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Method and device for transferring data to auxiliary storage device in dynamic mapped data accumulation system

阅读:905发布:2023-01-16

专利汇可以提供Method and device for transferring data to auxiliary storage device in dynamic mapped data accumulation system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To reduce allocation and write time into an accumulation area by grouping data in a memory based on a prescribes factor and accumulating data having logical addresses in a non-order in the accumulation area. CONSTITUTION:An auxiliary storage device 18 section-composed the respective logical devices of host system 14 so that they have accumulation supplied by a single auxiliary storage section. Thus, the plural data records of cache memory 46, which are allocated to the auxiliary storage section, are grouped, and respective groups are put in an order so that data having the continuous logical addresses are adjacent. Suceedingly, the segment of data is allocated to the aufiliary storage device 18 and accumulated. Namely, the respective data records of a certain group are entrusted to a certain segment and are immediately written into an accumulation area 32 to which data is not allocated in the auxiliary storage device 18 without the delay of seek time which is interrupted when writing starts and without waiting time.,下面是Method and device for transferring data to auxiliary storage device in dynamic mapped data accumulation system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 動的マップド・データ蓄積システムにおいてデータをデステージングするための方法であって、 少なくとも第1の予め定められたファクタに基づいてメモリ手段中に存在するデータをグループ化するステップと、 上記グループ化されたデータは無順序のロジカルアドレスを持つものであって、該グループ化されたデータを蓄積手段における未割当の蓄積区域に蓄積するステップとを含む方法。
  • 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、蓄積するステップがデータ転送手段に関連するシーク時間および待ち時間の遅延のうちの少なくとも一方を考慮に入れることを含む方法。
  • 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、蓄積するステップが、書き込み中に1度以下の中断をもって、
    未割当の蓄積区域にグループ化されたデータを書き込むステップであって、上記中断は上記未割当の蓄積区域に書き込まれる上記グループ化されたデータのいかなる部分にも先行して発生するものであるステップを含む方法。
  • 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、メモリ手段中の各データがそれに関連するロジカルデバイスアドレスを持ち、かつ、第1の予め定められたファクタが該ロジカルデバイスアドレスとデータのグループ化に関係している方法。
  • 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、蓄積するステップが無順序のアドレスを持つグループ化されたデータを互いに実質的に連続して隣接するように書き込むステップを含む方法。
  • 【請求項6】 請求項4に記載の方法において、蓄積するステップが、グループ化されたデータに関係する書込コマンドを構成するステップと、上記書込コマンドを蓄積手段のパーティションへ送出するステップであって、
    該パーティションは上記グループ化されたデータに関連する少なくとも第1のロジカルデバイスに関係するものであるステップとを含む方法。
  • 【請求項7】 請求項1に記載の方法において、蓄積手段が第1のパーティションを含み、かつ、蓄積するステップが、上記第1のパーティションから未割当の蓄積区域を選択するステップであって、該第1のパーティションはグループ化されたデータに関連する少なくとも第1
    のロジカルデバイスに関係するものであるステップを含む方法。
  • 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、選択するステップが未割当の蓄積区域に関連する一つの電気機械的蓄積装置を識別するステップを含む方法。
  • 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、識別するステップが、第1のパーティションに関連する前記一つの電気機械的蓄積装置を選定するステップであって、
    該一つの電気機械的蓄積装置には最近時点にデータが向けられていたこととなるステップを含む方法。
  • 【請求項10】 請求項7に記載の方法において、選択するステップが、蓄積手段における未割当て部分のロケーションを供給するフリー蓄積ロケーション手段の次の部分を、少なくとも予め定められたサイズの未割当の蓄積区域のロケーションを求めて、反復的に走査するステップであって、該次の部分は読出/書込ヘッドが位置決めされている場所に最も近い上記蓄積手段の蓄積区域ロケーションを示しており、かつ、該次の部分は未だ未割当の蓄積区域を求めて走査されていないこととなるステップを含む方法。
  • 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、走査するステップが、蓄積手段の未割当の部分のロケーションに関係する値のシーケンスを検索するステップであって、該シーケンスは上記未割当の蓄積区域のサイズに関係する予め定められた長さを持っているステップを含む方法。
  • 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、前記シーケンスが蓄積手段における電気機械的蓄積装置のデータブロックに関係するビット値を持つビットマップであり、該ビット値の各々は関係するデータブロックが割当て済のものであるか、未割当のものであるかを指示している方法。
  • 【請求項13】 請求項1に記載の方法において、蓄積するステップが、グループ化されたデータを論理アドレスに従って順序付けるステップであって、数において相対的により近い論理アドレスを持っているグループ化されたデータが該順序付けにおいて隣接していることとなるステップを含む方法。
  • 【請求項14】 請求項1に記載の方法において、蓄積するステップが、グループ化されたデータをデータセグメントの第1の集合体に分解するステップであって、該第1の集合体における各データセグメントが未割当の蓄積区域に蓄積されるようになっているステップを含む方法。
  • 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、分解するステップが、数において相対的により近く論理的にアドレスされたグループ化されているデータを第1の集合体の同じデータセグメント中に保持することに優先を与えるステップを含む方法。
  • 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、優先を与えるステップが、 第1のデータセグメントのサイズを第2のデータセグメントの予め定められた割合より小さくなるように制限すること、 データセグメントのサイズを未割当の蓄積区域のサイズより小さくなるように制限すること、および、 第1のデータセグメントのサイズを、第1のデータセグメントおよび第2のデータセグメントのサイズの差が或る予め定められた値より小さいように、制限することのうちの一つあるいは二つ以上を含む方法。
  • 【請求項17】 請求項14に記載の方法において、分解するステップが、グループ化されたデータからデータセグメントを構成するステップであって、該データセグメントの各々に対して、 一つのデータセグメントは、未割当の蓄積区域が少なくともその一つのデータセグメントと同じ大きさのサイズを持って配置されるときには、データセグメントの第1
    の集合体の一部となること、および、該一つのデータセグメントは、未割当の蓄積区域が少なくともその一つのデータセグメントと同じ大きさのサイズを持って配置されないときには、少なくとも二つのより小さいデータセグメントに分割されることのうちの一方が実行されることとなるステップを含む方法。
  • 【請求項18】 請求項14に記載の方法において、分解するステップが、グループ化されたデータからデータセグメントを構成するステップであって、該データセグメントの各々は、もし第1のデータ記録および第2のデータ記録が一つのデータセグメント中に存在し、かつ、
    上記グループ化されたデータの第3のデータ記録が該第1および第2のデータ記録の論理アドレス間の論理アドレスを持つならば、該第3のデータ記録もまた該一つのデータセグメント中に存在するように、論理アドレスによって順序付けられたデータを持っていることとなるステップを含む方法。
  • 【請求項19】 請求項1に記載の方法において、蓄積するステップが、データマッピング手段を更新するステップであって、該データマッピング手段は、グループ化されたデータの論理アドレスを未割当の蓄積区域の蓄積ロケーションを参照するフィジカルアドレスに関係付ける少なくとも一つのエントリを用いて、データの論理アドレスをそのデータが蓄積される蓄積手段におけるフィジカルアドレスに関係付けるものであるステップを含む方法。
  • 【請求項20】 動的マップド・データ蓄積システムにおいてデータをデステージングするための装置であって、 ホストシステムによりアクセス可能なデータを蓄積するメモリ手段と、 データ蓄積を供給するための蓄積手段であって、該蓄積手段中に存在するデータは、まず上記メモリ手段に転送された後に、ホストシステムによってアクセス可能となる手段と、 上記メモリ手段から上記蓄積手段の未割当の蓄積区域への、無順序の論理アドレスを持っているデータの蓄積を制御するための手段とを備えた装置。
  • 【請求項21】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段が、無順序のアドレスを持っているデータを書き込むに際し、シーク時間および待ち時間の遅延の少なくとも一方を考慮に入れるためのプログラムされた手段を有している装置。
  • 【請求項22】 請求項21に記載の装置において、無順序の論理アドレスを持っているデータが互いに実質的に連続しつつ隣接して書き込まれることとなる装置。
  • 【請求項23】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段が、シーク時間および待ち時間の遅延の少なくとも一方に基づいて生じる単に一度の中断を用いつつ、未割当の蓄積区域にデータを蓄積し、その中断は上記未割当の蓄積区域に蓄積されるデータのいかなる部分にも先行して生じることとなる装置。
  • 【請求項24】 請求項20に記載の装置において、ホストシステムがデータの蓄積に関係するロジカルデバイスの数の論理アドレスを用い、かつ、該ロジカルデバイスが蓄積手段の単一のパーティションに関連している装置。
  • 【請求項25】 請求項24に記載の装置において、制御するための手段が、 蓄積手段の第1のパーティションが少なくとも一つのロジカルデバイスに関係することを決定するための構成手段と、 上記構成手段を用いて、メモリ手段中に存在するデータをグループ化するための処理手段とを有している装置。
  • 【請求項26】 請求項24に記載の装置において、蓄積手段および制御するための手段が複数のデータ蓄積ユニットを有しており、そこでは、該データ蓄積ユニットの各々は、他のデータ蓄積ユニットのいずれとも独立して、データを蓄積し、かつ、回収するものである装置。
  • 【請求項27】 請求項26に記載の装置において、データ蓄積ユニットの各々が、データを独立して蓄積かつ回収するために、制御するための手段に対する分離されたデータチャネルを持っている装置。
  • 【請求項28】 請求項26に記載の装置において、データ蓄積ユニットの各々が、 蓄積手段内に未割当の蓄積区域のロケーションを供給するためのフリー蓄積ロケーション手段と、 データの論理アドレスをデータが上記蓄積手段上に存在する場合のフィジカルアドレスに関係付けるためのデータマッピング手段と、 上記フリー蓄積ロケーション手段および上記データマッピング手段を用いて、上記蓄積手段にデータを蓄積し、
    かつ、そこからデータを回収するための管理手段とを有している装置。
  • 【請求項29】 請求項28に記載の装置において、管理手段が、 論理アドレスに従ってデータを順序付けるための手段であって、そこでは、同じロジカルデバイス上で数において相対的に近い論理アドレスを持っているデータが順序付けにおいては隣接することとなる手段と、および、 データをデータセグメントの集合体に分解するための手段であって、該データセグメントの各々は、集合体内の各データセグメントがデータ蓄積ユニットの一つに関連する未割当の蓄積区域に割当てられるように、上記順序付けるための手段によって順序付けられたデータを持っている手段とを有している装置。
  • 【請求項30】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段がデステージされるべきメモリ手段のデータ記録を識別するための処理手段を有している装置。
  • 【請求項31】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段がデステージされるべきデータ記録に関連する書込コマンドを供給するための処理手段を有している装置。
  • 【請求項32】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段が、蓄積手段中へのデータの蓄積を指示するリターンステータスが受け取られた時に、メモリ手段からデータを取り除くための処理手段を有している装置。
  • 【請求項33】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段が未割当の蓄積区域のロケーションを供給するためのフリー蓄積ロケーション手段を有している装置。
  • 【請求項34】 請求項33に記載の装置において、フリー蓄積ロケーション手段が未割当の蓄積区域のフィジカルアドレスを供給するためのビットマップ手段を有している装置。
  • 【請求項35】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段がデータの論理アドレスをデータが蓄積手段上に存在する場合のフィジカルアドレスに関係付けるためのデータマッピング手段を有している装置。
  • 【請求項36】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段が第1のシステム手段および第2のシステム手段を有しており、そこでは、該第1のシステム手段はデータをグループ化し、かつ、第2のシステム手段は該第1のシステム手段がデータをグループ化すると同時にデータを蓄積することとなる装置。
  • 【請求項37】 請求項20に記載の装置において、制御するための手段が、 ホストシステムとメモリ手段との間にデータを転送するためのホストアダプタ手段と、 上記メモリ手段と蓄積手段との間にデータを転送するための蓄積ユニットアダプタ手段とを有している装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、動的マップド・データ蓄積システム(dynamically mapped
    data storage system)におけるデータ・デステージング動作に関し、特に、キャッシュメモリから補助記憶装置(backing stor
    e)に効率的にデータを書き込むための方法であって、
    そこでは、無順序の(nonsequential)論理アドレスを有するデータが、シーク時間および待ち時間による遅延を実質的に回避しつつ、補助記憶装置に書き込まれるものに関する。

    【0002】

    【従来の技術】周辺のデータ蓄積システムのアーキテクチャは、ますます多様化し、かつ、複雑化してきている。 しかし、ホストコンピュータシステムの広範囲な多様性の下でのデータ交換を可能とするために、多くのデータ蓄積システムはホストコンピュータシステムに提示されているアーキテクチャ様式とは実質的に異なるデータを蓄積している。 これらのデータ蓄積システムは、ホストシステムの広範囲な多様性とホストシステムの管理要員が既に理解し、かつ、操作することのできるより簡単なデータ蓄積システム・アーキテクチャを模倣することとなる。 これを実現するために、一般に「マップド・
    データ蓄積システム(mapped data sto
    rage system)」として参照されているデータ蓄積システムが、そのデータ蓄積システムの補助記憶装置上の物理的位置とホストシステムにより識別される論理アドレス位置との間でのデータブロックの対応付け(mapping)のための少なくとも一つのマップあるいはテーブルを提供あるいは蓄積するようにされる。
    特に、ディスク蓄積装置を有する補助記憶に対しては、
    当業者によく知られているように、そのような対応付けが、ホストコンピュータシステムにより用いられる論理アドレス方式(典型的には、ロジカルデバイスの識別とそのロジカルデバイス内の位置に対する論理データアドレスとを含んでいる)および補助記憶装置により用いられるフィジカルアドレス方式(典型的には、シリンダトラックとセクタとの位置を含んでいる)の間の翻訳を行う。 こうして、ホストがマップド・データ蓄積システム上のデータにアクセスするためには、ホストシステムがマップド・データ蓄積システムにデータの論理アドレスを供給し、次いで、マップド・データ蓄積システムがマッピングテーブルを用いてその論理アドレスに対応する物理的な蓄積位置をルックアップし、続いて、そのデータを配置(locate)してそれをホストに伝送する。

    【0003】更に改善されたものとして、「動的マップド・データ蓄積システム」として知られるところのデータ蓄積システムにおいては、論理アドレスおよびフィジカルアドレス間の対応付けが固定されていることが要求されない。 すなわち、動的マップド・データ蓄積システムは、補助記憶装置上のデータをいかなるホストシステムのアクテイビティに対しても制限なく再配置する(r
    elocate)ことができる。 この特徴によれば、データ蓄積システムは、未割当の蓄積断片(unallo
    cated storage fragment)が合体化されるように蓄積されているデータを再配置することによって、補助記憶装置の断片化が軽減されるので、
    例えば、データ圧縮技術から得られる可変長データを効率的に蓄積することができることとなる。 そこで、データ項目が蓄積されているフィジカルアドレスが変化するに伴って、論理アドレスおよびフィジカルアドレスに関連する蓄積された対応付けが修正される。

    【0004】ホストシステムにより知覚されるデータ蓄積アーキテクチャからの更に他の改善としては、しばしば参照されるデータが電子的な速度でホストシステムに出入されるように、データ・キャッシング機構を設けることが、また、マップド・データ蓄積システムにとって通常実施されることである。 そのようなキャッシュメモリは、通常、補助記憶装置とホストシステムとの間のデータ蓄積システム用インターフェイスとなる。 それ故データ蓄積システムに対して入・出を行う全てのホストシステムは、少なくとも一時的に、キャッシュメモリに属し、そして、そのキャッシュメモリあるいは関係するコントローラは、データのステージング(すなわち、補助記憶装置からキャッシュメモリへデータを読み出す)
    およびデータのデステージング(すなわち、キャッシュメモリから補助記憶装置へデータを書き込む)の両方に対応することとなる。 更に、キャッシュメモリのサイズが増大するにつれて、キャッシュメモリ内での要求されるデータが増加することとなり、そこで、ホストコンピュータシステムとデータ蓄積システムとの間でより速いデータの伝送が起きてくることが知られている。 また、
    キャッシュメモリのサイズが増大すると、データ・デステージに対するデータ・ステージの割合が、実質的に減少することとなる。 これは、次のような事実に基いている。 すなわち、(i)一般に、ホストコンピュータシステムとデータ蓄積システムとの間のデータ伝送処理作業の実質的な大部分は、ほんの小さい割合のデータに向けられている。 それ故、十分に大きいキャッシュメモリを有することにより、最もアクテイブなデータの実質的部分が再ステージングなしにキャッシュメモリ中に留まることが可能となる。 そして、(ii) キャッシュメモリのサイズにかかわらず、データの維持と完全性を保証するためには、キャッシュメモリ中に存在する修正されたデータに対してデステージング動作が周期的に要求されることとなる。 そこで、マップド・データ蓄積システムの多くは大きなキャッシュメモリを持っていることから、
    データのデステージングが、ホストシステムとの間に全体的に設定されるデータ転送速度を増大するための大きな障害になることとなる。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】したがって、動的マップド・データ蓄積システムの全体的な効率を実質的に低下させることなく、デステージング処理を実質的にスピードアップすることが有益である。 本発明は、データがデステージングされるべき補助記憶装置における未割当の(unallocated)蓄積区域への割当ておよび書き込みに要する時間を実質的に減少させることによって、この有益性を実現することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明は、動的マップド・データ蓄積システム内でデータを効率的にデステージングするための方法および装置に関している。 特に、本発明は、動的マップド・データ蓄積システムのキャッシュメモリからその動的マップド・データ蓄積システムの補助記憶装置へデータを効率的に転送、すなわちデステージングすることに関しており、ここで、その補助記憶装置は、シーク時間および待ち時間による遅延を持つ一つあるいは二つ以上の電気機械的蓄積装置の集合体を有しているものである。 すなわち、、それらの電気機械的蓄積装置は、データ転送ヘッドが物理的な蓄積媒体の特定の部分すなわちトラックに整合される時に、そのヘッドが移動することにより引起されるデータ転送遅れ(シーク時間)を持っており、また、回転する物理的な蓄積媒体上における所望のデータの位置がデータ転送ヘッドに近接するようになるまで待つことによって引起されるデータ変換遅れ(待ち時間)を持っている。 したがって、例えば、そのような電気機械的蓄積装置は、磁気ディスクまたはドラム、あるいは、光ディスクであるということができる。

    【0007】用語(連続アドレス(sequentia
    l addressrs)」を、アドレスのシリーズであって、そのシリーズ中の各アドレスに対するシリーズ中の次のアドレスが次の可能となるアドレスである(すなわち、シリーズ中にアドレス・ギャップあるいはホールがない)ようになっているものを意味すると定義し、
    また、用語「不連続アドレス(nonsequenti
    al addresses)」を、シリーズ中にそのようなギャップがある(例えば、アドレス・シリーズ12
    8−512,640−768、1024−4096においては、ギャップ513−639および769−102
    3があることとなる)ことを意味すると定義することにより、新規なデステージングの発明が、ホストシステムの不連続論理アドレスを持ったキャッシュメモリのデータを動的マップド・データ蓄積システムの補助記憶装置における未割当のデータ蓄積区域上へ書き込むための方法および装置として、記載されることとなる。 好ましくは、そのようなデータは、その区域における物理的媒体への書き込みが開始すると、シーク時間および待ち時間の遅延を実質的に回避しながら書き込まれることとなる。 更に、そのデータ蓄積区域は、そのような使用可能な未割当のデータ蓄積区域が複数個ある限り、データ転送(すなわち、読み出し/書き込み)ヘッドの動きを、
    もしあっても、最少とするように、決定される。

    【0008】デステージング処理は、補助記憶装置内での蓄積の区分編成(partitioning)に従ってデステージングされているキャッシュメモリのデータあるいはデータ記録(data record)をグループ化するグループ化ステップを含んでいる。 特に、補助記憶装置は、ホストシステムのロジカルデバイスの各々が単一の補助記憶区分(パーティション)により供給される蓄積を持つように区分編成される。 こうして、それらのロジカルデバイスが補助記憶装置の単一のパーティションに割当てられている複数のデータ記憶は、ともにグループ化される。 各グループについて、順序付けステップが連続する論理アドレスを持つデータを隣接させるように、データを順序付けする。 続いて、デステージング処理は、また、データ蓄積割当ステップを含んでおり、そこでは、あるグループの新しく順序付けられたデータのセグメントが補助記憶装置の割当てられた蓄積となる。 「データセグメント」と表わされるこれらのセグメントは、真に、新しい順序付けにおけるセグメントである、すなわち、もし第一のデータ記録が他の二つのデータ記録の論理アドレス間の論理アドレスを持ち、かつ、これら後者の二つのデータ記録があるデータセグメント中にあるならば、その第一のデータ記録もまたそのデータセグメント中に存在することとなるということに留意することが重要である。 こうして、蓄積割当てステップは、最初に、あるグループの各データ記録をあるデータセグメントに委託し、その後、各データセグメントは、書き込みが始まると中断するシーク時間および待ち時間の遅延なしに、補助記憶装置の未割当の蓄積区域に直ちに書き込まれるか、あるいは、データセグメントは、書き込みが始まると中断するシーク時間および待ち時間の遅延なしに、補助記憶装置の未割当の蓄積区域に直ちに書き込みができるようなデータセグメントが得られるまで、より小さいデータセグメントに分解される。
    更に、データセグメントが分解される場合、その分解は、妥当な限り、連続する論理アドレスを持つデータは分離したデータセグメントに分解されないように、実行される。

    【0009】本発明の好適な実施例においては、各ホストシステムのロジカルデバイスが、補助記憶装置に含まれる電気機械的蓄積装置の単一の物理的なグループあるいはパーティションに割当てられる。 デステージされたキャッシュメモリデータのエントリ(entry)を表わすデータ記録はグループ化されて、各グループは補助記憶装置のそのようなパーティションの一つに対するそれらのデータ記録のみを含むこととなる。 グループ化されると、各グループについて書込コマンドがそのグループを補助記憶装置へ転送し、そこで、そのデータ記録は順序付けられる。 順序付けステップは、一次的にはロジカルデバイスに従い、そして、二次的には各ロジカルデバイスの論理アドレスによって、そのグループのデータ記録を順序付ける。 続いて、データ蓄積割当てステップが各データセグメントについての「データ記述子(da
    ta descriptor)」を構成する。 すなわち、そのようなデータ記述子の各々は、データ記録の新しい順序付けに従って関係するデータセグメントを記述する。 例えば、データ記述子は、データセグメントの最初の論理アドレスを識別するビットの数およびそのセグメントにおけるデータエントリの数を含んでいる。 その後、各データ記述子は、そのデータセグメントがグループに対するパーティション上で利用可能な未割当の蓄積区域に直ちに書き込まれるか否かを決定するために用いられる。 二つ以上のそのような未割当の蓄積区域があれば、一つが最小の読出/書込ヘッドの移動となるように、選択される。 しかしながら、そのような補助記憶装置の未割当の蓄積区域がそのデータセグメントに対して直ちに利用可能でなければ、データ記述子は少なくとも二つの新しいデータ記述子に置き換えられる。 新しいデータ記述子の各々は、新しいデータセグメントが、一緒にすると、データ記述子が置き換えられたデータセグメントの分解を構成するように、新しいデータセグメントを記述する。 新しいデータ記述子の各々について、上述した処理手順が繰返えされる。 すなわち、新しいデータ記述子により記述される各新しいデータセグメントが、
    そのグループに関係する補助記憶装置のパーティションから未割当の区域へ書き込まれるか、あるいは、新しいデータ記述子が更に小さいデータセグメントを記述するデータ記述子に置き換えられる。 更に、連続する論理アドレスを持つデータ記録が別異のデータセグメントに分離されないようにすることを容易にするための技術が用いられる。 かくして、新しいデータセグメントは、例えば、そのデータセグメントのサイズがそれが導出されたデータセグメントの予め定められた割合以下、あるいは、最大の利用可能な未割当の蓄積区域のサイズ以下となったときに、連続した論理アドレスを持った付加的なデータ記録を持つことができることとなる。

    【0010】上述のデステージング処理手順に関連していえば、動的マップド・データ蓄積システムは、複数の未割当の蓄積断片がより大きい未割当の区域を作るように用いられるように、補助記憶データを再配置することができるので、データ蓄積割当てステップにおいて参照した最初のデータセグメントの大部分に対して、分解は必要とされないこととなる。 すなわち、十分に大きい未割当の蓄積区域は直ちに見い出されることとなる。 こうして、殆んどの場合、高々、一回のシーク時間および待ち時間の遅延が、最初のデータセグメントに含まれるデータを蓄積するために、要求されることとなる。

    【0011】更に、本発明の実施例に対するいくつかの改善が、実現されている。 第一に、補助記憶装置の各パーティションはロジカルデバイスを小規模に集めること(subcollection)によって更に区分することができる。 例えば、パーティションは小規模に区分された(subpartition)蓄積部分を持っており、そのパーティションに関係するロジカルデバイスの各々がオペレータによって容易に割当あるいは操作される別個の蓄積割当区域を持つようにされる。 第二に、
    補助記憶装置が複数の電気機械的な蓄積装置を有するならば、そのデータセグメントは、より大きいデータ転送の同時発生が得られるように、複数の蓄積装置にわたって分配されることとなる。 第三に、グループ化ステップは、デステージング処理を分配し、それによって、より大きい同時発生とデータ・スループットとを得るために、順序付けおよびデータ蓄積割当てステップから分離されるようにすることができる。 すなわち、データ記録のグループ化ステップの実行が、動的マップド・データ蓄積用キャッシング制御装置に含まれているプロセッサに割当てられ、一方、順序付けステップおよびデータ蓄積割当てステップは、補助記憶装置に含まれている(複数の)プロセッサにより実行されるようにすることができる。 第四に、ホストシステムのステージングおよびデステージング・コマンド(例えば、バックグラウンド処理としてのデータのステージング)を実行するための処理を開始する能力を持った動的マップド・データ蓄積システムを設けることにより、そのような処理に要求される時間が、動的マップド・データ蓄積システムにそのようなコマンドを送出することができるホストシステムに対して、実質的に相殺されるようにすることができる。

    【0012】

    【作用】したがって、本発明およびその実施例は、ホストシステムと動的マップド・データ蓄積システムとの間のデータ転送レートを増大させるための費用対取得効果の改善手段を提供する。 データに関連する論理アドレスが連続であるか否かにかかわらず、データを単一のデータ蓄積区域へデステージングすることによって、シーク時間および待ち時間の遅延が殆んど無くなる。 このことは、キャッシュデータをデステージングするために必要とされる時間を著しく減少させる一方、データをステージングするために必要とされる合計時間に実質的に影響を与えない。 更に、本発明は、動的マップド・データ蓄積システムに既に必要とされているもの以外に、殆んどあるいは全く付加的なハードウエアを要求するものではない。

    【0013】本発明のその他の特徴および利点は、以下に含まれている詳細な説明および付随する図面から明らかとなろう。

    【0014】

    【実施例】図1は、本発明による動的マップド・データ蓄積システム10の極めて概念的な構成を示すブロック図であり、以下それは単に蓄積システム10として参照される。 蓄積システム10と少なくとも一つのホストシステム14との間の結合は、蓄積システム10が、ホストシステム14の要求に応答して、ホストシステム14
    からデータを受信し、かつ、ホストシステム14へデータを送信することができるようにされている。 各ホストシステム14は、蓄積システム10を、恰もそれが複数のアドレス可能なデータ蓄積ロケーション(locat
    ion)を持っているような装置によりデータを蓄積するための仮想的あるいは論理的なデバイスの集合体に区分されているかのように、見なしている。 そこで、各ホストシステム14は、論理アドレスを指示することにより、蓄積システム10の蓄積ロケーションにアクセスする。

    【0015】蓄積システム10は、不揮発性のデータ蓄積を提供する補助記憶装置18およびデータキャッシングと、ホストシステム14および補助記憶装置18の双方へあるいは双方からのデータ転送制御のために機能することのできる蓄積制御ユニット22とを有している。
    好適な実施例においては、補助記憶装置18は、補助記憶18の蓄積容量を供給する複数のデータ蓄積ユニット24を有している。 各データ蓄積ユニット24は、他のデータ蓄積ユニット24から独立して機能する。 更に、
    ホストシステム14により知覚されているように、各ロジカルデバイスは、単一のデータ蓄積ユニット24内の全体にその蓄積ロケーションを有している。 そこで、データ蓄積ユニット24は、ホストシステムにアクセスしうるロジカルデバイスの集合体の物理的パーティションを与えることとなる。 各データ蓄積ユニット24は、順に、蓄積ユニット管理装置28および複数の電気機械的蓄積装置32を有している。 各電気機械的蓄積装置32
    は、好ましくは、磁気あるいは光ディスク蓄積装置、または、一般に「安価なディスクの冗長的配列(Redu
    ndant Array of Inexpensiv
    e Disks,RAIDS)」として参照されるような装置の集合体である。 更に、簡単化のために、そのような蓄積装置32の各々は、以下、単に「ディスク」として引用されることとする。 各ディスク32は、セクタあるいはデータブロックとして知られているアドレス可能な物理的なデータ区域に区分されたデータ蓄積媒体を有している。 また、各ディスク32は、蓄積ユニット管理装置28と結合されている。 蓄積ユニット管理装置2
    8は、データ蓄積ユニット24のディスク32からおよびディスク32へのデータ転送をモニタし、制御する。
    更に、蓄積ユニット管理装置28は、また分離している未割当の小さい蓄積区域がより大きい未割当の蓄積区域に集合されるように、データ蓄積ユニット24内に存在するデータを再配置し、詰め込む。 一実施例においては、蓄積ユニット管理装置28は、6つのデータチャネルを持っており、各データチャネルは、7つのディスク32へのデータ転送を支持している。 かくして、各蓄積管理装置28は42のディスク32を支持することができる。 ディスク32は各種のフオーマットのデータを蓄積するために用いることができる。 例えば、各ディスクが安価な磁気ディスクであれば、それらは一つあるいは二つ以上のRAIDSを形成するようにグループ化されるようにすることができる。 更に、データ・マッピングテーブル36が、ホストシステム14の論理アドレスとディスク32のフィジカルアドレスとの間の翻訳を行うために、各蓄積ユニット管理装置28中に設けられている。 更に、蓄積ユニット管理装置28は、また、結合されたディスクの各々に対して、未割当のおよび割当られたデータブロックの双方の場所を指示するフリーブロックテーブル42を有している。

    【0016】蓄積制御ユニット22に戻れば、この構成要素は、ホストシステム14と補助記憶装置18との間のデータをバッファリングするためのキャッシュメモリ46を有している。 キャッシュメモリ46は、ホスト・
    アダプタ50を介してホスト14からのデータを受信および送信する。 加えて、キャッシュメモリ46はデータエントリに区分され、各エントリは、好ましくは、ディスク32上のデータブロックのサイズであり、あるいは、そうでなければ、そのようなエントリは、データブロックサイズの集合積となる。 蓄積制御ユニット22
    は、複数のホスト・アダプタ50を有しており、各アダプタはホスト14のいずれかとキャッシュメモリ46との間のデータ転送を制御することができる。 同様に、キャッシュメモリ46は、蓄積ユニット・アダプタ54を介して、データ蓄積ユニット24と、データを受信および送信する。 蓄積制御ユニット22は、また、複数の蓄積ユニット・アダプタ54を有しており、各々はデータ蓄積ユニット24のいずれかとキャッシュメモリ46との間でのデータ転送を制御することができる。 加えて、
    蓄積制御ユニット22は少くとも一つのプロセッサ58
    を有している。 (複数の)プロセッサ58は、ホスト1
    4のデータ転送コマンド、ホスト・アダプタ50とキャッシュメモリ46との間および蓄積ユニット・アダプタ54とキャッシュメモリ46との間のデータ転送のモニタおよび制御を解釈する。 加えて、(複数の)プロセッサ58は、キャッシュデータのステージングおよびデステージングを開始させる。 ある実施例においては複数のプロセッサが好適であるにもかかわらず、以下には、簡単化のために、一つのプロセッサ58があるものと仮定されている。 プロセッサ58に関連するプログラムデータ蓄積の中に、いずれのデータ蓄積ユニット24上に存在するいずれのロジカルデバイスであるかを指示するための構成テーブル(configuration ta
    ble)62が存在する。 図2は、構成テーブル62の例示を与えており、そこには、4つのデータ蓄積ユニット24すなわち24a,24b,24cおよび24d、
    および、6つの論理装置LD 1 ,LD 2 ,LD 3 ,LD
    4 ,LD 5およびLD 6がある。 この例については、ロジカルデバイスLD 2 ,LD 3がデータ蓄積ユニット2
    4aに割当てられ、ロジカルデバイスLD 1がデータ蓄積ユニット24bに割当てられ、ロジカルデバイスLD
    6がデータ蓄積ユニット24cに割当てられ、そして、
    ロジカルデバイスLD 4 ,LD 5がデータ蓄積ユニット24dに割当てられている。

    【0017】本発明による新規なデステージング処理を説明するに当り、順次作動される3つのサブプロセスが存在する。 特に、それらは、(i)プロセッサ58が、
    そのデータがデステージされるキャッシュメモリ46のエントリを決定し、その結果、データ蓄積ユニット24
    に書込コマンドを送出するプロセス(図3)と、(ii)
    データ蓄積ユニット24がデステージされる無順序のアドレスを持ったデータを書き込むプロセス(図4)と、
    そして、(iii )この分野でよく知られているプロセスであって、プロセッサ58が、書き込みステータス完了(successful write status)
    がデータ蓄積管理装置24から返送されてくると、キャッシュメモリ46の部分の割当を解除するプロセス、である。

    【0018】図3を参照すれば、ステップ204において、キャッシュメモリ46のデータをデステージするための決定がなされると、データがデステージされるべきキャッシュメモリ46のデータエントリが決定されることとなる。 この決定をなすためのよく知られた手法はいくつかあり、ここでは詳細に説明されない。 デステージされるべきデータエントリが決定されたとすると、ステップ208において、プロセッサ58が構成テーブル6
    2を用いて、データ蓄積ユニット24のロジカルデバイスに従ってこれらのエントリのデータ記録をグループ化する。 例えば、デステージされるべきデータが三つ組(D,LD,Addrs)によって概念的に表わされるとし、ここで、Dはデステージされるべきキャッシュメモリ46のデータエントリであり、LDはデータエントリDに対するロジカルデバイスであり、そして、Add
    rsはデータエントリDに対するLD内の論理データアドレスである。 図5aはデステージされるべき9つのデータエントリを示しており、ロジカルデバイスの割当が図2の構成テーブル62に従っているならば、図5bにおける3つのデータグループ504、508および51
    2がグループ化動作の結果であり、それは、データ蓄積ユニット24aに関するグループ504、データ蓄積ユニット24bに関するグループ508およびデータ蓄積ユニット24dに関するグループ512である。 そこで、各グループは、その補助記憶ロジカルデバイスが単一のデータ蓄積ユニット24に割当られているキャッシュメモリ46のデータエントリのデータ記録を含んでいる。 ステップ212において、データ蓄積ユニット24
    の書込コマンドが各グループのデータ記録(すなわち、
    グループ504〜512)に対して構成される。 そのような各コマンドは、好ましくは1乃至2メガバイトのコマンドサイズにまで、可能な限り多くのそのグループのデータ記録を含む。 典型的には、単一のコマンドがそのようなデータ記録の全てを含んでいる。 ステップ216
    において、先に構成された書込コマンドの各々が、蓄積アダプタ54を経て、コマンドのデータ記録のロジカルデバイスに対する蓄積を与えるデータ蓄積ユニット24
    に送出される。 これが達成されると、図3のプロセスは終了する。

    【0019】図4を参照すれば、各データ蓄積ユニット24が蓄積制御ユニット22から受け取った書込コマンドを実行するプロセスが提示されている。 蓄積ユニット管理装置28が書込コマンドを受けて解釈したとすると、ステップ304において、蓄積ユニット管理装置2
    4は、書込コマンド内のデータ記録の再順序付けを指示するデータ記録参照のリスト作成する。 すなわち、そのリストは一緒に集められた同じロジカルデバイスとともに全てのデータ記録に対する参照を持ち、これら集合体の各々は参照されたデータ記録のロジカルデバイスのデータアドレスに従って順序付けられる。 例えば、図2および図5に用いられているロジカルデバイスの順序付けをLD 1 <LD 2 <LD 3 <LD 4 <LD 5 <LD 6とする。 そこで、図5bの3つのグループ504,508
    および512が書込コマンドにおいて、それぞれデータ蓄積ユニット24a,24bおよび24dに転送され、
    各グループは、受信しているデータ蓄積ユニット24の蓄積ユニット管理装置28により、図5cに概念的に例示されているように再順序付けされる。 かくして、グループ504がグループ516として再順序付けされ、グループ508は再順序付けを要求せず、そして、グループ512がグループ520として再順序付けされる。 ステップ308において、少なくとも1つの最初の「データ記述子」が構成され、それは再順序付けされたデータ記録のデータセグメントを識別する。 好適な実施例においては、蓄積システム10は、データ蓄積ユニット24
    内のディスク32の集合体をロジカルデバイスに従うサブパーティションに区分する能力を持ったホスト14を提供する。 データ蓄積ユニット24内への蓄積がロジカルデバイスに従って区分されるならば、そのようなサブパーティションの各々に対して、そのような一つのデータ記述子が構成され、その記述子がそのサブパーティションに関係するロジカルデバイスを持ったデータ記録の全てを参照するデータセグメントを記述するようにされる。 代わりに、データ蓄積ユニット24内の蓄積がロジカルデバイスにより区分されていないならば、単一のデータ記述子が記述されたデータセグメントがそのグループの全てのデータ記録を含むように構成される。 ステップ312において、各データの記述子は、「記述子リスト」に載せられる。 このリストは、ディスク32に未だ書き込まれていないデータセグメントのデータ記述子を含むようにされている。 記述子リスト上の各データ記述子について、そのデータ記述子により記述されたデータセグメントがディスク32に書き込まれるか、あるいは、そのデータ記述子は二つの新しいデータセグメントを記述する二つのデータ記述子に置き換えられて、その新しいデータセグメントが置き換えられたデータ記述子に対応するデータセグメントの分解されたものとなる。
    ステップ316において、蓄積ユニット管理装置28は新しいディスク32を決定し、フリーブロックテーブル42の対応部分がそのディスク32上でフリーブロックの十分に大きな集合がある場所(location)を求めて走査されるようにして、記述子リストの先頭のデータ記述子によって記述されるデータセグメントを蓄積する。 このディスク32は識別子「PHY DEV」を割当てられる。 このディスク32の決定は、上述した蓄積ユニット管理装置28によって制御されるディスク3
    2上に存在する上述した蓄積の区分編成に依存することに留意すべきである。 こうして、PHY DEVに割当てられるディスク32は、サブパーティションが特定化されているならば、ディスク32の適当なサブパーティションから開始されることとなる。 更に、好ましくは、
    このステップは、データを蓄積するために最近時点に用いられたディスク32と一致するものにPHY DEV
    を割当てる。 かくして、ステップ316の繰返し実行が、PHY DEVに割当てられることとなる蓄積ユニット管理装置28に結合されているディスクに亘って循環される。 判定ステップ320において、書き込みが開始すると、機械的な遅延を中断することなく連続的に書き込まれるところの、PHY DEV上の未割当のデータブロックの十分に大きい集合を特定する未割当の蓄積区域が存在するか否かについて、決定がなされる。

    【0020】平均的には、シーク時間遅延は実質的に待ち時間遅延により大きいので、そのような十分に大きい未割当の蓄積区分が二つ以上生じるならば、シーク時間遅延量の減少がもたらされるように、そのような区域の一つが選択される。 すなわち、ヘッドを蓄積区域に近接して位置決めするためにより少ない読出/書込ヘッドの移動が要求されるように、十分に大きい未割当の蓄積区域を位置付けることによって、シーク時間遅延を減少されるという手順が用いられる。 このことは、フリーブロックテーブル42の構造とその採用によって達成される。 各ディスク32に対して、フリーブロックテーブル42は、次のようなビットの集合すなわちビットマップを含んでいる。 すなわち、(i)そのビットマップは、
    ディスク32上のデータブロック毎に1ビットを含んでおり、そこでは、ビットの値がデータブロックが割当られているか否かを示すこととなる。 (ii) そのビットマップは、物理的媒体上の隣接するシリンダ・トラックがビットマップ中の連続するビットからなる隣接するセクションを持っており、かつ、そのような各セクション内のビットが、隣接するビットマップのビットとともに、
    データブロックが機械的遅延なしに連続的に書き込まれるような態様で順序付けられるように、直線的に順序付けられている。 そこで、例えば、ディスク32が単一の磁気ディスク盤からなる場合、シリンダ・トラック内のディスクブロックはシリンダ・トラック内のそれらの物理的な隣接に従って順序付けられることとなる。

    【0021】データセグメントの蓄積割当ての間における読出/書込ヘッドの動きを減少させるために、フリーブロックテーブル62は、各ディスク32のビットマップに対して、関連する読出/書込ヘッド位置の指示器、
    すなわち、そのビットマップ内において読出/書込ヘッドが当面位置決めされているシリンダ・トラックを指示するレジスタを持っている。 「n」個のデータブロックのデータセグメントに対する蓄積が求められているとき、単一のシリンダ・トラック内の「n」個の連続的なビットに対してビットマップの走査が行われて、それらのビットはそれらに関係するデータブロックが未割当であることを示すこととなる。 その走査は、読出/書込ヘッド位置の指示器により指示されたシリンダ・トラックおよび隣接するトラックに対するビットを走査することにより、開始される。 未割当のデータブロックを示す「n」個の連続するビットが見い出されなければ、その走査は方向を逆転し、読出/書込ヘッドが位置決めされているシリンダ・トラックに隣接する他のシリンダ・トラック(もしあるならば)を表わすビットマップの部分に走査を続行する。 この走査は、シリンダ・トラック、
    そして元のシリンダ・トラックから次に最も遠い隣接するシリンダ・トラック(もしあるならば)に対し、ビットマップ中にわたって続行される。 未割当のデータブロックを示す連続する「n」個のビットが依然として見い出されなければ、走査は再び方向を転換し、先に走査されなかった新しい方向に存在するビットマップの次の部分(もしあるならば)に走査を続行する。 こうして、この走査は、読出/書込ヘッドが位置決めされているシリンダ・トラックに次に近接するシリンダ・トラックを表わすビットマップ中の次の未走査部分を累進的に走査しつつ、未割当の蓄積部分を示す「n」個の連続するビット値が見い出されるか,あるいは、ディスク32に対する全ビットマップが走査されて、十分な未割当の蓄積部分が位置付けられないこととなるまで、ビットマップ中を前後に繰返し走査して行われる。

    【0022】ビットマップ中のビット列によって十分な未割当の蓄積部分が指示されれば、ステップ324において、このビット列に関連する蓄積部分がフリーブロックテーブル42により割当られ(すなわち、その列のビットが割当られる蓄積部分を指示するように切換えられ)、その蓄積部分の位置がビットマップ内のそのビット列の位置を用いて決定され(よく知られている態様で)、そして、データセグメントがPHY DEV上の新しく割当られた蓄積部分に書き込まれる。 このステップは、また、補助記憶装置18内に存在するデータセグメント中のデータ記録の以前のコピーに対しては蓄積の割当てを解除することに留意すべきである。 ステップ3
    28において、データマッピングテーブル36が、ステップ324において書き込まれた各データ記録に対するロジカルアドレスとフィジカルアドレスとの間の対応付けを与えるエントリにより、更新される。 そこで、データ記録が補助記憶装置18上に蓄積された以前のコピーを有しているならば、その以前のコピーの物理的なロケーションを示すテーブル36中のエントリが解除される。 加えて、データ記述子が記述子リストから取り除かれる。 判定ステップ332において、その記述子リスト上に更なるデータセグメントの記述子が存在するか否かについて、決定がなされる。 記述子リスト上に更なる記述子がなければ、ステップ336が実行され、リターン・ステータス信号が蓄積制御ユニット22に送出されて、デステージされるデータが補助記憶装置18へ良好に書き込まれたことを指示する。 代わりに、記述子リスト上に他のデータ記述子が存在すれば、記述子リストの先頭にある当面の記述子に関係するデータセグメントを書き込む場所を決定するために、ステップ316が再び実行される。

    【0023】判定ステップ320に戻って、PHY
    EV上で利用可能な十分に大きな量の未割当の蓄積部分を示すロケーションが見い出されなければ、ステップ3
    40が次に実行される。 このステップにおいては、当面のデータセグメントを書き込むために十分に大きい蓄積区域を求めてチェックされていない同じ補助記憶装置1
    8の区分(あるいはサブパーティション)中に他の関係するディスク32が存在するか否かについて、決定がなされる。 チェックされうるディスク32が更になければ、ステップ344において、記述子リストの先頭の当面のデータ記述子は取り除かれる。 ステップ348において、二つの新しいデータ記述子が構成され、それらの各々は、上述において記述子リストからそのデータ記述子が取り除かれたデータセグメントの全データ記録を協働して含むこととなる二つのより小さいデータセグメントを記述する。 好ましくは、それら二つの小さいデータセグメントは実質的に同じサイズである。 しかしながら、同じデータセグメント内で同時にデータがアクセスされるかのように保持することも、また、望まれている。 特に、同様な小さいデータセグメント内に含まれるように分解されているデータセグメント内では連続する論理アドレスを持つことが望まれる。 そこで、分解されるデータセグメントがグループ520中のデータ記録を参照するものであるとすれば、このデータセグメントの好適な分解例が図5(d)に示されている。 この例では、グループ528の上部二つのデータ記録は連続しており、したがって、双方とも同じデータセグメントに配置されている。 各種の発見的手法が最適な分解を実施するために実現されうる。 例えば、そのような手法の一つは、新しいデータセグメントは、二つの新しいデータセグメントのサイズの差がある予め定められた値より小さい限り、拡張されるようにすることである。 ステップ3
    52において、新しいデータセグメントの記述子が記述子リストの先頭に挿入される。 続いて、その記述子が記述子リストの先頭にあるデータセグメントを書き込むロケーションを決定するために、ステップ316に戻るように分岐が実行される。 他に、ステップ340において、十分に大きな未割当の蓄積区域のチェックを行うことができる他のディスク32が存在する場合にも、また、ステップ316に直ちに分岐する。 こうして、他のディスク32が未割当の蓄積部分をチェックされる場合に採用される決定のための分岐に関係なく、ステップ3
    16ヘの分岐が実行される。 それ故、ステップ316以下のステップにおいては、実行のフローは、書き込むデータが更にあればステップ316へ戻るようにループするか、あるいは、ステップ336において終了し、かつ、蓄積制御ユニット22にステータス信号を送出することとなる。

    【0024】書込コマンドのグループ化されたデータ記録から直接導出された最初のデータセグメントの実質的に全てのものに対して、書き込み中に最大で一度のシーク時間および待ち時間の遅延がもたらされることとなる。 すなわち、これらのデータセグメントは、分解されることなくディスク32に直接書き込まれる。 このことは、好ましくは、各蓄積ユニット管理装置24が、当面のデータ転送要求がない時のバックグラウンド処理において、未割当のディスク蓄積断片がより大きい隣接する未割当の蓄積区域に合体されるように、データを再配置し、かつ、圧縮するというよく知られている処理手順を実行することに基づくものである。 かくして、典型的には、最も大きいデータセグメントに対して十分大きな蓄積区域が存在することとなる。

    【0025】書込コマンドに対する全てのデータが良好に補助記憶装置に書き込まれた後、ステータス信号が蓄積制御ユニット22に返送される。 そこで、プロセッサ58は、その書込コマンドに関連するグループのデータ記録によって占有されているキャッシュメモリ46の割当てを解除し、このメモリを直ちに次のキャッシュメモリ要求にリザーブさせるか、あるいは、従来よく知られた態様でそのメモリの割当を解除する。

    【0026】

    【発明の効果】以上述べたところにより、デステージング期間中のシーク時間遅延が実質的に軽減されるようなデータをデステージングする実効的手法が開示されている。 しかしながら、上述のデステージング処理手順は一連の論理アドレスがディスク32上に連続的に蓄積されていない場合のステージング処理に対しては、より多くの時間を必要とするので、ホスト14のデータ転送に対する全体的なマイナス効果がそのデステージングにおける利点の大部分を差引ひくこととなる。 この点については、次の事実が示しているように、本発明の好ましい実施例においてはそうではない。 第一に、大規模なキャッシュメモリが用いられれば、データのステージングは殆んど行われない。 そこで、ステージング動作間の時間が長くなろうとも、そのような動作が殆んどないことによって差引かれることとなる。 例えば、この利点を実現するために、典型的な応用においては、キャッシュメモリ46が少くとも256メガバイトの蓄積容量を持つことが好ましい。 第二に、ホスト14のオペレーティングシステムは、後の処理においていずれのデータブロックがアクセスされるようになるかを決定する点において、発展的により複雑化されてきつつある。 そこで、ホスト1
    4は、ますます、蓄積システム10に対して、いずれのデータが後の処理のためにステージされるべきかを特定化することができるようになり、それ故、蓄積システムが、そのデータが必要とされる前のバックグラウンド処理として、データをステージすることができることとなる。

    【0027】上述した本発明の議論は、例示と説明のためになされたものである。 更に、その説明は、ここに開示されている形式に本発明を限定するものではない。 したがって、当面の技術に関する熟練と知識の範囲内において、上述した教示に対応する変形や修正を行うことは、本発明の権利範囲内のものである。 更に、上述した実施例は、本発明の実施に当り現在知りうるベストモードを説明するためのものであり、そして、当業者がそのように、あるいは、他の実施例として、また、彼等が特に本発明を応用あるいは使用することにより求められる各種の修正を有するものとして、本発明を利用することを可能とするためのものである。 前記した特許請求の範囲は、従来技術によって許容される範囲までの変形実施例を含むように解釈されることを意図するものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明が実施されている動的マップド・データ蓄積システムの概略的な機能ユニット構成を例示するブロック図である。

    【図2】構成テーブル(configuration
    table)の概念的な表示の例示である。

    【図3】デステージングのためにデータ記録をグループ化する際に、蓄積制御ユニットにより実行されるステップを示すフローチャートである。

    【図4】補助記憶用電気機械装置にデステージされたデータを書き込む際に、補助記憶装置における蓄積ユニット管理装置の各々によって実行されるステップを示すフローチャートである。

    【図5】本発明によるデータ記録のグループ化および順序付けがいかに行われるかを説明するための説明図である。

    【符号の説明】

    10…マップド・データ蓄積システム 14…ホストシステム 18…補助記憶装置 22…蓄積制御ユニット 24…データ蓄積ユニット 28…蓄積ユニット管理装置 32…ディスク 36…データ・マッピングテーブル 42…フリーブロックテーブル 46…キャッシュメモリ 50…ホストアダプタ 54…蓄積ユニットアダプタ 58…プロセッサ 62…構成テーブル

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