Vibratory subsidence or compression unit

申请号 JP8470797 申请日 1997-03-19 公开(公告)号 JP3739520B2 公开(公告)日 2006-01-25
申请人 ジェネラル キネマティクス コーポレイション; 发明人 ジェイムズ・エフ・スペンス・ザ・サード; ポール・ケイシー;
摘要
权利要求
  • 所定位置に間隔をおいて配置された持ち上げ用ポケットを有しており、トレーラ又は鉄道貨車等に載せて運ばれるようになされた汎用輸送コンテナ内へ粒状物を導入する間に粒状物を圧縮するための振動式圧縮ユニットであって、
    ほぼ垂直な動作面を有するクランピングデッキと、
    該クランピングデッキに前記持ち上げ用ポケットの間隔に実質的に等しい間隔をおいて配置され、クランピングデッキの前記動作面から突出した当接ブロックと、
    該クランピングデッキに設けられており、前記コンテナの前記持ち上げ用ポケットに係合してコンテナを前記当接ブロックに圧接させて堅くクランプするためのクランプ手段と、
    該クランピングデッキの、前記垂直動作面のある側とは反対側に近接して、該クランピングデッキから離隔して配置されたエキサイタ物体と、
    該エキサイタ物体上に配置された振動付与手段と、
    前記クランピングデッキと前記エキサイタ物体を相互に連結した振動増幅ばねと、
    ベースと、
    前記クランピングデッキと前記エキサイタ物体を前記ベース上に取り付けるための弾性防振手段と、
    から成る振動式圧縮ユニット。
  • 前記クランプ手段は、前記持ち上げ用ポケットに受容されるフックと、該フックを前記クランピングデッキに向けて移動するための移動手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記移動手段は、手操作自在であることを特徴とする請求項2に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記移動手段は、手回しホイールを含むことを特徴とする請求項3に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記クランプ手段を前記クランピングデッキに上下方向に調節自在に取り付けるための手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 所定位置に間隔をおいて配置された持ち上げ用ポケットを有しており、車輪を有する自動車に載せて運ばれるようになされた輸送コンテナ内へ粒状物を導入する間に粒状物を圧縮するための振動式圧縮ユニットであって、
    当接ブロックを含み且つほぼ垂直な動作面を有するクランピングデッキと、
    該クランピングデッキに設けられており、前記コンテナ の前記持ち上げ用ポケットに係合してコンテナを 前記当接ブロックに圧接させて堅くクランプするためのクランプ手段と、
    該クランピングデッキの、前記動作面のある側とは反対側に近接して、該クランピングデッキから離隔して配置されたエキサイタ物体と、
    該エキサイタ物体上に配置された振動付与手段と、
    前記クランピングデッキと前記エキサイタ物体を相互に連結した振動増幅ばねと、
    から成る振動式圧縮ユニット。
  • 前記クランプ手段を前記クランピングデッキに調節自在に取り付けるための手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記クランピングデッキと前記エキサイタ物体を前記ベース上に取り付けるための弾性防振手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 請求項8に記載の振動式圧縮ユニットを備えた荷積みドックであって、トレーラ載置表面と、
    該トレーラ載置表面の一端に設けられた一段高い荷積み表面を有しており、
    前記振動式圧縮ユニットは、前記動作面を垂直にし、かつ、前記トレーラ載置表面に対面させるように、該トレーラ載置表面の一端に前記荷積み表面の下に、かつ、該トレーラ載置表面より上方に配置されていることを特徴とする荷積みドック。
  • 前記振動式圧縮ユニットは、トレーラの車輪に係合し、該車輪を前記 トレーラ載置表面の前記一端に向けて案内するために該トレーラ載置表面に沿って配置されたほぼ平行な案内レールを備えていることを特徴とする請求項9に記載の荷積みドック。
  • 前記クランプ手段は、前記クランピングデッキの両端に間隔をおいて配置された1対のクランプから成ることを特徴とする請求項6に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記クランプ手段は、手操作自在であることを特徴とする請求項11に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記各クランプは、ねじ付き軸と、該ねじ付き軸に螺着された手回しホイールと、該ねじ付き軸の、前記手回しホイールのある側とは反対側の端部に連結されており、輸送コンテナの持ち上げ用ポケットに挿入されるようになされたフックから成ることを特徴とする請求項12に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 前記各クランプを前記クランピングデッキに上下方向に調節自在に取り付けるための手段を含むことを特徴とする請求項13に記載の振動式圧縮ユニット。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、振動式沈下又は圧縮ユニットに関し、特に、汎用輸送コンテナ、トレーラ又は鉄道貨車等の輸送コンテナ内へ導入することができる被輸送物の量を増大することができるように輸送コンテナの内容物を沈下又は圧縮させるのに特に適した振動式沈下又は圧縮ユニットに関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    いろいろな種類の粒状物が、大型輸送コンテナ内にばらの状態で収容されて輸送される。 輸送コンテナは、いろいろな形態をとることができる。 例えば、それは、トレーラのシャーシ又は鉄道貨車に着脱自在に取り付けたり、船の上に積み重ねることができるタイプの汎用輸送コンテナであってもよく、あるいは、単に、自動車トレーラ又は鉄道貨車であってもよい。
    【0003】
    そのような輸送コンテナに荷積みするときは、積込むべき粒状物は、通常、その荷積み中ふんわり膨らむ。 コンテナが満杯になると、荷積み作業が停止され、コンテナが閉じられる。 その後、コンテナは輸送されるが、輸送作業中に生じる振動の結果として、コンテナ内の内容物(粒状物)が相当に沈下する(下降して落ち着く)。 輸送コンテナが最終目的地に到着したときには、その輸送コンテナの容積の3分の1もがからになっていることも珍しくない。 即ち、最初は満杯であった輸送コンテナの内容物が沈下して、輸送コンテナの容積の3分の2しか占めていないことになる。
    【0004】
    始めから輸送コンテナ内へ導入することができる被輸送粒状物の量を増大することができるように送粒状物をその積込み作業中沈下又は圧縮させることができれば、粒状物の輸送に大きな経済性を実現することができることはいうまでもない。
    【0005】
    この問題を解決するための1つの試みは、汎用輸送コンテナに振動を付与するために鉄道貨車を「振り動かす」のに使用されるような装置を用いる方法である。 そのような装置は、輸送コンテナを文字通り打ち叩くので、コンテナに繰り返し及ぼされる衝撃によって損傷を与えるおそれがある。 コンテナはその使用において「汎用性」を保つように良好な状態に維持されなければならないから、この方法は、許容し得る解決策ではなく、採用されなかった。
    【0006】
    【発明が解決しようとする課題】
    従って、本発明の課題は、安定して、かつ、輸送コンテナに損傷を与えることなく、内容物(積荷)を輸送コンテナ内に導入する間に圧縮又は沈下させる装置を求める要望を充足することである。
    【0007】
    本発明の目的は、新規な改良された振動式沈下又は圧縮ユニットを提供することであり、より具体的にいえば、輸送コンテナの内容物をその荷積み作業中沈下又は圧縮することができ、それによって一定容積の輸送コンテナ内により多量の粒状物を積込むことができる手段を備えた振動式沈下又は圧縮ユニットを提供することである。
    【0008】
    本発明の他の目的は、そのような振動式沈下又は圧縮ユニットを具現した荷積みドックを提供することである。
    【0009】
    【課題を解決するための手段】
    本発明の一側面によれば、上記課題を解決するために、トラック、トレーラ又は鉄道貨車等の輸送コンテナ内へ粒状物を導入する間に粒状物を圧縮するための振動式沈下又は圧縮ユニットであって、該コンテナに衝接するようになされた動作面を有するクランピングデッキと、該クランピングデッキに設けられ、コンテナに係合してコンテナをクランピングデッキに圧接させて堅くクランプするためのクランプ手段と、該クランピングデッキの、前記動作面のある側とは反対側に近接して、該クランピングデッキから離隔して配置されたエキサイタ物体と、該エキサイタ物体上に配置された振動付与手段と、前記クランピングデッキとエキサイタ物体を相互に連結した振動増幅ばねとから成る振動式沈下又は圧縮ユニットが提供される。
    【0010】
    上記構成によれば、振動付与手段が付勢されると、振動がエキサイタ物体に付与され、エキサイタ物体から振動増幅ばねを介してクランピングデッキに伝えられる。 輸送コンテナは、クランピングデッキにクランプされているので、クランピングデッキと共に振動され、中の粒状物を沈下圧縮させる。
    【0011】
    好ましい実施形態においては、クランピングデッキの前記動作面にコンテナに衝接するためのクランプブロック又は当接ブロックが設けられる。 クランプブロックは、硬質ポリマー材で製造することができ、あるいは、スチールで製造することもできる。
    【0012】
    本発明の一実施形態においては、その振動式沈下又は圧縮ユニットは、更に、ベースと、該ベース上に前記クランピングデッキ及びエキサイタ物体を取り付けるための弾性防振手段(防振ばね)を含むものとする。
    【0013】
    本発明の別の側面によれば、所定位置に互いに離隔して配置された複数の持ち上げ用ポケットを有しており、トレーラ又は鉄道貨車等に載せて運ばれるタイプの汎用輸送コンテナ内へ粒状物を導入する間に粒状物を圧縮するための振動式沈下又は圧縮ユニットであって、ほぼ垂直な動作面を有するクランピングデッキと、該クランピングデッキ上に該コンテナの前記持ち上げ用ポケット間の間隔と同じ間隔で互いに離隔して配置され、前記動作面から突出した当接ブロックと、該クランピングデッキ上に設けられ、コンテナの前記持ち上げ用ポケットに係合してコンテナを前記当接ブロックに圧接させて堅くクランプするためのクランプ手段と、該クランピングデッキの、前記動作面のある側とは反対側に近接して、該クランピングデッキから離隔して配置されたエキサイタ物体と、該エキサイタ物体上に配置された振動付与手段と、前記クランピングデッキとエキサイタ物体を相互に連結した振動増幅ばねと、ベースと、該ベース上に前記クランピングデッキ及びエキサイタ物体を取り付けるための弾性防振手段とから成る振動式沈下又は圧縮ユニットが提供される。
    【0014】
    好ましい実施形態においては、前記クランプ手段は、前記持ち上げ用ポケットに受容されるフックと、該フックを前記クランピングデッキに向けて移動するための手段を備えたものとする。
    【0015】
    本発明の更に別の側面によれば、前記振動式沈下又は圧縮ユニットを備えた荷積みドックであって、トレーラ載置表面と、該トレーラ載置表面の一端に設けられた一段高い荷積み表面を有しており、該振動式沈下又は圧縮ユニットは、その前記動作面を垂直にし、かつ、前記トレーラ載置表面に対面させるようにして、該トレーラ載置表面の一端に前記荷積み表面の下に、かつ、該トレーラ載置表面より上方に配置されている荷積みドックが提供される。
    【0016】
    好ましい実施形態においては、前記荷積みドックは、前記トレーラの車輪に係合し、前記トレーラ載置表面の、前記荷積み表面が配置されている一端に向けて該車輪を案内するために該トレーラ載置表面に沿って配置されたほぼ平行な案内レールを備えたものとする。
    【0017】
    【発明の実施の形態】
    以下に、本発明の振動式沈下又は圧縮ユニットの好ましい実施形態を荷積みドックに組み入れた場合に関連して説明するが、本発明は、ここに例示した実施形態の構造及び形状に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及び改変を加えることができることを理解されたい。
    【0018】
    図1を参照して説明すると、平坦な平表面10は、トレーラ(その後輪が符号12で示されている)を載置するためのトレーラ載置表面として機能する。 トレーラは、シャーシ(図示せず)を有し、そのシャーシに慣用構造の汎用輸送コンテナ14が取り付けられる。 周知のように、輸送コンテナ14は、直方形の無孔箱の形態を有し、その8つのコーナーに持ち上げ用ポケット16を有する。 これらの持ち上げ用ポケットは、例えば輸送コンテナ14をトレーラのシャーシから鉄道貨車へ又は鉄道貨車から船へ持ち上げる場合のように、輸送コンテナ14を1つの輸送手段から持ち上げ他の輸送手段に載せるのに用いられる持ち上げ装置を受容するための凹部である。 持ち上げ用ポケット16は、又、輸送コンテナ14をトレーラのシャーシ、鉄道貨車又は他の輸送コンテナ14に掛止するためのラッチを受容するための開口18を有している。
    【0019】
    図1に示されるように、コンテナ14の後端20は、荷積み表面又はドック24の縁バンパー22に近接している。 荷積み表面24は、トレーラ載置表面10より高い位置に位置し、トレーラ載置表面の一端26に隣接している。 コンテナ14に荷積みするための装置は、通常、荷積み表面24のところ又はその上方に配置されるが、荷積み表面24から輸送コンテナ14に直接荷積みされる場合もある。
    【0020】
    図1にみられるように、荷積み表面24の下には、トレーラ載置表面10の端部26に向かって開口した直方形のポケット30が設けられている。 本発明による振動式沈下又は圧縮ユニットは、ポケット30内に配置される。 振動式沈下又は圧縮ユニットは、トレーラ載置表面10の、端部26の側の縁頂部に取り付けることができる互いに離隔したベースプレート32を有している。
    【0021】
    振動式沈下又は圧縮ユニットは、そのベースプレート32の上方に、水平方向に細長いクランピングデッキ40を備えている。 クランピングデッキ40は、長方形の中央フレーム42と、その両端を閉鎖した2つの金属プレート44,46を有する。 金属プレート44は、トレーラ載置表面10及び汎用輸送コンテナ14に対面する垂直面を画定する。 ベースプレート32上に設置された機台50とクランピングデッキ40のフレーム42の間には、クランピングデッキ40のフレーム42をベースプレート32の上方に取り付けるように一連の防振ばね(振動隔離ばね)48が介設されている。
    【0022】
    クランピングデッキ40の、金属プレート44によって画定される面とは反対側に、エキサイタ物体52が配置されている。 エキサイタ物体52も、クランピングデッキ40と同様に水平方向に細長いが、図2にみられるように、クランピングデッキ40より多少短い。 エキサイタ物体52も、長方形のフレーム54と、その両端を挟んだ2つのプレート56,58を有する。 プレート56は、プレート46に対面しており、エキサイタ物体52とクランピングデッキ40を連結する一連の振動増幅ばね60が設けられている。 又、エキサイタ物体52も、一連の防振ばね48によってベースプレート32の上方に支持されている。
    【0023】
    図2にみられるように、プレート58には、上下に離隔して配置された第1及び第2モータ64,66が取り付けられている。 モータ64,66は、電気モータであり、互いに反対向きに回転する。 図1に概略的に示されるように、各モータ64,66は、偏心錘り68を駆動し、互いに上下に離隔しており、かつ、互いに反対向きに回転するので、2つの偏心錘り68によって水平方向以外のあらゆる方向に創生される振動力は、作動中モータ64と66が同期回転するときは、互いに相殺される。 従って、モータ64,66の作動中、矢印70(図1)で示される純粋に水平方向の振動力が創生される。
    【0024】
    もちろん、この振動力は、モータ64,66が取り付けられているエキサイタ物体52に付与される。 エキサイタ物体52が振動すると、振動増幅ばね60がそれに応答し、振動をクランピングデッキ40に伝達し、その結果、クランピングデッキ40も水平方向に振動する。 クランピングデッキ40のこの水平方向の振動は、荷積み作業中コンテナ14の内容物を沈下圧縮させるために以下に説明する手段を介してコンテナ14に付与される。
    【0025】
    本発明によれば、クランピングデッキ40の両端に互いに離隔した2つのクランプ72を配設する。 クランプ72は、同一構造であるので、以下に一方だけのクランプ72の構造を説明する。
    【0026】
    図4に明示されているように、クランプ72は、ねじ付き軸76と小環78を有する小環付きボルト74を備えている。 ねじ付き軸76は、回転自在の手回しホイール80に取り付けられたナット79に螺合している。 ナット79は、焼入鋼製ワッシャ81に当接しており、ワッシャ81は、凹球状ワッシャ又は軸受84の凹球状面に受容された凸球状ワッシャ又は軸受82に当接している。 凹球状ワッシャ又は軸受84は、後に詳述する調節プレート86に当接し、調節プレート86は、クランピングデッキ40のプレート46によって裏当てされたプレート88に当接している。
    【0027】
    図3にみられるように、各小環78にS字形フック90が挿入されている。 図1及び3から分かるように、フック90の、小環78から遠い側の端部は、汎用コンテナ14の持ち上げ用ポケット16の開口18に挿入することができる。 手回しハンドル80をどちらかの方向に回すことによって、軸76をコンテナ14に対して進退させることができ、それによってコンテナをクランピングデッキ40に締めつけるクランプ力を弛めたり強めたりすることができる。
    【0028】
    図3に明示されているように、プレート44には、コンテナ14に接触するための当接ブロック94を有する1対の突出スペーサ92を取り付けることが好ましい。 当接ブロック94は、任意の適当な材料で形成することができるが、例えば、スチールで形成してもよく、あるいは、超高分子量ポリマー材(いわゆるUHMW材)で形成してもよい。 1対の当接ブロック94の間隔は、汎用コンテナ14の持ち上げ用ポケット16と16の間隔にほぼ等しい間隔とする。
    【0029】
    再び、図4を参照して説明すると、各フック90は、球状軸受82,84の存在により破線位置にまで上下に調節することができる。 フック90 を更に大きい範囲上下調節可能にすることが望ましい場合があり、その目的のために、本発明の好ましい実施形態においては、手回しハンドル80の上下方向の位置をも調節することができる手段を設ける。
    【0030】
    図4及び5を参照して説明すると、プレート88は、クランピングデッキ40のプレート46(図3参照)に取り付けられており、小環付きボルト74の軸76を通す垂直方向(上下方向)に細長いスロット96を有する。 プレート88に当接しているプレート86にも、スロット96と同じ長さの細長いスロット98が穿設されている。 プレート88に突設されたねじ付き軸100が、スロット98を通して突出し、締めつけナット102を受容するようになされている。 締めつけナット102にはハンドル104が固定されている。
    プレート86は、スロット98から離れた部位に小環付きボルト74の軸76を受容するための、軸76の外径より僅かに大きい直径を有する円形孔106を有している。
    【0031】
    上記の構造により、プレート86は、プレート88に矢印108の方向に上下に調節自在に取り付けられる。 孔106が小環付きボルト74の軸76を受容しているので、プレート86が上下に移動されると、それと一緒に軸76も上下に移動させ、軸76の上下方向の位置を調節することができる。 単にハンドル104を矢印110の方向に回すことによってクランピングナット102をプレート86に対して締めつけることができ、プレート86を任意の調節位置においてプレート88に圧接した状態に保持することができる。 クランピングナット102を弛めるには、ハンドル104を矢印112の方向に回せばよい。
    【0032】
    上記の構造により、小環付きボルト74の上下方向の位置は、球状軸受82,84を利用して、あるいは、プレート86をプレート88に沿って上下させことによって、あるいはその両方によってボルト74を傾けることにより変更することができる。
    【0033】
    コンテナ14をクランピングデッキ40に整列させるのを容易にするために、トレーラ載置表面10の直ぐ上に1対の案内レール114(図1、2及び3)が設けられている。 フック90をコンテナ14の持ち上げ用ポケット16の開口18に挿入することができるようにするため、案内レール114は、トレーラの車輪又はタイヤ12の側壁に係合し、トレーラを、コンテナ14の持ち上げ用ポケット16を当接ブロック94に係合させる位置へ移動させるすることができるように互いに離隔されている。
    【0034】
    使用において、トレーラを所要の位置へ移動させ、フック90をコンテナ14の持ち上げ用ポケット16の開口18に係合させ、手回しハンドルを適当に操作することによってトレーラをクランピングデッキ40に掛止する。 かくして、コンテナ14をクランピングデッキ40にクランプする。
    【0035】
    次いで、コンテナ14に粒状物を充填するための装置を作動させ、充填作業(荷積み作業)を開始する。
    コンテナ14への粒状物の充填速度によって異なるが、数分又はそれ以上の経過してコンテナ14の1/4ないし1/3にまで充填されたとき、モータ64,66を付勢し、振動式沈下又は圧縮ユニットを作動させることができる。 それによって、粒状物の充填が継続されているコンテナ14に振動が付与され、その結果として、コンテナ14の内容物(粒状物)は、コンテナへ導入されるとほぼ直ちに沈下される。 充填作業はコンテナが満杯になるまで続けられ、満杯になったならば、コンテナを密閉し、モータ64,66を停止し、フック90を解放することができる。 この時点で、従来技術に従って充填したとすればコンテナの輸送中に起こる粒状物の沈下の大部分が既に生じているので、単一のコンテナで輸送することができる積荷の量を大幅に増大させることができる。 かくして、この振動式沈下又は圧縮ユニットの使用者は、輸送コストの大幅な削減を実現することができる。
    【0036】
    特に留意すべきことは、コンテナ14に付与される振動は、車輪12の回転軸線に対して直方向であるということである。 従って、その振動は、トレーラの移動中は、トレーラの通常の転動方向と同じ方向に車軸に作用する。 従って、車輪の軸受に応力を与える運動としては、トレーラの通常の移動中に生じる運動より大きい運動は与えられない。
    【0037】
    更に、クランプ72と当接ブロック94を使用することにより、コンテナを打ち叩く動作が回避され、従ってコンテナへの損傷が回避される。 重要なことは、本発明のこの特徴は、粒状物の沈下作用を高めることである。 従来技術のように打ち叩き動作を用いたとすると、コンテナにはモータ64,66が1回転するごとに1回の打撃(打ち叩きストローク)しか与えられない。 即ち、クランピングデッキがコンテナに向かって移動するときにだけコンテナに打撃が与えられる。 これに対して、本発明のクランプ72を用いれば、モータ64,66が1回転するごとに2回の打撃がコンテナに与えられる。 即ち、クランピングデッキ40がコンテナに向かって移動するときだけでなく、クランピングデッキ40がコンテナから離れる方向に移動するときにもコンテナに打撃が与えられる。 その結果、粒状物に対する圧縮動作が強められ、沈下がより迅速に生じる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】図1は、本発明による振動式沈下又は圧縮ユニットを備えた荷積みドックの部分立面図である。
    【図2】図2は、図1の図からほぼ90°回転させた位置からみた荷積みドックの立背面図である。
    【図3】図3は、図1の振動式沈下又は圧縮ユニットの平面図である。
    【図4】図4は、本発明に用いられるクランプ機構の拡大部分立面図である。
    【図5】図5は、図4のクランプ機構の一部断面による立面図である。
    【符号の説明】
    10:トレーラ載置表面14:輸送コンテナ16:持ち上げ用ポケット24:荷積み表面32:ベースプレート40:クランピングデッキ48:防振ばね52:エキサイタ物体60:振動増幅ばね72:クランプ76:ねじ付き軸80:手回しホイール82:凸球状ワッシャ又は軸受84:凹球状ワッシャ又は軸受86:調節プレート88:プレート90:フック92:突出スペーサ94:当接ブロック104:ハンドル

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