Molded component series, which is used to supply the method and its implementation of the molded part

申请号 JP8446684 申请日 1984-04-25 公开(公告)号 JPH0639289B2 公开(公告)日 1994-05-25
申请人 松下電工株式会社; 发明人 泰生 岸; 啓二 東;
摘要
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】成形部品を、その供給を必要とする所望の工程に供給するに際し、前記成形部品多数を、それぞれの成形と同時に、長尺の連結用支持部材たる搬送材にランナを介して係止支持させるようにした成形部品連の形で用意し、前記ランナを切断することによつて各成形部品を1個取りするようにした成形部品の供給方法。
  • 【請求項2】一定間隔毎に空間が設けられた長尺の搬送材と、前記空間の定位置に配設された成形部品とを備え、前記成形部品がランナを介して枠体と一体的に成形されており、前記枠体がその成形と同時に前記長尺の搬送材の空間の周縁部に係止され、これによつて前記成形部品が連結用支持部材たる前記長尺の搬送材にランナを介して支持されるようになつている成形部品連。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、合成樹脂製成形部品の供給方法およびその実施に使用される成形部品連に関する。

    〔背景技術〕

    従来、各種成形部品は、第1図にみるように1個ずつ単体で成形されていた。 そのため、組立て等の後工程において、 成形部品を整列させる必要上成形部品ごとにパーツフイーダを使用しなければならないので、また、形状の複雑な成形部品等はパーツフイーダにはのらないことから人手に頼らなければならないので、コストアツプを招いていた。

    成形部品に対してパーツフイーダが使用されたり、成形部品が袋詰めされたりすることにより、成形部品が変形したり、損傷を受けたりする。

    成形部品を一時的に収納する場合、パレツトや袋が必要になるので、管理が大変である。

    などの欠点が生じていた。

    〔発明の目的〕

    そこで、この発明は、後工程時に生じるコストアツプを抑えることができ、成形品に変形や損傷を生じさせることがなく、管理を容易にすることができる成形部品の供給方法およびその実施に使用される成形部品連を提供することを目的とする。

    〔発明の開示〕

    発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討を重ね、この発明を完成した。

    この発明は、成形部品を、その供給を必要とする所望の工程に供給するに際し、前記成形部品多数を、それぞれの成形と同時に、長尺の連結用支持部材たる搬送材にランナを介して係止支持させるようにした成形部品連の形で用意し、前記ランナを切断することによつて各成形部品を1個取りするようにした成形部品の供給方法をその第1の要旨とし、一定間隔毎に空間が設けられた長尺の搬送材と、前記空間の定位置に配設された成形部品とを備え、前記成形部品がランナを介して枠体と一体的に成形されており、前記枠体がその成形と同時に前記長尺の搬送材の空間の周縁部に係止され、これによつて前記成形部品が連結用支持部材たる前記長尺の搬送材にランナを介して支持されようになつている成形部品連をその第2の要旨とする。 以下、これを、その実施例をあらわす図面に基づいて詳しく説明する。

    第2図にみるように、成形部品1・・・は、枠体2および枠体2から枠内へ伸びるランナ3・・・と一体的に成形されている。 このような成形部品1を、その供給を必要とする所望の工程に供給するに際し、連結用支持部材たる長尺の搬送材4を用いる。 搬送材4は、一定間隔毎に空間5が設けられており、各空間5内には前記成形部品1が挿入され、各成形部品1の枠体2が、その成形と同時に、各空間5の周縁部に係止されるようになつている。 これによつて前記成形品1の多数が連結用支持部材たる前記搬送材4にランナ3を介して支持され、このようにして成形部品連が形成されている。 搬送材4には、
    適宜の間隔をおいて成形部品1の厚みよりも高いブロツク6・・・が設けられている。 搬送材4上には、一定の間隔をおいてパイロツト孔7が設けられており、搬送材4の移動を操作する歯車(第6図に図示)のスプロケツトがかけられるようになつている。 第3図にみるように、搬送材4のブロツク6は、内側に凹部8を有しており、そこに成形部品の枠体2を係止するようになつている。 このブロツク6は、成形部品搬送単位(長手方向のパイロツト孔間)に少なくとも1個あれば良い。 ブロツク6は、搬送材4に溶接や嵌着等により取り付けられており、搬送材4と異種材料であつても良い。 ブロツク6
    が有する凹部8は、成形部品1・・・、ランナ3・・・
    および枠体2の成形時に、樹脂の一部が流れ込むことにより枠体2が係止されるようになつている。 すなわち、
    成形部品1・・・および枠体2を成形する成形型の一部が、搬送材4のブロツク6が有する凹部8で構成されるように、ブロツク6の凹部8を成形型内に配置しておけば、成形型に導入された樹脂は凹部8内に流れ込み、凹部8の内部形状にぴつたりと密着した形で枠体2が成形されるのである。 このように、凹部8の中にぴつたりと密着して成形された枠体2は、成形後も、凹部8から抜け出すことはなく、枠体2すなわち成形部品1・・・
    は、搬送材4に確実に係止支持されることになる。 なお、このような、予め作製された部品を成形型の一部として、樹脂を流し込んで成形する方法は、いわゆる同時成形あるいは異種部品の埋込成形として、各種樹脂製品の製造に利用されている方法である。 この発明でも、このような既知の方法を利用しており、詳しい成形手順や成形条件については、説明を省略する。 この凹部8は、
    逆に凸部であつても良い。

    上記成形部品連では、成形部品の枠体が搬送材の空間形状に沿つたものであつた。 しかし、枠体は特に搬送材の空間形状に沿つたものである必要はなく、ブロツクに係止されていれば良い。 また、ランナは各成形部品に一本だけ設けられても、複数本設けられても構わない。

    搬送材の形状や空間形状に特別の制限はない。 例えば、
    第4図(a),(b)にみる成形部品連は、パイロツト孔7を幅方向に1個だけ有する細幅の搬送材10が、片側に切欠状の空間11を有し、そこに成形部品12が支持されている構造である。 成形部品12の厚みより高い部分であるブロツク6は空間11と同じ幅方向に隣接して設けられている。 第5図にみる成形部品連は、パイロツト孔7を幅方向に2個有する搬送材13が、両側の対向する位置に切欠状の空間14,14を有し、そこに成形部品15,15のそれぞれが支持されている構造である。 成形部品15の厚みより高い部分であるブロツク6は、対向する空間14,14の中間に設けられている。 上記のように、側部の空間において成形部品が支持されるならば、その取出しを側面から行うことが可能になり、便利である。

    つぎに、第6図に基づき、この発明にかかる成形部品の供給方法について説明する。 成形部品連16は、供給リール状17にロールに巻かれている。 この場合、搬送材4は可撓性を有する材質でできたものである。 供給リール17内にある成形部品は、その厚みより高い部分であるブロツク6が存在するため変形したり、損傷したりすることはない。 さて、供給リール17から矢印方向に引き出された成形部品連16は、ガイドローラ18に案内されるとともに、歯車19のスプロケツト(図示せず)
    により間欠的に送られてゆくようになつている。 その間欠的な移動の途中において、成形部品(図示せず)がロボツト等のチヤツク20で挟持され、その状態で、ランナ(図示せず)および枠体2を残してカツタ21で切り離され1個取りされる。 その後、ランナ(図示せず)および枠体2はパンチ22により搬送材4から取り除かれる。 こうして搬送材4とブロツク6だけが巻取りリール23に巻き取られ収納される。 収納された搬送材4は繰返し使用される。 図中、24は成形部品チヤツク台、2
    5はランナ取り除き台である。

    このように、成形部品連が、成形部品を長尺の連結用支持部材にランナを介してのみ支持させることにより多数連結させた長尺帯状の形で用意されている場合には、ランナを切断することによつて各成形部品を1個取りするようにすれば良い。 それにより、成形部品を連続的、かつ正確に供給することができる。

    搬送材に、供給態様に合わせた順序方向で成形部品が配置されているならば、供給が円滑になされるようになるため、作業能率上好ましい。

    搬送材の材質に特に制限はない。 しかし、巻取り等を必要とする場合には、強度があり、かつ可撓性を有するもの、例えば金属製や合成樹脂製の薄板等が好ましい。

    〔発明の効果〕

    この発明にかかる成形部品の供給方法は、以上にみたように、成形部品を供給するに際し、前記成形部品多数を、それぞれの成形と同時に、長尺の連結用支持部材たる搬送材にランナを介して係止支持させるようにした成形部品連の形で用意し、前記ランナを切断することによつて各成形部品を1個取りするようにする方法であり、
    また、この発明にかかる成形部品連は、このような方法の実施に用いるのに適したものであるので、この発明によれば、成形部品を連続的、かつ正確に供給することができるようになるとともに、パーツフィーダ等を用いた搬送、整列、供給工程や袋詰め工程を省くことができて、大幅なコストダウンを実現することもできる。 また、必要数,必要種類の成形部品をひとまとまりの形で管理することができるようになり、部品管理が非常に楽になる。

    特に、この発明に用いる成形部品連では、多数の成形部品を、成形と同時に、長尺の連結用支持部材たる搬送材にランナを介して係止支持させるようにしているので、
    搬送材と成形部品が一体化された部品連の製造工程が簡略となる。

    すなわち、前記したように、予め作製された搬送材の一部が、成形型の一部を構成するようにした状態で、成形型に樹脂を流し込んで成形を行えば、成形型と搬送材で構成される型空間にしたがって成形部品が成形され、搬送材の凹凸形状にぴつたりと密着した形で、成形部品が搬送材に一体的に係止支持され、成形部品の成形工程と、成形部品の搬送材への係止支持工程とが、同時に1
    工程で完了するのである。

    これに対し、例えば、成形部品のみを通常の成形方法で成形した後、成形部品を搬送材の内周溝に嵌め込んだり、搬送材の係止突起を成形部品に嵌合係止したりして、成形部品を搬送材に係止支持させる方法を採用したとすれば、成形部品の成形工程と、成形部品を搬送材に係止支持させる工程との2工程が必要である。 搬送材に、多数の成形部品を、いちいち係止支持させる作業はきわめて煩雑であり、作業時間および作業コストの無駄が多いのである。

    しかも、この発明では、成形部品のうち、搬送材に係止される個所では、搬送材の形状に沿つて樹脂が流し込まれ、成形部品と搬送材が隙間なくぴつたりと密着した状態になる。 また、搬送材が成形型の一部を構成するのであるから、成形部品の搬送材に対する位置や姿勢がずれることなく、成形部品と搬送材が一体化する。 したがつて、成形部品と搬送材の間にガタや位置誤差が生じ難いのである。 その結果、成形部品連から、個々の部品を取り外す際には、ロボツトのチャツクやカツタを、成形部品やランナの所定位置に正確に配置することができ、これらの作業の精度を高め、作業能率は向上させることができる。

    前記したような、予め成形された成形部品を搬送材に嵌合などの手段で組み立てて係止支持させる方法では、成形部品と搬送材の間には、組み立て作業を可能にするために、ある程度の余裕を設けておかなければならず、両者の間に若干のガタが生じるのは止むを得ない。 また、
    別々に作製される成形部品と搬送材の形状には、それぞれの加工精度の制約から、ある程度の位置ずれが生じることも避けられないのである。

    さらに、この発明では、前記したように、予め作製された搬送材を、成形型の一部にして成形部品を成形するだけで、成形部品と搬送材とを同じ樹脂部品の材質で一体成形しているわけではないので、成形と搬送材の材質が異なつていてもよく、成形部品の寸法(厚み)、形状等も搬送材のそれとはかかわりなく適宜に設計できることになり、成形部品設計の自由度も高いという利点を有する。

    【図面の簡単な説明】

    第1図は、従来の成形部品の状態をあらわす斜視図、第2図および第3図はそれぞれこの発明にかかる成形部品連の一実施例をあらわす部分的平面図および断面図、第4図(a)はこの発明にかかる成形部品連の別の実施例をあらわす部分的平面図、第4図(b)は第4図(a)の側面図、第5図はこの発明にかかる成形部品連のさらに別の実施例をあらわす部分的平面図、第6図はこの発明にかかる成形部品の供給方法の一実施例を説明する正面図である。 1,12,15……成形部品、2……枠体、3……ランナ、4,10,13……搬送材、5,11,14……空間、6……ブロツク、16……成形部品連

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