Direction indicator for bicycle

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、自転車の左折、右折を明確に表示する、自転車の方向指示器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自転車には方向指示器はついていなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点があった。 イ． 手信号では危険な曲折時、片手運転となる。 ロ． 免許証のない人に手信号は正しく理解されない。 ハ． ひったくり、痴漢に誤解され、現代にはなじまない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】グリップ（１）の先端に偏心リング（４）を設ける。 そして、スプリングケース（５）内にスプリング（６）を入れる。 飛び出したリフレクタ（２）の振れを押えるため、スペーサ（７）を入れる。 左側、右側も同じもの。 以上の構成よりなる自転車の方向指示器である。

【０００５】

【作用】本発明を使用するときは、直進時はリフレクタ（２）はグリップ（１）内に収納する。 曲折時はグリップ（１）に嵌合した偏心リング（４）とストッパ（３）
の噛み合いを解除する。 解除する方法は、噛み合い側のグリップ（１）の裏側を小指で押すことで収納されたリフレクタ（２）はスプリング（６）の力で外部に飛び出す。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を述べる。 リフレクタ（２）の先端にストッパ（３）を固定し、その頭部を手のひらで押すことで、グリップ（１）に取りつけた偏心リング（４）とストッパ（３）はグリップ（１）の弾性により、噛み合って、リフレクタ（２）はグリップ（１）に収納される。 噛み合側のグリップ（１）の裏側を押すと偏心リング（４）とストッパ（３）はグリップ（１）の弾性により、同心となり噛み合が外れ、スプリング（６）により、リフレクタ（２）はグリップ（１）
の外に飛び出す。 リフレクタ（２）の反射効率を良くするため、円周面をカットして平面状態を作る。

【０００７】

【発明の効果】本発明を使用することによって、片手運転をすることなく、交差点を安全に通過することができる。 しかもグリップ先端に方向指示器があるので、後続の自転車と追突することがない。 バイクや自動車のウインカーと違い、指示操作を行わなくとも、外観上通常の自転車と同じで、非難されることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の収納時の断面図

【図２】本発明の噛み合解除時の先端部の断面図

【図３】本発明のＡ−Ａ断面図

【図４】本発明のリフレクタと突出時の断面図

【符号の説明】

１ グリップ ２ リフレクタ ３ ストッパ ４ 偏心リング ５ スプリングケース ６ スプリング ７ スペーサ