Building block

申请号 JP34728799 申请日 1999-12-07 公开(公告)号 JP3307901B2 公开(公告)日 2002-07-29
申请人 マックストン株式会社; 株式会社カンケン; 发明人 孝 今泉; 昌志 増田;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 護岸壁又は擁壁又は地面覆工壁の構築に用
    いるコンクリート製ブロックから成る建材ブロックであ
    って、該コンクリート製ブロックはコンクリート中に酸
    素発生剤を粗粒子の状態で加水混練すると共に酵素又は
    酵素発酵ミネラルを加水混練し成形して成り、該コンク
    リート製ブロックは該コンクリート硬化前の加水水分に
    より部分反応せる上記酸素発生剤から発生した酸素放出
    による多数の通気通水孔を有し、地山や地面や河川の水
    分が該通気通水孔を通し浸入して酸素発生剤に到達する
    と共に酵素又は酵素発酵ミネラルに到達し酸素の発生と
    酵素作用を促す構成としたことを特徴とする建材ブロッ
    ク。
  • 【請求項2】 護岸壁又は擁壁又は地面覆工壁の構築に用
    いるコンクリート製ブロックから成る建材ブロックであ
    って、該コンクリート製ブロックは凹凸を有するコンク
    リート製擬石ブロックから成り、該コンクリート製擬石
    ブロックはコンクリート中に酸素発生剤を粗粒子の状態
    で加水混練すると共に酵素又は酵素発酵ミネラルを加水
    混練し成形して成り、該コンクリート製擬石ブロックは
    該コンクリート硬化前の加水水分により部分反応せる上
    記酸素発生剤から発生した酸素放出による多数の通気通
    水孔を有し、地山や地面や河川の水分が該通気通水孔を
    通し浸入して酸素発生剤に到達すると共に酵素又は酵素
    発酵ミネラルに到達し酸素の発生と酵素作用を促す構成
    としたことを特徴とする建材ブロック。
  • 【請求項3】 護岸壁又は擁壁又は地面覆工壁の構築に用
    いるコンクリート製ブロック又は同自然石ブロックから
    成る建材ブロックであって、該コンクリート製ブロック
    又は自然石ブロックに該各ブロックの表面で開口せる適
    数の穴を設け、該穴内に酸素発生剤を粗粒子の状態で保
    有せしめると共に酵素又は酵素発酵ミネラルを保有せし
    め、地山や地面や河川の水分が該穴を通し浸入して酸素
    発生剤に到達すると共に酵素又は酵素発酵ミネラルに到
    達し酸素の発生と酵素作用を促す構成としたことを特徴
    とする建材ブロック。
  • 【請求項4】 上記穴の開口部を透水を許容する目止め材
    にて隠蔽したことを特徴とする請求項3記載の建材ブロ
    ック。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は土壌養生機能と河川養生機能を富有させた建材ブロックに関する。

    【0002】

    【従来の技術】擁壁や護岸壁或いは地面覆工壁は、コンクリート打設壁又は建材ブロック(コンクリート製ブロックか自然石ブロック)にて構築されているが、これらコンクリート打設壁又は建材ブロックは隠蔽性に優れ、
    耐候性に富み、構造材として有用である反面、自然環境を損なう問題を内在しており、その改善が模索されている。

    【0003】

    【課題を解決するための手段】本発明は本来土壌隠蔽を目的とする建材ブロックに既知の酵素(又は酵素発酵ミネラル)、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)と酸素発生剤の機能を取り込んで、土壌隠蔽材としての機能を発揮させつつ、土壌養生機能乃至河川養生機能を具有させることを目的とするものである。

    【0004】上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)と酸素発生剤をコンクリート中に混練して建材ブロックを成形し、酵素による汚染物質分解作用を発揮せしめる。

    【0005】又コンクリートに浸透した分により酸素発生剤を活性化して酸素を発生せしめると同時に、この酸素と協働して酵素(又は酵素発酵ミネラル)による汚染物質分解作用を発揮せしめる。

    【0006】コンクリート製建材ブロックには、上記コンクリート硬化前の水分により部分反応した上記酸素発生剤から発生した酸素放出による多数の通気通水孔を保有せしめて多孔構造にし、該通気通水孔を通じて水分を浸入させ、上記酸素発生剤による酸素発生を促進する。

    【0007】或いは建材ブロック(コンクリート製ブロック又は自然石ブロック)に成形穴を設けるか、又は爾後的な穴穿け加工を施し、該穴内に酵素(又は酵素発酵ミネラル)、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)と酸素発生剤を保有せしめる。

    【0008】有用例として、上記建材ブロックにより、
    常態において水と接する護岸壁を形成する。 又は常態において水と接する河川床敷設建材ブロック(コンクリート製ブロック又は自然石ブロック)を形成する。 本発明においてこの河川床敷設ブロックは上記護岸壁の範囲に含むものとする。

    【0009】上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)、酸素発生剤は粗粒子の状態で上記建材ブロックとこれを用いた護岸壁に保有せしめる。 又は顆粒状、粉末状で上記建材ブロックとこれを用いた護岸壁に含有せしめる。

    【0010】上記建材ブロックとこれを用いた護岸壁は、酵素(又は酵素発酵ミネラル)と酸素発生剤と組み合わせることにより、本来の土壌(地面)隠蔽材としての機能を発揮しつつ、土壌養生機能(植物育成機能)乃至河川養生機能(浄化機能…バクテリア増殖機能)を具有させ、環境保全に資することができる。

    【0011】

    【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図1乃至図に基づいて説明する。

    【0012】本発明においてコンクリート4とは、ポルトランドセメントに代表されるセメントと砂と骨材(砂利等)の混練材、又はセメントと砂の混練材等を意味し、これら混練材を主体とし、これら混練材中に他の物質を混成することを妨げない。

    【0013】上記コンクリート4中に酵素又は酵素発酵ミネラル3Aを混合し、この混練材を建材ブロック成形型内に充填する既知の方法で、一形態例として、図4A
    に示すようなコンクリート製擬石ブロック2′(建材ブロック2)を成形する。

    【0014】又は上記コンクリート4中に酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと一緒に酸素発生剤3Bを混合し、この混練材を建材ブロック成形型内に充填する既知の方法で、一形態例として、図4Aに示すようなコンクリート製擬石ブロック2′(建材ブロック2)を成形する。

    【0015】上記コンクリート製建材ブロック2は同ブロック2中に酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと水反応性の酸素発生剤3Bを保有する。 このコンクリート製建材ブロック2は河川敷や堤等の法面或いは平坦面等に敷設され、擬石形状による自然環境の醸成を図るための覆工ブロックである。

    【0016】又図3Aは工場にて生産される大形のL形擁壁コンクリートブロック(建材ブロック2) で擁壁
    1′を構築した例である

    【0017】上記各コンクリート製擬石ブロック2′に代表されるコンクリート製建材ブロック2は、同ブロック2中に含有せる酸素発生剤3Bが図1に示すように、
    コンクリート硬化前の水分により部分反応して酸素を発生し、該酸素はコンクリート母材中を通って外部へ放出され、多数の通気通水孔5を形成する。

    【0018】上記酸素発生剤3Bの酸素放出により建材ブロック2に通気通水孔5を形成するほか、他例として図1Bに示すように、建材ブロック2自体を酸素発生剤に依存しないポーラスコンクリート構造にし、このポーラスコンクリート構造の建材ブロック2内に上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bを保有せしめる。

    【0019】ポーラスコンクリートは既知のものであり、例えば粗粒子(砕石の如き粒子)をセメントにて結合して層構造にして粗粒子間に通気通水孔を形成する例や、多気孔構造の発泡コンクリートが挙げられる。

    【0020】上記通気通水孔5は水分の浸入孔として機能し、水分は建材ブロック2の表面から上記通気通水孔5を通して酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bに確実に到達し、酵素作用を促し、酸素の発生を促す。 建材ブロック2の表層部に存する酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bの一部は建材ブロック2の表面に露出し、これらは通気通水孔5の存否に拘わらず活性に反応する。

    【0021】従って建材ブロック2の表面に露出する、
    或いは表面に近い表層部の酵素(酵素発酵ミネラル)3
    Aと酸素発生剤3Bの反応にのみ依存することを妨げない。

    【0022】又図は上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bを保有せしめた上記コンクリート製擬石ブロック2′から成る護岸ブロック2″を形成し、この護岸ブロック2″を用いて護岸壁1″を構築した場合を示している。

    【0023】擬石形状又は自然石形状の凹凸と護岸ブロック2″間の出入りは魚と植物の育成と水の自然の流れを生み出すのに有用であり、酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bとの協働による効果が期待できる。

    【0024】同様に図は上記コンクリート製擬石ブロック2′から成る建材ブロック2で河川床ブロック2″
    を形成し、該河川床ブロック2″を河川床に敷設した場合を示している。上記河川床ブロック2″で構築される河川床壁を護岸壁1″に含むものとする。

    【0025】酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3B
    を建材ブロック2に保有させる他例として、図4Bに示すように、酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bを混入しないコンクリートにて建材ブロック2を成形し、図2に示すように、該ブロック2に表面で開口する適数の穴7を設け、この穴7内に酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)
    3Aと酸素発生剤3Bを保有せしめる。

    【0026】上記建材ブロック2が擁壁形成用ブロックである場合には、土壌6と接する内表面側に上記穴7を設けて酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bを保有せしめると有効である。

    【0027】 上記建材ブロック2が護岸壁形成用ブロッ
    クである場合には、河川の水12と接する外表面側に上
    記穴7を設けて酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又
    は酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3B
    を保有せしめる。

    【0028】又上記建材ブロック2が図4Bに示す置き敷きされるコンクリート製擬石ブロック2′又は自然石ブロック2′から成る地面覆工ブロックである場合には、土壌6と接する底面側に上記穴7を設けて酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bを保有せしめると有効である。

    【0029】この時酵素(又は酵素発酵ミネラル)3
    A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3
    Bを穴込めした上で、穴7の開口部を透水を許容するモルタル又は複数の貫通孔を有する合成樹脂製栓の如き目止め材8にて隠蔽することができる。 穴7は建材ブロック2のコンクリート成形時に成形するか、又はブロック2の成形後爾後的に穴穿け加工する。

    【0030】この穴7を設けて酵素(酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bを保有せしめる建材ブロック2はコンクリート製建材ブロックである他、自然石ブロックである。

    【0031】水分は建材ブロック2の表面から上記穴7
    を通して酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bに確実に到達し、酵素作用を促し、酸素の発生を促す。

    【0032】上記建材ブロック2が図3等に示す擁壁形成用ブロックである場合には、擁壁で隠蔽される地山や堤の土壌6中に酵素(酵素発酵ミネラル)3Aが作用し、酸素発生剤3Bが酸素を供給し、又上記建材ブロック2が地面覆工ブロックである場合には、同様に同地面の土壌6中に酵素(酵素発酵ミネラル)3Aが作用し、
    酸素発生剤3Bが酸素を供給し、有用菌群の増殖と植物の育成効果を発揮する。

    【0033】図4A,Bに示す建材ブロック2の他例として、図5A,Bは上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)
    3A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bを混入したコンクリート、又は穴7に酵素(酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)3A
    と酸素発生剤3Bを保有する自然石にて集合覆工ブロック2Aを構成した場合を示している。

    【0034】図示のように、金属製又は合成樹脂製の網材10を可撓性連結媒体として用い、この網材10の表面に、図4A,Bで説明したコンクリート製擬石ブロック2′又は自然石ブロック2′を複数結合して上記単一の集合覆工ブロック2Aを形成する。

    【0035】好ましくは上記コンクリート製擬石ブロック2′又は自然石ブロック2′の下面に引留具11を固装し、該引留具11を網材10の経線材又は/及び緯線材に引き通して上記集合覆工ブロック2Aを形成する。
    この集合覆工ブロック2Aは網材10を以って平坦面又は法面等に敷設され、個々のブロック2が保有する酵素作用と酸素発生剤3Bから発生した酸素にて植物育成作用を発揮し、又は河川床に敷設した場合には水浄化作用を発揮する。

    【0036】上記集合覆工ブロック2Aに、図1に示す如き通気通水孔5を具有せしめることができることについては前記の通りである。 又はコンクリート表層部への水分の自然浸透にて同表層に対する酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bの反応を促す。

    【0037】上記集合覆工ブロック2Aの穴7は土壌6
    と接する各ブロック2の下面に開口するように設け、酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bを保有させると有効である。

    【0038】図4A,Bに示す建材ブロック2の更に他例として、図6Aは上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)
    3A、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bを混入したコンクリートにて一体成形型集合覆工ブロック2A(建材ブロック2)を成形した場合を示している。

    【0039】図示のように、コンクリート製ベース部9
    の上面に複数のコンクリート製擬石ブロック2′を一体にコンクリート成形して上記単一の集合覆工ブロック2
    Aを形成する。

    【0040】上記集合覆工ブロック2Aに、図1に示す如き通気通水孔5を具有せしめることができることについては前記の通りである。

    【0041】又図6Bは上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bを混入しないコンクリート、又はコンクリートと自然石ブロック2′の組み合わせにて一体成形型集合覆工ブロック2A(建材ブロック2)を構成し、酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(又は酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3B
    を保有せしめた例を示している。

    【0042】即ち図示のように、コンクリート製ベース部9の上面に複数のコンクリート製擬石ブロック2′を一体にコンクリート成形するか、自然石ブロック2′を埋め込み成形して上記単一の集合覆工ブロック2Aを形成し、この集合覆工ブロック2Aに、図2に示す如きブロック表面で開口する穴7を設け、この穴7内に酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A、又は酵素(酵素発酵ミネラル)3Aと酸素発生剤3Bを保有せしめる。 目止め材8を用いることができることは前記と同様である。

    【0043】上記穴7は土壌6と接するコンクリート製ベース部9の下面に開口するように設け、酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3Bを保有させると有効である。

    【0044】 次に水質浄化、汚泥分解、脱臭に関する酵素の効果について説明する。 効能の主役は脱水素酵素の一群から成っており、酵素は脱水素作用、脱塩素作用、
    脱炭酸作用、脱酸作用、脱アミノ酸作用に特に優れた働きがある。

    【0045】これらの強な脱作用により、酵素は分子の組み替え作用を平常温領域で行い、原因を元から分解除去する。

    【0046】又有用菌の初期賦活が旺盛となるのは、酵素が含糖分のブドウ糖化を急速に進行させ、且つリグニン等の高分子体を急速に解体して、自然回帰条件が揃ってくるからである。

    【0047】以上のような作用によって、先ず悪臭となるガスそのものの分子結合を瞬間的に切断する。 これが急速な脱臭効果を発揮する理由である。 同じメカニズムが汚濁水や汚泥内での分子結合の切断や、分子の組み替え作用を促進し、それらを分解方向に導くのである。

    【0048】同時に酵素存在箇所周辺では、前述のメカニズムにより有用菌が活発な活動を開始する為、酵素そのものによる汚泥分解と活性バクテリアによる分解とが相乗効果を発揮して、表記の水質浄化、汚泥分解、脱臭に強力な効果を発現するのである。

    【0049】セメントに練り込んだ酵素は、ブロック2
    又はコンクリート打設壁1内部において上記メカニズムを触媒する。

    【0050】酵素は大別して植物性酵素と動物性酵素に区分される。 人間を含め動物の生体内では様々な酵素活動が展開されているが、これを抽出して活用することは設備的な面を含め非常に難しい。

    【0051】酵素活動が最も頻繁に観察されるバクテリア酵素は、夫々のバクテリアを特定して培養することから始まるが、そこで抽出される酵素量は非常に微量であり、本件発明に使用する量、或いは土木的使用にはコスト面を含めて不適切であると言わざるを得ない。

    【0052】従ってここでは植物性酵素を使用する。 この植物性酵素の抽出は発酵によって行うが、この方法は既知の手法である。 使用する酵素剤はこうして抽出した原酵素に対し、ゼオライト等のミネラル分を混合して再度発酵、乾燥させた物である。

    【0053】ミネラル分は生命現象に深く関与すると同時に、酵素に対する補酵素としての働きを付与するため、酵素の活性を非常に強く引き出す効果がある。 この手法の場合、安価で大量の酵素剤製造が可能であるため、本発明の如き土木的使用、即ち建材ブロック2に関しても低コストで良質の酵素剤が供給できる。

    【0054】次に上記建材ブロック2の項で述べている水反応性の酸素発生剤3Bは過酸化カルシウムを主成分とする長期持続性の固形酸素発生剤であり、例えば株式会社サンソが一番(大阪市北区梅田2丁目5番4号 千代田ビル西館10F)で製造販売せる長期持続性固形酸素発生剤(商品名:サンソが一番)を用いることができる。

    【0055】上記建材ブロック2中に含有される上記酵素(又は酵素発酵ミネラル)3A及び酸素発生剤3B
    は、粉末状又は顆粒状で保有せしめる。 好ましくは上記サンソが一番のような粗粒子の状態で保有せしめる。 図2に示す穴7には酸素発生剤3Bの粗粒子又は粉末を充填し、又粗粒子又は粉末状態の酵素発酵ミネラル3Aを充填し目止めしている。

    【0056】

    【発明の効果】本発明の建材ブロックは、酵素作用、又は酵素作用と酸素発生剤の酸素供給作用とにより、本来の土壌(地面)隠蔽材としての機能を発揮しつつ、土壌養生機能(植物育成機能)乃至河川養生機能(浄化機能)を具有させ、環境保全に資する効果が大である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】Aは建材ブロックに保有させた酸素発生剤が形成する通気通水孔を示す拡大断面図、Bはポーラスコンクリート構造の建材ブロックに酵素(酵素発酵ミネラル)と酸素発生剤を保有せしめた場合を示す拡大断面図。

    【図2】建材ブロックに穴を設けて酵素(又は酵素発酵ミネラル)及び酸素発生剤を保有させた例を示す拡大断面図。

    【図3】Aは図1の構造を持つ建材ブロックにて擁壁を形成した例を示す断面図、Bは図2の構造を持つ建材ブロックにて擁壁を形成した例を示す断面図。

    【図4】Aは図1の構造を持つ建材ブロックで覆工ブロックを形成した例を示す断面図、Bは図2の構造を持つ建材ブロックで覆工ブロックを形成した例を示す断面図。

    【図5】Aは図4Aに示す建材ブロックにて集合覆工ブロックを形成した例を示す平面図、Bは同断面図。

    【図6】Aは図4Aに示す建材ブロックにて集合覆工ブロックを形成した他例を示す断面図、Bは図4Bに示す建材ブロックにて集合覆工ブロックを形成した他例を示す断面図。

    【図7】Aは図4A,図5,図6Aで示す建材ブロックにて護岸壁を形成した例を示す断面図、Bは図4B,図6Bで示す建材ブロックにて護岸壁を形成した例を示す断面図。

    【図8】図4,図5,図6で示した建材ブロックにて河川床ブロックを形成した例を示す断面図。

    【符号の説明】

    1′ 擁壁 1″ 護岸壁 2 建材ブロック 2′ コンクリート製擬石ブロック、自然石ブロック 2″ 護岸ブロック、河川床ブロック 2A 集合覆工ブロック 3A 酵素又は酵素発酵ミネラル 3B 酸素発生剤 4 コンクリート 5 通気通水孔 6 土壌 7 穴 8 目止め材 9 コンクリート製ベース 10 網材 11 引留具 12 河川の

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI // C02F 3/00 C02F 3/00 Z C12N 1/20 C12N 1/20 A (56)参考文献 特開 平8−140520(JP,A) 特公 平7−74506(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) E02B 3/06 C04B 24/00 C04B 24/14 C04B 28/02 E02B 3/14 C02F 3/00 C12N 1/20

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