自動二輪車

申请号 JP2015538749 申请日 2013-09-27 公开(公告)号 JPWO2015045111A1 公开(公告)日 2017-03-02
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 太郎 西本; 大志 井上; 明子 石川;
摘要 後面(43)に複数の取付部(51,53)を備えるリアフェンダ(40)を含む自動二輪車である。取付部(51,53)は、それぞれ左右に対で設けられている。プレート部材をリアフェンダ(40)に取り付ける際、プレート部材は、締結部材を取付部(51,53)の一部に貫通させて、リアフェンダ40に締結される。
权利要求

車体フレームの後部に設けられ、後輪が巻き上げる泥の拡散を抑制するリアフェンダと、 このリアフェンダの後面に設けられ、前記リアフェンダに締結する締結部材と、 前記リアフェンダの上部に設けられ、前記後面を照射する照明灯と、 前記後面の周囲に設けられ、後方からの光を反射させる反射板とを備えた自動二輪車において、 前記リアフェンダは、複数の取付部を備え、 前記締結部材は、前記取付部の一部を任意に貫通させた状態で、前記リアフェンダに締結され、 前記後面は、後面視において左右少なくとも一つずつ配設されるとともに、 前記リアフェンダの中央部は、前記後面に対して前方へ凹むことを特徴とする自動二輪車。前記リアフェンダは、前記後面の車幅方向両端から車両前方に向かって形成される側面を有し、前記後面から前記側面にかけて窪ませた凹部を備え、 前記後面は、幅方向に開口するU字形状を形成する、請求項1記載の自動二輪車。前記凹部は、後面視において複数設けられる前記取付部に、上下方向に挟まれるように設けられる請求項2記載の自動二輪車。前記取付部は、車幅方向に長い長円形状である、請求項3記載の自動二輪車。前記リアフェンダの前記取付部の下方に、後方へ突出する突出部が設けられる、請求項3項記載の自動二輪車。前記取付部は、対で設けられ、この対を少なくとも2つ備える、請求項3項記載の自動二輪車。前記突出部の下方には、下方の取付部が設けられ、下方の取付部が選択的に貫通されることによって取付孔とされる、請求項6記載の自動二輪車。

車体フレームの後部に設けられ、後輪が巻き上げる泥水の拡散を抑制するリアフェンダと、 このリアフェンダの後面に設けられ、前記リアフェンダに締結する締結部材と、 前記リアフェンダの上部に設けられ、前記後面を照射する照明灯と、 前記後面の周囲に設けられ、後方からの光を反射させる反射板とを備えた自動二輪車において、 前記リアフェンダは、複数の取付部を備え、 前記締結部材は、前記取付部の一部を任意に貫通させた状態で、前記リアフェンダに締結され、 前記後面は、後面視において左右少なくとも一つずつ配設されるとともに、 前記リアフェンダの中央部は、前記後面に対して前方へ凹み、 前記リアフェンダは、前記後面の車幅方向両端から車両前方に向かって形成される側面を有し、前記後面から前記側面にかけて前方へ窪ませた凹部を備え、 前記後面は、前記凹部によって幅方向に開口するU字形状を形成するとともに、 前記リアフェンダは、前記取付部および前記凹部を一体的に形成することを特徴とする自動二輪車。(削除)前記凹部は、後面視において複数設けられる前記取付部に、上下方向に挟まれるように設けられる請求項1記載の自動二輪車。前記取付部は、車幅方向に長い長円形状である、請求項3記載の自動二輪車。前記リアフェンダの前記取付部の下方に、後方へ突出する突出部が設けられ、 前記突出部は、側面視において、前記締結部材が前記取付部に当接する前記後面よりも、後方に突出する、請求項3項記載の自動二輪車。前記取付部は、対で設けられ、この対を少なくとも2つ備える、請求項3項記載の自動二輪車。前記突出部の下方には、下方の取付部が設けられ、下方の取付部が選択的に貫通されることによって取付孔とされる、請求項5記載の自動二輪車。

说明书全文

本発明は、自動二輪車に関し、特に、この車両を特定する情報が記載されたプレート部材の取付構造に関する。

自動二輪車は、車両を特定する情報が記載されたプレート部材として、ライセンスプレートが取り付けられる。ライセンスプレートは、各国ごとに形状や取付位置が異なる複数の種類が存在する。これらの複数の種類のライセンスプレートに対応した取付構造が特許文献1に開示されている。

特許文献1に開示されている自動二輪車は、リアフェンダの後面に、対の取付孔が設けられたライセンスプレート取付部が形成されている。ライセンスプレート取付部には、取付孔の対が複数設けられており、ライセンスプレートの種類に応じた任意の位置の取付孔を用いて、ライセンスプレートが取り付けられる。

ライセンスプレート取付部は、取付孔の対を複数設けてライセンスプレートの左右を支持するために、リアフェンダに対して左右に張り出した形状となり、構造が複雑になる。また、ライセンスプレートへの振動を抑制するために、ライセンスプレート取付部に加わる振動を抑えることが望まれるが、ライセンスプレート取付部は、左右に張り出した形状である上に複数の取付孔が設けられているため、板厚を増して振動を抑える必要がある。

そこで、簡単な形状で振動を抑えることができ、且つ、各国ごとに種類の異なるライセンスプレートを取り付けることができる技術が求められる。

特開2011−46302号公報

本発明の課題は、簡単な形状で振動を抑えることができ、且つ、各国ごとに種類の異なるライセンスプレートを取り付けることができる技術を提供することにある。

請求項1に係る発明によれば、車体フレームの後部に設けられ、後輪が巻き上げる泥の拡散を抑制するリアフェンダと、このリアフェンダの後面に設けられ、リアフェンダに締結する締結部材と、リアフェンダの上部に設けられ、後面を照射する照明灯と、後面の周囲に設けられ、後方からの光を反射させる反射板とを備えた自動二輪車において、リアフェンダは、複数の取付部を備え、締結部材は、取付部の一部を任意に貫通させた状態で、リアフェンダに締結され、後面は、後面視において左右少なくとも一つずつ配設されるとともに、リアフェンダの中央部は、後面に対して前方へ凹むことを特徴とする自動二輪車が提供される。

請求項2に係る発明では、リアフェンダは、好ましくは、後面の車幅方向両端から車両前方に向かって形成される側面を有し、後面から側面にかけて窪ませた凹部を備え、後面は、幅方向に開口するU字形状を形成する。

請求項3に係る発明では、凹部は、好ましくは、後面視において複数設けられる取付部に、上下方向に挟まれるように設けられる。

請求項4に係る発明では、取付部は、好ましくは、車幅方向に長い長円形状である。

請求項5に係る発明では、好ましくは、リアフェンダの取付部の下方に、後方へ突出する突出部が設けられる。

請求項6に係る発明では、取付部は、好ましくは、対で設けられ、この対を少なくとも2つ備える。

請求項7に係る発明では、好ましくは、突出部の下方には、下方の取付部が設けられ、下方の取付部が選択的に貫通されることによって取付孔とされる。

請求項1に係る発明では、リアフェンダは、複数の取付部を備え、締結部材は、取付部の一部を任意に貫通させた状態で、リアフェンダに締結される。リアフェンダの後面は、取り付けられる部材の種類に対応した取付部のみを貫通させて、他の孔は開けないで、最小限の数の取付孔で済むので、リアフェンダの剛性を向上させることができる。結果、簡単な形状で振動を抑えることができ、且つ、各国ごとに種類の異なる部材を取り付けることができる。

また、後面は、後面視において左右少なくとも一つずつ配設されるとともに、リアフェンダの中央部は、後面に対して前方へ凹む。リアフェンダの中央部が凹むので、リアフェンダの剛性を高めることができる。結果、振動を抑えることができる。

請求項2に係る発明では、リアフェンダは、後面の車幅方向両端から車両前方に向かって形成される側面を有し、後面から側面にかけて窪ませた凹部を備え、後面は、幅方向に開口するU字形状を形成する。リアフェンダに凹部が設けられるので、裏面に突起部が設けられる部材であっても、突起部を凹部に収納することで、部材をリアフェンダの後面に適切に当接させて取り付けることができる。

請求項3に係る発明では、凹部は、後面視において複数設けられる取付部に、上下方向に挟まれるように設けられる。裏面に突起部が設けられる部材を取り付ける場合、突起部をあらかじめ、凹部に挿入した状態で位置決めすることができる。したがって、リアフェンダに部材を容易に取り付けることができる。

請求項4に係る発明では、取付部は、車幅方向に長い長円形状である。取付部の貫通させる範囲が車幅方向に大きくなるので、部材を車幅方向に調整して取り付けることが容易になる。加えて、車幅方向に取付位置が異なる部材であっても取り付けることができる。

請求項5に係る発明では、リアフェンダの取付部の下方に、後方へ突出する突出部が設けられる。部材を突出部に当接させて、部材を撓ませることができる。結果、部材に加わる振動を抑えることができる。

請求項6に係る発明では、取付部は、対で設けられ、この対を少なくとも2つ備える。部材の種類に応じて、取付部の貫通場所を選択することができる。結果、複数の種類の部材に対応することができる。

請求項7に係る発明では、突出部の下方には、下方の取付部が設けられ、下方の取付部が選択的に貫通されることによって取付孔とする。下方の取付部に、ステーを介して部材を取り付けることができるので、ステーによって取り付けられる部材の度を適切に調整することができる。したがって、照明灯の明かりを適当に照らすことができる。

本発明の実施例1による部材取付構造を採用した自動二輪車の左側面図である。

図1に示したリアフェンダの左側面図である。

図1に示したリアフェンダの斜視図である。

図1に示したリアフェンダの背面図である。

図4に示したリアフェンダの要部拡大図である。

図5の6−6線断面図である。

実施例1に使用される部材の正面図である。

図7に示した部材の側面図である。

実施例1に係るリアフェンダの背面図である。

実施例1に係る自動二輪車の背面図である。

図10の11−11線断面図である。

図10に示した自動二輪車の左側面図である。

実施例2に使用される部材の正面図である。

図13に示した部材の側面図である。

実施例2に係るリアフェンダの背面図である。

実施例2に係る自動二輪車の背面図である。

図16の17−17線断面図である。

図16に示した自動二輪車の左側面図である。

実施例3に使用される部材の正面図である。

図19に示した部材の側面図である。

実施例3に係るリアフェンダの背面図である。

実施例3に係る自動二輪車の背面図である。

図22の23−23線断面図である。

図22に示した自動二輪車の左側面図である。

以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて詳細に説明する。

図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の後部に揺動自在に懸架されるパワーユニット21と、車体フレーム11を覆う車体カバー31とを備える。

車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後下がりに延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端から後上がりに延びるシートレール14とからなる。

ヘッドパイプ12の下部にボトムブリッジ15を介してフロントフォーク16L(以下、Lは左を示す添え字、Rは右を示す添え字とする。)が支持され、このフロントフォーク16Lに回転可能に前輪17が支持される。また、ヘッドパイプ12の上部に前輪17を操するハンドル18が設けられ、シートレール14の上部に乗員が着座するシート19が設けられる。

パワーユニット21は、吸気系のエアクリーナ22と、排気系のマフラー23と、駆動輪としての後輪24とを備える。パワーユニット21とシートレール14との間にリヤクッション25が設けられ、リヤクッション25により衝撃が吸収される。

車体カバー31は、ヘッドパイプ12の前方を覆うフロントカバー32と、メインフレーム13の上方を覆うメインフレームカバー33と、メインフレーム13の車幅方向側方を覆うサイドカバー34と、シートレール14を覆うリヤカバー35とからなる。また、前輪17の上方は、フロントフェンダ36で覆われ、後輪24の上方は、リアフェンダ40で覆われる。

また、リアフェンダ40に、自動二輪車20(以下、車両20という。)を特定する情報が記載されている部材としてのプレート部材60が設けられている。

次にリアフェンダについて説明する。図2、図3に示されるように、リアフェンダ40は、略水平に延びる水平部41と、この水平部41の下側から後下がりに延びる後下がり部42と有する。プレート部材60は、後下がり部42の後面43に設けられている。

水平部41は車両後方に延びている水平延長部44を有し、この水平延長部44はリアフェンダ40の上部に位置する。リアフェンダ40は、水平延長部44の後端に設けられプレート部材60を照射する照明灯71と、プレート部材60の周囲に設けられ後方からの光を反射させる反射板72とを備えている。

また、リアフェンダ40は、左右に分離するようにして平面状に形成される左右の後面43,43と、これらの左右の後面43,43の車幅方向両端から車両前方に向かって形成される側面45を有する。側面45は、後面43から折れ曲がるように形成されており、後面43の車幅方向外側の縁に、後面43から側面45にかけて窪ませた凹部46が形成されている。左右の後面43,43には、プレート部材60が取り付けられる。凹部46がリアフェンダ40の端部にあるので、裏面に突起部が設けられるプレート部材を取り付けやすくなる。したがって、作業性が向上する。

なお、凹部46は、後面43の左右端にそれぞれ1個づつ設けられているが、これに限定されず、凹部46を後面43のどの位置に設けてもよく、さらに後面43の左右に複数個設けても差し支えない。

後下がり部42の上下方向中間部には、後方へ突出する突出部47が設けられている。プレート部材60が大きい場合、プレート部材60は突出部47に当接する。

リアフェンダ40の左右の後面43,43の間には、後面43,43に対して前方へ凹む中央部49が設けられている。リアフェンダ40の中央部49が凹むので、リアフェンダ40の剛性を高めることができる。したがって、リアフェンダ40の振動を抑えることができる。

図4に示されるように、リアフェンダ40は、後面43に複数の取付部51,53を備える。取付部51,53は、車幅方向に長い長孔形状であり、それぞれ左右に対で設けられている。プレート部材(図2、符号60)をリアフェンダ40に取り付ける際、プレート部材60は、締結部材を取付部51,53の一部に貫通させて、リアフェンダ40に締結される。また、突出部47の下方には、下方の取付部54が設けられ、下方の取付部54が選択的に貫通されることによって取付孔にできる。下方の取付部54に、ステーを介してプレート部材60を取り付けることができるので、ステーによって取り付けられるプレート部材60の角度を適切に調整することができる。

このように、リアフェンダ40の後面43は、取り付けられるプレート部材60の種類に対応した取付部51,53のいずれか1対のみを貫通させて、他の孔は開けない。最小限の数の取付孔で済むので、リアフェンダ40の剛性を向上させることができる。結果、簡単な形状によって、リアフェンダ40に加わる振動を抑えることができる。

リアフェンダ40は、複数の取付部51,53の周辺に凹部46を設けるので、プレート部材60の取付位置周辺の剛性が高められる。結果、プレート部材60に加わる振動を抑制できる。

次に取付部について説明する。図5に示されるように、取付部51,53は、リアフェンダ40の後面43において、種類の異なるプレート部材(図2、符号60)の取付位置に応じた位置に設けられている。第1の取付部51は、背面視で車幅方向に長い長円形状であり、後面43の車幅方向外側の縁近傍に配置されている。第2の取付部53は、背面視で車幅方向に長い長円形状であり、第1の取付部51の下方に配置されている。なお、実施例では、取付部51,53を長円形状としが、これに限定されず、プレート部材60の種類に応じて円形状等、適宜形状を変えても差し支えない。

図6に示されるように、第1の取付部51の径は、D1である。第2の取付部53の径は、D2である。径の大きさは、D2

リアフェンダ40は射出成形によって成形される。取付部51,53は、金型の入れ子を適宜変更し、一部を貫通させることによって、それぞれ取付孔55a、55cに成形される。

次に具体的なプレート部材の取付について説明する。図7、図8に示されるように、プレート部材60aは、車両を特定する情報が記載されるライセンスプレート60aである。

ライセンスプレート60aは、文字列が標記される矩形状の平板部61aと、この平板部61aの周囲を補強する縁部62aと、平板部61aの上部に車幅方向に長く形成された窪み部63aと、この窪み部63aの左右端部に設けられ裏面64aに突出するリベット65aと、窪み部63aの左右上方に車幅方向に長く形成された貫通孔66aとを有する。ライセンスプレート60aは、縦の長さがL1であり、横の長さがW1である。

図9に示されるように、リアフェンダ40の後面43には、取付孔55aが開けられている。取付部53は、貫通させずにそのままの状態である。結果、リアフェンダ40の剛性を向上させることができる。

図10、図11に示されるように、ライセンスプレート60aは、締結部材68aによってリアフェンダ40に締結されている。締結部材68aは、座金73a、ライセンスプレート60aの貫通孔66a及びリアフェンダ40の取付孔55aに通され、リアフェンダ40の裏面48のナット74aに締結されている。

図12に示されるように、ライセンスプレート60aの裏面64aに突出したリベット65aは、リアフェンダ40の凹部46に収納されている。このように、ライセンスプレート60aの裏面64aにリベット65aのような突起があっても、突起を凹部46に収納することで、ライセンスプレート60aをリアフェンダ40に干渉させることなく取り付けることができる。結果、種々のライセンスプレート60を取り付けることが可能になる。また、ライセンスプレート60aの下部は、リアフェンダ40の突出部47に当接している。

次に、実施例2による自動二輪車について、説明するが、実施例1による自動二輪車と同様の要素については、同一の参照番号を付して説明する。

図13に示されるように、プレート部材60bは、車両を特定する情報が記載されるライセンスプレート60bである。ライセンスプレート60bは、文字列が標記される矩形状の平板部61bと、この平板部61bの周囲を補強する縁部62bと、平板部61bの左右上部に形成された貫通孔66bとを有する。ライセンスプレート60bは、縦の長さがL2であり、横の長さがW2である。

図14に示されるように、締結部材68bは、ライセンスプレート60bの裏面64bからナット74bを介して貫通孔66bに通され、ライセンスプレート60bの表側に設けられる覆い冠69bで覆われるピンに固定される。

図15に示されるように、射出成形時に入れ子を使用して、リアフェンダ40の第1の取付部(図9、符号51)を貫通させ、リアフェンダ40に、取付孔55aを形成する。リアフェンダ40の後面43には、取付孔55aのみが開けられている。取付部53は、貫通させずにそのままの状態である。結果、リアフェンダ40の剛性を向上させることができる。

図16、図17に示されるように、ライセンスプレート60bは、締結部材68bによってリアフェンダ40に締結されている。締結部材68bは、座金73b、ライセンスプレート60bの貫通孔66b及びリアフェンダ40の取付孔55aに通され、リアフェンダ40の裏面48のナット74bに締結されている。

図18に示されるように、ライセンスプレート60bの裏面64bは、リアフェンダ40の後面43に設置されている。凹部46は、ライセンスプレート60bによって覆われているので、凹部46をかくしてリアフェンダ40の外観性を向上させることができる。

次に、実施例3による自動二輪車について、説明するが、実施例1による自動二輪車と同様の要素については、同一の参照番号を付して説明する。

図19、図20に示されるように、プレート部材60cは、車両を特定する情報が記載されるライセンスプレート60cである。ライセンスプレート60cは、文字列が標記される矩形状の平板部61cと、この平板部61cの周囲を補強する縁部62cと、平板部61cの左右上部に形成された貫通孔66cとを有する。ライセンスプレート60cは、縦の長さがL3であり、横の長さがW3である。

図21に示されるように、射出成形時に入れ子を使用して、リアフェンダ40の第2の取付部(図9、符号53)を貫通させ、リアフェンダ40に、取付孔55cを形成する。リアフェンダ40の後面43には、取付孔55cのみが開けられている。取付部51,52は、打ち抜かずにそのままの状態である。結果、リアフェンダ40の剛性を向上させることができる。取付孔55cは、車幅方向に長い長円形状である。このため、車幅方向の許容範囲を大きくすることができ、ライセンスプレート(図19、符号60c)を、車幅方向に調整した位置に取り付けることができる。結果、車幅方向に取付位置の異なるライセンスプレート60cを取り付けることができる。

図22、図23に示されるように、ライセンスプレート60cは、締結部材68cによってリアフェンダ40に締結されている。締結部材68cは、座金73c、ライセンスプレート60cの貫通孔66c及びリアフェンダ40の取付孔55cに通され、リアフェンダ40の裏面48のナット74cに締結されている。

図24に示されるように、ライセンスプレート60cは、リアフェンダ40の後面43に取り付けられている。また、ライセンスプレート60cの下部は、リアフェンダ40の突出部47に当接している。このため、ライセンスプレート60cを撓ませてリアフェンダ40に取り付けることができ、ライセンスプレート60cに加わる振動を抑制することができる。

尚、実施例では、プレート部材60をリアフェンダ40に直接取り付けたが、これに限定されず、プレート部材60をステーを介してリアフェンダ40に取り付けても差し支えない。また、ステーを介して取り付けられたプレート部材60は、照明灯71に対して、適宜角度を変更しても差し支えない。

また、実施例では、取付部51,53の対を、3対設けたが、これに限定されず、4対、5対でもよく、取付部の形状、大きさ及び位置を適宜変更しても差し支えない。また、本発明は、実施例では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型4輪車(4輪バギー)にも適用可能であり、一般の小型車両に適用することは差し支えない。

本発明は、リアフェンダにライセンスプレートが取り付けられた自動二輪車に好適である。

10 自動二輪車(車両) 11 車体フレーム 24 後輪 40 リアフェンダ 43 後面 45 側面 46 凹部 47 突出部 49 リアフェンダの中央部 51 第1の取付部 53 第2の取付部 54 下方の取付部 60,60a,60b,60c 部材(プレート部材、ライセンスプレート) 65a リベット 68a,68b,68c 締結部材 71 照明灯 72 反射板

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