る。 プログレッシブパディングプロセスは通常、3段階、即ち、平反復パディング、
    垂直反復パディング及び外部パディングに分けられる(MPEG−4 VM 7.0参照)。

    【0009】一方、従来のブロック整合アルゴリズムによると、現VOPは複数の探索ブロックに分けられる。
    典型的に、探索ブロックの大きさは8×8画素から32
    ×32画素よりなる。 現VOP内の探索ブロックに対する動きベクトルを決定するためには、探索ブロックと。
    前VOPにおける、一般により大きい探索領域内に含まれた各複数の同一の大きさの候補ブロックとの間の類似度を測定する。 探索ブロックと各候補ブロックとの間の類似度を計算するには、平均絶対誤差または平均二乗誤差のような誤差関数を用いる。 ここで、動きベクトルとは、探索ブロックと最小の誤差関数をもたらす候補ブロックとの間の変位を表す。

    【0010】しかし、従来のブロック整合アルゴリズムにおいては、誤差関数が1つの探索ブロックにおける全ての画素に対して計算されるため、計算の過程が非常に複雑である。 リアルタイムの処理を効果的に具現するためには、従来のブロック整合アルゴリズムで発生する計算の複雑さを減少させる必要がある。

    【0011】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な目的は、減少された計算量をもって動きベクトルを適応的に決定する動き推定装置を提供することにある。

    【0012】

    【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明によれば、現フレームのテキスチャーデータ、前フレームのテキスチャーデータ及び前記現フレームの形状データが供給されるエンコーダに用いられ、映像信号の前記前フレームと前記現フレームとの間の動きを推定する動き推定装置であって、前記現フレームを複数の同一の大きさの探索ブロックに分割する分割手段と、前記前フレーム内に、1つの探索ブロックに相応する複数の探索領域を形成する探索領域形成手段と、前記現フレームの形状データに基づいて、各探索ブロックが背景画素及び物体画素を有する境界ブロックであるか、
    または、物体画素のみを有する内部ブロックであるかを決定して、制御信号を供給する探索ブロック決定手段と、前記制御信号に基づいて、境界整合動き推定を行う境界整合動き推定手段と、前記制御信号に基づいて、ブロック整合動き推定を行うブロック整合動き推定手段と、前記制御信号に基づいて前記境界整合動き推定手段及びブロック整合動き推定手段からの出力を用いて、各探索ブロックの動きベクトルを供給する動きベクトル供給手段とを含むことを特徴とする動き推定装置が提供される。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例について図面を参照しながらより詳しく説明する。

    【0014】図1を参照すると、本発明による符号化装置1のブロック図が示されている。

    【0015】1つまたはそれ以上の現VOPを有する現フレームのテキスチャーデータは、探索ブロック形成部100に供給される。 探索ブロック形成部100は、現フレームにおける現VOPを複数の同一の大きさ(例えば、16×16個の画素)の探索ブロックに分割して、
    該探索ブロックデータを減算部200及び動き推定(M
    E)部400に各々供給する。

    【0016】ME部400は、フレームメモリ300から1つまたはそれ以上の前VOPを有する前フレームのテキスチャーデータを受取る。 ここで、前フレームにおける境界ブロックは、加算部1000にて再構成された後、パディング部1100によってパディングされている。

    【0017】その後、ME部400は、1つの探索ブロックに相応する複数の探索領域を前VOP内に生成する。 一方、ME部400は現フレームの形状データを受取る。 ここで、現フレームにおける各画素は、各画素の属する領域を表すラベルを有する。 例えば、背景画素は、「0」として、物体画素は「0」でない値として表示される。

    【0018】ME部400は、各探索ブロックに対して適応的動き推定を行うことによって、探索ブロックに相応する動きベクトルを決定する。 即ち、探索ブロックが境界ブロックである場合は、その探索ブロックに相応する動きベクトルは、従来のブロック整合動き推定技法によって決定され、探索ブロックが内部ブロックである場合には、その探索ブロックに相当する動きベクトルは、
    境界整合動き推定技法によって決定される。 ここで、境界ブロックは背景及び物体に属する画素より構成され、
    内部ブロックは物体に属する画素のみより構成される。
    本発明による詳細な動き推定技法は、図2〜図4を参照して後述する。 動きベクトルは、動き補償(MC)部5
    00及び伝送器(図示せず)に供給される。

    【0019】MC部500は、ME部400から動きベクトルを受取り、フレームメモリ300から相応する各最適の候補ブロックの画素データを受取る。 その後、M
    C部500は、相応する動きベクトルを用いて、各最適の候補ブロックに対して動き補償の過程を行って、動き補償された最適の候補ブロックを生成し、これを減算部200及び加算部1000に各々供給する。

    【0020】減算部200は、相応する探索ブロックから動き補償された最適の候補ブロックを減算し、その減算結果(即ち、誤差信号)をパディング部600に供給する。 このパディング部600は、現フレームの形状データを受取る。 誤差信号は、従来のマクロブロックベースパディング技法に基づいて、現フレームの形状データによってパディングされる。 パディング誤差信号は、離散的コサイン変換及び量子化(DCT&Q)部700に供給される。

    【0021】DCT&Q部700は、パディング済みの誤差信号に対して離散的コサイン変換及び量子化を行って、量子化された離散的コサイン変換係数の組を、統計的符号化部800と逆離散的コサイン変換及び逆量子化(IDCT&IQ)部900とに各々供給する。 統計的符号化部800は、量子化された離散的コサイン変換係数の組を統計的に符号化して、統計的符号化信号を伝送器に供給する。

    【0022】IDCT&IQ部900は、量子化された離散的コサイン変換係数の組に対して逆離散的コサイン変換及び逆量子化を行って、その復元された誤差信号を加算部1000に供給する。 加算部1000は、復元誤差信号とMC部500からの動き補償された最適の候補ブロックとを加算して、再構成された探索ブロック(再構成探索ブロック)を発生する。

    【0023】パディング部1100は、再構成探索ブロック及び現フレームの形状データを受取って、従来のマクロブロックベースパディング技法に基づいて復元された探索ブロックをパディングする。 このパディングされ再構成された探索ブロックは、次のフレームのために前フレームのテキスチャーデータとしてフレームメモリ3
    00に格納される。

    【0024】図2を参照すると、図1に示したME部4
    00の詳細なブロック図が示されている。 ME部400
    は、探索領域形成部410、ブロック整合動き推定(M
    E)部420、境界整合動き推定(ME)部430、動き推定(ME)モード選択部440及びMUX450を含む。

    【0025】前フレームのテキスチャーデータは、フレームメモリ300から探索領域形成部410に供給される。 探索領域形成部410は、一定の大きさ、形態及び探索パターンを有する探索ブロックに相応する探索領域を定義する。 これによって、探索ブロックに対する動き推定が行われる。 探索領域が探索領域形成部410にて決定された後、探索領域データはブロック整合ME部4
    20及び境界整合ME部430に各々供給される。

    【0026】一方、現フレームの形状データは、MEモード選択部440に供給される。 MEモード選択部44
    0は現フレームの形状データに基づいて、探索ブロックが境界ブロックであるかまたは内部ブロックであるかを判定する。 即ち、現フレームの形状データにおける領域が探索ブロックと同一の位置にあり、境界画素及び物体画素を有する探索ブロックと同一の大きさである場合は、その探索ブロックは境界ブロックとして決定され、
    該領域が物体画素のみを有する場合には、その探索ブロックは内部ブロックとして決定される。

    【0027】探索ブロックが境界ブロックとして決定される場合は、MEモード選択部440は、第1レベルの制御信号をブロック整合ME部420、境界整合ME部430及びMUX450に各々供給する。 この第1レベルの制御信号は、ブロック整合ME部420をイネーブルさせ、境界整合ME部430をディスエーブルさせ、
    MUX450にしてブロック整合ME部420から供給される入力を選択して、MC部500及び伝送器に供給するようにする。 探索ブロックが内部ブロックとして決定される場合には、MEモード選択部440は、第2レベルの制御信号をブロック整合ME部420、境界整合ME部430及びMUX450に各々供給する。 この第2レベルの制御信号は、境界整合ME部430をイネーブルさせ、ブロック整合ME部420をディスエーブルさせ、MUX450にして境界整合ME部430から供給される入力を選択して、MC部500及び伝送器に各々供給するようにする。

    【0028】ブロック整合ME部420及び境界整合M
    E部430は、探索領域形成部410からの探索領域データと、探索ブロック形成部100からの探索ブロックデータと、MEモード選択部440からの制御信号とを受取る。 ブロック整合ME部420が第1レベルの制御信号によってイネーブルされる場合は、探索ブロックに対して従来のブロック整合の過程を行って、その探索ブロックに相応する動きベクトルをMUX450に供給し、境界整合ME部430が第2のレベルの制御信号によってイネーブルされる場合には、探索ブロックに対して境界整合の過程を行って、その探索ブロックに相応する動きベクトルをMUX450に供給する。 ブロック整合ME部420及び境界整合ME部430の詳細な動作は、図3及び図4を参照して各々説明する。

    【0029】図3を参照すると、ブロック整合ME部4
    20の詳細なブロック図が示されている。 MEモード選択部440からの第1レベルの制御信号によってイネーブルされた候補ブロック形成部422は、複数(例えば、M個)の同一の大きさの候補ブロックを探索領域内に形成する。 ここで、探索領域データは、図2中の探索領域形成部410から供給され、候補ブロックの大きさは探索ブロックの大きさと同一であり、Mは形成された候補ブロックの総数を表す正の整数である。 i番目の候補ブロックの画素データは、i番目のブロック整合誤差関数計算部424−i(iは1〜Mの範囲を有する正の整数)に供給される。

    【0030】さらに、候補ブロック形成部422は、探索ブロックから各候補ブロックまでの変位ベクトル(即ち、DV 1 〜DV M )を決定して、第1選択部428に供給する。 そして、探索ブロックデータはブロック整合誤差関数計算部424−1〜424−Mに各々供給される。 ここでは、説明の便宜上、3つのブロックのみを示した。 i番目のブロック整合誤差関数計算部424−i
    においては、探索ブロックとi番目の候補ブロックとの間のブロック整合誤差関数(例えば、平均絶対誤差または平均二乗誤差)が計算される。 ブロック整合誤差関数は、例えば、探索ブロックにおける物体画素とi番目の候補ブロックにおける相応する画素との間の平均絶対誤差または平均二乗誤差である。 ここで、探索ブロックにおける物体画素は現フレームの形状データに基づいて決定される。 この計算された誤差関数は第1比較部426
    に供給される。

    【0031】第1比較部426は、ブロック整合誤差関数を互いに比較して、その誤差関数のうちの最小ブロック整合誤差関数を選択することによって、該当最小ブロック整合誤差関数を表す第1指示信号を第1選択部42
    8に供給する。 第1選択部428は第1指示信号に応じて、最小ブロック整合誤差関数に相応する変位ベクトルを探索ブロックの動きベクトルとしてMUX450に供給する。

    【0032】図4は、図2中の境界整合ME部430の詳細なブロック図である。 映像信号における隣接する画素値は互いに連関性が非常に高いので、内部ブロックに対しては境界整合技法が有用である。

    【0033】MEモード選択部440からの第2レベルの制御信号によってイネーブルされた拡張済み候補ブロック形成部432は、探索領域内に、複数(例えば、M
    個)の同一の大きさの拡張された候補ブロックを形成する。 ここで、探索領域データは、図2中の探索領域形成部410から供給され、拡張済みの候補ブロックは候補ブロックと該候補ブロックの周りに1画素の広さを有する境界とから構成される。 即ち、探索ブロック及び拡張ブロックの大きさが16×16個の画素であるため、拡張された候補ブロックの大きさは18×18個の画素である。

    【0034】さらに、拡張済みブロック整合ME部43
    2は、探索ブロックから各拡張済みの候補ブロックまでの変位ベクトル(即ち、DV 1 〜DV M )を決定して、第2選択部438に供給する。 そして、探索ブロックデータは、各境界整合誤差関数計算部434−1〜434−
    Mに供給される。 ここでは、説明の便宜上、3つのブロックのみを示す。 各境界整合誤差関数計算部434−1
    〜434−Mにおいては境界整合誤差関数が計算される。 境界整合誤差関数計算の過程は、図5を参照して説明する。

    【0035】図5に示すように、探索ブロックSBは拡張された候補ブロックと重なって、探索ブロックの位置と拡張された候補ブロック内に含まれた候補ブロックの位置とが完全に一致するようになる。 本発明の実施例においては、探索ブロックSBが16×16個の画素を有するが、便宜上16個の画素のみを示す。

    【0036】その後、本発明の好適実施例によれば、探索ブロックと拡張済みの候補ブロックの画素値との間の差分は、最上行及び最左列に対して検出され、境界整合誤差関数は下記のように計算される。

    【0037】

    【数1】

    【0038】ここで、E:探索ブロックと拡張済みの候補ブロックとの間の境界整合誤差関数 P 1 i :探索ブロックの最上行におけるi番目の画素の画素値 T i :拡張済みの候補ブロックの最上行におけるi番目の画素の画素値 P i 1 :探索ブロックの最左列におけるi番目の画素の画素値 L i :拡張済みの候補ブロックの最左列におけるi番目の画素の画素値 本発明の他の実施例によれば、探索ブロックの画素値と拡張済みの候補ブロックの画素値との間の差分が最上行、最下行、最左列及び最右列に対して検出され、境界整合誤差関数がより正確になる。 境界整合誤差関数は、
    下記のように計算される。

    【0039】

    【数2】

    【0040】ここで、P 16 i :探索ブロックの最下行におけるi番目の画素の画素値 B i :拡張済みの候補ブロックの最下行におけるi番目の画素の画素値 P i 16 :探索ブロックの最右列におけるi番目の画素の画素値 R i :拡張済みの候補ブロックの最右列におけるi番目の画素の画素値 計算された境界整合誤差関数は、第2比較部436に供給される。

    【0041】第2比較部436は、各々の境界整合誤差関数を互いに比較して、境界整合誤差関数のうちの最小境界整合誤差関数を選択した後、その最小境界整合誤差関数を表す第2指示信号を第2選択部438に供給する。 この場合、最適の候補ブロックは、最小境界整合誤差関数に相応する拡張済みの候補ブロックにおける候補ブロックである。 第2選択部438は第2指示信号に応じて、最小境界整合誤差関数に相応する変位ベクトルを探索ブロックの動きベクトルとしてMUX450に供給する。

    【0042】上述したように、ブロック整合または境界整合の過程は各探索ブロックに選択的に適用されることによって、計算の複雑さをずいぶん減少させる。 例えば、探索ブロックの大きさが16×16である場合、ブロック整合技法において差分は16×16個の対の画素に対して計算される。 しかし、本発明の第1実施例による境界整合技法においては、16×2個の対の画素に対してのみ差分が計算され、その計算量が1/8だけ減らされる。

    【0043】上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の請求範囲を逸脱することなく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。

    【0044】

    【発明の効果】従って、本発明によれば、ブロック整合または境界整合を各探索ブロックに対して選択的に適用可能であり、動きベクトルの計算の際、計算量の複雑さをより一層減らすことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による符号化装置のブロック図である。

    【図2】図1中の動き推定部の詳細なブロック図である。

    【図3】図2中のブロック整合動き推定部の詳細なブロック図である。

    【図4】図2中の境界整合動き推定部の詳細なブロック図である。

    【図5】本発明の好適実施例による境界整合過程を示す模式図である。

    【符号の説明】

    100 探索ブロック形成部 200 減算部 300 フレームメモリ 400 動き推定(ME)部 410 探索領域形成部 420 ブロック整合動き推定(ME)部 422 候補ブロック形成部 424−1〜424−M 誤差関数計算部 426 第1比較部 428 第1選択部 430 境界整合動き推定(ME)部 432 拡張済みブロック整合ME部 434−1〜434−M 誤差関数計算部 436 第2比較部 438 第2選択部 440 動き推定(ME)モード選択部 450 MUX 500 動き補償(MC)部 600、1100 パディング部 700 DCT&Q部 800 統計的符号化部 900 IDCT&IQ部 1000 加算部

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