Rear trunk for a vehicle

申请号 JP36608698 申请日 1998-12-08 公开(公告)号 JP4198805B2 公开(公告)日 2008-12-17
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 寿則 中野; 照也 斎木; 耕一 田中;
摘要
权利要求
  • 内部に電装品を収容するとともに上方へ開口するトランク本体部と、この開口部を開閉するリッド部とを備え、車体の後部へ配設される車両用リヤトランクにおいて、 記トランク本体部は、 トランク本体部の外側を構成する外側部材と、その内部に設けられて物品収納部と電装品収納部を区画する内側部材を備え、
    前記外側部材は、底部と背面壁を備え、
    前記背面壁が下部側を後方へ延出させた傾斜面をなすことにより、この傾斜面の下方に電装品を配設する電装品収納部を形成 し、電装品を背面壁に設けた穴から後方へ突出して設けるとともに、
    前記トランク本体部の 前記底部と背面壁を含む外側部材をブロー成形により形成したことを特徴とする車両用リヤトランク。
  • 前記内側部材を 前記トランク本体部と一体に成形したことを特徴とする請求項1に記載の車両用リヤトランク。
  • 前記内側部材の背面にロック装置が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用リヤトランク。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本願は、大型自動2輪車等に好適な車両用リヤトランクに関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    このような車両用リヤトランクの一例として実公昭62−45985号には、自動2輪車のシート後方に配設され、上方へ開口するトランク本体部と、この開口部を開閉するリッド部とを備え、トランク本体部内後部に電装品を収納したものが示されている。 なお、本願において用いる上下・左右・前後の各方向は、車両搭載時を基準とする。
    【0003】
    【発明が解決しようとする課題】
    ところで、このようなトランク本体部は射出成形で成形されることが一般的であり、その結果、開口部の広さが底部側と同程度以上であることが要求される。 一方、自動2輪車用のリヤトランク等では、底部よりも開口部が狭い上すぼまり形状で、かつ側面視で背面壁が下部側を後方へ延出させた傾斜面をなすような形状のものが要求されることがあるが、上記方法ではこのような形状に成形することが困難であり、形状の自由度が制約されることになる。 また、このような形状のトランク本体部を左右割で成形することは可能であるが、この場合には左右の合わせ部をシールして接合する必要があり、構造が複雑で製造に手間がかかることになる。 そこで、本願発明はこのような形状のトランク本体部を容易に成形することを目的とする。
    【0004】
    【課題を解決するための手段】
    上記課題を解決するため本願の車両用リヤトランクに係る第1の発明は、内部に電装品を収容するとともに上方へ開口するトランク本体部と、この開口部を開閉するリッド部とを備え、車体の後部へ配設される車両用リヤトランクにおいて、 記トランク本体部は、 トランク本体部の外側を構成する外側部材と、その内部に設けられて物品収納部と電装品収納部を区画する内側部材を備え、
    前記外側部材は、底部と背面壁を備え、
    前記背面壁が下部側を後方へ延出させた傾斜面をなすことにより、この傾斜面の下方に電装品を配設する電装品収納部を形成し、電装品を背面壁に設けた穴から後方へ突出して設けるとともに、
    前記トランク本体部の前記底部と背面壁を含む外側部材をブロー成形により形成したことを特徴とする。
    【0005】
    第2の発明は、第1の発明において、 前記内側部材を前記トランク本体部と一体に成形したことを特徴とする。
    【0006】
    【発明の効果】
    第1の発明によれば、 底部と背面壁を含むトランク本体部をブロー成形することにより、背面壁を傾斜面としてその下方に電装品収納部を有する形状のトランク本体部を単一体として成形できる。 したがって、トランク本体部の形状に関する自由度を大きくできるとともに、このような形状のトランク本体部にもかかわらず左右割にする必要がなく、構造が比較的簡単でかつ製造も容易になる。
    【0007】
    第2の発明によれば、内側部材をトランク本体部と一体に成形するので、構造及び製造が簡単になるとともに、内側部材によりトランク本体部内を物品収納部と電装品収納部とを区画し、収納物品と電装品とを分離できる。
    【0008】
    【発明の実施の形態】
    以下、図面に基づいて大型自動2輪車に使用される一実施例を説明する。 図1は本実施例に係るリヤトランクの前後方向断面図、図2は使用状態における自動2輪車の側面図、図3はリヤトランクの分解斜視図、図4はトランク本体部の平面図、図5はトランク本体部の背面図、図6は図4の6−6線に沿う断面図である。
    【0009】
    図2に示すように、リヤトランク1は、大型自動2輪車の後部であるタンデムシート2の後方に配置され、そのリヤトランク1の背面下部には電装品であるストップランブ3が設けられ、その本体部はリヤトランク1の内部に収納されている。 また、上部前側にはバックレスト4が取付けられている。
    【0010】
    図3に示すように、このリヤトランク1は、上方へ開口するトランク本体部5と、この開口部を開閉するリッド部6とを備え、それぞれの前端部左右に設けられたヒンジ取付部7、8においてヒンジ9(図1)を介して連結されている。
    【0011】
    図1に示すように、トランク本体部5の開口縁部10はリッド部6の周縁部11でシール12を介して密閉され、後部はロック装置13でリッド部6を施錠するようになっている。 また、背面壁14は下部側を後方へ延出させた傾斜面をなし、リッド部6の背面側はこの背面壁14と滑らかに連続曲面で接続するようになっている。
    【0012】
    背面壁14の下方は、電装品収納部15をなし、ここに収納されたストップランプ3の本体部が収納されるとともに、そのレンズ部は、背面壁14に設けられた取付穴16(図5)から後方へ突出している。 符号17はキーロックであり、他のロック機構部分とともにインナーボックス18の背面壁へ取付けられている。
    【0013】
    インナーボックス18は内側部材の一例であり、上方に開口する容器状をなし、内部に物品収納部19を形成するとともに、この物品収納部19を電装品収納部15と分離している。 このインナーボックス18は開口部と底部がほぼ同じ面積であり、合成樹脂の射出成形等、適宜材料及び適宜方法で形成される。 また、前記シール12はインナーボックス18の周縁部に形成された溝に取付けられている。
    【0014】
    次に、トランク本体部5を詳述する。 図6に示すように、このトランク本体部5は、前後方向において、開口部20の開口幅W1が底部21の幅W2よりも小さい(W1<W2)、上すぼまり形状をなし、かつ開口部20の後部は、背面壁14が傾斜面をなすことにより、底部21の後端部に対してDなるオーバーハング位置にある
    た、背面壁14及び底部21はトランク本体部5の外側部材をなし、一体にブロー成形される。
    【0015】
    この、トランク本体部5はABS樹脂などの適宜熱可塑性樹脂をブロー成形することにより、開口部20及び取付穴16がまだ形成されていない全体として中空かつ単一の成形品として得られ、このブロー成形後、開口部20及び取付穴16を後加工で切除することにより容易に得ることができる。 なお、リッド部6もブロー成形により図1に示す二重構造に成形できる。
    【0016】
    次に、本実施例の作用を説明する。 図1等に示すように、トランク本体部5をブロー成形することにより、底部21よりも開口部20が狭い上すぼまり形状をなし、かつ背面壁14を下部側が後方へ突出する傾斜面としてその下方を電装品収納部とするにもかかわらず、全体を単一体として成形できる。 したがって、トランク本体部5の形状に関する自由度を大きくできるとともに、このような形状のトランク本体部5にもかかわらず左右割にする必要がなく、構造が比較的簡単でかつ製造も容易になる。
    【0017】
    また、内側部材の一例であるインナーボックス18を設けることにより、物品収納部19と電装品収納部15とを区画するので、収納物品を電装品であるストップランプ3と接触しないように分離して、損傷等を防止できる。
    【0018】
    なお、電装品は上記の例によらず種々可能であり、かつインナーボックス18は別体でなく、トランク本体部5と一体化してブロー成形することもできる。 この場合には、さらに構造が簡単になりかつ製造も容易になるとともに、トランク本体部5自体をインナーボックスとして利用できる。
    【0019】
    但し、物品収納部19と電装品収納部15とを区画するためには、必ずしもインナーボックス18が必要ではなく、これを省略して単なる仕切り壁とすることもできる。 この場合の仕切り壁は内側部材の一例をなし、トランク本体部5と一体化しても別体でもよい。 また、このリヤトランクを搭載する対象は、自動2輪車に限らず各種車両が可能である。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本実施例に係るリヤトランクの前後方向断面図【図2】 使用状態における自動2輪車の側面図【図3】 リヤトランクの分解斜視図【図4】 トランク本体部の平面図【図5】 トランク本体部の背面図【図6】 図4の6−6線に沿う断面図【符号の説明】
    1:リヤトランク、2:タンデムシート、3:ストップランプ、5:トランク本体部、6:リッド部、14:背面壁、15:電装品収納部、18:インナーボックス、19:物品収納部、20:開口部、21:底部

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