Anti-efflorescence admixture for concrete products

申请号 JP27751195 申请日 1995-10-25 公开(公告)号 JPH08208292A 公开(公告)日 1996-08-13
申请人 Sandoz Ag; サンド・アクチエンゲゼルシヤフト; 发明人 JIII DON; DEIBITSUDO EFU FUAKUTAA; HAMITSUDO FUAAZAMEEA; KENESU SUROKA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain an anti-efflorescence admixture which is effective for controlling both primary and secondary efflorescence of concrete products, especially dry-cast concrete products by containing a tall oil fatty acid and a fatty acid by a given ratio.
SOLUTION: A tall oil fatty acid (A) and a 8-28C unsaturated fatty acid (B) (e.g. oleic acid) are contained by a eight ratio of 1:10 to 2:1, preferably 1:5 to 2:1, more preferably 1:2 to 1.5:1. A portion of A and/or B may be formed a salt with one or more selected from alkanolamine and alkylamine. The amounts of alkanolamine and/or alkylamine on the basis of the total weight of an admixture should be a sufficient amount to form 2 to 50 wt.%, preferably 4 to 15 wt.% a salt.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 a)トール油脂肪酸とb)炭素数8〜2
    8の不飽和脂肪酸(ここで、a)および/またはb)の一部は、アルカノールアミンおよびアルキルアミンから選択された少なくとも一つと塩を形成していてもよい。 )を重量比1:10〜2:1の割合で含む、コンクリート製品のための抗風解添加剤。
  • 【請求項2】 a)トール油脂肪酸とb)炭素数8〜2
    8の不飽和脂肪酸(ここで、a)および/またはb)の一部は、アルカノールアミンおよびアルキルアミンから選択された少なくとも一つと塩を形成していてもよい。 )を重量比1:10〜2:1の割合でコンクリート混合物に配合することを特徴とする、コンクリート製品における風解を防止する方法。
  • 【請求項3】 a)トール油脂肪酸とb)炭素数8〜2
    8の不飽和脂肪酸(ここで、a)および/またはb)の一部は、アルカノールアミンおよびアルキルアミンから選択された少なくとも一つと塩を形成していてもよい。 )を重量比1:10〜2:1の割合で配合されたセメント組成物から形成されたことを特徴とする、風解を防止されたコンクリート製品。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明が属する技術分野】本発明はコンクリート製品に関し、さらに詳細にはコンクリート製品、特にドライ−
    キャスト(dry-cast)コンクリート製品の風解(effloresc
    ence)を制御するために調製された添加剤に関する。

    【0002】

    【従来の技術】風解は、コンクリート製品、特に使用において湿気にさらされるドライ−キャストコンクリート製品にとって重要な問題である。 風解は、コンクリート表面への塩の堆積である。 塩はによりコンクリートから溶解し、続く水の蒸発により結晶化する。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】風解には2種類、一次
    (初期、短期)風解および二次風解がある。 一次風解は、
    練りまぜ水(mix water)の蒸発により、セメント様混合物から溶解した塩がもたらす。 二次風解は、連続してまたは間欠的にコンクリート基質を通ってきた水から、またはコンクリート表面の交互の加湿および乾燥への暴露によりもたらされた水によりコンクリートから溶解した塩がもたらす。

    【0004】風解を少なくする方向に向けるのに有用な添加剤があるが、それらのほとんどは一次または二次風解のいずれかにしか有効でない。 性能基準、例えば圧縮および曲げ強さを明白に損なうことなく、コンクリート製品、特にドライ−キャストコンクリート製品における一次および二次風解の両方を最少にする製品についてまた必要とされている。

    【0005】

    【課題を解決する手段】本発明により、a)トール油脂肪酸とb)炭素数8〜28の不飽和脂肪酸を重量比1:
    10−2:1、好ましくは1:5−2:1、更に好ましくは1:2−1.5:1の割合で含む添加剤が、コンクリート製品、特にドライ−キャストコンクリート製品の一次および二次風解を抑制するのに有効であることが発見された。

    【0006】本発明は、従って、一つの態様において、
    上記抗風解添加剤を提供する。 好ましい態様において、
    上記トール油脂肪酸/上記脂肪酸からなる酸の一部は、
    アルカノールアミンおよびアルキルアミンから選択された少なくとも一つの塩形成群と塩を形成する。 更なる態様において、本発明は、本抗風解添加剤を含むコンクリート混合物を提供し、本コンクリート混合物をコンクリート製品の製造にもたらすことを含むコンクリート製品における風解を制御する方法を提供する。 更に別の態様において、本発明は抗風解添加剤を含むセメント様混合物から形成されるコンクリート製品を提供する。

    【0007】本発明の抗風解材は、一次および二次風解を制御し、吸水を減少し、凍結障害に対する耐性を改善し、染色コンクリートにおける色素強度を増加させることにより、コンクリート製品、特にドライ−キャストコンクリート製品の特性を改善する。 加えて、本添加剤は大量取り扱いに十分安定である。

    【0008】本発明の添加剤は、任意の型のコンクリート用途、例えば生コンクリート、プレキャストコンクリート、組積造、レンガ用モルタル、塗壁材料およびパイプに使用できる。 しかしながら、本発明の添加剤は、ドライ−キャストコンクリート製品の製造に特に有用である。

    【0009】ドライ−キャストコンクリートは、当分野で既知であり、セメントおよびセメント水和にちょうどの水を含む骨材から成る相対的に乾燥した混合物から形成する。 ドライ−キャストコンクリート製品は、コンクリートブロック、コンクリート敷石およびコンクリート屋根タイルを含む。

    【0010】トール油脂肪酸は、粗トール油の分画蒸留物から製造する脂肪酸切片である。 トール油は商業的に入手可能で、具体的な源に依存して、その製造は幾分変化するが、一般に約84−94%脂肪酸、2−8%ロジンおよび2−8%鹸化不可能物を含む。 脂肪酸部分は、
    一般に、約45−55%オレイン酸、40−50%リノレン酸および2−7%不飽和脂肪酸を含む。

    【0011】本発明で有用な不飽和脂肪酸は、8−28
    炭素原子を有する不飽和脂肪酸である。 不飽和脂肪酸は、分枝鎖または直鎖で、他の官能基、例えばアルコール基またはアミン基またはそれらの組み合わせにより置換されていないか、置換されていてもよい。 好ましくは、不飽和脂肪酸は、非置換、直鎖C 12 −C 20脂肪酸、
    例えばオレイン酸、パルミトオレイン酸、リノレン酸およびそれらの混合物である。 最も好ましくは、不飽和脂肪酸はオレイン酸である。

    【0012】更に好ましい態様において、トール油脂肪酸および/または不飽和脂肪酸からなる酸部分は、所望により、アルカノールアミンおよびアルキルアミンから選択された少なくとも一つの塩形成群との塩形で、添加剤中に存在してもよい。 アルカノールアミンは、モノ−、ジ−およびトリアルカノールアミン類、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンから選択される。 アルキルアミンは、モノ−、
    ジ−およびトリアルキルアミンから選択され、直鎖または分枝鎖であり得、脂肪酸と塩を形成できるように提供される。 好ましくは、アルキルアミンはC 1-6アルキルアミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミンおよびトリブチルアミンである。 好ましくは、トリエタノールアミンのようなトリアルカノールアミンを、トール油脂肪酸および/または不飽和脂肪酸と塩を形成させるのに使用する。 アルカノールアミン塩および/またはアルキルアミン塩を含む添加剤は、セメント様物質と混合した場合に改善された分散性を有し、
    アルカノールアミン塩またはアルキルアミン塩を含まないコンクリート製品と比較して、コンクリート製品の圧縮強さを促進する傾向にある。

    【0013】本発明の添加剤は、トール油脂肪酸および不飽和脂肪酸を合わせ、均質になるまで、通常20−3
    0分の間、室温で混合することにより製造する。 添加剤がトール油脂肪酸および/または不飽和脂肪酸のアルカノールアミン塩またはアルキルアミン塩を含むことが望ましい場合、塩は本来の場所で形成できるか、または前形成したアルカノールアミン塩またはアルキルアミン塩を直接添加剤に添加できる。 組成物の混合の順序は重要ではない。 好ましくは、塩を、トール油脂肪酸および脂肪酸を室温で均質な混合物が得られるまで混合し、次いで所望のアルカノールアミンまたはアルカリアミンを添加し、塩を形成することにより本来の場所で形成する。
    別法として、すべての3種の材料を合わせ、均質混合物が得られるまで撹拌する。

    【0014】塩を本来の場所で形成するのが望ましい場合、一般に、アルカノールアミンおよび/またはアルキルアミンを、添加剤の全重量を基本にして少なくとも2
    重量%の塩を形成するのに充分な量を、他の成分と合わせる。 一般に、アルカノールアミンおよび/またはアルキルアミンを、添加剤の全重量を基本にして、2から5
    0重量%の塩、好ましくは4から15重量%の塩を形成するのに充分な量を、他の成分を合わせる。 別法として、前形成された脂肪酸またはトール油脂肪酸のアルカノールアミンまたはアルキルアミン塩を、トール油脂肪酸および不飽和脂肪酸と合わせ、添加剤の全重量を基本にして少なくとも2重量%の塩を含有する本発明の添加剤を形成できる。 添加剤の全重量を基本にして15重量%を越えるトール油脂肪酸および/または脂肪酸塩の量は、抗風解剤としての添加剤の効果を減少させる傾向にある。 これは、少なくとも一部は、具体的な用途に対して添加剤の用量を増加することにより、補うことができる。

    【0015】上記のように、トール油脂肪酸および不飽和脂肪酸は、トール油の不飽和脂肪酸に対する重量比が1:10−2:1、好ましくは1:5−2:1、更に好ましくは1:2−1.5:1で存在する。 トール油脂肪酸および/または不飽和脂肪酸が塩形で存在するのであれば、この比は、すべてのトール油および不飽和脂肪酸が酸形で存在するものとして計算する。

    【0016】本発明の抗風解添加剤は、上記のようにドライ−キャストコンクリート製品の風解を少なくするのに有用である。 ドライ−キャストコンクリート製品は、
    当分野で既知であり、水和前の任意の段階でコンクリート混合物に添加する本発明の添加剤と共に、任意の当分野で認識されている方法で製造できる。 好ましくは、添加剤は加湿前の段階でコンクリート混合物に、即ち、セメントを添加する前の骨材および練りまぜ水の一部に、
    添加する。

    【0017】本発明に有用な骨材の型および量はコンクリート製品に通常使用されているものであり、具体的な用途および材料の利用能に依存して変化する。

    【0018】本発明のコンクリート混合物に添加すべき添加剤の量は、具体的な用途に依存して変化する。 一般にセメント100lb当たり3−12fl.ozの量(セメント100kg当たり196−782mlの添加剤)が、有効な風解制御を得るために使用される。 以下の実施例は本発明を更に説明するために、記載し、本発明を限定する意図はない。

    【0019】

    【実施例】

    実施例1 本発明の添加剤は、以下のようにして製造する:オハイオ州、コープレイ、ケミカル・アソシエーテス・オブ・
    イリノイズ・インコーポレイテッド(Chemical Associat
    es of Illinois, Inc.)から得たCA0406トール油脂肪酸17lbs(7.7kg)およびオレイン酸17lbs(7.
    7kg)を合わせ、30分撹拌し、後に使用するまで好適な保存容器に移す(実施例4および5参照)。

    【0020】実施例2 本発明の添加剤は、以下のようにして製造する:CA0
    406トール油脂肪酸16.2lbs(7.3kg)およびオレイン酸16.2lbs(7.3kg)およびトリエタノールアミン1.7lbs(0.77kg)を合わせ、30分撹拌し、後に使用するまで好適な保存容器に移す(実施例3および4
    参照)。

    【0021】実施例3 コンクリート敷石を、セメント100lbs当たり3、5
    および7fl.oz.の実施例2の添加剤(196、326および456ml/セメント100kg)を含むように製造する。 方法は下記の通りである:コンクリート敷石製品を製造するのに好適なタービンミキサーに、骨剤2,52
    0lbs(1,143kg)を入れ、それを約30秒間、10%
    練りまぜ水と撹拌し、その間に実施例2の添加剤を好適な量添加する。 骨剤は、#89石灰石250lbs(113
    kg)および人工砂2,270lbs(1,029kg)の混合物である。 混合を続けている時、タイプIセメント約480
    lbs(218kg)および練りまぜ水の残りを導入する。 全混合時間3分の後、混合物をコンベヤーベルトで単一パレット(single-pallet)舗装機械の供給ホッパーに入れる。 敷石を製造する時に、パレットはラック充填(rack-
    loaded)され、次いで硬化チャンバーに移し、そこへ約18時間残る。 硬化チャンバーから除いた後、敷石を立方体にし、結束させ、インベントリーとして地面に置く。

    【0022】敷石のサンプルを、100lbsセメント当たり、実施例2の添加剤3、5および7液量オンス(1
    96、326および456ml/セメント100kg)含むものを無作為に選択し、圧縮強さ、吸水および風解を測定して試験する。 圧縮強さおよび吸水はASTM C1
    40に従って測定し、結果は表1に記載する。 敷石の他のサンプルを、18時間の硬化期間の最後に無作為に選択し、庭の影の部分に置き、4日間にわたりゆっくり乾燥させる。 この4日間の間に風解(一次)発現は観察されない。 しかしながら、セメント混合物に抗風解添加剤を添加しない以外、上記と同様の方法で製造した対照敷石は、4日以内に一次風解を示す白っぽい“曇り”を示す。 5日目に、敷石を無作為に選択し、一連の加湿および乾燥サイクルに付す。 敷石に芝生用スプリンクラーから水を3時間噴霧し、続いてゆっくり影で空気乾燥させる。 加湿/乾燥サイクルを実質的に20日続け、その期間中敷石はまた定期的な雨に付す。 敷石の下層において僅かな風解(二次)の形跡が見られるだけである。 相当な風解(二次)が、(抗風解添加剤を含まない)対照敷石で見られる。

    【0023】

    【表1】 添加剤 用量 7日目圧縮強度 吸水 (セメント100kg当たりのml) (KPa) (%) 実施例2 196 61639 3.6 実施例2 326 61088 3.2 実施例2 456 58985 4.2

    【0024】実施例4 あるものはセメント100lbs当たり実施例1の添加剤7fl.oz.(100kg当たり326ml)含み、あるものはセメント100lbs当たり実施例1の添加剤14fl.oz.(1
    00kg当たり652ml)含み、あるものはセメント10
    0lbs当たり実施例2の添加剤7fl.oz.(100kg当たり326ml)含む建築用ブロックを製造する。 ブロックは、セメント対骨材の比1:8で、標準的技法で製造し、添加剤は骨剤および練りまぜ水に、加湿前段階の間に加える。 硬化チャンバーから除いた後、建築用ブロックを結束し、インベントリーとして地面に置く。

    【0025】建築用ブロックのサンプルを無作為に選択し、実施例3のように試験する。 圧縮強さおよび吸水データーを表2に示す。 一次および二次風解を、実施例3
    と同様の方法で視覚的に観察する。 実施例1および実施例2の抗風解剤を含むブロックについては、4日間の硬化の間に一次風解は観察されないが、抗風解剤を含まない参考建築用ブロックは、硬化4日以内に一次風解の兆しを示す。 実施例1の抗風解添加剤を含む標準ブロックおよび実施例2の抗風解剤を含む標準ブロックを、実施例3と同様の反復加湿/乾燥サイクルに付し、20日後に非常に僅かな二次風解のみが観察される。 しかしながら、抗風解添加剤を含まない参考ブロックにおいて、2
    0日以内に相当大きい二次風解が観察される。

    【表2】 添加剤 用量 7日目圧縮強度 吸水 (セメント100kg当たりのml) (KPa) (%) 実施例1 326 20684 3.1 実施例1 652 20546 4.2 実施例2 326 26062 −

    【0026】実施例5 あるものはセメント100lbs当たり実施例1の添加剤8fl.oz.(100kg当たり522ml)含み、あるものはセメント100lbs当たり実施例1の添加剤14fl.oz.(1
    00kg当たり784ml)含む標準グレーブロックを製造する。 ブロックは、セメント対骨材の比111で、標準的技法で製造し、添加剤は骨剤および練りまぜ水に、加湿前段階の間に加える。 硬化チャンバーから除いた後、
    建築用ブロックを結束し、インベントリーとして地面に置く。

    【0027】建築用ブロックのサンプルを無作為に選択し、実施例3のように試験する。 圧縮強さおよび吸水データーを表3に示す。 一次および二次風解を、実施例3
    と同様の方法で視覚的に観察する。 実施例1の抗風解剤を含む標準グレーブロックについては、4日間の硬化の間に一次風解は観察されないが、抗風解剤を含まない参考標準グレーブロックは、硬化4日以内に一次風解の兆しを示す。 実施例1の抗風解添加剤を含む標準グレーブロックを、実施例3と同様の反復加湿/乾燥サイクルに付し、20日後に非常に僅かな二次風解のみが観察される。 しかしながら、抗風解添加剤を含まない参考標準グレーブロックにおいて、20日以内に相当大きい二次風解が観察される。

    【表3】 添加剤 用量 1日目圧縮強度 7日目圧縮強度 吸水 (セメント100kg当たりのml) (KPa) (KPa) (%) 実施例1 522 4757 7653 3.6 実施例1 784 4344 6757 3.2

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド・エフ・ファクター アメリカ合衆国44234オハイオ州ポーテイ ジ・カウンティー、ハイラム、ウェイクフ ァイルド・ロード6680番 (72)発明者 ハミッド・ファーザメーア アメリカ合衆国44023オハイオ州チャグリ ン・フォールズ、タングルウッド・トレイ ル8625番 (72)発明者 ケネス・スロカ アメリカ合衆国44134オハイオ州パルマ、 サラソタ・ドライブ4265番

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