Alumina fiber based heat insulating material and its production

申请号 JP5771195 申请日 1995-03-16 公开(公告)号 JPH07330459A 公开(公告)日 1995-12-19
申请人 Aerospat Soc Natl Ind; Viam All Russian Inst Of Aviation Materials; アエロスパシアル、ソシエテ、ナショナル、アンデュストリエル; ブイアイエーエム‐オール、ラシアン、インスティチュート、オブ、アビエーション、マテリアルズ; 发明人 BORISU URAJIMIROUITSUCHI SUCHI; GARIINA TEIMOTEIUNA MIZURIINA; URAJIMIIRU NIKORAEUITSUCHI GUR; RADEII EFUGENIEUITSUCHI SHIYAR; EFUGENII BORISOUITSUCHI KACHIY;
摘要 PURPOSE: To obtain a lightweight fibrous heat insulating material of which the service temp. to permit the use of the material for protection of spaceships and spaceship cabins against heat is order of 1,600°C and which is low in thermal conductivity and has strength.
CONSTITUTION: This porous anisotropic material consists of 70 to 90 wt.% alumina based fibers [which consists of 72 to 97 wt.% Al
2 O
3 and 3 to 28 wt.% SiO
2 , have an average diameter of ≤2 μm, an average aspect ratio (1/d) of 30 to 130 and strength of at least 600 MPa and a classification temp. of 1,650°C] and 10 to 30 wt.% aluminosilicate binder. The density of the material is in a range of 0.15 to 0.5 g/cm
3 and the linear shrinkage after holding for 24 hours at 1,600°C is ≤20% in a 'strong' direction and is ≤4% in a 'weak' direction. The tensile strength in the 'weak' direction is at least 0.15 MPa and the compressive strength is at least 0.2 MPa. The anisotropy is 1.3 to 4 and the material is usable for a long time at 1,600°C.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】アルミナ系繊維とアルミノ珪酸塩バインダーとから構成される多孔質異方性物体の形態をしている断熱材料であって、 a)アルミナ系繊維70〜90重量%とアルミノ珪酸塩バインダー10〜30重量%とを含有し、前記繊維がA
    72〜97重量%とSiO 3〜28重量%とからなり、平均径が2μm以下であり、平均アスペクト比(l/d)が30〜130、好ましくは40〜90であり、強度が少なくとも600MPaであり、クラシフィケーション温度が1650℃であること、 b)密度が150〜500kg/m (0.15〜0.
    5g/cm )の範囲であること、 c)1600℃で24時間保持後の線収縮が、「強」方向で2%以下であり、「弱」方向で4%以下であること、 d)「弱」方向において、引張強さが少なくとも0.1
    5MPaであり、圧縮強さが少なくとも0.2MPaであること、 e)異方性が1.3〜4であること、および f)温度1600℃で長時間使用できることを特徴とするアルミナ繊維系断熱材料。
  • 【請求項2】アルミナ系繊維は、直径が0.1〜5μ
    m、主に1〜3μmであり、長さが5〜600μm、主に20〜300μmであることを特徴とする請求項1に記載の断熱材料。
  • 【請求項3】Al 65〜97重量%及びSiO
    3〜35重量%、好ましくはAl 75〜85重量%及びSiO 15〜25重量%の組成を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱材料。
  • 【請求項4】結晶粒サイズが0.01〜0.5μm、主に0.1〜0.3μmである結晶構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の断熱材料。
  • 【請求項5】密度が250±30kg/m (0.25
    ±0.03g/cm )のとき、熱伝導率が温度160
    0℃、圧力0.1MPa(1気圧)で「弱」方向に0.
    35W/m. K未満であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の断熱材料。
  • 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の断熱材料をアルミナ系繊維とアルミノ珪酸塩バインダーから製造する方法であって、 a)必要とする組成を有し、平均直径が2μm以下であるアルミナ系繊維を、水中で、平均アスペクト比(1/
    d)が30〜130、好ましくは40〜90となるまで微粉砕する工程と、 b)得られた水性繊維状流動スラリーからビレットを真空成形し、続いてビレットを型から取り出す工程と、 c)前記ビレットを軽く圧縮しながら型枠に固定する工程と、 d)前記軽く圧縮したビレットを型枠中で乾燥する工程と、 e)低耐久性アルミノ珪酸塩バインダーを調製する工程と、 f)型枠に固定した乾燥ビレットに前記バインダーを含浸させる工程と、 g)前記バインダーをゲル化させる工程と、 h)このように形成した半製品を型枠から取り出す工程と、 i)前記半製品を乾燥する工程と、 j)前記半製品を焼成する工程とを含んでいることを特徴とする断熱材料の製造方法。
  • 【請求項7】工程a)が下記の2段階を含んでいることを特徴とする請求項6に記載の断熱材料の製造方法。 a )既に型内に配置してある水湿潤繊維を、アスペクト比(l/d)が必要とする値よりも10〜20%大きい値となるまでパンチを用いて機械的にプレスすることにより予備粉砕する段階、および a )軸の位置を変えてあるプロペラミキサーを備えた分散機で繊維を水微粉砕するが、前記微粉砕を必要とするアスペクト比(l/d)が得られるまで行う段階。
  • 【請求項8】前記バインダーを調製する工程e)を、含浸直前に実施することを特徴とする請求項6又は7に記載の断熱材料の製造方法。
  • 【請求項9】前記バインダーは、pHが少なくとも8であるコロイドSiO と、一種以上の非有機及び/又は有機アルミニウム塩類、好ましくは硝酸アルミニウムとの水性混合物から実質的に形成されることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の断熱材料の製造方法。
  • 【請求項10】酸化物として表されるバインダーの成分重量比、即ち、SiO :Al が、0.4〜1.
    4、好ましくは0.8〜1.2であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の断熱材料の製造方法。
  • 【請求項11】乾燥ビレットにバインダーを含浸させる工程f)を、2枚の孔板間の型枠に固定した前記ビレットを前記バインダーの入った浴に配置することにより実施することを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の断熱材料の製造方法。
  • 【請求項12】バインダーをゲル化する工程g)を、含浸ビレットを空気中に周囲温度で固体状態となるまで保持して実施することを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載の断熱材料の製造方法。
  • 【請求項13】半製品を空気中で乾燥する工程i)を、
    100℃以下の温度、好ましくは85〜95℃の温度で、一定重量となるまで実施することを特徴とする請求項6〜12のいずれか1項に記載の断熱材料の製造方法。
  • 【請求項14】半製品を焼成する工程j)を、空気中で、温度1300〜1600℃で1〜10時間、好ましくは2〜5時間実施することを特徴とする請求項6〜1
    3のいずれか1項に記載の断熱材料の製造方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、高温、即ち、1600
    ℃のオーダーの温度での断熱に関する。 より詳細には、
    本発明は、1600℃のオーダーの動作温度又は使用温度で長時間使用できるアルミナ繊維系断熱材料に関する。 この材料は、強度、重量、熱伝導性及び動作温度等の向上した物理化学的及び熱化学的特性を有する。

    【0002】

    【従来の技術】ある種のアルミナ繊維系断熱材料は周知である。 このような材料は、アルミナ繊維とシリカ繊維との混合、又は3種の繊維すなわち、アルミナ、アルミノ珪酸塩及びシリカの混合から得られる組成を有している。 これらの材料を繊維の性懸濁液からVブレンダーで製造し、続いて乾燥及び焼成する。 この種の材料は、
    耐熱性が十分でないシリカ繊維が組成物に存在するので、1600℃の領域の温度では、長時間使用できない。 さらに、この組成物は、焼結性を向上させ且つα−
    クリストバライトの形成を防止するために導入した酸化ホウ素を含量している。 長動作又は使用寿命を達成する最大温度は、1430℃である。

    【0003】ヨーロッパ特許出願第0,093,656
    号は、アルミナ繊維、炭素及び他の耐火材料を主成分とする断熱材料を開示している。 異種の有機樹脂が、繊維を結合するのに使用されている。 成形繊維状ビレットに前記樹脂を含浸させ、不活性雰囲気中温度700〜27
    00℃で熱分解する。 上記バインダーが有機樹脂の熱分解生成物であり、そのため空気中900〜1100℃の温度で酸化する傾向があるので、この材料も高温で使用することができない。 この特許出願に示されているように、得られた材料は、1000℃で12時間しか耐えることができず、そして耐熱衝撃温度が最大3000℃しかない。 この材料は、密度が200kg/m (0.2
    g/cm )であり、曲げ強度が4MPa(40kgf
    /cm )である。

    【0004】強軽重量断熱材料が、フランス特許出願第2,669,623号に記載されている。 複雑な形状の大きな部分は、第一バインダーで予備処理した炭素繊維から骨格を製織した後、この骨格を、第二バインダーにより剛化し熱処理する。 この材料の耐熱性は、上記ヨーロッパ特許出願に記載されている材料と同じである。 記載されている発明に使用されるバインダーは炭素全駆体であるので、上記と同様の理由で、使用温度は1000
    ℃を超えることができない。

    【0005】密度が144〜1100kg/m (0.
    144〜1.1g/cm )の範囲であるセラミック及び/又はアルミナ繊維系材料は、米国特許第4,04
    1,199号、第4,349,637号及び第5,07
    1,798号;ドイツ特許出願第27 00374号、
    第33 15880号、第34 44397号及び第3
    8 05110号;英国特許第1,433,923号及び第1,506,152号;英国特許出願第2,05
    2,472号及び第2,089,782号;並びにヨーロッパ特許出願第0 010 385号及び第0 37
    1 586号から周知である。 これらの材料は、温度1
    400〜1800℃の範囲で使用される高温断熱材として(一般的に炉のライニングとして)提案されている。
    実際、上記各材料の組成は、耐火性繊維又は材料(アルミナ、シリカ粉末又は酸化物粉末の混合物)、耐火性バインダー(コロイドアルミナ及び/又はコロイドシリカ、又はこれらの酸化物の全駆体、又はそれらの混合物並びにより複雑な組成物)、増粘剤、安定剤、活性剤及び他の処理助剤を含んでいる。

    【0006】物品(板及びより複雑な部品)の製造方法はそれぞれ異なるが、繊維の水性懸濁液を成形する工程、バインダーを導入する工程、得られた繊維状ビレットを乾燥及び焼成する工程が共通して行われる。 上記バインダーは、直接懸濁液に導入するか、未処理繊維状ビレットに含浸させることにより導入するか、もしバインダーが複合体であり、そしてもしバインダーの成分を連続して導入したいならば、上記2つの方法を使用する。

    【0007】成形は、加圧真空法を用いるか、注型によるか、異種の方法組み合わせ、例えば振動しながら注型を行う方法をを用いて行う。 得られた材料は、繊維のバインダー(又は他の充填材)に対する比が極めて広範囲である。 また、最高温度に耐える繊維[LOI社(英国)製「Saffil(登録商標)」、Carboru
    ndum Resistant Materials社(米国)製「Fibermax(登録商標)」、電気化学工業株式会社(日本)製「Denka Alken
    (登録商標)」]のそれよりも耐熱性の低いセラミック繊維[Carborundum Resistant
    Materials社(米国)製「Fiberfrax
    (登録商標)」、MarganitCeramik F
    iber社(英国)製「Triton Kaowool
    (登録商標)」に対する比も、極めて広範囲である。 材料の「高温」繊維含量が高いほど耐熱性が高いことは明かである。

    【0008】高耐熱性繊維「Saffil(登録商標)」、「Fibermax(登録商標)」及び「De
    nka Alken(登録商標)」は、平均直径が3μ
    m、強度が500〜1000MPa(50〜100kg
    f/mm )、最大動作温度が1500〜1700℃、
    即ち、クラシフィケーション温度が1500〜1700
    ℃であり、重量%で、下記の組成を有している。 「Saffil(登録商標)」:96Al 、4S
    iO 、 「Denka Alken(登録商標)」:80Al
    、20SiO 、 「Fibermax(登録商標)」:72Al
    28SiO (ムライト組成物)

    【0009】米国特許第5,071,798号及びドイツ特許出願第(DE−OS)3805110号では、使用温度が1600〜1800℃である材料が開示されている。 この材料は、水性懸濁液に、平均直径が3μmである高耐熱性Al 繊維及びアルミノホウ珪酸塩繊維と、Al 及び/又はSiO 粉末と、コロイドAl 及び/又はSiO 並びに硫酸アルミニウムにより構成されるバインダーとを含んでなる混合物を入れることにより形成される。 成分の割合は、温度140
    0〜1600℃で焼成した後の組成がムライト(12重量%を超える)とコランダムのみからなるように選択される。 別の理由で、例えば、増粘剤なしで水性懸濁液に上記粉末を入れるので、上記した公報に開示されている方法では、密度が500kg/m (0.5g/c
    )未満である均一材料を得ることができない。 この理由は、重の影響下で板の下表面に粉末を沈降させるためである。 さらに、高温で焼成工程を行う必要があるので、結晶粒成長が生じ、その結果、繊維強度が減少する。 材料がかなり高密度「810kg/m (0.81
    g/cm )」であるときでさえ、最大曲げ強度はわずか10.2MPa(102kgf/cm )でしかないと思われる。

    【0010】曲げ強度が0.3MPa(3kgf/cm
    )である材料が公知であるが、その密度は250kg
    /m (0.25g/cm )である(英国特許第2,
    089,782号参照)。 この材料は、温度1600℃
    での使用を意図しており、1600℃で3時間保持した後の線収縮は3%である。

    【0011】増粘剤としては、カルボキシメチルセルロース又はポリエチレンオキシドが使用されるが、これは同時に分散剤としての役割も果たして、均一スラリーを生成する。 カチオン澱粉は、増粘剤として広く使用されている(英国特許第1,506,152号及びドイツ特許出願第27 00374号及び第34 44397号参照)。

    【0012】耐熱性が1260℃以下であるセラミック繊維系材料(即ち、低温で十分に焼成される繊維)は最大強度を有しており、これらの繊維の耐熱性は、したがって、材料の耐熱性も規定する。 「高温」繊維を使用するとき、より耐熱性のあるバインダーを使用することが必要となり、このため焼成温度が高くなり、材料の使用温度よりも高くなることがあるが、このような場合には、結晶粒が成長して繊維強度が減少する。 材料の密度を増加することが、強度のある材料を得る別法である。
    強度のある軽重量組成物を得るために、研究者は、バインダーを異なる方法で導入し、焼成温度を少なくとも材料の使用温度よりも高くしないことができるようにするために、バインダー組成を広範囲に変化させる。

    【0013】米国特許第4,041,199号に開示されているように、コロイドシリカ(SiO )を、澱粉と同時に水性粉末−繊維混合物を導入する。 さらに、製品の密度を減少させるために、アルミニウム粉末と硫酸アルミニウムも添加する(得られた材料における全成分の総重量に対して1重量%の量)。

    【0014】英国特許第2,052,472号は、繊維マットをりん酸一アルミニウム水溶液で湿潤することを含んでなる方法を開示している。

    【0015】ドイツ特許出願第(DE−OS)33 1
    5880号は、水酸化アルミニウムゲル及び/又はアルミニウム塩溶液を水性繊維スラリーに入れる(同時にリン酸一アルミニウム溶液として入れる)方法を教示している。 製造された物品を、真空成形後さらに乾燥する。

    【0016】耐火性バインダー組成物が、上記した米国特許第4,349,637号に示唆されている。 このバインダーは、アルミナ(Al )又は乾燥及び焼成中にAl に転化するアルミニウムを含有している他の複合化合物をを含んでいる。

    【0017】上記ヨーロッパ特許出願第0 371 5
    86号は、有機バインダー(ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド等)を非有機バインダー(コロイドAl 、SiO 、ZrO 及びそれらの混合物)
    に導入することを開示している。

    【0018】上記した英国特許第1,433,923号から、緻密シリカコアを有するコロイド粒子から形成されるゾルと、コロイド非晶質アルミナコーティングを含んでなるバインダーは公知である。

    【0019】上記した方法は有利であるが、1600℃
    の温度で長期間使用できる「高温」繊維系軽量材料[密度が100〜500kg/m (0.1〜0.5g/c
    )]は、強度が低い。 即ち、密度が250kg/m
    (0.25g/cm )である材料の最大曲げ強度は、0.3MPa(3kgf/cm )(英国特許出願第2,089,782号参照)であり、密度が520k
    g/m (0.52g/cm )である材料の最大曲げ強度は、4.2MPa(42kgf/cm )である「ドイツ特許出願第(DE−OS)34,44397号参照」。

    【0020】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的は、使用温度が1600℃のオーダーである強度のある軽量繊維状断熱材料を得ることである。 本発明の別の目的は、高温で使用できるとともに、熱伝導率が低い軽量断熱材料を得ることである。

    【0021】

    【課題を解決するための手段】本発明は、その一態様によれば、アルミナ系繊維及びアルミノ珪酸塩バインダーから構成される多孔質異方性物体の形態の断熱材料であって、 a)アルミナ系繊維70〜90重量%とアルミノ珪酸塩バインダー10〜30重量%とを含有し、前記繊維がA
    72〜97重量%とSiO 3〜28重量%とからなり、平均径が2μm以下であり、平均アスペクト比(l/d)が30〜130、好ましくは40〜90であり、強度が少なくとも600MPaであり、クラシフィケーション温度が1650℃であること、 b)密度が150〜500kg/m (0.15〜0.
    5g/cm )の範囲であること、 c)1600℃で24時間保持後の線収縮が、「強」方向で2%以下であり、「弱」方向で4%以下であること、 d)「弱」方向において、引張強さが少なくとも0.1
    5MPaであり、圧縮強さが少なくとも0.2MPaであること、 e)異方性が1.3〜4であること、および f)温度1600℃で長時間使用できること、を特徴とする断熱材料が提供される。

    【0022】好ましくは、前記アルミナ系繊維は、直径が0.1〜5μmの範囲、主に1〜3μmの範囲であり、長さが5〜600μmの範囲、主に20〜300μ
    mの範囲である。

    【0023】本発明は、有利な実施態様によれば、材料の組成が、Al 65〜97重量%及びSiO
    〜35重量%、好ましくはAl 75〜85重量%
    及びSiO 15〜25重量%である。 好ましくは、本発明材料は、結晶粒子サイズが0.01〜0.5μm、
    主に0.1〜0.3μmである結晶構造を有する。

    【0024】本発明は、他の有利な実施態様によれば、
    材料の密度が250±30kg/m (0.25±0.
    03g/cm )のとき、熱伝導率が温度1600℃、
    圧力0.1MPa(1気圧)で「弱」方向に0.35W
    /m. K未満である。

    【0025】本発明の別の態様によれば、断熱材料をアルミナ系繊維とアルミノ珪酸塩バインダーから製造する方法であって、 a)必要とする組成を有し平均直径が2μm以下であるアルミナ系繊維を、水中で、平均アスペクト比(1/
    d)が30〜130、好ましくは40〜90となるまで微粉砕する工程と、 b)得られた水性繊維状流動スラリーからビレットを真空成形し、続いてビレットを型から取り出す工程と、 c)前記ビレットを軽く圧縮しながら型枠に固定する工程と、 d)前記軽く圧縮したビレットを型枠中で乾燥する工程と、 e)低耐久性アルミノ珪酸塩バインダーを調製する工程と、 f)型枠に固定した乾燥ビレットに前記バインダーを含浸させる工程と、 g)前記バインダーをゲル化させる工程と、 h)このように形成した半製品を型枠から取り出す工程と、 i)前記半製品を乾燥する工程と、 j)前記半製品を焼成する工程とを含んでいることを特徴とする断熱材料の製造方法が提供される。

    【0026】好ましくは、工程a)は下記の2段階を含んでいる。 a )既に型内に配置してある水湿潤繊維を、アスペクト比(l/d)が必要とする値よりも10〜20%大きい値となるまでパンチを用いて機械的にプレスすることにより予備粉砕する段階、および a )軸の位置を変えてあるプロペラミキサーを備えた分散機で繊維を水微粉砕するが、前記微粉砕を必要とするアスペクト比(l/d)が得られるまで行う段階。

    【0027】バインダーを調製する工程e)は、含浸直前に実施するのが有利である。 上記バインダーは、pH
    が少なくとも8であるコロイドSiO と、一種以上の非有機及び/又は有機アルミニウム塩類、好ましくは硝酸アルミニウムとの水性混合物から実質的に形成される。 酸化物として表されるバインダーの成分重量比、即ち、SiO :Al が、0.4〜1.4、好ましくは0.8〜1.2である。

    【0028】乾燥ビレットにバインダーを含浸させる工程f)は、2枚の孔板間の型枠に固定した前記ビレットを前記バインダーの入った浴に配置することにより実施するのが有利である。

    【0029】バインダーをゲル化する工程g)は、含浸ビレットを空気中に周囲温度で固体状態となるまで保持して実施するのが有利である。

    【0030】半製品を空気中で乾燥する工程i)は、1
    00℃以下の温度、好ましくは85〜95℃の温度で、
    一定重量となるまで実施するのが有利である。

    【0031】半製品を焼成する工程j)は、空気中で、
    温度1300〜1600℃で1〜10時間、好ましくは2〜5時間実施するのが有利である。

    【0032】アルミナ系繊維から実質的になる本発明による材料は、軽量性と、機械強度と、耐熱衝撃性とを兼ね備え、温度1600℃で長期間使用できる。

    【0033】このような材料を得るために、平均直径が2μm以下であるアルミナ系繊維を使用する。 このような繊維を選択した理由は、以下の通りである。 −平均直径が小さくなるにつれて、材料中の繊維間の接触数が増加し、その結果、材料の機械強度が増加する(すべての他の特性は同じままである)。 −材料を製造する繊維が細いと、それよりも太い繊維から製造した材料と比較して、材料の熱伝導率がが低い。

    【0034】本発明の一つの有利な実施態様によれば、
    本発明による断熱材料は、以下のようにして製造される。 上記した性質を有するアルミナ系繊維を、必要とするアスペクト比(l/d)となるまで微粉砕する。 この微粉砕は、繊維が比較的強いか耐性があり、したがって、切断するのが困難であるので、2段階で実施する。
    もし微粉砕を分散機内でのみ実施するならば、工程時間が長くなり、生産性が低くなる。 この工程は、微粉砕を型内で、例えば油圧プレスを用いて実施するとかなり促進されるが、この場合、アスペクト比(l/d)を制御するのが困難である。 したがって、最後の繊維微粉砕段階[所望のアスペクト比(l/d)が得られるまで]
    は、軸をずらしたプロペラミキサーを備えた分散機により、ミキサーの回転速度を2000〜3000r. p.
    m. として、蒸留水中で実施する。 微粉砕は、繊維濃度1〜5容積%で実施する。 濃度の具体的な値は、材料に望ましい密度に応じて選択する。 均一で流動性のあるスラリーが得られたら、微粉砕を終了する。 次に、懸濁液を、寸法が200×200×110mmである型に注ぐ。 型の底に、有孔金属板と、網目又はセルサイズが0.8mm以下である網目又はネットの薄網状構造物を配置する。 過剰の水を真空を利用して下から2〜5分間排出する(受け器は真空0.02〜0.06MPaで排気する)。 得られた繊維状ビレットを型から取り出し、
    型枠に固定し、有孔板を用いて大平面に垂直にプレスする。 板間の間隙を機械的に調整する。 この間隙は、ビレットの所要高さとなる。 ビレットを固定位置とし、水が完全に除去されるまで、90〜250℃の温度、好ましくは120〜170℃の温度で空気乾燥する。 ビレットの重量を測定して、一定重量となったら乾燥を完了する。 あとでバインダーと繊維が密着できるようにすべての水が除去されるまでビレットを乾燥することが必要であるとともに、バインダーの添加量を調整することが必要である。

    【0035】乾燥バインダーに、含浸工程直前に調製されるバインダーを含浸させる。 バインダーを調製するために、工業用試薬、即ち、Al(NO ・9H
    (この塩は、ロシア標準規格GOST 3557−75
    に準じて調製できる)とpHが少なくとも8でありSi
    濃度が20〜25重量%であるコロイドシリカ(シリカゾル)溶液(ロシア標準規格TU6−09−498
    9−83)を使用する。 バインダーを利用してビレットに一緒に導入する酸化物の総量を、10〜30重量%とする。

    【0036】アルミニウム源として、他の非有機及び/
    又は有機塩類(塩化アルミニウム、酢酸アルミニウム等)を使用することができる。 蒸留水を溶媒とする塩溶液をまず調製し、その後、コロイドシリカをこの塩溶液に導入する。 アルミナの量と塩のアルミニウム濃度だけでなく、コロイド溶液中のSiO の量及び濃度を、バインダーを利用してビレットに一緒に導入する酸化物の総量が生成物の最終重量に対して10〜30重量%であり、SiO :Al の重量比が0.4〜1.4であり、好ましくは0.8〜1.2であるように選択する。 このような割合であると、例えば澱粉等の一種以上の増粘型成分を添加することなくバインダーを確実にゲル化できる。 調製されるバインダー量は、繊維状ビレットの容積に等しいのが有利である。

    【0037】バインダーを直ちにスラリーに導入するときには、このバインダーの一部分は、ビレットの成形中の水を除去する工程で失われる。 一方、バインダーを、
    含浸により未処理ビレットに導入するときには、ビレットに残留水が存在するので多量のバインダーはビレットに浸透しない。 バインダーを特定な必要量供給できる本発明の方法の場合、この欠点は克服される。 バインダーは、以下の工程で乾燥ビレットに完全に導入される:バインダーを浴容器に注いだ後、二枚のステンレス製有孔板間に固定したビレットをその浴に入れ、毛管力の影響下でバインダーをビレットに完全に吸引させる。

    【0038】バインダーをビレットに完全に吸収させた後、ビレットを浴から取り出し、周囲温度で空気中に、
    ゲル化工程が終了するまでの10〜40時間保持する。
    ゲル化は、ビレットの凝固により確認される。 次に、このようにして作成した半製品を型枠から取り出し、温度85〜95℃で、一定重量となるまでの20〜60時間乾燥する。 このような乾燥スケジュールにより、バインダーがビレット表面の方向に移動するのが防止され、したがって、材料全体にわたってバインダーを均一に分布されることができる。

    【0039】半製品は、空気中、温度1300〜160
    0℃で、1〜10時間、好ましくは2〜5時間焼成する。 機械加工を最小限施して、ブロック状の材料が得られる。 このブロックの重量を測定するとともに、寸法を測る。

    【0040】ブロックの密度を測定した後、切断して試料とし、材料の特性を検討するのに使用する。 原則として、このような材料、即ち、再使用可能な断熱材として適当な材料の主要な強度指数として「弱」方向における引張強度、即ち、成形面に垂直な方法における引張強度がある。 密度が約250kg/m (0.25g/cm
    )である材料のこの方向における平均引張強度は、
    0.4〜0.6MPa(4〜6kgf/cm )であり、密度が350kg/m (0.35g/cm )である場合、平均引張強度は0.8〜1.0MPa(8〜
    10kgf/cm )であり、さらに密度が500kg
    /m (0.5g/cm )である場合には、平均引張強度は2.5〜3.0MPa(25〜30kgf/cm
    )である。

    【0041】平均線収縮率は、温度1600℃で24時間保持した後、「弱」方向において1〜4%であり、
    「強」方向において0〜2%である。 材料の熱伝導率、
    特に高温・高密度での熱伝導率は、同種の公知材料と同等か、それよりも小さい。 本発明による断熱材料は、宇宙船や宇宙船のキャビン、特に大気圏に再突入するスペースシャトルのオービターを熱から保護するのに使用できる。

    【0042】

    【実施例】以下実施例により、本発明による材料の特性及び前記材料の製造方法をより詳細に説明する。 実施例1 繊維状ビレットの製造平均直径1.8μmで、機械的強度650MPa(65
    kgf/mm )、クラシフィケーション温度(極めて短時間耐えることのできる温度)1650℃であり、組成がAl 85重量%とSiO 15重量%とからなり、粒度0.02μm(200オングストローム)を有する粉末から形成したアルミナ系繊維300gを、蒸留水で湿潤し、有孔底を有する型内に配置し、その型を油圧プレス上に配置し、パンチを用いて圧縮した。 加えた力が約2.5×10 N(2.5トン)に達したとき、その力で1分間維持したところ、アスペクト比(l
    /d)が約90となった。

    【0043】このように予備粉砕した繊維を、蒸留水5
    リットルを入れた分散機に入れた。 この系の繊維濃度は、約2容積%に相当する。 次に、繊維を、軸をずらしたプロペラミキサーを用いて、、ミキサーの回転速度2
    800r. p. mで、繊維塊が均一流動スラリーとなるまで予備粉砕した。 濃度が上記で示した値となったとき、材料密度約200kg/m (0.2g/cm
    に相当するアスペクト比(l/d)約80で懸濁液が流動状態となった。 所望のアスペクト比(l/d)が得られるまで微粉砕した繊維を含んでなる懸濁液を、有孔板を有する同じ型に注ぎ、その型を真空0.5atm(約5.10 Pa)で2分間排気した。 繊維状ビレットを型から取り出し、型枠に固定し、有孔板を用いてその大平面に対して垂直にプレスした。 板間の間隙、即ち、ビレットの高さを40mmとし、機械的に固定した。 ビレットを固定位置とし、一定重量となるまで150℃で空気乾燥した。

    【0044】 バインダーの調製 Al 含量13.6重量%の工業用硝酸アルミニウム、Al(NO .9H O(ロシア標準規格GO
    ST 3557−75)230gを、周囲温度で蒸留水1150mlに溶解した。 このようにして得られた溶液に、攪拌しながら、SiO 濃度20重量%、pH10
    のコロイドシリカ溶液(ロシア標準規格TU 6−09
    −4989−83)220gを添加した。 容積1490
    mlの混合物1600gが得られた。 この混合物に、攪拌しながら、蒸留水110mlを添加して、繊維状ビレットの容積(1600cm )に等しい量のバインダーを得た。 バインダーのSiO :Al 重量比は1.42であり、酸化物の総量は、75g(材料の重量に対して20重量%)であった。

    【0045】 半製品の製造上記で調製したバインダーを1600ml入れた容器(寸法:215×215×200mm)内に、型枠に固定した乾燥繊維状ビレットを配置した。 バインダーが完全に吸収した後、ビレットを浴容器から取り出し、周囲温度で空気中に、ゲル化工程が終わるまでの12時間(バインダーが凝固することで確認)保持した。 その後、得られた半製品を、有孔型枠から取り出し、一定重量となるまで、90℃で24時間乾燥した。 1400℃
    で2時間焼成した。

    【0046】最小の機械加工を施して標準の幾何学形状とした板状材料の寸法は、190×190×35mmであり、密度は220kg/m (0.22g/cm
    であった。 その後、板を切断して試験試料とした。

    【0047】表1は、「ラジアル熱流」法により、不活性雰囲気0.1MPa(1atm)中で「強」方向の熱伝導性試験を行った結果を示す。 材料の機械試験の結果と他の特性を、以下の表3に示す。

    【0048】 表 1温度 熱伝導率(W/m.k) (℃) 「強」方向 100 0.075 200 0.075 300 0.080 400 0.090 500 0.10 600 0.11 700 0.13 800 0.14 900 0.16 1000 0.18 1100 0.21 1200 0.24 1300 0.26 1400 0.30 1500 0.34 1600 0.38 1700 0.42

    【0049】 実施例2 繊維状ビレットの製造平均直径が1.4μmで、機械的強度が760MPa
    (76kgf/mm )、クラシフィケーション温度が1650℃であり、Al 80重量%とSiO
    0重量%の組成を有するアルミナ系繊維560gを準備した。 これらの繊維を、実施例1の方法に準じて、アスペクト比(l/d)が60となるまで微粉砕した。 本実施例では、繊維濃度は、2.5容積%であった。 ビレットを、型枠における板間の間隙を600mmとして実施例1と同様にして成形した。

    【0050】 バインダーの調製硝酸アルミニウム515gを、蒸留水1535mlに溶解した。 コロイドシリカ溶液350gを、得られた溶液に添加した。 操作は、実施例1と同様であった。 その結果、容積2180mlを占める混合物2400gが得られた。 蒸留水220mlを、この混合物に添加し、Si
    :Al 重量比が1であるバインダーを、繊維状ビレットが占める容積と等しい量で得た。 バインダー中の酸化物(アルミナ及びシリカ)の合計量は140g
    であり、材料の重量に対して、20重量%であった。 使用した原料反応体は、実施例1と同様であった。

    【0051】 半製品の製造繊維状ビレットを、実施例1と同様に、バインダー24
    00mlを入れた容器に配置した。 以下の操作を、本実施例ではゲル化時間を15時間とした以外は、実施例1
    と同様に行った。 焼成を、1450℃で1.5時間実施した。 機械加工後の板の寸法は190×190×55m
    mであり、密度は270kg/m (0.27g/cm
    )であった。 材料を試験して、機械強度、熱安定性(表3参照)及び不活性ガス雰囲気中、圧力0.1MP
    a(1気圧)での「弱」方向と「強」方向の両方における熱伝導率(表2参照)を測定した。

    【0052】 表 2温度 熱伝導率(W/m.k) 熱伝導率(W/m.k) (℃) 「強」方向 「弱」方向 20 0.090 0.090 100 0.092 0.092 200 0.095 0.095 300 0.10 0.098 400 0.11 0.10 500 0.12 0.11 600 0.13 0.12 700 0.14 0.13 800 0.15 0.14 900 0.17 0.15 1000 0.18 0.17 1100 0.20 0.18 1200 0.22 0.20 1300 0.24 0.22 1400 0.27 0.25 1500 0.30 0.27 1600 0.33 0.30 1700 0.38 0.34

    【0053】 実施例3: 繊維状ビレットの製造実施例1と同様の性質を有する繊維1170gを、アスペクト比(l/d)40となるまで微粉砕した。 本実施例では、繊維濃度は5容積%であった。 操作は、実施例1とほぼ同様であった。 また、ビレットを、型枠における板間の間隙を60mmとして実施例1と同様に成形した。

    【0054】 バインダーの調製硝酸アルミニウム530gを、蒸留水1580mlに溶解した。 コロイドシリカ溶液290gを、得られた溶液に添加した。 操作は、実施例1と同様であった。 その結果、容積2260mlを占める混合物2400gが得られた。 蒸留水140gを、この混合物に添加し、SiO
    :Al 重量比が0.8であるバインダーを、繊維状ビレットが占める容積、即ち、2400cm (2
    00x200x60mm)と等しい量で得た。 本実施例で使用した試薬は、実施例1と同じものであった。

    【0055】 半製品の製造バインダー2400ml入れた容器(寸法:215×2
    15×120mm)内に、型枠に固定した乾燥繊維状ビレットを配置した。 次に、実施例1と同様の操作を行った。 焼成を、1450℃で1.5時間行った。 機械加工後、得られた板の寸法は190×190×55mmであり、密度が510kg/m (0.51g/cm )であり、バインダー含量が10重量%であった。 試験結果を、表3に示す。

    【0056】 実施例4: 繊維状ビレットの製造実施例2と同様の性質を有する繊維490gを、アスペクト比(l/d)約90となるまで微粉砕した。 本実施例では、スラリーの繊維濃度は1.5容積%であった。
    ビレットを、型枠における板間の間隙を80mmとして実施例1と同様に成形した。

    【0057】 バインダーの調製硝酸アルミニウム290gを、蒸留水2830mlに溶解した。 コロイドSiO 溶液80gを、得られた溶液に添加した。 容積3080mlを占める混合物3200
    gが得られた。 蒸留水120gを、この混合物に添加し、SiO :Al 重量比が0.4であるバインダーを、繊維状ビレットが占める容積、即ち、3200
    cm と等しい量で得た。 ここで使用した反応体は、上記したものと同じであった。

    【0058】 半製品の製造焼成を、実施例1と同様に行った。 機械加工後、得られた板の寸法は190×190×70mmであり、密度が170kg/m (0.17g/cm )であり、バインダー含量が10重量%であった。 試験結果を、表3に示す。

    【0059】 実施例5: 繊維状ビレットの製造実施例2と同様の性質を有する繊維500gを、アスペクト比(l/d)70となるまで微粉砕した。 本実施例では、スラリーの繊維濃度は約2容積%であった。 型枠における板間の間隙を60mmとして実施例1と同様に成形した。

    【0060】 バインダーの調製硝酸アルミニウム715gを、蒸留水1100mlに溶解した。 コロイドSiO 585gを、得られた溶液に添加した。 容積2260mlを占める混合物2400g
    が得られた。 蒸留水140gを、この混合物に添加し、
    SiO :Al 重量比が1.2であるバインダーを、所望量得た。 使用反応体だけでなく、半製品製造及び焼成工程も、実施例1と同様に行った。 機械加工後、
    得られた板の寸法は190×190×55mmであり、
    密度が250kg/m (0.25g/cm )であり、バインダー含量が30重量%であった。 試験結果を、表3に示す。

    【0061】 表 3特性 実施例1 2 3 4 5密度(g/cm )0.22 0.27 0.50 0.17 0.25 強度(MPa) 引張強度: 「弱」方向 0.42 0.43 >2.53 0.20 0.54 「強」方向 0.55 0.78 >3.85* 圧縮強度: 「弱」方向 0.85 1.0 >9.0** 0.31 0.93 「強」方向 1.06 1.42 >9.0** − 1.37 曲げ強度: 「弱」方向 1.18 1.42 1.90 線収縮(%) (1600℃、24時間後) 「弱」方向 1.5 1.5 0.6 1.0 4.0 「強」方向 0.8 0.8 0.0 0.0 2.0 線熱膨脹係数 (1/K×10 −6 )約6 約6 約6 約6 約6 *−試料と金属支持体の接着面に沿って損傷が生じた。 **−データは、ロードセルのパラメータにより制限された。

    【0062】

    【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、宇宙船及び航空機を熱から保護するのに使用できる使用温度が1600℃のオーダーであり、熱伝導率が低く、強度がある軽量繊維状断熱材料が提供される。

    フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 9/08 D (71)出願人 595024766 ブイアイエーエム‐オール、ラシアン、イ ンスティチュート、オブ、アビエーショ ン、マテリアルズ VIAM−ALL RUSSIAN IN STITUT OF AVIATION MATERIALS ロシア連邦モスクワ、ラジオ、ストリー ト、17 (72)発明者 ボリス、ウラジミロウィッチ、スチェタノ フ ロシア連邦モスクワ、ウーリッツア、オス タチコフスカヤ、デー、23、カーベー、 106 (72)発明者 ガリーナ、ティモティウナ、ミズリーナ ロシア連邦モスクワ、ウーリッツア、9、 ソコリナヤ、ゴラ、デー、1、カーベー、 13 (72)発明者 ウラジミール、ニコラエウィッチ、グリブ コフ ロシア連邦モスクワ、レニングラードスキ ー、プロスペクト、デー、14、カーベー、 44 (72)発明者 ラディー、エフゲニエウィッチ、シャリン ロシア連邦モスクワ、ウーリッツア、チフ ビンスカヤ、デー、17、カーベー、300 (72)発明者 エフゲニー、ボリソウィッチ、カチャノフ ロシア連邦モスクワ、スチェルコフスコ エ、ショッセ、デー、90、カーベー、216

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