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Frame transfer device

阅读:382发布:2022-07-28

专利汇可以提供Frame transfer device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce overhead loaded to transfer and the quantity of transfer traffic when line quality in an ATM network is high, to provide high line using efficiency and to shorten transfer delay time by transferring an HDLC frame in a streaming mode on an ATM. SOLUTION: This device is composed of a streaming mode type packet assembly part 8 for making data from a data storage part 7 into packet, streaming mode type packet disassembly part 11 for disassembling a CPS packet extracted by an ATM reception part 10, and data extracting part 12 for recognizing the class of frame data outputted from the disassembly part 11, temporarily buffering the data and sending the data to an HDLC frame transmission part 13. Concerning such a device, since the HDLC frame is transferred in the streaming mode on the ATM, transfer delay can be reduced. Further, since the same data of the HDLC frame are not repeatedly transferred, transfer cells are reduced and the traffic quantity can be reduced.,下面是Frame transfer device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 変調されたモデム信号を受信し、復調した後にHDLCフレームを抽出し、ATMセルに組立てATM網に送信すると共に、ATM網から受信したAT
    Mセルを分解しHDLCフレームを復元した後、モデム信号に変調して加入者回線に送信するフレーム転送装置において、以下の構成要素を有するフレーム転送装置。 a. 上記変調されたモデム信号を復調するモデム信号復調部、 b. 上記復調されたデータからHDLCフレームを抽出し、フラグパターンならびにフラグパターンとそれ以外のデータとの識別用に挿入された“0”を除去し、データ部分を抽出するHDLCフレーム受信部、 c. 上記HDLCフレーム受信部からのデータを蓄積するデータ蓄積部、 d. 上記データ蓄積部からのデータがフレームの先頭である場合、Service Specific Convergence Sublayer
    (以下SSCS)ペイロードのデータ種別とSSCSヘッダ自身に対するパリティビットを格納したSSCSヘッダと先頭データを含む1または複数バイトごとにパケットを組み立て、フレームの先頭または最終以外の場合、1または複数バイトごとにAALタイプ2のCommon
    Part Sublayer(以下CPS)パケットに組立て、フレームの最終データの場合、SSCSヘッダおよびSSC
    Sペイロードに対するCRC演算結果とHDLCフレームの受信ステータスを格納したトレーラを、最終データと同一CPSパケット、または別のCPSパケットに組立てるストリーミングモード型パケット組立部、 e. 上記ATMセルに上記CPSパケットを、AALタイプ2(ITU−T勧告I.363.2)の勧告に従って格納し、上記ATM網にそのATMセルを送信するATM送信部、 f. 上記ATM網からATMセルを受信し、AALタイプ2の勧告に従ってCPSパケットを抽出するATM受信部、 g. 上記ATM受信部が抽出したCPSパケットが先頭CPSパケットの場合には、それに含まれるSSCSヘッダのデータ種別を識別後、後続のデータを抽出してデータゆらぎ吸収部へ送出し、中間CPSパケットの場合には、CPSペイロードのデータをそのままデータゆらぎ吸収部へ送出し、最終CPSパケットの場合には、データが含まれている場合には、そのデータをデータゆらぎ吸収部へ送出し、トレーラのCRC演算結果と、先頭CPSパケットからのCPSペイロード部分に対するC
    RC演算結果を比較し不一致のとき、またはトレーラのHDLCフレーム受信ステータスが異常終了のとき、データゆらぎ吸収部にアボートパターンを送出するストリーミングモード型パケット分解部、 h. ストリーミングモード型パケット分解部からのデータを一時的にバッファリングしゆらぎを吸収するデータゆらぎ吸収部、 i. 上記ゆらぎ吸収部がゆらぎ吸収したデータがアボートパターンならそのビットストリームのまま、それ以外のデータならフラグパターンとの識別用の“0”を挿入し、フラグパターンを追加してHDLCフレームに組立てるHDLCフレーム送信部、 j. HDLCフレームをモデム信号に変調して送信するモデム信号変調部。
  • 【請求項2】 上記HDLCフレーム受信部は、モデム信号復調部にて復調されたデータからHDLCフレームを抽出し、抽出したフレームをビットストリームとして8ビット単位に区切ってデータ蓄積部に転送し、 上記HDLCフレーム送信部はデータゆらぎ吸収部からのデータをビットストリームとして加工することなく、
    上記モデム信号変調部に送出することを特徴とする請求項1に記載のフレーム転送装置。
  • 【請求項3】 上記ストリーミングモード型パケット組立部は、SSCSヘッダにエクステンションビットを付加し、複数のSSCS−PDUにまたがるフレームを送信する場合に、後続SSCS−PDUの1つ前のSSC
    S−PDUのSSCSヘッダのエクステンションビットをセットし、 上記ストリーミングモード型パケット分解部は、SSC
    Sヘッダのエクステンションビットがセットされていれば、後続のSSCS−PDUを前のPDUと連結して一つのHDLCフレームデータとして構成しデータゆらぎ吸収部へ送出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレーム転送装置。
  • 【請求項4】 上記ストリーミングモード型パケット組立部は、PDUの最終データとトレーラの間にSSCS
    ペイロード長を付加し、 上記ストリーミングモード型パケット分解部は、該当フィールドのSSCSペイロード長をリードし、それまで受信したデータの合計長と比較し、不一致の場合、データゆらぎ吸収部にフレームアボートを指示することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のフレーム転送装置。
  • 【請求項5】 上記ストリーミングモード型パケット組立部は、トレーラ内にフレーム継続を表示するコードポイントを付加し、複数のSSCS−PDUにまたがるフレームを送信する場合には、後続SSCS−PDUの1
    つ前のSSCS−PDUのトレーラ内にフレーム継続を表示するコードポイントを設定し、 上記ストリーミングモード型パケット分解部は、トレーラ内にフレーム継続を表示するコードポイントを設定されている場合、後続のSSCS−PDUを現在受信中のSSCS−PDUとを連結して一つのHDLCフレームデータとして構成し、データゆらぎ吸収部へ送出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレーム転送装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】この発明は、ATM網を介して復調されたモデム信号、例えばFAXのエンド・エンド間の制御信号の転送方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図1は例えば、Working text for plann
    ed Recommendation I.TRUNK - AAL2 SSCS Trunking(Tor
    onto,8-19 September 1997)に示されているフレーム転送に係わるシステム構成図、また、図12は例えば、AT
    Mフォーラム寄書ATMF-0985(Proposal for Facsimile De
    modulation in I.TRUNK-packet Format)、あるいはWor
    king text for planned Recommendation I.TRUNK - AAL
    2 SSCS Trunking(Toronto,8-19 September 1997) に示された従来のフレーム転送装置の構成を示した図である。

    【0003】図1において、1aおよび1bはHDLC
    フレームを送受信する端末、2aおよび2bはATM網3と加入者回線の間でATMセルとHDLCフレームのプロトコル・フォーマット変換を行うフレーム転送装置、3はATM網、4aは端末1aを収容するPBX
    で、加入者回線を介して端末1aからのHDLCフレームをフレーム転送装置2aに転送する。 4bは端末1b
    を収容するPBXで、加入者回線を介して端末1bからのHDLCフレームをフレーム転送装置2bに転送する。

    【0004】図12は従来のフレーム転送装置である。
    図12において、5は加入者回線から入されるモデム信号の復調を行うモデム信号復調部、6はHDLCフレーム受信部で、モデム信号復調部5で復調されたデータからHDLCフレームを抽出する。 23は固定数データ蓄積部で、HDLCフレーム受信部6からのフレームデータを固定バイト数分蓄積する。 24はメッセージモード型パケット組立部で、固定数データ蓄積部23からの固定バイト数のフレームデータをパケットに組み立てる。 9はATM送信部で、メッセージモード型パケット組立部24からのパケットを、ATMセルに格納しAT
    M網3に送信する。

    【0005】10はATM網3から受信したATMセルからパケットを抽出するATM受信部、25は受信パケットを分解するメッセージモード型パケット分解部、2
    6はデータ比較部で、メッセージモード型パケット分解部25から送られる複数の同一フレームデータを比較する。 13はHDLCフレーム送信部で、データ比較部2
    6から送出されたフレームデータをHDLCフレームに組み立てる。 14はモデム信号変調部で、HDLCフレーム送信部13からのHDLCフレームをモデム信号に変調して加入者回線に送出する。

    【0006】図13は従来例のパケットの組立方法を示す。 図において、 HDLC Frameのバイト1から5のデータをウインドウ0から4のように1バイト分ずつずらしながら3回重複して、5つのCPSパケットのペイロードに乗せる例を示す。 なお、ウインドウ0のバイト1以外の2バイトおよびウインドウ1のバイト1、2を除く1バイトはHDLCデータが無い、ここでは存在しないデータは“FF”と表わす。 15はSSCSヘッダ、16はCPS(Common Part Sublayer)パケットである。 図14はCPSパケット16のヘッダ構成を示す図で、17-1はフレーム転送装置2間でのコネクションの識別に用いるCID(Connection Identification)フィールド、17-2はCPSパケット16のペイロード長を示すレングスフィールド、17-3はCPSパケットの種別、
    メッセージの先頭/最終識別を表示するUUIフィールド、17-4はCID17-1、レングスフィールド17-2、UU
    Iフィールド17-3の全体に対するエラー検出ビットを格納するHECフィールドである。

    【0007】図15はCPSパケット16のトレーラ2
    0の構成を示したもので、20-aはメッセージタイプを表示するメッセージタイプフィールド、20-bはCPSパケット16のヘッダ17を除く部分に対するCRCー10
    の演算結果を格納するCRC−10フィールドである。
    図16はATMセルへのCPSパケットの格納方法と、
    CPSパケットを格納するための制御フィールドの内容を示す図である。 図16において、27はATMセルヘッダ、28はATMセルペイロードであり、29はST
    F(Start Function)で、ITU-T勧告I.363.2(AAL2)に従いATMセルペイロード28にCPSパケット16を格納する際の制御情報を格納する。 30はオフセットフィールド、31はCPSパケット16ごとにインクリメントするSNフィールド、32はSTFのパリティビットで、オフセットフィールド30およびSNフィールド3
    1に対するパリティの演算結果を格納する。

    【0008】次にHDLCからの1バイトのデータをC
    PSで3回送信し、3つのCPSのうち正しく受かったデータを選んで受信する動作について説明する。 加入者回線からの変調されたモデム信号を、モデム信号復調部5が復調してデジタルデータに戻し、HDLCフレーム受信部6に転送する。 HDLCフレーム受信部6はそのデジタルデータからHDLCフレームを抽出し、オクテット単位に固定数データ蓄積部23に送る。 固定数データ蓄積部23では、HDLCフレーム受信部6からデータを1バイト受信した時点で、新たに受信した最新データを含めた3バイト(最新、最新の1つ前、および最新の2つ前のデータ)を、メッセージモード型パケット組立部24に送る(ただし先頭オクテットを受け取った場合など受信HDLCデータがない場合には“FF”をデータとする)。 メッセージモード型パケット組立部24
    の動作を図13を用いて示す。

    【0009】図13において、HDLCフレームの先頭オクテットを含む3バイトを固定数データ蓄積部23から受け取ったとき、先頭オクテットをSSCSヘッダ1
    5の直後に、後続の2バイト(“FF”、“FF”)を先頭オクテットの後に設定し、SSCSヘッダ15にシーケンス番号(SN)=0を設定し、さらにトレーラ2
    0のメッセージタイプフィールド20-aに、HDLCフレームを示すコードを設定し、CRC−10フィールド20-b
    に、CPSヘッダ17を除いた部分に対するCRC演算結果を格納し、CPSパケット16-1を組み立てる。

    【0010】以降も上記と同様のシーケンスで、HDL
    Cフレームの2オクテット目を受信したときには、SS
    CSヘッダ15のシーケンス番号(SN)=1を設定し、SSCSヘッダ15の直後に2オクテット目、その後に先頭オクテット、“FF”の順にデータを設定してCPSパケット16-2を組み立てる。 同様に、HDLCフレームの3オクテット目を受信した際には、シーケンス番号(SN)=2、オクテット3(最新)、オクテット2(最新の1つ前)、オクテット1(最新の2つ前)の順にデータを設定し、CPSパケット16-2を組み立てる。

    【0011】以降、SSCSヘッダ15のSNフィールドを順次インクリメントし、データ部分に、最新、最新の1つ前、最新の2つ前のデータを設定し、CPSパケット16-3、16-4、16-5を組み立てる。 このとき、CPS
    パケットヘッダ17のCIDフィールド17-1には通信相手とあらかじめ取り決めた値を、CPSペイロードレングス表示フィールド17-2には、CPSパケットヘッダ1
    7を除くデータ長を、UUIフィールド17-3には「パケットタイプ3」であることを表示するコードを、それぞれ設定し、各フィールド 17-1,17-2,17-3全体に対してCRC−5を計算して、HECフィールド17-4に値(剰余)を格納する。

    【0012】メッセージモード型パケット組立部24から、組立完了したCPSパケット16を受け取ったAT
    M送信部9の動作を図16を用いて説明する。 ATMセルヘッダ27のVPI/VCIフィールド(図示しない)に値を設定した後、ATMセルペイロード28の先頭に、オフセットフィールド30に0、SN31に前に送信したSTF29のSN31のビット反転した値、オフセットフィールド30とSN31に対するパリティの計算結果を設定したSTFのパリティビット32を含むSTF29を設定し、STF29の直後から、CPSパケット16を1または複数個格納する。

    【0013】その後、ATMセルをATM網3に送信する。 図16では、2個のCPSパケット16が格納され、ATMセルペイロード28の残余部分はダミーデータ(オール0)をフィルしている。 なお、オフセットフィールド30の値が1〜47の場合にはCPSパケット16が複数ATMセルにまたがることを示すが、ここでは発明の本質的な部分ではないので、CPSパケット1
    6の複数ATMセルへのまたがりの説明は省略する。

    【0014】一方、ATM網3からATMセルを受信したATM受信部10は、ATMセルからCPSパケット16を取り出し、CPSパケットヘッダ17に対するC
    RC−5の計算結果が0以外となったCPSパケット1
    6は廃棄し、0となったCPSパケット16のCIDフィールド17-1、UUIフィールド17-3の値が想定していた値と異なるとき、およびCPSペイロードレングス表示フィールド17-2の値と実際のCPSパケット16のC
    PSパケットヘッダ17を除いた長さが一致しないものは廃棄し、正常なCPSパケット16をメッセージモード型パケット分解部25に転送する。

    【0015】メッセージモード型パケット分解部25
    は、CPSパケット16のCPSヘッダ17を除いた部分に対するCRC−10演算結果が0の場合、メッセージタイプ20-aがHDLCフレームであることを確認し、
    SSCSヘッダ15とデータ3バイトを、データ比較部26に送出する。 データ比較部26は、SSCSヘッダ15にシーケンス番号からCPSパケット16の廃棄の有無を判定し、一定の条件を満たした段階で、1バイトのフレームデータをHDLCフレーム送信部13に送出する。 データ比較部26の動作を図17を用いて詳細に説明する。

    【0016】HDLCフレームの先頭バイトを含むSN
    =0のCPSパケット16-1、先頭バイト、第2オクテットを含むCPSパケット16-2、先頭バイト、第2オクテット、第3オクテットを含むCPSパケット16-3の3つのCPSパケット16の到着をSSCSヘッダ15のS
    N31の値を基準に待ち合わせ、先頭バイトを含む3つのCPSパケット16が到着した時点で、HDLCフレーム送信部13に送出する。

    【0017】一方、例えばCPSパケット16-3が到着しなかった場合には、CPSパケット16-1の到着から一定時間後に、CPSパケット16-1or 16-2に含まれる先頭バイトをHDLCフレーム送信部13に送出する。 また、CPSパケット16-4が到着しなかった場合には、先頭バイトをHDLCフレーム送信部13に送出した時点から一定時間後に、CPSパケット16-2or 16-3に含まれる第2オクテットをHDLCフレーム送信部13に送出する。

    【0018】HDLCフレーム送信部13は、受け取った1バイトのデータをHDLCフレーム化し、モデム信号復調部14に送出する。 モデム信号復調部14は、データを変調した後加入者回線に送信する。

    【発明が解決しようとする課題】

    【0019】従来のフレーム転送装置は、ATM網内の回線品質が低く、ATMセル廃棄率が高いことを前提としているため、セル廃棄対策として、同一のデータを3
    回送信しており、転送に係るオーバヘッドが大きく、さらに転送セル数が多くなるため、ATM網内の回線品質が高い場合には、まれにしか発生しないセル廃棄対策のためにATM回線の使用効率を落とすという問題点があった。

    【0020】また、同一のデータを格納している3個のパケットの到着を一定時間待ち合わせる必要があるため、待ち合わせ遅延が生じるという問題点があった。 特にFAX端末の制御信号用HDLCフレームのモデム変調速度は300bit/sと極めて低速であり、上記待ち合わせ遅延がFAX信号転送の遅延になり、品質(転送速度)の劣化につながることになる。

    【0021】この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、ATM網内の回線品質が高い場合に、転送にかかるオーバヘッド、および転送トラヒック量を少なくし、高い回線使用効率を提供し、パケットの組立・分解に要する時間を短縮し転送遅延時間を短縮するフレーム転送装置得ることを目的とする。

    【0022】

    【課題を解決するための手段】この第1の発明に係わるフレーム転送装置は、変調されたモデム信号を受信し、
    復調した後にHDLCフレームを抽出し、ATMセルに組立てATM網に送信すると共に、ATM網から受信したATMセルを分解しHDLCフレームを復元した後、
    モデム信号に変調して加入者回線に送信するフレーム転送装置において、 a. 上記変調されたモデム信号を復調するモデム信号復調部と、 b. 上記復調されたデータからHDLCフレームを抽出し、フラグパターンならびにフラグパターンとそれ以外のデータとの識別用に挿入された“0”を除去し、データ部分を抽出するHDLCフレーム受信部と、 c. 上記HDLCフレーム受信部からのデータを蓄積するデータ蓄積部と、 d. 上記データ蓄積部からのデータがフレームの先頭である場合、Service Specific Convergence Sublayer
    (以下SSCS)ペイロードのデータ種別とSSCSヘッダ自身に対するパリティビットを格納したSSCSヘッダと先頭データを含む1または複数バイトごとにパケットを組み立て、フレームの先頭または最終以外の場合、1または複数バイトごとにAALタイプ2のCommon
    Part Sublayer(以下CPS)パケットに組立て、フレームの最終データの場合、SSCSヘッダおよびSSC
    Sペイロードに対するCRC演算結果とHDLCフレームの受信ステータスを格納したトレーラを、最終データと同一CPSパケット、または別のCPSパケットに組立てるストリーミングモード型パケット組立部と、 e. 上記ATMセルに上記CPSパケットを、AALタイプ2(ITU−T勧告I.363.2)の勧告に従って格納し、上記ATM網にそのATMセルを送信するATM送信部と、 f. 上記ATM網からATMセルを受信し、AALタイプ2の勧告に従ってCPSパケットを抽出するATM受信部と、 g. 上記ATM受信部が抽出したCPSパケットが先頭CPSパケットの場合には、それに含まれるSSCSヘッダのデータ種別を識別後、後続のデータを抽出してデータゆらぎ吸収部へ送出し、中間CPSパケットの場合には、CPSペイロードのデータをそのままデータゆらぎ吸収部へ送出し、最終CPSパケットの場合には、データが含まれている場合には、そのデータをデータゆらぎ吸収部へ送出し、トレーラのCRC演算結果と、先頭CPSパケットからのCPSペイロード部分に対するC
    RC演算結果を比較し不一致のとき、またはトレーラのHDLCフレーム受信ステータスが異常終了のとき、データゆらぎ吸収部にアボートパターンを送出するストリーミングモード型パケット分解部と、 h. ストリーミングモード型パケット分解部からのデータを一時的にバッファリングしゆらぎを吸収するデータゆらぎ吸収部と、 i. 上記ゆらぎ吸収部がゆらぎ吸収したデータがアボートパターンならそのビットストリームのまま、それ以外のデータならフラグパターンとの識別用の“0”を挿入し、フラグパターンを追加してHDLCフレームに組立てるHDLCフレーム送信部と、 j. HDLCフレームをモデム信号に変調して送信するモデム信号変調部とを有するものである。

    【0023】第2の発明に係わるフレーム転送装置は、
    上記HDLCフレーム受信部が、モデム信号復調部にて復調されたデータからHDLCフレームを抽出し、抽出したフレームをビットストリームとして8ビット単位に区切ってデータ蓄積部に転送し、上記HDLCフレーム送信部がデータゆらぎ吸収部からのデータをビットストリームとして加工することなく、上記モデム信号変調部に送出するものである。

    【0024】第3の発明に係わるフレーム転送装置は、
    上記ストリーミングモード型パケット組立部が、SSC
    Sヘッダにエクステンションビットを付加し、複数のS
    SCS−PDUにまたがるフレームを送信する場合に、
    後続SSCS−PDUの1つ前のSSCS−PDUのS
    SCSヘッダのエクステンションビットをセットし、上記ストリーミングモード型パケット分解部が、SSCS
    ヘッダのエクステンションビットがセットされていれば、後続のSSCS−PDUを前のPDUと連結して一つのHDLCフレームデータとして構成しデータゆらぎ吸収部へ送出するものである。

    【0025】第4の発明に係わるフレーム転送装置は、
    上記ストリーミングモード型パケット組立部が、PDU
    の最終データとトレーラの間にSSCSペイロード長を付加し、上記ストリーミングモード型パケット分解部が、該当フィールドのSSCSペイロード長をリードし、それまで受信したデータの合計長と比較し、不一致の場合、データゆらぎ吸収部にフレームアボートを指示するものである。

    【0026】第5の発明に係わるフレーム転送装置は、
    上記ストリーミングモード型パケット組立部が、トレーラ内にフレーム継続を表示するコードポイントを付加し、複数のSSCS−PDUにまたがるフレームを送信する場合には、後続SSCS−PDUの1つ前のSSC
    S−PDUのトレーラ内にフレーム継続を表示するコードポイントを設定し、上記ストリーミングモード型パケット分解部が、トレーラ内にフレーム継続を表示するコードポイントを設定されている場合、後続のSSCS−
    PDUを現在受信中のSSCS−PDUとを連結して一つのHDLCフレームデータとして構成し、データゆらぎ吸収部へ送出するものである。

    【0027】

    【発明の実施の形態】実施の形態1. 図2はこの発明のフレーム転送装置のブロック構成図である。 図において、従来例の図12と同一番号のブロックは同一機能を有するものである。 7はHDLCフレーム受信部6からのフレームデータを1または任意の複数バイト蓄積するデータ蓄積部、8はデータ蓄積部7からの任意の長さのデータを、パケット化するストリーミングモード型パケット組立部、11はATM受信部10で抽出したCPS
    パケット16を分解するストリーミングモード型パケット分解部、12はストリーミングモード型パケット分解部11から出力されるフレームデータのデータ種別を認識するとともに、データを一時的にバッファリングし、
    一定間隔で1バイト単位のデータをHDLCフレーム送信部13に送出するデータ抽出部である。

    【0028】図3において、15はSSCSヘッダであるが従来例とは異なる。 15-a〜15-cがSSCSヘッダ1
    5に含まれており、15-aはSSCSヘッダ15に対するパリティの計算結果を設定するパリティビットフィールド、15-cはデータ種別(HDLCコアフレームか、フラグパターン、およびフラグとデータ識別用の挿入“0”
    ビットを含むビットトランスペアレント)を示すデータ種別フィールド、18はCPSパケット16のペイロードである。 また、図4において、19はSSCS−PD
    Uで、SSCSヘッダ15、トレーラ20、およびデータを含む。

    【0029】次に動作について説明する。 モデム信号復調部5、HDLCフレーム受信部6の動作は従来例と同一で、HDLCフレーム受信部6が、フラグパターンおよび挿入“0”ビットを除去したオクテット単位のデータをデータ蓄積部7に入力し、データ蓄積部7は、入力されたフレームデータが、フレームの先頭あるいは最終部分の場合には、あらかじめ設定しておいたバイト数A、およびそれ以外の部分の場合には、あらかじめ設定しておいたバイト数Bをストリーミングモード型パケット組立部8に送出する。

    【0030】ストリーミングモード型パケット組立部8
    の動作を図3を用いて説明する。 データ蓄積部7から、
    HDLCコアフレーム(フラグパターンおよび挿入“0”ビットを除去したオクテット単位のデータ)の先頭および第2オクテット(図ではオクテット1、およびオクテット2)を受け取ると、それにSSCSヘッダ1
    5を付加する。 その際、データ種別フィールド15-cに「HDLCコアフレーム」を示すコード値を、パリティビットフィールド15-aに、データ種別フィールド15-cのビット単位の加算値が偶数になるような値を、設定する。

    【0031】SSCSヘッダ15とオクテット1、オクテット2の3バイトをCPSパケット16-1のCPSペイロード18-1に格納する。 次にCPSパケットヘッダ17
    (図14を参照)のCIDフィールド17-1にあらかじめ決めておいた値を、CPSペイロードレングス表示フィールド17-2に3(バイト)を、UUIフィールド17-3に「ストリームモードパケットタイプ3」を示すコード値を、HECフィールド17-4に17-1、17-2、17-3の各フィールドに対してCRC−5を演算した結果(剰余)を設定する。 その後、CPSパケット16-1をATM送信部9
    に送出する。

    【0032】同様に、図3において、データ蓄積部7からHDLCコアフレームのオクテット3、オクテット4
    をCPSパケット16-2のCPSパケットペイロード18-2
    に格納し、上記と同じ手順でCPSパケットヘッダ17
    の各フィールド17-1〜17-4に値を設定し(ただし、CP
    Sペイロードレングス表示フィールド17-2には2(バイト)を設定)、CPSパケット16-2を組立て、ATM送信部9に送出する。

    【0033】また、HDLCコアフレームの最終オクテットNを受け取ったときには、それにトレーラ20を付加して、CPSパケット16-NのCPSパケットペイロード18-Nに格納する。 その際、トレーラ20のメッセージタイプフィールド20-aには、データ蓄積部7を介してH
    DLCフレーム受信部6から通知されるHDLCフレームCRCステータスが正常であれば「フレーム正常終了」を示すコードポイントを、異常であれば「フレーム異常終了」を示すコードポイントを設定する。

    【0034】さらにCRC−10フィールドには、CP
    Sパケットペイロード18-1〜18-Nまでとメッセージタイプフィールド20-aに対するCRC−10の演算結果(剰余)を格納し、さらにCPSパケットヘッダ17(図1
    4参照)の各フィールド17-1〜17-4に値を設定し(ただし、CPSペイロードレングス表示フィールド17-2には3(バイト)を設定)、CPSパケット16-Nを組立て、
    ATM送信部9に送出する。 ATM送信部9ではストリーミングモード型パケット組立部8からCPSパケット
    16を受け取ると、従来例と同じ手順・動作で、ATMセルにCPSパケット16を格納して、ATM網3に送信する。

    【0035】上記説明では、HDLCコアフレームの時系列的なCPSパケット16による転送シーケンスを示したが、CPSパケットペイロード18-1〜18-Nまでのデータを集めると、図4に示すようなSSCS−PDU1
    9となり、CPSパケット16では、このSSCS−P
    DU19を分割して送信していることになる。

    【0036】次にCPSパケット16の受信側動作について図5を用いて説明する。 ATM受信部10の動作は従来例と同じである。 ATM受信部10からCPSパケット16-1を受け取ったストリーミングモード型パケット分解部11は、CPSパケットヘッダ17に対して計算したCRC−5の結果が0でない場合にはCPSパケット16-1を廃棄し、0の場合、UUIフィールド17-3の値と受信したCPSパケットペイロード18-1の長さが一致している場合のみ、CPSパケットペイロード18-1から、SSCSヘッダ15とオクテット1、2を取り出す。

    【0037】SSCSヘッダ15のデータ種別フィールド15-c、およびパリティビットフィールド15-aのビット単位の加算値が偶数以外の場合には、CPSパケット16
    -1を廃棄し、該当CID値を持つCPSパケット16の廃棄フラグをセットする。 加算値が偶数の場合にはデータ種別フィールド15-cの値が正しいと判断する。

    【0038】送信側のストリーミングモード型パケット組立部8では、データ種別フィールド15-cに「HDLC
    フレームコア」コードを設定している。 ストリーミングモード型パケット分解部11は、オクテット1、オクテット2をCPSパケットペイロード18-1から取り出し、
    HDLCフレームコア受信通知とともに、データ抽出部12に送出する。 データ抽出部12では、オクテット1
    を受け取った段階で、HDLCフレーム送信部13にフラグパターンの送出開始を指示する。 その後ゆらぎ吸収遅延時間待ってから、オクテット1、オクテット2の順にHDLCフレーム送信部13に送出する。

    【0039】CPSパケット16-2のCPSパケットペイロード18-2に格納されているオクテット3、4も、CP
    Sパケットヘッダ17の各フィールドの整合性を確認し、さらに該当CID値を持つCPSパケット16の廃棄フラグがセットされていなければ、取り出し、データ抽出部12に送出する。 廃棄フラグがセットされていた場合には、CPSパケット16-2を廃棄する。 データ抽出部12では、オクテット3、オクテット4の送出タイミングに到達した時点で、HDLCフレーム送信部13に送出する。

    【0040】また、HDLCフレームコアの最終データおよびトレーラ20を含むCPSパケット16-Nを受信した場合、CPSパケットヘッダ17の各フィールドの整合性を確認し、さらに該当CID値を持つCPSパケット16の廃棄フラグがセットされていなければ、オクテットNおよびトレーラ20を取り出し、オクテットNをデータ抽出部12に送出する。 CPSパケットペイロード
    18-1〜18-Nに対するCRC−10の計算結果が0でない場合、および0の場合でも、メッセージタイプフィールド20-aのコードポイントが「フレーム異常終了」である場合、データ抽出部12にフレームアボート指示を通知する。 一方、メッセージタイプフィールド20-aのコードポイントが「フレーム正常終了」の場合には、データ抽出部12にフレーム終了を通知する。

    【0041】データ抽出部12はフレームアボート指示を受け取ると、HDLCフレーム送信部13への未送出のデータを廃棄し、HDLCフレーム送信部13にアボートパターンを送出し、フレーム終了を受け取った場合には、 HDLCフレームコアに対するCRC−16の演算結果(剰余)16ビットとフラグパターンを送出する。

    【0042】HDLCフレーム送信部13は、フラグパターンおよびアボートパターンを除いて、データ抽出部12から受け取ったデータに対して、データとフラグパターンの識別用の“0”ビットを挿入してモデム信号変調部14に送出し、モデム信号変調部14は、受け取ったデータストリームをモデム信号に変調して加入者回線に送信する。

    【0043】上記では、HDLCコアフレームを転送する場合を示したが、フラグパターンおよびデータとフラグの識別用の挿入“0”ビットを含むビットストリームを転送することも可能である。 その場合には、HDLC
    フレーム受信部6のモード設定をビットトランスペアレントモードに設定しておき、データ蓄積部7はHDLC
    フレーム受信部6からのビットストリームを8ビット単位に区切り、あらかじめ決めておいたバイト数分蓄積されると、ストリーミングモード型パケット組立部8に送出する。

    【0044】ストリーミングモード型パケット組立部8
    では、ビットストリームの先頭部分の場合にはSSCS
    ヘッダ15を付加し、CPSパケット16-1のCPSパケットペイロード18-1に格納する。 その際、データ種別フィールド15-cを「ビットトランスペアレントモード」を示すコードを設定し、ATM送信部9に送出する。 また、ビットストリームの中間部分(図3ではオクテット3、4)は、CPSパケット16-2のCPSパケットペイロード18-2に格納し、ATM送信部9に送出する。

    【0045】データ蓄積部7を介してHDLCフレーム受信部6からフレームエンドを受け取った場合、ビットストリームの最終部分(図3ではオクテットN)と判断し、トレーラ20のメッセージタイプフィールド20-aに「フレーム正常終了」を示すコードポイントを設定する。 一方、フレームアボートを受け取った場合には、
    「フレーム異常終了」を示すコードポイントを設定する。 その後、オクテットNとトレーラ20をCPSパケットペイロード18-Nに格納し、CPSパケット16-Nを組立てATM送信部9に送出する。 最終オクテットNはバイト境界にならない場合があるが、その場合にはダミーデータをフィルする。 送信側に関しては、上記以外はH
    DLCコアフレームを転送する場合と同じである。

    【0046】一方、受信側では、ストリーミングモード型パケット分解部11において、CPSパケット16-1のCPSパケットペイロード18-1から、SSCSヘッダ1
    5とオクテット1、2を取り出し、SSCSヘッダ15
    のデータ種別フィールド15-cのコードが「ビットトランスペアレントモード」であることを認識し、データ抽出部12に、ビットトランスペアレントモード通知とともに、オクテット1、2を送出する。 データ抽出部12では、オクテット1受信からゆらぎ吸収遅延時間待ち合わせた後、あらかじめ、ビットトランスペアレントモードに設定しておいたHDLCフレーム送信部13に、オクテット1、2を順次送信する。

    【0047】ビットストリームの中間部分(図3ではオクテット3、4)をCPSパケット16-2のCPSパケットペイロード18-2から取り出したときには、データ抽出部12にオクテット3、4を送出する。 データ抽出部1
    2はHDLCフレーム送信部13への送出タイミング到達時点で、オクテット3、4を順次送出する。

    【0048】ビットストリームの最終部分(図3ではオクテットN)とトレーラ20を、CPSパケット16-NのCPSパケットペイロード18-Nから取り出したときには、CPSパケットペイロード18-1〜18-NまでのCRC
    −10の演算結果が0のとき、およびメッセージタイプフィールド20-aが「フレーム正常終了」を示すコードポイントのとき、オクテットNをデータ抽出部12に送出後、直ちにフレーム終了をデータ抽出部12に通知する。

    【0049】一方、CRC−10の演算結果が0でないとき、またはメッセージタイプフィールド20-aが「フレーム異常終了」のコードポイント場合には、オクテットNをデータ抽出部12に送出後、フレームアボートをデータ抽出部12に通知する。

    【0050】データ抽出部12はフレーム終了通知を受け取った場合、HDLCフレーム送信部13への全てのデータ送信完了して、データ受信待機状態に入る。 フレームアボート通知を受け取った場合には、未送信のデータを廃棄し、HDLCフレーム送信部13へアボートパターン送出後、データ受信待機状態に入る。 上記以外の動作は、HDLCコアフレーム転送動作と同一である。

    【0051】なお、ビットトランスペアレントモードで最終オクテットにダミービットが付加されても、FAX
    の制御信号の場合は、情報フィールドの後のフラグパターンでHDLCフレームの区切りを認識できるので問題はない。 もし、ダミービットの転送を避けたい場合には、メッセージタイプフィールド20-aの一部にダミービット数を表示するフィールドを設けても良い。

    【0052】以上のように、本発明のフレーム転送装置はATM網上でストリーミングモードでHDLCフレームを転送するようにしているので、転送遅延を低減することができる。 また、HDLCフレームの同一データを繰り返し転送していないため、転送セル数が少なく済み、トラヒック量を低減することができる。

    【0053】さらに、ITU-Tにおいて、AAL2・SS
    CSのパケットタイプとして検討されているパケットタイプ3と、本発明で用いるヘッダとトレーラの構成が同一であり、プロトコルの類似性が高く、実装する際、H
    /WあるいはS/W共通化が図れ、装置コストが低減できる。 さらに、フラグパターン、挿入“0”、FCSを取り去ったHDLCコアフレームの転送も、フラグパターン、挿入“0”、FCSを含めたビットストリーム全体の転送の両方に対応可能である。 また、SSCSヘッダに1バイト、トレーラに2バイトの合計3バイトのオーバヘッドで済むため、データの転送効率を高めることができる。

    【0054】実施の形態2. 以上の実施の形態1では、
    HDLCフレームのデータが1つのSSCS−PDUに納まる場合を示したしたものであるが、次にHDLCフレームのデータが複数のSSCS−PDUにまたがって転送される実施の形態を示す。 図6は、このような場合のHDLCフレームのパケット化とその送信シーケンスを示す図である。 また、図7は複数SSCS−PDUとHDLCフレームデータとの関係を示す図であり、34
    はHDLCフレームデータである。

    【0055】HDLCフレームの先頭、および第2オクテット(オクテット1、およびオクテット2)をデータ蓄積部7から受け取ったストリーミングモード型パケット組立部8は、あらかじめ、これから長いHDLCフレームの転送が開始されることを、フレーム転送装置2の図示しない制御ブロックから通知されているため、SS
    CSヘッダ15を組み立てる際、エクステンションビット15-bに1(このSSCS−PDUに続くPDUにHD
    LCフレームがまたがることを表示)を設定し、SSC
    Sヘッダ15とオクテット1、2をCPSパケットペイロード18-1に格納し、CPSパケット16-1を組立てる。

    【0056】このとき、CPSパケットヘッダ17のU
    UIフィールド17-3には「メッセージの先頭/中間」を示すコードを設定し、ATM送信部9に送出する。 また、HDLCフレームの中間部分については実施の形態1と同じ手順で、例えばCPSパケット16-2のCPSパケットペイロード18-2にオクテット3、4を格納し、C
    PSパケットヘッダ17のUUIフィールド17-3には「メッセージの先頭/中間」を示すコードを設定し、A
    TM送信部9に送出する。

    【0057】一方、ストリーミングモード型パケット組立部8は、CPSペイロード18に格納して転送したデータのバイト数をカウントしておき、一定値Nに達した場合に、即ち図7ではオクテットNを受け取ったとき、
    第1のSSCS−PDUの最終バイトと判定し、オクテットNとトレーラ20-1をCPSパケットペイロード18-N
    に格納し、CPSパケット16-Nを組み立てる。 このとき、トレーラ20-1のメッセージタイプフィールド20-1-a
    には、「フレーム正常終了」もしくは「後続フレーム有り」のいずれかに相当するコードポイントを設定する。
    また、CPSパケットヘッダ17のUUIフィールド17
    -3にはメッセージの最終を示すコードを設定する。 その後、ATM送信部9に送出する。

    【0058】次にオクテットN+1、N+2を受けとったストリーミングモード型パケット組立部8は、SSC
    Sヘッダ15とオクテットN+1、N+2をCPSパケットペイロード18-(N+1)に格納し、CPSパケットヘッダ17の各フィールドを設定してCPSパケット16-(N+
    1)を組立てる。 このとき、SSCSヘッダ15のエクステンションビット15-bには0を設定する。 (ストリーミングモード型パケット組立部8は、あらかじめ2×Nバイト以内にHDLCフレーム長が納まることを通知されているものとする)

    【0059】その後、ストリーミングモード型パケット組立部8は、HDLCフレームの最終バイトN+Kを、
    HDLCフレーム受信部6からデータ蓄積部7を介して通知されるフレームエンド通知とともに受け取り、オクテットN+Kとトレーラ20-2をCPSパケットペイロード18-(N+K)に格納し、CPSパケット16-(N+K)を組み立てる。

    【0060】このとき、トレーラ20-2のメッセージタイプフィールド20-2-aには、HDLCフレーム受信部6からデータ蓄積部7を介して通知されるフレームの終了状態通知の内容によって「フレーム正常終了」もしくは「フレーム異常終了」のいずれかに相当するコードポイントを設定する。 また、CPSパケットヘッダ17のU
    UIフィールド17-3にはメッセージの最終を示すコードを設定する。

    【0061】一方、ストリーミングモード型パケット分解部11は、CPSパケット16-1を受信した際、CPS
    パケットペイロード18-1に格納されているSSCSヘッダ15のエクステンションビット15-bを調べ、1のとき、内部継続フラグをセットし、オクテット1、2をデータ抽出部12に送出する。

    【0062】CPSパケット16-Nを受信した際、CPS
    パケットペイロード18-Nに格納されているオクテットN
    をデータ抽出部12に送出し、トレーラ20-1のメッセージタイプフィールド20-1-aが「フレーム正常終了」を示すコードポイントの場合、内部継続フラグがセットされているとき、または、メッセージタイプフィールド20-1
    -aが「後続フレーム有り」のとき、次のCPSパケット
    16-(N+1)の受信待ちに入り、メッセージタイプフィールド20-1-aが「フレーム正常終了」を示すコードポイント、かつ内部継続フラグがセットされていない場合、
    データ抽出部12にフレーム終了を通知する。

    【0063】その後、CPSパケット16-(N+1)を受信した際、CPSパケットペイロード18-(N+1)に格納されているオクテットN+1,N+2をデータ抽出部12に送出する。 また、CPSパケット16-(N+K)を受信した際、オクテットN+Kをデータ抽出部12に送出する。 トレーラ
    20-2のメッセージタイプフィールド20-2-aのコードが「フレーム正常終了」を示すコードポイントのとき、
    データ抽出部12にフレーム終了を通知する。 「フレーム異常終了」を示すコードポイントのとき、データ抽出部12にフレームアボートを通知する。

    【0064】ストリーミングモード型パケット組立部8、およびストリーミングモード型パケット分解部11
    に関して上記に示した動作以外は、実施の形態1と同じである。 従って、上記実施の形態では、図7に示すようにHDLCフレームデータ34が2つのSSCS−PD
    U19-1,19-2にまたがって転送されている。 SSCS−
    PDUの長さに制限がある理由はCRC−10のエラー検出能力の制約、およびCPSパケットペイロード18
    の長さの制約によるものである。

    【0065】以上のように、本発明のフレーム転送装置は、CRC−10のエラー検出能力、あるいはCPSパケットペイロード18の長さの制約によりSSCS−P
    DU19の長さに制限があるケースにおいても、SSC
    S−PDU長を越えるHDLCフレームを転送することが可能になる。

    【0066】実施の形態3. 以上の実施の形態3では、
    SSCS−PDU19の長さをCPSパケットヘッダ1
    7のCPSペイロードレングスフィールド17ー2に示された値を加えて算出しているが、本実施の形態ではS
    SCS−PDU19の長さを受信側に通知するものである。 図8はこのような場合のHDLCフレームのパケット化とその送信シーケンスを示す図である。 図9は実施の形態3におけるSSCS−PDU19の構成を示す図である。

    【0067】ストリーミングモード型パケット組立部8
    は、HDLCフレームの最終バイト(オクテットN)をデータ蓄積部7から受け取ったとき、CPSパケットペイロード18-1〜18-Nの合計長を、レングスフィールド2
    1に設定し、オクテットNをCPSパケットペイロード
    18-Nに格納し、CPSパケット16-Nを組立てる。 このとき、CPSパケットヘッダ17のUUIフィールド17-3
    には「メッセージの先頭/中間」を示すコードを設定する。

    【0068】次に、レングスフィールド21とトレーラ20をCPSパケットペイロード18-(N+1)に格納し、C
    PSパケット16-(N+1)を組立てる。 このとき、CPSパケットヘッダ17のUUIフィールド17-3には「メッセージの最終」を示すコードを設定する。

    【0069】一方、ストリーミングモード型パケット分解部11は、CPSパケットヘッダ17のUUIフィールド17-3が「メッセージの最終」を示すコードを持つC
    PSパケット16-(N+1)を受信したとき、レングスフィールド21とトレーラ20をCPSパケットペイロード18
    -(N+1)から取り出し、CPSパケットペイロード18-1〜
    18-Nの合計長とレングスフィールド21の値とが一致するかどうかを調べ、不一致のとき、データ抽出部12にフレームアボートを通知する。 レングスフィールド21
    を含むSSCS−PDU19の構成は図9の通りとなる。

    【0070】以上のように、本実施の形態のフレーム転送装置では、SSCS−PDU19の長さを示すレングスフィールド21を設けたので、SSCS−PDU19
    の長さをCPSパケットヘッダ17のCPSペイロードレングスフィールド17-2に表示された値を加えて算出する必要がなく、またCRC−10によるエラー検出もれをリカバーできる確率を低減できる。

    【0071】実施の形態4. 以上の実施の形態3では、
    10ビットのCRC−10のエラー検出能力によるSS
    CS−PDU19の長さに制限があり、長いHDLCフレームを複数のSSCS−PDU19に分割する必要があったが、本実施の形態は、長さの制約を低減させたS
    SCS−PDUにより転送する例を示す。 図10はこのような場合のHDLCフレームのパケット化とその送信シーケンスを示す図である。

    【0072】図11は実施の形態4におけるSSCS−
    PDU19の構成を示す図であり、22はタイプ4トレーラ、22-aはフレーム転送装置間でHDLCフレームの転送状態を表示するタイプ4ユーザ・ユーザ情報フィールド、22-bはリザーブフィールド、22-cはタイプ4レングスフィールド、22-dは32ビットのCRC32フィールドである。

    【0073】ストリーミングモード型パケット組立部8
    とストリーミングモード型パケット分解部11の動作を図10を用いて説明する。 CPSパケット16の組立て・分解方法、およびCPSパケットペイロード18へのHDLCフレームの格納・取り出し方法は、実施の形態1あるいは2と同じである。 ただし、SSCSヘッダ1
    5の構成は、データ種別フィールド15-cとパリティビットフィールド15-aのみとなる。

    【0074】また、CPSパケットヘッダ17のUUI
    フィールド17-3の「メッセージ先頭・中間/最終」のコードが、「メッセージ先頭・中間」が27、「メッセージ最終」が26となる。 さらに、実施の形態1あるいは2のトレーラ20がタイプ4トレーラ22に置き換わる。 図11にタイプ4トレーラ22の構成を示している。 タイプ4ユーザ・ユーザ情報フィールド22-aに、H
    DLCフレームの終了状態、すなわち、「フレーム正常終了」、「フレーム異常終了」を示すコードポイントを設定する。

    【0075】また、タイプ4レングスフィールド22-cにCPSペイロード18の合計長を格納し、CRC−32
    フィールド22-dにCPSペイロード18とタイプ4トレーラ22のうちCRC−32フィールド22-dを除いたフィールドに対するCRCー32の演算結果(剰余)を格納する。

    【0076】以上のように、本実施の形態のフレーム転送装置では、長いCRC(例えば32ビット)を用いたので、長いHDLCフレームを1つのSSCS−PDU
    で転送可能となる。

    【0077】

    【発明の効果】以上のように、この第1の発明によればATM網上でストリーミングモードでHDLCフレームを転送するようにしているので、転送遅延を低減することができる。 また、HDLCフレームの同一データを繰り返し転送していないため、転送セル数が少なく済み、
    トラヒック量を低減することができる。 また、ITU-TにおいてAAL2・SSCSのパケットタイプとして検討されているパケットタイプ3と、本発明に用いるヘッダとトレーラの構成が同一であり、プロトコルの類似性が高く、実装する際、H/WあるいはS/W共通化が図れ、装置コストが低減できる。

    【0078】第2の発明によれば、フラグパターン、挿入“0”、FCSを含めたHDLCフレームのビットストリーム全体を転送するので、ATM網内を透過的にH
    DLCフレームを転送することができる。

    【0079】第3の発明によれば、SSCSヘッダに後続の有無を示すエクステンションビットを設けたので、
    複数のAALタイプ2・SSCS−PDUにまたがった長さを持つHDLCフレームを転送することができる。

    【0080】第4の発明によれば、SSCS−PDU1
    9の長さを示すレングスフィールド21を設けたので、
    SSCS−PDU19の長さをCPSパケットヘッダ17のCPSペイロードレングスフィールド17-2に表示された値を加えて算出する必要がなく、またCRC−1
    0によるエラー検出もれをリカバーできる確率を大きくできる。

    【0081】第5の発明によれば、あらかじめ送信するフレーム長が分からないケースにおいても、複数のAA
    Lタイプ2・SSCS−PDUにまたがった長さを持つHDLCフレームを転送することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 フレーム転送に係わるシステム構成を示す図である。

    【図2】 この発明のフレーム転送装置の構成を示すブロック図である。

    【図3】 実施の形態1におけるフレームのパケット化と送信シーケンスを示す図である。

    【図4】 実施の形態1におけるSSCS−PDUと、
    SSCSヘッダおよびトレーラの関係を示す図である。

    【図5】 実施の形態1におけるフレームの受信とパケット分解のシーケンスを示す図である。

    【図6】 実施の形態2におけるフレームのパケット化と送信シーケンスを示す図である。

    【図7】 実施の形態2における複数SSCS−PDU
    をまたがるフレームデータとの関係を示す図である。

    【図8】 実施の形態3におけるフレームのパケット化と送信シーケンスを示す図である。

    【図9】 実施の形態3におけるSSCS−PDUと、
    SSCSヘッダ、レングスフィールド、およびトレーラの関係を示す図である。

    【図10】 実施の形態4におけるフレームのパケット化と送信シーケンスを示す図である。

    【図11】 実施の形態4におけるSSCSヘッダ、およびトレーラの内容を示す図である。

    【図12】 従来例のフレーム転送装置の構成を示すブロック図である。

    【図13】 従来例におけるフレームのパケット化と送信シーケンスを示す図である。

    【図14】 CPSパケットのヘッダの内容を示す図である。

    【図15】 トレーラの内容を示す図である。

    【図16】 ATMセルへのCPSパケットの格納方法と、CPSパケットを格納するための制御フィールドの内容を示す図である。

    【図17】 従来例におけるCPSパケット受信とパケット分解のシーケンスを示す図である。

    【符号の説明】

    1 端末 2 フレーム転送装置 3 ATM網 4 PBX(構内交換機) 5 モデム信号復調部 6 HDLCフレーム受信部 7 データ蓄積部 8 ストリーミングモード型パケット組立部 9 ATM送信部 10 ATM受信部 11 ストリーミングモード型パケット分解部 12 データ抽出部 13 HDLCフレーム送信部 14 モデム信号変調部 15 SSCSヘッダ 15−a パリティビットフィールド 15−b エクステンションビット 15−c データ種別フィールド 16 CPS(Common Part Sublayer)パケット 17 CPSパケットヘッダ 17−1 CID(Connection Identification)フィールド 17−2 CPSペイロードレングス表示フィールド 17−3 UUI(User・User Information) フィールド 17−4 HEC(Header Error Correction) フィールド 18 CPSパケットペイロード 19 SSCSーPDU 20 トレーラ 20−a メッセージタイプフィールド 20−b CRC−10フィールド 21 レングスフィールド 22 タイプ4トレーラ 22−a タイプ4トレーラのユーザ・ユーザ情報フィールド 22−b リザーブフィールド 22−c タイプ4トレーラのレングスフィールド 22−d CRC−32フィールド 23 固定数データ蓄積部 24 メッセージモード型パケット組立部 25 メッセージモード型パケット分解部 26 データ比較部 27 ATMセルヘッダ 28 ATMセルペイロード 29 STF(Start Field) 30 オフセットフィールド(OSF) 31 SN(Sequence Number) 32 STFのパリティビット 33 ダミーデータ 34 HDLCフレームデータ

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