Corrosion prevention method for steel

申请号 JP2000126064 申请日 2000-04-26 公开(公告)号 JP2001311226A 公开(公告)日 2001-11-09
申请人 Ohbayashi Corp; 株式会社大林組; 发明人 NAKAMURA HIROYUKI; TAKEDA NOBUNORI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide the corrosion prevention method for a steel, by which the corrosion of the steel such as a reinforcing bar is prevented by surely drying a section up to a section in the vicinity of the steel buried into concrete in a short time.
SOLUTION: The surface of concrete 1 is irradiated with microwaves through a horny wave guide 5, which is connected to the surface of concrete 1 and in which a front end is expanded, by using a microwave irradiating machine 3. A space of approximately 10-20 cm is formed between the surface of concrete 1 and the front end of the wave guide 5 while a shielding means such as a wire gauze 7 for preventing the leakage of microwaves is installed around the microwave irradiating machine 3.
COPYRIGHT: (C)2001,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 コンクリート中に埋設される鉄筋等の鋼材の腐食を防止する方法であって、コンクリートの表面にマイクロ波を照射し、もって、コンクリートの表面及びコンクリートに埋設された鋼材の近傍の水分を蒸発させることを特徴とする鋼材の腐食防止方法。
  • 【請求項2】 マイクロ波の照射後、コンクリートの表面に樹脂ライニング等の防水処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の鋼材の腐食防止方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート中に埋設される鉄筋等の鋼材の腐食を防止する方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】コンクリート構造物の耐久性は、劣化に対して抵抗し、要求される学的並びに機能的な性能を保持しうる能力を有することを意味している。 コンクリートの耐久性を低下させる要因としては、アルカリ骨材反応、塩害、中性化などの化学的なものと、凍害などの物理的なものがある。 このうち、塩害や中性化は鉄筋の腐食に関連する。

    【0003】従来、このようなコンクリート中の鉄筋の腐食を防止する方法として、鉄筋に対し分及び酸素が浸透することを抑えるべく、コンクリートの表面に、合成樹脂などのライニングを施したり、電位制御による電気防食や脱塩処理を行っていた。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンクリート表面に樹脂ライニングを施す際には、コンクリートの表面を乾燥する必要があり、施工に手間と時間がかかる(気中乾燥の場合、1〜2ヶ月)といった課題がある。 さらに、コンクリートの表面を乾燥してもコンクリートの内部まで浸透した気体、イオン、水分を自然乾燥することができず、また、コンクリートの表面に樹脂ライニングなどの処理を行ったとしても、気体、イオン、
    水分の浸透を完全に阻止することはできないので、実際には、鋼材が腐食する惧れがある。 このため、定期的な補修を繰り返す必要があり、手間と費用がかかる。

    【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、コンクリートに埋設される鋼材の近傍に至るまで、短時間で確実に乾燥することができ、もって、鉄筋等の鋼材の腐食を防止する鋼材の腐食防止方法を提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、コンクリート中に埋設される鉄筋等の鋼材の腐食を防止する方法であって、コンクリートの表面にマイクロ波を照射し、もって、コンクリートの表面及びコンクリートに埋設された鋼材の近傍の水分を蒸発させることを特徴とする。 この発明においては、マイクロ波の照射後、コンクリートの表面に樹脂ライニング等の防水処理を施すことが好ましい。

    【0007】本発明は、新設のコンクリート、すなわち、型枠内に打設されたコンクリートが固化し、脱型した後に実施しても良いし、既設のコンクリートに実施しても良い。

    【0008】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。 図1は、本発明の好適な実施例を示し、コンクリート1(新設でも既設でもよい)の表面にマイクロ波照射機3を用いてこれに接続され先端が拡開したホーン状の導波管5を通じてマイクロ波を照射(矢印で図示)する状態を示している。 コンクリート1の表面と導波管5の先端との間は、10〜20cm程度の間隔があいているとともに、マイクロ波照射機3の周囲にはマイクロ波の漏洩を防止するため金網7等の遮断手段が設置されている。

    【0009】マイクロ波の照射は、非接触放射温度計9
    によりコンクリートの表面温度をモニターし、所定温度となったとき、ないしは所定温度を所定時間経過したときにマイクロ波の照射を終了するよう自動でまたは手動で管理される。

    【0010】図2は、コンクリート構造物としての橋脚11(新設、既設を含む)の表面に、マイクロ波を照射する実例を示している。 橋脚11の周囲には、台車13
    上に立設されたレール15A、または図示しない吊下手段から吊下されたレール15Bに沿って鉛直方向に移動可能なアーム17を設け、このアーム17の先端にヒンジ19を介して首振り姿勢移動可能なマイクロ波照射機3が設けられている。

    【0011】そして、同図の例では、台車13または吊下手段を移動するとともにアーム17を移動し、橋脚1
    1の任意の表面にその表面に対して垂直となる方向でマイクロ波を照射することができる。

    【0012】このように、コンクリートの表面にマイクロ波を照射することにより、コンクリートの表面及びコンクリートに埋設された鉄筋1Aなどの鋼材近傍の水分を蒸発乾燥させることができ、乾燥状態にしてから表面の防水処理を行うことで、水分や酸素の供給を遮断することができる。

    【0013】そして、この乾燥作業は、従来の気中乾燥が1〜2ヶ月かかっていたのに対し、本発明によるマイクロ波照射の場合には数日でよく、短時間で、しかも、
    コンクリート1に埋設された鋼材の近傍まで確実に水分を乾燥することができ、鉄筋等の腐食を防止することができるのである。

    【0014】

    【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、コンクリートの表面にマイクロ波を照射してその表面ないしは内部を短時間で乾燥することができるため、工期を短縮することができるのみならず、コンクリート内部の気体、イオン、水分などの浸透や移動も防止できるので、長期間にわたり、コンクリートの劣化や鉄筋の腐食を防止できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の好適な実施の形態を示す部分断面斜視図である。

    【図2】本発明を橋脚に適用した場合の説明図である。

    【符号の説明】 1 コンクリート(1A 鉄筋) 3 マイクロ波照射機 5 導波管 7 金網 9 非接触放射温度計 11 橋脚 13 台車 15A,15B レール 17 アーム 19 ヒンジ

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