Saddlebag mounting system for motorcycle

申请号 JP2008169508 申请日 2008-06-27 公开(公告)号 JP2009012755A 公开(公告)日 2009-01-22
申请人 Harley-Davidson Motor Co Group Inc; ハーレー−ダビッドソン・モーター・カンパニー・グループ・インコーポレーテッドHarley−Davidson Motor Company Group,Inc.; 发明人 SONNETAG JEFFARY R; KNOCH FREDERICH H; CLARKSON DOUGLAS D;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a saddlebag mounting system for a motorcycle having a mounting location for coupling a footpeg to a frame.
SOLUTION: The saddlebag mounting system includes a first bracket configured to securely attach the mounting location, a second bracket removably coupled to the first bracket, and a saddlebag coupled to the second bracket such that uncoupling the second bracket from the first bracket disconnects the saddlebag and the second bracket from the motorcycle and leaves the first bracket attached to the frame.
COPYRIGHT: (C)2009,JPO&INPIT
权利要求
  • フレームにフットレストを結合するための搭載位置を有する自動二輪車用サドルバック搭載システムであって、
    前記搭載位置に確実に取り付くように構成された第1のブラケットと、
    前記第1のブラケットに取り外し可能に結合される第2のブラケットと、
    前記第2のブラケットの前記第1のブラケットからの取り外しが、前記第1のブラケットが前記フレームに取り付けられたままで前記サドルバックと前記第2のブラケットを自動二輪車から離脱させるような結合態様で、前記第2のブラケットに結合されるサドルバックとを含む、サドルバック搭載システム。
  • 自動二輪車は、前記搭載位置にて前記フレームに前記フットレストを結合するためのクレビスピンを含み、前記第1のブラケットは、前記搭載位置に結合するように構成されたプレートを含み、前記プレートは、前記搭載位置に対して前記クレビスピンを再配置するように構成される、請求項1に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記プレートは、自動二輪車のフレームに沿って前方向に約2インチ且つ上方に約1インチ、前記クレビスピンを再配置するように構成される、請求項2に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記フレームは、前記フレームに少なくとも1つのパッセンジャーシート及びラゲージラックを結合するように構成されたジョイントを含み、前記第1のブラケットは、前記ジョイントに確実に取り付くようにも構成される、請求項1に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記第1のブラケットと第2のブラケットの一方に結合される解放機構を更に含み、前記解放機構は、前記第1のブラケットと第2のブラケットの他方に係合して前記第1のブラケットに前記第2のブラケットを解放可能に固定する、請求項1に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記解放機構は、前記第2のブラケットに結合され、係合部材を含み、前記第1のブラケットは、前記係合部材の部位を受けて前記第1のブラケットに対して前記第2のブラケットを固定する、請求項5に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記解放機構は、前記第1のブラケットとの係合へと前記係合部材を付勢するスプリングを更に含む、請求項6に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記第2のブラケットは、開口を含み、前記開口は、前記第1のブラケットの部位を受けて前記第1のブラケットに前記第2のブラケットを結合する、請求項1に記載のサドルバック搭載システム。
  • 前記第1のブラケットは、溝を有する連結ポイントを含み、前記第2のブラケットは、鍵穴を含み、前記鍵穴は、前記連結ポイントを受け、前記溝は、前記第2のブラケットにおける前記鍵穴に隣接する部位を受けて前記第1のブラケットに前記第2のブラケットを結合する、請求項1に記載のサドルバック搭載システム。
  • 自動二輪車であって、
    スイングアームを含むフレームと、
    前記フレームとは別体であり、前記フレームに確実に取り付けられ、前記スイングアームに対して略整列された第1の脚部を含む第1のブラケットと、
    前記第1のブラケットに取り外し可能に結合される第2のブラケットと、
    前記第2のブラケットの前記第1のブラケットからの取り外しが、前記第1のブラケットが前記フレームに取り付けられたままで前記サドルバックと前記第2のブラケットを自動二輪車から離脱させるような結合態様で、前記第2のブラケットに結合されるサドルバックとを含む、自動二輪車。
  • 前記第1の脚部は、ジョイントにて前記フレームに固定されており、前記第1のブラケットは、フットレストの搭載位置にて前記フレームに固定される第2の脚部を含む、請求項10に記載の自動二輪車。
  • 前記フットレストの搭載位置にて前記フレームにフットレストを結合するためのクレビスピンを更に含み、前記第1のブラケットは、前記フレームに前記第2の脚部を固定するために前記フットレストの搭載位置に結合されるプレートを含み、前記プレートは、前記フットレストの搭載位置に対して前記クレビスピンを再配置する、請求項11に記載の自動二輪車。
  • 前記第2のブラケットは開口を含み、前記開口は、前記第2の脚部の一部を受けて前記第1のブラケットに前記第2のブラケットを結合する、請求項11に記載の自動二輪車。
  • 前記第2のブラケットに結合される係合部材と、前記係合部材と前記第2のブラケットの間に結合されるスプリングとを含む解放機構を更に含み、
    前記第1のブラケットは、前記係合部材の部位を受けて前記第1のブラケットに前記第2のブラケットを係合し、前記スプリングは、前記第1のブラケットとの係合へと前記係合部材を付勢する、請求項10に記載の自動二輪車。
  • 前記第1のブラケットは、溝を有する連結ポイントを含み、前記第2のブラケットは、鍵穴を含み、前記鍵穴は、前記連結ポイントを受け、前記溝は、前記第2のブラケットにおける前記鍵穴に隣接する部位を受けて前記第1のブラケットに前記第2のブラケットを結合する、請求項10に記載の自動二輪車。
  • フレーム及びフレームに取り付けられる第1のブラケットを含む自動二輪車で用いられるサドルバック搭載システムであって、
    サドルバックと、
    前記サドルバックに固定される第2のブラケットとを含み、前記第2のブラケットは、前記第1のブラケットの一部を受け入れるように構成された開口と、前記第1のブラケットに係合するように構成された係合部材とを含み、前記係合部材は、前記第1のブラケットと係合しない開位置と、前記第1のブラケットと係合する閉位置との間で前記開口に対して移動可能である、サドルバック搭載システム。
  • 前記第2のブラケットは、前記閉位置に向けて前記係合部材を付勢するスプリングを含む、請求項16に記載の自動二輪車。
  • 前記第2のブラケットは、屈曲面を含み、前記屈曲面は、前記第1のブラケットの一部上に載るように構成される、請求項16に記載の自動二輪車。
  • 前記第2のブラケットは、第1の端部と第2の端部を有するアームを含み、前記第1の端部は、前記第2のブラケットに結合され、前記第2の端部は、前記第1のブラケットに結合されるように構成される、請求項16に記載の自動二輪車。
  • 前記第2のブラケットは、前記アームの第2の端部に結合されるプレートを含み、前記プレートは、前記第1のブラケットに前記アームを結合するために前記第1のブラケットの一部を受けるように構成された鍵穴を画成する、請求項16に記載の自動二輪車。
  • 说明书全文

    本願は、2007年6月29日出願の米国予備特許出願番号60/947,153の優先権を主張し、その全体の内容がここでの参照により本願に組み込まれる。

    本発明は、自動二輪車に関し、より詳細には、自動二輪車用サドルバック搭載システムに関する。

    自動二輪車は、自動二輪車上にアイテムを保管するために自動二輪車のライダにより使用されるサドルバックを含むことができる。 サドルバックは、一般的に、対応するサドルバックブラケットに搭載される。 サドルバック及びサドルバックブラケットは、典型的には、自動二輪車の両側に固定される。 サドルバックは、自動二輪車の外観を変化させるため、及び、ユーザが自動二輪車からアイテムをサドルバックで運び出すことを可能とするため、自動二輪車からのサドルバックの取り外しが可能となるように搭載されることができる。

    一実施例では、本発明は、自動二輪車用サドルバック搭載システムを提供する。 自動二輪車は、フレームにフットレストを結合するための搭載位置を含む。 サドルバック搭載システムは、前記搭載位置に確実に取り付くように構成された第1のブラケットと、前記第1のブラケットに取り外し可能に結合される第2のブラケットと、前記第2のブラケットの前記第1のブラケットからの取り外しが、前記第1のブラケットが前記フレームに取り付けられたままで前記サドルバックと前記第2のブラケットを自動二輪車から離脱させるような結合態様で、前記第2のブラケットに結合されるサドルバックとを含む。

    その他の実施例では、本発明は、スイングアームを含むフレームと、前記フレームとは別体であり、前記フレームに確実に取り付けられた第1のブラケットとを含む自動二輪車を提供する。 第1のブラケットは、前記スイングアームに対して略整列された第1の脚部を含む。 自動二輪車は、また、前記第1のブラケットに取り外し可能に結合される第2のブラケットと、前記第2のブラケットの前記第1のブラケットからの取り外しが、前記第1のブラケットが前記フレームに取り付けられたままで前記サドルバックと前記第2のブラケットを自動二輪車から離脱させるような結合態様で、前記第2のブラケットに結合されるサドルバックとを含む。

    更なるその他の実施例では、本発明は、自動二輪車用サドルバック搭載システムを提供する。 自動二輪車は、フレーム及びフレームに取り付けられる第1のブラケットを含む。 サドルバック搭載システムは、サドルバックと、前記サドルバックに固定される第2のブラケットとを含む。 前記第2のブラケットは、前記第1のブラケットの一部を受け入れるように構成された開口と、前記第1のブラケットに係合するように構成された係合部材とを含む。 前記係合部材は、前記第1のブラケットと係合しない開位置と、前記第1のブラケットと係合する閉位置との間で前記開口に対して移動可能である。

    本発明の他の局面は、詳細な説明及び添付図面を考慮することで明らかになるだろう。

    本発明の実施例を詳説する前に、理解されるべきこととして、本発明は、図面に図示された又は次の説明が付与された部品の構造及び配置の詳細にその用途が限定されるものでない。 本発明は、他の実施例が可能であり、種々の態様で実現ないし実施されることができる。 また、理解されるべきこととして、ここで用いられる専門語ないし用語は、説明の目的であり、限定としてみなされるべきでない。 “含む”や“有する”及びそれらの変形は、その前に列挙されるアイテム及びその均等物のみならず、追加のアイテムを包含する意図で用いられている。 特に特定ないし限定されない限り、用語“搭載される”、“接続される”、“支持される”及び“結合される”及びそれらの変形は、広い意味で用いられ、直接的及び間接的な搭載、接続、支持、及び結合を包含する。 更に、“接続される”及び“結合される”は、物理的又は機械的な接続や結合に限定されない。

    図1は、自動二輪車10を示し、自動二輪車10は、フレーム14と、フレーム14の前部に回動可能に搭載された操若しくはハンドルバー組立体16と、フレーム14の後部に回転可能に搭載された後輪20を含む。 エンジン/トランスミッション組立体22は、フレーム14に搭載され、後輪20を駆動するために後輪20に結合される。 シート組立体24は、運転者を支持するためにフレーム14に結合される。 運転者は、後輪20を駆動して自動二輪車10を走行させるためにエンジン/トランスミッション組立体22を制御する。 運転者は、自動二輪車10の移動中、操舵組立体16を回動して前輪18を回転させ、自動二輪車10を操舵する。

    図示の実施例では、自動二輪車10は、自動二輪車のフレーム14の側部に結合されたサドルバック搭載システム26を含む。 図示のサドルバック搭載システム26は、フレームジョイント30及び乗員フットレスト搭載位置34にてフレーム14の後部に結合される。 フレームジョイント30は、例えば、図7及び8に示すように、フレーム14にラゲージラック及び/又はパッセンジャーシート38を結合するための、自動二輪車のフレーム14上の既存の搭載領域である。 ある実施例では、フレームジョイント30は、フレーム14の非結合部位の側壁の螺子穴により画成されてもよい。 追加的に若しくは代替的に、フレームジョイント30は、自動二輪車10の後輪20上でフェンダを支持するためにフェンダストラットをフレーム14に結合するために使用されることができる。 フットレスト搭載位置34は、フレーム14へのフットレスト40の結合を容易化する。 図示の実施例では、唯一のサドルバック搭載システム26が、フレーム14の一方の側部に結合されて示されている。 しかし、自動二輪車10は、略同様であるが、図示されたサドルバック搭載システム26に対して対称である第2のサドルバック搭載システムを含み、第2のサドルバック搭載システムは、略同様の態様でフレーム14の他方の側部に装着/取り付けされる。

    図3乃至図6に示すように、サドルバック搭載システム26は、サドルバック42と、サドルバックブラケット46と、残存(leave-on)ブラケット50と、解放機構54とを含む。 図3乃至図6では、サドルバック42は、サドルバック搭載システム26の他の構成要素の図示及び説明を容易化するために、透視で示されている。

    図1を参照するに、図示のサドルバック42は、革からなり、ライダ用のアイテムを保管する空間を画成する。 他の実施例では、サドルバック42は、硬質な繊維若しくは他の適切な硬質材料、半硬質材料、若しくは硬質でない材料からなってもよい。 図示されたサドルバック42は、空間へのアクセスを可能とするためにサドルバック52の後部壁62(図4及び6)に結合された(例えば縫われた)フラップ58若しくはカバーを含む。 ある実施例では、フラップ58は、後部壁62にヒンジで結合されてもよい。 図示の実施例では、フラップ58は、対のストラップ70及び対応するバックル74によりサドルバック42の前部壁66上の閉じた位置若しくはカバーされた位置で固定される。 他の実施例では、フラップ58は、フックとループの締結具(例えばVELCRO)、クリップ若しくはその類により閉じた位置に固定されてもよい。

    図3乃至図6では、サドルバックブラケット46は、サドルバック42の後部壁62に結合され、残存ブラケット50にサドルバック42を取り付ける。 図示の実施例では、サドルバックブラケット46は、第1及び第2の係合部位78,82を含む単一のプレートである。 図5及び6に示すように、第1及び第2の係合部位78,82は、曲げによりサドルバック42に対して内方向にくぼまされる。 他の実施例では、係合部位78,82は、サドルバックブラケット46に結合される別のプレートであってもよい。

    図4及び6を参照するに、第1の係合部78は、残存ブラケット50の部位を受けるように構成された開口を画成する係合リング86を含む。 リング86は、フレーム14から離れる方向のサドルバックブラケット46の移動を禁止するために残存ブラケット50の一部との係合状態へと摺動し係合状態から脱するように摺動する。 ある実施例では、開口を画成するリング86の内側は、リング86と残存ブラケット80との間の摩擦を増加させるためと、リング86が係合へと摺動するときに残存ブラケット50に形成しうる擦り切れを低減するために、ブッシュ(例えばプラスティックブッシュやラバーガスケット等)が設けられてよい。 尚、開口は、リング86の他の構造を含め、残存ブラケット50の一部を受け入れる任意の適切な構造により画成されることができる。

    第2の係合部位82は、残存ブラケットの一部の上に載るように設計される。 図6に示すように、サドルバックブラケット46の屈曲面88は、第2の係合部位82に遷移する。 第2の係合部位82は、残存ブラケット50の一部が表面88と支持体89の間に細くされるような態様で、表面88から平行に離間した支持体89を含む。 支持体89は、サドルバックブラケット46と残存ブラケット50の間の摩擦を増加すると共に擦り切れ及びラトル音を低減するために、ゴム弾性材料からなる。 ある実施例では、表面88は、同様にサドルバックブラケット46と残存ブラケット50の間の摩擦を増加すると共に擦り切れ及びラトル音を低減するために、弾性パッド若しくは他の弾性体コーティングを含むことができる。

    第2の係合部位82は、また、サドルバックブラケット46に結合されサドルバックブラケット46から前方に向けて(即ち自動二輪車10の前輪に向けて)延在するアーム90を含む。 図示の実施例では、アーム90は、締結具94によりブラケット46に結合される。 他の実施例では、アーム90は、ブラケット46を備える単一のピースとして形成されてもよいし、若しくは、異なる結合手段を用いてブラケット46に取り付けられてもよい。 図3及び5に示すように、係合プレート98は、ブラケット46から反対側のアーム90の端部に結合され、鍵穴(長穴)102を含む。 鍵穴102は、フレーム14から離れる方向のサドルバックブラケット46の移動を禁止しつつ残存ブラケット50へのサドルバックブラケット46の結合を更に容易化するために、残存ブラケット50の一部に係合する。

    残存ブラケット50は、略V字型であり、フレームジョイント30及びフットレスト搭載位置34にてフレーム14に結合されるように構成される。 図2に示すように、残存ブラケット50は、サドルバック42及びサドルバックブラケット46が取り外されたときに残存ブラケット50が審美的に良好であるように、クロムメッキされ、自動二輪車10の確立されたフレームラインに少なくとも部分的に追従する。 例えば、残存ブラケット50の一部は、自動二輪車10のスイングアーム104(図2)と整列される(例えば、実質的に横方向で重なる若しくはカバーする)。 他の実施例では、残存ブラケット50は、塗装されてもよく、或いは、自動二輪車10の外観に適合するようにコーティングされてもよい。

    図3乃至図6を参照するに、図示の残存ブラケット50は、V字型の半分を画成する略平らな脚部106、V字型の他の半分を画成する略丸形の脚部110、及び、丸い脚部110の一端に結合されるマウントプレート114を含む。 平らな脚部106は、丸い脚部110の比較的小さい部位116が脚部106,110の接続領域118を超えて延在するように、丸い脚部110に接続される。 接続領域118から反対側の平らな脚部106の端部に位置する2つの穴122は、ジョイント30にてフレーム14に残存ブラケット50を固定するために締結具126(例えば、ボタンヘッドキャップスクリュー)を受けるように構成される。 図示の実施例では、大型のスペーサ130及び2つの小型のワッシャー型のスペーサ134は、ジョイント30と平らな脚部106の間に位置し、フレーム14とサドルバック搭載システム26の間の適切な隙間を維持する。 (以下で詳説される図7乃至図9に示す実施例のような)ラゲージラック及び/又は後部シートが存在する実施例では、1つ以上のスペーサ130,134が省略されてもよい。

    図2に示すように、残存ブラケット50の平らな脚部106は、自動二輪車10のスイングアーム104に略整列される。 かかる実施例では、平らな脚部106は、サドルバック42が取り外されたときに、平らな脚部106がスイングアーム104のように見えるように、スイングアーム104を略横方向に覆う。 これにより、平らな脚部106は、サドルバック42及びサドルバックブラケット46が残存ブラケット50から外されたときに、自動二輪車10のフレームラインに適合し、自動二輪車10の外観を維持する。

    図示の丸い脚部110は、平らな脚部106と約同一の長さになり、且つ、サドルバックブラケット46の係合リング86内に適合するようなサイズが付与される。 図4に示すように、丸い脚部110の小さい部位116は、係合リング86内への丸い脚部110の受け入れが容易化されるようにテーパが付けられる。

    マウントプレート114は、フットレスト搭載位置34にて残存ブラケット50を固定するために、接続領域118の反対側の丸い脚部110の端部に結合される(例えば、溶接、蝋付け、接着、締結される)。 図示の実施例では、マウントプレート114は、連結ポイント142、連結ポイントスペーサ146及び締結具150(例えばボタンヘッドキャップスクリュー)を含む。 連結ポイント142は、鍵穴102内に嵌合するようにサイズが付与され、連結ポイント142が鍵穴102の小部位102Aに確実に係合できるように溝154を含む。 連結ポイントスペーサ146は、係合プレート98とマウントプレート114の間の摩擦を防止するために、マウントプレート114から連結ポイント142を僅かに離間させる。 締結具150は、連結ポイント142及び連結ポイントスペーサ146をマウントプレート114に固定する。

    マウントプレート114は、フットレスト40(図1)を僅かにオフセットした位置に再配置するように構成される。 図示の実施例では、マウントプレート114は、フットレスト40、及び、フットレスト40のクレビスピン158を、上方(即ち地面から離れる方向)に約1インチ且つ前方(即ち、自動二輪車10の前輪18に向かう方向)に2インチを再配置する。 図示のマウントプレート114は、このオフセット位置にてマウントプレート114にフットレスト40のクレビスピン158を固定するために、締結具166(例えば、ソケットヘッドキャップスクリュー)を受け入れるように構成される。

    図示の解放機構54若しくはブレード機構は、ブレード170の形態の係合部材、サドルバックブラケット46に結合されたガイドブラケット174、ブレード170とガイドブラケット174の間に結合されるスプリング178、及び、残存ブラケット50に結合される受けブラケット182を含む。 ブレード170は、ガイドブラケット174内に摺動可能に受け入れられ、スプリング178により下方に付勢される。 図示の実施例では、ブレード170は、ユーザによるブレード170の係合及び作動(例えば上昇)を容易化するためにリップ186を含む。 ガイドブラケット174及び受けブラケット182は、サドルバックブラケット46が残存ブラケット50に結合されるときに、ガイドブラケット174及び受けブラケット182が略整列するように、サドルバックブラケット46に結合される。 ブレード170は、次いで、残存ブラケット50にサドルバックブラケット46を固定するために、ガイドブラケット174内で受けブラケット182内へと摺動する。 受けブラケット182がブレード170の一部を受け入れたとき、ブレード170は、脚部106,110から離れる方向で脚部106,110に沿った残存ブラケット50に対するサドルバックブラケット46の摺動を禁止する。

    図4及び6に示すように、受けブラケット182は、丸い190を含む。 丸い角190は、スプリング178の付勢に対してブレード170を押す(例えば上昇させる)カム面を提供することによって、残存ブラケット50へのサドルバックブラケット46の取り付けを容易化する。 丸い角190は、サドルバックブラケット46が残存ブラケット50上で摺動するときに受けブラケット182を乗り越える位置へのブレード170の移動を容易化する。

    フレーム14に残存ブラケット50を組み付けるため、フットレスト40(図1)は、取り付けられている場合、フットレスト搭載位置34から取り外され、任意の締結具若しくはカバーはジョイント30から取り外される。 平らな脚部106は、大型のスペーサ130及びその間に位置する小型のスペーサ134によりジョイント30に整列する。 対応する締結具126は、次いで、自動二輪車のフレーム14に平らな脚部106を固定するために、ジョイント30内へとスペーサ130,134及び平らな脚部106内の穴122を通って挿入される。

    フレームジョイント30に平らな脚部106を整列/固定する前、同時、若しくは後、マウントプレート114は、連結ポイント142及び連結ポイントスペーサ146がクレビスピン158を支持するために用いられていたフットレスト搭載位置34内の孔に実質的に整列する態様で、フットレスト搭載位置34に対して位置合わせ(整列)される。 次いで、対応する締結具150は、マウントプレート114を自動二輪車のフレーム14に固定するために、連結ポイント142、連結ポイントスペーサ146及びマウントプレート114を通って挿入される。 必要な場合、フットレストのクレビスピン158は、穴162により画成される僅かにオフセットした位置にてマウントプレート114に再装着される。 次いで、対応する締結具166は、マウントプレート114にクレビスピン158を固定するためにマウントプレート114及びクレビスピン158を通って挿入される。

    残存ブラケット50にサドルバック42及びサドルバックブラケット46を取り付けるため、係合リング86は、丸い脚部110の小さい部位138に対して位置合わせされ、連結ポイント142は、鍵穴102の大部位102Bを通って部分的に挿入される。 次いで、サドルバック42及びサドルバックブラケット46は、係合リング86が丸い脚部110に摩擦的に係合し且つ連結ポイント142が鍵穴102の小部位102Aに係合するように、丸い脚部110に沿って摺動される。 サドルバック42及びサドルバックブラケット46が残存ブラケット50に沿って摺動される際、解放機構54のブレード170は、受けブラケット182の丸い角190に接触したときに上昇する。 必要な場合、ユーザは、受けブラケット182の丸い角190をブレード170が乗り越えるのを補助するために、ブレード170を手動で持ち上げてもよい。 サドルバック42及びサドルバックブラケット46が残存ブラケット50上を摺動するとき、ブレード170は、自動二輪車のフレーム14に対してサドルバック42及びサドルバックブラケット46を確実に保持するために、受けブラケット182内にスプリング178により下方に付勢される。 かかる構成では、係合リング86及び連結ポイント142は、フレーム14から離れる方向のサドルバック42及びサドルバックブラケット46の移動を禁止する一方、解放機構54は、残存ブラケット50に対するサドルバック42及びサドルバックブラケット46の摺動及び/又は回転を禁止する。

    残存ブラケット50からサドルバック42及びサドルバックブラケット46を取り外すために、上記の動作は逆に実行される。 ユーザは、ブレード170が受けブラケット182の丸い角190を乗り越えることができるように、ブレード170を持ち上げて受けブラケット182から離脱させる。 サドルバック42及びサドルバックブラケット46は、次いで、係合リング86が丸い脚部110から摺動して離れ且つ連結ポイント142が鍵穴102の小部位102Aから摺動して外れるように、反対方向に摺動される。 次いで、サドルバック42及びサドルバックブラケット46は、残存ブラケット50及びこれにより自動二輪車10から抜き取られる。

    図7及び8は、フレーム14の各側部に結合されるサドルバック搭載システム26を備える自動二輪車10を図示する。 図示の実施例では、自動二輪車10は、また、ピリオンシート194、背もたれ部198、及び、フレーム14にピリオンシート194及び背もたれ部198を結合するサポートアーム202を含む。 サポートアーム202は、サドルバック搭載システム26がサポートアーム202を介してジョイント30に結合するように、対応するフレームジョイント30にて自動二輪車のフレーム14に結合される。 ある構造では、パッセンジャーシート38は、ジョイント30に結合される自動二輪車のトリックシートであってもよい。 いずれの構成においても、サドルバック搭載システム26とフレーム14の間の間隔は、図1乃至図6に示した構成と僅かに異なる。

    図9を参照するに、パッセンジャーシート38を含む自動二輪車14にサドルバック搭載システム26を搭載するための構成要素が示される。 図示の実施例では、ジョイント30と残存ブラケット50の平らな脚部106の間の大型スペーサ130は、パッセンジャーシート38のサポートアーム202により供される間隔に起因して省略される。 しかし、追加的なスペーサ206は、マウントプレート114とフットレスト搭載位置34の間に、当該位置での増加した間隔を吸収するために設けられる。 図9にはクレビスピン158は図示されていないが、フットレスト40が依然としてマウントプレート114内に穴162に搭載されてもよいことは明らかである。

    図示のサドルバック搭載システム26は、自動二輪車にサドルバックを搭載する際のフェンダストラットの機能を代替する2点搭載構造を提供する。 それに代えて、サドルバック搭載システム26は、サドルバックを自動二輪車に確実に取り付けるために、既存のフレームジョイント及びパッセンジャーフットレスト搭載位置に搭載する。 サドルバック搭載システム26は、また、パッセンジャーシートと共に若しくはパッセンジャーシート無しで使用されるように構成され、フットレストをその元の位置から比較的小さい距離で再配置する選択肢を提供する。

    更に、サドルバック搭載システム26は、システム26の一部(例えば残存ブラケット50)が自動二輪車に残存したときでも、自動二輪車の全体的な審美的外観が悪くならないような態様で、化粧的に様式化(例えばクロムメッキ)される。

    本発明の種々の特徴及び効果は添付の請求の範囲に付与される。

    本発明の一実施例によるサドルバック搭載システムを含む自動二輪車の側面図。

    サドルバックが取り付けられていない状態の図1に示す自動二輪車の一部の側面図。

    図1に示すサドルバック搭載システムの斜視図。

    図1に示すサドルバック搭載システムの背面図。

    図1に示すサドルバック搭載システムの分解斜視図。

    サドルバックが残存ブラケットから外れた状態の図1に示すサドルバック搭載システムの底部斜視図。

    パッセンジャーシート及びサドルバック搭載システムを含む自動二輪車のフレームの前方斜視図。

    図7に示す自動二輪車のフレームの後方斜視図。

    図7に示すサドルバック搭載システムの分解図。

    符号の説明

    10 自動二輪車 14 フレーム 26 サドルバック搭載システム 30 フレームジョイント 34 フットレスト搭載位置 40 フットレスト 42 サドルバック 46 サドルバックブラケット 50 残存ブラケット 54 解放機構 102 鍵穴 104 スイングアーム 114 マウントプレート 154 溝 178 スプリング 182 受けブラケット

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