Slag and/or ash containing metal aluminum for cement hardened product and manufacturing method of cement hardened product |
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申请号 | JP2006171615 | 申请日 | 2006-06-21 | 公开(公告)号 | JP2008001552A | 公开(公告)日 | 2008-01-10 |
申请人 | Flowric:Kk; Hazama Corp; Nippon Paper Chemicals Co Ltd; 日本製紙ケミカル株式会社; 株式会社フローリック; 株式会社間組; | 发明人 | SASAKI HAJIME; FUJITA YASUHIKO; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a manufacturing method of slag and/or ash containing metal aluminum for a cement hardened product, suppressing effectively the expansion of the hardened product caused when the cement hardened product is manufactured by using the slag or the ash containing metal aluminum, and also to provide a manufacturing method of a cement hardened product using the slag. SOLUTION: This manufacturing method of the slag and the ash relates to the method for manufacturing the slag or the ash which is used for manufacturing the cement hardened product and can suppress the expansion of the cement hardened product during hardening. The method comprises: (A) a process of preparing slag and ash containing metal aluminum; and (B) a process of attaching the slag or the ash containing metal aluminum to an aqueous solution (s) containing an alkali metal salt and/or an alkaline earth metal salt. The manufacturing method of the cement hardened product comprises a process (C) of mixing a cement composition containing the slag or the ash, which contains metal aluminum and is prepared by the step (B), cement and water to be hardened. COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT |
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权利要求 | セメント硬化物の硬化時の膨張を抑制しうる、該セメント硬化物の製造に用いる金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法であって、 金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰を準備する工程(A)と、 金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰に、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩を含む水溶液(s)を接触させる工程(B)とを含むことを特徴とするセメント硬化物用の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法。 金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰を準備する工程(A)と、 金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰に、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩を含む水溶液(s)を接触させる工程(B)と、 工程(B)で得られた金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰、セメント及び水を含むセメント組成物を混合し硬化させる工程(C)とを含むことを特徴とするセメント硬化物の製造方法。 アルカリ金属がリチウム、ナトリウム、カリウム及びこれらの混合物からなる群より選択され、アルカリ土類金属がカルシウム、マグネシウム及びこれらの混合物からなる群より選択され、塩が硝酸塩、亜硝酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項1又は2記載の製造方法。 金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰が、ゴミ焼却灰、RDF灰、ゴミ焼却灰溶融スラグ、製鋼スラグ、非鉄金属スラグ、及びこれらの混合物からなる群より選択される請求項1〜3のいずれか1項記載の製造方法。 |
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说明书全文 | 本発明は、金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰を用いて、コンクリートやモルタル等のセメント硬化物を製造する際に生じる該硬化物の膨張を有効に抑制することができる、セメント硬化物用の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法、並びにセメント硬化物の製造方法に関する。 ゴミ焼却灰、RDF(Refuse Derived Fuel)灰、ゴミ焼却灰溶融スラグ、製鋼スラグ等の焼却灰やスラグを廃棄せず再利用する方法として、これらをコンクリート、モルタル等のセメントを含んだセメント硬化物の骨材、混和材等として用いることが従来より行われている。 特に、社会生活に伴い多量に廃棄されるゴミ焼却灰やそれを処理して得られるスラグを、砂の代替材料としてセメント硬化物の骨材として利用することは、良質な骨材の枯渇に悩む建設業界にとって極めて有益である。 そこで、特許文献1には、アルカリ金属の塩を含むセメント組成物用膨張抑制剤、並びに該抑制剤を含むセメント組成物が提案され、特許文献2には、アルカリ金属の塩及びアルカリ土類金属の塩を含むセメント組成物用膨張抑制剤、並びに該抑制剤を含むセメント組成物が提案されている。 本発明の課題は、金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰を用いて、コンクリートやモルタル等のセメント硬化物を製造する際に生じる該硬化物の膨張を有効に、且つ効率的に抑制することができるセメント硬化物用の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法、並びにこのようなスラグ及び/又は灰を用いたセメント硬化物の製造方法を提供することにある。 本発明によれば、セメント硬化物の硬化時の膨張を抑制しうる、該セメント硬化物の製造に用いる金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法であって、金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰を準備する工程(A)と、金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰に、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩を含む水溶液(s)を接触させる工程(B)とを含むことを特徴とするセメント硬化物用の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法が提供される。 本発明のセメント組成物用の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法は、上記工程(A)及び(B)を含むので、得られるスラグ及び/又は灰を、セメント硬化物の製造に用いることにより、金属アルミニウムに起因するセメント硬化物の膨張を有効に、且つ効率的に抑制することができる。 従って、得られるスラグや灰は、金属アルミニウムを含むが、そのままセメント硬化物の製造に用いることができる。 以下、本発明を更に詳細に説明する。 ゴミ焼却灰としては、例えば、可燃性一般廃棄物又は産業廃棄物が挙げられる。 本発明の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰の製造方法、並びにセメント硬化物の製造方法は、金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰に、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩を含む水溶液(s)を接触させる工程(B)を含む。 工程(B)において、水溶液(s)は、アルカリ金属の塩及び/又はアルカリ土類金属の塩を含むものであれば特に限定されないが、アルカリ金属の塩及び/又はアルカリ土類金属の塩の濃度は、通常50重量%以下、好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.3〜5重量%である。 アルカリ金属の塩及び/又はアルカリ土類金属の塩の濃度が低い場合には、金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰との接触量や接触時間を長くする必要があり、一方、該濃度が高い場合には、本発明の所望の効果は達成されるが、得られるスラグや灰をセメント組成物に用いた場合、セメントの凝結促進が大きくなる恐れがある。 工程(B)において、前記水溶液(s)の金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰への接触量は、処理するスラグ及び/又は灰中の金属アルミニウム含有量やその形態等に応じて、適宜決定することができ、必要に応じて、サンプル試験を行って、接触量や上記濃度を決定することができる。 ここで、前記セメント硬化物の膨張を抑制するアルカリ金属の塩及び/又はアルカリ土類金属の塩は、水溶液の形態で使用するので、しかも、スラグや灰に直接接触させるので、アルカリ金属の塩及び/又はアルカリ土類金属の塩の接触量を、従来のセメント組成物への添加・混合に比較して十分減少させることができると共に、接触の条件を緩和でき、工程の煩雑化を抑制することができる。 金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰への前記水溶液(s)の接触は、例えば、(1)スラグや灰の製造時に用いる水冷用の冷却水の代わりに前記水溶液(s)を使用し接触させる方法、(2)スラグの粒径調整を行う際に用いられる噴霧水の代わりに前記水溶液(s)を使用し接触させる方法、(3)スラグや灰に前記水溶液(s)を噴霧散布した後に混合する方法、(4)水溶液(s)中にスラグや灰を浸漬した後に取出し乾燥する方法、(5)スラグや灰に前記水溶液(s)を添加して混合する方法等により行なうことができる。 水溶液(s)との接触後のスラグや灰は、通常、数分間〜24時間程度、自然乾燥又は強制乾燥することにより、所望のスラグや灰を得ることができる。 本発明のセメント硬化物の製造方法は、上記工程(B)で得られた金属アルミニウム含有スラグ及び/又は灰、セメント及び水を含むセメント組成物を混合し硬化させる工程(C)を含む。 前記セメント組成物には、前記スラグ及び/又は灰、セメント及び水の他に、粗骨材、細骨材、混和材、混和剤等の、通常のセメント組成物に配合される他の成分を含有させることができ、硬化させる際に水と混練して、公知の方法により硬化させることにより所望のセメント硬化物を製造することができる。 以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。 実施例6〜12 参考例1〜6 参考比較例1 参考比較例2及び3 表4の結果より、亜硝酸カルシウム:硝酸カルシウムが重量比で1:1の混合物を、仮想スラグ及びセメントの混合物に添加混合した参考比較例2及び3では、その使用量が同一である、本発明の方法に準拠した参考例1及び2又は参考例3と比較してモルタルの膨張率が高いことが判る。 また、参考例4〜5より、亜硝酸カルシウム:硝酸カルシウムが重量比で1:1の混合物の使用量を減じた場合でも、膨張率を好ましい範囲の2%以下にできることが判った。 |