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Jig for forming cut-off part of folded-plate roof material and manufacturing method of cut-off part of folded-plate roof material

阅读:187发布:2024-01-25

专利汇可以提供Jig for forming cut-off part of folded-plate roof material and manufacturing method of cut-off part of folded-plate roof material专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a jig for forming a cut-off part of a folded-plate roof material, capable of stably forming the cut-off part at a groove bottom part of a water upper side end part and crest part half bodies on both sides thereof without taking time or labor in processing even for the folded-plate roof material of high strength and a complicated shape.SOLUTION: The jig includes a pressing part 1, a bottom part 2 and a pair of projection parts 3 and 3 provided on both outer sides of the pressing part 1. By making the pressing part 1 and the bottom part 2 face each other, an insertion gap 4 for inserting the groove bottom part of the water upper side end part is formed. The projection parts 3 and 3 are positioned on the surface side of the crest part half body in the state of inserting the groove bottom part of the water upper side end part to the insertion gap 4. Further, the projection parts 3 and 3 are formed to be abutted to the surface of the crest part half body when bending and raising the groove bottom part of the water upper side end part inserted to the insertion gap 4 to the surface side of the folded-plate roof material by turning the pressing part 1 and the bottom part 2.,下面是Jig for forming cut-off part of folded-plate roof material and manufacturing method of cut-off part of folded-plate roof material专利的具体信息内容。

  • 折板屋根材の水上側端部の溝底部とその両側の山部半体とを前記折板屋根材の表面側に立ち上げることにより止水部を形成する止水部形成用治具であって、
    押さえ部と、底部と、前記押さえ部の両外側に設けられた一対の突出部とを有し、
    前記押さえ部と前記底部とを対向させることにより前記水上側端部の溝底部を挿入するための挿入用隙間が形成され、
    前記突出部は、前記水上側端部の溝底部を前記挿入用隙間に挿入した状態で前記山部半体の表面側に位置し、且つ前記押さえ部と前記底部とを回動させることにより前記挿入用隙間に挿入された前記水上側端部の溝底部を折板屋根材の表面側に屈曲して立ち上げる際に前記山部半体の表面に当接するように形成して成ることを特徴とする折板屋根材の止水部形成用治具。
  • 前記突出部に傷つき防止材が設けられて成ることを特徴とする請求項1に記載の折板屋根材の止水部形成用治具。
  • 前記突出部の先端部が円弧状に形成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の折板屋根材の止水部形成用治具。
  • 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の折板屋根材の止水部形成用治具により折板屋根材の止水部を製造する方法であって、
    前記挿入用隙間に前記水上側端部の溝底部を挿入し、次いで該治具を前記折板屋根材の表面側に回動することにより、前記突出部を前記山部半体の表面に当接させながら水上側端部の溝底部とその両側の山部半体とを屈曲して立ち上げることにより止水部を形成することを特徴とする折板屋根材の止水部の製造方法。
  • 说明书全文

    本発明は、折板屋根材の止部形成用治具及び折板屋根材の止水部の製造方法に関する。

    従来より、折板屋根の棟部への雨水等の浸入を防止する手段として、折板屋根材の水上側端部に水止め用の面戸(止水面戸)を設置することが知られている。 しかし、止水面戸は、経年によりシーリング性が低下し、徐々に折板屋根の棟部に雨水等が浸入してしまうことがある。 そのため、止水面戸の設置に加えて、水上側端部を曲げ加工により略垂直に立ち上げるように屈曲させ、該水上側端部に止水部を形成させることもある。

    そして、近年では、上記のような折板屋根材の水上側端部に止水部を形成するための止水部形成用治具が各種提案されている。

    例えば、断面が略V字状に形成された折板屋根の水上側端部の溝底部を、台板と押さえ部材の間に挿し込み、水上側端部の先端を規制部材に当接させてハンドルを操作することで、溝底部を立ち上げるように屈曲して水上側端部に止水部を形成することができる止水部形成用治具が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。

    実開平6−20700号公報

    しかしながら、従来の止水部形成用治具では、溝底部を屈曲する際、止水部形成用治具は水上側端部の溝底部のみに当接するものであって、溝底部の両側の山部半体には当接するものでなかった。 そのため、水上側端部の溝底部は略直に屈曲するように曲げ加工できるものの、溝底部の両側の山部半体に対しては止水部形成用治具が当接しない分、が作用しにくくなり、所定形状の止水部を形成することが困難となる場合があった。 特に、耐風圧強度を高くするために、両側の山部半体に係止部を設けているような複雑形状の折板屋根材に対しては、従来の止水部形成用治具で曲げ加工したとしても、安定して雨水等の浸入が防げるような止水部を形成することが難しいという問題があった。

    以上のように、従来の止水部形成用治具で折板屋根材の水上側端部に止水部を形成しようとしたとしても、屈曲するのに大きな力をかけることが必要であったり、加工に時間や手間がかかったりする原因となっていた。

    本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、強度が高く複雑な形状の折板屋根材に対しても加工に時間や手間がかかることなく、水上側端部の溝底部及びその両側の山部半体に止水部を形成することできる折板屋根材の止水部形成用治具及び折板屋根材の止水部の製造方法を提供することを目的とするものである。

    本発明に係る折板屋根材の止水部形成用治具は、折板屋根材の水上側端部の溝底部とその両側の山部半体とを前記折板屋根材の表面側に立ち上げることにより止水部を形成する止水部形成用治具であって、押さえ部と、底部と、前記押さえ部の両外側に設けられた一対の突出部とを有し、前記押さえ部と前記底部とを対向させることにより前記水上側端部の溝底部を挿入するための挿入用隙間が形成され、前記突出部は、前記水上側端部の溝底部を前記挿入用隙間に挿入した状態で前記山部半体の表面側に位置し、且つ前記押さえ部と前記底部とを回動させることにより前記挿入用隙間に挿入された前記水上側端部の溝底部を折板屋根材の表面側に屈曲して立ち上げる際に前記山部半体の表面に当接するように形成して成ることを特徴とする。

    また、本発明に係る止水部形成用治具は、前記突出部に傷つき防止材が設けられて成ることが好ましい。

    また、本発明に係る止水部形成用治具は、前記突出部の先端部が円弧状に形成されて成ることが好ましい。

    また、本発明に係る折板屋根材の止水部の製造方法は、上記いずれかの折板屋根材の止水部形成用治具により折板屋根材の止水部を製造する方法であって、前記挿入用隙間に前記水上側端部の溝底部を挿入し、次いで該治具を前記折板屋根材の表面側に回動することにより、前記突出部を前記山部半体の表面に当接させながら水上側端部の溝底部とその両側の山部半体とを屈曲して立ち上げることにより止水部を形成することを特徴とする。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具は、強度が高く複雑な形状の折板屋根材に対しても、加工に時間や手間がかかることなく、水上側端部の溝底部及びその両側の山部半体に止水部を安定して形成することできる。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具の実施の形態の一例を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図である。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具により曲げ加工される折板屋根材の一例を示す斜視図である。

    本発明の止水部形成用治具の使用状態を示し、(a)は折板屋根材を屈曲する直前を示す斜視図、(b)は屈曲の途中を示す斜視図、(c)は屈曲の途中における拡大図、(d)は屈曲終了時の状態を示す斜視図である。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具を用いて製造された折板屋根材の止水部の一例を示す斜視図である。

    同上の折板屋根材の施工例を示す斜視図である。

    同上の折板屋根材の施工例を示す断面図である。

    同上の折板屋根材の施工例を示す斜視図である。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具により曲げ加工される折板屋根材の他の一例を示す斜視図である。

    同上の折板屋根材の施工例を示す斜視図である。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具の他の実施の形態の一例を示す正面図である。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具の他の実施の形態の一例を示す正面図である。

    以下、本発明を実施するための形態を説明する。

    本発明の折板屋根材の止水部形成用治具Aは、図1に示すように押さえ部1と、底部2と、前記押さえ部1の両外側に設けられた一対の突出部3、3とを有し、前記押さえ部1と前記底部2とを対向させることにより、図2に示すような折板屋根材40の水上側端部46の溝底部41を嵌入するための挿入用隙間4が形成されている。

    以下、折板屋根材の止水部形成用治具Aの詳細について説明する。

    押さえ部1として使用できる部材は、例えば、図1に示しているような断面略U字形状の金属部材が使用することができ、その金属部材の両端が上方に起き上がって形成される壁部1aと平板部1bとで構成される。 また、押さえ部1における平板部1bの最前面の下部は先端基点部1cであり、折板屋根材を屈曲させるときの基点となる部分である。

    尚、押さえ部1としては、上記のような断面略U字形状の金属部材のみに限定されず、例えば、一対の断面略L字形状の金属部材をそれぞれ平板の両端に設けることもできる。

    底部2は、押さえ部1における平板部1bの下側に設けられ、平板部1bと底部2とが略平行に対向するように設けられている。 底部2としては、例えば、図1に示しているような断面略U字形状の金属部材を使用することができ、その金属部材の両端が下方に突出して形成される脚部2aと平底2bとで構成される。 あるいは、底部2としては断面略U字形状ではなくとも、平板状の金属部材を使用しても良い。

    尚、壁部1aと脚部2aの縦方向の長さは特に限定されず、所定の長さに適宜調節することができる。

    さらに、押さえ部1と底部2との間には、前記溝底部41を挿入するための挿入用隙間4が形成されるが、該挿入用隙間4を形成させるために、スペーサ部5を設けることができる。

    スペーサ部5としては、例えば、図1に示しているように、矩形状の平板状金属板を使用することができる。 この矩形状の平板状金属板をスペーサ部5として、その上面に押さえ部1を、下面に底部2を固着させることで、押さえ部1と底部2とが対向して配置されると共にスペーサ部5の前側に挿入用隙間4が形成される。 また、前記挿入用隙間4の前端には、開口部4aが形成されている。 また、スペーサ部5は、押さえ部1及び底部2の後部に配置されるように押さえ部1と底部2とに固着させる。 具体的には、スペーサ部5の前端である規制部5aと底部2(あるいは押さえ部1)の先端との距離(図1ではDと表記)が、50〜200mmとなるようにスペーサ部5を設けると良い。 Dがこの範囲内であれば、本発明の止水部形成用治具Aで曲げ加工して止水部39を形成した場合、その止水部を所望の高さに形成することができる。

    上記挿入用隙間4の高さは、スペーサ部5の厚みと対応するため、スペーサ部5の厚みを変えることで、上記挿入用隙間4の高さは所定の間隔で形成される。 この挿入用隙間4の高さは、折板屋根材40の溝底部41が挿入できる程度に形成させれば良く、例えば、折板屋根材40の溝底部41の厚みよりもさらに1〜10mm広くなるように形成させると良い。

    尚、上記のように押さえ部1、底部2並びにスペーサ部5は、必ずしもそれぞれが個別の部材で設けられたものでなく、ただ一つの部材だけで構成されても良い。 例えば、側断面略コ字状の部材により押さえ部1、底部2並びにスペーサ部5が備えて形成されているようなものも使用することができる。

    更に、本発明の折板屋根材40の止水部形成用治具Aでは、押さえ部1の両外側に一対の突出部3、3を設ける。 図1に示しているように、突出部3、3は、例えば平面視で略L字状である部材を用いることができ、押さえ部1の両端の壁部1aの両外側に突出部3、3の固着部3a、3aをそれぞれ固着させることで、突出部3、3が押さえ部1の両端の壁部1aの外面に対して略垂直方向で外方に突出するように形成されることになる。 突出部3、3の下端の端縁は、先端に向けて上り傾斜している。 また、突出部3、3の先端下部は側方基点部3bであり、折板屋根材40の傾斜部43を屈曲させるときの基点となる部分である。 尚、一対の突出部3、3は、押さえ部1の先端からの距離がいずれも同じになるように設置しても良いし、異なるように設置しても良い。

    また、上記一対の突出部3、3の壁部1aからの突出長さL1、L2は、それぞれ同じ(L1=L2)長さにすることができる。 あるいは、折板屋根材40の両側の山部半体42a、42bの傾斜度合いが互いに異なる場合には、そのような折板屋根材40に対応できるように、L1、L2は、互いに異なっていても良い(L1≠L2)。

    また、本発明の折板屋根材40の止水部形成用治具Aでは、図1に示しているように、曲げ加工において止水部形成用治具の回動操作を行うためのハンドル6を設けることができる。 上記ハンドル6は、押さえ部1上面の後方部に固着することができ、例えば金属製のパイプ部材を使用することができる。 ハンドル6の長さは特に限定されないが、例えば、70〜100cmであれば、曲げ加工の作業性に適している。 また、同様の理由により、ハンドル6は、押さえ部1の垂線方向に対して、0〜45°の角度(図1に示すθ)で取付けることが好ましい。

    本発明の折板屋根材40の止水部形成用治具Aでは、各種折板屋根材40に対して止水部39を形成することができる。 その中でも特に、従来の止水部形成用治具では曲げ加工が困難であった強度が高く複雑な形状の折板屋根材40に対しても、曲げ加工の時間や手間が低減され、折板屋根材40の水上側端部46の溝底部41及びその両側の山部半体42a、42bに止水部39を安定して形成できることが特徴である。

    このような折板屋根材としては、例えば図2に示しているように、耐風圧強度を高くするために溝底部41の両側の山部半体42a、42bに係止部44、45をそれぞれ2箇所以上設けているような複雑形状のものが挙げられる。 この折板屋根材40では、塗装鋼板や亜鉛めっき鋼板などの金属板を曲げ加工して形成されており、屋根の傾斜(流れ方向)に長尺に形成されるものである。 また、折板屋根材40は断面略U字状に形成されており、溝底部41と、その両方の側端部から斜め上方に向かって突出する山部半体42a、42bとを備えて形成されている。 溝底部41には、一対の段部41a、41aが屈曲させて加工することにより折板屋根材40の長手方向の略全長にわたって形成されている。

    一方の山部半体42aは、溝底部41の一方の側端から外側方(溝底部41と反対側)の斜め上方に向かって突出する傾斜部43と、この傾斜部43の上端から外側方(溝底部41と反対側)に向かって略水平に突出する頂部23と、この頂部23の端部から上方に向かって突出する断面略U字状の嵌合部24とから構成されている。 他方の山部半体42bは、溝底部41の一方の側端から外側方(溝底部41と反対側)の斜め上方に向かって突出する傾斜部43と、この傾斜部43の上端から外側方(溝底部41と反対側)に向かって略水平に突出する頂部23と、この頂部23の端部から上方に向かって突出する断面略L字状の被嵌合部25とから構成されている。

    そして、山部半体42a、42bの傾斜部43には係止部44、45が設けられている。 係止部44、45は傾斜部43の一部を段状に折り曲げてその裏面側に突出するように形成されている。 また、一方の係止部44は傾斜部43の上下方向の中央部よりも上側に形成することができ、他方の係止部45は傾斜部43の上下方向の中央部よりも下側に形成することができる。 また、係止部44、45は折板屋根材40の長尺方向の全長にわたって形成することができる。

    上記のような形状の折板屋根材40から、図1に示す本発明の折板屋根材の止水部形成用治具Aを用いて、上記折板屋根材40の止水部39を製造する方法について説明する。

    まず、止水部形成用治具Aの挿入用隙間4の前端の開口部4aと、水上側端部46の溝底部41の端面41bとを対向させ、図3(a)に示すように、この挿入用隙間4に水上側端部46の溝底部41を挿入させる。 尚、この水上側端部46は、折板屋根材40を施工して折板屋根55としたときに棟側に位置する部分である。

    上記のように、挿入用隙間4に水上側端部46の溝底部41を挿入させると、溝底部41の端面41bは、止水部形成用治具Aのスペーサ部5の規制部5aに面当たりするように当接され、これによって溝底部41の位置を規制することができる。

    一方、図3(a)の状態では、止水部形成用治具Aの一対の突出部3、3は、それぞれ傾斜部43、43に形成した下側の係止部45、45付近の表面側に、若干の隙間を有して位置している。 尚、突出部3、3は傾斜部43、43の上側の係止部44、44付近の表面側に位置していても良い。

    次いで、図3(b)に示すように止水部形成用治具Aのハンドル6の上端を、折板屋根材40の水下側に向かって回動させると、押さえ部1と底部2とが一体的に回動し、押さえ部1の先端基点部1cが折板屋根材40の溝底部41の表面に当接される。 この押さえ部1の先端基点部1cを中心にして、さらに水下側にハンドル6を回動させると、先端基点部1cに当接される箇所を基点として、該溝底部41が徐々に屈曲されて上方へ立ち上げられる。

    上記のようにハンドル6を折板屋根材40の水下側にさらに回動させていくと、図3(c)に示すように突出部3、3の側方基点部3b、3bが溝底部41の両側の傾斜部43、43の表面側に当接する。 その状態でさらにハンドル6を折板屋根材40の水下側に回動させ続けると、この側方基点部3b、3bの当接した箇所が基点となって、折板屋根材40の山部半体42a、42bにおける段部41a、41a、係止部44、45及び傾斜部43、43もそれぞれ上方へ立ち上がっていくように屈曲される。

    そして、ハンドル6を折板屋根材40の水下側にさらに回動させ続けて、例えば図3(d)に示すような位置まで回動させた後、挿入用隙間4から折板屋根材40の溝底部41を抜き取ることで曲げ加工が終了し、図4に示すような止水部39が製造される。 溝底部41は、その水上側の端面41bが上方を向くように略垂直に立ち上がった状態になっており、且つその端面41bは幅方向に対して平行に配置されている。 また、溝底部41に形成されている一対の段部41a、41a、傾斜部43、43及び係止部44、45もそれらの端面が上方を向くように立ち上がった状態になっている。 このように、折板屋根材40の溝底部41、段部41a、41a、係止部44、45及び傾斜部43、43が屈曲されて一連に立ち上がった状態となって止水部39が製造される。

    尚、止水部39の立ち上がり高さ(図4におけるH)は、止水部形成用治具Aにおける規制部5aと底部2の先端との距離Dと略一致している。 従って、止水部形成用治具AにおけるDを適宜調節することで、止水部39の立ち上がり高さHを所望のものに形成することができることになる。

    以上のように、本発明の折板屋根材の止水部形成用治具Aで屈曲させて上方へ立ち上げる際、折板屋根材40の溝底部41の端面41bが、規制部5aに面当たりするように当接し、次いで押さえ部1の先端基点部1cが折板屋根材40の溝底部41の上面に当接し、その後、突出部3、3の側方基点部3b、3bも折板屋根材40の溝底部41の両側の傾斜部43、43の表面側に当接可能になる。 そのため、折板屋根材40の溝底部41や溝底部41の端面41b、さらには傾斜部43、43の数箇所にわたって立ち上げるための力が加わることになるので、容易に立ち上げることが可能となり、加工に時間や手間がかかることを少なくして、水上側端部46の溝底部41及びその両側の山部半体部42a、42bに止水部39を形成することできる。

    次に、本発明の折板屋根材40の止水部形成用治具Aにより曲げ加工されて止水部39が形成された折板屋根材40を施工して折板屋根55を形成させる場合の例を示す。

    上記のように、止水部39が形成された折板屋根材40には、水下側からの雨水等の浸入を防止するための止水面戸65と、水下側から吹き付ける風を遮るためのエプロン面戸66とを、それぞれ折板屋根材40の表面側に取り付ける。 具体的には、図5に示すように、止水部39の水下側に断面略逆台形状の止水面戸65を溝底部41に対して略垂直に取り付け、さらにこの止水面戸65の水下側に断面略逆台形状のエプロン面戸66を、同様に溝底部41に対して略垂直に取り付ける。 止水面戸65を折板屋根材40に取り付ける際には、止水性を高めるためにシーリングを施すことができる。 一方、エプロン面戸66を折板屋根材40に取り付ける際には、シーリングはせずに、溝底部41とエプロン面戸66との間には若干の隙間を有している。 尚、止水部39と止水面戸65との距離並びに止水面戸65とエプロン面戸66との距離は、それぞれ適宜調整することができる。

    上記のように、止水部39が形成され、その水下側に止水面戸65とエプロン面戸66が設けられた折板屋根材40を、母屋等の屋根下地に取り付ける。 この取付けにあたっては図6に示すようなタイトフレームBを複数個、建物の屋根下地の上に溶接等により固定し、これらのタイトフレームBに折板屋根材40を上側から被せるように配置する(図6では、止水部39、止水面戸65及びエプロン面戸66は省略している)。 尚、この際、形成された止水部39は棟側に位置するように配置させる。 そして、屋根下地に取り付けた上記タイトフレームBの隣り合う固定突部26、26の間に上記折板屋根材40の溝底部41を位置させて屋根下地又は上記タイトフレームBの固定部49の上に載置する。 また、上記折板屋根材40の一方の山部半体42aとこれに近接する一方の固定突部26とを連結すると共に上記折板屋根材40の他方の山部半体42bとこれに近接する他方の固定突部26とを連結する。 この場合、傾斜部43に設けた上側の係止部44を固定突部26に設けた上側の係合部47の先端(下端)に係止すると共に、傾斜部43に設けた下側の係止部45を固定突部26に設けた下側の係合部48の先端(下端)に係止する。 このようにして折板屋根材40の両側の山部半体42a、42bをタイトフレームBに係止して保持する。 また、上記折板屋根材40の被嵌合部25を設けた方の山部半体42bの頂部23は固定突部26の頂部50の上側に配置する。

    次に、上記とは別の他の折板屋根材40を屋根の傾斜方向に並設された複数本の屋根下地の上に架設する。 ここで、新たに架設する折板屋根材40は上記既設の折板屋根材40に隣接して配置するものであり、これにより、折板屋根材40、40が隣り合う状態となる。 また、新たに架設する折板屋根材40の既設の折板屋根材40に近い方の山部半体42aの嵌合部24を、既設の折板屋根材40の上記山部半体42bの被嵌合部25に上側から嵌め込む。 これにより、新たに架設する折板屋根材40の嵌合部24の内側に既設の折板屋根材40の被嵌合部25を位置させ、この後、新たに架設した折板屋根材40の嵌合部24を折り曲げて既設の折板屋根材40の被嵌合部25の下側に係止させる。 このようにして隣接する折板屋根材40、40の山部半体42a、42b同士をハゼ締めにより接合することによって、隣接する山部半体42aと42bとを接続して山部を形成する。 次いで、このようにして複数枚の折板屋根材40、40・・・を順次接続しながら敷設していくことにより、図6に示すように、山部と谷部とが交互に連続して連なったように形成することができる。 そして、すべての折板屋根材40が敷設されると、図7に示すように、それぞれの折板屋根材40の止水部39が棟部51を挟んで互いに向き合った状態で折板屋根55が形成される。 そして、棟部51に棟包み60をそれぞれの折板屋根材40の止水部39、39、・・・、止水面戸65、65、・・・、エプロン面戸66、66、・・・のすべてを被うように且つ折板屋根材40の傾斜方向に直交するように載置することで折板屋根55が形成される。

    上記のような手順で施工された折板屋根55は、止水面戸65の水上側に止水部39が形成されることになる。 従って、経年により止水面戸65のシーリング性が劣化して、雨水等が止水面戸65の水上側に浸入したとしても、本発明の止水部形成用治具Aにより形成された止水部39によって棟部への雨水等の浸入を長期間に亘って安定的に防ぐことができる。

    その上、本発明の折板屋根材の止水部形成用治具Aでは、突出部3、3が折板屋根材40の溝底部41の両側の傾斜部43、43の表面側に当接可能になるので、曲げ加工の時に傾斜部43、43にも力が加わることになる。 そのため、従来の止水部形成用治具に比べて容易に立ち上げることが可能となり、加工に手間や時間がかかることなく止水部39を形成することができ、且つ確実に雨水等の浸入を防ぐことができる止水部39を安定して形成することができる。

    以上のように、本発明の折板屋根材の止水部形成用治具Aで屈曲させて上方へ立ち上げる際、折板屋根材40の溝底部41の端面が、規制部5aに面当たりするように当接し、次いで押さえ部1の先端基点部1cが折板屋根材40の溝底部41の上面に当接し、その後、突出部3、3の側方基点部3b、3bも折板屋根材40の溝底部41の両側の傾斜部43、43の表面側に当接可能になる。 そのため、折板屋根材40の溝底部41や溝底部41の端面41b、さらには傾斜部43、43の数箇所にわたって立ち上げるための力が加わることになるので、容易に立ち上げることが可能となり、加工に時間や手間がかかることを少なくして、水上側端部46の溝底部41及びその両側の山部半体部42a、42bに止水部を形成することできる。

    また、本発明の止水部形成用治具Aでは、図8に示すような折板屋根材40に対しても止水部を形成できる。 この折板屋根材40では、図2に示している折板屋根材40に形成されているような一対の段部41a、41a、係止部44、45は形成されていない。

    上記折板屋根材40は、本発明の止水部形成用治具Aを用いて、上記折板屋根材40の水上側端部46を屈曲させて上方へ立ち上げることで、止水部39が形成することができる。 この折板屋根材40の場合は、止水部形成用治具Aの先端基点部1cが折板屋根材40の溝底部41の上面に当接し、側方基点部3b、3bは折板屋根材40の両側の傾斜部43、43の表面側に当接することになる。

    図3と同様に、挿入用隙間4に水上側端部46の溝底部41を挿入させると溝底部41の端面41bは、止水部形成用治具Aのスペーサ部5の規制部5aに面当たりするように当接され、これによって溝底部41の位置を規制することができる。

    このとき、止水部形成用治具Aの一対の突出部3、3はそれぞれ、水上側端部46の溝底部41の両側の傾斜部43、43の表面側に、若干の隙間を有して位置している。

    次いで、止水部形成用治具Aのハンドル6の上端を、折板屋根材40の水下側に向かって回動させると、押さえ部1の先端基点部1cが折板屋根材40の溝底部41の表面に当接される。 この押さえ部1の先端基点部1cを中心にして、さらに水下側にハンドル6を回動させると、先端基点部1cに当接される箇所を基点として、該溝底部41が徐々に屈曲されて上方へ立ち上げられる。

    上記のようにハンドル6を折板屋根材40の水下側にさらに回動させていくと、突出部3、3の側方基点部3b、3bが傾斜部43、43の表面側に当接する。 その状態でさらにハンドル6を折板屋根材40の水下側に回動させ続けると、この側方基点部3b、3bの当接した箇所が基点となって、折板屋根材40の傾斜部43、43もそれぞれ上方へ立ち上がっていくように屈曲される。

    そして、ハンドル6を折板屋根材40の水下側にさらに回動させ続けた後、挿入用隙間4から折板屋根材40の溝底部41を抜き取ることで曲げ加工が終了し、止水部39が製造される。 溝底部41は、その端面41bが上方を向くように略垂直に立ち上がった状態になっており、且つその端面41bは幅方向に対して平行に配置されている。 また、傾斜部43、43もそれらの端面が上方を向くように立ち上がった状態になっている。 このように、折板屋根材40の溝底部41及び傾斜部43、43が屈曲されて一連に立ち上がった状態となって止水部39が製造される。

    上記同様に、止水部39が形成された折板屋根材40を施工して、図9に示すように折板屋根55を形成することできる。 すなわち、折板屋根材40を上記と同様に屋根の傾斜方向に並設された複数本の屋根下地の上に架設していき、すべての折板屋根材40が敷設されると、それぞれの折板屋根材40の止水部39が棟部51を挟んで互いに向き合った状態で折板屋根55が形成される。 そして、棟部51に棟包み60をそれぞれの折板屋根材40の止水部39、39、・・・、止水面戸65、65、・・・、エプロン面戸66、66、・・・のすべてを被うように載置することで折板屋根が形成される。

    この場合も上記と同様に、止水部39によって棟部への雨水等の浸入を長期間に亘って安定的に防ぐことができる。 このように、係止部を有さない図8に示すような折板屋根材40であっても、加工に手間や時間がかかることなく止水部39を形成することができ、且つ確実に雨水等の浸入を防ぐことができる止水部39を安定して形成することができる。

    図10に本発明の止水部形成用治具Aの他の実施の形態の一例を示す。 突出部3、3には、傷つき防止材が設けられており、例えば、図10に示すように保護キャップ材10を傷つき防止材として被せたりすることができる。 例えば、テープ状の傷つき防止材を突出部3、3に巻回すことで、突出部3、3を保護しても良い。 傷つき防止材の材質としては、折板屋根材40よりも軟らかいものであれば特に限定されないが、例えば、樹脂製、ゴム製、紙製のものを選定することができる。 このように突出部3、3に傷つき防止材を設けることで、曲げ加工の際、突出部3、3の側方基点部3b、3bが折板屋根材40に直接当接しないようにして、折板屋根材40への傷つきを抑制することができる。

    図11に本発明の止水部形成用治具Aの他の実施の形態の一例を示す。 この場合のように突出部3、3の先端部が円弧状に形成されて曲面部3cを有したものを使用しても良い。 この止水部形成用治具Aで曲げ加工すると、折板屋根材40の両側の傾斜部43、43の表面側には、前記曲面部3c上にある側方基点部3b、3bが当接する。 すなわち、当接箇所が尖った形状でないので、折板屋根材40への傷つきを抑制することができる。

    A 折板屋根材の止水部形成用治具 1 押さえ部 2 底部 3 突出部 4 挿入用隙間 10 傷つき防止剤 39 止水部 40 折板屋根材 42a 山部半体 42b 山部半体 43 溝底部 46 水上側端部

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