Production of artificial dolomite

申请号 JP4162199 申请日 1999-02-19 公开(公告)号 JP2000239057A 公开(公告)日 2000-09-05
申请人 Servicios Ind Penoles Sa De Cv; セルヴィシオス インダストリアレス ペニョーレス, エス.エー.デ シー.ヴィ.; 发明人 LECHUNGA-PRIEGO ANA-BEATRIZ; BENAVIDES-PEREZ RICARDO; BOCANEGRA-ROJAS JOSE-GERTRUDIS;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a doubly hardly baked artificial dolomite which has excellent hydration stability and a low porosity, suitable for producing refractory bricks by crushing low grade raw material dolomite, adding a specific amount of an additive such as Fe2O3, SiO2, Mg(OH)2 or Ca(OH)2 to the crushed dolomite, compressing the mixture to form briquettes and then baking the briquettes. SOLUTION: This artificial dolomite having a density of >3.23 g/cm3 and a tendency to hydration of 0.00-15 wt.% comprises crushing low grade raw material dolomite into the ground dolomite whose 100 wt.% has a particle size of 100 mesh screen or whose 90 wt.% has a particle size of 200 mesh screen, homogeneously mixing the crushed dolomite with an additive selected from about 0.1-0.8 wt.% of Fe2O3, about 0.07-0.3 wt.% of SiO2, and about 0.5-10 wt.% of Mg(OH)2 and/or Ca(OH)2, compressing the mixture to form briquettes having a density of about 2-2.5 g/cm3, sieving the briquettes, baking the sieved briquettes at a temp. of about 1,700-2,000 deg.C for 1.5-2 hr, and then cooling the baked briquettes.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 耐火煉瓦およびその他の製品を製造するための、単一燒結工程での硬焼ドロマイトから人造ドロマイトを製造する方法であって、 100重量%の100メッシュスクリーン粒度から90
    重量%の200メッシュスクリーン粒度までの低品位原料ドロマイトを粉砕して、粉砕ドロマイトを得る工程と、 約0.1重量%から0.8重量%の量のFe 23 、約0.07重量%から0.3重量%の量のSiO 2 、および約0.5重量%から10重量%の量のMg(O
    H) 2 、Ca(OH) 2 、またはこれらの混合物、から成るグループから選択された添加物を、前記粉砕ドロマイトに均質混合して前記原料ドロマイトのFe、Si、M
    gおよびCaの欠失を補なう工程と、 前記添加物を前記粉砕ドロマイトへ均質に混合して混合物を製造する工程と、 前記混合物を圧縮して、密度が約2g/cm 3から約2.5g/cm 3のブリケットを成形する工程と、 微粒子と硬度が低い原料を除去するために、ブリケットの粒子を篩い分けする工程と、 焼結硬焼された圧縮片を提供するために、約1,700
    ℃から2,000℃の温度で1.5時間から2時間、前記ブリケットを硬焼する工程と、および前記焼結硬焼されたブリケットを冷却して、3.23g/cm 3を超える密度と0.00重量%から15重量%の水和性向とを有する人造ドロマイトを製造する工程とを含む人造ドロマイトの製造方法。
  • 【請求項2】 前記粉砕工程が粉砕機内で乾燥状態のもとで行なわれる請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項3】 前記鉄は、0.1重量%から0.8重量%の間の鉄レベルを得るために、最低純度が98%で、
    98重量%の325メッシュスクリーン最小粒度を有する超微粉砕されたFe 23の形である請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項4】 前記シリカSiO 2は、0.07重量%
    から0.3重量%の間のシリカレベルを維持するために、純度98%で、100重量%の100メッシュスクリーン粒度を有する請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項5】 前記Mg(OH) 2が95%の純度を有し、約0.5重量%から10重量%の間の範囲において0.5%未満の塩化物含有量を有する請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項6】 前記混合工程が、前記ドロマイトの均質化と前記添加物の均質化を行うために、混合機で行われる請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項7】 前記圧縮工程が、前記混合物が通過する2つ以上の回転ロールを有する機械内で2000psi
    を超える圧力を加えて行われる請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項8】 前記圧縮工程が、3重量%から10重量%の水の存在のもとで行われる請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項9】 更に、前記冷却された焼結硬焼ブリケットを篩い分けして、人造ドロマイトの分級を得ることを含む請求項1に記載の製造方法。
  • 【請求項10】 単一焼結工程で低品位原料ドロマイトから人造ドロマイトを製造するための添加組成物であって、 約0.1重量%から0.8重量%のFe 23と、 約0.07重量%から0.3重量%のSiO 2と、および約0.5重量%から10重量%のMg(OH) 2 、C
    a(OH) 2 、またはこれらの混合物とを含む添加組成物。
  • 【請求項11】 前記鉄は、0.1重量%から0.8重量%の間の鉄レベルを得るために、最低純度が98重量%で、98重量%の325メッシュスクリーン最小粒度を有する超微粉砕されたFe 23の形である請求項10
    に記載の添加組成物。
  • 【請求項12】 前記シリカSiO 2は、0.07重量%から0.3重量%の間のシリカレベルを維持して前記焼結の遅れを回避するために、純度が98重量%で、1
    00重量%の100メッシュスクリーン粒度を有する請求項10に記載の添加組成物。
  • 【請求項13】 前記Mg(OH) 2は純度が95%
    で、約0.5重量%から1.0重量%の間の範囲において0.5%未満の塩化物含有量を有する請求項10に記載の添加組成物。
  • 【請求項14】 密度が約2g/cm 3から約2.5g
    /cm 3の人造ドロマイトであって、 粉砕された低品位原料ドロマイトと、および、 約0.1重量%から0.8重量%の範囲のF 23 、約0.07重量%から0.3重量%の量のSiO 2 、および約0.5重量%から10重量%の量のMg(O
    H) 2 、Ca(OH) 2 、またはこれらの混合物から成る群から選択され、混合され、圧縮され、そして硬焼された添加物とを含む人造ドロマイト。
  • 【請求項15】 前記鉄は、0.1重量%から0.8重量%の間の鉄レベルを得るために、最低純度が98%
    で、98重量%の325メッシュスクリーン最小粒度を有する超微粉砕されたFe 23の形である請求項14に記載の人造ドロマイド。
  • 【請求項16】 前記シリカSiO 2は、0.07重量%から0.3重量%の間のシリカレベルを維持して燒結の遅れを回避するするために、純度98%で、100重量%の100メッシュスクリーン粒度を有する請求項1
    4に記載の人造ドロマイト。
  • 【請求項17】 前記Mg(OH) 2が95%の純度を有し、約0.5重量%から1.0重量%の間の範囲において0.5%未満の塩化物含有量を有する請求項14に記載の人造ドロマイト。
  • 【請求項18】 3.23g/cm 3を超える密度と、
    10重量%未満の水和性向を有する請求項14に記載の人造ドロマイト。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は人造ドロマイトに関し、さらに詳細には、二重硬焼人造ドロマイト(synthet
    ic double burnt dolomite)の製造方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】硬焼ドロマイトまたは焼結ドロマイトは、電気炉、平炉、および鉄溶解炉で使用される耐火煉瓦を製造するための低コスト耐火材等、幅広い用途がある。

    【0003】ドロマイトは、主に炭酸カルシウム(Ca
    CO 3 )と炭酸マグネシウム(MgCO 3 )を約60%:
    40%の割合で含有する鉱物である。

    【0004】原ドロマイトの品位と品質は、天然鉱に含まれるシリカ(SiO 2 )、酸化鉄(Fe 23 )、およびアルミナ(Al 23 )の割合の違いに依存するので、
    高品位焼結ドロマイトに関しては、このような不純物量は約1%までとすべきである。

    【0005】耐火煉瓦製造用ドロマイトの望ましい耐火特性は、ドロマイトの不純物レベルに依存する。

    【0006】ドロマイト耐火物の使用は、大気中の分へ暴露されると水酸化物に戻るという、酸化物、特には石灰の性向によって制約を受けている。

    【0007】ドロマイト耐火物における高多孔性で低密度の焼結材料は、鋼スラグにより大きく影響を受け、耐火物の利点を低下させられる。

    【0008】耐火煉瓦の低多孔性、高密度、低水和性という主要特性を改良するために、酸化物やフラックスなどの特定添加物の使用が提案されてきた。

    【0009】耐火煉瓦製造用ドロマイトを調製するためには、高品位天然ドロマイトを、1,800から2,0
    00℃の温度までドロマイトを加熱することから成る焼結プロセスに通す。

    【0010】このプロセスにより、ドロマイトの密度(かさ比重)は高まり、この不純物レベルが、製造される酸化カルシウムの安定化を支援する。

    【0011】煉瓦の製造にとって望ましい耐火特性を持つ高品位天然ドロマイトは、米国など一部の、特に恵まれたところからしか入手できないだろう。

    【0012】このことは、そのような高品位ドロマイトを買い付けるために他の煉瓦製造国に向かわせることになるが、それを必ずしも調達できるわけではなく、また自らの施設まで運ぶことになるので製品価格は上昇する。

    【0013】不純物含有量が低いドロマイト、すなわち先に記載のドロマイトの所望特性を左右するシリカ(S
    iO 2 )、酸化鉄(Fe 23 )、およびアルミナ(Al 2
    3 )が不足するドロマイトを産出する場所は世界に数多くある。

    【0014】従って不純物含有量が低いドロマイトを処理して、高品位人造焼結ドロマイトで所望レベルの不純物を得ることが極めて望ましい。

    【0015】焼結された材料のこのような不純物量は約1重量%から2重量%までであるべきであることが判明している。

    【0016】しかし、このようなプロセスは、高品位天然ドロマイトよりも、結果として費用がかからないように経済的に実施可能でなければならない。

    【0017】改善された耐水和性を持つ、低多孔性で高い安定性の硬焼ドロマイトを製造するための様々のプロセスが開発されてきた。

    【0018】人造ドロマイト製造のための代表的なプロセスは、下記米国特許に開示されている。 すなわち、米国特許第4,394,454号は、原ドロマイトへ外部酸化物を導入するために、硬焼ドロマイト、水酸化ドロマイト、半硬焼ドロマイト、およびこれらの組み合せから選択された材料を原ドロマイトに加え、粉砕した原ドロマイトを加圧してブリケットにし、そのブリケットを焼結温度まで加熱することにより、低多孔性で優れた水和安定性を持つドロマイト焼結物をつくるための方法を開示している。

    【0019】米国特許第5,246,648号と第4,
    627,948号は、特定の装置を使用した脱酸工程を含む方法を開示している。

    【0020】米国特許第4,648,966号、第4,
    636,303号、および第4,372,843号は、
    幾つかの浮遊選鉱工程を含むとともに、硫酸脂肪酸を炭酸塩コレクタとともに含む、燐酸塩鉱のための方法を開示している。

    【0021】米国特許第5,122,350号は、特定の酢酸エステルの製造方法を開示している。

    【0022】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、これら全ての処理は、先に記載の不純物を添加物として導入することにより低品位ドロマイトを高品位人造ドロマイトに変換するよう処理を行なうが、それにもかかわらず、得られたドロマイトは耐火煉瓦製造のために望ましい特性、つまり高いかさ比重と低水和性を示さなかった。

    【0023】人造ドロマイトの製造は、先に記載の不純物の一体化を可能にするための、幾つかの硬焼工程と反応工程、そして幾つかの極めて特殊な添加物の導入を含め、このような不純物を低品位ドロマイトへ導入する方法に左右されることが判明している。

    【0024】また、本出願人は、Fe 23 、SiO
    2と、Mg(OH) 2 、Ca(OH) 2または両方の組み合せ等、極めて特殊な添加物を見つけたが、天然ドロマイトが必要レベルの不純物を含有していない場合、これらの添加物を天然ドロマイトに添加することにより、ドロマイトを安定化させるための不純物をバランスさせ、
    所望特性を確保することができるだろう。

    【0025】

    【課題を解決するための手段】人造ドロマイトの製造のための本出願人の方法は、乾燥していて不純物レベルの低い鉱物ドロマイトを粉砕する工程と、Fe 23としての鉄、シリカ(SiO 2 )、そして、水酸化マグネシウム(Mg(OH) 2 )、水酸化カルシウム(Ca(O
    H) 2 )、または両方の組み合せから成る群から選択された添加物を均質混合する工程と、所望のシリカ(Si
    2 )、酸化鉄(Fe 23 )、およびアルミナ(Al 2
    3 )のようなドロマイト不純物を反応させてドロマイト組成物に一体化させる工程と、混合機内で、これらの添加物を粉砕ドロマイトとともに全体的に混合する工程と、混合された材料を圧縮して、ブリケットを成形する工程と、圧縮された材料のブリケットを篩い分けして微粒子を取り除く工程と、完全な燒結を確保するために、
    ブリケットを1,700から2,200℃まで硬焼する工程と、および、ブリケットを冷却して、冷却されたブリケットを篩い分ける工程と、を含む。

    【0026】従って、本発明の主な目的は、耐火煉瓦製造および他の類似製品のための、所望特性を備える二重硬焼人造ドロマイトを製造する方法を提供することである。

    【0027】また、本発明の主な目的は、耐火煉瓦製造に特に適する低多孔性と優れた水和安定性とを持つ二重硬焼人造ドロマイトを製造する方法を提供することである。

    【0028】本発明のもうひとつの主な目的は、Fe 2
    3としての鉄、シリカ(SiO 2 )、水酸化マグネシウムMg(OH) 2 、水酸化カルシウムCa(OH) 2または両方の組み合せから成る群から選択された添加物を原ドロマイトに均質混合し、所望のシリカ、酸化鉄、およびアルミナを反応させてドロマイトに一体化させ、これらの反応生成材料を圧縮してブリケットを成形し、圧縮された原料のブリケットを篩い分けし、完全な燒結を確保するためにブリケットを1,700℃から2,200
    ℃の温度まで硬焼し、ブリケットを冷却して、冷却されたブリケットを篩い分けることにより、先に開示された性質の二重硬焼人造ドロマイトを製造する方法を提供することである。

    【0029】本発明の更に別の目的は、経済的でかつ高価な、添加物、工程、および機器を含まない先に開示した性質の二重硬焼人造ドロマイトを製造する方法を提供することである。

    【0030】本発明の追加の目的は、所望のシリカ(S
    iO 2 )、酸化鉄(Fe 23 )、およびアルミナ(Al 2
    3 )等のドロマイト不純物を反応させて人造ドロマイトに一体化するために、Fe 23としての鉄、シリカ(SiO 2 )と、水酸化マグネシウムMg(OH) 2 、水酸化カルシウムCa(OH) 2 、または両方の組み合せ、から成るグループから選択される、二重硬焼人造ドロマイトを製造するための添加物を提供することである。

    【0031】本発明の更なる目的は、耐火煉瓦の製造に特に適する低多孔性と優れた水和安定性とを備える二重硬焼人造ドロマイトを提供することである。

    【0032】本発明のこれらの、そして他の目的と利点は、この技術に精通する当業者にとっては、以下の発明の詳細な説明から明かであろう。

    【0033】

    【発明の実施の形態】本発明は、特には耐火煉瓦の製造に適する所望の組成と特性を有する人造ドロマイトを製造する方法の好ましい実施形態を参照して、以下に説明される。

    【0034】本発明による人造ドロマイトの製造方法は、異なる特性のドロマイトの評価に始まり、次に、ドロマイトの焼結とその安定化とを促進するために、不純物の適切なバランスを見つける。 評価に関して、不純物の質と含有量をバランスさせるために、ドロマイト中に存在する各不純物と揮発成分により附与される特性、そして添加物の特性とを考慮した。

    【0035】開発の次の段階は、最も適切な化合物、それらの組成、およびこれらをサンプルドロマイト全体へ均質混合する最良の方法を決めることであった。

    【0036】上記の研究後、下記の製造工程と必要添加物が、以下のように決められた: a)粉砕工程 添加物のより良好な一体化にとっては、ドロマイト中へ添加物を均質混合して、それらが、バランスさせねばならない不純物と接触できるようにするために、ドロマイトを、その100重量%が100メッシュスクリーンの粒度に、または90重量%が200メッシュスクリーンの粒度になるまで粉砕する必要のあることが分かった。

    【0037】粉砕工程は、所望粒度を提供できる利用可能な何れの設備であっても、乾燥状態で行われる。

    【0038】b)添加物の均質混合 使用された添加物は、鉄、シリカと、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、またはその両方の組み合せ、から成るグループの中から選択された。

    【0039】鉄:これは、粒子の境界で分離している遊離石灰の量を減らして、ジカルシウムフェライト(2C
    aO・Fe 23 )の形成により焼結速度を高めるために、含有量を0.1重量%から0.8重量%の間に確保するよう、最低純度が70重量%で、98重量%が32
    5メッシュスクリーン最小粒度である超微粉砕Fe 23
    として、添加される。

    【0040】シリカ:シリカは、純度が98重量%で、
    100重量%が100メッシュスクリーン粒度のであるSiO 2として、添加される。 SiO 2は、過剰な珪酸塩が焼結工程を遅らせるとともに他の添加物の効果を低下させるとみられるので、0.07%から0.3%の間のレベルに維持される。 珪酸塩は、主に石灰および鉄と好ましくない反応を行なってジ珪酸カルシウムまたはトリ珪酸カルシウムのような、より融点の低い好ましくない液相を形成する。

    【0041】水酸化マグネシウムMg(OH) 2 、水酸化カルシウムCa(OH) 2 、またはその両方の混合物は、Mg(OH) 2自体が添加されると、MgCl 2とC
    aMg(O) 2の反応中に得られる副生成物中に含まれる。 この副生成物は、一般的に、90重量%以下の水酸化物と、約10重量%のFe 23 、SiO 2 、Al 23
    等の不純物および0.5%以下の塩化物を含む。 Mg
    (OH) 2 、Ca(OH) 2 、または両方の混合物は粒度の成長を促進し、全体の多孔性を低くし、この全体的多孔性は、そのような多孔性が焼結ドロマイトの高密度化のレベルを決定するので重要である。 添加量は、これらが過剰になると過多孔性の原因になるので、約0.5%
    から10%までの範囲とし、それにより、その含有量を他の添加物とバランスさせなければならない。

    【0042】粒子の反応性と圧縮のレベルおよび超微細人造水酸化物と天然炭酸塩との間の粒子間相互作用により密度は著しく増加した。 c)混合 先に粉砕したドロマイトに添加物が均質に混合される。
    プロセスのうちのこの工程は、添加物がドロマイトの量に比べて低い割合で添加されるので、成分の有効な均質化が確保される何れの混合機でも行なうことができ、それにより、適切な分布がより良好な焼結を確保することになろう。

    【0043】d)ブリケット加工 これは、高密度(2.5g/cm 3 )で、かつプロセスの次の工程での扱いに抗するのに十分な硬さのブリケットに成形するために、3重量%の水分の存在のもとで、
    微粒子原料(混合物)が供給されるブリケット加工装置で行われる、混合された原料を圧縮するための代表的プロセスである。 原料は、2,500psiほどの高い圧で圧縮機の回転ロールの上面へ集中して連続的に供給される。

    【0044】d)篩い分け 圧縮された原料のナッツ形または枕形のこれらのブリケットは、ブリケット加工機へ後で戻される微粒子と硬さの低い原料とを除去するために篩い分けされる。

    【0045】e)硬焼 最終工程で製造されるブリケットは、ひとたび篩い分けされると、焼結するために炉へ供給される。 炉の最も熱いゾーンでの到達温度は、約1,700℃から2,00
    0℃であり、反応性が低下して密度が上がった原料の完全な焼結を確保するために、原料をこの状態で1.5時間にわたって保たなければならなかった。

    【0046】焼結工程中、炭酸塩は酸化物に変換され、
    存在する添加物または不純物により、遊離石灰含有量が低い高密度製品が製造される。

    【0047】f)冷却 ブリケット形のドロマイトは、ひとたび焼結されると、
    水分含有量が低い空気で冷却される。

    【0048】g)篩い分け ドロマイトブリケットは、ひとたび冷却されると、異なる分級で篩い分けされて、別々に貯蔵するのが好ましい。

    【0049】このプロセスから得られたドロマイトが、
    高密度(3.23g/cm 2超)で、10%未満の水和性向を持つ二重硬焼人造ドロマイトである。

    【0050】以下は、本発明による人造ドロマイトを得るための特定プロセスの実施例である。

    【0051】実施例I 試験は、表1に示されているように、異なる不純物レベルのドロマイトを用いて行なった。 ドロマイトを100
    メッシュに破砕後、Fe 23としての鉄、シリカとMg
    (OH) 2 、Ca(OH) 2 、またはその両方の混合物を用いて、所望品位になるまで添加物を添加した(表2を参照)。 この配合物を、1.115 "*0.773"、"*
    0.188" ポケットサイズのアーモンド形にブリケット加工した。このようなブリケットを1800℃で2時間焼結した(表3を参照)。

    【0052】 表1 化学分析(重量%) ドロマイト Fe 23 SiO 2 Al 23 MgO CaO 1 0.12 0.07 0.05 20.35 31.38 2 0.05 0.26 0.02 20.45 31.94 3 0.05 0.10 0.02 20.72 31.65

    【0053】 表2 化学分析(重量%) 安定化 ドロマイト Fe 23 SiO 2 Al 23 MgO CaO 1 0.55 0.3 0.05 21.35 31.88 2 0.55 0.3 0.02 21.45 31.94 3 0.55 0.3 0.02 21.72 31.65

    【0054】 表3 化学分析(重量%) 焼結 ドロマイト 添加物有り Fe 23 SiO 2 Al 23 MgO CaO BSG 1 0.65 1.2 0.27 37.04 53.97 3.35 2 0.53 0.69 0.17 36.59 57.18 3.31 3 0.67 1.15 0.27 39.0 53.14 3.32 化学分析(重量%) 添加物なし Fe 23 SiO 2 Al 23 MgO CaO BSG (g/cm 3 ) 1 0.12 0.47 0.22 36.80 60.72 2.79 2 0.04 0.10 0.04 35.74 61.52 2.85 3 0.08 0.52 0.09 35.19 62.96 2.62

    【0055】安定した原料は多孔性が低く、CaOの飽和したMgO結晶を持ち、また遊離石灰含有量と全体多孔性を低下させるシリカ相に結合されていることが、微細構造の研究により分かった。

    【0056】実施例II 試験1で従った同じ手順を用いて、異なる量の安定剤により、同一のドロマイト原料のサンプルを調製した。 表4を参照。

    【0057】原ドロマイト Fe 23 0.05重量% SiO 2 0.08重量% Al 23 0.02重量% MgO 20.72重量% CaO 31.65重量%

    【0058】下記不純物レベルに対するサンプルを調製し、以下の結果が得られた。

    【0059】 表4 Fe 23 SiO 2 Ca又はMg(OH) 2 HS BSG 重量% 重量% 重量% 重量% (g/cm 3 ) Fe 23 90〜98% 1 (0.45-0.55) (0.07-0.1) (1-2) 5.12 3.35 2 (0.25-0.45) (0.07-0.1) (1-2) 3.24 3.33 3 (0.55-0.8 ) (0.2 -0.3) (1-2) - 3.25 4 (0.2 -0.4 ) (0.07-0.1) (1-2) 5.2 3.32 5 (0.45-0.55) (0.07-0.1) (1-2) 6.07 3.32 6 (0.45-0.55) (0.2 -0.3) (1-2) 5.55 3.33 7 (0.55-0.8 ) (0.2 -0.3) (3-5) - 3.27

    【0060】鉄含有量は0.1%と0.8%の間、シリカは0.07%と0.3%の間、Mg(OH) 2 、Ca
    (OH) 2 、または両方の組み合せは0.5%と1.0
    %の間に保つことにより、高い耐火特性を持つ人造焼結ドロマイトを得ることができる、と決定した。

    【0061】実施例III 表5に示される化学分析を持つ原ドロマイトを用いて2
    0トンのパイロット試験を実行した。 原ドロマイトを粒子化して添加物と混合した後、ブリケット加工を行なった。 このブリケットをキルン内で1800〜2000℃
    で2時間にわたり焼結した。

    【0062】 表5 Fe 23 SiO 2 Al 23 MgO CaO 重量% 重量% 重量% 重量% 重量% 原ドロマイト 0.03 0.08 0.05 20.57 30.02 安定ドロマイト (0.2-0.4) (0.1-0.25) 0.09 21.5 30.2

    【0063】表6 ブリケットの特性 湿度 2〜5 重量% 硬さ 22〜26ポンド/平方インチ 密度 2.0〜2.3g/cm 3

    【0064】高耐火特性の原料が得られた。 燒結を行なっている間に、多孔性が低く、MgO−CaOの大型結晶が生成された。

    【0065】

    *BSG=かさ比重(g/cm

    3 ) **HS=水和安定性(重量%)

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アナ−ビアトリス ルチュンガ−プリエゴ メキシコ, シー. ピー. 64610, ヌ エヴォ レオン, モンテリー, アンプ リアシオン セカンド セクター, コロ ニア クンブレス, パセオ デ ラ オ リンピアダス ナンバー 2601 (72)発明者 リカルド ベナヴィデス−ペレス メキシコ, シー. ピー. 66496, ヌ エヴォ レオン, モンテリー, シウダ ッド サテリト, エーヴィ. デル ア クエダクト ナンバー 6414 (72)発明者 ホゼ−ゲルトルーディス ボカネグラ−ロ ハス メキシコ, シー. ピー. 67189, ヌ エヴォ レオン, シウダッド グアダル ペ, コロニア レジデンシアル コリブ リ, ホコテペック ナンバー 3921 Fターム(参考) 4G030 AA07 AA08 AA27 AA37 BA25 GA03 GA04 GA11 GA22 GA25 GA27

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