Seat supporting structure for motorcycle

申请号 JP2009271439 申请日 2009-11-30 公开(公告)号 JP2011111111A 公开(公告)日 2011-06-09
申请人 Suzuki Motor Corp; スズキ株式会社; 发明人 MASUDA TAKANOBU;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To lighten and downsize an article storage box capable of supporting a seat load.
SOLUTION: In a seat supporting structure for a motorcycle, the article storage box 38 and a fuel tank 39 are respectively arranged in a front side and a rear side under a seat 25, the article storage box and the fuel tank are supported on a rear frame 14, and the seat load of the seat 25 is supported by the rear frame 14 through the article storage box 38. The article storage box 38 is provided with a hinge receiving part 54 supporting a front end part of the seat through a hinge 53 at a tip and a seat supporting base 44 which can contact a bottom plate of the seat 25 at a rear end. The seat supporting base is supported on the rear frame 14.
COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT
权利要求
  • シートの下方には、前側に物品収納箱が、後側に燃料タンクがそれぞれ配置され、これらの物品収納箱及び燃料タンクが車体フレームに支持され、前記シートの荷重が前記物品収納箱を介して前記車体フレームに支持される自動二輪車のシート支持構造において、
    前記物品収納箱には、先端部にヒンジを介して前記シートの前端部を支持するヒンジ受け部が設けられると共に、後端部に前記シートの底板に当接可能なシート支持台座が設けられ、このシート支持台座が前記車体フレームに支持されたことを特徴とする自動二輪車のシート支持構造。
  • 前記物品収納箱は、底部の前側とシート支持台座との2箇所で車体フレームに支持されるよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のシート支持構造。
  • 前記シート支持台座は、燃料タンク側へ膨出する箱形状に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のシート支持構造。
  • 前記シート支持台座は、燃料タンクの前方に突出して一体成形されたフランジと共に車体フレームに共締め固定されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のシート支持構造。
  • 前記シート支持台座は、燃料タンクのフランジとの間に弾性部材を介して車体フレームに共締め固定されたことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車のシート支持構造。
  • 前記燃料タンクのフランジは車両幅方向に延び、物品収納箱のシート支持台座の略全面に接触可能に構成されたことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車のシート支持構造。
  • 说明书全文

    本発明は自動二輪車のシート支持構造に係り、特に、シート荷重が物品収納箱を介して車体フレームにより支持される構造の自動二輪車のシート支持構造に関する。

    特許文献1には、シートの下方に物品収納箱及び燃料タンクが配置され、シート荷重がこれらの物品収納箱及び燃料タンクを介して車体フレームに支持される自動二輪車のシート支持構造が開示されている。

    つまり、物品収納箱は、底部の前側部分及び後側部分で車体フレームに支持されると共に、後部に形成されて燃料タンクの上方を覆う庇部により、燃料タンクを介して車体フレームに支持されている。 また、シートの底板は、物品収納箱の上縁に当接可能に設けられている。 従って、シート荷重は、物品収納箱の上縁を経て物品収納箱の底部前側部分、底部後側部分及び庇部を介して車体フレームに支持される構造になっている。

    特開平11−139371号公報

    特許文献1に記載の自動二輪車のシート支持構造が上述のように構成されたので、物品収納箱は、シート荷重が直接作用する上縁部から、車体フレームに支持される底部前側部分、底部後側部分及び庇部までの区間、つまり物品収納箱の全体にリブを形成して補強しなければならない。 このため、物品収納箱の重量が増大し、しかも大型化が避けられない構造であった。

    更に、物品収納箱は底部前側部分、底部後側部分及び庇部と3箇所で車体フレームに支持されるため、この車体フレームへの支持構造が複雑な構造であった。

    本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、シート荷重を支持可能な物品収納箱の軽量化及び小型化を実現できる自動二輪車のシート支持構造を提供することにある。

    本発明は、シートの下方には、前側に物品収納箱が、後側に燃料タンクがそれぞれ配置され、これらの物品収納箱及び燃料タンクが車体フレームに支持され、前記シートの荷重が前記物品収納箱を介して前記車体フレームに支持される自動二輪車のシート支持構造において、前記物品収納箱には、先端部にヒンジを介して前記シートの前端部を支持するヒンジ受け部が設けられると共に、後端部に前記シートの底板に当接可能なシート支持台座が設けられ、このシート支持台座が前記車体フレームに支持されたことを特徴とするものである。

    本発明によれば、シートの底板に当接してシート荷重を支持する物品収納箱のシート支持台座が車体フレームに支持されるので、このシート支持台座を補強すれば足り、物品収納箱の全体を補強する必要がない。 このため、物品収納箱の軽量化及び小型化を実現できる。

    本発明に係る自動二輪車のシート支持構造における一実施の形態が適用された自動二輪車を示す左側面透視図。

    図1の物品収納箱、燃料タンク及びリアフレームを示す斜視図。

    図2のIII−III線に沿う断面図。

    図2のIV−IV線に沿う断面図。

    図3のV−V線に沿う断面図。

    以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。

    図1は、本発明に係る自動二輪車のシート支持構造における一実施の形態が適用された自動二輪車を示す左側面透視図である。 スクータ型自動二輪車10は、アンダーボーン型の車体フレーム11を備えている。 この車体フレーム11は、前頭部のステアリングパイプ12の後部から1本のメインフレーム13が下方へ向かって延出され、このメインフレーム13の車両下部から左右一対のリアフレーム14が後斜め上方へ延出されて構成される。

    前記ステアリングパイプ12にフロントフォーク15が、ハンドルバー16と共に左右回動自在に支持され、このフロントフォーク15の先端に前輪17が軸支されている。 一方、前記メインフレーム13の車両下部中央には、リンク部材18を介してパワーユニット19が、ピボット軸20回りに上下方向に揺動可能に枢支される。

    パワーユニット19は、スクータ用として一般的に用いられるものであり、エンジン21と伝動装置22が一体に構成され、伝動装置22の後部に後輪23が直接軸支される。 伝動装置22の後部とリアフレーム14との間にリアクッションユニット24が上下に掛け渡され、このリアクッションユニット24によりパワーユニット19及び後輪23が緩衝懸架される。

    車体フレーム11におけるリアフレーム14の上方には着座シート25が開閉自在に設けられる。 この着座シート25の下方には、車両前側に、ヘルメット等を収納可能な物品収納箱38が、車両後側に燃料タンク39がそれぞれ配置される。 着座シート25を開放することによって、上記物品収納箱38に物品の出し入れが可能になる。 尚、車体フレーム11及びパワーユニット19の前部は合成樹脂製のフレームカバー26によって全体的に覆われ、外観の向上や内部機器の保護が図られている。

    前記エンジン21は、クランクケース27の前方からシリンダアッセンブリ28が略平方向へ前傾して延出されて構成される。 クランクケース27の左側から伝導装置22が一体に併設されて後方へ延びている。 前記シリンダアッセンブリ28は、シリンダブロック29とシリンダヘッド30とヘッドカバー31とがクランクケース27側から順次重ねられて構成される。

    前記シリンダアッセンブリ28及びクランクケース27の上方には、シリンダヘッド30の吸気ポート(不図示)へ混合気(燃料と空気の混合気)を供給するエンジン吸気系33が配置される。 このエンジン吸気系33は、エアクリーナ34、アウトレットホース35、スロットルボディ36、吸気管37及び燃料噴射装置(不図示)を有して構成される。

    前記吸気管37は、その一端がシリンダヘッド30の上部に開口する吸気ポートに接続される。 また、スロットルボディ36は、吸気管37の他端に接続され、シリンダヘッド30の吸気ポートへ供給する吸気量の増減を調整する。 更に、前記燃料噴射装置は、吸気管37の上部に立設され、シリンダヘッド30の吸気ポートへ向けて、燃料タンク39からの燃料を所定量噴射する。 また、エアクリーナ34は、伝導装置22の上部にボルトなどによって締結され、このエアクリーナ34とスロットルボディ36とがアウトレットホース35により連結される。 エアクリーナ34は、外気を取り込み、図示しないフィルタにより塵埃等を除去してスロットルボディ36へ清浄な空気を吸気として導く。

    また、シリンダヘッド30の下面には図示しない排気ポートが開口され、この排気ポートから排気管(不図示)が後方へ延び、この排気管の後端に排気マフラ40が連結されて、エンジン排気系が構成される。 このエンジン排気系及び前記エンジン吸気系33は、パワーユニット19と共にピボット軸20回りに上下方向に揺動する。

    ところで、左右一対の前記リアフレーム14は、物品収納箱38の左右両側を通り、この物品収納箱38の後壁38Aの上部と燃料タンク39の前部との間に向かって後斜め上方へ立ち上げられた後、略水平に後方へ延出される。 これら一対のリアフレーム14には、物品収納箱38の後壁38Aの上部と燃料タンク39の前部との間に対応する位置にブリッジパイプ41が掛け渡されている。

    前記燃料タンク39は、図2に示すように、略全周囲に亘ってフランジ42が一体に形成されている。 このフランジ42において車両前方へ突出するフランジ前方部42Aが前記ブリッジパイプ41に載置されて、後述の如く共締め固定される。 更に、フランジ42におけるフランジ後方部42Bもリアフレーム14に固定される。 これらのフランジ前方部42A及びフランジ後方部42Bによって、燃料タンク39はリアフレーム14に支持される。

    前記物品収納箱38には、図1に示すように、底部の前側にフレーム取付部43が設置されると共に、後壁38Aの上部に、車両後方へ膨出するシート支持台座44が一体に形成される。 このシート支持台座44は、図3に示すように、左右一対の両台座側壁部45と、これらの両台座側壁部45の下部及び物品収納箱38の後壁38Aに一体化された台座底部46と、この台座底部46及び両台座側壁部45の後部に一体化された台座後壁部47と、を有して箱形状に構成される。

    前記フレーム取付部43が、図1及び図2に示すように、左右一対のリアフレーム14に掛け渡されたステー48に固定される。 また、シート支持台座44の台座底部46は、図3及び図5に示すように、燃料タンク39のフランジ前方部42Aの上面に載置され、ボルト49及びナット50を用いて燃料タンク39のフランジ前方部42Aと共に、ブリッジパイプ41に取り付けられた取付ブラケット51に共締め固定される。 従って、物品収納箱38は、フレーム取付部43とシート支持台座44の台座底部46との2箇所においてリアフレーム14に支持される。

    ここで、シート支持台座44の台座底部46を押圧するボルト49の頭部と燃料タンク39のフランジ前方部42Aとの間に弾性部材52が介装される。 つまり、シート支持台座46の台座底部46は、燃料タンク39のフランジ前方部42Aとの間に弾性部材52を介して、ボルト49及びナット50によりブリッジパイプ41の取付ブラケット51に取り付けられる。 また、燃料タンク39のフランジ前方部42Aは、図4に示すように車両幅方向に延設される。 シート支持台座44の台座底部46は、燃料タンク39のフランジ前方部42Aと共に複数本(例えば2本)のボルト49によって、ブリッジパイプ41の取付ブラケット51に共締め固定される。

    図1に示す前記着座シート25は、本実施の形態では運転者用シートと同乗者用シートからなる二人乗りシートであるが、運転者用シートのみの一人乗りシートであってもよい。 この着座シート25は、前端部がヒンジ35を介して物品収納箱38のヒンジ受け部54に、車両前後方向に回動自在に枢支される。 この着座シート25により物品収納箱38及び燃料タンク39が上方から覆われ、物品収納箱38の上部開口55が着座シート25により開閉可能に設けられる。

    着座シート25の後端部は、リアフレーム14の後端部に掛け渡されたテールブリッジ56に当接して支持され、このテールブリッジ56に設けられた図示しないロック機構を用いて係脱自在に構成される。 更に、着座シート25の底板57(図5)における車両前後方向中央部は、物品収納箱38の後壁38Aの上部に設けられたシート支持台座44の台座側壁部45に当接して支持される。

    従って、図1に示すように、着座シート25に作用する荷重は、物品収納箱38のヒンジ受け部54からフレーム取付部43及びステー48を介し車体フレーム14に支持され、また、物品収納箱38のシート支持台座44の台座側壁部45から燃料タンク39のフランジ前方部42A及びブリッジパイプ41を介して車体フレーム14に支持され、更にテールブリッジ56を介して車体フレーム14に支持される。

    尚、着座シート25の底板57に当接可能なシート支持台座44の台座側壁部45は、図3及び図4に示すように、内部に、車両上下方向に延びるリブ58と、車両左右方向に延びるリブ59とがそれぞれ一体に成形されて補強されている。

    以上のように構成されたことから、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(6)を奏する。

    (1)着座シート25の底板57に当接してシート荷重を支持する物品収納箱38のシート支持台座44が、取付ブラケット51及びブリッジパイプ41を介してリアフレーム14に支持されるので、このシート支持台座44をリブ58及び59を用いて補強すれば足り、物品収納箱38の全体を補強する必要がない。 このため、物品収納箱38の軽量化及び小型化を実現できる。 更に、物品収納箱38の小型化を実現できるので、物品収納箱38の周辺部品(例えばリアフレーム14または着座シート25など)への影響を最小化できる。

    (2)物品収納箱38は、フレーム取付部43とシート支持台座の2箇所でリアフレーム14に支持されるので、物品収納箱38の車体フレーム11への支持構造を簡素化できる。

    (3)着座シート25の底板57に当接してシート荷重を支持する物品収納箱38のシート支持台座44が箱形状に構成されたので、この物品収納箱38は剛性が高くなり、車両左右方向の振動や傾きに対して強度を向上させることができる。

    (4)物品収納箱38のシート支持台座44が燃料タンク39のフランジ前方部42Aを介してブリッジパイプ41に固定されたので、このブリッジパイプ41が円筒形状の場合にも、平面形状のフランジ前方部42Aを介在させることで、シート支持台座44をブリッジパイプ41に確実に取り付けることができる。

    (5)着座シート25の底板57に当接する物品収納箱38のシート支持台座44は、燃料タンク39のフランジ前方部42Aとの間に弾性部材52を介装させてブリッジパイプ41に、燃料タンク39のフランジ前方部42Aと共締め固定されている。 このため、エンジン21の振動がリアフレーム14及びブリッジパイプ41を経て燃料タンク39のフランジ前方部42Aへ伝達された場合にも、その振動を弾性部材52が吸収できる。 この結果、エンジン21の振動が着座シート25へ伝達されることを防止できる。

    (6)着座シート25の底板57に当接する物品収納箱38のシート支持台座44は、台座側壁部45のみがシート25の底板57に当接すればよいので、シート25の底板57に対して台座側壁部45のみの寸法精度を高めれば足りる。 このため、物品収納箱38の製造を容易化できる。

    以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。

    例えば、物品収納箱38におけるシート支持台座44の台座底部46の略全面が燃料タンク39のフランジ前方部42Aに接触するように構成すれば、シート支持台座44の台座底部46とフランジ前方部42Aの接触面積が増大して、シート支持台座44の耐久性を向上させることができる。

    10 スクータ型自動二輪車11 車体フレーム14 リアフレーム25 着座シート38 物品収納箱39 燃料タンク41 ブリッジパイプ42A フランジ前方部43 フレーム取付部44 シート支持台座45 台座側壁部46 台座底部46 ステー49 ボルト52 弾性部材53 ヒンジ54 ヒンジ受け部55 上部開口57 底板

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