鞍乗型車両のグラブレール構造

申请号 JP2015192784 申请日 2015-09-30 公开(公告)号 JP6180484B2 公开(公告)日 2017-08-16
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 片岡 敬子;
摘要
权利要求

乗車用シート(17)の後方に配置される物(50)を積載する積載面(31)を有するキャリア部(30)と、該キャリア部(30)の側方から前記乗車用シート(17)の側方に橋架する同乗者が把持するグラブレール(40)と、が一体に形成された鞍乗型車両のキャリア一体型のグラブレール(20)において、 前記グラブレール(40)は、前記乗車用シート(17)の下方で車体に締結される締結部(41)と、該締結部(41)から車体後方に延出するにつれて、山なりに曲成されるグリップ部(42)と、該グリップ部(42)の後部から前記キャリア部(30)に橋架する接続部(43)と、を含み、 前記接続部(43)は、平面視で、前記グリップ部(42)の後部から車幅方向内側に延出し、前記キャリア部(30)に橋架され、前記接続部(43)は、下方に凹む凹部(43b)を有することを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。乗車用シート(17)の後方に配置される物(50)を積載する積載面(31)を有するキャリア部(30)と、該キャリア部(30)の側方から前記乗車用シート(17)の側方に橋架する同乗者が把持するグラブレール(40)と、が一体に形成された鞍乗型車両のキャリア一体型のグラブレール(20)において、 前記グラブレール(40)は、前記乗車用シート(17)の下方で車体に締結される締結部(41)と、該締結部(41)から車体後方に延出するにつれて、山なりに曲成されるグリップ部(42)と、該グリップ部(42)の後部から前記キャリア部(30)に橋架する接続部(43)と、を含み、 前記接続部(43)は、平面視で、前記グリップ部(42)の後部から車幅方向内側に延出し、前記キャリア部(30)に橋架され、 平面視で、前記グラブレール(40)は、両外側縁間の車幅方向の幅が、前記締結部(41)における幅(W1)よりも前記乗車用シート(17)後部における幅(W2)の方が広くなっていることを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。請求項1または2において、 前記グリップ部(42)の最上端部(44c)は、前記積載面(31)と略同じ高さに形成されることを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。請求項1〜3のうちいずれか一項において、 前記グリップ部(42)は、前記キャリア部(30)よりも車幅方向外側に設けられることを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。請求項1〜4のうちいずれか一項において、 車体の側方に配置されるサイドカバー(10c)と、前記グリップ部(42)との間に隙間(C)が形成されることを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。請求項1〜5のうちいずれか一項において、 前記グリップ部(42)の最上端部(44c)は、前記キャリア部(30)の前記積載面(31)の最下端部(31b)よりも上方に位置することを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。請求項1〜6のうちいずれか一項において、 前記グリップ部(42)は、平面視で車幅方向外側に向かつて湾曲して形成されることを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。請求項1〜7のうちいずれか一項において、 前記グリップ部(42)の車幅方向内側の端部(45)は、平面視で、車幅方向外側に向かつて湾曲して形成されることを特徴とする鞍乗型車両のグラブレール構造。

说明书全文

本発明は、鞍乗型車両のグラブレール構造に関するものである。

従来、鞍乗型車両のグラブレール構造として、例えば特許文献1に見られるように、乗車用シート(11)の後方に配置される物を積載する積載面を有するキャリア部(13c)と、該キャリア部(13c)の側方から前記乗車用シート(11)の側方に橋架する同乗者が把持するグラブレール(13a)と、が一体に形成されたものが知られている。

特開2002−068044号公報

上述した従来の鞍乗型車両のグラブレール構造では、グラブレール(13a)がキャリア部(13c)よりも下方に配置されており、同乗者がグラブレール(13a)を把持する際には、手をキャリア部(13c)よりも下方に伸ばす必要があるため、グラブレール(13a)を把持することが容易とはいえない。 本発明が解決しようとする課題は、同乗者がグラブレールを把持することが容易な鞍乗型車両のグラブレール構造を提供することである。

上記課題を解決するために本発明の鞍乗型車両のグラブレール構造は、 乗車用シートの後方に配置される物を積載する積載面を有するキャリア部と、該キャリア部の側方から前記乗車用シートの側方に橋架する同乗者が把持するグラブレールと、が一体に形成された鞍乗型車両のキャリア一体型のグラブレールにおいて、 前記グラブレールは、前記乗車用シートの下方で車体に締結される締結部と、該締結部から車体後方に延出するにつれて、山なりに曲成されるグリップ部と、該グリップ部の後部から前記キャリア部に橋架する接続部と、を含み、 前記接続部は、平面視で、前記グリップ部の後部から車幅方向内側に延出し、前記キャリア部に橋架され、前記接続部は、ことを特徴とする。 この鞍乗型車両のグラブレール構造によれば、グラブレールは、車体への締結部から車体後方に延出するにつれて山なりに曲成されるグリップ部を有しているので、その山なりの曲成部の山部を可及的に高位置に位置させることができる。したがって、同乗者が当該グリップ部すなわちグラブレールを把持しやすくすることができる。 しかも、グリップ部を山なりに曲成して高位置に位置させることができるにもかかわらず、グリップ部の後部からキャリア部に橋架する接続部が下方に凹む凹部を有する構成となっているため、キャリアに物を積載した際に、グラブレールと積載物との非干渉領域を確保しつつ、グリップ部の高さも確保することができる。したがって、キャリア部に積載する積載物の形状の自由度を向上させることができる

また、上記課題を解決するために本発明の鞍乗型車両のグラブレール構造は、 乗車用シートの後方に配置される物を積載する積載面を有するキャリア部と、該キャリア部の側方から前記乗車用シートの側方に橋架する同乗者が把持するグラブレールと、が一体に形成された鞍乗型車両のキャリア一体型のグラブレールにおいて、 前記グラブレールは、前記乗車用シートの下方で車体に締結される締結部と、該締結部から車体後方に延出するにつれて、山なりに曲成されるグリップ部と、該グリップ部の後部から前記キャリア部に橋架する接続部と、を含み、 前記接続部は、平面視で、前記グリップ部の後部から車幅方向内側に延出し、前記キャリア部に橋架され、 平面視で、前記グラブレールは、両外側縁間の車幅方向の幅が、前記締結部における幅よりも前記乗車用シート後部における幅(W2)の方が広くなっていることを特徴とする。

この鞍乗型車両のグラブレール構造においては、 前記グリップ部の最上端部は、前記積載面と略同じ高さに形成される構成とすることができる。 このように構成すると、グリップ部とキャリア部とを一体に形成した場合においても、グリップ部の最上端部が前記積載面と略同じ高さに形成されることで、同乗者がグリップ部を把持する位置を高くでき、同乗者がグリップ部を把持しやすくなる。また、必要がある場合には、グリップ部の最上端部を積載部としても利用しやすくなる。

この鞍乗型車両のグラブレール構造においては、 前記グリップ部は、前記キャリア部よりも車幅方向外側に設けられる構成とすることができる。 このように構成すると、同乗者が把持するグリップ部がキャリア部よりも車幅方向外側に位置するので、同乗者がグリップ部を把持しやすくなる。

この鞍乗型車両のグラブレール構造においては、 車体の側方に配置されるサイドカバーと、前記グリップ部との間に隙間が形成される構成とすることができる。 このように構成すると、サイドカバーとグリップ部との間に形成される隙間によって、同乗者がグリップ部を把持しやすくなる。

この鞍乗型車両のグラブレール構造においては、 前記グリップ部の最上端部は、前記キャリア部の前記積載面の最下端部よりも上方に位置する構成とすることができる。 このように構成すると、グリップ部の最上端部がキャリア部の前記積載面の最下端部よりも上方に位置するため、同乗者がグリップ部を把持する位置を高くでき、グリップ部を把持しやすくなる。

この鞍乗型車両のグラブレール構造においては、 前記グリップ部は、平面視で車幅方向外側に向かつて湾曲して形成される構成とすることができる。 このように構成すると、同乗者がグりップ部を把持する位置を、より車幅方向外側に設けることができるため、同乗者がグリップ部を把持しやすくなる。

この鞍乗型車両のグラブレール構造においては、 前記グリップ部の車幅方向内側の端部は、平面視で、車幅方向外側に向かつて湾曲して形成される構成とすることができる。 このように構成すると、グリップ部の車幅方向内側の端部と乗車用シートとの隙間を大きくすることができ、同乗者がグリップ部を把持しやすくなる。

本発明に係る鞍乗型車両のグラブレール構造の実施の形態を適用した鞍乗型車両の一例を示す正面図。

同じく左側面図。

(a)は図2の部分拡大図、(b)は図(a)の部分拡大図。

本発明に係る鞍乗型車両のグラブレール構造の実施の形態を示す平面図。

同じく部分省略斜視図。

同じく物を積載した状態の部分省略左側面図。

同じく背面図。

図6における8−8断面図。

キャリア一体型のグラブレールの変形例を示す平面図。

以下、本発明に係る鞍乗型車両のグラブレール構造の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い、必要に応じて図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。

図1,図2に示す鞍乗型車両1は、車体フレーム10と、その前部に設けられているヘッドパイプ11とを備えている。ヘッドパイプ11に操自在にフロントフォーク12が取り付けられ、このフロントフォーク12の下端に前輪WFが取り付けられている。前輪WFの上方はフロントフェンダ18で覆われている。フロントフォーク12の上部にはステアリングハンドル13が取り付けられている。車体フレーム10にピボット14でパワーユニット15が揺動可能に支持されており、パワーユニット15の後端に該パワーユニット15で駆動される後輪WRが設けられている。後輪WRはリアフェンダ10rで覆われている。10tはテールライトである。パワーユニット15の後部と車体フレームとの間にはクッションユニット16が設けられている。

ハンドル13の後方には、運転者および同乗者が座る乗車用シート17が設けられている。乗車用シート17の前部17fに運転者が座り、後部17rに同乗者が座る。乗車用シート17の後方にキャリア一体型のグラブレール20が設けられている。

この実施の形態の鞍乗型車両のグラブレール構造は、キャリア一体型のグラブレール20の構造に関するものである。 図2,および図3〜図5に示すように、キャリア一体型のグラブレール20は、乗車用シート17の後方に配置される物50を積載する積載面31を有するキャリア部30と、該キャリア部30の側方から乗車用シート17の側方に橋架する同乗者が把持するグラブレール40とが一体に形成されている。

グラブレール40は、乗車用シート17の下方で車体(10)に締結される締結部41と、該締結部41から車体後方に延出するにつれて、山なりに曲成されるグリップ部42と、該グリップ部42の後部から前記キャリア部30に橋架する接続部43とを含んでいる。 接続部43は、平面視(図4)で、グリップ部42の後部から車幅方向内側に延出してキャリア部30に橋架され、キャリア部30の積載面31よりも低くなっている(図5,図8参照)。

この鞍乗型車両のグラブレール構造によれば、グラブレール40は、車体への締結部41から車体後方に延出するにつれて山なりに曲成されるグリップ部42を有しているので、その山なりの曲成部の山部44を可及的に高位置に位置させることができる。したがって、同乗者がグリップ部42すなわちグラブレール40を把持しやすくすることができる。

しかも、グリップ部42を山なりに曲成して高位置に位置させることができるにもかかわらず、グリップ部42の後部からキャリア部30に橋架する接続部43がキャリア部30の積載面31よりも低い構成となっているため、図8に示すように、キャリアに物50を積載した際に、グラブレール40が積載物50に干渉しにくくすることができる。したがって、キャリア部30に積載する積載物50の形状の自由度を向上させることができる。また、グラブレール40が積載物50に干渉しにくいので、積載物50の積載状態も安定化する。

図4に示すように、このキャリア一体型グラブレール20は、グラブレール40前端の前記締結部41、41がボルト41bでブラケット10b(図1)を介して車体フレーム10に締結されるとともに、キャリア部30がボルト30b(図4)で車体に締結されることによって、車体に固定されている。 平面視(図4)で、グラブレール40は、両外側縁間の車幅方向の幅が、締結部41における幅W1よりも乗車用シート17後部における幅W2の方が広くなっている。

図2および図6,図7に示す積載物50はトップボックスである。図6,図7に示すように、トップボックス50の底部にはキャリア部30に対する位置決め用突起51,52が設けられている。位置決め用突起51はキャリア部30の左右の外側面32に当接し、位置決め用突起52は、キャリア部30の後部左右に設けられた凹部33(図5参照)と当接する。トップボックス50は、キャリア部30の下方から図示しないボルトによってキャリア部30に対して締結固定される。 また、キャリア部30の左右外側面32は、平面視(図4)で、接続部43から後方に向かうにつれ、車幅方向内側に漸次縮小する。車体後方に向かうにつれて漸次縮小することによって、キャリアの車幅方向の大きさをコンパクトにすることができる。

図8に示すように、接続部43は、下方に凹む凹部43bを有している。 このように構成すると、グラブレール40と積載物50との非干渉領域Aを確保しつつ、グリップ部42の高さも確保することができる。

図3(a)に示すように、グリップ部42の最上端部44cは、積載面31と略同じ高さに形成されている。 このように構成すると、グリップ部42とキャリア部30とを一体に形成した場合においても、グリップ部42の最上端部44cが積載面31と略同じ高さに形成されることで、同乗者がグリップ部42を把持する位置を高くでき、同乗者がグリップ部42を把持しやすくなる。また、必要がある場合には、グリップ部42の最上端部44cを積載部としても利用しやすくなる。

図3(b)に示すように、グリップ部42の最上端部44cは、キャリア部30の積載面31の最下端部31bよりも上方に位置する構成とすることもできる。 このように構成すると、グリップ部42の最上端部44cがキャリア部30の積載面31の最下端部31bよりも上方に位置するため、同乗者がグリップ部42を把持する位置を高くでき、グリップ部42を把持しやすくなる。

図4に示すように、グリップ部42は、キャリア部30よりも車幅方向外側に設けられている。 このように構成すると、同乗者が把持するグリップ部42がキャリア部30よりも車幅方向外側に位置するので、同乗者がグリップ部42を把持しやすくなる。

図2,図3(a)において10cは車体の側方に配置されるサイドカバーである。図3(a)に示すように、サイドカバー10cとグリップ部42との間には隙間Cが形成されている。 このように構成すると、サイドカバー10cとグリップ部42との間に形成される隙間Cによって、同乗者がグリップ部42を把持しやすくなる。

図4に示すように、グリップ部42は、平面視で車幅方向外側に向かつて湾曲して形成されている。 このように構成すると、同乗者がグリップ部42を把持する位置を、より車幅方向外側に設けることができるため、同乗者がグリップ部42を把持しやすくなる。

図4に示すように、グリップ部42の車幅方向内側の端部(内縁部)45は、平面視で、車幅方向外側に向かつて湾曲して形成されている。 このように構成すると、グリップ部42の車幅方向内側の端部45と乗車用シート17との隙間を大きくすることができ、同乗者がグリップ部42を把持しやすくなる。

図9は他の実施の形態を示す平面図である。上述した実施の形態と同一部位ないし相当する部位には同一の符号を付してある。

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。

1:鞍乗型車両、10:車体フレーム、10c:サイドカバー、17:乗車用シート、20:キャリア一体型のグラブレール、30:キャリア部、31:積載面、40:グラブレール、41:締結部、42:グリップ部、43:接続部、43b:凹部、44c:最上端部、C:隙間、45:グリップ部42の車幅方向内側の端部、50:積載物。

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