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Carrying control method and carrying control device of unmanned carrier vehicle

阅读:49发布:2021-07-28

专利汇可以提供Carrying control method and carrying control device of unmanned carrier vehicle专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To improve carring work efficiency by allocating carring work which enables the loading intact from the unloading position preferentially to an unmanned carrier vehicle.
CONSTITUTION: A general computer 7 creastes work instruction data for instructing a transport route according to the carring-in and carrying out order data from the respective terminal units T1-T3 provided on carring stations ST1-ST3, and allots the work instruction data for an unmanned carrying vehicle through an unmanned carring vehicle ground control board 8. According to the alloted work instruction data, the unmanned carrier vehicle conducts the storehousing carrying for carrying a cargo from the carrying stations ST1-ST3 to transfer loading places B1-B3 on the automatic warehouses 1-3 side, or the carrying-in carrying for carrying a cargo from the transfer loading places B1-B3 to the carrying stations ST1-ST3. The general computer 7 preferentially allots work instruction data by which a cargo can be loaded in tact from the unloading position, and if no such work instruction data, the computer allots work instruction data having the nearest loading position.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Carrying control method and carrying control device of unmanned carrier vehicle专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 自動倉庫と搬送ステーションとの間の所定経路に沿って走行する無人搬送車に対し、入出庫要求に応じて作成した自動倉庫と搬送ステーション間での荷の搬送経路を指定した作業指示データを無人搬送車に対して割り当てる無人搬送車の搬送制御方法であって、 入出庫要求に応じて作成した作業指示データ中に前記無人搬送車が搬送作業を終える作業終了位置から開始し得る搬送作業があれば、その搬送作業を優先的に割り当てるようにした無人搬送車の搬送制御方法。
  • 【請求項2】 自動倉庫と搬送ステーションとの間を所定経路に沿って走行可能な無人搬送車に対して、入出庫要求するための入力手段と、 入力手段からの入出庫要求信号に応じて搬送経路が指定された作業指示データを作成するデータ作成手段と、 前記データ作成手段により作成された前記作業指示データを記憶する記憶手段と、 前記無人搬送車が搬送作業を終える作業終了位置を認知する終了位置認知手段と、 前記記憶手段に記憶された前記作業指示データを検索して前記終了位置認知段により認知された前記無人搬送車の作業終了位置と作業開始位置が一致する作業指示データを求める検索手段と、 前記検索手段により前記作業終了位置とその作業開始位置とが一致する作業指示データが検索されれば、検索された作業指示データを前記無人搬送車に優先的に割り当てるデータ割当手段とを備えた無人搬送車の搬送制御装置。
  • 【請求項3】 搬送作業を終えた無人搬送車が作業終了位置から開始される検索手段により検索して得られた作業指示データを処理させたときに、他の無人搬送車との間で待ち時間の発生の有無を判断する判断手段と、 前記判断手段により待ち時間が発生すると判断されたとき、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他の作業指示データを検索するための第2の検索手段とを備え、 前記第2の検索手段により検索して得られた作業指示データがあれば、前記データ割当手段に、前記第2の検索手段により得られた作業指示データの方を前記検索手段により得られた作業指示データよりも優先させた請求項2に記載の無人搬送車の搬送制御装置。
  • 【請求項4】 前記検索手段により作業指示データが検索されなければ、記憶手段に記憶された作業指示データを検索し、無人搬送車の作業終了位置より最も短い距離に作業開始位置が設定された作業指示データを検索する第3の検索手段を備え、前記データ割当手段は、該第3
    の検索手段により検索して得られた作業指示データを前記無人搬送車に割り当てるようにした請求項2又は請求項3に記載の無人搬送車の搬送制御装置。
  • 【請求項5】 前記データ割当手段は、前記検索手段により検索された作業指示データが複数存在する場合、他の無人搬送車の作業終了位置と一致しないものから優先して割り当てる請求項2〜請求項4のいずれかに記載の無人搬送車の搬送制御装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、自動倉庫の入出庫方法に係り、詳しくは自動倉庫とステーションとの間で入出庫作業を行う複数の無人搬送車に対して作業を効率良く割り当てるための無人搬送車の搬送制御方法及び搬送制御装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図8は、従来の複数並設された自動倉庫41と複数の搬送ステーション42a,42b,42c
    との間で複数の無人搬送車43を使用して荷物の搬送制御する搬送システムを示す。

    【0003】自動倉庫41は、入出庫口と各収納棚44
    との間でスタッカクレーン45を使って荷物の入庫及び出庫を行う。 自動倉庫41の入出庫口には、電動台車4
    6が設置され、その台車46とスタッカクレーン45との間で荷物の受渡しが行われる。

    【0004】つまり、台車46にて入庫のために運び込まれた荷物は、スタッカクレーン45に移載され、そのスタッカクレーン45にて所定の収納棚44に収容される。 また、スタッカクレーン45にて出庫のために収納棚44から取り出された荷物は、電動台車46に移載され、その台車46にて無人搬送車43との間で荷の受け渡しを行う移載場所(移載ステーション)47まで運ばれる。

    【0005】移載ステーション47と各搬送ステーション42a,42b,42cとの間での荷物の搬送は、複数の無人搬送車43が行う。 無人搬送車43は、各ステーション42a〜42c,47に沿って敷設された軌道線48上を走行する。 そして、無人搬送車43は、各搬送ステーション42a〜42cに到達した時、その搬送ステーション42a〜42c,47にて荷物の受渡しを行う。

    【0006】つまり、搬送ステーション42a〜42c
    にある入庫のために運び込まれた荷物は、無人搬送車4
    3に移載され、その無人搬送車43にて所定の移載ステーション47まで搬送され電動台車46に移載される。
    また、移載ステーション47の電動台車46にて出庫のために取り出された荷物は、無人搬送車43に移載され、無人搬送車43にて目的の搬送ステーション42a
    〜42cまで運ばれる。 そして、荷物は無人搬送車43
    から搬送ステーション42a〜42cに受け渡される。

    【0007】各無人搬送車43の運行制御は、搬送管理コンピュータ49が行う。 搬送管理コンピュータ49
    は、搬送車地上制御盤50、クレーン地上制御盤51、
    台車地上制御盤52、搬送ステーション42a〜42c
    に設けた作業者によって操作される端末装置53と接続されている。

    【0008】搬送車地上制御盤50は、各無人搬送車4
    3に搭載された車載コントローラとの間で走行及び移載制御のためのデータ転送を行う。 このデータ転送は、軌道線48上の所定の箇所に搬送車用のステーション(ホームステーション)54及び前記各ステーション42a
    〜42c,47に設置され搬送車地上制御盤50と接続された通信器と、無人搬送車43に搭載された通信器を介して行われる。 そして、車載コントラーラは、搬送車地上制御盤50からの走行及び移載制御のための信号に基づいて無人搬送車43を走行させるとともに、無人搬送車43に搭載された移載装置を制御する。

    【0009】クレーン地上制御盤51は、スタッカクレーン45に設置されたクレーンコントローラとの間で走行、昇降及び移載制御のためのデータ転送を行う。 このデータ転送は、クレーン地上制御盤51に設置され接続された通信器と、スタッカクレーン45に搭載された通信器を介して行われる。 そして、クレーンコントローラは、クレーン地上制御盤51からの走行、昇降及び移載制御のための信号に基づいてスタッカクレーン45の走行モータ及びキャリッジ昇降用モータを駆動制御させるとともに、キャリッジに搭載された移載装置を制御する。

    【0010】台車地上制御盤52は、電動台車46の走行経路の近くに設置され、電動台車46に搭載された台車コントローラとの間で走行及び移載制御のためのデータ転送を行う。 この転送データは、台車地上制御盤52
    の通信器と、台車46に搭載した通信器を介して行われる。 そして、台車コントローラは、台車地上制御盤52
    からの走行及び移載制御のための信号に基づいて台車4
    6を走行制御させるとともに、台車46に搭載された移載装置を制御する。

    【0011】そして、各搬送ステーション42a〜42
    cの端末装置53から入庫または出庫のための作業指令が搬送管理コンピュータ49に入されると、搬送管理コンピュータ49は、作業指令に基づいて入出庫のための作業データを作成する。

    【0012】例えば、搬送ステーション42bの端末装置53から自動倉庫41に収容されている荷物を要求する命令(出庫指令)が出力されると、搬送管理コンピュータ49はその命令を受けた順番に作業指示データを作成する。 そして、命令を受けた順番通りに作業を終えた無人搬送車43に作業指令を出していた。

    【0013】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、自動倉庫群への入出庫指示は、無人搬送車43の最終搬送先への搬送指示に連動しているものの、各無人搬送車43の運行状態を管理していないため、同一の行先への指示が偏り、無人搬送車43の稼働率を低下させることがあった。

    【0014】自動倉庫と無人搬送車を使用した制御において、入出庫の動作と無人搬送車の搬送を組み合わせるが、システム全体として複合動作せず、サイクルタイムの増大に繋がり、システム効率を低下させていた。 また、無人搬送車の待機時間が長く、稼働率が低かった。

    【0015】本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は無人搬送車の作業終了位置からの搬送作業があれば優先的に与えることにより、
    搬送効率を向上させることができる無人搬送車の搬送制御方法及び搬送制御装置を提供することにある。

    【0016】

    【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するため請求項1に記載の発明では、自動倉庫と搬送ステーションとの間の所定経路に沿って走行する無人搬送車に対し、入出庫要求に応じて作成した自動倉庫と搬送ステーション間での荷の搬送経路を指定した作業指示データを無人搬送車に対して割り当てる無人搬送車の搬送制御方法であって、入出庫要求に応じて作成した作業指示データ中に前記無人搬送車が搬送作業を終える作業終了位置から開始し得る搬送作業があれば、その搬送作業を優先的に割り当てるようにした。

    【0017】請求項2に移載の発明では、自動倉庫と搬送ステーションとの間を所定経路に沿って走行可能な無人搬送車に対して、入出庫要求するための入力手段と、
    入力手段からの入出庫要求信号に応じて搬送経路が指定された作業指示データを作成するデータ作成手段と、前記データ作成手段により作成された前記作業指示データを記憶する記憶手段と、前記無人搬送車が搬送作業を終える作業終了位置を認知する終了位置認知手段と、前記記憶手段に記憶された前記作業指示データを検索して前記終了位置認知段により認知された前記無人搬送車の作業終了位置と作業開始位置が一致する作業指示データを求める検索手段と、前記検索手段により前記作業終了位置とその作業開始位置とが一致する作業指示データが検索されれば、検索された作業指示データを前記無人搬送車に優先的に割り当てるデータ割当手段とを備えた。

    【0018】請求項3に記載の発明では、搬送作業を終えた無人搬送車が作業終了位置から開始される検索手段により検索して得られた作業指示データを処理させたときに、他の無人搬送車との間で待ち時間の発生の有無を判断する判断手段と、前記判断手段により待ち時間が発生すると判断されたとき、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他の作業指示データを検索するための第2
    の検索手段とを備え、前記第2の検索手段により検索して得られた作業指示データがあれば、前記データ割当手段に、前記第2の検索手段により得られた作業指示データの方を前記検索手段により得られた作業指示データよりも優先させた。

    【0019】請求項4に記載の発明では、前記検索手段により作業指示データが検索されなければ、記憶手段に記憶された作業指示データを検索し、無人搬送車の作業終了位置より最も短い距離に作業開始位置が設定された作業指示データを検索する第3の検索手段を備え、前記データ割当手段は、該第3の検索手段により検索して得られた作業指示データを前記無人搬送車に割り当てるようにした。

    【0020】請求項5に記載の発明では、前記データ割当手段は、前記検索手段により検索された作業指示データが複数存在する場合、他の無人搬送車の作業終了位置と一致しないものから優先して割り当てするようにした。

    【0021】

    【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、自動倉庫と搬送ステーションとの間の所定経路に沿って走行する無人搬送車に対して、入出庫要求に応じて作成された搬送経路が指定された作業指示データの中から、無人搬送車が搬送作業を終えるその作業終了位置からの搬送作業があれば、その作業指示データが優先的に割り当てられる。 そのため、荷卸した位置からそのまま荷載せして次の搬送作業を開始することが可能となる。

    【0022】請求項2に記載の発明によれば、データ作成手段により入力手段からの入出庫要求信号に応じて搬送経路が指定された作業指示データが作成され、記憶手段に記憶される。 無人搬送車が搬送作業を終える作業終了位置に一致する作業開始位置を有する作業指示データを記憶手段から検索手段により検索される。 その検索の結果、該当する作業指示データが存在すれば、その作業指示データがデータ割当手段により優先的にその無人搬送車に割り当てられる。 従って、無人搬送車は作業終了位置からの搬送作業があれば優先的に実行する。

    【0023】請求項3に記載の発明によれば、前記検索手段により検索されて前記データ割当手段により割り当てられた無人搬送車が搬送作業を終えた作業開始位置から開始される搬送作業を、前記無人搬送車に処理させたときに、他の無人搬送車との間で待ち時間が発生するか否かが判断手段により判断される。 判断手段により待ち時間が発生すると判断されたとき、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他の作業指示データが第2の検索手段により検索される。 第2の検索手段によりそのような作業指示データが検索されれば、その検索により得られた作業指示データの方がデータ割当手段により優先的に割り当てられる。 その結果、待ち時間を待つよりも早く開始可能な作業指示データがあればそちらが優先される。

    【0024】請求項4に記載の発明によれば、前記検索手段により作業指示データが検索されなければ、記憶手段に記憶された作業指示データが検索され、無人搬送車の作業終了位置より最も短い距離に作業開始位置が設定された作業指示データが第3の検索手段により検索され、第3の検索手段により検索して得られた作業指示データがデータ割当手段によりその無人搬送車に割り当てられる。

    【0025】請求項5に記載の発明によれば、検索手段により検索して得られた作業指示データが複数存在する場合は、データ割当手段により、他の無人搬送車の作業終了位置と一致しないものから優先して割り当てられる。 その結果、搬送元及び搬送先がばらつくように無人搬送車に対する作業指示データが割り当てられる。

    【0026】

    【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
    図7に基づいて説明する。 図1に自動倉庫を使用した搬送システムTSのレイアウトを示す。

    【0027】搬送システムTSには、3機の自動倉庫1,2,3が並設されている。 各自動倉庫1,2,3には、荷が収納される多数の収納部4aを有する収納棚4
    が2列ずつ立設され、その収納棚4間に敷設されたレール5上をスタッカクレーン6a,6b,6cが走行可能に装備されている。 スタッカクレーン6a,6b,6c
    は収納棚4に対して荷の入出庫作業を行う。 荷は品番毎に各自動倉庫1〜3に適宜な割合に割り当てられて収納されている。

    【0028】自動倉庫1〜3の前側(図1の左側)には、スタッカクレーン6a,6b,6cと無人搬送車A
    V1〜AV4との間で荷の受渡しをする電動台車1a,
    1b,…3a,3bがレール上を走行可能に装備されている。 搬送システムTSには、3箇所に搬送ステーションST1,ST2,ST3が設置され、各搬送ステーションST1〜ST3と自動倉庫1〜3とを結ぶように経由するループをなす軌道線Vが敷設されている。 この軌道線V上を4台の無人搬送車(以下、単に無人車という)AV1〜AV4が走行するように配備されている。
    無人車AV1〜AV4は軌道線Vに沿って図1の矢印方向に巡回する。

    【0029】各搬送ステーションST1〜ST3には端末装置T1〜T3が設けられ、各搬送ステーションST
    1〜ST3において自動倉庫1〜3に入庫したい荷がある場合や自動倉庫1〜3から出庫したい荷がある場合には、作業者により端末装置T1〜T3を用いて入出庫データDin, Dout が入力される。 この搬送システムTS
    には統括コンピュータ7、搬送車地上制御盤8が設置され、さらに自動倉庫1〜3の近傍にはクレーン地上制御盤9a〜9c及び台車地上制御盤10が設置されている。 クレーン地上制御盤9a〜9cは各自動倉庫1〜3
    毎にスタッカクレーン6a〜6cと対向する位置にそれぞれ設置されている。 また、軌道線Vには各搬送ステーションST1〜ST3及び移載場所B1〜B3毎の無人車AV1〜AV4の各停止位置と走行経路上の所定位置とに送受信器11(図2参照)を備えたホームステーションHS,HS1が設置されている。

    【0030】無人車AV1〜AV4、電動台車1a〜3
    b及びスタッカクレーン6a〜6bは、統括コンピュータ7により各制御盤8,9a〜9b,10を介して運行制御され、端末装置T1〜T3からの入出庫要求に基づく入出庫作業を行うようになっている。 ここで、入庫作業とは所定の搬送ステーションST1〜ST3にある荷を自動倉庫1〜3まで搬送して所定の収納部4aに収納する作業を意味し、出庫作業とは所定の収納部4aより荷を取出して所定の搬送ステーションST1〜ST3まで搬送する作業を意味する。 無人搬送車AV1〜AV4
    は、スタッカクレーン6a〜6cにより出庫された荷を電動台車1a〜3bから受取って所定の搬送ステーションST1〜ST3まで搬送する出庫搬送と、所定の搬送ステーションST1〜ST3で受取った荷を所定の収納部4aに収納すべく電動台車1a〜3bに引き渡す入庫搬送とを行う。

    【0031】次に、電気的構成について説明する。 図2
    に示すように、端末装置T1〜T3は統括コンピュータ7に接続されており、統括コンピュータ7は端末装置T
    1〜T3から入力した入出庫データDin,Dout に基づき各制御盤8,9a〜9c,10に出力する作業指示データSD,SDc ,SDd を作成する。 統括コンピュータ7は無人搬送車地上制御盤8、クレーン地上制御盤9
    a〜9c、台車地上制御盤10と接続されている。

    【0032】無人搬送車地上制御盤8(以下、無人車地上制御盤という)は各ホームステーションHS,HS1
    の送受信器11を介して無人車AV1〜AV4に装備された搬送車コントローラC1〜C4と送受信可能となっている。 無人車地上制御盤8は統括コンピュータ7より入力した作業指示データSDに基づき所定の無人車AV
    1〜AV4に入庫搬送作業または出庫搬送作業を指令する。 また、無人車地上制御盤8は送受信器11を介して無人車AV1〜AV4の位置、進行方向、荷の有無などの位置情報を検知し、位置情報データDx として統括コンピュータ7に出力する。 さらに、無人搬送車AV1〜
    AV4が入出庫搬送を終えたホームステーションHSの送受信器11を介してその作業終了を認知すると、統括コンピュータ7に対して作業指示要求信号を出力する。
    この作業指示要求信号は無人車AV1〜AV4がホームステーションHS1で作業待ちの待機中にあるときにも出力される。 また、無人車AV1〜AV4には出庫搬送の終了後、作業終了先の搬送ステーションST1〜ST
    3で所定時間(例えば10秒程度)待機するように待機時間が設定されており、待機時間の開始・終了時に統括コンピュータ7に対して待機信号を出力する。

    【0033】クレーン地上制御盤9a〜9cには光送受信器12が接続されており、光送受信器12を介してスタッカクレーン6a〜6cが装備するクレーンコントローラ13a〜13cに接続された光送受信器14との間で光通信可能となっている。 クレーン地上制御盤9a〜
    9cは統括コンピュータ7より入力した作業指示データSDc に基づき所定のスタッカクレーン6a〜6cに入庫作業または出庫作業を指令する。 また、台車地上制御盤10は電動台車1a〜3bが装備する台車コントローラにトロリー線(図示せず)を介して接続されており、
    作業指示データSDd に基づき所定の電動台車1a〜3
    bに入庫搬送または出庫搬送を指令する。

    【0034】統括コンピュータ7はメモリ7aを備えており、メモリ7aには各収納棚4に保管された荷の品番を管理する品番管理データ、入出庫データに基づき作成した各種作業指示データSD,SDc ,SDd 、各無人車の運行情報に関するデータを車別毎に管理する運行管理データVDなどの各種データを記憶する記憶領域が設定されている。

    【0035】端末装置T1〜T3より作業者が入出庫要求をする場合、入庫・出庫の区別、荷の品番、数量をデータとして入力する。 そのため、「入庫・出庫−品番−
    個数」というデータ形態である入出庫データDin,Dou
    t と品番管理データとに基づき作業指示データSDを作成する。 作業指示データSDは「作業開始位置−作業終了位置−データ番号」というデータ形態をとる。 入庫要求の場合、まず品番管理データより空棚を検索して自動倉庫を引き当てそれに対応する移載場所B1〜B3を作業開始位置(荷載せ位置)とし、入庫要求元の搬送ステーションST1〜ST3を作業終了位置(荷卸し位置)
    とする。 出庫要求の場合、まず品番管理データより要求品番を検索して自動倉庫を引き当てそれに対応する移載場所B1〜B3を作業終了位置(荷卸し位置)とし、出庫要求元の搬送ステーションST1〜ST3を作業開始位置(荷載せ位置)とする。 データ番号は作成順に付与される。 作成された作業指示データSDは図5に示す作業管理データRDに作成順に格納される。

    【0036】また、作業指示データSDc ,SDd はそれぞれ「号機番号−入庫・出庫−棚番号」「号機番号−
    入庫・出庫」というデータ形態を有し、作業指示データSDのデータ番号に対応させてメモリ7aの所定記憶領域に格納される。 なお、スタッカクレーン6a〜6cは図1の上から順番に1号機,2号機,3号機となっている。 また、台車1a〜3bは図1の上から順番に1号機,2号機,…,6号機となっており、各自動倉庫1〜
    3において図1の上側が入庫用、下側が出庫用として主に使用される。

    【0037】メモリ7aには、無人車AV1〜AV4に割り当てる作業指示データSDを決定する図3,図4にフローチャートで示すプログラムデータが記憶されている。 このデータ割り当て処理の実行中に図6に示す運行管理データVDに各種データがセットされる。 図6の運行管理データVDは、無人車AV1〜AV4の運行情報に関するデータを車別毎に管理し、車別毎に位置情報データDx ,処理中の作業指示データSD,運行データD
    f ,待機フラグFを管理する。

    【0038】位置情報データDx は無人車の号機、位置、進行方向、荷の有無など無人車の運行状態を把握するために必要なデータで構成され、その入力がある度に更新する。 作業指示データSDは、無人車に割り当てた現在処理中の作業指示データである。 運行データDf
    は、位置情報データDx と作業指示データSDとにより算出され、位置データxと停止時間データts で構成される。 待機フラグFは、待機信号の入力に基づきセットされ、無人車が出庫搬送作業を終えたときの待機中に「1」が立てられる。

    【0039】図7は無人車の搬送作業中における位置と時刻の関係を示すグラフである。 無人車は作業指示を受けた位置So から作業開始位置S1 まで移動して荷載せをし、作業開始位置S1 から作業終了位置S2 まで移動して荷卸しして一つの搬送作業を完了する。 そのため、
    図7に示すような軌跡線Lを描く。 無人車の移動経路(移動距離)はその作業内容により異なり、3つの位置So ,S1 ,S2 が決まると一義的に決まる。 移動経路上における位置xと、荷載せ・荷卸し中のときの停止経過時間ts とが分かれば、無人車の刻々と変化する運行状態は把握される。 すなわち、(x,ts )=(S1 ,
    ts )というデータDf を得れば図7のA点にあることが分かり、(x,ts )=(xo ,0)というデータD
    f を得れば図7のB点にあることが分かる。 運行データDf は、この位置xと停止経過時間ts とを、無人車がホームステーションHS,HS1を通る度に更新される位置情報データDx に基づいてリアルタイムに演算した算出値データである。 なお、位置xは、作業指示を受けた位置So を原点とし、その原点から作業開始位置S1
    を経由して作業終了位置S2 に至る全経路上における位置座標として算出される。

    【0040】また、プログラムデータには、運行データDf =(x,ts )を用いて無人車の作業終了時刻TE
    を算出するための演算式TE =F(x,ts ,tp ,S
    o ,S1 ,S2 )が用意されている。 ここで、tp は現在時刻、So ,S1 ,S2 は、それぞれ作業指示データを受け取った位置、作業開始位置、作業終了位置の位置データである。 位置データSo ,S1 ,S2 により図7
    の軌跡線Lが定まり、時刻tp における軌跡線L上の位置がデータDf =(x,ts )により分かれば予定終了時刻TE は算出される。 この演算式は、入庫・出庫別に設定されており、出庫搬送の場合は待機時間まで含んで一つの搬送作業とみなされる。 また、プログラムデータには、軌道線V上の任意の2点P1 ,P2 間を無人車が移動する所要時間ΔTを算出するための演算式ΔT=G
    (P1 ,P2 )が用意されている。 無人車が作業を終了して次の作業開始位置S1 に到達し得る予定到達時刻T
    Aは、その作業終了時刻TE にその作業終了位置So から次の作業開始位置S1 までの移動にかかる所要時間Δ
    Tを加算して算出される。

    【0041】次に、搬送システムTSにおける運行制御処理を図3,図4のフローチャートに従って説明する。
    搬送システムTSの立ち上げ時には、各無人車AV1〜
    AV4はホームステーションHS1で停止している。 搬送システムTSが起動されると、統括コンピュータ7はまず無人車地上制御盤8から各搬送車の位置情報データDx と作業指示要求信号とを入力する。 その後、必要に応じて作業者が各搬送ステーションST1〜ST3の端末装置T1〜T3を用いて入出庫要求データDin,Dou
    t を入力する。

    【0042】搬送システムTSが立ち上がると、まずステップS1でデータ作成処理を行う。 データ作成処理は図4のフローチャートに従って実行される。 図4に示すように、ステップS21で入出庫要求データDin,Dou
    t の入力がなければステップS23に進む。 ステップS
    23で位置情報データDx を入力すると、ステップS2
    4で位置情報データDx をセットし(図6)、ステップS25でその位置情報データDx に基づいて各無人車A
    V1〜AV4の運行データDf を作成する。 位置情報データDx は位置データDp 、移動・停止データDms,進行方向データDd 、荷有無データDn などよりなる。 立ち上げ時には、各無人車AV1〜AV4に作業指示データSDをまだ与えておらず、無人車管理データVD中に作業指示データSDがセットされていないので、運行データDf もセットされない。 ステップS26では待機フラグが「1」であるか否かを判断する。 立ち上げ時は待機フラグが「0」であるため、このデータ作成処理を終了してステップS2(図3)に進む。

    【0043】ステップS2で作業指示要求信号を入力すると、ステップS3に進み作業管理データRV中に作業指示データSDがあるか否かを判断する。 作業指示データSDが無いのでステップS4に進み、ホームステーションHS1にて待機するよう待機指令信号を出力する。
    従って、無人車AV1〜AV4はホームステーションH
    S1にて待機する。

    【0044】その後、端末装置T1〜T3から入出庫要求データDin,Dout を入力すると(S21)、ステップS22で作業指示データSDを作成する。 例えば、端末装置T2から出庫要求データDout2(=「出庫−A−
    1」)、入庫要求データDin2 (=「入庫−B−1」を入力するとともに、端末装置T3から出庫要求データD
    out3(=「出庫−C−1」)、入庫要求データDin3
    (=「入庫−C−2」)を順次に入力したとする。 統括コンピュータ7はこれらの入出庫要求データDin,Dou
    t に基づいて作業指示データSDを作成する。

    【0045】すなわち、出庫要求データDout2に基づいて、その品番「A」の荷が収納された収納部4aを検索して自動倉庫を引当て、その自動倉庫の出庫側の電動台車を選んで作業開始位置Byを設定し、入力元の端末装置T2に対応する搬送ステーションST2を選んで作業終了位置ST2を設定する。 この処理を荷の個数分(1
    回)行い、例えば作業指示データ「B1−ST2−1」
    を作成する。 また、入庫要求データDin2 に基づいて、
    空棚4aを検索して自動倉庫を引当て、その自動倉庫の入庫側の電動台車を選んで作業終了位置Byを設定し、
    入力元の端末装置T2に対応する搬送ステーションST
    2を選んで作業開始位置ST2を設定する。 この処理を荷の個数分(1回)行い、例えば作業指示データ「ST
    2−B2−2」を作成する。 さらに、出庫要求データD
    out3に基づいて同様に作業指示データ「B3−ST3−
    3」を作成し、出庫要求データDin3 に基づいて作業指示データ「ST3−B1−4」「ST3−B2−5」を作成する。 このとき検索対象とされる自動倉庫は1回毎に倉庫番号を巡回するように選ばれ、選ばれる移載場所B1〜B3ができるだけばらつくようにし、入出庫の対象となる自動倉庫が偏らないようにしている。

    【0046】作業指示データSDは、入出庫要求データDin,Dout の入力順に作成され、図5(a)に示すようにその作成順にメモリ7aの所定記憶領域に格納されて作業管理データRDとされる。 また、統括コンピュータ7はその作業指示データSDに基づきクレーン作業指示データSDc 及び台車作業指示データSDd を作成し、作業指示データSDのデータ番号に対応させてそれぞれメモリ7aの所定記憶領域に格納する。 例えば作業指示データSD1 に対して作業指示データSDd ,SDc
    はそれぞれ「2号機−出庫」「1号機−出庫−棚NO」と作成されてデータ番号「1」に対応させて格納される。

    【0047】作業指示データSD,SDc ,SDd の作成後に、無人車地上制御盤8から作業指示要求信号を入力すると、その作業指示要求信号に応答して待機中の無人車AV1〜AV4に作業指示データSDを割り当てる。 以下、その割り当て処理について説明する。

    【0048】ステップS2で作業指示要求信号を入力すると、ステップS3に進み作業指示データSDがあるのでステップS5に進む。 ステップS5ではその作業指示要求の対象となる例えば無人車AV1が作業終了車であるか否かを判断する。 作業終了車とは搬送作業を終えて荷卸し位置で作業指示を待つ無人車のことである。 ここではホームステーションHS1にて待機中であるためステップS10に進む。 ステップS10では作業開始位置(荷載せ位置)が最も近い作業指示データSDを検索して読出す。 まず図5(a)の作業管理データRD中の各作業指示データSD1 〜SD5 の作業開始位置を順次に読出し、無人車AV1が位置するホームステーションHS1
    から各作業開始位置までの距離(または移動所要時間)
    を順次に演算して求め、その中で最も距離(または移動所要時間)の短い作業指示データSDを読出す。 作業開始位置が最短となる作業指示データSDが複数存在する場合は全てを読出す。 例えば、ホームステーションHS
    1からの距離が、作業開始位置B1,ST2,B3,S
    T3の順番で短いとすると、ここでは作業指示データSD
    1 (=「B1−ST2−1」)が読出される。

    【0049】次にステップS11では、その読出しデータを実行させると待ち時間が発生するか否かを判断する。 すなわち、無人車AV1に作業指示データ「B1−
    ST1−1」を実行させたときに、その搬送作業過程で他の無人車と同時刻に作業位置が重なり他の無人車が作業を終えるまで停止して待つ待ち時間が発生するか否かを判断する。 待ち時間の発生の有無は、その作業開始位置及び作業終了位置のいずれかが他の3台の作業終了位置に重なるか否かをまず調べ、いずれかと重なる場合にはさらにそれが同時刻であるか否かを調べることにより行われる。 このとき運行管理データVD中の作業指示データSD及び運行データDf を用いて判断処理を行うが、まだデータSD,Df がセットされておらず、他の3台はホームステーションHS1にて待機中であり待ち時間が発生しえないのでステップS15に進む。 このとき読出しデータSDが複数ある場合には待ち時間が発生しないものが一つでもあればステップS15に進む。

    【0050】ステップS15ではその読出した作業指示データSD1 (=「B1−ST2−1」)を無人車地上制御盤8に対して出力する。 そして、図6の無人車管理データVDに無人車AV1に割り当てた作業指示データSD
    1 をセットするとともに、作業管理データRDから出力したデータSD1 を削除する。 次にステップS16でその作業指示データSD1 (=「B1−ST1−1」)に対応する各作業指示データSDc (=「1号機−出庫−棚番号z」),SDd (=「2号機−出庫」)をメモリ7a
    より読出し、無人車AV1の搬送作業に連動するようにその作業開始時期を指定してそれぞれクレーン地上制御盤9a、台車地上制御盤10に対して出力する。 そして、ステップS1のデータ作成処理に戻る。

    【0051】各地上制御盤8,9a,10は、入力した作業指示データSD,SDc ,SDd に基づいて無人車AV1、スタッカクレーン9a、電動台車1bの運行制御を開始する。 このとき無人車地上制御盤8はホームステーションHS1の送受信器11を介して無人車AV1
    に対して作業指示指令を出力すると同時に、統括コンピュータ7に対して位置情報データDx を出力する。 こうして無人車AV1は移載場所B1で荷載せして搬送ステーションST2で荷卸しする出庫搬送作業を開始する。

    【0052】統括コンピュータ7は、ステップS23
    (図4)で位置情報データDx を入力するとステップS
    24でその位置情報データDx を更新し、ステップS2
    5で運行データDf を作成する。 この搬送作業の起点では、(x1 ,ts )=(0,0)とセットされる。 ステップS26で待機フラグFが「0」であるためステップS2に進む。

    【0053】ステップS2で次の作業指示対象車(例えば無人車AV2)の作業指示要求信号を入力すると、ステップS3,S5を経てステップS10に移り、図5
    (a)の作業管理データRDから移動距離(又は移動所要時間)が最短となる作業指示データSD2 を読出す。 ステップS11では待ち時間の発生の有無を判断する。 まず図6の運行管理データVDの中に作業指示データSD2
    の作業開始位置「ST2」及び作業終了位置「B2」のいずれかと作業終了位置が一致する作業指示データSD
    の有無を調べると、先にセットした作業指示データSD1
    の作業開始位置「ST2」がその作業開始位置「ST
    2」に一致するので、次にそれが同一時刻に重なるか否かを調べる。 無人車AV1は作業開始時の状態であり、
    同一時刻に重なりえないのでステップS15に進み、読出した作業指示データSD2 を出力するとともに、運行管理データVDにセットし、作業管理データRDから削除する。 そして、ステップS16で作業指示データSD2 に対応する作業指示データSDc,SDd を出力する。

    【0054】以下、同様にステップS1のデータ作成処理をするとともに、無人車AV3,AV4を作業指示対象車とする作業指示要求信号の入力に応答して同様の処理を繰り返し、各無人車AV3,AV4に対して作業指示データSD3 ,作業指示データSD4 を割り当てる。 その結果、図5(a)の作業管理データRDから作業指示データSD3 ,SD4 が削除されるとともに、運行管理データVDには位置情報データDx 、作業指示データSD、運行データDf が図6に示すようにセットされる。

    【0055】こうして無人車AV1〜AV4は、割り当てられた搬送作業を順次にホームステーションHS1を起点として開始する。 すなわち、無人車AV1は移載場所B1から搬送ステーションST2までの出庫搬送、無人車AV2は搬送ステーションST2から移載場所B1
    までの入庫搬送、無人車AV3は移載場所B3から搬送ステーションST3までの出庫搬送、無人車AV4は搬送ステーションST3から移載場所B1までの入庫搬送をそれぞれ開始する。 無人車AV1〜AV4のいずれかがその搬送作業を終了するまでは次の作業指示要求信号は入力されず、この搬送作業中、統括コンピュータ7はステップS1のデータ作成処理を繰り返し実行する。

    【0056】各無人車AV1〜AV4がホームステーションHS,HS1を通る度に車別毎の位置情報データD
    x1〜Dx4が無人車地上制御盤8から統括コンピュータ7
    に対して出力される。 図6の運行管理データVD中の位置情報データDx は、統括コンピュータ7が位置情報データDx1〜Dx4を入力する度に更新される(S23,S
    24)。 統括コンピュータ7は運行管理データVD中の位置情報データDx1〜Dx4とそのセット時刻t1 〜t4
    とに基づいて車別毎の運行データDf1〜Df4をリアルタイムに作成する(S25)。 つまり、ホームステーションHS1を原点とし、作業開始位置を経由して作業終了位置に至る経路上における位置座標x1〜x4 を演算して求め、その位置座標x1 〜x4 と荷載せ又は荷卸し時にタイマ7bが計時する停止経過時間ts1〜ts4とにより、車別毎に図7の軌道線L上の点で示される各運行データDf =(x1 ,ts1),…,(x4 ,ts4)を作成する。 車別毎の軌道線Lは運行管理データVDにセットされた作業指示データSD1〜SD4 の作業開始位置及び作業終了位置を用いて決められる。 運行データDf =(x
    1 ,ts1),…,(x4 ,ts4)は作成する度にセットされる。 こうして逐次更新される運行データDf により各無人車AV1〜AV4の運行状態がリアルタイムに把握されることになる。

    【0057】この間、端末装置T1〜T3から入出庫要求データDin,Dout の入力があると、作業指示データSDを逐次作成し(S21,S22)、作業管理データSDに格納する。 例えば次の作業指示要求信号の入力前に図5(b)に示すように作業指示データSD6,SD7 が追加されたとし、以下、作業終了後の無人車に次の作業指示データSDを割り当てるデータ割り当て処理について説明する。

    【0058】まず無人車AV1が搬送ステーションST
    2に到着して搬送した荷を卸すと、無人車地上制御盤8
    から統括コンピュータ7に対して作業指示要求信号が出力される。 出庫搬送の終了時には荷卸しした搬送ステーションST2にて所定時間(例えば10秒)だけ待機する。 ステップS2で作業指示要求信号を入力すると、その無人車AV1が搬送ステーションST2に位置することを認知してその待機フラグFに「1」をセットするとともにタイマ7bに待機時間の計時を開始させる。 作業管理データRDに作業指示データSDがあり(S3)、
    無人車AV1が作業終了車である(S5)のでステップS6に進む。 ステップS6では、作業管理データRD中にその無人車V1の作業終了位置「ST2」を作業開始位置とする作業指示データSDがあるか否かを判断する。 すなわち、図5(b)の作業管理データRDを検索し、作業開始位置「ST2」の有無を調べる。

    【0059】例えば図5(b)に鎖線で囲む作業指示データSD8 (=「ST2−B2−8」)が無人車AV1の作業終了前に記憶されていたとすると、この作業指示データSD8 が検索され、ステップS8でその作業指示データSD8 を読出す。 もし、該当する作業指示データSDが複数存在すれば全て読出す。

    【0060】次のステップS9では、読出したその作業指示データSD8 (=「ST2−B2−8」)を無人車A
    V1に実行させると、待ち時間が発生するか否かを判断する。 まず無人車AV1にその作業指示データSD8 を実行させるものとして、作業指示データSD8 の作業開始位置「ST2」と作業終了位置「B2」のいずれかが図6
    の運行管理データVDにセットされた他の3台が処理中の各作業指示データSDの作業終了位置「B2」「ST
    3」「B1」に一致するか否かを調べる。 作業終了位置「B2」が無人車AV2に対してセットされた作業指示データSDの作業終了位置「B2」に一致する。 そのため、次にそれが同一時刻に重なるか否かを調べる。 ここで、読出しデータSDが複数ある場合は、一つずつ他の3台の作業終了位置との一致を調べ、読出した全ての作業指示データSDに対して他の3台の作業終了位置と一致した場合のみ同時刻に重なるか否かを調べる。

    【0061】まず無人車AV2に対する運行データDf
    =(x2 ,ts2)及び作業指示データ「ST2−B2−
    2」を用いて演算式TE =F(x,ts ,tc ,S0 ,
    S1,S2 )により無人車AV2の作業終了時刻TE2を演算し、その作業終了時刻TE2の前後所定時間(TE2−
    Δt1, TE2+Δt2)内に作業指示データSD8 を実行させたときの無人車AV1の作業終了時刻TE1が入るか否かを調べる。 作業終了時刻TE2は、出庫用の演算式TE =
    F(x,ts ,tc ,S0 ,S1 ,S2 )を用いてTE1
    =F(0,0,tc ,B3,B3,ST3)で算出される。 また、作業終了時刻TE2は、出庫用の演算式TE1=F(x
    3,ts3,tc ,HS1 ,B3,ST3)で算出される。 現在時刻tc は、タイマ7bより得たその演算時の時刻を近似的に使用する。 そして、TE2−Δt1≦TE1≦TE2+Δt2
    が成立するか否かを判断する。

    【0062】例えばTE2−Δt1≦TE1≦TE2+Δt2が成立しない場合、待ち時間が発生しないと判断してステップS15に進み、作業指示データSD8 を出力するとともに、作業指示データSD8 を無人車管理データVDにセットする。 また、作業指示データSD8 に対応する作業指示データSDc ,SDd を各制御盤9b,10に出力する(S16)。 その結果、無人車AV1は出庫搬送先の搬送ステーションST2で次の荷を載せてそのまま次の入庫搬送を開始する。 ここで、複数の作業指示データに対して同時刻での重なりを調べる場合、待ち時間が発生しない作業指示データSDが一つでもあればステップS1
    5に進み、待ち時間発生なしと判断した作業指示データSDが複数あるときはその搬送先が他の3台の搬送先と一致しないものを優先させて出力する。

    【0063】また、例えばTE2−Δt1≦TE1≦TE2+Δ
    t2が成立する場合、待ち時間が発生すると判断し、ステップS12に進み、早く開始できる他データが存在するか否かを判断する。 すなわち、他データを実行させた場合にその作業開始位置からの作業を開始できる時刻を4
    台の無人車AV1〜AV4に対して算出していき、4台のうち無人車AV1に作業を行わせることが最も早く、
    且つ先の待ち時間を待ってから作業開始するよりその開始時刻を早くし得る他データが存在するか否かを調べる。 このとき待ち時間の発生の有無も調べ、待ち時間が発生するものに対しては待ち時間経過後の時刻を作業開始時刻として処理する。 つまり、4台の無人車に対して各作業指示データSD5 〜SD8 毎に予定終了時刻TE 、待ち時間tw、次の作業開始位置までの移動所要時間ΔT
    を算出し、各予定作業開始時刻TsをTs =TE +ΔT
    +tw より求める。 そして、4台のうち無人車AV1の予定作業開始時刻Ts が最も早く、且つその予定作業開始時刻Ts が先の待ち時間を待ってから作業開始する時刻より早くなる作業指示データを捜す。

    【0064】このとき、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他の作業指示データSDが存在しなければ、
    ステップS14に進み、待ち時間が発生しないように待機時間To を指定する。 待機時間To はTo =TE2+Δ
    t2−TE1として算出される。 そして、ステップS15で作業指示データSD8 を待機時間To を指定して出力するとともに、作業指示データSD8 を運行管理データVDにセットする。 また、作業指示データSD8 に対応する作業指示データSDc ,SDd を各制御盤9b,10に出力する(S16)。 その結果、無人車AV1は搬送ステーションST2で荷を卸すと、そこから荷載せをし、その状態で指定された待機時間To だけ待機した後、次に指定された入庫搬送を開始する。

    【0065】また、このとき待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他の作業指示データSDが存在すれば、
    ステップS13に進み、その作業指示データSDを読出す。 このとき待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他の作業指示データSDが複数存在すれば予定作業開始時刻Ts が最も早いものを読出すか、あるいはその搬送先が他の3台の搬送先と一致しないものを優先して読出す。 そしてステップS15で、読出した作業指示データSDを出力するとともに、運行管理データVDにセットする。 また、その作業指示データSDに対応する作業指示データSDc,SDd を出力する(S16)。 その結果、無人車AV1は搬送ステーションST2で荷を卸すと、その作業終了位置で待機時間To を待って作業開始するよりも早く作業開始できる搬送作業の作業開始位置まで移動してそこで荷載せをして次の搬送作業を開始する。

    【0066】一方、無人車AV1が最初の搬送作業を終了するまでに作業管理データRD中に作業指示データSD
    8 が記憶されていない場合、ステップS6で作業終了位置から作業開始できる作業指示データSDはないと判断される。 そのため、ステップS7に進む。 ステップS7
    では、待機フラグFが「1」であるか否かを判断する。
    待機フラグFが「1」であるので、ステップS21(図4)に移行し、図4のデータ作成処理を実行する。 つまり、入出庫要求データDin,Dout の入力があれば作業指示データSDを作成し(S21,S22)、最新の位置情報データDx を用いて運行データDf を逐次更新する(S23〜S25)。 このときステップS26で待機フラグFが「1」であると判断され、図3のステップS
    6に再び戻る。 以下、ステップS7で待機フラグFが「0」となるまで図4のデータ作成処理を繰り返して待機する。

    【0067】この待機中、端末装置T2から新たな入庫要求データDinの入力があると(S21)、ステップS
    22で「ST2」を作業開始位置とする例えば作業指示データSD8 を作成する。 こうして次のステップS6で新たに作成した作業指示データSD8 が「ST2」を作業開始位置とするものとして見出され、ステップS8に進む。 そして、ステップS8でその作業指示データSD8 を読出し、読出したデータSD8 について待ち時間が発生するか否かを判断する(S9)。 待ち時間が発生しなければその作業指示データSD8 を出力する(S15)。 また、待ち時間が発生すればステップS12に進んで早く開始できる他データの有無を判断し、早く開始できる他データGAければ待機時間To を指定してその作業指示データSD8 を出力し(S14,15)、早く開始できる他データがあればその作業指示データSDを読出して出力する(S13,15)。 そして、出力したその作業指示データSDに対応する作業指示データSDc ,SDd
    を出力する(S16)。

    【0068】一方、待機中に端末装置T2から新たな入庫要求データDinが入力されないまま、ステップS7で待機フラグFが「0」と判断されると、ステップS10
    に進み作業管理データRD中から最も移動距離(または移動所要時間)の短い作業開始位置となる作業指示データSDを読出す。 この場合、搬送ステーションST2からの距離が「ST3」「ST1」「B3」の順番で近いとすると、「ST3」を作業開始位置とする作業指示データSD5 が読出される。 このとき、移動距離(または移動所要時間)が最短となる作業指示データSDが複数存在する場合はその全てを読出す。

    【0069】そして、ステップS11でその作業指示データSD5 について待ち時間が発生するか否かを判断する。 待ち時間が発生しなければその読出しデータSDを出力する(S15)。 このとき待ち時間が発生しない読出しデータSDが複数あるときはその搬送先が他の3台の搬送先と一致しないものを優先させて出力する。 また、ステップS11で待ち時間が発生するようであればステップS12に進み、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる他データの有無を調べ、該当する作業指示データSDがなければ待機時間To を指定して読出しデータSDを出力し(S14,S15)、該当する作業指示データSDがあればそれを読出して出力する(S13,
    S15)。 このときも該当する作業指示データSDが複数存在するときはその搬送先が他の3台の搬送先と一致しないものを優先させる。 そして、出力したその作業指示データSDに対応する作業指示データSDc ,SDd
    を出力する(S16)。

    【0070】以下、無人車AV2〜AV4が作業を終了してそれらを対象とする作業指示要求信号を入力すると、図3,図4の各フローチャートに従って同様の処理を行い、それぞれに作業指示データSDが割り当てられる。 なお、入庫搬送を終了したときには、同一移載場所B1〜B3からの開始作業であっても荷卸しを入庫側の電動台車1a,2a,3aに対して行い、荷載せは出庫側の電動台車1b,2b,3bに対して行う。 そのため、入庫側の電動台車1a,2a,3aから出庫側の電動台車1b,2b,3bまでの移動所要時間も加味して作業終了時間TE 、待機時間To が演算される。

    【0071】こうして各無人車AV1〜AV4に対して、その作業終了位置から作業を開始できる作業が優先的に割り当てられる。 つまり、入庫搬送を終えた無人車AV1〜AV4に対しては、その荷卸しした移載場所B
    1〜B3から開始できる出庫搬送作業が優先的に与えられ、出庫搬送を終えた無人車AV1〜AV4に対しては、その荷卸した搬送ステーションST1〜ST3から開始できる入庫搬送作業が優先的に与えられる。

    【0072】また、作業終了位置から作業を開始させると待ち時間が発生し、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる搬送作業があればそちらを優先させる。 また、
    作業を終えた時点でその作業終了位置から荷載せできる搬送作業がない場合でも、待機時間があればその作業終了位置からの作業要求の入力を待って、入力があればそれを優先させる。 さらに荷卸し位置からそのまま荷載せできる作業指示データSD、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる作業指示データSDが複数存在する場合は、搬送先が他の3台の搬送先に一致しないものから優先させる。 これによってその搬送先、さらに出庫の場合は搬送元までも極力一致しないようにばらつかせることができる。

    【0073】以上詳述したように本実施例によれば、荷卸しした作業終了位置から開始できる搬送作業を優先させることができるので、従来技術で述べたように荷の搬送を終えた後に発生した順番に指令を出してわざわざ遠くまで移動するという効率の悪さを解消することができる。 そのため、人搬送車が荷を卸した後、その搬送先にて優先的に荷を受け取ることにより効率の悪い走行経路をとらなくて済むため、搬送能力を一層向上させることができる。 また、この場合も待ち時間が発生しない搬送作業の方が優先され、待ち時間が発生する場合にも待ち時間を待つよりも早く作業開始できる搬送作業の方が優先されるので、無駄な待ち時間を最小とすることにより搬送能力を一層向上させることができる。 また、荷卸し位置からそのまま荷載せできる作業指示データSD、待ち時間を待つよりも早く作業開始できる作業指示データSD、最短距離(または最短移動所要時間)となる作業指示データSDがそれぞれ複数存在する場合は、その搬送先が他の3台の無人車の搬送先に一致しないものが優先して割り当てられるので、無人車の搬送元及び搬送先を極力一致しないようにばらつかせることができる。 よって、これらの効果により無人車の入出庫搬送における搬送効率を大幅に向上させることができる。 また、作業指示データの作成時に同一の移載場所B1〜B3が連続して選択されないように検索対象となる自動倉庫の倉庫番号をサイクリックに選択したので、作業終了位置からそのまま荷載せできる搬送作業を割り当て得る確率を高くすることができる。

    【0074】なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のように構成することもできる。 (1)作業指示要求信号を入力してから出庫元や入庫先の移載場所B1〜B3が重ならないような自動倉庫を選び、その自動倉庫から所定品番が収納された収納部4a
    や空棚4aを引当てるようにしてもよい。 この構成によれば、予め作業開始位置及び作業終了位置が決定された作業指示データの中から最も効率のよい作業指示データSDを選ぶのではなく、最も効率よくなるように作業指示データSDを作成する手順をとるので、一層待ち時間の発生を低減させることができる。

    【0075】(2)作業指示要求信号の入力の度に作業指令を出す方法に代えて、1台の無人車に対して荷卸し位置から荷載せして次の搬送作業を連続的に繰り返すように予め複数の作業指示データを設定しておく構成としてもよい。 この場合、作業指示データの設定後で一つの搬送作業終了までに次に設定された作業指示データよりも搬送効率のよい入出庫要求があったときには作業効率が良くなるようにその都度実行させる搬送作業を変更すればよい。

    【0076】(3)待ち時間をなくすため指定された待機時間To を経過するまでの待機中に、待機時間To を経過して作業開始するよりも早く作業開始できる入出庫要求があった場合にはその入出庫要求の方を優先させる構成としてもよい。 この構成によれば、待ち時間をさらに低減させてさらに一層搬送効率を向上させることができる。

    【0077】(4)搬送ステーションST1〜ST3が作業終了位置となるとき、その位置から作業開始できる搬送作業があれば、待機時間を待たずに直ちにその搬送作業を開始させてもよい。

    【0078】(5)作業指示データを作成順に順次に読出し、搬送先としてその作業開始位置へ向かう無人搬送車にその作業指示データを優先的に割り当てる構成としてもよい。 この構成によっても次の作業開始位置までの移動を伴わずその荷卸し位置から次の搬送作業を連続的に行わせることができる。

    【0079】前記実施例から把握され、特許請求の範囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下に記載する。 (イ)請求項2〜請求項4の発明において、前記データ割当手段は、前記第2の検索手段により検索された作業指示データが複数存在する場合、他の無人搬送車の作業終了位置と一致しないものから優先して割り当てるようにした。 この構成によれば、搬送元及び搬送先を極力ばらつかせることができる。

    【0080】(ロ)請求項2〜請求項4の発明において、前記第2の検索手段により作業指示データが検索されなかった場合、前記検索手段により検索された作業指示データを待ち時間が発生しないように待機させてから作業開始するようにし、その待機中に入力手段から入出庫要求があれば、その入出庫要求に基づいて作成された作業指示データが記憶された記憶手段を再度検索させ、
    第2の検索手段により作業指示データが検索されれば、
    データ割当手段はその作業指示データをその無人搬送車に対して割り当てるようにした。 この構成によれば、待ち時間を伴うものよりも早く終えられる搬送作業が優先的に割り当てられるので、搬送効率をさらに向上させることができる。

    【0081】

    【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、無人搬送車が搬送作業を終えたその作業終了位置からの搬送作業があれば優先的に割り当てられ、荷卸した位置からそのまま荷載せして次の搬送作業を開始することができるので、搬送効率を一層向上させることができる。

    【0082】請求項3に記載の発明によれば、荷卸し位置から荷載せして搬送作業をすると待ち時間が発生する場合、待ち時間を待つよりも早く開始し得る搬送作業があればその搬送作業を優先的に割り当てることができる。

    【0083】請求項4に記載の発明によれば、荷卸し位置から荷載せし得る搬送作業がない場合でも、その位置から最短距離にある最も早く開始し得る搬送作業を優先的に割り当てることができる。

    【0084】請求項5に記載の発明によれば、荷卸し位置から荷載せし得る搬送作業が複数存在する場合、他の無人搬送車の作業終了位置と一致しないものから優先して割り当てられるので、搬送元及び搬送先を極力ばらつかせることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】一実施例の搬送システムの平面図。

    【図2】搬送システムの電気的構成を示すブロック図。

    【図3】統括コンピュータの処理動作を示すフローチャート。

    【図4】同じくフローチャート。

    【図5】作業管理データ図。

    【図6】運行管理データ図。

    【図7】運行データを説明するためのグラフ。

    【図8】従来技術における搬送システムの平面図。

    【符号の説明】

    1〜3…自動倉庫、7…データ作成手段、検索手段、第2の検索手段、第3の検索手段、データ割当手段及び判断手段としての統括コンピュータ、7a…記憶手段としてのメモリ、8…終了位置認知手段を構成する無人搬送車地上制御盤、11…終了位置認知手段を構成する受信器、AV1〜AV4…無人搬送車、ST1〜ST3…搬送ステーション、T1〜T3…入力手段としての端末装置、SD…作業指示データ。

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