Motorcycle having a holding device for the side case

申请号 JP2007513719 申请日 2005-04-27 公开(公告)号 JP2008500215A 公开(公告)日 2008-01-10
申请人 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフトBayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft; 发明人 ペーター ラインハルト;
摘要 自動二輪車の側部に装着されるサイドケースを保持するために設けられる保持装置が後部領域に配置されている自動二輪車。 保持装置は自動二輪車から上方へ突出する少なくとも1つの歯状またはピン状の形状拘束要素を有している。 サイドケースは形状拘束要素に形状拘束的に嵌合可能な繰り抜き部を有している。 前記少なくとも1つの形状拘束要素はサイドケースを取り外したときにラッシング穴として機能する穴を有している。
权利要求
  • 自動二輪車の側部に装着されるサイドケース(17)を保持するために設けられる保持装置(1)が自動二輪車の後部領域に配置され、保持装置(1)が自動二輪車から上方へ突出する少なくとも1つの歯状またはピン状の形状拘束要素(3,4)を有し、サイドケース(17)が形状拘束要素(3,4)に形状拘束的に嵌合可能な繰り抜き部(18)を有し、形状拘束要素(3,4)がサイドケース(17)を取り外したときにラッシング穴として機能する穴(10,11)を有している自動二輪車。
  • 自動二輪車の前面または後面から見て、少なくとも1つの形状拘束要素(3,4)が自動二輪車から斜め上方へ突出している、請求項1に記載の自動二輪車。
  • 自動二輪車の前面または後面から見て、少なくとも1つの形状拘束要素(3,4)が自動二輪車の上下軸線(16)に対し20゜と45゜の間の角度範囲にある角度(α)を成して自動二輪車から斜め上方へ突出している、請求項1または2に記載の自動二輪車。
  • 角度(α)が30゜である、請求項3に記載の自動二輪車。
  • 保持装置(1)が2つの歯状またはピン状の形状拘束要素(3,4)を有している、請求項1から4までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 2つの歯状またはピン状の形状拘束要素(3,4)が実質的に自動二輪車の長手方向に延びている結合部分(2)により互いに一体に結合されている、請求項5に記載の自動二輪車。
  • 保持装置(1)の少なくとも一部分が自動二輪車のカウリング(13)によって覆われている、請求項1から6までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • カウリング(13)が繰り抜き部(14)を有し、該繰り抜き部(14)から前記少なくとも1つの形状拘束要素(3,4)が突出している、請求項7に記載の自動二輪車。
  • 保持装置(1)がカウリング(13)の下に配置され、カウリング(13)が繰り抜き部(14)を有し、該繰り抜き部(14)から形状拘束要素(3,4)が突出している、請求項6から8までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 前記少なくとも1つの形状拘束要素(3,4)が板の形状を有している、請求項1から9までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 前記少なくとも1つの歯状またはピン状の形状拘束要素(3,4)が自動二輪車から突出しているその端部のほうへ先細りになっている、請求項1から10までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 自動二輪車の側面から見て、前記少なくとも1つの形状拘束要素(3,4)が歯車の歯のような形状を有している、請求項1から11までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 保持装置(1)がプラスチックから成っている、請求項1から12までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 保持装置(1)が自動二輪車のフレームにねじ止めされている、請求項1から13までのいずれか一つに記載の自動二輪車。
  • 说明书全文

    本発明は、請求項1の構成による、自動二輪車に装着されるサイドケースを保持するための保持装置を備えた自動二輪車に関するものである。

    多くの自動二輪車は後部領域にサイドケースを備えている。 サイドケースを自動二輪車に固定するため種々の実施態様が知られている。

    本発明の課題は、サイドケースを固定するための保持装置を備えた自動二輪車において、保持装置がコンパクトに構成され、且つ人間工学的に好ましく配置され、自動二輪車のデザインに好適に適合させることができ、サイドケースを取り外したときに荷物のラッシングに利用することのできるような前記自動二輪車を提供することである。

    この課題は請求項1の構成により解決される。 本発明の有利な他の構成は従属項から読み取れる。

    本発明の基本原理は、自動二輪車の側部に装着されるサイドケースを保持するために自動二輪車の後部領域に配置されている保持装置であって、保持装置が少なくとも1つの歯状またはピン状の形状拘束要素を有し、形状拘束要素が自動二輪車から上方へ突出し且つ穴を有している点にある。 サイドケースは、歯状またはピン状の形状拘束要素に対し相補的に構成されている繰り抜き部を有している。 サイドケースを固定するには、サイドケースの繰り抜き部を形状拘束要素に嵌合させるだけでよい。 すなわちサイドケースはその繰り抜き部によって形状拘束要素に掛止され、これにより自動的に正確に位置決めされる。 すでに述べたように歯状またはピン状の形状拘束要素は穴を有している。 形状拘束要素のこの穴は、サイドケースを取り外した場合にラッシング穴として機能する。 ラッシング穴には締め付けベルト、ロープ、またはエキスパンダを挿通或いは掛止させることができ、荷物の確実なラッシングを可能にしている。

    自動二輪車の前面または後面から見て、前記少なくとも1つの形状拘束要素は自動二輪車から斜め上方へ突出するように配置されていてよい。 自動二輪車の上下軸線に対しては、形状拘束要素は20゜と45゜の間の範囲にある度で斜めに配置されていてよい。 好ましくは、形状拘束要素が自動二輪車の上下軸線と30゜の角度を成しているのがよい。 形状拘束要素が斜めに配置されているために、サイドケースの掛止がかなり容易になる。 すなわち掛止の際サイドケースを上方から垂直下方に降ろすのではなく、斜め上方から下方へ形状拘束要素に接近させればよい。 形状拘束要素を斜めに配置する更なる利点は、少なく下1つの形状拘束要素の上方に同乗者用の保持グリップを配置できる点である。 保持グリップはたとえば自動二輪車の長手方向に延びている。 サイドケースは取り付け取り外しの際に鉛直方向に移動させるのではなく、斜めに移動させるので、保持グリップが前記少なくとも1つの形状拘束要素のすぐ上に装着されていても支障のない取り付け取り外しが可能である。

    好ましくは、保持装置が、結合部分を介して互いに一体的に結合させることのできるような2つの歯状またはピン状の形状拘束要素を有しているのがよい。 両形状拘束要素と前記結合部分とにより形成される保持装置は、射出成形法により製造されたプラスチック部材であってよい。 保持装置はねじまたは他の固定手段を用いて自動二輪車のフレームに固定されていてよい。

    本発明の他の構成によれば、保持要素は少なくとも部分的に自動二輪車のカウリングによって覆われていてよい。 これは非常に印象的なデザインを可能にする。 本発明の変形実施態様では、保持装置はカウリングの下に配置され、形状拘束のみがカウリングから突出する。 この場合、カウリングは形状拘束要素の領域に適当な繰り抜き部を有している。 これとは択一的に、保持装置がその形状拘束要素のみによってカウリングから突出するのではなく、前記結合部分の一部も印象的なデザインを有し、カウリングによって覆われないようにしてもよい。

    前記少なくとも1つの形状拘束要素は、実質的に互いに平行な2つの側面を備えて板状に構成されていてよい。 サイドケースの掛止を容易にするため、前記少なくとも1つの形状拘束要素は自動二輪車から突出しているその自由端の方向に先細りになっていてよい。 これに関しては多様な構成が考えられる。 形状拘束要素は側面から見てプリズム状または三角形に構成されていてよく、或いは、歯車の歯の形状のように丸みを帯びた側部輪郭を有していてよい。

    次に、本発明の実施形態を添付の図面を用いて詳細に説明する。
    図1は保持装置1を示している。 保持装置1は中央部分または結合部分2を有し、該中央部分または結合部分2の第1の端部には第1の形状拘束要素3が配置され、第2の端部には第2の形状拘束要素4が配置されている。 保持装置1はプラスチックから一体的に製造されていてよい。 形状拘束要素3,4の領域にはそれぞれ、穴7,8を付設したフランジ5,6が設けられている。 フランジ5,6と保持装置1の背面に設けられる他のフランジとを介して保持装置1を自動二輪車(ここには図示せず)のフレームにたとえばねじを用いて固定することができる。 中央部分または結合部分2の領域9はそのデザインに関し目視可能に形成されていてよく、すなわち自動二輪車のカウリングによって覆われない部分として形成されていてよい。

    図1からわかるように、形状拘束要素3,4はここに図示した側面図において「歯状」に構成されており、これは歯車の歯の外側輪郭に相当するものである。 すなわち形状拘束要素3,4は自動二輪車から突出しているその自由端の方向に先細りになっている。 したがってサイドケース(形状拘束要素3,4の形状に応じて構成された凹部を有している)を形状拘束要素3,4にきわめて簡単に掛止させることができ、サイドケースが引っかかったり、傾斜したりする危険はない。 形状拘束要素3,4がその自由端のほうへ先細りになっているので、サイドケースは形状拘束要素3,4に取り付ける際に自動的にその適正な位置へ滑動する。 形状拘束要素の「エッジ」が丸くなっていることによりサイドケースとの取り付けがさらに容易になり、また安全性の点でも有利である。

    図1からわかるように、形状拘束要素3,4はそれぞれ貫通穴10,11を有し、これら貫通穴10,11の輪郭も丸くなっている。 貫通穴10,11により軽量化が達成される。 また、サイドケースを取り外したときに荷物を縛りつけるためのラッシング穴として貫通穴10,11を使用できることも利点である。 この点は図1に示唆されており、形状拘束要素3の貫通穴10にラッシングベルト12が挿通されている。 これとは択一的に、エキスパンダや、フックを備えた他のラッシング要素を、形状拘束要素3,4の貫通穴10,11に掛止するようにしてももちろんよい。

    図2は図1の断線A−Aによる図1の保持装置1の横断面図である。 保持装置1は形状拘束要素の領域Aの2つのフランジ部分5,5aにおいて、または、該フランジ部分に設けられている穴7,7aにおいて自動二輪車(ここには図示せず)にねじ止めされている。 保持装置1の中央部分または結合部分2(図1を参照)はカウリング要素13によって覆われている。 カウリング要素13は形状拘束要素3,4の領域に繰り抜き部14を有し、該繰り抜き部14を通じて形状拘束要素3は斜め上方へ突出している。 対応する繰り抜き部を、ここには図示していない他の形状拘束要素のために設けてもよい。 図2に図示した場合のように、サイドケースが取り付けられていない場合には、形状拘束要素をラッシング穴として使用することができる。 このため、ラッシングベルト12を貫通穴10に挿通させるか、或いは、エキスパンダ等を形状拘束要素の貫通穴10に掛止させることができる。 自動二輪車の右側および左側にそれぞれこの種の保持装置が配置されている場合には、適当な締め付け固定装置を用いて荷物を形状拘束要素3,4にラッシングさせることができる。

    図3は図1の断線B−Bによる保持装置1の横断面図である。 形状拘束要素3の上方には保持グリップ15が設けられている。 保持グリップ15は実質的に自動二輪車の長手方向に延びており、すなわち図面の面に対し垂直に延びている。 保持グリップ15は同乗者のために設けられている。 形状拘束要素3が自動二輪車の上下軸線16に対し角度αを成して斜めに配置されているので、サイドケース17を斜め上方から難なく形状拘束要素3に掛止させ、再び斜め上方へ難なく取り外すことができる。 このためサイドケース17は、形状拘束要素3に対し相補的に構成された繰り抜き部18を有している。 図1との関連で述べたように、形状拘束要素3,4はその自由端のほうへ先細りになっているので、サイドケース17を掛止させる際に繰り抜き部18は傾斜することなく形状拘束要素3上を滑動する。 これによりサイドケース17の所定どおりの位置決めが保証されている。

    本発明による自動二輪車のサイドケースのための保持装置の斜視図である。

    断線A−Aによる保持装置の横断面図である。 この場合、形状拘束要素はラッシング穴として利用される。

    断線B−Bによる保持装置の横断面図である。 この場合、形状拘束要素にはサイドケースが掛止されている。

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