Straddle-type vehicle

申请号 JP2012274479 申请日 2012-12-17 公开(公告)号 JP2014118033A 公开(公告)日 2014-06-30
申请人 Kawasaki Heavy Ind Ltd; 川崎重工業株式会社; 发明人 ITO KOJI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a saddle riding type vehicle which enables a wide and large tail lamp to be attached thereto while narrowing a width of a rear end of a rear frame.SOLUTION: A tail lamp 26 is supported by rear end parts 66L, 66R of a rear frame 2 which supports a rider seat and a passenger seat. The rear end parts 66L, 66R of the rear frame 2 are open. The tail lamp 26 is disposed in an open region and closes the rear end parts 66L, 66R of the rear frame 2.
权利要求
  • シートを支持するリヤフレームと、前記リヤフレームの後端部に支持されたテールランプとを備えた鞍乗型車両であって、
    前記リヤフレームの後端部は開放されており、前記テールランプが前記リヤフレームの後端部を閉塞している鞍乗型車両。
  • 請求項1に記載の鞍乗型車両において、前記テールランプまたは前記リヤフレームの一方に係止部が形成され、他方に前記係止部が後方から係止される被係止部が形成され、
    前記テールランプの前端部が、前記リヤフレームにボルトにより連結されている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記リヤフレームの下方を覆うリヤフェンダと、
    前記テールランプの前方に配置されて前記リヤフェンダに支持されたエンジン・コントロール・ユニットと、
    を備え、
    前記リヤフレームに、前記テールランプが配置される空間と前記エンジン・コントロール・ユニットが配置される空間とを区画する立壁が形成され、前記立壁によりテールランプ側から前記エンジン・コントロール・ユニットへのアクセスが阻止されている鞍乗型車両。
  • 請求項3に記載の鞍乗型車両おいて、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記エンジン・コントロール・ユニットの上方を覆うECUカバーを備えた鞍乗型車両。
  • 請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記リヤフレームの下方を覆うリヤフェンダと、
    前記リヤフレームに支持されて後方に延びるリヤフラップと、
    前記テールランプの前方に配置され工具を収納するツールボックスと、
    前記工具を固定するバンドが係止される荷掛けフックと、
    を備え、
    前記リヤフェンダ、前記リヤフラップおよび前記荷掛けフックが、前記リヤフレームに共締めされている鞍乗型車両。
  • 請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両において、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記リヤフレームの下方を覆うリヤフェンダと、
    前記リヤフレームに支持されて後方に延びるリヤフラップと、
    前記テールランプの前方に配置される車両搭載機器を車体に取り付ける機器取付ブラケットと、
    を備え、
    前記リヤフェンダ、前記リヤフラップおよび前記機器取付ブラケットが、前記リヤフレームに共締めされている鞍乗型車両。
  • 说明书全文

    本発明は、シートを支持するリヤフレームとリヤフレームの後端部に支持されたテールランプとを有する鞍乗型車両に関するものである。

    自動二輪車のような鞍乗型車両において、左右一対のリヤフレームの後端を車幅方向に延びるクロスパイプで連結し、このクロスパイプにテールランプを支持したものがある(例えば、特許文献1)。 このような構成とすることで、幅広の大きなテールランプを安定して支持することができる。

    実公昭62−009190号公報

    しかしながら、特許文献1の取付構造では、リヤフレームの後端にクロスパイプが配置されるから、構造が複雑になるうえに、車体の後端の幅が広くなって外観が重厚なものになる。

    本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、リヤフレームの後端を幅狭にしながら、幅広の大きなテールランプを取り付けることができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。

    上記目的を達成するために、本発明の鞍乗型車両は、シートを支持するリヤフレームと、前記リヤフレームの後端部に支持されたテールランプとを備えた鞍乗型車両であって、前記リヤフレームの後端部は開放されており、前記テールランプが前記リヤフレームの後端部を閉塞している。 ここで、「後端部が開放されている」とは、後端部が左右一対の部材により形成され、これら左右一対の部材同士が非連結となっている状態をいう。

    この構成によれば、リヤフレームの後端部が開放され、この開放された後端部がテールランプにより閉塞されているので、リヤフレームの後端部の幅はテールランプの幅と同じ程度で済む。 したがって、リヤフレーム後端を幅狭にしながら、幅広の大きなテールランプを取り付けることができる。

    本発明において、前記テールランプまたは前記リヤフレームの一方に係止部が形成され、他方に前記係止部が後方から係止される被係止部が形成され、前記テールランプの前端部が、前記リヤフレームにボルトにより連結されていることが好ましい。 この構成によれば、リヤフレームの後端部の開放された領域を利用して、テールランプを後方からリヤフレームに差し込むようにして、係止部を被係止部に容易に係止することができる。 このように、テールランプをリヤフレームに係止した状態で、テールランプの前端部をリヤフレームにボルト連結できるので、作業性が向上するうえに、ボルト連結箇所も少なくて済む。 その結果、テールランプの車体への組付け性が向上する。

    本発明において、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記リヤフレームの下方を覆うリヤフェンダと、前記テールランプの前方に配置されて前記リヤフェンダに支持されたエンジン・コントロール・ユニットとを備え、前記リヤフレームに、前記テールランプが配置される空間と前記エンジン・コントロール・ユニットが配置される空間とを区画する立壁が形成され、前記立壁によりテールランプ側から前記エンジン・コントロール・ユニットへのアクセスが阻止されていることが好ましい。 この構成によれば、立壁によりテールランプ側からエンジン・コントロール・ユニットへのアクセスが阻止されているので、エンジン・コントロール・ユニットの盗難が防がれる。

    エンジン・コントロール・ユニットを備える場合、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記エンジン・コントロール・ユニットの上方を覆うECUカバーを備えることが好ましい。 この構成によれば、上方からエンジン・コントロール・ユニットへのアクセスも阻止されるので、エンジン・コントロール・ユニットの防犯性が一層向上する。 また、シートの隙間等から雨が浸入したとしても、エンジン・コントロール・ユニットに水分が付着するのを防止できる。

    本発明において、さらに、前記リヤフレームに支持されて前記リヤフレームの下方を覆うリヤフェンダと、前記リヤフレームに支持されて後方に延びるリヤフラップと、前記テールランプの前方に配置され工具を収納するツールボックスと、前記工具を固定するバンドが係止される荷掛けフックとを備え、前記リヤフェンダ、前記リヤフラップおよび前記荷掛けフックが、前記リヤフレームに共締めされていることが好ましい。 また、ツールボックスに代えて、前記テールランプの前方に車両搭載機器を配置し、この車両搭載機器を車体に取り付ける機器取付ブラケットを、前記リヤフェンダおよび前記リヤフラップと一緒に前記リヤフレームに共締めするようにしてもよい。 車両搭載機器は、例えば、GPSユニットである。 この構成によれば、荷掛けフックまたは機器取付ブラケットが、リヤフェンダおよびリヤフラップと一緒にリヤフレームに共締めされるので、部品点数が低減するうえに、締結箇所も少なくて済み、組立性が向上する。

    本発明の鞍乗型車両によれば、リヤフレームの後端部が開放され、この開放された後端部がテールランプにより閉塞されているので、リヤフレームの後端の幅はテールランプの幅と同じ程度で済む。 したがって、リヤフレーム後端を幅狭にしながら、幅広の大きなテールランプを取り付けることができる。

    本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す側面図である。

    同自動二輪車のリヤフレームを左斜め上方から見た斜視図である。

    同自動二輪車の後部のシートを取り外した状態を示す平面図である。

    同自動二輪車の後部の一部を上方斜め左側方から見た斜視図である。

    同自動二輪車のテールランプを前方斜め上方から見た斜視図である。

    同リヤフレームと同テールランプの取付構造を示す、上方斜め左側方から見た斜視図である。

    同リヤフレームとリヤフラップとの取付構造を示す断面図である。

    本発明の第2実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車の後部を、シートを取り外した状態で示す平面図である。

    同リヤフレームとリヤフラップとの取付構造を示す断面図である。

    以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。 本明細書において、「左側」および「右側」は、車両に乗車した操縦者から見た左右側をいう。

    図1は本発明が適用される鞍乗型車両の一種である自動二輪車を示す。 この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて車体フレームFRの後半部を構成するリヤフレーム2とを有する。 このメインフレーム1の前端にヘッドパイプ3が取り付けられ、このヘッドパイプ3に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)にトップブリッジ4およびボトムブリッジ5が取り付けられ、これらトップブリッジ4およびボトムブリッジ5にフロントフォーク8が支持されている。 このフロントフォーク8の下端部に前輪9が支持され、前輪9の上方にフロントフェンダ15が取り付けられている。 フロントフォーク8の上端部のトップブリッジ4にハンドル10が取り付けられている。

    前記メインフレーム1の後端部には、スイングアームブラケット11が設けられ、このスイングアームブラケット11に、スイングアーム12が、前端部に挿通されたピボット軸13を介して上下揺動自在に支持されている。 このスイングアーム12の後端部には後輪14が支持されている。 メインフレーム1の中央下部にはエンジンEが支持され、このエンジンEがチェーンのような動伝達機構16を介して後輪14を駆動する。

    リヤフレーム2にライダーシート22と同乗者シート24とが支持され、リヤフレーム2の後端部にテールランプ26が配置されている。 リヤフレーム2におけるライダーシート22および同乗者シート24の下方はリヤカバー32により外側方から覆われている。 リヤフレーム2の下方には、後輪14の上方に位置する樹脂製のリヤフェンダ36が取り付けられ、リヤフェンダ36の後部に樹脂製のリヤフラップ38が取り付けられている。 リヤフラップ38に、方向指示器37が支持されている。

    前記テールランプ26の前方でライダーシート22の下方にエンジン・コントロール・ユニットECUが配置され、リヤフェンダ38に支持されている。 リヤフレーム2の前部に、同乗車用フットレスト用ブラケット39が支持されている。

    メインフレーム1の上部、つまり、車体上部で、前記ハンドル10とライダーシート22との間には、燃料タンク25が取り付けられている。 また、前記トップブリッジ4およびボトムブリッジ5にヘッドランプ装置40が支持され、このヘッドランプ装置40に、ヘッドランプ装置40を上方、下方および両側方から覆う樹脂製のフロントカウル30が支持されている。 フロントカウル30の後方に、燃料タンク25の下部からエンジンEの前方および下部にかけての部分を側方から覆う樹脂製のサイドカウル31が装着されている。

    図2に示すように、リヤフレーム2は、前半部を構成する左右一対のリヤフレーム・フロント42,42と、後半部を構成するリヤフレーム・リヤ44とを有する。 リヤフレーム・フロント42およびリヤフレーム・リヤ44は、例えばアルミニウムのような金属の鋳造品で、リヤフレーム・フロント42の後端部とリヤフレーム・リヤ44の前端部とが、後者を内側に配置して、ボルト45により連結されている。 図1に示すように、リヤフレーム・フロント42はライダーシート22を支持し、リヤフレーム・リヤ44は同乗者シート24を支持する。

    図2に示すリヤフレーム・フロント42は、前後方向に延びる長尺部材で、上下方向寸法が後方に向かって小さくなっている。 リヤフレーム・フロント42の前端部の上端部と下端部に、車幅方向(左右方向)を向いたねじ孔46,46がそれぞれ形成されている。 リヤフレーム・フロント42の外側方に、図1のメインフレーム1を重ねてボルト47を、リヤフレーム・フロント42のねじ孔46(図2)に締め付けることで、メインフレーム1とリヤフレーム2とが連結される。

    図2のリヤフレーム・フロント42の下端部におけるねじ孔46の後方に、同乗車用フットレスト用のブラケット39(図1)を支持するためのねじ孔48,48が、前後方向に並んで2つ設けられている。 また、リヤフレーム・フロント42の上端部におけるねじ孔46の後方に、外側方に突出するピン50が形成されている。 さらに、リヤフレーム・フロント42の後端部に、前記ボルト45が挿通されるボルト挿通孔52が、前後方向に並んで2つ形成されている。 リヤフレーム・フロント42の後部、詳細にはボルト挿通孔52の若干前方に、上下方向を向いた挿通孔54が形成されている。

    リヤフレーム・リヤ44の前端に、前記ボルト45がねじ込まれるねじ孔56が形成されている。 図2では、右側のねじ孔56の1つのみが図示されている。 リヤフレーム・リヤ44は、前端が最も幅広で後方に向かって幅が狭くなり、後端で最も幅狭となっている。 詳細には、リヤフレーム・リヤ44は、リヤフレーム・フロント42との左右の連結部分から内側に湾曲しながら後方に延びる左右のフレーム片58L,58Rを有し、左右のフレーム片58L,58Rの前端および後部が、車幅方向に延びる第1および第2クロスメンバ60,62によりそれぞれ連結されている。

    第1および第2クロスメンバ60,62は車幅方向に長い板状であり、鋳造により左右のフレーム片58L,58Rと一体に形成される。 第1クロスメンバ60の前縁部に、前方に突出した突片61が車幅方向に並んで2つ形成され、各突片61に上下方向を向いたねじ孔61aが形成されている。 また、第1クロスメンバ60の上面に、上下方向を向いたカバー取付ねじ孔59が車幅方向に並んで2つ形成されている。 ねじ孔61aおよびカバー取付ねじ孔59は、例えば溶接ナットによって構成される。 第2クロスメンバ62の後縁部に、後方斜め下方に延出した係止部69が形成されている。

    左右のフレーム片58L,58Rの前半部は上下方向寸法が大きく、後半部は上下方向寸法が小さく、後方に突出した細長いバー形状である。 このバー形状の後端66L,66R同士は非連結で開放されている。 つまり、リヤフレーム2の後端部66L,66Rは開放されている。 図3に示すように、テールランプ26は、この開放領域に配置され、リヤフレーム2の後端部66L,66Rを閉塞している。 つまり、リヤフレーム2の後端の幅方向寸法は、テールランプ26の後端の幅方向寸法とほぼ同じである。 なお、図3では、右側のリヤフレーム・フロント42と、後述するECUカバー68が省略されている。

    図2の左右のフレーム片58L,58Rの前部の上面に、上下方向を向いたフェンダ取付ねじ孔65,65が形成されている。 また、左右のフレーム片58L,58Rの後端66L,66Rに、上下方向を向いた貫通孔であるフェンダ取付孔67,67が形成されている。

    リヤフレーム・リヤ44には、第1クロスメンバ60の後縁から下方に延びる立壁からなる前壁70が形成され、左右のフレーム片58L,58Rに連なっている。 リヤフレーム・リヤ44にはさらに、前壁70の下縁から後方に延び、かつ左右のフレーム片58L,58Rに連なる下壁72が形成されている。 これら前壁70、左右のフレーム片58L,58Rおよび下壁72により、工具を収納する上方に開口したツールボックス74を構成している。 ツールボックス74の右側方における、下壁72から右側のフレーム片58Rに連なる部分に、図3に示すテールランプ26のケーブル85が通過するケーブル用開口75が形成されている。

    ツールボックス74は、テールランプ26の前方に配置されている。 第1クロスメンバ60の上面に、上方に突出する突起からなる前側荷掛けフック76が形成されている。 ツールボックス74の後方でテールランプ26の前方に、ワイヤからなる後側荷掛けフック78が設けられ、フックブラケット80を介してリヤフレーム・リヤ44に支持されている。 後側荷掛けフック78はフックブラケット80に溶接により固着されている。 ツールボックス74に配置された工具Tは、前側および後側荷掛けフック76,78に掛け渡されたバンド82により固定される。

    前記エンジン・コントロール・ユニットECUは、リヤフレーム・リヤ44の前壁70よりも前方で、リヤフェンダ36の上面に配置されている。 つまり、立壁である前壁70は、ツールボックス74およびテールランプ26が配置される空間と、エンジン・コントロール・ユニットECUが配置される空間とを区画して、ツールボックス74およびテールランプ26側からエンジン・コントロール・ユニットECUにアクセスするのを阻止している。

    図2に示すリヤフレーム・リヤ44のツールボックス74の後方に、フラップ取付部86が設けられている。 フラップ取付部86は、前方斜め上方を向いた板状であり、下壁72および左右のフレーム片58L,58Rに連なっている。 詳細には、フラップ取付部86の前縁は、ツールボックス74の底面を形成する下壁72より下方に設けられ、後壁87を介して両者は連なっている。

    フラップ取付部86に、貫通孔からなるフラップ取付孔88が形成されている。 フラップ取付孔88は、フラップ取付部86の前部と後部にそれぞれ車幅方向に並んで2つずつ設けられている。 フラップ取付部86の前部から中央部にかけて四形状のケーブル導入孔90が形成されている。 このケーブル導入孔90から、図1のリヤフラップ38に取り付けられた方向指示器37のハーネス(図示せず)が導入され、図2のケーブル用開口75を通過して車体の前方に導かれる。

    図3に示すように、ケーブル導入孔90は、フックブラケット80に取り付けられたハーネスガイド92によりほぼ全周が覆われている。 ハーネスガイド92はワイヤからなり、フックブラケット80に溶接により固着されている。 ハーネスガイド92を設けることで、方向指示器37(図1)の前記ハーネスが損傷することが防がれる。 ハーネスガイド92はなくてもよい。

    図2のフラップ取付部86の後部の両側部に、テールランプ取付部94,94が、左右のフレーム片58L,58Rに掛け渡されるように形成されている。 各テールランプ取付部94には、上下方向を向くテールランプ取付ねじ孔94aが形成されている。

    図4に示すように、エンジン・コントロール・ユニットECUの上方に、前記ECUカバー68が配置されている。 ECUカバー68は、エンジン・コントロール・ユニットECUの全体を上方から覆っている。 ECUカバー68は、前部の両側部に、取付片96,96を有し、各取付片96に取付ねじ孔96aが形成されている。 ECUカバー68の後部に、車幅方向に並んで2つの取付部98,98が形成され、各取付部98に挿通孔98aが形成されている。 この部分は、後述のとおり、ねじ130により連結される。

    図5はテールランプ26を前方斜め左側から見た斜視図である。 テールランプ26は、発光ダイオードからなる複数のランプ(図示せず)を有するランプ本体部100と、ランプ本体部100に取り付けられて発光面を構成する樹脂製のカバーレンズ部102とからなる。

    ランプ本体部100の前端部に、車幅方向に並んで2つの前部支持片104,104が設けられ、各前部支持片104に上下方向を向く貫通孔104aが形成されている。 ランプ本体部100の前後方向中間部における上部に、前方に向かって開口した被係止部106が形成されている。

    つぎに図1のテールランプ26、リヤフェンダ36、リヤフラップ38およびリヤカバー32のリヤフレーム2への取付方法について説明する。 まず、テールランプ26をリヤフレーム2に取り付ける。 図6に矢印Aで示すように、リヤフレーム2の後端部66L,66Rの間の開放領域を利用して、テールランプ26を後方から前方に移動し、リヤフレーム2の係止部69にテールランプ26の被係止部106を係止させる。

    さらに、テールランプ26の前端部の前部支持片104の貫通孔104aに、両端に鍔が設けられた筒状の弾性グロメット108を嵌合し、この弾性グロメット108の中心孔108aにボルト110を挿通し、リヤフレーム2のテールランプ取付部94のテールランプ取付ねじ孔94a(図3)に締め付けることで、テールランプ26がリヤフレーム2に支持される。

    つづいて、図3のリヤフェンダ36およびリヤフラップ38をリヤフレーム2に取り付ける。 リヤフェンダ36に設けた左右の取付片114,114をリヤフレーム2の上方に位置させ、取付片114に形成された挿通孔(図示せず)に上方から締結部材116を挿通し、図2のリヤフレーム2のフェンダ取付ねじ孔65にねじ込む。 さらに、リヤフレーム2の後端部のフェンダ取付孔67,67に、図3の締結部材112を上方から挿通し、リヤフェンダ36に設けたねじ孔(図示せず)にねじ込む。

    つぎに、リヤフェンダ36を挟持するように、リヤフラップ38をリヤフレーム2に取り付ける。 詳細には、図7に示すように、リヤフェンダ36の下面にリヤフラップ38を当接させ、前側の2本のボルト118と、後側の2本のボルト120とでリヤフラップ38をリヤフレーム2に取り付ける。

    前側のボルト118は、フックブラケット80に設けた貫通孔122、リヤフレーム2のフラップ取付部86のフラップ取付孔88、リヤフェンダ36に設けた挿通孔124の順に上方から挿通され、リヤフラップ38にインサート成形で鋳込まれたインサートナット126に締め付けられる。 つまり、前側のボルト118は、リヤフェンダ38、リヤフラップ38および荷掛けフック78をリヤフレーム2に共締めしている。

    一方、後側のボルト120は、リヤフレーム2のフラップ取付部86のフラップ取付孔88、リヤフェンダ36に設けた挿通孔124の順に上方から挿通され、リヤフラップ38のインサートナット126に締め付けられる。 以上により、リヤフラップ38がリヤフレーム2に支持されるとともに、リヤフェンダ36の後部がリヤフレーム2に強固に支持される。 なお、図示していないが、リヤフェンダ36の前部は、リヤフレーム2の前部にねじ止めにより支持されている。

    さらに、図3のエンジン・コントロール・ユニットECUをリヤフェンダ36上面に固定し、図4のECUカバー68をエンジン・コントロール・ユニットECUの上方に配置する。 詳細には、リヤフレーム2の挿通孔54に、上方からねじ128を挿通し、ECUカバー68の取付片の取付ねじ孔96aにねじ込む。 ECUカバー68の取付部98の挿通孔98aに、ねじ130を上方から挿通し、第1クロスメンバ60の突片61のねじ孔61a(図3)にねじ込む。 以上により、ECUカバー68がリヤフレーム2に支持される。

    つぎに、図1のサイドカバー32をリヤフレーム2に取り付ける。 サイドカバー32の前部に設けた係合孔(図示せず)に、図2のリヤフレーム2に設けたピン50を差し込んでサイドカバー32を位置決めした状態で、サイドカバー32の後部を、図3のボルト132によりリヤフレーム2の第1クロスメンバ60のカバー取付ねじ孔59に固定する。 図1のサイドカバー32には、必要に応じて係合爪(図示せず)が設けられ、リヤフェンダ36に設けた係合溝(図示せず)に係合されている。 つまり、サイドカバー32は、後部がボルト132(図3)により締結されるほかは、差し込み、係合により支持されている。 これにより、サイドカバー32の組付性が向上する。

    上記構成において、図3に示すように、リヤフレーム2の後端部66L,66Rが開放され、この開放された後端部66L,66Rがテールランプ26により閉塞されているので、リヤフレーム2の後端部66L,66Rの幅はテールランプ26の幅と同じ程度で済む。 したがって、リヤフレーム2の後端部66L,66Rを幅狭にしながら、幅広の大きなテールランプ26を取り付けることができる。

    図6に示すように、リヤフレーム2の後端部66L,66Rの開放された領域を利用して、テールランプ26の被係止部106を後方からリヤフレーム2の係止部69に差し込むようにして、容易に係止することができる。 テールランプ26をリヤフレーム2に係止した状態で、テールランプ26の前端部をリヤフレーム2にボルト110で連結するので、作業性が向上するうえに、ボルト連結箇所も少なくて済む。 その結果、テールランプ26の車体への組付け性が向上する。

    リヤフレーム2に形成した図3の前壁70により、テールランプ26およびツールボックス74側からエンジン・コントロール・ユニットECUへのアクセスが阻止されているので、エンジン・コントロール・ユニットECUの盗難が防がれる。

    さらに、図4のECUカバー68により、上方からエンジン・コントロール・ユニットECUへのアクセスも阻止されるので、エンジン・コントロール・ユニットECUの防犯性が一層向上する。 図1のライダーシート22と同乗者シート24との隙間等から雨水が浸入した場合でも、エンジン・コントロール・ユニットECUに水分が付着するのを防止できる。

    図6に示すように、後側荷掛けフック78が、リヤフェンダ36およびリヤフラップ38と一緒にリヤフレーム2に共締めされるので、部品点数が低減するうえに、締結箇所も少なくて済み、組立性が向上する。

    図8は、第2実施形態に係る鞍乗型車両の一種である自動二輪車の後部を示す平面図である。 第1実施形態では、テールランプ26の後方にツールボックス74を設けていたが、第2実施形態では、これに代えて、テールランプ26の前方に、例えば、GPSユニット136のような車両搭載機器を配置し、GPSユニット136が機器取付ブラケット134に取り付けられ、機器取付ブラケット134がボルト120Aによりリヤフレーム2に支持されている。 それ以外の構成は第1実施形態と同じである。 車両搭載機器はGPSユニット136に限定されない。

    図9を用いて取付ブラケット134の支持方法を説明する。 前側のボルト118Aは、リヤフレーム2のフラップ取付部86のフラップ取付孔88、リヤフェンダ36に設けた挿通孔124の順に上方から挿通され、リヤフラップ38にインサート成形で鋳込まれたインサートナット126に締め付けられる。

    一方、後側のボルト120Aは、取付ブラケット134の設けた挿通孔138、リヤフレーム2のフラップ取付部86のフラップ取付孔88、リヤフェンダ36に設けた挿通孔124の順に上方から挿通され、リヤフラップ38のインサートナット126に締め付けられる。 つまり、後側のボルト120Aは、リヤフェンダ38、リヤフラップ38および取付ブラケット134をリヤフレーム2に共締めしている。

    第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。 さらに、第2実施形態によれば、GPSユニット136のような車両搭載機器をテールランプ26の前方に設けることができ、しかも、その取付ブラケット134が、リヤフェンダ36およびリヤフラップ38と一緒にリヤフレーム2に共締めされるので、部品点数が低減するうえに、締結箇所も少なくて済み、組立性が向上する。

    本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。 例えば、上記各実施形態では、リヤフレーム2に係止部69を設け、テールランプ26に被係止部106を設けているが、リヤフレーム2に被係止部を設け、テールランプ26に係止部を設けてもよい。 したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。

    2 リヤフレーム22 ライダーシート(シート)
    24 同乗者シート(シート)
    26 テールランプ36 リヤフェンダ38 リヤフラップ68 ECUカバー69 係止部70 前壁(立壁)
    74 ツールボックス78 後側荷掛けフック(荷掛けフック)
    106 被係止部134 機器取付ブラケット136 GPSユニット(車両搭載機器)
    ECU エンジン・コントロール・ユニット

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