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期間インジケーター並びに期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤

阅读:424发布:2020-05-08

专利汇可以提供期間インジケーター並びに期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且【課題】使用前(液体揮散前)から終点の表示が透けて見えてしまい、使用前から液体が揮散してしまっているのではないかと、疑念を持たれたり、使用可能な状態と終点との差がわかりづらいという、従来の期間インジケーターにおける問題点を、より簡便な方法で改善できる技術を提供する。 【解決手段】液体保持性を有する基材と、この基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部とからなり、これらに揮散性の液体を含浸させた期間インジケーターであって、 液体含浸前の基材の色彩が、L * a * b * 表色系で、L * が60〜75、a * が15〜25、b * が−5〜5であることを特徴とする期間インジケーター。 【選択図】なし,下面是期間インジケーター並びに期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤专利的具体信息内容。

液体保持性を有する基材と、この基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部とからなり、これらに揮散性の液体を含浸させた期間インジケーターであって、 液体含浸前の基材の色彩が、L*a*b*表色系で、L*が60〜75、a*が15〜25、b*が−5〜5であることを特徴とする期間インジケーター。液体含浸前の基材上の表示部の色彩が、L*a*b*表色系で、L*が70〜90、a*が5〜10、b*が−5〜0である請求項1記載の期間インジケーター。揮散性の液体を含浸させた後の、表示部と基材の色差ΔEが4.0以下である請求項1または2記載の期間インジケーター。液体保持性を有する基材が、不織布または紙である請求項1〜3の何れかに記載の期間インジケーター。液体保持性で光に対し低屈折率の材料が、屈折率1.7以下の微粒粉体である請求項1〜4の何れかに記載の期間インジケーター。揮散性の液体が、防虫成分、殺虫成分、忌避成分、芳香成分、抗菌・抗黴成分、消臭成分から選ばれる1種または2種以上を含むものである請求項1〜5の何れかに記載の期間インジケーター。防虫成分を含有する揮散性の液体を含有せしめた、請求項1〜6の何れかに記載の期間インジケーターを有することを特徴とする防虫剤。防虫成分が、プロフルトリンおよび/またはエンペントリンである請求項7記載の期間インジケーターを有する防虫剤。芳香成分を含有する揮散性の液体を含有せしめた、請求項1〜6の何れかに記載の期間インジケーターを有する芳香剤。

说明书全文

本発明は、期間インジケーター並びにこの期間インジケーターを有する防虫剤および芳香剤に関するものである。

従来から、防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤等の揮散性製剤においては、その有効期間を表示するための期間インジケーターが提案されている。この期間インジケーターとしては、例えば、液体透過性材からなる基板材と、この基板材面上に部分的に積層された液体透過性で、光に対し低屈折率の材料による表示部とからなるシート材中に常温揮散性の液体が含有されてなるものが知られている(特許文献1)。

しかしながら、このタイプの期間インジケーターは、使用前(液体揮散前)から終点の表示が透けて見えてしまい、使用前から液体が揮散してしまっているのではないかと疑念を持たれたり、使用可能な状態と終点との差がわかりづらいことがある。

そのため、このタイプの期間インジケーターについては、例えば、表示部を二か所に分けたり(特許文献2)、表示部に塗布する量を変えたり(特許文献3)、液体不透過性で気体透過性の領域を設けたり(特許文献4)、種々の改良が行われている。

実公平5−938号公報

特開2003−308015号公報

国際公開WO2003/52721号パンフレット

国際公開WO2004/13828号パンフレット

しかしながら、上記改良は何れも加工が煩雑でコストも要するものであり、より簡便な方法で上記期間インジケーターにおける問題点を改善できる技術が望まれていた。

本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、上記期間インジケーターにおいて液体含浸前の基材に特定の色のものを用いるという簡便な方法により、上記問題点を改善できることを見出し、本発明を完成させた。

すなわち、本発明は、液体保持性を有する基材と、この基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部とからなり、これらに揮散性の液体を含浸させた期間インジケーターであって、 液体含浸前の基材の色彩が、L*a*b*表色系で、L*が60〜75、a*が15〜25、b*が−5〜5であることを特徴とする期間インジケーターである。

また本発明は、防虫成分を含有する揮散性液体を含有せしめた、上記期間インジケーターを有する防虫剤である。

更に本発明は、芳香成分を含有する揮散性液体を含有せしめた、上記期間インジケーターを有する芳香剤である。

本発明の期間インジケーターは、薬剤の効のある使用期間中には終点の表示が透けて見えず、使用後には終点が明確に視認できるため、使用可能な状態であることや終点をはっきりと認識することができる。

そのため、本発明の期間インジケーターは、有効期間が決まっている防虫剤、殺虫剤、消臭剤、芳香剤等の揮散性製剤の使用性を向上させるために有利なものである。

表示部を見るためのインジケーター表示窓を有する揮散性製剤容器の一例を示す図である。

本発明期間インジケーターは、液体保持性を有する基材(以下、単に「基材」ということもある)と、この基材上に部分的に積層された液体保持性で光に対し低屈折率の材料よりなる期間終期の表示部(以下、「表示部」ということがある)をその基本構成として有し、この基材の、液体含浸前の色彩が、L*a*b*表色系で、L*が60〜75、好ましくは65〜72であり、a*が15〜25、好ましくは18〜22であり、b*が−5〜5、好ましくは−3〜3であるものである。

本発明のインジケーターで用いられる基材としては、液体保持力があり、液体の揮散状態に応じて順次基材中に残存する液体を移行・放出させることができ、液体に対して化学的に不活性なものを利用でき、その例としては、板紙、ろ紙、合成繊維混抄紙等の紙、不織布、フェルト状織物、無機繊維シート、セラミック、プラスチック等の空間(空隙)を有する多孔質材が挙げられる。これらの基材の中でも不織布または紙が好ましい。なお、液体保持性とは、これらの基材に後記するような揮散性の液体を含浸させた時に、基材の空間(空隙)の内の空気が液体によって置き換えられ、液体が基材に保持される性質を意味する。

本発明で使用される基材の形状は特に限定されないが、例えば、シート状、ブロック状、円柱状等が挙げられる。また、基材の厚さも特に限定されないが、例えば、0.1mm〜3mm程度である。

また、基材を前記したようなL*a*b*の値にするには、公知の方法、例えば、基材を着色するための着色料の濃度や調色で調整すればよい。なお、本発明での、L*a*b*表色系は、JIS Z 8730に準拠するものであり、例えば、CM−700d(コニカミノルタ製)等の市販の機器で測定することができる。

本発明の期間インジケーターにおいて、上記基材上に部分的に積層されることで設けられる表示部は、液体保持性で光に対し低屈折率の材料により形成される。この表示部は、特に限定されないが、L*a*b*表色系で、液体含浸前の表示部のL*が60〜75、好ましくは65〜72であり、a*が5〜10、好ましくは18〜22であり、b*が−5〜0、好ましくは−4〜−2である。

この表示部は、例えば、屈折率1.7以下の微粒粉体とバインダーの混合物を用いて形成することができる。微粒粉体としては、例えば、無定形シリカ(屈折率1.45)、カオリン(屈折率1.55〜1.6)、炭酸カルシウム(屈折率1.48〜1.66)等の白色無機顔料、プラスチックピグメント(屈折率1.59)等の有機顔料が挙げられる。これらの微粒粉体で形成される層に液体が浸透すると、微粒粉体の屈折率が1に近づき基材と表示部の屈折率が同等になるためその層は透明化する。

また、バインダーとしては、特に限定されないが、例えば、酢酸ビニル、EVA、NBR、SBR、アクリル、ラテックス等を用いることできる。

上記混合物における微粒粉体とバインダーの配合量は、塗工方法にあわせて適宜決定されるため特に限定されないが、例えば、微粒粉体100質量部に対し、バインダーが5〜60質量部程度とすれば良い。また、塗工方法も用途にあわせて適宜決定されるため特に限定されないが、例えば、噴霧、塗布の他、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等が挙げられる。これらの塗工方法により、基材上に部分的に液体保持性で光に対し低屈折率の材料を積層させて期間終期の表示部が形成される。期間終期の表示部の形状は特に限定されず、×等の図形や、おわり、終了、取り換え時期、交換、END等の文字でもよい。また、表示部の厚さも特に限定されないが、例えば、0.02mm〜0.5mm程度である。

本発明の期間インジケーターは、表面に表示部が形成された基材に、揮散性の液体を含浸させることによりその効果が発揮される。基材に揮散性の液体を含有させる方法としては、公知の方法、例えば、浸漬法、注入法、滴下含浸法などを用いることができる。

上記揮散性の液体は、上記基材や表示部に浸透性を有し、化学的に不活性なものであれば特に限定されることなく使用される。なお、ここで揮散性とは、常温常圧下(25℃、1atm程度)において、もしくはそれを若干上回る温度において順次気化する物質を指示し、具体的には25℃における蒸気圧が1×10-7Pa以上の物質をいう。

本発明の期間インジケーターに使用することのできる揮散性の液体として、常温揮散性液体あるいは加温揮散性液体を挙げることができ、以下の各成分を含むものが列挙される。

防虫成分・殺虫成分としては、プロフルトリン、エンペントリン、トランスフルスリン、アレスリン、フェノトリン、メトフルトリン、エミネンス、フタルスミン、d−T80−レストメトリン、ペルメトリン等のピレスロイド系化合物;エトフェンプロックス等のピレスロイド様化合物;デカメチルテトラシロキサン、モチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等のシリコーン化合物;2−フェノキシエタノール等を挙げることができる。

この防虫成分・殺虫成分には、防虫剤、殺虫剤とした際の効能を強化する共力剤として、N−(2−エチルヘキシル)−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、ピペロニルブトキサイド等を配合することもできる。

また、忌避成分としては、N,N−ジエチル−m−トルアミド、3−(N−ブチル−N−アセチル)−アミノプロピオン酸エチル、2−(2−ヒドロキシ−エチル)ピペリジン−1−カルボン酸sec−ブチルエステル、2−ヒドロキシエチル−n−オクチル サルファイド等を挙げることができる。

更に、芳香成分としては、麝香、霊猫香、竜延香等の動物性香料、アビエス油、アクジョン油、アルモンド油、アンゲリカルート油、ページル油、ベルガモット油、パーチ油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カプシカム油、キャラウェー油、カルダモン油、カシア油、セロリー油、シナモン油、シトロネラ油、コニャック油、コリアンダー油、クミン油、樟脳油、ジル油、エストゴラン油、ユーカリ油、フェンネル油、ガーリック油、ジンジャー油、グレープフルーツ油、ホップ油、レモン油、レモングラス油、ナツメグ油、マンダリン油、ハッカ油、パイン油、オレンジ油、セージ油、スターアニス油、テレピン油等の植物性香料を挙げることができる。この香料として、合成香料又は抽出香料等の人工香料を用いることもでき、例えば、ピネン、リモネン等の炭化素系香料、リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、メントール、ボルネオール、ベンジルアルコール、アニスアルコール、βフェネチルアルコール等のアルコール系香料、アネトール、オイゲノール等のフェノール系香料、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、クミンアルデヒド等のアルデヒド系香料、カルボン、メントン、樟脳、アセトフェノン、イオノン等のケトン系香料、γ—ブチルラクトン、クマリン、シネオール等のラクトン系香料、オクチルアセテート、ベンジルアセテート、シンナミルアセテート、プロピオン酸ブチル、安息香酸メチル等のエステル系香料等が挙げられる。さらに、上記香料の2種以上を混合した調合香料も使用することができる。

更にまた、抗菌・抗黴成分としては、ヒバ酸性油、アリルイソシアネート、フェネチルイソシアネート、チモール、カルバクロル、3−メチル−4−イソプロピルフェノール等を、消臭成分としては、植物抽出系消臭成分等を挙げることができる。

一方、薬剤効果を有さない揮散性液体の例としては、水、エタノール等のアルコール、トルエン、キシレン等の炭化水素、グリセリン、プロピレングリコール、トリエチレングリコール等のグリコール、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン、酢酸エチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、クエン酸トリエチル、フタル酸ジメチル、安息香酸ベンジル等のエステル、トリエチルアミン等のアミン等などが挙げられる。これらの液体は1種または2種以上を組み合わせてもよい。また、これらの液体には、表示部の機能に影響を与えない範囲で、流動パラフィン、ホホバオイル、シリコンオイル、ひまし油等の揮発性調整剤を含有させてもよい。

以上説明した揮散性の液体として、例えば、揮散性の防虫成分、殺虫成分、忌避成分、消臭成分、芳香成分、抗菌・抗黴成分等を用いれば、期間インジケーターは、これら成分自体の有効期間を表示するものとなる。一方、薬効のない揮散性の液体を用いる場合には、期間表示を必要とする薬剤の有効期間にあわせて、液体の種類や量を選定すれば、その薬剤の有効期間を表示するものとなる。なお、これら成分は1種または2種以上を組み合わせてもよい。

本発明の期間インジケーターで、終点が表示できる理由は次の通りである。すなわち、基材上の表示部は、揮散性の液体が含浸、浸透している時には、基材と表示部の屈折率が同等であるため透明化しているが、液体が揮散、消失すると微粒粉体が本来の屈折率に戻り、基材と表示部の屈折率が異なるため不透明化することにより表示部が視認可能となり、期間終期を示すことができるのである。

なお、本発明においては、揮散性の液体を含浸後の表示部(以下、「含浸表示部」と略称する)と基材の、後記する方法で算出した色差ΔEが4.0以下、好ましくは1.5以下となるようにすると、液体含浸後に表示部がより透けて見えなくなるため好ましい。

< 表示部と基材の色差ΔEの算出方法 >

斯くして得られる本発明の期間インジケーターは、有効期間が決まっている防虫剤、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤、抗菌・抗黴剤等の揮散性製剤に利用できる。本発明の期間インジケーターは、これらの中でも防虫剤や芳香剤に利用することが好ましい。

以下に、本発明の期間インジケーターの好ましい態様の一例を示せば次の通りである。すなわち、液体含浸前の基材の色彩がL*a*b*表色系で、L*が65〜72、a*が18〜22、b*が−3〜3であるパルプ紙であり、液体含浸前の表示部が、その色彩をL*a*b*表色系で、L*が65〜72、a*が18〜22、b*が−4〜2となるようにシリカとアクリル系バインダーを含有する混合物をシルクスクリーン印刷で積層したものであり、揮散性の液体がプロフルトリンのクエン酸トリエチル溶液および/またはエンペントリンであり、揮散性の液体を含浸後の表示部と基材の色差ΔEが2.5以下のものを好ましい態様として挙げることができる。

以上説明した本発明の期間インジケーターや、これを利用した防虫剤、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤、抗菌・抗黴剤等の揮散性製剤は、表示部を容易に視認できるように、例えば、図1に示したような揮散孔(3)とインジケーター表示窓(2)を有する樹脂製等の揮散性製剤容器(1)に収納することが好ましい。このようにすると、インジケーター表示窓から期間終期を容易に判断することができる。また、これら容器は、液体の記載を防ぐため使用前まで気体不透過性の樹脂等で製造された袋等に封入・包装しておくことが好ましい。

以下、実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。

実 施 例 1 期間インジケーターの製造: 3×6cmのパルプ紙(坪量150g/m2)について、着色料(ピンク色の市販染料)を用い、その使用量を調整することで、種々の色彩の濃度の基材を製造した。この基材上に、シリカ(屈折率:1.45)とアクリル系バインダーの混合物(シリカ100質量部に対しバインダーを50質量部配合)を用い、シルクスクリーン印刷(135メッシュ)で「おわり」の文字を印刷して表示部を形成し、これらをサンプルとした(本発明品1〜5および比較品1〜3)。次に、これらについて液体含浸前及び液体含浸後のL*a*b*値の測定並びに視認性の評価を行った。

(1)液体含浸前サンプルのL*a*b*値測定 液体含浸前のサンプルについて、基材自体および表示部のそれぞれの、L*a*b*値を測定するとともに、測定結果から表示部/基材の色差であるΔEを算出した。なお、この液体含浸前サンプルは、いずれも液体の揮散が完了した使用後の表示状態と同等に終点の表示がよく見えるものであった。

(2)液体含浸後サンプルのL*a*b*値測定 (1)の測定を行った各基材に対して、揮散性の液体として防虫剤であるプロフルトリン25mg、および溶剤としてクエン酸トリエチル20mgの混合液を含浸させた後アルミホイルに包んで4日間静置し、液体を基材全体に染み渡らせて期間インジケーターを製造した。液体を染み渡らせると表示部は透明化した。この基材および表示部のそれぞれについて、L*a*b*値を測定するとともに、測定結果から表示部/基材の色差であるΔEを算出した。

(3)液体含浸後サンプルの視認性評価 (2)の液体含浸後のサンプルを、図1に示すような表示部を見るための窓(右下)を有する樹脂製の容器内部の規定の位置に貼りつけ、サンプル間での度や光の当たり方に差異が生じないようにした。この状態で、30名のモニターに対し評価対象のサンプルを提示し、表1に記載の基準に基づき視認性を評価した。

(4)終点の確認 (3)の液体含浸後のサンプルを、液体の揮散が完了するまで室温に静置し、使用後の表示状態を確認した。なお、使用後のサンプルは本発明品および比較品を含めて何れも終点の表示がよく見えるものであった。

<評価基準>

上記(1)〜(3)の測定結果を表2に示した。

以上の結果より、本発明品1〜5は、液体含浸前の基材のL*が60〜75、a*が15〜25、b*が−5〜5であることにより、この範囲にない比較品1〜3と比べて、使用前から終点の表示が透けて見えず、かつ、使用後には終点の表示がよく見えることが明らかとなった。

実 施 例 2 期間インジケーターの製造: 実施例1と同様にして以下の表3に記載のL*a*b*を有する基材を製造した。この基材上に、シリカ(屈折率:1.45)とアクリル系バインダーの混合物(シリカ100質量部に対しバインダーを50質量部配合)を用い、シルクスクリーン印刷(135メッシュ)で「おわり」の文字を印刷して表示部を形成し、これらをサンプルとした(本発明品6〜8)。次に、これらについて以下の測定を行った。

(1)液体含浸前サンプルのL*a*b*値測定 基材自体および表示部のそれぞれについて、L*a*b*値を測定するとともに、測定結果から表示部/基材の色差であるΔEを算出した。なお、この液体含浸前サンプルは、いずれも液体の揮散が完了した使用後の表示状態と同等に終点の表示がよく見えるものであった。

(2)液体含浸後サンプルのL*a*b*値測定 (1)の測定を行った各基材に対して、揮散性の液体として防虫剤であるプロフルトリン25mg、および溶剤としてクエン酸トリエチル20mgの混合液を含浸させた後アルミホイルに包んで4日間静置し、液体を基材全体に染み渡らせて期間インジケーターを製造した。液体を染み渡らせると表示部は透明化した。この基材および表示部のそれぞれについて、L*a*b*値を測定するとともに、測定結果から表示部/基材の色差であるΔEを算出した。なお、この液体含浸後サンプルは、いずれも終点の表示は透けて見えないものであった。

(3)終点の確認 (2)の液体含浸後のサンプルを、液体の揮散が完了するまで室温に静置し、使用後の表示状態を確認した。使用後のサンプルは何れも終点の表示がよく見えるものであった。

上記(1)(2)の測定結果を表3に示した。

以上の結果より、本発明品6〜8は、液体含浸前の基材のL*が70〜75、a*が15〜25、b*が−5〜5であることにより、使用前から終点の表示が透けて見えず、かつ、使用後には終点の表示がよく見えるものであった。

本発明の期間インジケーターは、これに液体が含浸している時には視認できず、液体が揮散した後に終点の表示をはっきりと視認できるものである。

従って、含浸有効期間が決まっている防虫剤、殺虫剤、忌避剤、消臭剤、芳香剤、抗菌・抗黴剤等の揮散性製剤において、使用終点を表示するために有利に利用することができるものである。

1 … 揮散性製剤容器 2 … インジケーター表示窓 3 … 揮散孔 4 … フック 以 上

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