Motorcycle |
|||||||
申请号 | JP2006352327 | 申请日 | 2006-12-27 | 公开(公告)号 | JP2008162345A | 公开(公告)日 | 2008-07-17 |
申请人 | Honda Motor Co Ltd; 本田技研工業株式会社; | 发明人 | MINAMI HIDEMI; NOZOE KOICHI; | ||||
摘要 | PROBLEM TO BE SOLVED: To provide technology capable of improving riding comfortability of an occupant in a motorcycle having a back rest. SOLUTION: The motorcycle 10 is provided with: main frames 15L, 15R extending from a front part to a rear side of a vehicle body 14; a seat 50 extending from an approximate center to a rear side of the vehicle body 14 and sitting with the occupant; a trunk 61 provided at a rear side of the seat 50 and storing an article; and the back rest provided on a front wall 61a of the trunk 61 and retaining the back of the occupant. The seat 50 is provided with a front part sitting part 65 and a rear part sitting part 67 sitting with the occupant so as to be aligned in a longitudinal direction of the vehicle body 14, rear frames 52L, 52R are extended to below the rear part sitting part 67, and the load of the occupant sitting on the rear part sitting part 67 is supported by the rear frames 52L, 52R. COPYRIGHT: (C)2008,JPO&INPIT |
||||||
权利要求 | 車体の前部から後方へ延設するメインフレームと、車体の略中央から後方へ延設し乗員が着座するシートと、このシートの後方に設け物を収納するトランクと、このトランクの前壁に設け乗員の背中を保持する背もたれと、を備える自動二輪車において、 前記メインフレームに、前記トランクを支持するリヤフレームを着脱可能に設けるとともに、このリヤフレームを前記シートの下方まで延出したことを特徴とする自動二輪車。 前記シートは、車体の長手方向に並んで乗員が着座する前部着座部と後部着座部とを備えるとともに、前記リヤフレームを前記後部着座部の下方まで延出し、この後部着座部に着座する乗員の荷重を前記リヤフレームにて支持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。 前記メインフレームは、鋳造部品を溶接して形成し、前記リヤフレームは、管部材を曲げた部品を溶接して形成することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。 |
||||||
说明书全文 | 本発明は、車体の後部にトランクを備え、このトランクの前壁に背もたれを備える自動二輪車に関する。 車体の中央から後方へ延設し乗員が着座するシートと、このシートの後方に設け物を収納するトランクと、このトランクの前壁に設け乗員の背中を保持する背もたれと、を備える自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。 特許文献1の第2図において、自動二輪車1の車体フレームは、左右一対の断面矩形の主フレームパイプ6と、この主フレームパイプ6の後端部に連なって車体の後方に延設する左右一対の座席支持パイプ8と、これら座席支持パイプ8の後端部に連なって車体の後方に延設する左右一対の上部パイプ11とを備える。 同文献の第1図において、運転者用座席18及び添乗者用座席19は、座席支持パイプ8により支持されている。 背当たり25は、中央トランク24により支持され、この中央トランク24は、前記上部パイプ11により支持されている。 走行しているときに、車両は様々な振動を受ける。 車両が受ける振動は、座席支持パイプ8に伝達され、添乗者用座席19に到達する。 また、座席支持パイプ8の振動は、上部パイプ11に伝達され、この伝達パイプ11に取り付けた中央トランク24を介して背当たり25に伝達される。 つまり、添乗者用座席19への振動伝達経路と、背当たり25への振動伝達経路とは異なる。 このため、添乗者は、添乗者用座席19と背当たり25(以下、「背もたれ」と云う。)から、異なる振動特性をもつ振動を受けることとなり、乗り心地の面で改良の余地があった。 本発明は、背もたれを有する自動二輪車において、乗員の乗り心地を高めることができる技術を提供することを課題とする。 請求項1に係る発明は、車体の前部から後方へ延設するメインフレームと、車体の略中央から後方へ延設し乗員が着座するシートと、このシートの後方に設け物を収納するトランクと、このトランクの前壁に設け乗員の背中を保持する背もたれと、を備える自動二輪車において、メインフレームに、トランクを支持するリヤフレームを着脱可能に設けるとともに、このリヤフレームをシートの下方まで延出したことを特徴とする。 請求項2に係る発明では、シートは、車体の長手方向に並んで乗員が着座する前部着座部と後部着座部とを備えるとともに、リヤフレームを後部着座部の下方まで延出し、この後部着座部に着座する乗員の荷重をリヤフレームにて支持するようにしたことを特徴とする。 請求項3に係る発明では、メインフレームは、鋳造部品を溶接して形成し、リヤフレームは、管部材を曲げた部品を溶接して形成することを特徴とする。 請求項1に係る発明では、リヤフレームでトランクを支持するとともに、シートを支持するようにした。 シートと背もたれは、リヤフレームによって支持されているので、走行中に力を受けたとき、シートと背もたれは、同一の振動特性をもって振動することになる。 つまり、乗員が受ける背もたれからの振動とシートの着座部からの振動は、異なる特性をもつ振動ではなく同一な特性をもつ振動である。 背もたれからの振動とシートの着座部からの振動とが同一の振動となることにより、乗員が違和感を感じることはなくなるので、乗り心地を高めることができる。 請求項2に係る発明では、シートは、後部着座部を備え、この後部着座部をリヤフレームにて支持するようにした。 リヤフレームにて、前部着座部を支持する必要がないので、同乗者の乗り心地を高めながらリヤフレームの小型化を図ることができる。 請求項3に係る発明では、メインフレームは、鋳造部品を溶接して形成し、リヤフレームは、管部材を曲げた部品を溶接して形成した。 高い強度が必要な部位を鋳造部品でそれ以外の部位を管部材で構成したので、車体フレームの製作を容易に行えるとともに軽量化も容易に図ることができる。 また、リヤフレームにシート及び背もたれ部が支持されており、メインフレームとリヤフレームとは、肉厚などが異なるため、走行時における振動特性は通常異なる。 本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。 なお、図面は符号の向きに見るものとする。 車体フレーム本体12は、車体14の前部を構成するヘッドパイプ14aから後方に延設する左右一対のメインフレーム15L、15R(手前側の符号15Lのみ示す。)と、これらメインフレーム15L、15Rの後端部に取り付けピボット軸16を有する左右一対のピボットプレート17L、17R(手前側の符号17Lのみ示す。)と、これらピボットプレート17L、17Rの上部から斜め後上に立ち上げ、次いで、後方に延びている左右一対のシートレール18L、18R(手前側の符号18Lのみ示す。)と、これらシートレール18L、18Rの後端部と前記ピボットプレート17L、17Rの中間部との間を連結しシートレール18L、18Rを支持する左右一対のミドルフレーム19L、19R(手前側の符号19Lのみ示す。)と、を主要素とする。 後部車体フレーム13の詳細については、次図で説明する。 メインフレーム15L、15Rの下方には、締結部材21a〜21cを介してエンジン22が懸架されている。 このエンジン22は、水平対向型6気筒の水冷エンジンである。 リヤスイングアーム24L、24Rの中間部には、リンク機構27を介してリヤクッションユニット28が立設して取り付けられ、リヤクッションユニット28の上端部は、メインフレーム15側に形成したブラケット29に取り付けられている。 ヘッドパイプ14aには、転舵自在にフロントフォーク32が取り付けられ、このフロントフォーク32に前輪車軸33を介して前輪34が取り付けられ、フロントフォーク32の上端部にはステアリングハンドル35が取り付けられている。 メインフレーム15L、15Rの前部側方で、メインカウル36の側方には、開口部37が形成され、この開口部37に面するようにエンジン22を冷却するラジエータユニット38が配置されている。 図中、41はフロントデイスクブレーキユニット、42はフロントデイスクプレート、43は車両の前方を覆うフロントカウル、44はフロントシールド、46はフロントフェンダ、47は消音器、48L、48R(手前側の符号48Lのみ示す。)は左右一対のメインスタンドブラケット、49はメインスタンド、50はシート、51はバッテリである。 図2は本発明に係る自動二輪車の車体フレームとこの車体フレームにシート及びトランクを取り付けることを説明する左側面図である。 後部車体フレーム13は、ミドルフレーム19L、19Rの上端部から後方に延びている左右一対のリヤフレーム52L、52R(手前側の符号52Lのみ示す。)と、これらのリヤフレーム52L、52Rの後部とミドルフレーム19L、19Rの間を連結しリヤフレーム52L、52Rを下方から支持する左右一対のシートステー53L、53Rと、リヤフレーム52L、52Rの後部から斜め下方に、次いで、前方水平に延びておりサイドトランク(図1の符号54参照)を取り付ける左右一対の補助ステー55L、55R(手前側の符号55Lのみ示す。)とを主要構成とする。 56、57はガセット部材である。 メインフレーム15L、15Rには、トランク61を支持するリヤフレーム52L、52Rが着脱可能に設けられるとともに、このリヤフレーム52L、52Rをシート50の下方まで延出させた。 本実施例において、ヘッドパイプ14a、メインフレーム15L、15R、ピボットプレート17L、17R及びミドルフレーム19L、19Rは、アルミ鋳造部品であり、ダイカスト鋳造により成形した部材である。 メインフレーム15L、15Rは、鋳造部品を溶接して形成し、リヤフレーム52L、52Rを含む後部車体フレーム13は、管部材63を曲げた部品を溶接して形成したものである。 メインフレーム15L、15Rは、鋳造部品を溶接して形成し、リヤフレーム52L、52Rは、管部材63・・・を曲げた部品を溶接して形成した。 高い強度が必要な部位を鋳造部品で、それ以外の部位を管部材63・・・で構成したので、車体フレーム11の製作を容易に行えるとともに軽量化も容易に図ることができる。 本実施例において、シートレール18L、18Rには、上面に前部着座部65を有する前部シート66が取り付けられ、この前部シート66とは別に、リヤフレーム52L、52Rには、上面に後部着座部67を有する後部シート68が左右一対のブラケット69L、69R(手前側の符号69Lのみ示す。)及び左右一対の締結ボルト71L、71R(手前側の符号71Lのみ示す。)を介して取り付けられている。 トランク61が取り付けられ、このトランク61の前壁61aには、背もたれ62が後部シート68から連続するように取り付けられている。 なお、リヤフレーム52L、52Rと後部シート68との間には、弾性部材64、64が介在されており、後部シート68の荷重を、弾性部材64、64を介してリヤフレーム52L、52Rの上面で受けるようにした。 乗員が着座するシート50は、前部シート66とこの前部シート66に連なって設ける後部シート68とからなる。 乗員は、運転者と同乗者であり、通常、運転者は前部着座部65に着座し、同乗者は後部着座部67に着座する。 なお、シート50は、前部着座部65を有する前部シート66と後部着座部67を有する後部シート68とを別部品のシートで構成するものに限らす、前部着座部65と後部着座部67とを一体に備えるシートとしても良い。 すなわち、自動二輪車10は、車体14の長手方向に並んで乗員が着座する前部着座部65と後部着座部67とを備える。 そして、リヤフレーム52L、52Rを後部着座部67の下方まで延出し、この後部着座部67に着座する乗員の荷重をリヤフレーム52L、52Rにて支持するようにした。 シート50は、後部着座部67を備え、この後部着座部67をリヤフレーム52L、52Rにて支持するようにした。 つまり、前部着座部65にかかる荷重は、リヤフレーム52L、52R以外の部材であるシートレール18L、18Rで支持するようにした。 リヤフレーム52L、52Rにて、前部シート65を支持する必要がないので、同乗者の乗り心地を高めながらリヤフレーム52L、52Rの小型化を図ることができる。 以上に述べた自動二輪車の作用を次に述べる。 (b)は比較例を説明する図であり、前部シート66及び後部シート68はともに、車体フレーム本体12側に備えるシートレール18L、18Rに支持され、トランク61及びトランク61の前壁61aに取り付けられた背もたれ62は、リヤフレーム52L、52Rによって支持されている。 背もたれ62は、リヤフレーム52L、52Rによって支持されており、走行中に、乗員は、背もたれ62から異なる振動特性をもつ振動を受ける。 具体的には、背もたれ62の振動と後部シート68の振動とは異なる特性をもつ。 乗員は後部シート68から図矢印p方向に振動を受けるとともに、背もたれ62から図矢印r方向に振動を受ける。 このため、乗員が背もたれ62からの振動により違和感を感じることがあった。 この点、(a)に示されている実施例では、後部シート68と背もたれ62は、リヤフレーム52L、52Rによって支持されているので、走行中に力を受けたとき、後部シート68と背もたれ62は、同一の振動数をもって振動することになる。 具体的には、背もたれ62の振動と後部シート68の振動とは同様な特性をもつ。 乗員は後部シート68から図矢印m方向に振動を受けるとともに、背もたれ62から図矢印n方向に振動を受ける。 背もたれ62と後部シート68は、同一の振動特性をもつので、乗員が背もたれ62からの振動により違和感を感じることはなくなるので、乗り心地を高めることができる。 図2に戻って、リヤフレーム52L、52Rにシート50及び背もたれ62が支持されており、メインフレーム15L、15Rとリヤフレーム52L、52Rとは、肉厚などが異なるため、走行時における振動数などを含む振動特性は通常異なる。 尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用するものであるが、その他鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。 本発明は、背もたれを有する自動二輪車に好適である。 10…自動二輪車、14…車体、15L、15R…メインフレーム、50…シート、52L、52R…リヤフレーム、61…トランク、61a…トランクの前壁、62…背もたれ、63…管部材、65…前部着座部、67…後部着座部。 |