Saddle bag protection device in a motorcycle

申请号 JP6222296 申请日 1996-03-19 公开(公告)号 JP3689169B2 公开(公告)日 2005-08-31
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 照也 斎木;
摘要
权利要求
  • 後輪(W R )の少なくとも一側方にサドルバッグ(28)が配置され、 そのサドルバッグ(28)よりも 車体前側で且つ外側方に突出するガードパイプ(34 1 ,34 2 ,34 3 )が車体フレーム(F)に取付けられる自動二輪車 であって、
    ガードパイプ(34 1 ,34 2 ,34 3 )と、 そのガードパイプ(34 1 ,34 2 ,34 3 の後側に位置 し且つサドルバッグ(28)の最外側面よりも車体内方側に位置するバッグフレーム(35)とを、該ガードパイプ(34 1 ,34 2 ,34 3 )の上部後端を該バッグフレーム(35)の上部前端に嵌合させ且つ該ガードパイプ(34 1 ,34 2 ,34 3 )の下部後端を該バッグフレーム(35)の下部前端に締着させることで連結し、そのガードパイプ(34 1 ,34 2 ,34 3 )とバッグフレーム(35)とでサドルバッグ(28)の少なくとも一部を固定的に支持し 、ガードパイプ(34 1 〜34 3 )は、サドルバッグ(28)よりも前方に延びるとともに前端が車体フレーム(F)に連結される前方延長パイプ部(34d,34d′,34d″)を備え、該前方延長パイプ部(34d,34d′,34d″)にピリオンステップ(41 1 ,41 2 ,41 3 )が取付けられることを特徴とする 、自動二輪車におけるサドルバッグ保護装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、後輪の少なくとも一側方にサドルバッグが配置される自動二輪車において、サドルバッグを保護するための装置に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来、サドルバッグを備える自動二輪車は、たとえば実開平1−161889号公報等により既に知られている。
    【0003】
    【発明が解決しようとする課題】
    上記従来のものでは、車体フレームに取付けられたサドルバッグフレームでサドルバッグが支持されるのみであり、サドルバッグ保護手段を有していない。 ところで、エンジンを含む車体を保護するためのガードパイプが車体フレームに取付けられた自動二輪車も実現されており、そのようなガードパイプをバンパーとして適用してサドルバッグ保護を図ることも可能であるが、従来のガードパイプをそのまま適用したのでは、サドルバッグの支持構造の他にガードパイプが必要となって部品点数の増加が避けられず、また車体の設計自由度を狭めてしまうことにもなる。
    【0004】
    本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、少ない部品点数でサドルバッグの車体フレームへの支持および保護を可能とし、設計自由度を増大し得るようにした自動二輪車におけるサドルバッグ保護装置を提供することを目的とする。
    【0005】
    【課題を解決するための手段】
    上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、後輪の少なくとも一側方にサドルバッグが配置され、 そのサドルバッグよりも車体前側で且つ外側方に突出するガードパイプが車体フレームに取付けられる自動二輪車であって、ガードパイプと、 そのガードパイプの後側に位置し且つサドルバッグの最外側面よりも車体内方側に位置するバッグフレームとを、該ガードパイプの上部後端を該バッグフレームの上部前端に嵌合させ且つ該ガードパイプの下部後端を該バッグフレームの下部前端に締着させることで連結し、そのガードパイプとバッグフレームとでサドルバッグの少なくとも一部を固定的に支持し、ガードパイプが、サドルバッグよりも前方に延びるとともに前端が車体フレームに連結される前方延長パイプ部を備え、該前方延長パイプ部にピリオンステップが取付けられることを特徴とする。
    【0007】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
    【0008】
    図1ないし図6は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2はサドルバッグを省略した状態での自動二輪車の後部拡大側面図、図3は図2の3矢視方向から見た切欠き平面図、図4は図3の4矢視方向から見た切欠き側面図、図5は図4の5矢視方向から見てサドルバッグを省略した背面図、図6はガードパイプおよびサドルバッグフレームの斜視図である。
    【0009】
    先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFは、該自動二輪車の左右両外側方に膨らんで彎曲しつつ前上がりに延びる一対のメインチューブ6…と、それらのメインチューブ6…の前端に連結されるヘッドパイプ7と、メインチューブ6…の下方で左右両外側方に膨らんで彎曲しつつヘッドパイプ7から後下りに延びる一対のダウンチューブ8…と、メインチューブ6…およびダウンチューブ8…間をそれぞれ連結する補強パイプ9…と、両メインチューブ6…の後端が共通に連結されるガセット10と、両ダウンチューブ8…の後端がそれぞれ連結される左右一対の連結フレーム11…と、両連結フレーム11…の上部間を連結するクロスメンバー12と、ガセット10の後部およびクロスメンバー12の両端部間を結ぶ左右一対のピラー13…と、ガセット10から後方に延設される左右一対のシートレール14…と、各シートレール14…の後部にそれぞれ連結される左右一対の連結フレーム15…と、連結フレーム11…,15…間をそれぞれ連結するバックステー16…と、連結フレーム15…から後方に延びる左右一対のリヤステー17…とを備える。
    【0010】
    ヘッドパイプ7には、ステアリングハンドル18による操向操作を可能としてフロントフォーク19が支承されており、該フロントフォーク19の下端に前輪W Fが軸支される。 また連結フレーム11…には、スイングアーム20…の前端が揺動可能に支承されており、該スイングアーム20…の後端に後輪W Rが軸支され、連結フレーム15…およびスイングアーム20…間にリヤクッション21…が設けられる。
    【0011】
    前輪W Fおよび後輪W R間で車体フレームFには、エンジンおよび変速機から成るパワーユニット22が搭載されており、該パワーユニット22からの動がスイングアーム20に内蔵された動力伝達機構を介して後輪W Rに伝達される。 また車体フレームFにおけるメインチューブ6…およびガセット10を跨ぐようにして燃料タンク23が配設され、後輪W Rを覆うようにして両リヤステー17…に固定的に支持されるリヤフェンダ24と、シートレール14…とには乗用シート25が配設される。 さらに左右一対のリヤステー17…の後部には、リヤフェンダ24を跨ぐ門型に形成されたグラブレール26の下端が固着されており、このグラブレール26の上部前面にバックレスト27が取付けられる。
    【0012】
    図2ないし図6を併せて参照して、後輪W Rの両側方には、上部が開放した函体29と、該函体29の前部上端にヒンジ結合されて函体29の上部開口端を開閉自在に閉鎖する蓋体30とから成るサドルバッグ28…がそれぞれ配置されるものであり、函体29および蓋体30の後部間には錠止手段31が設けられる。 而して各サドルバッグ28…における函体29…の前部は車体フレームFに固着されたガードパイプ34 1 …によって固定的に支持され、また函体29…の後部は車体フレームFに固着されたバッグフレーム35…によって固定的に支持される。
    【0013】
    ガードパイプ34 1は、車体フレームFにおけるリヤステー17の前部に内端が締結されるとともにサドルバッグ28の前方でリヤステー17から外側方に張出す前方張出しパイプ部34aと、サドルバッグ28の前方側部に沿って前記前方張出しパイプ部34aの外端から後下りに傾斜した側方パイプ部34bと、該側方パイプ部34bの下端からサドルバッグ28の前部下方に回り込む下部回り込みパイプ部34cと、下部回り込みパイプ部34cから前方に延びて車体フレームFの連結フレーム11に前端が固着される前方延長パイプ部34dと、前方張出しパイプ部34aの内端寄りの部分から後方に延長される前上部支持パイプ部34eと、下部回り込みパイプ部34cの中間部から後方に延長される前下部支持部34fとを備える。
    【0014】
    前方張出しパイプ部34a、側方パイプ部34b、下部回り込みパイプ部34cおよび前方延長パイプ部34dは、1本の金属性パイプを曲げ成形して得られるものであり、前方張出しパイプ部34aの内端に固着された取付板36がリヤステー17に締着され、前方延長パイプ部34dの前端を潰して形成される取付板部37が連結フレーム11に締着される。 また前上部支持パイプ部34eは前後方向に延びるパイプの前端が前方張出しパイプ部34aの内端寄りの部分に溶接されて成り、前下部支持部34fは、下方に開いた横断面略U字状にして前後方向に延びる型鋼の前端が下部回り込みパイプ部34cの中間部に溶接されて成るものである。
    【0015】
    かかるガードパイプ34 1の側方パイプ部34bは、車体フレームFにおけるリヤステー17および連結フレーム11にガードパイプ34 1が取付けられた状態では、サドルバッグ28よりも外側方に突出するものであり、バンパーとして車体を保護する機能を果すとともにサドルバッグ28を保護する機能も果すことになる。
    【0016】
    しかもガードパイプ34 1における前上部支持パイプ部34eには、前記函体29の前方内側部を固定的に支持するための支持板39が固着され、前下部支持部34fは前記函体29の前方下部を載せて固定的に支持することができる。 したがってガードパイプ34 1はサドルバッグ28の保護機能だけでなく、該サドルバッグ28の前部を固定的に支持する機能も果すことになる。
    【0017】
    ところで、ガードパイプ34 1においてサドルバッグ28よりも前方に延びて支持フレーム11に連結される前方延長パイプ部34dの中間部には、バータイプのピリオンステップ41 1が回動可能に取付けられる。 すなわち前方延長パイプ部34dの中間部には、外側方に突出するようにしてブラケット42が固着されており、該ブラケット42に支軸43を介してピリオンステップ41 1が回動可能に連結される。 而してピリオンステップ41 1は、図1〜図6の各図で示すようにブラケット42から外側方に突出した足載せ位置と、ブラケット42から上方に延びる跳ね上げ位置との間で回動可能である。
    【0018】
    バッグフレーム35は、ガードパイプ34 1における前上部支持パイプ部34eの後端に連なって後方に延びる上部後方延長パイプ部35aと、該上部後方延長パイプ部35aの後端に連設されて後下りに傾斜する後上部支持パイプ部35bと、後上部支持パイプ部35bの下端に内端が固着されて自動二輪車の幅方向に延びる連結パイプ部35cと、自動二輪車の前後方向に延びて連結パイプ部35cの外端に略直に連設されるとともに前端がガードパイプ34 1の前下部支持部34fに連結される後下部支持パイプ部35dと、連結パイプ部35cの内端に連設されて後方に延びる下部後方延長パイプ部35eとを備える。
    【0019】
    上部後方延長パイプ部35aおよび後上部支持パイプ部35bは、1本の金属性パイプを曲げ成形して得られるものであり、上部後方延長パイプ部35aの前端には、前上部支持パイプ部34eの後端に固着された嵌合突部44(図2参照)が嵌合され、上部後方延長パイプ部35aの中間部に固着された取付板45がリヤステー17に締着される。 また後下部支持パイプ部35dの前端を潰して形成される取付板部46がガードパイプ34 1における前下部支持部34fの後端に締着される。 さらに連結パイプ部35cおよび下部後方延長パイプ部35eは、1本の金属性パイプを曲げ成形して得られるものであり、後上部支持パイプ部35bの下端が連結パイプ部35cの内端に溶接結合され、連結パイプ部35cの外端が後下部支持パイプ部35dの後端寄りの部分に溶接結合される。
    【0020】
    後上部支持パイプ部35bの上端寄りの部分には、サドルバッグ28における函体29の後方内側部を固定的に支持するための支持板47が固着され、後下部支持パイプ部35dの後端を潰して形成された支持板48には、前記函体29の後方下部が固定的に支持される。
    【0021】
    さらに後輪W Rの両側方のバッグフレーム35…における下部後方延長パイプ部35e…間は、後輪W Rの後方側を回り込む連結パイプ49を介して相互に連結される。
    【0022】
    次にこの第1実施例の作用について説明すると、車体フレームFに取付けられたガードパイプ34 1 …が、後輪W Rの両側に在るサドルバッグ28…よりも外側方に突出するので、該ガードパイプ34 1 …はパワーユニット22を含む車体をバンパーとして保護することができるとともに、サドルバッグ28…を保護することができる。
    【0023】
    しかもガードパイプ34 1 …は、サドルバッグ28…の前部を固定的に支持するものであるので、サドルバッグ28…の保護機能に加えて、サドルバッグ28…の支持機能を果すことができ、部品点数を極力低減してサドルバッグ28…の保護および支持構造を得ることができ、車体の設計自由度を大きくすることができる。
    【0024】
    さらにピリオンステップ41 1がガードパイプ34 1における前方延長パイプ部34dの中間部に回動可能に取付けられることにより、ピリオンステップ41 1を取付けるための部材を特別に必要とせず、部品点数をより低減することができる。
    【0025】
    図7は本発明の第2実施例を示すものであり、車体フレームFに取付けられたガードパイプ34 2においてサドルバッグ28よりも前方に延びる前方延長パイプ部34d′の中間部には、ボードタイプのピリオンステップ41 2が回動可能に取付けられる。 すなわち前方延長パイプ部34d′の中間部には、その前後方向に間隔をあけて一対のブラケット50,50が固着されており、それらのブラケット50,50に支軸51,51を介してピリオンステップ41 2が回動可能に連結され、該ピリオンステップ41 2は、図7で示すようにブラケット50,50から外側方に突出した足載せ位置と、ブラケット50,50から上方に延びる跳ね上げ位置との間で回動可能である。
    【0026】
    本発明の第3実施例として、図8で示すように、車体フレームFに取付けられたガードパイプ34 3においてサドルバッグ28よりも前方に延びる前方延長パイプ部34d″の中間部に、ボードタイプのピリオンステップ41 3が、前方延長パイプ部34d″から外側方に突出する姿勢のまま固着されるようにしてもよい。
    【0027】
    以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
    【0028】
    【発明の効果】
    以上のように請求項1記載の発明によれば、 後輪の少なくとも一側方に配置したサドルバッグよりも車体前側で且つ外側方に突出するガードパイプが、車体フレームに取付けられ、サドルバッグの少なくとも一部が該ガードパイプで固定的に支持されるので、 このガードパイプに、バンパーとして車体を保護する機能と、サドルバッグの支持および保護機能とを持たせることができ、少ない部品点数でサドルバッグの支持および保護を果すようにして設計自由度の増大を図ることができる。
    また特に上記ガードパイプと、 そのガードパイプの後側に位置し且つサドルバッグの最外側面よりも車体内方側に位置するバッグフレームとを、該ガードパイプの上部後端を該バッグフレームの上部前端に嵌合させ且つ該ガードパイプの下部後端を該バッグフレームの下部前端に締着させることで連結し、そのガードパイプとバッグフレームとでサドルバッグの少なくとも一部を固定的に支持できるようにしている。
    【0029】
    さらに上記ガードパイプ 、サドルバッグよりも前方に延びるとともに前端が車体フレームに連結される前方延長パイプ部を備え、該前方延長パイプ部にピリオンステップが取付けられるので、ピリオンステップを取付けるための特別の部材を不要とし、部品点数をより低減することができる。 即ち、上記ガードパイプには、前述のような車体保護機能とサドルバッグの支持および保護機能とに加えて、ピリオンステップを取付けるための部材の機能をも持たせることができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】第1実施例の自動二輪車の側面図である。
    【図2】サドルバッグを省略した状態での自動二輪車の後部拡大側面図である。
    【図3】図2の3矢視方向から見た切欠き平面図である。
    【図4】図3の4矢視方向から見た切欠き側面図である。
    【図5】図4の5矢視方向から見てサドルバッグを省略した背面図である。
    【図6】ガードパイプおよびバッグフレームの斜視図である。
    【図7】第2実施例の図3に対応した切欠き平面図である。
    【図8】第3実施例の図3に対応した切欠き平面図である。
    【符号の説明】
    28・・・サドルバッグ34 1 ,34 2 ,34 3・・・ガードパイプ41 1 ,41 2 ,41 3・・・ピリオンテステップF・・・車体フレームW R・・・後輪

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