首页 / 专利库 / 作物管理 / 非生物胁迫 / 盐胁迫 / Production of trehalose

Production of trehalose

阅读:776发布:2021-10-17

专利汇可以提供Production of trehalose专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To produce a large amount of trehalose useful as a humectant for cosmetics at a low cost by culturing a protozoan belonging to the genus Euglena, placing the cultured microbial cell under salt stress, osmotic pressure stress, etc., and then extracting the trehalose from the microbial cell. SOLUTION: A protozoan belonging to the genus Euglena (e.g. Euglena gracilis Z strain) is cultured in a Koren-Hutner culture medium at 26 deg.C under irradiation of light, at 2000 luxes for 4days by shaking culture and the resultant protozoans of the genus Euglena are then recovered and suspended in a 15mM phosphoric acid buffer solution (pH6.8). Sodium chloride as a salt, stress loading agent is added and sorbitol and sucrose as osmotic pressure loading agent are respectively added so as to provide 50mM sorbitol and 50mM sucrose. Thereby, the protozoans are placed under the salt stress and/or the osmotic pressure stress to extract, the produced trehalose from the microbial cell in an 80% aqueous solution of ethanol. The prepared extract, solution is then evaporated to dryness. Thereby, a large amount, of the objective trehalose useful as a humectant, etc., of cosmetics is obtained at a low cost.,下面是Production of trehalose专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ユーグレナに属する原生動物を培養し、
    培養菌体を塩ストレスおよび/または浸透圧ストレス下に置いた後に菌体からトレハロースを抽出する、トレハロースの製造法。
  • 【請求項2】 ユーグレナに属する原生動物を培養し、
    培養菌体を塩ストレス下に置いた後に菌体からトレハロースを抽出する、請求項1記載の製造法。
  • 【請求項3】 塩ストレス環境を塩化ナトリウムの添加によって作成する、請求項1記載の製造法。
  • 【請求項4】 エタノール水溶液を用いて菌体からトレハロースを抽出する、請求項1記載の方法。
  • 【請求項5】 ユーグレナに属する原生動物を培養し、
    該培養菌体に塩ストレスおよび/または浸透圧ストレス下に置いた後に抽出して得られる、トレハロースを含む菌体抽出物。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は化粧品への保湿剤等に有用なトレハロースを、原生動物であるユーグレナの培養物より製造する方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】トレハロースは、カビ、酵母、キノコ、
    海藻類、イワヒバ類などの植物、昆虫等天然物中に広く存在する二糖類であり、D−グルコース分子その還元基どうしでα−α結合した化合物である。 トレハロースは甘味料、保存剤、保湿剤等の目的で医薬品、食品、化粧品等の原料として用いられている。 特に化粧品の分野では保湿剤としての利用に注目されている。

    【0003】トレハロースの製造法としては、リゾクトニア( Rhizoctonia )属に属する生物を、培地にバリダマイシンまたはその誘導体を添加したした培地で培養する方法(特開平3−130084号)、ブレビバクテリウム属、コリネバクテリウム属、ミクロバクテリウム属またはアルスロバクター属の微生物を、シュクロースまたはマルトースを主炭素源とする液体培地で培養する方法(特開平5−211882号)、補糖用炭素源として蔗糖を用いてコネリ型細菌を培養する方法、およびβ−
    ラクタム抗生物質を添加した後に補糖用の炭素源として蔗糖を用いてコネリ型細菌を培養して得る方法(特開平6−311891号)等の微生物の発酵による方法が知られている。

    【0004】また、マルトースからマルトースホスホリラーゼおよびトレハロースホスホリラーゼを用いて生成する方法(特公昭63−60998号)、α−グルコースにシゾフィラム( Schzophyllum )属、アガリカス( Agar
    icus )属、プルロータス(Pleurotus)属、リフィラム( Lyo
    phyllum )属、グリフォラ( Grifola )属より選ばれる微生物由来のトレハロースホスホリラーゼを作用させてトレハロースを得る方法等の酵素を使用する方法も知られている。

    【0005】しかしながら、上述の方法ではトレハロースの産生量が少なく、作業が繁雑であり、大量生産も困難である。 また、微生物による方法に関しては、使用されている微生物の安全性が確立されておらず、化粧品原料のように高度に安全性が求められる場合には、複雑な操作と大規模な設備を用いた精製が必要となり、実情にあわない。

    【0006】一方ユーグレナは生化学的研究に繁用されている原生動物であり、安定した大量培養が可能であること、人体および環境に対して安全であることが確立されている。 その実際的な利用についても、栄養源として利用される他、不飽和脂肪酸の製造(特開昭61−17
    7990号)、化粧品の材料となる油脂の産生(特開昭63−119407号、特開昭119409号)、スクアレン類の産生(特開平7−115981号)、ベータ1,3−グルカンの産生(特開昭63−71192号、
    特開平1−37297号)等様々な提案がされている。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、トレハロースを安価にかつ大量に得る方法を提供することを目的とする。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、ユーグレナに属する原生動物を培養し、培養菌体を塩ストレスおよび/または浸透圧ストレス下に置いた後に菌体からトレハロースを抽出する、トレハロースの製造法を提供する。

    【0009】ユーグレナがその菌体内に養分摂取の方式とは無関係に貯蔵多糖としてβ−1,3−グルカンからなる不溶性炭化物であるパラミロンを蓄積することは従来より知られている。 本発明者らは、このパラミロンを蓄積したユーグレナに属する原生動物に対して塩ストレスをかけることにより、トレハロースが得られることをはじめて見い出し本願発明を完成した。

    【0010】なお、本明細書において「塩ストレス」とは細胞を塩分を高濃度とした環境下へ置くことをいう。
    高濃度の塩分により細胞内への水分吸収阻害、細胞内水分の外部への流出、細胞内へ侵入した塩による物質代謝阻害および生育に必要な他のイオンの吸収阻害等が生じる。

    【0011】また、「浸透圧ストレス」とは細胞を塩以外の主として可溶性有機物の高濃度環境下におくことをいう。 塩ストレスの場合と同様に、細胞内への水分吸収阻害、水分の外部流出など細胞生育阻害が生じる。

    【0012】

    【発明の実施の形態】本発明に用い得るユーグレナは池や沼などの淡水中に広く分布しており、これらを利用してもよく、あるいは天然に存するこれらユーグレナに属する原生動物をストレプトマイシン処理、紫外線処理、
    温度処理などの方法で変異させた変異株、変種なども使用できる。 ユーグレナとしては、通常の葉緑体を有する株であっても葉緑体欠損株であってもよい。 特に好ましいユーグレナはユーグレナ・グラシリスおよびその変異株、例えばユーグレナ・グラシリスZ株、SM−ZK株等である。 これらの変異株およびそれらの入手方法については、例えば北岡正三郎著「ユーグレナ−生理と生化学」(株式会社学会出版センター発行)第238〜23
    9頁に記載されている。

    【0013】ユーグレナの培養に用いる培地は通常の培養に使用されるいずれの培地を用いてもよく、光独立栄養培地であっても光従属栄養培地、あるいは従属栄養培地であってもよい。 具体的にはクレマー−マイヤーズ(C
    ramer−Myers)培地(Arch,Mikrobiol., 17 ,384-402(195
    2))、ハットナー(Hutner)培地(Methods Enzymol., 23 ,1
    43-162(1971))、コーレン−ハットナー(Koren−Hutner)
    培地(J.Protozool., 14 ,Suppl.,17(1967))等の培地が公知である。 さらに培地には炭素源としてグルコース、澱粉加水分解物、糖蜜加水分解物、グルタミン酸、酢酸、
    エタノール、メバロン酸、ラノステロール、エルゴステロール、ファルネソール、ゲラニオール、各種脂肪酸
    (C 3 〜C 18 )及び各種脂肪アルコール(C 3 〜C 18 )などが用いられる。 窒素源としては硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムなどの無機窒素源、グルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニンなどのアミノ酸又はペプトン、酵母エキス、コーン・スチーブ・リカーなどの有機窒素源が用いられる。 無機塩としてはカリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、マンガン、コバルト、亜鉛、ナトリウム、
    銅、ニッケル、などの無機塩が用いられる。 その他ビタミンB 1 、ビタミンB 12などの微量栄養素を添加して培養するが、必要に応じて、その他の栄養源が添加できる。 またSM−ZK株等の葉緑素を有さない変異株を除いて、炭素源を使用しない光独立培地を用いたユーグレナの光合成による培養も可能である。

    【0014】ユーグレナの培養は通常液体培地で静置培養、振盪培養、通気攪拌培養などにより行なわれるが嫌気条件下で培養してもよい。 又適当な好気条件下で培養後、嫌気条件下で培養してもよい。 ユーグレナの培養は20〜30℃で行なう。 26〜30℃で最も良好な生育が認められる。 培地のpHは培地の組成にもよるがpH2
    〜8であり、pH2〜5で良好な生育を示す。 培養は光照射下または暗黒下のいずれか及び光照射下と暗黒下の条件を組合せて行なう。 培養時には1分間当り50〜1
    20回の振盪を行なってもよいが、1分間当り90〜1
    05回の振盪で最も生育が良好となる。

    【0015】上記条件にてユーグレナを3〜7日間培養すれば生育の定常期に到達し、培養液1リットル当り最大で約30g(湿重量)のユーグレナを得ることができる。 ユーグレナは培地の炭素源にかかわりなく細胞内に貯蔵多糖としてパラミロンを蓄積する。 本願発明の方法において、ユーグレナを増殖させた後、培養菌体を塩ストレスおよび/または浸透圧ストレス下に置く。 培養菌体をかかるストレス環境下に置くと、菌体内に蓄積されたパラミロンよりトレハロースが合成される。 これはユーグレナがパラミロンからストレスに対する適合溶質としてトレハロースを生成し、菌体内に蓄積してストレスに適応するためであると考えられる。

    【0016】本願発明の方法に用いる塩ストレス負荷物質としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。 好ましくは塩化ナトリウムである。 塩ストレスは、適当な緩衝液に細胞を懸濁させ、
    ここへ予め決定しておいた濃度となるようにストレス負荷物質を添加して負荷する。 緩衝液としては例えばリン酸緩衝液が好適に用いられる。 トレハロースの合成量は塩の濃度に依存して増加するため、塩濃度は高い程好ましいが、塩濃度が高くなりすぎると細胞周囲の浸透圧が上がりすぎて、ユーグレナの細胞が破裂する。 本願発明の方法において、塩ストレス負荷物質の好ましい濃度は200mMである。

    【0017】本願発明の方法に用いる浸透圧ストレス負荷物質としては、ブドウ糖、シュークロース、果糖、乳糖、デキストリン、ソルビトール、マンニトール、グリセリン等が挙げられる。 特に好ましくはソルビトールおよびシュークロースである。 浸透圧ストレスの場合にも塩ストレスと同様に適当な緩衝液へ細胞を懸濁させ、所定濃度の負荷物質を溶解させればよい。 浸透圧ストレスをかける場合にも細胞内のトレハロース量は負荷物質の濃度と相関して増加するが、浸透圧により細胞が破裂しない濃度とする必要がある。 本願発明の方法において、
    浸透圧ストレス負荷物質の好ましい濃度は200mMである。

    【0018】本願発明の方法において、ユーグレナをストレス条件下に置く時間は、1〜3時間、好ましくは約2時間である。 2時間程ストレス条件下におくことによってトレハロースの生成量がほぼ定常状態に達する。

    【0019】ストレスを負荷した後、菌体をすみやかに遠心分離等によって回収し、適当な方法により細胞を破壊させて菌体内の内容物を抽出する。 抽出には従来から公知の精製水、エタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等を単独、もしくは併用して用いればよい。 さらに超音波処理や細胞をすりつぶす等の物理的なを併用してもよい。 トレハロースは熱に対して比較的安定であるため、抽出温度を高く設定してもよい。 抽出後、濾過あるいは遠心分離等によって抽出物から細胞残渣を取り除く。

    【0020】得られた菌体抽出物には、トレハロースのほか、パラミロン等の多糖類やスクアレン類等の脂質が含まれている。 ユーグレナ菌体自体の安全性はすでに確立されており、抽出物をそのまま食品あるいは化粧品用添加剤として用いても差し支えない。 特にグリセリンおよび1,3−ブチレングリコールは単独でも保湿剤、増量剤、感触改良剤として用いられているものであり、抽出物をそのまま添加しても問題はない。 特にクリーム剤等、透明性が必要とされない製品に添加する場合には有用である。 したがって本発明の範囲には、トレハロースを含有する菌体抽出物も含まれる。

    【0021】精製トレハロースが必要な場合には、得られた菌体抽出物より公知の方法を用いて精製すればよい。 トレハロースの精製法としては高濃度のエタノールで抽出する方法、イオン交換樹脂にて分離精製する方法等が知られている。

    【0022】

    【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。 実施例1ユーグレナ・グラシリスZ株を使用してトレハロースを製造した。 コーレン−ハットナー培地へユーグレナ・グラシリスZ株を2000ルックスの光照射下26℃で振とう培養(90〜120回転/分)を4日間行った。 得られたユーグレナを回収し、15mMのリン酸緩衝液(pH6.8)にて2回洗浄、さらに同液で懸濁したものをストレス条件下に置いた。 塩ストレス負荷剤としては塩化ナトリウムを用いた。 菌体懸濁液へそれぞれ5
    0、100、200mMとなるようNaClを添加した。 また、浸透圧ストレスとしてはソルビトール50m
    M、シュークロース50mMとなるようそれぞれ添加した。 各ストレス負荷剤を添加したユーグレナおよび非添加緩衝液に懸濁した対照のユーグレナを2時間、26
    ℃、蛍光灯下に静置した。

    【0023】2時間後、遠心分離(500×g、3分)
    によって菌体を回収し、その湿重量を測定した。 回収した菌体へ80%エタノール水溶液を添加し、1分間激しく撹拌して菌体よりトレハロースを含む抽出液を得た。
    1000×g、3分間の遠心分離にて細胞残渣を除いた。 得られた上清をエバポレーターで乾固させ、トリメチルシリル試薬(無水ピリジン/ヘキサメチルジシラザン/トリメチルクロロシラン=1.25/0.25/
    0.125)を加え、75℃で45分間インキュベートして試験溶液を得た。 この試験溶液についてガスクロマトグラフィーを用い、以下の条件によってトレハロースを定量した。

    【0024】カラム:SE−30、初期温度:180
    ℃、最終温度:280℃、昇温速度:4℃/分、キャリアーガス:N 2 (流量50ml/分)、内部標準:シュークロース。 菌体の湿重量に対するトレハロースの量(重量%)を以下の表に示す:

    【0025】

    【表1】

    【0026】 実施例2塩ストレスによるトレハロースの生成量の経時変化を調べた。 実施例1と同様にして得たユーグレナの菌体へ、
    50、100および200mMの濃度のNaClを添加して、30分、60分、120分および180分後のトレハロースの生成量を調べた。 ストレスの負荷時間以外の他の条件は実施例1と同じである。 結果を表2に示す。

    【0027】

    【表2】

    【0028】

    【発明の効果】ユーグレナは安価かつ容易に大量に増殖させることができ、安全性も確立されている原生動物である。 したがって、本発明の方法によって安価かつ大量にトレハロースを得ることができる。 本発明の方法により得られるトレハロースあるいはトレハロースを含有する菌体抽出物は、甘味料、保存剤、保湿剤等として化粧品、食品、医薬品等の分野で用いられる。

    フロントページの続き (72)発明者 近藤 智裕 大阪府堺市学園町1 (72)発明者 川浦 清治 大阪府大阪市中央区道修町1丁目7番11号 岩瀬コスファ株式会社内 (72)発明者 松田 憲雄 大阪府大阪市中央区道修町1丁目7番11号 岩瀬コスファ株式会社内

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈