Medium dispenser

申请号 JP12295099 申请日 1999-04-28 公开(公告)号 JPH11334777A 公开(公告)日 1999-12-07
申请人 Ing Erich Pfeiffer Gmbh & Co Kg; インジ エリッヒ プファイファ ゲーエムベーハ; 发明人 RITSCHE STEFAN;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To secure the reliable seal of a medium in a dispenser during its storage life, allow a user to notice that the dispenser is already used or it is already operated, and make the dispenser easily usable by simplifying its structure.
SOLUTION: An outlet 12 of a dispenser reservoir 8 is sealed and closed by a lateral-directional catch member 21, and this catch member 21 also prevents reliably a dispenser 1 from being operated. The reservoir 8 is opened by pulling out the catch member 21, and a discharge actuator 17 is released. With this arrangement, a piston 14 opposed to the outlet 12 of the reservoir can be led thereinto. A material for the reservoir 8 and a tank seal 30 is prepared by combining glass, tetrafluoroethylene, etc. Accordingly, even in the case where a susceptive medium is stored in the dispenser 1 over a long period of time, there will be no risk of deteriorating a substance.
COPYRIGHT: (C)1999,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 媒体を吐出するためのディスペンサにおいて、 第1主ユニット(2)、及び前記第1主ユニット(2)
    に対して作動方向(23)に手動で変位可能な第2主ユニット(3)を含む吐出アクチュエータ(37)と、 媒体出口(11)と、 前記媒体出口(11)の上流側に位置して境界部分(1
    9)で定められたリザーバ出口(12)を有するリザーバ室(9)を含むリザーバ(8)と、 前記リザーバ(8)を当接支持する固定部材(21)を含む、前記リザーバ出口(12)を通る媒体の流れを阻止する手段(20)と、 前記固定部材(21)を前記リザーバ出口(12)に対して解除方向(24)に変位させることによって、前記流れに先立って前記阻止手段(20)を解除する手段とを備えている、ディスペンサ軸(10)を有し、 前記解除方向(24)が前記ディスペンサ軸(10)に対して直交する向きであるディスペンサ。
  • 【請求項2】 前記固定部材(21)は、前記リザーバ出口(12)の前記境界部分(19)に付勢圧力で軸方向に押し付けられた閉鎖面(31)を有するスライダであり、前記固定部材(21)を前記境界部分(19)に対して変位させることによって前記付勢圧力を実質的に一様に変化させる手段を設けており、前記作動方向(2
    3)及び前記ディスペンサ軸(10)は実質的に平行である請求項1に記載のディスペンサ。
  • 【請求項3】 前記固定部材(21)を変位させることによって、前記境界部分(19)は同時に前記第1及び第2主ユニット(2、3)に対して変位可能であり、前記第1主ユニット(2)から分離したリザーバ支持部(4)が設けられて前記リザーバ(8)を所定位置に保持しており、前記固定部材(21)は前記リザーバ支持部(4)に対して変位可能であり、前記リザーバ支持部(4)は、前記付勢圧力に逆らって前記固定部材(2
    1)を実質的に単独に支持しており、ロック(50)が前記固定部材(21)を前記境界部分(19)、 前記第1主ユニット(2)、及び前記第2主ユニット(3)のうちの少なくとも1つに対して所定位置に保持している請求項1または2に記載のディスペンサ。
  • 【請求項4】 前記吐出アクチュエータ(37)は、前記第1主ユニット(2)上の第1加圧ハンドル(38)
    と、前記第2主ユニット(3)上の第2加圧ハンドル(39)とを含み、前記阻止手段(20)を解除する解除ハンドル(55、58)が設けられており、前記解除ハンドル(55、58)は前記第1及び第2加圧ハンドル(38、39)から独立して作動可能であり、前記解除ハンドル(55、58)には外周から自在に触れることができ、また前記解除ハンドル(55、58)は前記作動ハンドル(38、39)の間に位置しており、媒体を吐出する間、前記第1主ユニット(2)は前記リザーバ(8)を軸方向に支持しており、前記第2主ユニット(3)は、前記媒体出口(11)と、媒体を推進して前記リザーバ出口(12)を通過させる媒体ディスプレーサ(14、15、36)とを含み、前記固定部材(2
    1)は前記媒体出口(12)と前記媒体ディスプレーサ(14、15、36)との間に位置している請求項1〜
    3のいずれかに記載のディスペンサ。
  • 【請求項5】 前記固定部材は、前記第1主ユニット(2)から独立して前記第2主ユニット(3)上の所定位置に固定されており、前記第2主ユニット(3)、前記リザーバ(8)及びリザーバ支持部(4)は共に、前記第1主ユニット(2)から独立した予備アセンブリユニットを形成している請求項1〜4のいずれかに記載のディスペンサ。
  • 【請求項6】 さらに、前記リザーバ出口(12)の下流側の位置に出口ダクト(13、68、69、70)を含み、前記固定部材(21)は前記出口ダクトを実質的に密封閉鎖している請求項1〜5のいずれかに記載のディスペンサ。
  • 【請求項7】 前記第2主ユニット(3)は、第1ハウジング部材(6)と第2ハウジング部材(7)とで組み立てられており、前記第1ハウジング部材(6)は前記媒体出口(11)を含み、休止位置において前記第2ハウジング部材(7)は前記リザーバ(8)を遮蔽しており、前記第1及び第2ハウジング部材(6、7)は前記第2主ユニット(3)の個々の長さ部分を形成しており、前記第1主ユニット(2)は前記リザーバ(8)とマンドレル(67)を含み、前記マンドレル(67)は前記長さ部分から上流側に突出しており、前記マンドレルで作動させることができる請求項1〜6のいずれかに記載のディスペンサ。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の技術分野及び背景】本発明は、媒体ディスペンサに関する。 これらの媒体は特に液体であるが、ペースト、粉末または気体等であるか、それらを含有するものでもよい。 このため、媒体は流動的か、細流状か、非流動的である。 ディスペンサは、片手で保持して作動させることができる。 部材のすべて、またはほとんどすべては射出成形される、すなわちプラスチック製である。

    【0002】ディスペンサは、作動すなわちストロークサイクル中に媒体をリザーバから再吸入してもよいが、
    連続的に吐出される数回分の小分けされた媒体を個別のリザーバ室に収容してもよい。 好ましくは、ディスペンサは、1回の単方向の媒体吐出ストロークを行って空になるように形成されている。 媒体の老化、化学変化または汚染を防止するために、リザーバ室は殺菌剤の存在下で密封閉鎖されるだけでなく、媒体は、媒体との化学反応または媒体と接触することによる物理的変化を生じない物質だけと接触するように維持される。 これは、ポリエチレン等の通常の熱可塑性または他のプラスチック材料か、ゴム、塩化ゴムまたはブロモブチルゴム等のエラストマーで達成することが困難である。

    【0003】ディスペンサは、キャッチ等の摩擦だけで作動が防止されている時、外で誤って作動することがある。 これは、リザーバ室が栓等で、例えば主にピストンロッドとは別体で、後でそれに連結されたポンプピストンで閉鎖されているか否かに関係なく、当てはまる。
    確実な作動防止であっても、2つのディスペンサユニットの相互回転移動等によって、誤って解除されることがある。

    【0004】

    【発明の目的】本発明の目的は、従来構造の、または上記の種類の欠点を排除したディスペンサを提供することである。 本発明のさらなる目的は、リザーバ室を締め切るか、誤作動を防止することによって、保管寿命中の媒体の確実な封入を確保することである。 本発明のさらに別の目的は、ディスペンサが使用済みまたは作動済みであることを気付かせることである。 本発明のさらにさらなる目的は、簡単な構造で使いやすさを達成することである。

    【0005】

    【発明の要約】本発明によれば、リザーバ室を密封閉鎖状態に維持するか、吐出モードでそれの相対移動を防止するロック手段が提供される。 ロックを解除する移動は適当に行われる。 ロックまたはシール面付近では、ロック解除移動は直線状またはリザーバ出口の平面に対して平行である。 それは円弧または回動移動でもよい。 固定またはロック部材は、解除位置においてディスペンサにつながったままでもよいが、完全に切り離されて、ディスペンサが使用済みであることを明白に気付かせることもできる。

    【0006】ロック部材は、媒体リザーバをディスペンサユニットの1つに固定的にロックするのに適している。 この場合、これらの部材は予備アセンブリモジュールを形成し、それを軸方向または線形移動によって他方のディスペンサユニットに組み付ける。 ロック部材は、
    引くか、押すだけで解除することができる。 押し動作は、ロック部材が解除移動しないように固定しているキャッチを解除するか、最初は触れることができないハンドルを触れることができるようにするであろう。 その後、ハンドルを把持してロック部材を完全に解除することができる。

    【0007】リザーバは、対応のユニットに固定的に設置されているか、移動可能でもよく、またロック部材の挿入及び解除中、または吐出作動中、このユニットに対して移動することができる。

    【0008】ロック部材は、2つの対向するか、離れたひずみ面によって、直接にリザーバに対して緊張状態に張られている。 これらのひずみ面の一方は、間接的に、
    すなわちスペーサを介してリザーバと係合しているだけでもよい。 その場合、ひずみ面は、解除方向またはそれに直交する向きの緊張方向の両方に相互移動可能な個別部材に作用することによって、一方を他方に対してひずませる。 ひずみ面が解除または緊張方向において固定連結されている場合、スペーサを省いて、直接的に対応のディスペンサユニットのハウジングまたはリザーバによってそれらを支持してもよい。

    【0009】ロック部材は、リザーバ出口とポンプピストンまたはピストンロッドとの間に配置されている。 ピストンは、半径方向圧力によって、従って軸方向圧力によるロック部材とは異なって密封する追加の蓋プラグとしてリザーバ室内に設けてもよい。 特に、ロック部材が手動作動をロックするためだけに設けられている時、それのロック位置は、スナップ連結部または名目破壊連結部によって対応のユニットに固定することもできる。 その場合、吐出アクチュエータの移動開始時にこの連結部を解放または破壊するだけで、ロック部材を解除位置へ並進させることができる。

    【0010】次に、本発明の実施例を以下にさらに詳細に説明し、図面に示す。

    【0011】

    【実施例】図1及び5において、ディスペンサ1は初期または休止位置、すなわち、最長延出状態にあると同時に、確実ロック状態にある。 ディスペンサは、ベース部材5、6を有する第1及び第2ディスペンサ主ユニット2、3と、永久的に完全にユニット2、3内に位置するベース部材7を有する中間ユニット4とを備えている。
    図1に示されているように、ユニット2、3はディスペンサ1の外側の自由露出面を形成している一方、互いに対して回転可能であると共に、軸方向に移動可能である。 ユニット4は回転方向、軸方向及び半径方向において移動遊びがない状態でユニット3にロックされている。 このため、ユニット3、4は上記方向にユニット2
    に対して移動可能である。 これはまた一体形リザーバ8
    にも当てはまり、これはロック状態でユニット2ないし4に対して、半径方向に移動遊びがほとんどない状態で軸方向に確実に中心配置され、回転力に対しては確実的ではないが固定的に連結されている。 リザーバ8はその全長にリザーバ室9を有しており、これはまた、スラストピストンポンプ等のポンプ用の円筒形滑り面を全長にわたって提供する加圧またはポンプ室でもある。 上記構成部材はすべて、共通のディスペンサ軸10上に配置されており、その軸に関してそれらは軸方向または回転方向に対称的である。 外部に通じた媒体出口11またはリザーバ出口12と、出口11、12を弁なしで接続する出口ダクト13とが、軸10に平行か、それと同軸的に配置されている。

    【0012】ポンプは、少なくとも2つ、最大で4つの同軸的に直列に並べられて鋭の側面を有するピストンリップを有するピストン14を備えている。 これらのリップは密封圧力で摺動し、室9の内周と線形接触した状態にあることができるが、図1では室9の外部に位置して接触していない。 ピストン14は、ピストン14と一体成形されたロッド形のプランジャラム15の端部に設けられている。 ピストンロッド15は、ピストン14から出口11を形成しているノズルダクトの内端部まで延在して、このノズルダクトまで続くダクト13を一体状に形成している。 ノズルダクトの内端部に、軸10に直交する流れを発生する流れ室を設けてもよい。 これは、
    軸10回りに媒体渦流を発生し、これによって媒体が出口11から微粒子状態で放出されるようにする混合、渦流またはねん回室にすることができる。 出口11はまた、媒体を噴霧化されていないジェット流、または1滴として放出するように構成してもよい。 ダクト13の内端部はピストン14の端面を横切っている。

    【0013】リザーバ8はガラスか、それと同様な特性を有する材料、例えばプラスチック材で形成される。 それの円筒形ジャケット16が、完全閉鎖状の底部17と外周から環状に突出したフランジ18とを一体状につないでいる。 フランジ18の自由端面は、ジャケット16
    またはフランジ18の内周と外周の間の位置でそれらから間隔を置いて環状縁部19を形成している。 縁部19
    は、垂直か鈍角の側面を有し、尖って軸方向に最も突出して、出口12の境界を定めている。

    【0014】部材7と共に、リザーバ8は上記のように部材6に対して、室9を外部から密封するロックまたは阻止手段20によって固定されている。 ロック20はディスペンサ1の軸方向作動、すなわち室9内への部材1
    4、15の進入を確実に阻止する。 このために、長円形のロックまたは固定部材21が、部材14、15と部材8、18の間で部材6、7内へ半径方向に挿入されている。 このため、部材21は、ピストン14と縁部19の間に位置している。 吐出時に、媒体はリザーバ室9からディスペンサ1内を方向22の軸方向に、直線的にピストン14、ロッド15、及びユニット2の反対側の出口11を通って流れる。 このためには、ユニット3をユニット2に対して逆方向23に変位させる必要がある。 ロック20を解除するためには、部材21をディスペンサ1から軸10に対して直角の方向24に完全に引き抜く必要がある。 逆方向25では、部材21は図1に示されているように挿入され、ロック位置に移動する。 部材2
    1は軸10の軸方向平面26に関して対称的でもよいが、その平面26に直交する軸方向平面に関しては非対称的である。 このため、部材21は一方側だけから、すなわち1つの前端部でディスペンサ1に挿入でき、こちら側だけに取り外すことができる。

    【0015】一体形ベース部材5は、円筒形シェル27
    と、シェルの後端部の平面的な底部28と、シェル27
    から半径方向に間隔を置いて底部の内側からシェル27
    より短く自由に突出した軸方向マンドレル29とを有している。 この十字形マンドレル29は底部17まで延出しており、外側の幅がジャケット16とほぼ同じ寸法である。 リザーバ8及びマンドレル29とユニット14、
    15との間に、プレート形のシール30が配置されている。 平面的でわずかに弾性圧縮可能なシール面31が、
    軸方向に予圧力を受けた状態で縁部19上に支持されており、その位置で最大密封圧力が得られる。 蓋及び固定シール30は、寸法的に安定した部材21に固着され、
    テトラフルオロエチレンまたは同様な密封及び滑り特性を有する材料で形成され、部材21のリセスを完全に満たしてはめ込まれている。 このため、滑りシール面31
    は方向24または25において隙間及び段差のない状態で、すなわち連続的に部材21の外表面につながっており、この外表面は面31の延長部分を形成している。 リセスの内周がシール30の外周を完全に包囲してもよい。 また、リセスは、シール30と同様に部材21の外側面まで延在する横溝にしてもよい。 シール30を別体の部材として半径方向圧力を加えながらリセスに挿入してもよい。 また、シール30を成形によって部材21の材料に固着させてもよい。 また、シール30は、部材2
    1に塗布するか、その上に形成してもよい。

    【0016】一体形ベース部材6は、シェル27と逆に環状端部壁33から方向23だけに自由に突出したシェル32を有している。 部材6はまた、逆方向22に自由に突出したスタッド34を有している。 スタッド34の自由端部壁を出口11が横切っており、ノズルダクトを一体状に形成している。 ロッド15の端面はこの端部壁の内側に当接している。 ノズルダクトの、すなわち出口11の最小幅は最大で1または0.5mmである。 スタッド34は、平面的な壁33から方向22だけに突出した外側シェル35を有している。 シェル35はその全長にわたって鋭角に、すなわち円錐形に先細になっている。 この絞り形状は壁33との接続部に続いており、出口11が横切っている端面に移行する部分につながっている。 スタッド34のシェル35の内部でそれから半径方向に間隔を置いた位置に内側シェル36が設けられており、これはスタッド34の端部壁に一体状につながって、方向23に壁33の内側より先まで自由に突出している。 ユニット14、15はこの内端部に方向22に挿入される。 このため、ロッド15の外周はシェル36の内周を、半径方向圧力を加えながら当接支持しており、
    ピストン14はシェル36の内端部から軸方向にわずかに離れている。 ピストン14の外幅はシェル36よりわずかに大きい。 シェル32の外周はシェル27の内周に摺動可能に密接している。 シェル27は、ディスペンサ1の半径方向の最大延出長さを定めることができ、シェル32をほぼ完全に収容することができる。

    【0017】ユニット2、3は、それぞれディスペンサ1及びスタッド34の後端部に位置する2つの離れた加圧ハンドル38、39を含む手動吐出アクチュエータ3
    7を形成している。 ハンドル38は、端部壁28の外側で形成されている。 環状ハンドル39は、壁33の外側で形成されており、スタッド34を取り囲んでいるか、
    スタッド34の離れた2側部だけで突出している。 壁3
    3はシェル35の外周か、シェル32の内周だけを越えるように突出している。

    【0018】ガイド40がロック部材21を収容しており、シェル32及び部材7内に設けられている。 ガイド40は、図2に示されている断面で部材21の外周全体を閉鎖状に、すなわち密閉状に封入しているため、部材5、6で形成されたハウジング内にゴミが外部からまったく進入できない。 このハウジングは2つのキャップ部材27、28及び32、33によって形成されて、部材7全体と共に完全に封入された部材21の大部分を収容している。 一体形の部材7は、方向22に自由に突出した幅広のシェル41と、このシェル41に近接して方向23に延びた、幅が狭いが長いシェル42と、シェル4
    1、42を相互接続する端部壁43とを有している。 壁43の外側をシェル42の外周に対して円周方向に分散配置されたリブで支持してもよい。 環状支持部材44またはビードが壁43の内側からわずかに突出して、シェル42の延長部分を形成し、リザーバ8のシェル16とフランジ18との間の移行肩部分を噛み合い支持している。 シェル41は外周でシェル32の内周に沿って摺動し、壁33の内表面で形成されたストップから軸方向に離れており(図1)、ピストン14を取り囲んでおり、
    リザーバ8から、フランジ18から、またシール30から半径方向に離れている。 シェル42は、半径方向隙間がわずかか、まったくない状態でリザーバ長さの一部分だけにおいてシェル16を包囲し、方向23にシェル3
    2より短く突出しており、シェル27、32から半径方向に十分に離れている。 このため、部材7は部材6のキャップ32、33の内部に永久的に完全に位置している。 これに比べて、リザーバ8は方向23に部材6、7
    より先まで自由に突出し、底端部が部材5にはまっており、底端部はシェル42から突出してマンドレル29の端面まで延出している。

    【0019】リザーバ8は、部材5ないし7と同様に寸法が安定しており、部材21で直接に部材7に対して軸方向に押し付けられて、移動遊びがない状態で部材6に対して固定されている。 そのため、押し付け力はフランジ18の離れた端面だけに作用する。 方向24、25に直交する方向の断面で見た時、部材21は鋭角に傾いたプレート45を有しており、これの平坦なウェッジ面が、軸10に直交する向きで面31の平面上に位置し、
    出口12に面している。 反対側の平面的な傾斜面すなわちウェッジ面47は、方向25において上記ウェッジ面に数度の鋭角を成して近づいている。 中間部分45が両側で脚部46につながってU字形の輪郭を形成している。 脚部46は方向22だけに突出して、部材21の長さの大部分に連続的に延びている。 脚部46の端面は、
    長さ部分全体が方向24または25に平行な向きであり、従って方向25に向かって高さが漸増する。 脚部4
    6は部材21及びプレート45を強化する。 ガイド40
    は、シェル32の2つの向き合った狭い円周方向部分に破断部分すなわち開口51、52を有している。 ガイド40は、シェル41の対応部分にも破断部分すなわち開口53、54を有している。 開口51ないし54は整合している。 開口の輪郭は、部材21の外形にぴったり合っており、従ってやはりU字形である。 このため、各開口の形状または寸法は、他のすべての開口と異なっている。

    【0020】配置された時、部材21は部材6、7に対して移動遊びのない状態でロック50によって方向24
    または25に移動できないように確実にロックされている。 解除方向24への移動を防止するために、部材21
    は一端部にロックまたはスナップ部材49、すなわちロック面47より先に突出したカムを備えている。 カム4
    9は脚部46から離してその間に配置されている。 ロック位置では、このカムは脚部46間でシェル32の、内周と反対側の外表面に当接している。 方向25への移動を防止するために、部材21は他端部にストップまたはハンドル55を備えており、これは、カム49の反対側で、シェル32の対応外周面に当接している。 軸10からプレートまたはカップ部材49または55までの最大離隔距離を、最大で部材5またはシェル27の対応の最大離隔距離と同じにすることによって、突出部分が邪魔にならないようにすることができる。 部材49、55を軸10回りに湾曲させてもよい(図3)。 部材45、4
    6、49、55は一体状である。 脚部46はハンドル5
    5につながっている。

    【0021】ピストン14は脚部46間に突出し、面4
    7とまさに並置されている。 面47に対向する面48
    は、部材7の対応のウェッジまたは摺動面である。 面4
    8は、開口53、54の出口11寄りの部分で形成されている。 このため、部材21は部材6、7、14、15
    の相互移動を防止するだけでなく、マンドレル29が当接するか、ハンドル55がシェル27の自由端部の移動経路上にある時にはその自由端部が部材21に当接することによって、部材5ないし8及び14の軸方向の相互ストロークを確実に制限する。 開口51は、部材21のハンドル55に直接につながった部分を軸方向の移動遊びがない状態で受け取ることができる。 このため、開口51はこの部分を自己ロック式に浅いウェッジキーのようにしっかり固定して受け取る。

    【0022】ディスペンサロック20を解除する際は、
    ディスペンサのハンドル55とシェル32の間を手で把持して、部材21をディスペンサ1から方向24に完全に引き抜く。 これによって、面31及び部材21の隣接面が対向面19に沿って摺動する。 このため、この移動の開始時に、面31の軸方向圧力が緩むか、除去されるため、キャッチ50が解除される。 次に、ハンドル3
    8、39を手で互いに接近させることによって、ポンピングストロークを実施することができる。 それによって、マンドレル29がリザーバ8を部材7と一緒に、または部材7から独立的にユニット3に対して方向22に押し進める。 このため、ピストン部材14、15は円錐形に広がった出口12に入り、ダクト13を除いて再びそれを密封する。 さらにストロークが進むと、リザーバ室9に貯蔵されていた媒体が加圧され、ダクト13を通って出口11から吐出され、そこで媒体はディスペンサ1から離れる。 それによって、ピストン14は底部17
    に達する。 それによって部材7が一緒に押し進められる場合、それのシェル41の自由端部がストローク分を進んだ後に対向ストップ、すなわち壁33の内表面に当接する。 部材21を方向25に挿入した時、部材7はリザーバ8と共に部材6に対して軸方向引張り移動を行う。
    部材6は、一体形ユニット2に組み付ける前に、部材7、8、14、15、21、30の各々に予め組み付けておいてもよい。

    【0023】部材7、8も一体形の部材にしてもよい。
    図4では、部材21が軸方向引張り力でフランジ18の2つの離れた端面と同時に接触するので、スペーサ7をなくして部材21が直接的にリザーバ8に対して引っ張られている。 この場合、脚部46は方向23だけにプレート45から突出し、端部に平面26向きの突出部分を備えている。 これらの突出部分は、面31に面するウェッジ面47を形成している。 面47はリザーバ8の対向面48に線形接触してそれに押し付けられている。 鈍角の円錐面48が、ジャケット16とフランジ18との間の移行部分で形成されている。 面48は閉鎖面19から離れている。 シール30は平面的な連結部分45の内側に設けられて、フランジ18の円筒形外周上の面19、
    48の間を摺動する、すなわち案内される脚部46の内表面まで延在している。 部材8、21は、ユニット3または部材6に組み付ける前に、予め組み付けておいてもよい。 これによって、媒体を充填した直後にリザーバ室9を部材21で密封閉鎖することができる。 ポンプストロークで、マンドレル29はリザーバ8を壁より先のシェル35、36の間へ押し進める。 これによって、リザーバ8はシェル42に入ることができる。

    【0024】図5では、シェル41、42の間の連結部すなわち端部壁が、軸10回りに均一に分散配置された半径方向リブ43で形成されている。 リブ43の間に軸方向の貫通開口が形成されて、シェル41、42の対向する内周及び外周を直接的につないでいる。 シェル27
    の自由端部は、円周方向に分散配置されてリブ壁43の開口を通ることができる軸方向突出部分57を形成している。 突出部分57は破断部分56またはスロットで分離されている。 シェル32は、シェル27の外周を包囲している。 このため、シェル27または部材5は、シェル42の外周上を永久的に摺動しながら、キャップ3
    2、33内に完全に押し込まれるであろう。 第1部分ストローク後、突出部分57が端部壁43の開口にはまって、やがてスロット56の底部すなわち端面が壁43に当接することによって、部材7を壁33に当接するまで進める。 これによって、突出部分57はシェル41の自由端部より先まで突出しない。 突出部分57が部材7の開口に入ると、部材5、7の間に移動遊びのない確実な回り止めが得られる。 これによって、突出部分57はまたシェル41の内周上を摺動する。

    【0025】ピストン14の自由端部が引張り面47と接触する対向面48を形成しているため、ロック部材2
    1は直接的に部材6またはピストンユニット13、14
    に対して押さえられている。 このため、例えばキャッチ部材49が軸10とハンドル55の間に位置する時、キャッチ部材49に対する対向部材がシェル41または3
    2の内周で形成されるであろう。 この場合、ハンドル5
    5はシェル32内、または開口51内に完全にはまり込む。 ハンドル55はシェル32の外周より先へ突出しない。 部材21は他端部に押し部材58を有しており、これはハンドル55と同様に、中間部分45、46において広がっている。 ボタン58も同様にシェル32内または開口32内に完全にはまり込んでいる。

    【0026】部材55、58はシェル32の外周に滑らかに続いている。 部材21を解除する際は、最初にボタン58を押して部材21を十分に変位させることによって、ハンドル55をシェル32から十分に突出させて手で把持できるようにする。 部材58は、部材21から独立した部材で形成することもできるが、名目破壊連結部を介してそれに連結することもできる。 このため、部材21を解除した時、部材58は、リザーバ8とピストン14の間を移動する必要はなく、部材6上に残ることができる。

    【0027】また、部材5、6をロック60で直接的に噛み合わせてもよい。 その場合、後退防止部59が、休止位置において部材5、6が軸方向に引き離されないようにする。 回転ロック61が、いずれの位置でも、または回転ロックが部材5、7間で作用するまで、部材5、
    6の相互回転を防止する。 部材6、7間にも同様なロックを設けることができる。 手段60は、軸10回りに円周方向に分散させて部材5上に設けられたカム62を有している。 カム62はシェル27の外周から半径方向外向きに突出して、開口56の底面につながっている。 対向カム63がカム62と協働し、シェル32の自由端部の位置でその内周から突出している。 ユニット2を部材6に組み付ける時、カム62、63は傾斜ランプで互いに滑ってスナップ連結部を形成する。 そのために、カム62、63は部材5、6の弾性変形によって互いに離れる向きに半径方向に変形した後、互いの背後に跳ね戻ることによって、ユニット2、3の相互後退を確実に防止する。 カム62はまた、シェル32の内周の長手方向溝にはまることによって、回転ロック61を形成することができる。

    【0028】図6ないし8では、部材6、7が、軸方向及び回転移動に関して永久的に固定連結されている。 このため、部材6、7はユニット3の同じ長さの長手方向部分を形成している。 これらの部分はロック60で固定的に連結されている。 シェル32はシェル41内に突出し、スナップ部材62、63でそれに連結されている。
    シェル41は壁33の内側まで延出している。 シェル3
    2は、半径方向リブで形成された壁43の内側まで延出している。 軸方向に見た時、壁33は長円または楕円形であり、シェル32、41の全周にわたって突出長さが変化する。 壁33はスタッド34の離れた側部だけに2
    つの対向加圧面39を形成しており、これらは平面26
    に直交する向きの軸方向平面上に位置している。 軸方向に見た時、面39と突出部分すなわち足部分55とでT
    字形が形成されている。 シェル32、41の長さは、それらの直径か、その半分またはその4分の1より小さい。 このため、リザーバ8は全体的に部材7内に位置しており、休止位置において部材6内に突出することはない。

    【0029】このため、部材5、7及びロック20は共に、ロック60で部材6に連結するだけでよい予備アセンブリユニットを形成している。 部材5は、完全に部材7内に位置してリザーバ8を収容しているスリーブ形部分すなわちシェル27を有している。 シェル16は、半径方向移動遊びがある状態でシェル27の内部の中心に配置されている。 フランジ18は端面44からわずかに軸方向に離れており、シェル27の外部に位置している。 シェル27は環状端部壁65を介してもっと細いスリーブ形部分67につながっている。 部分67は、休止位置で自由に露出して、作動ストロークの寸法だけ、すなわちピストン14及び底部17の互いに向き合った端面間の間隔だけ、部材7から方向23に突出している。
    部材7の上流側端部に、それの内周から突出した環状端部壁66が設けられている。 部分67はこの端部壁66
    から突出している。 壁66は、壁65に当接することによって、部材5が部材7から引き抜かれることを確実に防止している。 壁65は底部17と壁66の間に位置しており、これらは休止位置では壁65に接触している。
    壁65は作動圧力を直接的に底部17に伝達する。

    【0030】ロック20が軸方向において底部17を壁65に、また壁65を壁66に押し付けている。 そのため、ユニット14、15は引張られてスタッド34の端部壁71に当接し、部材62は引っ張られて部材63に当接している。 部材41、63も、個別の、例えば4個の軸方向突出部分を軸10回りに分散配置して形成してもよい。 これらの突出部分は平面26に関して対称的で、その間に窓開口を形成している。 フランジ18及びシェル27は、シェル42及び35の内周から一体状に突出した軸方向リブの長手方向縁部に沿って摺動案内される。 同様なリブ29がシェル67の内周にも設けられており、このシェル67の底部28がハンドル38を形成している。

    【0031】部材21またはそれのガイド40は、部材7上だけに設けられ、部材6には設けられていない。 ピストン14及びシェル36は、方向23でシェル41または42内に突出している。 このため、ピストン14は残りの部材6、すなわちシェル32より先まで突出している。 引張り面すなわちウェッジ面47は可変勾配を有している、すなわちロック位置において面48に近接する部分で最小勾配になっている。 面48は、ピストン1
    4の自由端面の球形キャップリセスで形成されており、
    これに球形キャップ突出部分47が合わせられている。
    このため、これら2つの面47、48は、手段50の弾性解除式スナップ連結部を形成している。 このため、部材49を省くことができる。 面47は、面48との係合部分から両方向24、25及びそれに直交する方向に脚部46まで下がっている。

    【0032】ダクト13が、面48から盲穴として軸1
    5の長さの小部分だけに延在してシェル36に入っており、その底部で、シェル36の内周に向けられた横ダクト68につながっている。 この内周と軸15の外周との間に軸方向ダクト69が、軸10及びダクト13に対して側方に変位した位置に形成されている。 横ダクト68
    の1つが各ダクト69の上流側端部につながっている。
    ダクト69の下流側端部は軸15の対応端部まで延びている。 ダクト69は、軸15の長手方向溝によって形成されて、渦流手段70に通じている。 手段70のダクトリセスだけが端部壁71の内側に設けられている。 ダクト69の断面は、ダクト13、68よりも相当に小さい。

    【0033】面48を横切るダクト13の開口72は、
    面47によって加圧密封閉鎖されている。 このため、手動操作式弁が形成されて、保管寿命中の出口ダクト1
    3、68、69、70の汚染が防止される。 図1のカム49はプレート面の1つ、すなわちウェッジ面47を部分的に越えて突出しており、図5のカム49は部材21
    の中間部分の外側を側方に越えて突出しており、図7のカム49は面47の最も低い部分だけを越え、最も高い部分を越えないで突出している。 図4では、自己ロック効果によってスナップロックを省略できるが、この場合もリザーバ8の直接スナップロックが可能である。

    【0034】この場合の閉鎖面19は、出口12からリザーバ8の外周まで全体的に平坦である。 部材21は、
    ほぼその全周に形成されてシール30を収容するリセスを備えている。 このため、平面26の両側に細い脚部4
    6が、それに直交する軸方向平面の両側に突出部分5
    5、58が形成されている。 プレートまたはボタンハンドル55が壁33及びシェル41から、最大で壁33の共平面的な狭い延長部分の半分程度だけ突出している。
    このため、ハンドル55は部材5ないし7の外周から離れている。 部材8、30は共に同じ材料で製造することも、一体状にすることもできる。

    【0035】ガイド40またはそれの開口51、52
    は、シェル42だけに設けられている。 組み付ける際は、最初にリザーバ8を方向23に部材5に挿入してから、それと一緒に同じ方向に部材7に挿入する。 この後、部材21を方向25に挿入する。 これによって得られたアセンブリユニットを、次に方向23に部材6に取り付けて、最初に面47、48を相互係合させ、軸方向防止圧力を増大させる。 また、部材5、7、8だけを予備アセンブリユニットとして部材6に取り付け、その後で部材21を挿入することもできる。 部材21の開放移動は、軸10回りまたは偏心軸回りの回転移動か、平面26に直交する方向への移動でもよい。 さらに、シールは出口12の内周に接触するだけか、それに追加して半径方向圧力を加えることによって、部材21をロックするスナップ連結部を形成してもよい。 シール30または面31の材料に殺菌物質を混ぜ込んでもよい。

    【0036】上記機能は、部材5ないし7及び21に対するリザーバ8の回転位置に関係なく得られる。 リザーバ8は部材7を介して部材6上を、または直接的に部材6上を滑り案内されるので、作動中に非常に信頼性の高い動作が得られる。 すべての実施例のすべての特徴は相互交換可能であるか、互いに補足できることは理解されるであろう。 以上の特徴及び効果は、個々の要求事項に応じて、上記の通りでも、実質的または近似的にそうであるだけでも、あるいはそれから大きく異なっていてもよい。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明のディスペンサの軸方向断面図である。

    【図2】図1の長手方向の一部分の詳細な断面図である。

    【図3】図1の横断面図である。

    【図4】変更実施例を示す図2と同様な図である。

    【図5】変形例を示す図1と同様な図である。

    【図6】変形例を示す図1と同様な図である。

    【図7】図6の拡大軸方向の断面図である。

    【図8】図6の縮尺で示す図7の平面図である。

    【符号の説明】

    1 ディスペンサ 2、3 ユニット 5、6 ベース部材 8 リザーバ 9 リザーバ室 10 ディスペンサ軸 11 媒体出口 12 リザーバ出口 13 出口ダクト 14 ピストン 16 円筒形ジャケット 17 底部 18 フランジ 19 縁部 20 ロック 21 固定部材 27 円筒形シェル 28 底部 29 軸方向マンドレル 30 シール 31 シール面 33 環状端部壁 34 スタッド 35 シェル 36 シェル 37 手動吐出アクチュエータ 38、39 加圧ハンドル 40 ガイド 41、42 シェル 43 端部壁 44 環状支持部材 46 脚部 51、52 開口 53、54 開口 55 ハンドル 56 破断部分 57 突出部分 58 ボタン 60 ロック 61 回転ロック 62、63 カム 65 環状端部壁 66 環状端部壁 67 シェル 69 ダクト 70 渦流手段

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