Carrier tape with an adhesive and the protective wall

申请号 JP51882497 申请日 1996-09-18 公开(公告)号 JP2000500720A 公开(公告)日 2000-01-25
申请人 ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー; 发明人 シェンツ,ジェイムズ・エル;
摘要 (57)【要約】 部品(44)の輸送時にこれを保護するために使用される柔軟なキャリアテープに関する。 該キャリアテープは、部品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを有する帯状部を具備する。 該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面(14)から複数の壁(22a)が突出し、該壁はキャリアテープの長手方向に延在する。 キャリアテープは更に、複数の壁の少なくとも1個と第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方との間の部品実装面の少なくとも一部に接着剤(42)を具備する。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 1. 複数の部品を輸送するための細長く柔軟であるキャリアテープであって、一定の長さを有し、 部品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを具備する帯状部と、 該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から突出するとともに該キャリアテープの長手方向に延在する複数の壁と、 該複数の壁の少なくとも1つと該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方との間の部品実装面の少なくとも一部の上にある接着剤と、を具備するキャリアテープ。 2. 前記複数の壁の各壁は、前記複数の壁の別の壁とテープの長手方向に隣接して整列している、請求項1記載のキャリアテープ。 3. 前記複数の壁は少なくとも一対の壁を具備し、各壁対は第1の長手方向エッジ面に隣接する第1の壁と第2の長手方向エッジ面に隣接する第2の壁とを具備する、請求項1記載のキャリアテープ。 4. 第1の壁対は、キャリアテープの長手方向に第2の壁対と隣接する、請求項3記載のキャリアテープ。 5. 前記第1の壁の少なくとも一部は、前記第2の壁の少なくとも一部と交差方向に対向しており、前記キャリアテープは少なくとも1組の壁対の第1の壁と第2の壁の間に交差方向に画定される少なくとも1つの部品格納領域を更に具備する、請求項3記載のキャリアテープ。 6. 前記各壁対の第1の壁は、前記各壁対の第2の壁と交差方向にずれている、 請求項3記載のキャリアテープ。 7. 少なくとも1つの前記壁対の第1の壁と第2の壁との間に接着剤がある、請求項3記載のキャリアテープ。 8. 前記帯状部を貫通する孔を更に具備し、該孔は少なくとも1個の部品格納領域内に配設された、請求項5記載のキャリアテープ。 9. 前記少なくとも1個の部品格納領域は部品を収容する、請求項5記載のキャリアテープ。 10. 前記帯状部は、前進機構によってキャリアテープを前進するための手段を更に備えた、請求項1記載のキャリアテープ。 11. 電気的に散逸型である、請求項1記載のキャリアテープ。 12. キャリアテープの交差方向に延在する少なくとも1本の補強リブを更に備えた、請求項1記載のキャリアテープ。 13. 前記少なくとも1本の補強リブは、部品実装面とは反対側のキャリアテープ表面から突出する、請求項12記載のキャリアテープ。 14. 前記少なくとも1本の補強リブは、該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の少なくとも一方に略垂直である、請求項12記載のキャリアテープ。 15. 前記少なくとも1つの壁対の第1の壁は、第1の長手方向エッジ面に略平行であり、前記少なくとも1つの壁対の第2の壁は、第2の長手方向エッジ面に略平行である、請求項3記載のキャリアテープ。 16. 前記接着剤は連続的な接着剤帯状体である、請求項1記載のキャリアテープ。 17. 一体構造型のテープである、請求項1記載のキャリアテープ。 18. リールの芯のまわりに巻き付けられる、請求項3記載のキャリアテープ。 19. 前進機構によって前進して複数の部品を輸送するための細長く柔軟であるキャリアテープであって、一定の長さを有し、 部品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面と、前進機構によってキャリアテープを送るための手段とを具備する帯状部と、 第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から突出する複数の壁対であって、該複数の壁対の少なくとも1対は第1の壁と第2の壁とを具備し、 該第1の壁の少なくとも一部は該第2の壁の少なくとも一部と交差方向に対向し、該複数の壁対の少なくとも一対の第1ならびに第2の壁はそれぞれ第1ならびに第2の長手方向エッジ面に隣接する複数の壁対と、 部品実装面上に設けられる複数の部品格納領域であって、該部品格納領域の少なくとも1つは該複数の壁対の少なくとも1対の第1および第2の壁の間の領域として画定される部品格納領域と、 該複数の部品保管領域の少なくとも1つにおいて、部品を部品実装面に剥離可能に取付けるための接着剤と、を具備するキャリアテープ。 20. 前記第1の部品格納領域と隣接する前記第2の部品格納領域との間で交差方向に曲がる、請求項19記載のキャリアテープ。 21. リールの芯のまわりに巻き付けられる、請求項19記載のキャリアテープ。 22. 前進機構によって部品を順々にキャリアテープに積載する方法であって、 (a)部品実装面および第1ならびに第2の長手方向エッジ面を具備する帯状部と、 第1ならびに第2のエッジ面の間の部品実装面から突出するとともに、キャリアテープの長手方向に延在する複数の壁と、 該複数の壁の少なくとも1つと第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方とのあいだの部品実装面の少なくとも一部上の接着剤と、 を具備する細長い柔軟なキャリアテープを用意するステップと、 (b)前記接着剤上に少なくとも1個の部品を載置するステップとを含む方法。 23. 保管ならびに輸送のために芯のまわりにキャリアテープを巻き付けるステップを更に含む、請求項22記載の方法。 24. リールのハブのまわりに巻き付けられたキャリアテープ上の部品を保護する方法であって、 部品実装面と背面と第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを有する帯状部と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から突出するとともにキャリアテープの長手方向に延在する複数の壁と、該複数の壁の少なくとも1つと第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方との間の部品実装面の少なくとも一部上の接着剤とを具備するキャリアテープを用意するステップと、 該接着剤の上に少なくとも1個の部品を載置するステップと、 キャリアテープを複数周巻くようにリールのハブのまわりにキャリアテープを巻くステップと、を含み、 一周の巻付部の複数の壁は隣接する巻付部の帯状部の背面と係合し、少なくとも1個の部品が隣接する巻付部の帯状部の背面と接触するのを妨げる方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 接着剤と保護壁を備えたキャリアテープ技術分野 本発明は、全般的には部品輸送時に部品を保護するために使用されるキャリアテープに関する。 更に詳細に述べると、本発明は、部品を固定するための接着剤と部品を保護するための突出壁とを備えたキャリアテープに関する。 背景技術電子回路装置の分野では、回路板上の特定位置に取付けるために抵抗器、コンデンサ、メモリチップといった電子部品を供給源から移動するのにロボット配置装置を利用することが一般的である。 回路板への取付けがなされた後に、回路板は更に電子装置に組み込まれる。 ロボット配置装置は通常、毎回の工程において正確な動作順序を繰り返すようにプログラムされる。 電子部品装置の場合、ロボット装置は、例えば、メモリチップを把持して、それを回路板上の特定位置に載置するようにプログラムされることがある。 部品をつまみ上げて回路板上に置いていく配列順序は、回路板上の特定位置に部品を要する回路板ごとに実施される。 従って、各工程においてロボットがつまみ上げる部品を連続的に供給できればロボット配置装置が効率的に作動し、また、各工程においてロボット配置装置が部品を容易に把持できるように部品が正確に配置されていれば、更に効率的に作動する。 ロボット配置装置は、部品が正確な位置に置かれたときにしか部品を認識しないように設計されていることが多いので、ロボット配置装置に部品が適正に供給されなかった場合はロボットが部品をつまみ上げることができないことがあり、 それ故、部品を回路板上に置くなどの、手順上、次の工程を実施できない場合がある。 あるいは、不適切に配置された部品をロボットが認識できない場合、ロボットは部品を不良品であると指摘し、それによって部品が廃棄される可能性がある。 このような不適切な部品位置決めが頻繁に発生するようであると、回路板組立において著しく製造が遅れるとともにコストが増大する。 多くの場合、ロボット配置装置に供給される部品は壊れやすく、些細な物理的接触によってさえ損傷(例えば、スクラッチや破砕)しやすい。 実際、一部の部品の繊細さは、部品に不必要に接触すると部品が使用不可能になることがあるほどである。 損傷防止のため、部品メーカーからの輸送時や部品保管時は随時、および、ロボット配置装置が部品を把持する迄の組立プロセスの間中、部品を物理的接触から保護することが好ましい。 ロボット配置装置に部品を供給する一般的方法はキャリアテープによるものである。 部品メーカーは一般に、キャリアテープを利用して、キャリアテープの長手方向に正確な間隔をあけて配置した一連のポケットに部品を積載し、カバーテープで部品を覆い、積載済みのキャリアテープをロール状に巻くまたはリールに巻き取る。 部品は積載済みキャリアテープとして部品メーカーから他の製造業者または組立業者に輸送されて、いずれか組立プロセスでキャリアテープのロールが取付けられることがある。 キャリアテープは一般にロールから巻き戻されて自動的にロボットピックアップ位置に向かって送られる。 キャリアテープの前進に伴って、ロボット配置装置はカバーテープを剥離し、次にキャリアテープの各連続ポケットから部品を剥離して新製品に組み付ける。 穿孔キャリアテープとして、米国特許第4,702,788号明細書(オクイ)および同第5,203,143号明細書(Gutentag)に記載されている或る種のキャリアテープが知られている。 穿孔キャリアテープのポケットは一般に、形成するポケットの深さに合った厚みを有する紙などの帯状材料に金型で一連の穴を打ち抜くことによって形成される。 ポケットの内側に接着剤の一部が露出するように帯状材料の片側に接着剤帯状体が被着されることが多く、それによってポケット内の所定位置に部品を固定する接着面を提供する。 穿孔キャリアテープを利用するために、各部品は通常は各ポケットの接着面上に載置され、その上にカバーストリップが貼りつけられることもある。 その後、キャリアテープはロール状に巻かれて別の組立業者または製造業者に輸送される。 穿孔テープの欠点の1つは、テープの穿孔のある部分はその隣接部分よりも弱いことである。 従って、孔すなわちポケットのある場所はテープが曲がりやすい場所である。 これは問題を生じる。 穿孔キャリアテープをロール状に巻くとき、 テープはポケットの部分が最もたわみやすいまたは折れ曲がりやすく、ポケットに入っている部品がロールによって無理に「折り曲げられて」が部品が損傷する可能性がある。 穿孔キャリアテープの別の欠点は、孔をあける工程でポケット内またはキャリアテープ表面上にしばしば残留微粒子を生じることである。 これらの微粒子はポケット内に載置された部品を汚染する可能性があり、一部のロボット配置装置の小型真空オリフィスを詰まらせたり、ロボット配置装置の部品認識把持機能を妨げる場合がある。 穿孔キャリアテープは一般に、穿孔される紙テープよりも薄い部品にしか有用でない。 キャリアテープより厚いパーツはキャリアテープの上に露出して損傷しやすい。 従って、穿孔キャリアテープは、ごく薄い部品、もしくはキャリアテープより厚いが、テープをロール状に巻いたときに隣接するテープ巻付部と接触するなどの接触をしても容易に損傷しない部品にしか有用でない。 紙より厚く損傷しやすい部品を保護するために、型押しキャリアテープとして知られる別のタイプのキャリアテープもしばしば使用される。 米国特許第4,7 36,841号明細書(カネコ他)に、そのようなキャリアテープの一例が記載されている。 型押しキャリアテープでは、キャリアテープの長手方向に所定の均一間隔に同一ポケットが形成されるのが一般的で、該ポケットは特定部品を格納するのにぴったりの大きさに作られることが多い。 型押しキャリアテープの大半は、キャリアテープから部品が落ちるのを防止するためにポケットの上にカバーストリップが貼りつけられる。 部品を中に載置するのにポケットが大きすぎると、ポケット内で部品が移動したり回転したりしがちで、そのためにロボット配置装置がそれら部品をキャリアテープから外すのが困難になったり不可能になったりすることがある。 また、ポケット内の部品移動により部品がポケットの壁に衝突することがあり、それによって部品が損傷する。 結局、部品は全部の側面をポケットの壁に制限されるので、ポケットから部品を取り出すのに利用できる方法および装置は限定される。 部品移動の問題に対処し、カバーテープの必要を無くすために、各ポケットの底部に接着剤を配置した型押しキャリアテープが知られている。 この例は、米国特許第5,089,314号明細書(マスジマ他)に記載されている。 該特許においては、接着剤は加熱されるまで接着性を顕さない材料から形成されている。 あるいは、両面接着テープの個別片を各ポケットの底部に載置してポケット内に部品を固定することもできる。 しかしながら、いずれのタイプの接着剤も、何らかの接着剤載置装置によって個々の小滴またはテープ片を各ポケット内に正確に載置しなくてはならない。 この装置は、キャリアテープを適切に割出して各ポケット内に接着剤を正確に載置できるほど高度でなくてはならない。 このプロセスは、キャリアテープの全長にわたって接着剤の単一帯状体を塗着できる場合よりも、時間がかかって複雑になりがちである。 従来のキャリアテープの欠点に鑑みて、物理的損傷から部品を保護する構造を提供するとともに、その長手方向に部品を配置するときに適応性を備えたキャリアテープが提供されることが望ましい。 発明の概要一実施例において、本発明は、部品輸送時に部品を保護するために使用される柔軟なキャリアテープに関するものである。 キャリアテープは、部品実装面と、 第1ならびに第2のエッジ面を有する帯状部とを具備する。 第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から複数の壁が突出し、該壁はキャリアテープの長手方向に延在する。 キャリアテープは更に、複数の壁の少なくとも1個と第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方との間の少なくとも一部の部品実装面上の接着剤を具備する。 該複数の壁は一対の壁としてキャリアテープの長手方向に配置され、各壁対の第1の壁は各壁対の第2の壁の少なくとも一部と交差方向に対向することが好ましい。 この構成において、部品保管領域は、各壁対の第1ならびに第2の壁の間にテープ交差方向に画定される。 この帯状部は、それぞれの部品保管領域に孔が配設され、前進機構によってキャリアテープを前進するための手段も備える。 キャリアテープは、部品実装面とは反対側のキャリアテープ表面から突出する少なくとも1個の補強リブを備える場合がある。 いずれの補強リブも第1ならびに第2の長手方向エッジ面の少なくとも一方に対して略垂直であることが好ましい。 本発明のキャリアテープは、その輸送時およびロボット配置装置への配送時に部品を保護するのに特に好都合である。 部品は、好ましくは保管領域内の接着剤の上に載置し、積載済みのキャリアテープはリールの芯のまわりに巻きつけてもよい。 このように、キャリアテープは、芯のまわりに巻きつけられたキャリアテープ上に保管された部品を保護するために使用してもよい。 巻付部の壁と隣接する巻付部の帯状部背面とを係合し、保管部品が隣接巻付部の帯状部背面と接触しないようにする。 図面の簡単な説明本発明は、以下の図面を参照することによって更に十分に理解されるであろう。 図面において、同様の参照番号が同様もしくな類似の部品を一貫して示す。 図1は、本発明によるキャリアテープの一実施例の部分斜視図である。 図2は、図1の2−2線についての断面図である。 図3は、図2と同様な断面図であり、本発明によるキャリアテープの別の壁構造を示す。 図4は、図2と同様な断面図であるが、型押しすることによって単一壁部を形成した壁を示す。 図5は、本発明によるキャリアテープの平面図であり、2列の部品格納領域を示す。 図6は、図5と同様な平面図であるが、部品格納領域を画定する一列の壁を示す。 図7は、本発明によるキャリアテープの別の実施例を示す平面図である。 図8は、図1のキャリアテープと同様な本発明によるキャリアテープの更に別の実施例を示す。 図9は、図8の9−9線についての断面図である。 図10は、本発明によるキャリアテープに部品を積載する方法の1つを示す概略図である。 図11は、部品が積載されてリールに同心状に巻かれたキャリアテープの部分図である。 図12は、本発明によるキャリアテープから部品を剥離する方法の1つを示す概略図である。 好適な実施例の詳細な説明ここで図面を参照するが、まず図1と図2とに、本発明によるキャリアテープ10の第1の実施例を示す。 キャリアテープ10は、部品メーカーから、部品( 例えば、抵抗、メモリチップ、集積回路、コンデンサ等の表面実装用部品などの電子部品)をキャリアテープから剥離して新たな製品を組み立てる別の製造業者に輸送する際に使用される。 キャリアテープは一般に自動組立機器と組み合わせて使用され、ロボット配置装置がキャリアテープから部品を順次に剥離して回路板上の特定の位置と配向などの別の場所に載置できるように前進機構によってキャリアテープを自動前進する。 キャリアテープ10は自動化プロセスで使用するのに一部適しているが、自動機器によって積載済みのキャリアテープを前進させる半自動工程で利用されることもある。 その場合、ロボットではなくオペレータがキャリアテープから部品を剥離する。 また、キャリアテープが完全手動システムで利用されることも考えられ、その場合、積載済みのキャリアテープはいずれか自動機器と組み合わせて使用されることはない。 オペレータが部品を手作業でキャリアテープから剥離し、 次にキャリアテープを手作業で前進させて次の部品を剥離する。 好適実施例によれば、キャリアテープ10は、面すなわち部品実装面14とその反対側の裏面15とを画定する帯状部12を有する細長い柔軟なテープであることが好ましい。 部品実装面14は、キャリアテープ10の表面である、その上に部品が積載および格納される。 帯状部12は、帯状部12の対向する横側面に長手方向エッジ面16と18を有し、該エッジ面16と18は互いに平行であることが好ましい。 帯状部12は、帯状部12に形成されて、長手方向エッジ面1 6と18の一方から内側方向に間隔をあけて延在する少なくとも一列に並んだ送り孔20も備える。 任意の第2の列の送り孔20は、長手方向エッジ面16と1 8の他方から内側方向に間隔をおいて配置されている。 送り孔20は一般に、特定の送り機構(不図示)と係合するように寸法調整されて間隔をあけて配置されている。 前進機構は、例えば、各列の送り孔20に合った1個のスプロケットを具備し、各スプロケットの歯は送り孔20と係合して、ロボット配置装置が部品をキャリアテープ上に載置するか、キャリアテープから部品を剥離するように、 所定位置方向にキャリアテープ10を前進する。 第1列の壁22aは、帯状部12の部品実装面12から突出するとともに、長手方向エッジ面16から内側方向に間隔をあけて配置されている。 それぞれの壁は、長手方向エッジ面16から等距離に間隔があいていることが好ましいが、均等間隔は要求事項ではなく壁22aは千鳥状に配置してもよい。 壁22aは、長手方向エッジ面16に対して実質的に平行(すなわち、0°と10°の間)であるが、それより大きな度(10°以上)で配向してもよい。 それぞれの壁22 aを、長手方向に隣接する壁から長手方向に等距離に間隔をあけて配置することも好ましい。 壁22aと実質的に同一であることが好ましい第2列の壁22bも、部品実装面14から突出している。 壁22bは、長手方向エッジ面18から内側方向に間隔をあけて配置されており、それと略平行(すなわち、0°と10° の間)であり、それぞれの長手方向に隣接する壁22bから長手方向に等距離に間隔をあけて配置されること好ましい。 しかし、壁22bは、壁22aのように、長手方向エッジ面18から千鳥状に間隔をあけて、更に大きな角度(すなわち10°以上)で配向することも可能である。 本発明において、多くの壁構成が考えられる。 例えば、壁22aは、キャリアテープの横方向から見たときに、四角形、長方形、三角形、半円等の種々形状を備えることができる。 しかしながら、壁22aの好適形状は、図2に記載されているような角錐台である。 この実施例では、それぞれの壁22aは、帯状部12 から上方向に突出する第1ならびに第2の側面26aと28aを備えており、上面30aは、キャリアテープ10の表面14から最も遠い個所にて側面26aおよび28aとつながっている。 それぞれの側面26aは、角度αで帯状部12から突出していることが好ましく、ここで角度αは90°以下であることが好ましいが、角度αは90°を越える場合もある。 同様に、それぞれの側面28aは、角度βで帯状部12からいることが好ましく、ここで角度βは90°以下であることが好ましいが、角度βは90°を越える場合もある。 好適実施例では角度αと角度βは等しいことになっているが、角度αとβは互いに異なっていてもよい。 図3に、壁22aと22bとの別の実施例を示す。 図示の通り、横方向から見たときの壁22aの形状は略半円形であるが、適切な楕円形であれば何でもよい。 一般に製造上の制約と設計要件(例えば、キャリアテープに積載する部品の大きさと形状)に応じて特定キャリアテープに最適な壁形状が必要となる。 壁22 aと22bとはほぼ同サイズ、同形状であることが好ましいが、1本のキャリアテープ10の中で壁22aと22bとのサイズや形状が異なっていてもよい。 それぞれの壁22aは別の壁22aとキャリアテープ10の長手方向に隣接していることが好ましく、それぞれの壁22bは別の壁22bとキャリアテープ1 0の長手方向に隣接していることが好ましい。 それぞれの壁22aは、壁22a の少なくとも一部が壁22bの少なくとも一部と交差方向に対向するように配置されることも好ましく、壁22aの少なくとも95%が壁22bの少なくとも9 5%と交差方向に対向するように配置されることが更に好ましい。 少なくとも一部が交差方向に対向する1個の壁22aと1個の壁22bを、壁対22aと22 bと定義する。 隣接する壁対22aと22bとの間の領域または場所は、帯状部12から壁22a、22bが突出している領域よりも曲げモーメントが小さく、 従って、キャリアテープ10の曲げより好適な領域である。 曲げ線34は、隣接する壁対22a、22bの間の線であって、キャリアテープ10をハブまたはリールに巻きつけるときに、その線のまわりでキャリアテープ10が曲がる。 キャリアテープ10の曲がりは、帯状部12の曲げ線34の領域に切欠溝(不図示) を設けることによって更に増す。 曲げ線34は、隣接する壁対22aと22bとのあいだでいずれか弱化領域であることが可能で、隣接する壁対22aと22bとの間の有限なスペースであってもよいし、1個の壁に切込みを入れたり型押加工して複数の隣接壁を画定するなどして弱化した単一壁であってもよい。 図4に、単一壁部を型押し加工してキャリアテープの長手方向の別個の壁の間に弱化領域35を確定することによって壁22を形成するキャリアテープ10を示す。 これら弱化領域は曲げ線34にほぼ一致する。 壁対22aと22bとのそれぞれの壁22aは、キャリアテープ10と交差する方向に壁対の壁22bから距離Dの間隔をあけて配置されている。 距離Dは一般に、キャリアテープに付着して輸送される部品の幅によって決まる。 複数の部品格納領域40は、キャリアテープ10の長手方向に間隔をあけて配置されており、それぞれの部品格納終了領域40は壁22aと壁22bと隣接する曲げ線34との間に確定されることが好ましい。 壁22aと22bとの位置、 向き、間隔、サイズを変更することによって、収容しようとする部品のサイズおよび形状に合うように部品格納領域40を設計できるが、本発明によって提供される長所の1つは、汎用設計の単一部品格納領域により広範囲なサイズおよび形状の部品に対応できる点である。 いずれにせよ、部品格納領域40に格納される部品を最大限に保護するためには、壁22aと22bとの高さは部品の高さより大きくなくてはならない。 キャリアテープ10には、それぞれの部品格納領域40内に、キャリアテープ10に部品を固定するための接着剤すなわち接着部42が設けられている。 図1 に、一連の壁22aと一連の壁22bとの間にキャリアテープの長手方向に沿って塗着された1本の接着剤の帯を示し、接着剤42の別の構造を考える。 例えば、両面テープが使用される場合、両面テープは壁22aと22bとの間の距離と同じ幅であってもよいし、壁22aと22bとの間の距離の一部に及ぶものであってもよい。 あるいは、接着剤42は、互いに間隔をあけて配置した複数の両面テープ帯を含むこともできるし、それぞれの部品格納領域内に付着される個別テープ片を含むこともできる。 接着剤42は、接着剤の環または粒、もしくは円形、三角形または他の形状配置となるように間隔をあけて配置した一連の接着剤点も含む。 あるいは、接着剤42は、帯状部12にスクリーン印刷された連続的または非連続的な接着剤の帯であってもよい。 キャリアテープに塗着される接着剤の量、種別、および構成は、部品格納領域40内に固定される部品のサイズおよび形状に応じて広範囲にわたって変化することがある。 一般に、部品格納領域40内に部品を固定し、しかも希望に応じて部品を剥離できるに足る接着性を有する限り、接着剤42の形状も位置も重要ではない。 接着剤42で部品格納領域40内に部品を保持するための主要手段を付与して、部品の種々形状およびサイズに対応するのに汎用設計の単一部品格納領域40を使用することもできる。 言い換えると、部品をキャリアテープ10に接着しうる十分な接着性を接着剤42が備えている限り、特定部品を収容するために部品格納領域40をぴったりに成形したりサイズ決定する必要がない。 キャリアテープ上に使われる接着剤の量は、広範囲にわたって変化し、部品格納領域4 0に接着される部品のサイズならびに重量の影響を受ける場合がある。 (すなわち、大形重量部品は小形軽量部品より多くの接着剤を必要とする。)しかしながら、使用する接着剤の量は、ロボットが部品を最も容易に把持できるに向きで部品格納料域内に部品を固定するに足る量であるが、ロボットが部品を剥離しやすいように部品が高く持ち上がるほど大量でないことが好ましい。 接着剤42は、キャリアテープ10から剥離した後に部品に接着剤残留物が残らないような、接着剤から部品をきれいに剥離できるタイプのものであるように選択されることが好ましい。 また、接着剤は部品を汚染するものも腐食するものでもないことも好ましい。 本発明で使用するのに好適な接着剤の組成は、軽く圧を加えた後に広範囲な支持体に十分に積極的な粘着性を示すタイプの感圧接着剤(PSA)材料である。 感圧接着剤の容認される定量の明細は、(室温約20 〜22℃、10ラジアン/秒で測定した)貯蔵モジュール(G)が約3×10 5 パスカル未満である材料は感圧接着特性を有することを示すダールキスト基準線(Dahlquist criterion line)に記載されている。 更に具体的に述べると、本発明で使用するのに適した感圧接着剤のタイプは、アクリル接着剤(例えば、アクリル酸イソオクチル)、ゴムを基剤にした接着剤(例えば、イソプレンを基剤にした接着剤),および粘着付与ブロックコポリマー(例えば、粘着付与スチレンブタジエン接着剤)である。 本発明においては、或る種の非感圧接着剤(non-PSA)材料も有用である。 この種の有用な接着剤は、熱可塑性エラストマーのブロックコポリマーを含み、室温で1×10 6パスカルを越える貯蔵モジュールを有することが好ましい。 熱可塑性エラストマーのブロックコポリマーは、スチレンのセグメントおよびゴム状エラストマーのセグメントを含んでもよい。 本発明に有用な熱可塑性エラストマーのブロックコポリマーの具体例として、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンのブロックコポリマー、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン−エチレン/プロピレンのブロックコポリマー、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンのブロックコポリマー、およびそれらのブレンド材などがある。 図1と図2に、本発明のキャリアテープ10を利用する場合に典型的であるように接着剤42上の部品格納領域40に載置した部品42を示す。 それぞれの部品格納領域40に1個の部品44があることが好ましいが、1個の格納領域40 に複数の部品44を格納してもよいし、一部の部品格納領域40は部品が入っていなくてもよい。 部品44はそれが置かれる部品格納領域40の中心からずれていてもよいが、部品格納領域40の中心に各部品44を取付けることも好ましい。 キャリアテープ10は、孔に挿通して部品44を外しやすくするスタイラスまたはピンなどの機械的装置に対応できる開口すなわち貫通孔46を各部品格納領域40内に設けてもよい。 開口46は、光学式スキャナで部品格納領域内の部品の有無を検出するといった他の目的のために使用することもできる。 8mm×7mm×0.5mmの部品のキャリアテープ10の特定実施例の1つを図1と図2を参照しながら具体的に説明する。 このサイズの部品の場合、国際電気標準会議(IEC)、米国電子工業会(EIA)、日本工業規格(JIS) ならびに他の同様工業規格団体によって確立された規格に適合させるためには、 帯状部12の幅は12±0.3mmであることが好ましい。 それ以外の標準帯幅として、8mm、16mm、24mm、32mm、44mm、56mmなどがある。 壁22aと22bとの形状は角錐台であることが好ましく、角錐台の壁の高さは6.5mm以下であることが好ましく、壁と帯状部が出会う壁厚は、帯状部12の厚さ以上であることが好ましく、壁の長さは8mm以下であることが好ましく、角度αとβはいずれも約84°であることが好ましい。 それぞれの壁22 a、22bは、各隣接壁22a、22bからそれぞれ間隔をあけて配置されていることが好ましく、この間隔は帯状部12の厚さ以上であることが好ましく、また、それぞれの壁22aはそれぞれの壁22bから9mm以下の距離Dだけ間隔をあけて配置されることが好ましい。図5に記載されているように複数列の部品の輸送を楽にするために、キャリアテープ10の長手方向に複数列の部品格納領域を形成することも可能である。これは、壁22aの第1の直列および/または壁22bの第1の直列のいずれかと、交差方向に間隔をあけて別の壁22cの直列を配置することによって実現される。図示のように、壁22cは壁22bから間隔をあけて配置されている。当該実施例では、キャリアテープ交差方向の壁対の間に複数の部品格納領域が画定されている。具体的に述べると、一方の部品格納領域は、各壁対22aと22bとの間に画定されており、他方の部品格納領域は各壁対22bと22cの間に画定されている。 1本のキャリアテープ上に複数列の部品格納領域が設けられるとき、或る列中の壁の直列と別の列の壁の直列とが平行で交差方向に対向する状態に該複数列は互いに平行に配置されることが好ましい。部品格納領域に隣接する列は、図5の壁22bなど共通の直列壁を共有することができ、第1の列の部品格納領域は、壁22aの第1の直列と壁22bの第2の直列の間に交差方向にあり、第2の列の部品格納領域は同第2の列の壁22bと第3の列の壁22cの間に交差方向にある。このように、3本の直列壁で2列の部品格納領域を形成できる。あるいは、隣接する部品格納領域列は、2列の部品格納領域を形成するのに4 本の直列壁が要求されるようにそれぞれが自己の壁対(不図示)を有することができる。図6は、キャリアテープ10の別の実施例であって、長手方向エッジ面16から内側方向に間隔をあけて配置された壁22aの直列を1本だけ具備する。壁2 2aは、図1と図2に関して前述したのと同様な壁22aの特徴を具備している。当該実施例では、交差方向に対向する壁22aは存在しない。むしろ、壁22 aの片側の隣接する曲げ線34によって長手方向に部品格納領域40を画定するとともに、壁22aおよび壁22aと交差方向に対向する領域によって部品格納領域40を交差方向に画定する。当該実施例では、ハブのまわりにキャリアテープ1 0を巻きつけるときに部品の少なくとも一部が壁22aによって保護されるように、隣接する曲げ線34の間の接着剤42の上に部品が載置される。図7は、本発明のキャリアテープ110の更に別の実施例であり、壁122a の第1の直列と壁122bの第2の直列を具備し、直列壁のそれぞれの壁122 aと122bは前述の壁22aと22bと同様な構成部分および特徴を具備する。しかしながら、壁122aならびに122bの直列は、すべての壁122aと壁122bとが直接に対向しないように配置される。むしろ、それぞれの壁12 2aは、次の隣接壁122aから長手方向に約壁1枚分の間隔をあけて配置され、曲げ線134は壁122aの片側と壁122bの片側の間にある。具体的に図示されていないが、長手方向ならびに交差方向の壁および壁間距離の別の構成も本発明によって考えられる。図8と図9とに、帯状部12の背面15から延在してキャリアテープの強度を交差方向に強くする少なくとも1本の補強リブ52を更に含む本発明によるキャリアテープ10を示す。これは、2つの対向する壁22aおよび22b間の距離が大きい場合に特に有用な特徴である。補強リブは表面14から帯状部12の交差方向に延在することも考えられる。補強リブは、熱成形工程によって帯状パターン12から成形してもよいし、別個に成形して帯状部12の表面14または背面15に取付けてもよい。補強リブは、長手方向エッジ面17と18に実質的に垂直(すなわち、90°±5°)となるように配向することが好ましいが、別の角度で配向したり、X字型またはV字型になるように形成してもよい。補強リブ52は、必要とされる補強量に応じて、キャリアテープの全幅にわたって延在させてもよいし、その一部分だけに延在させてもよい。補強リブは、部品格納領域40の下に配置することが好ましく、曲げ線34の領域に補強リブを設けることによって、例えばキャリアテープを保管リールのハブのまわりに巻きつけるときにキャリアテープが折れ曲がるのを阻止できる。図8と図9に、それぞれの部品格納領域40あたり2本ずつの補強リブ52を示すが、要求される補強量に応じて何本のリブ52を使ってもよい。帯状部12は、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、PVC(ポリ塩化ビニル)およびABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)を含むが、それだけに限らず種々の適切なポリマー薄膜材料から作製されることが好ましい。ポリマー材料は一般に、図10のようにリール206のハブのまわりにキャリアテープ10を巻きつけるに足るほど柔軟であるよう選択される。しかしながら、該材料は、キャリアテープ10をリールに巻きつけたときに壁22aと22b がつぶれない程度の強度と剛性をキャリアテープ10が備えるように選択されることも好ましい。好適な実施例において、ポリマー材料は電気散逸型で、カーボンブラックなどの導電材料を含んでもよい。導電材料は材料内に散在させるか、もしくはテープを形成する前または後にキャリアテープに被着する。導電材料によって、電荷はキャリアテープから放散されるが、地面に放散されることが好ましい。この特徴により、蓄積電荷が原因のキャリアテープ内での部品損傷が防止される。キャリアテープ10は一体型であることが好ましく、壁22aと22bを熱成形によって作成してもよい。一般に、キャリアテープ10を製造すなわち成形するために用いられる特定工程も、キャリアテープ10用に選択された材料および材料厚にとって最適であるように選択される。更に詳しく述べると、前述タイプのポリマーシートは、ロール状で供給することも、シート状で供給することも、 連続射出成形によって供給することもも、押し出しで供給することもできる。シートは、ヒーターに搬送されて、そこで熱成形できるまで加熱される。ポリマーシートを何度まで加熱するかは、シートのゲージならびに何からシートの原料種別によって著しく異なる。次に、1個または複数個のダイを利用して加熱ポリマーシートを延伸することによって熱成形し、壁を所望のサイズおよび形状に成形する。その後、熱成形したキャリアテープは一般にポリマー材料が十分に凝固するまで冷却される。次にキャリアテープは、テープの特定機能要件を満足するために、テープエッジ面の少なくとも一方に沿って送り孔を打ち抜くなど、別の加工処理ステップにかけられる。あるいは、キャリアテープ10は、キャリアテープ表面14に取付けられる個別壁構造を具備したテープであってもよい。該壁は、接着したり、超音波ボンディングプロセスによるなど、いずれか既知の取付け方法によってキャリアテープ上に取付けてもよい。接着剤42は、壁22aと22bとを形成する工程の最中にキャリアテープ1 0に塗着してもよいし、部品が部品格納領域40に載置される以前に発生するものである限り、この工程より後に塗着してもよいことを更に理解されたい。図10に、キャリアテープ10がローダー204を通過するときにローダー2 04によって部品202が積載されるキャリアテープ10を示す。図示の通り、 部品202は、交差方向に壁22aと22bとの間で、長手方向に隣接する曲げ線34の間に載置されることが好ましい。その後、積載済みのキャリアテープはリール206のまわりに螺旋状に巻きつけられて、保管または輸送される。キャリアテープに関わる成形工程ならびに積載工程は、当該分野で一般に知られており、従って、ここではこれ以上詳しく説明しない。図11に、部品202が積載されて螺旋状に巻かれているキャリアテープ10 をよく示すために、リール206の表面を一部切り欠いたリール206の部分図を示す。交差方向に壁22aと22bとの間であって長手方向に隣接する曲げ線34の間に部品202が配置されるとき、これらの部品202は、壁22aと2 2bとにより、キャリアテープ10と隣接する巻付部に接触しない。例えば、壁対22aと22bとの間にあるものとして1個の部品202'が記載されており、壁22aと22bは部品202'よりも高い。キャリアテープ10の最も低い曲げモーメントは、曲げ線34におけるものであり、キャリアテープ10は一般に壁22aと22bとの一方の側の曲げ線34について曲がるとともに、壁22 aと22bとはその原形を保持する。キャリアテープ10が芯のまわりに巻きつけられるときに壁22aと22bとは一般に変形しないが、キャリアテープ10 を巻くときに壁22aと22bとの一部に変形を生じることがある。キャリアテープ10が螺旋状に巻かれるとき、壁22aと22bとの上面が、部品実装面とは反対側のキャリアテープ10の表面と接触し、それによって部品202'と次の隣接するキャリアテープ10の巻付部とが接触するのを防ぐ。積載済みキャリアテープは、自動組立装置など部品202を剥離すべき位置までリール206を軸として搬送され、手作業またはロボット配置装置による剥離のために、剥離機構は積載済みキャリアテープを自動的に前進させる。図12記載のように、キャリアテープ10は、送りスプロケット208によってリール2 06から巻き戻されて、ロボット配置装置210の方向にキャリアテープ10を移動する。ロボット配置装置210はそれぞれの連続部品202が所望の剥離位置に到達したら、真空ピックアップ装置などの既知の剥離方法によってそれぞれを剥離し、その後に、回路板上の特定位置もしくは別の所望位置に部品202を載置してもよい。ほとんどの場合、接着剤残留物によって部品202が汚染されることがないように、接着剤42は部品剥離時に部品に移らずに、キャリアテープ10に残ることが好ましい。本発明によるキャリアテープは、電子産業においてメモリチップ、集積回路チップ、抵抗器、コネクタ、マイクロプロセッサ、コンデンサ、テートアレイ等といった表面実装電子部品を輸送および配送するのに特に有用である。しかしながら、該キャリアテープは、小形スプリングやクリップ等といった他の部品の輸送に使用することもできる。以上、いくつかの実施例を参照しながら本発明を説明してきた。本発明の適用範囲から逸脱せずに前述実施例に多くの変更を施せることは当業者に明白であることを理解されたい。それ故、本発明の適用範囲は、本明細書中に記載の構造に限定されるものではなく、クレームの文言によって説明される構造およびそれら構造と等価なものによってのみ限定されるものとする。

    【手続補正書】特許法第184条の8第1項【提出日】1997年11月7日(1997.11.7) 【補正内容】 請求の範囲 1. 複数の部品を輸送するための細長く柔軟であるキャリアテープであって、一定の長さを有し、 部品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを具備する帯状部と、 該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から突出するとともに該キャリアテープの長手方向に延在する複数の壁であって、それぞれの壁は部品実装面から離隔した上面を具備し、該それぞれの壁の上面はそれぞれの隣接壁の上面とテープ長手方向に間隔をあけて並んでいる複数の壁と、 該複数の壁の少なくとも1つと該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方との間の部品実装面の少なくとも一部の上にある接着剤と、を具備するキャリアテープ。 2. 前記複数の壁の各壁は、前記複数の壁の別の壁とテープの長手方向に隣接して整列している、請求項1記載のキャリアテープ。 3. 前記複数の壁は少なくとも一対の壁を具備し、各壁対は第1の長手方向エッジ面に隣接する第1の壁と第2の長手方向エッジ面に隣接する第2の壁とを具備する、請求項1記載のキャリアテープ。 4. 第1の壁対は、キャリアテープの長手方向に第2の壁対と隣接する、請求項3記載のキャリアテープ。 5. 前記第1の壁の少なくとも一部は、前記第2の壁の少なくとも一部と交差方向に対向しており、前記キャリアテープは少なくとも1組の壁対の第1の壁と第2の壁との間に交差方向に画定される少なくとも1つの部品格納領域を更に具備する、請求項3記載のキャリアテープ。 6. 前記各壁対の第1の壁は、前記各壁対の第2の壁と交差方向にずれている、 請求項3記載のキャリアテープ。 7. 少なくとも1つの前記壁対の第1の壁と第2の壁との間に接着剤がある、請求項3記載のキャリアテープ。 8. 前記帯状部を貫通する孔を更に具備し、該孔は少なくとも1個の部品格納領域内に配設された、請求項5記載のキャリアテープ。 9. 前記少なくとも1個の部品格納領域は部品を収容する、請求項5記載のキャリアテープ。 10. 前記帯状部は、前進機構によってキャリアテープを前進するための手段を更に備えた、請求項1記載のキャリアテープ。 11. 電気的に散逸型である、請求項1記載のキャリアテープ。 12. キャリアテープの交差方向に延在する少なくとも1本の補強リブを更に備えた、請求項1記載のキャリアテープ。 13. 前記少なくとも1本の補強リブは、部品実装面とは反対側のキャリアテープ表面から突出する、請求項12記載のキャリアテープ。 14. 前記少なくとも1本の補強リブは、該第1ならびに第2の長手方向エッジ面の少なくとも一方に略垂直である、請求項12記載のキャリアテープ。 15. 前記少なくとも1つの壁対の第1の壁は、第1の長手方向エッジ面に略平行であり、前記少なくとも1つの壁対の第2の壁は、第2の長手方向エッジ面に略平行である、請求項3記載のキャリアテープ。 16. 前記接着剤は連続的な接着剤帯状体である、請求項1記載のキャリアテープ。 17. 一体構造型のテープである、請求項1記載のキャリアテープ。 18. リールの芯のまわりに巻き付けられる、請求項3記載のキャリアテープ。 19. 前進機構によって前進して複数の部品を輸送するための細長く柔軟であるキャリアテープであって、一定の長さを有し、 部品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面と、前進機構によってキャリアテープを送るための手段とを具備する帯状部と、 第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から突出する複数の壁対であって、該複数の壁対の少なくとも1対は第1の壁と第2の壁とを具備し、 該第1の壁の少なくとも一部は該第2の壁の少なくとも一部と交差方向に対向し、該複数の壁対の少なくとも一対の第1ならびに第2の壁はそれぞれ第1ならびに第2の長手方向エッジ面に隣接する複数の壁対であって、それぞれの壁は部品実装面から離隔した上面を具備し、該それぞれの壁の上面はそれぞれの隣接壁の上面とキャリアテープ長手方向に間隔をあけて並んでいる複数の壁対と、 部品実装面上に設けられる複数の部品格納領域であって、該部品格納領域の少なくとも1つは該複数の壁対の少なくとも1対の第1および第2の壁の間の領域として画定される部品格納領域と、 該複数の部品保管領域の少なくとも1つにおいて、部品を部品実装面に剥離可能に取付けるための接着剤と、を具備するキャリアテープ。 20. 前記第1の部品格納領域と隣接する前記第2の部品格納領域との間で交差方向に曲がる、請求項19記載のキャリアテープ。 21. リールの芯のまわりに巻き付けられる、請求項19記載のキャリアテープ。 22. 前進機構によって部品を順々にキャリアテープに積載する方法であって、 (a)部品実装面および第1ならびに第2の長手方向エッジ面を具備する帯状部と、 第1ならびに第2のエッジ面の間の部品実装面から突出するとともに、キャリアテープの長手方向に延在する複数の壁と、 該複数の壁の少なくとも1つと第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方とのあいだの部品実装面の少なくとも一部上の接着剤と、 を具備する細長い柔軟なキャリアテープを用意するステップと、 (b)前記接着剤上に少なくとも1個の部品を載置するステップとを含む方法。 23. 保管ならびに輸送のために芯のまわりにキャリアテープを巻き付けるステップを更に含む、請求項22記載の方法。 24. リールのハブのまわりに巻き付けられたキャリアテープ上の部品を保護する方法であって、 部品実装面と背面と第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを有する帯状部と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面の間の部品実装面から突出するとともにキャリアテープの長手方向に延在する複数の壁と、該複数の壁の少なくとも1つと第1ならびに第2の長手方向エッジ面の一方との間の部品実装面の少なくとも一部上の接着剤とを具備するキャリアテープを用意するステップと、 該接着剤の上に少なくとも1個の部品を載置するステップと、 キャリアテープを複数周巻くようにリールのハブのまわりにキャリアテープを巻くステップと、を含み、 一周の巻付部の複数の壁は隣接する巻付部の帯状部の背面と係合し、少なくとも1個の部品が隣接する巻付部の帯状部の背面と接触するのを妨げる方法。

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