Tray transport method and its device

申请号 JP30810092 申请日 1992-10-21 公开(公告)号 JPH06127672A 公开(公告)日 1994-05-10
申请人 Yoshida Kogyo Kk ; 吉田工業株式会社; 发明人 HORIKAWA YOICHI;
摘要 PURPOSE: To enable a work station to be provided at the tip end section of a feed path as well as to enable real trays to be orderly and quickly transported by providing each station for the base end section side of the feed path starting from the upper section to the lower section in order, and thereby enabling each station to support and release each tray.
CONSTITUTION: A feed path 3 and a discharge path 8 are arranged in the upper and lower surfaces, and each station 4, 1, 5 and 6, that is, a store, a standby, a change-over, and a recovery station are provided in order for the base end section side starting from the upper section to the lower section of the feed path 3. The standby station 1 and the change-over station are provided for the feed path 3 and the discharge path 8 respectively, a work station 2 is provided for the tip end side of the feed path 3, and an evacuation station 7 is provided below the work station while being faced to the discharge path 8. And each station 4, 1, 5, 2 and 7 are formed into a station capable of supporting and releasing each tray, and the recovery station 6 and a receiving plate 17 provided below the evacuation station are so constituted as to be moved up and down by a separation lifter 19 and a transshipping lifter 18 respectively.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO&Japio
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 給送路(3)の下方に排送路(8)を平行して配し、給送路(3)の一端に待機ステーション(1)を、他端に作業ステーション(2)を配し、排送路(8)の前記待機ステーションと対向する位置に切換えステーション(5)を、作業ステーション(2)と対向する位置に退避ステーション(7)を配し、更に前記待機ステーション(1)の上方に貯留ステーション(4)を、切換えステーション(5)の下方に回収ステーション(6)を配しておき、複数の部品を整列収納した実トレイ(T1)を待機ステーション(1)から作業ステーション(2)へ給送路(3)を通じて送る工程と、退避ステーション(7)に載置している空トレイ(T2)を切換えステーション(5)へ排送路(8)を通じて返送する工程とを同時に行い、切換えステーション(5)に返送された空トレイ(T2)を、貯留ステーション(4)にまで上昇して、その貯留ステーション(4)に多数積重ねてある堆積実トレイ(T)を前記上昇した空トレイ(T2)上に支持した後に、空トレイ(T2)を下降して回収ステーション(6)にまで下降する工程間に、堆積実トレイ(T)の最下段より上段の堆積実トレイ(T)を貯留ステーション(4)に再度支持する工程と、空トレイ(T2)上に残された実トレイ(T1)を待機ステーション(1)に支持する工程とを行い、この間に作業ステーション(2)の実トレイ(T
    1)が空になった時に、その空トレイ(T2)を下降して退避ステーション(7)に移載する工程を行う前記各工程を順次繰り返すことを特徴とするトレイの移送方法。
  • 【請求項2】 複数の部品を整列収納した実トレイ(T
    1)を多数積重ねて支持及びその支持が解除される貯留ステーション(4)より下方に順次、その堆積実トレイ(T)から分離した実トレイ(T1)を支持及びその支持が解除される待機ステーション(1)と、空トレイ(T2)を支持及びその支持が解除される切換えステーション(5)と、多数の空トレイ(T2)を積重ねて置く回収ステーション(6)とを設け、回収ステーション(6)は分離用リフター(19)で切換えステーション(5)と待機ステーション(1)を通過して貯留ステーション(4)にまで上昇し且つ下降可能に設け、待機ステーション(1)より延長する給送路(3)の送り先側に作業ステーション(2)を備え、該作業ステーション(2)の下方に退避ステーション(7)を設けると共に、作業及び退避の各ステーション(2,7)がトレイを支持及び支持を解除可能に形成してあり、退避ステーション(7)の下方にトレイを支持する受け板(17)
    を移載用リフター(18)で、作業ステーション(2)
    にまで上昇して下降可能に設け、その退避ステーション(7)と前記切換えステーション(5)との間に排送路(8)を設けていることを特徴とするトレイの移送装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、スライドファスナー用スライダーに引手を自動組立てする際、その引手を多数個整列して収納してあるトレイを多数堆積しておき、最下段の実トレイから順に作業ステーションへ供給し、空になったトレイを回収する作業を行うトレイの移送方法とその装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】自動組立て機において、スライドファスナー用スライダーの引手を供給する手段として、一般にボウルホッパーフィーダを使用しているが、このフィーダで整列供給できる引手は、板状のもので上下部の形状は異なるが表裏同一の形態のものに限られる。 しかし引手のファッション性から表裏の形態あるいは模様などが異なり、またゴム材が取り付けてある特殊形態のものであると、前記のフィーダでは供給することができないものである。 こうした特殊な引手を供給する場合には、トレイに引手を整列して載置しておき、そのトレイを搬送することが提案された。

    【0003】ところで、一般に知られているトレイの搬送方式には、多数の実トレイを堆積して置かれる待機ステーションから最下段の実トレイを分離して作業ステーションへ移送し、ここで部品をロボットなどで自動組立て機へ装入され、空になった時、その空トレイを待機ステーションとは反対側に設けた回収ステーションへ排出するもので、例えば特開昭63−247221号公報によっても公知である。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】上記従来の搬送方式によると、待機、作業及び回収の各ステーションが基本的には一列に配置されるものであり、その長さは最低限でも搬送するトレイを各ステーションに設置できる大きさが必要であり、これを例えばロータリーテーブル式の自動組立て機に組み込むと、ロータリーテーブルの周囲には種々の装置が設置してあり、その隣り合う装置を避けてロータリーテーブルに対する接線方向に沿って設けることになる。 そのため作業ステーションとロータリーテーブルの装入ステーションとの間隔が広くなり、ロボットなどで部品を装入すると、そのアームの揺動する範囲が大きくなり、組立てのための部品供給に時間が掛ることになり、ロータリーテーブルへの装入作業が他の部品装入作業より遅延することから、ロータリーテーブルの回転速度を減速しなければならなくなるという問題があった。

    【0005】本発明は以上の問題から、トレイを用いて部品を供給する際、その供給する位置を装入作業位置にでき得る限り近付けることができ、しかも空トレイと実トレイとを迅速に交換できることを目的として提供することにある。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明の解決方法は、給送路の下方に排送路を平行して配し、給送路の一端に待機ステーションを、他端に作業ステーションを配し、排送路の前記待機ステーションと対向する位置に切換えステーションを、作業ステーションと対向する位置に退避ステーションを配し、更に前記待機ステーションの上方に貯留ステーションを、切換えステーションの下方に回収ステーションを配しておき、複数の部品を整列収納した実トレイを待機ステーションから作業ステーションへ給送路を通じて送る工程と、退避ステーションに載置している空トレイを切換えステーションへ排送路を通じて返送する工程とを同時に行い、切換えステーションに返送された空トレイを、貯留ステーションにまで上昇して、その貯留ステーションに多数積重ねてある堆積実トレイを前記上昇した空トレイ上に支持した後に、空トレイを下降して回収ステーションにまで下降する工程間に、堆積実トレイの最下段より上段の堆積実トレイを貯留ステーションに再度支持する工程と、空トレイ上に残された実トレイを待機ステーションに支持する工程とを行い、この間に作業ステーションの実トレイが空になった時に、その空トレイを下降して退避ステーションに移載する工程を行う前記各工程を順次繰り返すことを特徴とする。

    【0007】上記方法を具体的に実施する装置は、複数の部品を整列収納した実トレイを多数積重ねて支持及びその支持が解除される貯留ステーションより下方に順次、その堆積実トレイから分離した実トレイを支持及びその支持が解除される待機ステーションと、空トレイを支持及びその支持が解除される切換えステーションと、
    多数の空トレイを積重ねて置く回収ステーションとを設け、回収ステーションは分離用リフターで切換えステーションと待機ステーションを通過して貯留ステーションにまで上昇し且つ下降可能に設け、待機ステーションより延長する給送路の送り先側に作業ステーションを備え、該作業ステーションの下方に退避ステーションを設けると共に、作業及び退避の各ステーションがトレイを支持及び支持を解除可能に形成してあり、退避ステーションの下方にトレイを支持する受け板を移載用リフターで、作業ステーションにまで上昇して下降可能に設け、
    その退避ステーションと前記切換えステーションとの間に排送路を設けていることを特徴とする。

    【0008】

    【作用】従って、貯留ステーションには実トレイが多数堆積してあり、またその下の待機ステーションに堆積実トレイから分離した実トレイを支持している時点には、
    作業ステーションに既に移送された実トレイが存在している。 そこで作業ステーションのトレイが空になった時、その空トレイを退避ステーションへ降ろして支持した後に、待機ステーション上の実トレイを作業ステーションへ給送すると同時に、退避ステーション上にある空トレイを切換えステーションへ返送する。 作業ステーションの実トレイから部品を自動組立て機などに装入されている間に、回収ステーションを上昇して切換えステーションの空トレイを回収ステーション上に支持し、且つその空トレイ上に堆積実トレイを支持する。 以後回収ステーションを空トレイ及び堆積実トレイを支持したまま下降し、その下降中に、堆積実トレイの最下段の実トレイを除くそれより上の堆積実トレイを貯留ステーションに支持し、前記分離された最下段の実トレイを空トレイと共に更に下降し、その下降途中で分離した実トレイを待機ステーションに支持し、更に回収ステーションは空トレイを支持したまま所定位置にまで下降する。 こうして作業ステーションのトレイが空になった時、再び前記の工程を繰り返すものである。

    【0009】

    【実施例】本発明を具体的に説明すると、図1と図2及び図8と図9に示すように、1枚の実トレイT1を支持する待機ステーション1と、その平な延長線上の先端部に位置し、同じく1枚の実トレイT1を支持する作業ステーション2との間に給送路3を設け、待機ステーション1の上方に実トレイT1を多数堆積しておく貯留ステーション4を設け、また待機ステーション1の下方に切換えステーション5を設け、更に切換えステーション5の下方に回収ステーション6を備え、一方作業ステーション2の下方に退避ステーション7を設け、この退避ステーション7と前記切換えステーション5と間に排送路8を設ける。 尚、作業ステーション2で実トレイT1
    内の部品をロボットRのハンドHで、例えば自動組立て機へ装入される。 またトレイは積み重ねた際に、上段の底部の一部が下段内に嵌まり込むように形成してある。

    【0010】上記給送路3の基端部側に備える貯留、待機、切換えの各々ステーション4,1,5は、図9に示しているように、断面L形をなす左右一対の担持部材4
    a,1a,5aで形成し、しかも各左右の担持部材4
    a,1a,5aでトレイを支持できる間隔を保持して配設してあると共に、それぞれシリンダー4b,1b,5
    bによって給送路3の長手方向に対して横方向へ開放してその支持状態を解除できるようになっている。

    【0011】また、給送路3の先端部側に備える作業及び退避ステーション2,7は図8に示すように、断面コ字形をなす左右一対の担持部材をその開放口側を相対向して配し、その担持部材の上片2aで作業ステーション2を、下片7aを退避ステーション7に形成するものであり、その左右の上片2aと左右の下片7a間にトレイを支持できる間隔を保持して配設してあると共に、それぞれシリンダー2bによって給送路3の長手方向に対して横方向へ開放してその支持状態が解除できるようになっている。

    【0012】給送路3と排送路8は、前記待機ステーション1と作業ステーション2との間の左右に図1と図8
    に示しているように、断面コ字形をなす左右一対の固定ガイド9をその開放口側を相対向して配設すると共に、
    該固定ガイド9の上片を、待機ステーション1の担持部材1a及び作業ステーション2の上片2aとそれぞれ面一に配して給送路3を構成するものであり、また固定ガイド9の下片を、退避ステーション7の下片7a及び切換えステーション5の担持部材5aとそれぞれ面一に配して排送路8とするものである。

    【0013】上記給送路3と排送路8上に沿ってトレイを移送できるように送り装置10が設けてある。 その送り装置10は図8に示しているように、送り方向の両端に横に架設した主動軸11と従動軸12間に無端ベルト13,13をプーリーを介して掛け、その上側ベルトは待機ステーション1の担持部材1a、固定ガイド9の上片、作業ステーション2の上片2aの各裏側を通過し、
    また下側ベルトは退避ステーション7の下片7a、固定ガイド9の下片、回収ステーション6の担持部材5aの各裏側を通過するように配し、左右の各無端ベルト1
    3,13の上側と下側に、それぞれトレイに係合して送りを伝える押片14,15を取り付けたもので、前記主動軸11にはモーター16が連結してある。

    【0014】従って、モーター16を駆動することによって、待機ステーション1上に支持してある実トレイT
    1が、固定ガイド9の上片を通じて作業ステーション2
    へ送られ、同時に退避ステーション7に支持してある空トレイT2を、固定ガイド9の下片を通じて切換えステーション5へ返送されるものである。

    【0015】ところで、作業ステーション2で空になったトレイを退避ステーション7へ移載する構造は図1と図8に示しているように、、退避ステーション7の下方に受け板17をシリンダーなどによる移載用リフター1
    8で上下動可能に設けるもので、その受け板17は、作業及び退避ステーション2,7を構成する左右の上片1
    aと下片7a間を、トレイを支持している時の間隔内を通過できる大きさに形成してある。

    【0016】従って、作業ステーション2の空トレイT
    2を退避ステーション7へ移す時には、図1と図3に示す如く、受け板17を上昇すると退避ステーション7には何も支持していないから、その退避ステーション7を通過して上昇し、作業ステーション2の空トレイT2が受け板17上に載置される。 そこで、作業ステーション2の左右上片2aをシリンダー2aによって開放してから(同時に退避ステーション7の左右下片7aも開放する)受け板17を下降し、受け板17上の空トレイT2
    が退避ステーション7の左右の下片7aと対向すると同時に、その左右下片7aを元の状態に閉鎖(同時に左右上片2aも同時に閉鎖)することによって、空トレイT
    2を左右の下片7a上に支持され、更に受け板17をそのまま下降して所定位置に停止できるようになっている。

    【0017】一方、給送路3の基端部側で、貯留ステーション4に積み上げてある堆積実トレイTから、その最下段の実トレイT1を分離して待機ステーション1に移す構造は、図1と図8に示しているように、回収ステーション6を分離用リフター19で貯留ステーション4にまで上昇及び下降するように構成するもので、回収ステーション6は分離用リフター19によって上下動する板体で形成してある。 その板体は、待機、貯留の各ステーション1,4のトレイを支持している時の間隔内を通過できる大きさに形成してある。

    【0018】上記の分離する作用は、図4から図7に亘って示す如く、空トレイT2が切換えステーション5に返送されてから行われるもので、まず分離用リフター1
    9を駆動して回収ステーション6の板体を上昇し、切換えステーション5に支持している空トレイT2を板体上に受け取り、そのまま上昇し何も支持されていない待機ステーション1を通過し、更に上昇して貯留ステーション4に至ってそこに積み上げてある堆積実トレイTを空トレイT2上に支持する。 このように板体を上昇する過程で切換え、待機、貯留の各ステーション5,1,4をそれぞれ各シリンダーで開放する。 次に板体を下降し、
    その下降の途中で、堆積実トレイTの最下段から2段目の実トレイT1が貯留ステーション4と対向すると同時に、その貯留ステーション4を閉鎖して堆積実トレイT
    を貯留ステーション4に再び支持する。 この時、板体には空トレイT2の上に1枚の実トレイT1が載置してあり、そのまま更に下降しその途中で、実トレイT1が待機ステーション1と対向すると同時に、開放していた待機ステーション1を閉鎖し、実トレイT1を待機ステーション1に支持する。 この時には板体には空トレイT2
    のみ載置してあり、そのまま板体を更に下降して切換えステーション5の下方の所定位置に停止しておくものである。

    【0019】以上のように、作業ステーション2へ給送した実トレイT1が空トレイT2となった時、これを退避ステーション7に降ろしてから(図3参照)切換えステーション5へ返送し(図4参照)、その空トレイT2
    を上昇して(図5参照)、空トレイT2上に堆積実トレイTを支持した後に下降し、その下降の途中で、堆積実トレイTの最下段を除く2段目より上部を貯留ステーション4に支持し、空トレイT2上に載置している実トレイT1を待機ステーション1に支持し(図6参照)、空トレイT2を回収ステーション6に載置保持するもので(図7参照)、以上の工程を繰り返すことによって、回収ステーション6に空トレイT2が順次重ねて保持するものである。

    【0020】ところで、回収ステーション6には順次空トレイT2が積み重なり、その高さが高くなるが、回収ステーション6の昇降する行程を一定に保持する必要があるから、回収ステーション6の板体上に積まれる最上段の空トレイT2を停止する高さをセンサ(図示省略)
    で検出して停止するようになっている。

    【0021】以上のように繰り返されると、貯留ステーション4の堆積実トレイTの量が順次減少する一方、回収ステーション6の空トレイT2が順次増加するため、
    貯留ステーション4の実トレイT1が無くなったり、また回収ステーション6が所定枚数に達した時、装置の稼働を停止する制御装置(図示省略)を設けるもので、従って連続して供給する必要がある場合には、貯留ステーション4と回収ステーション6の堆積量を時折管理し、
    必要に応じて実トレイT1を加え、一方空トレイT2を排除する。

    【0022】尚、図2に示す如く、待機ステーション1
    と作業ステーション2にトレイT1が正確な位置に設定できるように、固定ガイド9に回動するレバー20,2
    1を設けておく。

    【0023】

    【発明の効果】本発明によるトレイ移送方法によれば、
    貯留ステーションに多数堆積している実トレイから分離した1枚の実トレイを移送して作業ステーションへ供給し、作業ステーションで空になったトレイを、一旦退避ステーションへ下降してから前記堆積実トレイの下方の切換えステーションへ返送するが、上記実トレイの移送と、空トレイの返送とを同時に行うこと。 及び前記実トレイを分離するため、返送された空トレイを上昇してその上に堆積実トレイを支持し、そのまま空トレイを下方の回収ステーションにまで下降するが、その下降中に、
    堆積実トレイの最下段の実トレイより上段の堆積実トレイを再度貯留ステーションに支持し、分離された1枚の実トレイを、作業ステーションと対向する待機ステーションに支持する工程によって行うことから、下記する効果が得られる。

    【0024】作業ステーションで実トレイが空になった際、その空トレイを下降して即座に次ぎの実トレイが供給されるので、部品をピックアップして自動組立て機などへの装入操作が間断なく行うことができる。

    【0025】空トレイを貯留ステーションの下方へ返送し、その返送された位置で空トレイを上下動して、堆積実トレイから1枚の実トレイを分離し、且つ回収する工程を行うため、この工程を行う装置化が容易になり、また貯留ステーション、待機ステーション及び切換えステーションの各間隔をトレイを支持するのに充分な間隔さえあれば良く、前記の分離工程を迅速に行うことができる。

    【0026】本発明のトレイ移送装置によれば、給送路と排送路を上下に配し、給送路の基端部側の上部から下部に、貯留、待機、切換え、回収の各ステーションを順次設け、待機ステーションは給送路に配し、切換えステーションを排送路に配し、また給送路の先端部側に作業ステーションを設け、その下方に排送路と面する退避ステーションを設けたこと。 及び前記貯留、待機、切換え、作業、退避の各ステーションがトレイを支持及びその支持を解除できるようになっていること。 更に回収ステーションを分離用リフターで上下動でき、且つ退避ステーションの下方に設けた受け板を移載用リフターで上下動できるように設けたことから、下記する効果が得られる。

    【0027】実トレイの移送と空トレイの返送とを同時に行い、しかも空トレイを貯留ステーションの下方へ返送するものであるから、作業ステーションが給送路の最先端部に設けることができ、その作業ステーションを自動組立て機などに近付けて設置できるようになる、

    【0028】分離用リフターで回収ステーションを上下動し、その間に貯留、待機、切換えの各ステーションを順次開閉してトレイを支持及び解除する操作によって、
    堆積実トレイの最下段の実トレイを分離して待機ステーションに支持でき、且つ空トレイが回収ステーションに保持することができるので、その作動は直線往復運動と垂直上下運動の単純な動作であり、また分離中にトレイが傾いたり姿勢を崩すことなく水平を保って処理されるため、トレイ内に収納してある部品が乱れることがなく整列された状態を確実に保持することができ、しかも装置の構造が簡単になると共に小形化される。

    【0029】受け板を移載用リフターで上下動して空トレイを作業ステーションより降ろすから、この場合も空トレイが傾いたり姿勢を崩すことなく降ろされ、後の堆積実トレイを支持する際に確実に空トレイ上に支持でき、また回収ステーションに多数の空トレイを整然と積み重ねておくことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明によるトレイ移送方法を実施する装置の概要を示す側面図である。

    【図2】同じく平面図である。

    【図3】空トレイを作業ステーションから退避ステーションへ移載した時の状態を示す説明図である。

    【図4】実トレイを作業ステーションへ、及び空トレイを切換えステーションへ移送した時の状態を示す説明図である。

    【図5】堆積実トレイより1枚の実トレイを分離する時の初期段階の状態を示す説明図である。

    【図6】分離した実トレイを待機ステーションに支持する状態を示す説明図である。

    【図7】空トレイを回収ステーションへ移送した時の状態を示す説明図である。

    【図8】本発明によるトレイ移送装置の大要を示す斜視図である。

    【図9】本発明によるトレイ移送装置の正面図である。

    【符号の説明】 1 待機ステーション 2 作業ステーション 3 給送路 4 貯留ステーション 5 切換えステーション 6 回収ステーション 7 退避ステーション 8 排送路 9 固定ガイド 10 送り装置 17 受け板 18 移載用リフター 19 分離用リフター

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