Workpiece carrier for transporting and / or storing the components of the drug delivery device

申请号 JP2013509572 申请日 2011-05-12 公开(公告)号 JP2013526319A 公开(公告)日 2013-06-24
申请人 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング; 发明人 クレメンス・ヨーゼフ; クリスティアン・シモン; アンドレアス・ボーデ; クリスティアン・ポメロー;
摘要 本発明は、−第一の側面(x、y)に伸び、そして薬物送達デバイスの少なくとも一つの構成部材を受け入れるように適合される収容凹部(14)のアレイ(12);−互いに積み重ねたとき、相互に合わせるワークピースキャリア用に、別のワークピースキャリアの対応する積み重ね形成構造(16)と嵌合するように適合される少なくとも一つの積み重ね形成構造(16)を含む、薬物送達デバイスの輸送及び/又は貯蔵構成部材用のワークピースキャリアに関し、−ここで、少なくとも一つの積み重ね形成構造(16)の中心が、少なくとも一つの横方向の収容凹部(14)のアレイ(12)の中心に対して、横方向にオフセットされ;及び−ここで、積み重ね形成構造(16)が、少なくとも断面で、コルゲート構造又は波状構造(18、19)を含む周囲エッジ(16)を含む。
【選択図】図5
权利要求
  • 薬物送達デバイスの構成部材を輸送及び/又は貯蔵するためのワークピースキャリアであって:
    −第一の側面(x、y)に伸び、そして薬物送達デバイスの少なくとも一つの構成部材を受け入れるように適合される収容凹部(14)のアレイ(12);
    −互いに積み重ねたとき、ワークピースキャリアを相互に合わせるために別のワークピースキャリアの対応する積み重ね形成構造(16)と嵌合するように適合された少なくとも一つの積み重ね形成構造(16);
    を、含んでなり、
    −ここで、少なくとも一つの積み重ね形成構造(16)の中心が、少なくとも一つの横方向(x、y)の収容凹部(14)のアレイ(12)の中心に対して、横方向にオフセット配置され;そして −ここで、積み重ね形成構造(16)が、少なくとも断面で、コルゲート構造又は波状構造(18、19)を含んでなる周囲エッジ(16)を含む、上記ワークピースキャリア。
  • 積み重ね形成構造(16)が、少なくとも二つの相互に異なった配向で、ワークピースキャリアのスタッキングを可能にするよう適合される、請求項1に記載のワークピースキャリア。
  • 積み重ね形成構造(16)及びアレイ(12)の横方向のオフセットが、実質的に、隣接して配置された収容凹部(14)の距離の半分に等しい、請求項1又は2に記載のワークピースキャリア。
  • 積み重ね形成構造(16)及びアレイ(12)が、両方の横方向(x、y)において横方向にオフセット配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワークピースキャリア。
  • 収容凹部(14)の各々が、ワークピースキャリアの底側において突出部(20)を形成する先細りのポケット穴を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワークピースキャリア。
  • 収容凹部(14)のアレイが、第一の配向でその上に積み重ねられる別のワークピースキャリアの対応する突出部(20)のアレイを受けるように適合される、請求項5に記載のワークピースキャリア。
  • アレイ(12)が、隣接して位置する収容凹部(14)間に配置された支持面(22)を含み、そして第二の配向でその上に積み重ねられる別のワークピースキャリアの対応する突出部(20)用の支持体として機能するように適合される、請求項5又は6に記載のワークピースキャリア。
  • 第一及び第二の配向が、側面(x、y)に、180°ずつワークピースキャリアを回転することにより、互いに移し換え可能である、請求項6又は7に記載のワークピースキャリア。
  • 周囲エッジ(16)がその上端において、少なくとも断面で、外側に伸びるフランジ部分(30)を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のワークピースキャリア。
  • フランジ部分(30)が、完全に周囲エッジ(16)を取り囲み、そして少なくとも二つの掴み凹部(40)を含む、請求項9に記載のワークピースキャリア。
  • 積み重ね形成構造(16)が、第一の配向で、その下に積み重ねられた別のワークピースキャリアのフランジ部分(30)に衝合するように適合された内側に向いた出張り(38)を下端に有する、少なくとも一つの外に伸びる突起部(26)を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載のワークピースキャリア。
  • 薬物送達デバイスの少なくとも一つのサブアセンブリ(42、44)を含んでなる請求項1〜11のいずれか1項に記載のワークピースキャリアであって、ここにサブアセンブリ(44)が、可動ピストンによりシールされ、薬物送達デバイスにより投与すべき薬剤を含むカートリッジを収容する、薬物送達デバイスのハウジング構成部材を含む、上記ワークピースキャリア。
  • 請求項1〜12のいずれか1項に記載の少なくとも第一及び第二のワークピースキャリア(10、10′)を含んでなる、ワークピースキャリアのアセンブリであって、第一及び第二のワークピースキャリアが、互いに、少なくとも二つの異なった配向に異なった積み重ね高さで積み重ね可能である、上記ワークピースキャリア。
  • 請求項1〜13のいずれか1項に記載の少なくとも二つのワークピースキャリア(10、10′)を利用することにより、薬物送達デバイス用の多数のサブアセンブリを輸送し及び/又は貯蔵するための方法であって、ここで、空のワークピースキャリア(10、10′)が、実質的に同じ方向に配向する第一の構成において互いに積み重ねされ、そして薬物送達デバイスの多数のサブアセンブリ(42、44)を備えたワークピースキャリアは、積み重ねの第二のワークピースキャリア(10′)毎に回転軸として直角をなすその表面で実質的に180°ずつ回転することにより、第二の構成に互いに積み重ねする、上記方法。
  • 说明书全文

    本発明は、輸送及び/又は貯蔵構成部材のためのワークピースキャリア、特に、ペン形注射器などの薬物送達デバイスのサブアセンブリに関する。 更にその上、本発明は、また、互いに積み重ねされた複数のワークピースキャリアを含むワークピースキャリアの組立に関し、そして、更に、製造及び最終組立中に薬物送達デバイス用の多数のサブアセンブリを輸送し、又は積み重ねる方法に関する。

    液体薬剤の必要用量の反復投与を可能にし、及び更に、そのような液体薬剤の患者への投与の提供を可能にする薬物送達デバイスは、当該技術分野ではよく知られている。 一般的に、そのようなデバイスは、実質的に、従来の注射器と同一目的を有する。

    この種の薬物送達デバイスは、多くの使用者の特定要求事項を合致させる必要がある。 例えば、糖尿病患者の場合、多くの使用者は、肉体的に虚弱であり、そして、また、視覚障害者であるかもしれない。 従って、これらのデバイスは、それを操作する使用者による部品の取扱い及び理解の両観点より、構造上強固であるが、使用が容易である必要がある。 更に、用量の設定は、容易で、且つ明確でなければならない。 そしてデバイスが再使用可能よりむしろ使い捨てである場合、デバイスは、製造が安価であり、廃棄が容易であるべきである。 これらの要求事項を合致させるために、デバイスを組み立てるのに必要な部品数、工程数及びデバイスが作られる材料タイプの全数は、最小に保つ必要がある。

    一般的に、投与すべき薬剤は、薬物送達デバイスの駆動機構のピストンロッドと機械的に相互作用する可動ピストン又は栓を有するカートリッジ内で提供される。 遠位方向でスラストをピストンに適用することにより、ある種の事前に規定された量の薬剤流体が、カートリッジから放出される。

    そのような薬物送達デバイスの製造及び最終組立は、大量製造工程において実行される。 一般的に、薬物送達デバイスの様々な構成部材は、異なった供給者により製造され及び/又は事前構成もできる。 特に、使い捨てデバイスに関しては、薬剤を含むカートリッジは、薬物送達デバイスのカートリッジホルダ及び本体の最終組立の前に、それぞれのカートリッジホルダ構成部材内に位置する必要がある。

    一般的な最終組立シナリオにおいて、二つのサブアセンブリは、互いに一緒に組立てる必要がある。 例えば、第一のサブアセンブリは、カートリッジホルダ及びその中に配置されたカートリッジを含む。 第二のサブアセンブリは、デバイスの組立中、又はデバイスの初めての使用の前に、カートリッジの可動ピストンと操作可能に係合するように適合された駆動機構を含む薬物送達デバイスのハウジング又は本体を含む。

    最終組立がほとんど完全に自動的に実施されるので、サブアセンブリは、十分に規定され、そして順序付けられた方法で提供される必要がある。 それ故、サブアセンブリは、正しく方向付けされ、そして、個々の支持構造に配置される。

    そのような支持構造は、一般的に、薬物送達デバイスの複数のサブアセンブリ及び/又は構成部材を受け入れるために適合されたワークピースキャリア又は輸送トレイを含む。

    必要な貯蔵又は輸送空間の観点からの輸送の最適化は、大量生産工程における製造及び物量コストを低減するための関連目的である。

    薬物送達デバイスの構成部材が空のとき及び/又は薬物送達デバイスの構成部材で装填されるときの両方で、空間を節約する方式で互いに積み重ねることができる薬物送達デバイスの輸送及び/又は貯蔵構成部材のための改良されたワークピースキャリアを提供することが本発明の目的である。 更にその上、ワークピースキャリアは、構造上強固で、及び安定であり、並びに、軽量で、及び製造コストが効率的であるべきである。

    本発明に記載のワークピースキャリアは、十分規定され、順序付けられ、方向付けられた方法で、完全自動組立ラインに提供する必要があるカートリッジホルダのサブアセンブリ及び/又は薬物送達デバイス本体のサブアセンブリなどの薬物送達デバイスの輸送及び/又は貯蔵構成部材に適合される。 従って、ワークピースキャリアは、収容凹部のアレイを含み、ここで、各アレイは、薬物送達デバイスのサブアセンブリ、例えば、カートリッジホルダ又は本体構成部材を受け入れるように適合される。 凹部は、好ましくは、規則的に及び/又は等距離間隔でアレイ状に配置され、ここで、アレイは、側面(x、y)に広がる。 アレイは二つの方向(x、y)に広がり、そして、少なくとも、薬物送達デバイスの最終組立工程中、薬物送達の構成部材を保持し、固定するための支持構造を規定する。

    ワークピースキャリアは、更に、互いに積み重ねるとき、前記ワークピースキャリアを相互に合わせるために、別のワークピースキャリアの対応する積み重ね形成構造に嵌合するように適合された少なくとも一つの積み重ね形成構造を含む。 積み重ね方向(z)は、好ましくは、側面(x、y)に対して垂直に伸びる。

    積み重ね形成構造は、特に、少なくとも側面方向(x、y)に関して、積み重ねワークピースキャリアを相互に合わせるように適合され、設計される。

    好ましくは、積み重ね形成構造は、また、ワークピースキャリア積み重ね高さを規定するように適合し得る。 この場合、積み重ね形成構造は、アレイ面の法線(z)方向に広がる。

    積み重ね形成構造は、その側面の垂直な方向でのアレイから空間を置いて配置されることを想定することも可能である。 それ故、アレイ及び積み重ね形成構造は、異なった側面に広がるが、好ましくは、配向面に平行に広がる。

    アレイ及び積み重ね形成構造の中心及び/又は外縁は、少なくとも一つの横方向において互いに横方向にオフセットする。 横方向のオフセットを経由して、異なった配向に互いに積み重ねたワークピースキャリアの収容凹部のアレイの相対的位置及び配向は、また、対応する方法において異なる。

    積み重ね形成構造は、更に、ワークピースキャリアの側端又は境界を形成する周囲エッジ又は円周の枠組みを含む。 好ましくは、周囲エッジは、少なくとも、断面で、コルゲート構造又は波動形状構造を含む。 この方法で、第一の構成における互いに積み重ねたワークピースキャリアは、側面(x、y)において、互いに相互固定でき得る。 更に、また、第二の構成において、ここに、隣接して配置され、そして積み重ねたワークピースは、例えば、180°回転し、隣接して配置されたワークピースキャリアの周囲エッジのコルゲート構造又は波状構造は相互に合致し、そして、ワークピースキャリア積み重ねのために、横方向の固定手段を提供する働きをする。

    更に、波状構造又はコルゲート構造は、ワークピースキャリアそれ自身で強化した剛性及び硬直性を提供する。 また、周囲エッジのコルゲート構造又は波状構造は、更に、積み重ね方向に対して垂直方向に広がる横方向、又は側面において、ワークピースキャリア積み重ねのワークピースキャリアを誘導し、合わせるのに役立つ。

    周囲エッジは、更に、少なくとも、前記二つのワークピースキャリアが、互いに積み重ねるとき、別のワークピースキャリアの対応する周囲エッジを、少なくとも、部分的に受け入れるように適合される。 周囲エッジの形状とジオメトリは、等しい形状のワークピースキャリアが少なくとも二つの異なった相互の配向において互いに積み重ねることができるということである。 ワークピースキャリアが第一又は第二の配向に基づき互いに積み重ねるかどうかに関係なく、第一及び第二のワークピースキャリアの周囲エッジは互いに合致し、そして少なくとも、互いに、部分的に係合する。

    周囲エッジは、一般的に円周状の枠組みとして設計され、ここで、周囲エッジの内側の側壁部分は、その上に積み重ねる別のワークピースキャリアの対応する周囲エッジの外側の側壁用のレセプタクルとして役立つ。 このようにして、ワークピースキャリア積み重ねの周囲エッジ又は円周枠組みは、入れ子状で、そして少なくとも部分的に重なる方式で配置できる。

    好ましくは、収容凹部の垂直方向の寸法、周囲エッジ及び収容凹部間の支持面の位置は、第二の積み重ね構成においても、互いに積み重ねたワークピースキャリアの周囲エッジが側面(x、y)において少なくとも部分的に重なるように選択される。

    従って、更なる実施態様にいて、積み重ね形成構造は、ワークピースキャリア積み重ねを、少なくとも、二つの異なった相互配向において可能にするように適合される。 積み重ね形成構造は、互いに対して異なった配向における積み重ね形成構造の相互係合を可能とする内部構造を含む。 好ましくは、積み重ね形成構造は、少なくとも、鏡面対称である。

    一般的に、積み重ね形成構造の外寸法及び内寸法は、互いに合致し、そして、互いに積み重ねたワークピースキャリア用の横方向の固定を提供する。 積み重ね形成構造の形状及びジオメトリは、同一のワークピースキャリアが異なった積み重ね構想を形成する少なくとも二つの異なった相互配向において、互いに積み重ねることができることである。

    少なくとも第一及び第二のワークピースキャリアの第一の構成において、前記の第一及び第二のワークピースキャリアは同様に配向している。 第二の構成において、第二のワークピースキャリアは、第一のワークピースキャリアに対して、側面において、例えば、90°又は180°回転する。 収容凹部のアレイが、積み重ね形成構造に対して横方向にオフセットするので、前記第二の構成において、第一及び第二のワークピースキャリアの収容凹部は、最早、側面において完全に重ならず、従って、薬物送達デバイスの構成部材のために最適化された、及び、好ましくは、拡大した貯蔵体積を提供し得る。

    更なる好ましい実施態様によると、積み重ね形成構造及びアレイの横方向のオフセットは、実質的に、隣接して配置された収容凹部の距離の半分に等しい。 好ましくは、収容凹部は、規則的に行及び列状に配置され、ここで、収容凹部の行方向は、一つの横方向(x)に伸び、そして収容凹部の列方向は、他方の横方向(y)に伸びる。 横方向のオフセットは、実質的に、隣接して配置された収容凹部の距離の半分に等しいとき、ワークピースキャリアを異なった相互配向において、互いに積み重ねることにより、第一のワークピースキャリアの収容凹部は、側面で見られるように、第二のワークピースキャリアの収容凹部の間の隙間と重なるであろう。

    結果として、ワークピースキャリアを異なった相互配向において互いに積み重ねることにより、隣接して配置されたワークピースキャリアの収容凹部の相対位置が、少なくとも一つの横方向に改変できる。

    更なる好ましい実施態様において、積み重ね形成構造及び収容凹部のアレイは、両横方向(x、y)において、横方向のオフセットを配置する。 横方向のオフセットは、例えば、積み重ね形成構造の中心と対応する収容凹部のアレイの中心の間の横方向の距離として規定できる。

    両方の横方向に配置されたアレイと積み重ね構造の中心をそれぞれ有することにより、異なった相互配向における互いに積み重ねたワークピースキャリアの収用凹部の位置は、両横方向(x、y)に対して変化する。

    別の好ましい態様において、収容凹部は、両横方向(x、y)に対して、互いに規則的に間隔を置いて配置される。 特に、x方向において隣接して配置された収容凹部の横方向の距離は、y方向において隣接して配置された収容凹部の横方向の距離に実質的に等しく、ここに、x及びy方向は、実質的に、互いに垂直である。

    更に好ましい態様において、各々の収容凹部は、ワークピースキャリアの底側面で突出部を形成する先細又は円錐状のポケット穴を含む。 ワークピースキャリアの上面から分かる通り、収容凹部は、ワークピースキャリアの反対側の下部側面上に突出部を形成する窪みとして設計される。 更にその上、ワークピースキャリアが、同一配向に互いに積み重ねるとき、収容凹部のアレイは、その上に積み重ねた別のワークピースキャリアの対応する突出部のアレイを受け入れるように適合される。 この方法において、ワークピースキャリア積み重ねの積み重ね高さは、対応する収容凹部及び突出部が少なくとも部分的に入れ子方式で配置されるとき、最小に低下することができる。

    収容凹部は、好ましくは、ワークピースキャリア及び収容凹部のそのアレイに対して垂直方向に伸びる。 特に、例えば、ペン形注射器又は同様の医療デバイスの部分又はサブアセンブリとして設計されるとき、様々なデバイスの構成部材は、直立方式で凹部に配置し、貯蔵することができる。 例えば、薬物送達デバイスのサブアセンブリ又はハウジング構成部材は、収容凹部のアレイで規定される面に、実質的に、垂直な方向を指示し得る。

    更に好ましい実施態様において、収容凹部のアレイは、隣接して位置する収容凹部間に配置された複数の支持面を含む。 支持面は、更に、第二の配向又は構成において、その上に配置された別のワークピースキャリアの対応する突出部のための支持体として役立つように適合される。 下部ワークピースキャリアの支持面、及び別のワークピースキャリアの底側面において下向きの突出部を用いて、相互に隣接した構成が保持され、ここで、薬物送達デバイスの特定の構成部材、例えば、カートリッジホルダなどのサブアセンブリは、下部の収容凹部内に位置付けすることができ、一方その上部は、その上に積み重ねた別のワークピースキャリアの下向き突出部の間に伸びる。

    この支持面は、更に、その間に形成された収容凹部がその中に貯蔵されるべき構成部材より大きくなるような方法で、互いに上部で複数のワークピースキャリアを積み重ねることを可能にする。 換言すれば、支持面及び隣接して位置するワークピースキャリアの対応する突出部を用いることにより、積み重ね構成は、収容凹部内、又は上に、配置された薬物送達デバイスの構成部材を有する必要もなく保持できる。 突出部及び支持面は、ワークピースキャリアが互いに上部に配置されるときでも、互いに直接接触する相互に対応するポストとして役立つので、複数のワークピースキャリア積み重ね高さは、突出部及びその対応する指示面のジオメトリのみで、又は排他的に支配される。 このようにして、ワークピースキャリアは、部分的に充填され、又は構成部材に搭載されるときですら、安定な方法で互いに上部で積み重ねることができる。 ワークピースキャリアの充填又は貯蔵状態は、従って、積み重ね構成又は積み重ね高さに影響を与えない。

    好ましくは、ワークピースキャリアの底側面における突出部の間の隙間は、その下に配置されたワークピースキャリアの収容凹部に配置された薬物送達構成部材の上部分を受け入れるように適合される。

    収容凹部は下端部に対して先細の形状を含むので、デバイス構成部材は、例えば、クランピングを用いることにより、解除可能にその中に固定できる。

    本発明の更なる好ましい実施態様において、ワークピースキャリアの第一及び第二の配向は、側面に、180°ずつワークピースキャリアを回転することにより、互いに移し換え可能である。 それ故、ワークピースキャリアは、その表面の垂直な方向に対して、好ましくは、少なくとも一つの積み重ね形成構造の中心に対して周囲方向に回転する必要がある。

    全ての第二のワークピースキャリアが、その表面の垂直な方向に対して実質的に180°ずつ回転する第二の構成において、上部のワークピースキャリアの底側面において下向きの突出部がその下で配置された別のワークピースキャリアの隙間の支持面と相互に隣接する様になるので、積み重ね高さは増大する。 この構成において、上部のワークピースキャリアの突出部は、実質的に、下部ワークピースキャリアの収容凹部の間で配置された支持面と重なる。 結果として、上部ワークピースキャリアの下向きの突出部の間の隙間は、実質的に、側面(x、y)の突起部において下部ワークピースキャリアの収容凹部と重なる。

    更なる好ましい実施態様によると、その上端における周囲エッジは、少なくとも、断面に、外側に伸びるフランジ部分を含む。 フランジ部分は、また、強化されたこわさ(stiffness)及び剛性(rigidity)を提供する。 更に、外側に伸びる上部フランジ部分は、その上に積み重ねるべきワークピースキャリアのための支持及び隣接手段を提供し得る。

    更なる好ましい態様において、フランジ部分は、ほとんど完全に、周囲端を取り囲み、そして少なくとも二つの掴み凹部を含む。 それ故、円周状のフランジ部分は、少なくとも二つの掴み凹部で遮断され又は破壊される。 掴み凹部を用いて、複数のワークピースキャリアは、相互の横方向の隣接構成において、互いに隣り合って配置することもできる。 掴み凹部を用いて、特体のワークピースキャリアは、上部から掴むことができる。 何故ならば、掴み凹部は、特定のワークピースキャリアを持ち上げるために、対応する掴みツール用にアクセスを提供するからである。

    更なる好ましい実施態様において、周囲エッジは、少なくとも一つのその下端で内側に向いた出張りを有する外側に伸びる突起部を含む。 この出張りは、第一の配向又は構成において、下部に積み重ねた別のワークピースのフランジ部分に隣接する様に適合される。 第一の構成において互いに積み重ねた上部及び下部のワークピースキャリアに相互作用し、そして相互に隣接する出張り及びフランジ部分と一緒に、最小の積み重ね高さが達成することができ、そして積み重ねたワークピースキャリアの組立ての解除を容易にすることができる。

    さもなければ、多くの空のワークピースキャリアを互いに積み重ねるとき、ワークピースキャリアは、別の方法で、例えば、重の影響下で摩擦により係合する傾向にある。

    更なる好ましい実施態様において、ワークピースキャリアは、射出成形を用いて、又は深絞りとその組合せを用いて、熱可塑性材料により製造される。 好ましくは、収容凹部を形成するダイは、順次、下向き方向のダイ上で熱成形材料を絞るように適合する下向きに作動するポンチと比較して、下部に位置する。 前記の深絞り構成は、ダイが、薬物送達デバイスの構成部材のために収容凹部を形成する上向きに面する突起部を含むようである。

    更なる好ましい態様において、ワークピースキャリアは、薬物送達デバイスの少なくとも一つのサブアセンブリを部分的に備え付け、及び装着される。 サブアセンブリは、薬物送達デバイスの保護キャップ、カートリッジホルダ及び/又は本体構成部材などの薬物送達デバイスのハウジング構成部材を含む。 好ましくは、ワークピースキャリアは、可動ピストンによりシールされたカートリッジを収容し、そしてその最終組立後に、薬物送達デバイスにより投与されるべき薬剤を含む薬物送達デバイスのサブアセンブリを装備する。

    別の独立の態様において、本発明は、更に、上記の通り、少なくとも、第一及び第二のワークピースキャリアを含むワークピースキャリアの組立てに関する。 第一及び第二のワークピースキャリアは、同一の形状及びジオメトリであり、そして、それらは、異なった積み重ね高さを有する少なくとも二つの異なった配向において互いに積み重ね可能である。 更なる構成にいて、第一及び第二のワークピースキャリアは、互いに積み重ねたとき、最小の積み重ね高さを可能にする同じ方向に配向する。 第二の構成において、全ての第二のワークピースキャリアは、ワークピースキャリア積み重ねに隣接するワークピースキャリアに対して異なって配向する。

    この構成において、上部ワークピースキャリアの収容凹部と対応する下向き突出部は、前記担体の収容凹部の間に位置する下部ワークピースキャリアの支持面に衝合する。 それ故、積み重ね高さは上昇する。 しかし、この構成において、積み重ね高さはサイズより低く、特に、収容凹部に配置された薬物送達デバイスの構成部材の垂直方向の伸びより小さくできる。 一般的に、収容凹部の伸びは、その中に配置される構成部材の垂直方向の伸びより小さい。

    ワークピースキャリアの組立の第二構成において、収容凹部から上方に突出するデバイスの構成部材の上部分は、上部ワークピースキャリアの下向きの突出部の間の相互に対応する隙間により受け入れられるであろう。

    尚、別の態様において、本発明は、また、上記の通り、少なくとも二つのワークピースキャリアの使用により、薬物送達デバイスの多数のサブアセンブリを輸送し、及び/又は、貯蔵するための方法を提供する。 ここに、空のワークピースキャリアは、第一の構成に基づき、互いに積み重ね、ここに、隣接して配置されたワークピースキャリアは、同じ方向に配向する。 薬物送達デバイスの多数のサブアセンブリに、少なくとも二つ又はそれ以上のワークピースキャリアを装着中又は装着後、第一及び第二のワークピースキャリアは、第二のワークピースキャリア毎に、好ましくは、積み重ね構造、例えば、周囲エッジの中心を回転軸として直をなすその表面で実質的に180°ずつ回転することにより第二の構成に互いに積み重ねる。

    この方法において、空のワークピースキャリア、並びに、薬物送達デバイスの構成部材で装填されたワークピースキャリアの両者の実装密度は上昇させることができる。

    本明細書で使用する用語「薬剤」は、少なくとも一つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
    ここで一実施態様において、薬学的に活性な化合物は、最大で1500Daまでの分子量を有し、及び/又は、ペプチド、蛋白質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体、ホルモン又はオリゴヌクレオチド、若しくは上記の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
    ここで、更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈又は血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症及び/又は関節リウマチの処置及び/又は予防に有用であり、
    ここで、更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置及び/又は予防のための、少なくとも一つのペプチドを含み、
    ここで、更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも一つのヒトインスリン又はヒトインスリン類似体若しくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)又はその類似体若しくは誘導体又はエキセンジン−3又はエキセンジン−4若しくはエキセンジン−3又はエキセンジン−4の類似体若しくは誘導体を含む。

    インスリン類似体は、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;ヒトインスリンであり、ここで、B28位におけるプロリンは、Asp、Lys、Leu、Val又はAlaで代替され、そして、B29位において、Lysは、Proで代替されてもよく;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン及びDes(B30)ヒトインスリンである。

    インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン及びB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。

    エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH 2アレイのペプチドを意味する。

    エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下の化合物リスト:
    H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);又は desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39);
    desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
    desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
    ここで、基−Lys6−NH 2は、エキセンジン−4誘導体のC−末端と結合してもよく;

    又は以下のアレイのエキセンジン−4誘導体:
    H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH 2
    desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH 2
    H−desAsp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH 2
    desMet(O)14,Asp28,Pro36,Pro37,Pro38 エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−Asn−(Glu)5,desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH 2
    H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH 2
    desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH 2
    H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH 2
    又は前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物;
    から選択される。

    ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロパイン(ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどのRote Liste、2008年版、50章に表示されている脳下垂体ホルモン又は視床下部ホルモン又は規制活性ペプチド及びそれらの拮抗剤である。

    多糖類としては、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、又は超低分子量ヘパリン、若しくはその誘導体、又は硫酸化された、例えば、上記多糖類のポリ硫酸化形体、及び/又は、薬学的に許容可能なその塩がある。 ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例としては、エノキサパリンナトリウム塩がある。

    薬学的に許容可能な塩は、例えば、酸付加塩、及び塩基塩がある。 酸付加塩としては、例えば、HCl又はHBr塩がある。 塩基塩は、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属、例えば、Na + 、又は、K + 、又は、Ca 2+から選択されるカチオン、又は、アンモニウムイオンN + (R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は互いに独立に、素;場合により置換されるC1〜C6アルキル基;場合により置換されるC2〜C6アルケニル基;場合により置換されるC6〜C10アリール基、又は場合により置換されるC6〜C10ヘテロアリール基を意味する。 薬学的に許容される塩の別の例は、“Remington's Pharmaceutical Sciences”17編、Alfonso R.Gennaro(編集),Mark Publishing社,Easton, Pa., USA,1985 及び Encyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。

    薬学的に許容可能な溶媒和物としては、例えば、水和物がある。

    更に、様々な改変及び変更は、本発明の精神及び範囲から離れることなく、本発明に対して実施できることは、関連技術の当業者には明白であろう。 更に、添付の特許請求範囲において使用されるいかなる引用符号も、本発明の範囲を制限するものとして解釈されない。

    次に、本発明の好ましい実施態様は、図面を参照することにより記載される:

    第一の配向におけるワークピースキャリアのz−x面における断面積を示すす。

    回転した第二の配向における図1に基づくワークピースキャリアを示す。

    ワークピースキャリアの上面図の概略を示す。

    第一の構成において互いに積み重ねた二つのワークピースキャリアの拡大断面図を示す。

    薬物送達デバイスの第一のサブアセンブリを受け入れる第二の構成において互いに積み重ねた二つのワークピースキャリアを示す。

    薬物送達デバイスの第二のサブアセンブリを支持する二つのワークピースキャリアの別の積み重ねを示す。

    図1〜3に示すワークピースキャリア10は、規則的に行方向及び列方向に配置され、下向きに広がり、そして個々の下向き突出部20を個々のワークピースキャリア10の底側面に形成する収容凹部14のアレイ12を含む。 収容凹部14のアレイは、図3で示す通り、側面(x、y)において広がる。 隣接して位置する収容凹部14の間で、平坦化した形状を含む支持面22は伸びる。 支持面20は、実質的に、円形形状であり、一方、凹部14は、実質的に、中空の円筒構造を含み、好ましくは、少なくとも、下部の自由端24に向かって若干円錐状に収束し、又は先細りになる構造を含む。

    収容凹部14及びワークピースキャリア10の底側面から伸びるその対応する突出部20は、平坦化した、又は丸みを帯びた自由端24を含む。 図1で更に示す通り、積み重ね構造として役立つ周囲エッジ16は、コルゲート構造又は波状構造18、19である左側壁部分34及び右側壁部分32を含む。 周囲エッジ16は、更に、収容凹部14のアレイ12から垂直に配置される。

    図1で示す通り、周囲エッジ16の左側端部34は、第一の距離6により、隣接して位置する第一の収容凹部14の中心から離れて配置され、他方、右側端部32は、距離8により、対応する最外部の収容凹部14の中心から離れて配置される。 二つの距離6、8の差異は、実質的に、横方向(x)において隣接して配置された凹部14の間の半分の距離に等しい。 図示されていないが、同一物が他方の横方向(y)に適用される。 それ故、収容凹部14のアレイ12は、周囲エッジ16に対して横方向にオフセットを配置されるが、それは図1と2の比較で明確になるであろう。

    図2に基づくワークピースキャリア10は、回転軸として、周囲エッジ16の中心で、z軸に対して180°回転する。 結果として、垂直の点線で示される通り、図1及び2のワークピースキャリアの周囲端16は、互いに心合わせされ、図1に基づくワークピースキャリア10の収容凹部14の横方向の位置は、実質的に、図2に基づくワークピースキャリアの支持面22と重なる。

    その結果、第一の構成において互いに積み重ねる場合、ここで、ワークピースキャリア10は同じ方向に配向され、上部ワークピースキャリア10′の底側面において下向きの突出部20は、例えば、図4で示す通り、下部に積み重ねた下部ワークピースキャリア10の収容凹部14と係合するであろう。

    収容凹部14は、下向きに伸びる先細りのポケット穴を含むので、突出部20と凹部14の相互係合は、ワークピースキャリア積み重ねの組立てを解除するのを容易にするために、好ましくは、制限を設けない。 この目的のために、ワークピースキャリア10は、その周囲エッジ16の上端部分において、外側に伸びるフランジ部分30を含む。 更に、端部16は、少なくとも一つのその下端で内側に向いた出張り38を有する外側に伸びる突起36を含む。

    図4で示す積み重ね構成において、上部ワークピースキャリア10′の外側に突出する突起26から内側に伸びる下部及び内側向いた出張り38は、垂直方向において下部ワークピースキャリア10の外側に伸びるフランジ部分30に衝合する。 この方法において、上部及び下部ワークピースキャリアの入れ子形式の配置が限定できる。 その横方向に伸びる出張り38を有する突起26は、担体の反対側端部32、34で提供される。 それらは、更に、側端で内部連結する左側及び右側端部32及び34において配置される突起36に対応する。

    突起26の下端において配置された水平に伸びる出張り38は、実質的に垂直で下向きの側端部分29内に伸び、それは、順に、傾斜した側面部分28を経由して最外側の突出部20に伸びる。

    傾斜した側面28を用いて、側面(x、y)において多重なワークピースキャリアを相互に積み重ね及び合わせることは簡略化できる。 しかし、更なる実施態様において、傾斜した側面部分28は、また、別の、実質的に、水平に伸びる側壁部分により代替できるので、ここでは、更に、図示しない。

    上部ワークピースキャリア10′のコルゲート構造又は波状構造の壁32が、下部ワークピースキャリア10の反対側の側壁部分34に向かって面するように、上部ワークピースキャリア10′を180°回転することにより、図5及び6で示す通り、別の第二の入れ子形式の構成が達成できる。 そこで図示する通り、上部ワークピース10′の収容凹部14の下向きの突出部20の下部自由端部分24は、下部ワークピースキャリア10の対応する指示面22に向かって隣接する。

    この方法において、凹部14の効果的な体積は、上部ワークピース10′の下向きの突出部20の間で形成された隙間46により上向き方向に拡大する。 更に、図5で示す通り、下部ワークピースキャリア10の収容凹部14及び上部ワークピースキャリア10′の底部における対応する隙間が、薬物送達デバイスのサブアセンブリ42用の組合せレセプタクルを形成する。

    図6において、下部及び上部ワークピースキャリア10、10′の対応する入れ子方式で、積み重ねた配置が図示される。 ここで、収容凹部14が、薬剤で充填されたカートリッジを、更に、含む薬物送達デバイスのカートリッジホルダのサブアセンブリ44を部分的に装着する。

    周囲エッジ16の波動18、19は、図3に最も良好に示される。 波動18、19は、外側に突出する波動部分18が常に側面(x、y)において、ワークピースキャリアの相互配向に関係なく、波動凹部19に合致するように設計される。 波動を用いて、空のワークピースキャリアは、よく規定された方法で、互いに積み重ねることができる。

    なお、簡略化のため、図3は、アレイ12の全面(x、y)に亘って均等に分布した収容凹部14のアレイ12の外側部分のみを反映していることである。 図3において、また、外側のフランジ30が直接互いに接触するときでも、互いに隣接して配置される複数のワークピースキャリアの一つを選択的に握ることを可能にする4つの掴み凹部40で遮断された外側に伸びるフランジ30が示される。

    参照番号:
    10:ワークピースキャリア;
    12:収容凹部のアレイ;
    14:収容凹部;
    16:周囲エッジ;
    18:波動;
    19:波動;
    20:突出部;
    22:支持面;
    24:自由端;
    26:突起部;
    28:傾斜側部分;
    29:側壁部分;
    30:フランジ;
    32:側端;
    34:側端;
    36:突起部;
    38:出張り;
    40:掴み凹部;
    42:サブアセンブリ;
    44:サブアセンブリ;
    46:隙間;

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