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Treating agent for fiber and method for treating fiber material

阅读:729发布:2021-06-22

专利汇可以提供Treating agent for fiber and method for treating fiber material专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a treating agent for fibers, supplying natural fibers, regenerated fibers, semisynthetic fibers, synthetic fibers or their complex fiber materials with washing resistance and to provide a method for treating a fiber material.
CONSTITUTION: A treating agent for fibers contains a plant collected substance gathered from at least one plant selected from the group consisting of cucumber, carrot, tomato, peach, avocado, gardenia, scarlet sage, Peonia albiflora, lavender, chamomile, white birch, tea, OTOGIRISOU (Hypericum erectum Thunb), mugwort, sea weed and marine alga and at least one a natural oil-soluble substance selected from the group consisting of an olive oil, rice germ oil, almond oil, meadow-foam oil, macadamia nut oil, orange oil, jojoba oil, lecithin and squalane. A method for treating a fiber material using the treating agent is provided.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Treating agent for fiber and method for treating fiber material专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 キュウリ、ニンジン、トマト、桃、アボガド、クチナシ、サルビア、シャクヤク、ラベンダー、
    カミツレ、シラカバ、茶、オトギリソウ、ヨモギ、海草および海藻からなる群から選ばれる少なくとも1種の植物から採取された植物採取物質、およびオリーブ油、米胚芽油、アーモンド油、メドウホーム油、マカデミアンナッツ油、オレンジオイル、ホホバ油、レシチンおよびスクワランからなる群から選ばれる少なくとも1種の天然系油溶性物質を含む繊維用処理剤。
  • 【請求項2】 植物採取物質と天然系油溶性物質の比率が重量比で0.1:99.9〜90:10である請求項1記載の繊維用処理剤。
  • 【請求項3】 前記繊維用処理剤が、植物採取物質、天然系油溶性物質、界面活性剤および水からなる請求項1
    または2記載の繊維用処理剤。
  • 【請求項4】 キュウリ、ニンジン、トマト、桃、アボガド、クチナシ、サルビア、シャクヤク、ラベンダー、
    カミツレ、シラカバ、茶、オトギリソウ、ヨモギ、海草および海藻からなる群から選ばれる少なくとも1種の植物から採取された植物採取物質、およびオリーブ油、米胚芽油、アーモンド油、メドウホーム油、マカデミアンナッツ油、オレンジオイル、ホホバ油、レシチンおよびスクワランからなる群から選ばれる少なくとも1種の天然系油溶性物質を、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、
    合成繊維またはそれらの複合繊維材料に付与することを含む繊維材料の処理方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、繊維用処理剤および繊維材料の処理方法に関する。 本発明は、特に、繊維材料に耐洗濯性のある保湿性を付与する繊維用処理剤およびこの繊維用処理剤を天然繊維、再生繊維、半合成繊維、
    合成繊維またはそれらの複合繊維材料に付与する繊維材料の処理方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維またはそれらの2種以上を組み合わせた複合繊維材料に対して、繊維自体が有しない特徴を付与する、いわゆる機能加工の研究が種々行なわれている。
    例えば、柔軟加工、硬仕上加工、防縮加工、防皺加工、
    防炎加工、防撥水加工などがある。 最近においては、
    特に衣料や寝具など人体と直接接触する繊維材料の分野において、消臭加工、抗菌防臭加工、保湿加工など、より快適で、人の健康に寄与するための特殊加工が研究され、あるいは実施されている。 しかしながら、このような人の健康に寄与することを目的とする加工にも拘らず、加工剤自体には一般に石油を出発原料とする化学製品が用いられており、消費者からは、加工剤の人体に対する安全性への疑問や、さらには最近のエコロジーに関する関心の高まりから、地球環境に優しい加工剤が要望されるようになってきている。

    【0003】このような観点からの研究は未だ少ないが、例えば、特開平6−322670には、深海鮫の肝油を原料とするスクワレン、もしくはスクワレンを水素化したスクワランを空洞内部に包接したサイクロデキストリンを用いる保湿加工法が開示されている。 また、雑誌「加工技術」Vol. 29, No. 11, p.689(1994)には、
    ヒノキチオールを用いて繊維を加工する方法が紹介されている。 しかしながら、スクワランを用いる加工は、スクワラン自体が深海鮫の肝油を原料とする稀少物質であって、量的に限られており、また洗濯において脱落し易く、耐久性に乏しいという欠点を有する。 一方、ヒノキチオールでは、檜は多年生であり、その成長には多くの年月を要するためエコロジーの観点からも疑問が有り、
    また独特の臭気を有するので用途によっては使用できない場合も生ずる。 さらに、ヒノキチオールは熱により揮発する性質を有するため、そのまま繊維に付与しても効果を発揮しない。 そこで、工程中に100〜200℃の熱処理を行なうことを含む繊維加工においては、ヒノキチオールを合成樹脂中に包み込むか、またはシリカ、タルクなどの多孔質物質に吸着せしめた、いわゆるカプセル状態のものをアクリル樹脂やブタジエン系のバインダーなどで固着することが必要であり、そのため繊維材料の風合が損なわれてしまう状況にある。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、このような従来の繊維用処理剤が有する欠点を解消し、より快適で、人の健康に寄与する機能を付与することができ、しかも地球環境や生態系への影響までも考慮した繊維用処理剤およびそのような処理剤を用いる繊維材料の処理方法を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の如き好ましい特性を有する繊維用処理剤を開発するために、各種天然の動植物から採取される成分の繊維材料に対する機能付与効果に関して鋭意研究を重ねた結果、特定の植物から採取される植物採取物質と、天然系の油溶性物質とを用いて処理することにより、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維またはそれらの複合繊維材料からなる繊維製品の保湿効果を高め、しかも洗濯に対する耐久性をも向上させることができることを見出し、
    本発明を完成するに至った。

    【0006】従って、本発明は、特定の植物からの採取物質および所定の天然系油溶性物質を含有する繊維用処理剤を提供する。

    【0007】本発明の繊維用処理剤に用いることのできる植物採取物質を採取する植物としては、キュウリ、ニンジン、トマト、桃、アボガド、クチナシ、サルビア、
    シャクヤク、ラベンダー、カミツレ、シラカバ、茶、オトギリソウ、ヨモギ、海草および海藻を挙げることができる。 採取の方法には、特に制限はなく、これらの植物の花、実、葉、茎、根、種子などを、水、エタノール、
    イソプロパノール、グリコールなどの溶剤により抽出したり、粉砕後圧搾する方法や、幹や茎などに傷を付けるなどして、分泌物を採取する方法等を用いることができる。 例えば、シャクヤクの根の細末をエタノール、1,
    3−ブチレングリコール、精製水またはそれらの混液で抽出することにより採取する。 本発明に有用な植物採取物質は、上記の如き方法で得られるもののほか、これらの植物名の後にエキス、リキッド等の名称を付して、例えば、桃の葉エキス、シラカバエキス、シャクヤクリキッド、ヨモギリキッドなどの名で市販されている如きものであってもよく、また粉末、顆粒、液体等のいかなる形態にあってもよい。

    【0008】本発明に有用な天然系油溶性物質としては、オリーブ油、米胚芽油、アーモンド油、メドウホーム油、マカデミアンナッツ油、オレンジオイル、ホホバ油、レシチンおよびスクワランを挙げることができる。
    これらの天然系油溶性物質も、その製造方法に特に制限はなく、一般に行われている方法により製造されたものであってよい。

    【0009】本発明の繊維用処理剤において、植物採取物質と天然系油溶性物質との比率は重量比で0.1:9
    9.9〜90:10であるのが好ましい。 ここで、植物採取物資の量は、植物から採取された物質それ自体の量であり、例えば抽出法により植物採取物質を得た場合には、抽出溶剤を除いた抽出成分の量である。 植物採取物質の配合比率がこれより少ないと保湿性が低下し、また上記より多い場合にも保湿性が低下することがあり、また経済的負担が大きくなる。

    【0010】本発明の繊維用処理剤の形態は、固体、ペーストおよび液体のいずれであってもよいが、その扱い易さからは液体であるのが好ましい。 繊維用処理剤に配合する植物採取物質と天然系油溶性物質の組み合わせやその配合比率により異なるけれども、液体とするため、
    水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルグリコール等の溶剤を併用することも可能である。 しかし、水以外の溶剤を用いた場合には、経済性、環境への悪影響や引火性などの危険性が増すため、
    水と界面活性剤を用いて、溶液状態または水への乳化分散状態とするのが好ましい。

    【0011】かかる目的に有用な界面活性剤としては、
    例えば、下記のものを挙げることができるが、特にこれらに限定されるものではない。 (a)ナフタレンスルホン酸のホルムアルデヒド縮合物またはその塩 (b)クレゾール、重亜硫酸ソーダおよびホルムアルデヒドの縮合物 (c)炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物 (d)炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物の硫酸化物またはその塩 (e)炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物と炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル (f)1〜2モルのスチレンを付加した炭素数8〜12
    のアルキル基を有するアルキルフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物 (g)1〜2モルのスチレンを付加した炭素数8〜12
    のアルキル基を有するアルキルフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物の硫酸化物またはその塩 (h)1〜2モルのスチレンを付加した炭素数8〜12
    のアルキル基を有するアルキルフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物と炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル (i)3〜8モルのスチレンを付加したフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物 (j)3〜8モルのスチレンを付加したフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物の硫酸化物またはその塩 (k)3〜8モルのスチレンを付加したフェノールのアルキレンオキシド4〜50モル付加物と炭素数8〜20
    の脂肪酸とのエステル (l)ポリアルキレンオキシド (m)ポリアルキレンオキシドの硫酸化物またはその塩 (n)ポリアルキレンオキシドと炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル (o)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等のアミンのアルキレンオキシド付加物 (p)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等のアミンのアルキレンオキシド付加物と炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル (q)炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルジフェニルエーテルの硫酸化物またはその塩 (r)炭素数8〜20のアルコールのアルキレンオキシド付加物 (s)炭素数8〜20のアルコールのアルキレンオキシド付加物の硫酸化物またはその塩 (t)炭素数8〜20のアルコールのアルキレンオキシド付加物と炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル (u)エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、砂糖等の多価アルコールのアルキレンオキシド付加物 (v)エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、砂糖等の多価アルコールのアルキレンオキシド付加物の硫酸化物またはその塩 (w)エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、砂糖等の多価アルコールのアルキレンオキシド付加物と炭素数8〜20の脂肪酸とのエステル (x)ヒマシ油のアルキレンオキシド付加物 (y)ヒマシ油のアルキレンオキシド付加物の硫酸化物またはその塩 (z)ヒマシ油のアルキレンオキシド付加物と炭素数8
    〜20の脂肪酸とのエステル。 ここでアルキレンオキシドとは、エチレンオキシド、プロピレンオキシドおよびブチレンオキシドを意味し、アルキレンオキシド付加物は、それらの1種の単独付加物であってもよく、2種または3種のブロックもしくはランダム付加物であってもよい。

    【0012】本発明の繊維用処理剤は、いかなる方法により繊維材料に付与されてもよく、例えば、そのままであるいは水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルグリコールなどの溶剤に溶解したものを、繊維材料に対して浸漬処理、パディング処理、スプレー処理、泡加工等の方法により付与することができる。 次いで、所望ならば、処理された繊維材料を室温〜
    100℃で乾燥し、またさらに150〜200℃で30
    秒〜3分間の熱処理を行う等の、一般的な繊維材料に対する処理を施してもよい。

    【0013】本発明に用いられる繊維材料としては、
    綿、麻、羊毛、絹等の天然繊維、キュプラ、ビスコースレーヨン、ポリノジックレーヨン、テンセル(商標)等の再生繊維、アセテート、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルエーテル、ポリアクリロニトリル等の半合成もしくは合成繊維またはこれらの複合繊維からなる材料を挙げることができ、その形態は糸、シングルカバーヤーン、ダブルカバーヤーン、コアスパンヤーン、ツイストヤーン、エアー交絡糸等からなる編織物や不織布のいずれであってもよい。 また、本発明の繊維用処理剤により処理された繊維材料の保湿効果は、肌の保湿、ひいては肌荒れ防止の効果にもつながるので、
    肌に直接接する部分に用いる繊維材料、特に衣料に対して処理を行うのが好ましい。 好ましい衣料の例としては、パンティストッキング、タイツ、カジュアルソックス、中児ソックス、婦人ソックス、紳士ソックス等の靴下、ブラジャー、ガードル、ボディスーツ、ペチコート、スリップ、フレアーパンティ等のランジェリー、シャツ、ショーツ等のアンダーウエアー、ナイトドレス、
    パジャマ、バスローブ等のナイトウェア、ストラップ、
    テープ類、レース類等のインナー付属材、レオタード、
    スポーツシャツ、手袋、腹巻等の肌に直接接触するものを挙げることができ、本発明の繊維用処理剤はこのような衣料に対して特に優れた効果を発揮する。 さらに、肌との直接の接触性を高めるには、伸縮繊維を含有する布帛が好ましい。

    【0014】本発明の繊維用処理剤は、従来より用いられてきた柔軟仕上剤、硬仕上剤、可縫性向上剤、防炎剤、帯電防止剤、防汚加工剤、抗菌防臭加工剤、起毛剤、スリップ防止剤、保湿加工剤、撥水剤、吸水剤等の通常の機能付与剤と併用することができる。 また、本発明の繊維用処理剤の効果を高め、洗濯に対する耐久性を向上させるために、多エポキシ化合物、ジイソシアネート系化合物、エチレンイミン系化合物などの耐久性向上剤を併用することもできる。

    【0015】

    【作用】本発明の繊維用処理剤に用いられる、キュウリ、ニンジン、トマト、桃、アボガド、クチナシ、サルビア、シャクヤク、ラベンダー、カミツレ、シラカバ、
    茶、オトギリソウ、ヨモギ、海草および海藻等の花、
    実、葉、茎、根等から得られる植物採取物質は、古来より漢方において鎮痛、体温降下などの鎮静作用の効果を有するものとして重要視されてきたものであるが、これらの成分の有する親水性が保湿効果を発現させる役割を担うものと思われる。 また、これらの植物採取物質による、抗菌効果、アレルギー低減効果、皮膚に対するエモリエント効果なども期待される。 また、これらの植物採取物質と併用するオリーブ油、米胚芽油、アーモンド油、メドウホーム油、マカデミアンナッツ油、オレンジオイル、ホホバ油、レシチン、スクワラン等の天然系油溶性物質は、繊維上に油膜を生成するので、植物採取物質が保持する水分の蒸散を防止する役割を有する。

    【0016】

    【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。

    【0017】これらの実施例においては、本発明の繊維用処理剤による保湿性の効果を、下記の保湿性試験により、洗濯前および洗濯後の保湿率を測定して評価した。 保湿性試験下記のように保湿率を測定し、保湿性の評価を行った。
    未加工布および加工布(12cm×25cm)を105℃のオーブン乾燥機中に3時間置き、絶乾する。 絶乾された未加工布および加工布の重量を化学天秤にて精秤する。
    この時の未加工布の重量をW 0 (g)、加工布の重量をW 1 (g)とする。 次に、絶乾された未加工布および加工布を20℃および78%RHに調整した雰囲気中に入れ、18時間調湿する。 調湿された未加工布および加工布の重量を化学天秤にて精秤する。 この時の未加工布の重量をW x (g)、加工布の重量をW y (g)とする。
    この時の保湿率を0分の値とする。 さらに、その後、調湿された加工布を20℃および40%RHに調整した雰囲気中に入れ、30分、60分および120分経過毎の重量を化学天秤にて精秤する。 この時の重量もそれぞれW y (g)とする。 各加工布の時間毎の保湿量は、全く処理剤の付与されていない生地(未加工布)を基準とした相対値で示される。 すなわち、下記の計算式により全く処理剤の付いていない生地の調湿布を100%とした値で示される。 保湿率(%)={(W y −W 1 /(W x −W 0 )}×1
    00

    【0018】 洗濯条件 JIS L−0217の103法に準ずる下記の方法で洗濯を行い、洗濯後の試料(洗濯10回)とした。 洗濯 40℃×10分 洗剤 アタック(商標、花王製) 0.83g/リットル 浴比 1:30 脱水 すすぎ オーバーフロー×15分 風乾 この工程を洗濯1回とし、10回繰り返した。

    【0019】実施例1 天然系油溶性物質としてオリーブ油(クローダ製)20
    重量部に、界面活性剤としてヘキサグリセリンのラウリン酸モノエステル20重量部を加え、さらに水55重量部を徐々に加えて予備乳化を行う。 この予備乳化物をホモジナイザー処理(300kg/cm 2 、1回処理)し、天然系油溶性物質の乳化物を得た。 この天然系油溶性物質の乳化物に、植物採取物質として桃抽出液(丸善製薬製)5重量部を加え、全体量が100重量部である繊維用処理剤(実施例1)を得た。

    【0020】実施例2 実施例1の天然系油溶性物質をメドホーム油(日光ケミカルス製)に代え、植物採取物質を高麗人参エキス(一丸ファルコス製)に代えた以外は実施例1と同様にして、繊維用処理剤(実施例2)を得た。

    【0021】実施例3〜20 天然系油溶性物質および植物採取物質として下記の表1
    に示すものを用いた以外は実施例1と同様にして、繊維用処理剤(実施例3〜20)を得た。

    【0022】

    【表1】

    植物採取物質はいずれも一丸ファルコス製 マカデミアンナッツ油(日光ケミカルス製) ホホバ油(ミツバ貿易製) スクワラン(ミツバ貿易製) 米胚芽油(築野食品工業製) アーモンド油(伊那貿易製) オレンジオイル(イノベーションケミカル製) レシチン(味の素製) オリーブ油(クローダ製) メドホーム油(日光ケミカルス製)

    【0023】比較例1 植物採取物質として桃抽出液(丸善製薬製)50重量部に水を50重量部加え、全体量が100重量部である繊維用処理剤(比較例1)を得た。

    【0024】比較例2〜16 植物採取物質として下記の表2に示すものを用いた以外は比較例1と同様にして、繊維用処理剤(比較例2〜1
    6)を得た。

    【0025】

    【表2】

    比較例2〜16の植物採取物質は、いずれも一丸ファルコス製である。

    【0026】比較例17〜19 下記の表3に示す天然系油溶性物質20重量部に、界面活性剤としてヘキサグリセリンのラウリン酸モノエステル20重量部を加え、さらに水60重量部を徐々に加えて予備乳化を行う。 この予備乳化物をホモジナイザー処理(300kg/cm 2 、1回処理)し、天然系油溶性物質の乳化物からなる繊維用処理剤(比較例17〜19)を得た。

    【0027】

    【表3】

    オリーブ油(クローダ製) アーモンド油(伊那貿易製) スクワラン(ミツバ貿易製)

    【0028】試験例1 上記のようにして得られた繊維用処理剤10重量部に水90重量部を加えて全体量を100重量部とした処理液を用い、供試布としてナイロン編物を連続パディング方式で加工した。 ピックアップは50%であった。 次いで、乾燥を100℃で3分間行い、さらに熱処理を17
    0℃で1分間行った。 この加工布を保湿性試験に供した。 用いた繊維用処理剤と試験結果を下記の表4に示す。

    【0029】

    【表4】

    【0030】以上の結果からも明らかなように、植物採取物質と天然系油溶性物質の乳化物を併用して加工した編物は、より優れた保湿性を示すとともに洗濯に対する耐久性も非常に良好である。

    【0031】試験例2 供試布として綿/スパンデックス編物を用い、試験例1
    と同様の加工を行った。 ピックアップは65%であった。 次いで、この編物を試験例1と同様に乾燥および熱処理した後、保湿性試験に供した。 用いた繊維用処理剤と試験結果を下記の表5に示す。

    【0032】

    【表5】

    【0033】以上の結果からも明らかなように、植物採取物質と天然系油溶性物質の乳化物を併用して加工した編物は、より優れた保湿性を示すとともに洗濯に対する耐久性も非常に良好である。

    【0034】試験例3 供試布としてポリエステル/スパンデックス編物を用い、試験例1と同様の加工を行った。 ピックアップは5
    5%であった。 次いで、この編物を試験例1と同様に乾燥および熱処理した後、保湿性試験に供した。 用いた繊維用処理剤と試験結果を下記の表6に示す。

    【0035】

    【表6】

    【0036】以上の結果からも明らかなように、植物採取物質と天然系油溶性物質の乳化物を併用して加工した編物は、より優れた保湿性を示すとともに洗濯に対する耐久性も非常に良好である。

    【0037】試験例4 供試布としてナイロン/スパンデックス編物を用い、試験例1と同様の加工を行った。 ピックアップは55%であった。 次いで、この編物を試験例1と同様に乾燥および熱処理した後、保湿性試験に供した。 用いた繊維用処理剤と試験結果を下記の表7に示す。

    【0038】

    【表7】

    【0039】以上の結果からも明らかなように、植物採取物質と天然系油溶性物質の乳化物を併用して加工した編物は、より優れた保湿性を示すとともに洗濯に対する耐久性も非常に良好である。

    【0040】実施例21〜24 天然系油溶性物質としてスクワラン(ミツバ貿易製)2
    0重量部に、界面活性剤としてヘキサグリセリンのラウリン酸モノエステル20重量部を加え、さらに水60重量部を徐々に加えて予備乳化を行う。 この予備乳化物をホモジナイザー処理(300kg/cm 2 、1回処理)し、
    天然系油溶性物質の乳化物を得た。 この天然系油溶性物質の乳化物に、植物採取物質としてシャクヤクリキッド(一丸ファルコス製、固形分1.5%)を下記の表8の比率となるように加えて、繊維用処理剤(実施例21〜
    24)とした。

    【0041】

    【表8】

    【0042】試験例5 供試布としてナイロン/スパンデックス編物を用い、試験例1と同様の加工を行った。 ピックアップは55%であった。 次いで、この編物を試験例1と同様に乾燥および熱処理した後、保湿性試験に供した。 用いた繊維用処理剤と試験結果を下記の表9に示す。

    【0043】

    【表9】

    【0044】以上の結果からも明らかなように、植物採取物質と天然系油溶性物質の乳化物を併用して加工した編物は、非常に優れた保湿性を示す。

    【0045】

    【発明の効果】本発明によれば、極めて良好な保湿効果を有し、しかも洗濯に対する耐久性にも優れた繊維材料を提供することができる。

    フロントページの続き (72)発明者 秋山 真輝生 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号 旭化成工業株式会社内 (72)発明者 稲葉 育信 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号 旭化成工業株式会社内

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