車両用照明装置および方法

申请号 JP2017535796 申请日 2016-01-06 公开(公告)号 JP2018508400A 公开(公告)日 2018-03-29
申请人 グリーン ライド リミテッド; Green Ride Ltd.; 发明人 イェミニ,オリ; アブラハム,ドゥービー; ナカチェ,リラン;
摘要 本開示は陸上乗用車両用の照明装置に関し、照明装置は、非回転光の 位置 の組み合わせとハブキャップの透明部分の構成が、陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を所定のサイズで形成するように構成される。【選択図】図1
权利要求

ハブキャップに結合され、該ハブキャップによって覆われるホイールリムを含む少なくとも1つのホイール組立体を有する陸上乗用車両用の照明装置であって、 a.ホイールの回転軸線に対して所定の位置に配置された第1の非回転光源と、 b.透明部分を有する、前記ハブキャップと を備え、 前記非回転光の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との組み合わせが、前記陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を形成するように構成されている、照明装置。前記ホイールリムが、透明部分を有する2つのハブキャップによって覆われている、請求項1に記載の装置。前記第1の非回転光源と整列する第2の非回転光源をさらに備える、請求項2に記載の装置。前記第1の非回転光の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との前記組み合わせは、前記陸上乗用車両の前方、側方、後方、またはそれらの所定の組み合わせに向けて所定のパターンの前記半影を形成するように構成される、請求項2に記載の照明装置。前記第1の光源が断続的な光を供給する、請求項1に記載の照明装置。前記第1の光源が単色である、請求項1に記載の照明装置。前記第1の非回転光源の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との前記組み合わせが、前記第1の非回転光と、前記透明部分を有する前記ハブキャップとの前記組み合わせを備える前記ホイールの所定の毎分回転数(RPM)で、所定のパターンの前記半影を形成するように構成される、請求項1に記載の照明装置。前記第1の非回転光の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との前記組み合わせが、約2〜約20RPMで所定のパターンの前記半影を形成するように構成される、請求項7に記載の照明装置。前記ホイールが、約0.30m(12インチ)〜約0.40m(16インチ)の直径と、約0.04m〜約0.15mの幅とを有する、請求項8に記載の照明装置。前記非回転の第1の光源は、地面とほぼ平行に、かつ、前記ホイールのヨー軸から約0.05mおよび約0.15m離れて配置される、請求項に記載の照明装置。前記ハブキャップの前記透明部分が円弧状のスリットである、請求項1に記載の照明装置。前記透明のスリットが、約1mm〜約10mmの幅を有する、請求項11に記載の照明装置。前記第1の光源が、約630nm〜約640nmの波長の光を放射する単色発光ダイオードである、請求項1に記載の照明装置。前記陸上乗用車両は、前輪と後輪とを有する自動折り畳み二輪車であって、前記前輪と前記後輪が縦軸に沿って整列された伸展乗車可能位置と、前記前輪と前記後輪とが横軸に沿って互いに同心的に平行である折り畳み格納位置との間を自動的に移行するように構成される、請求項1に記載の照明装置。前記照明装置は、前記伸展乗車可能位置と前記折り畳み格納位置との間で移行する際、および/または前記折り畳み格納位置と前記伸展乗車可能位置との間で移行する際にのみ動作可能である、請求項14に記載の照明装置。請求項1〜15のいずれか一項に記載の照明装置を備える、折り畳み可能な電動スクータ。車両の1つの回転ホイールの少なくとも1つの側に所定の半影を形成する方法であって、 a.トロイダルリングによって囲まれ、少なくとも1つの側が、連続面を有するハブキャップで覆われている環状リムと、光源と、を備えるホイール組立体を設けることと、 b.前記ハブキャップの前記連続面上に透明部分の所定の構成を画定することと、 c.前記ホイールの回転軸線に対して所定の位置に前記光源を位置させることとを含む、方法。

ハブキャップに結合され、該ハブキャップによって覆われるホイールリムを含む少なくとも1つのホイール組立体を有する陸上乗用車両用の照明装置であって、 a.ホイールの回転軸線に対して所定の位置に配置された第1の非回転光源と、 b.透明部分を有する、前記ハブキャップと を備え、 前記非回転光の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との組み合わせが、前記陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を形成するように構成されている、照明装置。前記ホイールリムが、透明部分を有する2つのハブキャップによって覆われている、請求項1に記載の装置。前記第1の非回転光源と整列する第2の非回転光源をさらに備える、請求項2に記載の装置。前記第1の非回転光の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との前記組み合わせは、前記陸上乗用車両の前方、側方、後方、またはそれらの所定の組み合わせに向けて所定のパターンの前記半影を形成するように構成される、請求項2に記載の照明装置。前記第1の光源が断続的な光を供給する、請求項1に記載の照明装置。前記第1の光源が単色である、請求項1に記載の照明装置。前記第1の非回転光源の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との前記組み合わせが、前記第1の非回転光と、前記透明部分を有する前記ハブキャップとの前記組み合わせを備える前記ホイールの所定の毎分回転数(RPM)で、所定のパターンの前記半影を形成するように構成される、請求項1に記載の照明装置。前記第1の非回転光の位置と前記ハブキャップの前記透明部分との前記組み合わせが、約2〜約20RPMで所定のパターンの前記半影を形成するように構成される、請求項7に記載の照明装置。前記ホイールが、約0.30m(12インチ)〜約0.40m(16インチ)の直径と、約0.04m〜約0.15mの幅とを有する、請求項8に記載の照明装置。前記第1の非回転光源は、地面とほぼ平行に、かつ、前記ホイールのヨー軸から約0.05mおよび約0.15m離れて配置される、請求項1に記載の照明装置。前記ハブキャップの前記透明部分が円弧状のスリットである、請求項1に記載の照明装置。前記透明のスリットが、約1mm〜約10mmの幅を有する、請求項11に記載の照明装置。前記第1の光源が、約630nm〜約640nmの波長の光を放射する単色発光ダイオードである、請求項1に記載の照明装置。前記陸上乗用車両は、前輪と後輪とを有する自動折り畳み二輪車であって、前記前輪と前記後輪が縦軸に沿って整列された伸展乗車可能位置と、前記前輪と前記後輪とが横軸に沿って互いに同心的に平行である折り畳み格納位置との間を自動的に移行するように構成される、請求項1に記載の照明装置。前記照明装置は、前記伸展乗車可能位置と前記折り畳み格納位置との間で移行する際、および/または前記折り畳み格納位置と前記伸展乗車可能位置との間で移行する際にのみ動作可能である、請求項14に記載の照明装置。請求項1に記載の照明装置を備える、折り畳み可能な電動スクータ。車両の1つの回転ホイールの少なくとも1つの側に所定の半影を形成する方法であって、 a.トロイダルリングによって囲まれ、少なくとも1つの側が、連続面を有するハブキャップで覆われている環状リムと、光源と、を備えるホイール組立体を設けることと、 b.前記ハブキャップの前記連続面上に透明部分の所定の構成を画定することと、 c.前記ホイールの回転軸線に対して所定の位置に前記光源を位置させることとを含む、方法。

说明书全文

本開示は、陸上車両用照明装置に関し、具体的には、本開示は所定パターンの半影を地面に形成するように構成された、陸上車両用の照明装置に関する。

特定の状況下では、様々な車両が危険を被り、また危険を引き起こす可能性がある。そのため、車両周囲にハロー効果を生み出し、他の車両や歩行者に警告を促すためのライトが装備されている。しかしながら、様々な状況において、そのようなライトは、警告手段として不十分であることが多い。

したがって、警告信号として付加的かつ独自の安全対策を構築するために、追加の照明システムを設けることが有効である。このような追加の照明システムは、地面を照らし、車両の存在への注意を高め、起こりうる事故を軽減するために、所定のパターンを有する半影を地面に表示することができる。

様々な実施形態において、所定のパターンの半影を地面に形成するように構成された陸上車両用の照明装置が開示されている。

一実施形態では、ハブキャップに結合され、ハブキャップによって覆われるホイールリムを含む少なくとも1つのホイール組立体を有する陸上乗用車両のための照明装置が本明細書において提供され、照明装置は、ホイールの回転軸線に対して所定の位置に配置された第1の非回転光源と、透明部分を有するハブキャップとを備え、非回転光の位置とハブキャップの透明部分との組み合わせは、陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を形成するように構成されている。

別の実施形態では、車両の1つの回転ホイールの少なくとも1つの側に所定の半影を形成する方法が本明細書において提供され、この方法は、トロイダルリングによって囲まれ、少なくとも1つの側面が、連続面を有するハブキャップで覆われている環状リムと、光源とを備えるホイール組立体を設けることと、ハブキャップの連続面上に透明部分の所定の構成を画定することと、ホイールの回転軸線に対して所定の位置に配置される光源を位置させることとを含む。

所定のパターンの半影を地面に形成するように構成された、陸上車両用の照明装置をよりよく理解するために、その実施形態に関して、添付の図面を参照する。同様の参照符号は全体にわたって対応する要素または部分を示す。

陸上乗用車両V、すなわち車両Vに関連するホイール組立体Wの、簡略化された概略実施形態のY−Z断面を示す図である。

生成されたパターンの実施形態を示す図である。

照明装置の一実施形態の分解図を示す図である。

ハブキャップの透明部分の構成の追加の実施形態を示す図である。

ハブキャップの透明部分の構成の別の追加の実施形態を示す図である。

ホイール組立体Wの、簡略化された概略実施形態のX−Y断面を示す図である。

光源位置とハブキャップの透明部分の構成との様々な組み合わせで形成された半影の実施形態を示す図である。

光源位置とハブキャップの透明部分の構成との様々な組み合わせで形成された、別の半影の実施形態を示す図である。

光源位置とハブキャップの透明部分の構成との様々な組み合わせで形成された、さらに別の半影の実施形態を示す図である。

本開示は、様々な変形例および代替形態に適用できるが、それらの詳細は、図面において例として示されており、以下でさらに詳細に説明する。しかしながら、本発明は記載された特定の実施形態に本開示を限定するものではないことを理解されたい。むしろ、本発明はすべての変形例、同等物、および合理的な代替物を含むことを意図するものである。

いくつかの実施形態で、所定のパターンの半影を地面に形成するように構成された、陸上車両用の照明装置が本明細書において提供される。

そこで、一実施形態では、ハブキャップに結合され、ハブキャップによって覆われるホイールリムを含む少なくとも1つのホイール組立体を有する陸上乗用車両のための照明装置が本明細書において提供される。照明装置(ID)は、第1の非回転光源(すなわち、ホイールの回転円周に対する位置を維持する光源)を備えることができ、第1の非回転光源は、ホイールの回転(またはスピン)軸に対して所定の位置に配置することができる。照明装置は、透明部分を有するハブキャップをさらに備え、そのハブキャップと連通することができる。一実施形態では、非回転光源の所定の位置決めと、非回転光源とハブキャップの透明部分との連通との組み合わせを、陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を形成するように構成することができる。一実施形態では、「半影」という用語は、本影と完全な照度との間の部分的な影を指し、光源の一部が(例えばハブキャップの透明部分を通って)可視の状態であり、本影とは一般に、物体または物体の部分(例えばハブキャップ)によって投射される実質的に暗い影を指す。

さらに、「ハブキャップ」という用語は、自動車産業において従来使用されているハブキャップ型のホイールカバーを指す。例えば、種々の直径のハブキャップを使用することができ、車軸の中央部分のみを覆うものもあれば、タイヤ自体に近接し、タイヤのリム上に外向きに延びるものもある。従来の設計のすべてのハブキャップは、本明細書に記載され特許請求される照明装置と共に使用することができ、本明細書に含まれることを意図する。

照明装置は、輸送機関および道路グリッドシステムの車両およびユーザが直面する潜在的危険性を緩和するための安全手段として動作することができる。この目的は、既存の照明手段に加えて、追加の警報装置を付与することと、視覚的警告灯を提供する方法と、陸上車両に隣接する地面部分に静的または動的照明パターンを提供する方法とによって達成される。さらに、照明装置IDの動作は、自動的にまたはユーザによってトリガされ、制御されてもよい。

さらに、記載された照明装置は、様々な状況で使用されてもよい。例えばそのような状況は、ユーザが路肩で視界が制限された状態で動けなくなる場合に生じることがある。車両および地面の前方、後方、および側面の照明によって、他の運転者および/または歩行者の注意を引き付け、車両の近くの人を識別できるようになる。車両の電源が故障した場合、一実施形態では、予備バッテリを使用することができる。なお、本明細書に記載された照明装置を備えるスクータを手動で押すと、ホイールが回転し、地面を照らす光ビームの常に変化する動的パターン(所定の半影パターン)が生成されることになる。

示されているように、ハブキャップは透明部分を有することができる。透明部分は、ハブキャップの連続面における開口部であってよく、またはハブキャップが透明な区間または部品(例えば窓)を備える部分であってよい。なお、透明部分の形成には多くの設計を使用することができ、本明細書に記載され特許請求される照明装置と共に使用することができる。例えば、透明部分cabは、一般的な馬形状、または花弁状または他の弓状(または状)の設計を有する。

さらに、光源はホイールとの回転を妨げるような方法で車軸に結合することができる。例えば光源は、例えば車軸アセンブリに結合されたスピンドルおよび電源(例えばバッテリ、ダイナモなど)に動作可能に結合されて搭載される、約1200〜約2400ルーメンの強度を有する発光ダイオードとすることができ、車軸がスピンドル内で回転している間、スピンドルに結合された光源は、地面に対して一定の高さで、ホイールのヨー軸からの距離および角度において一定の向きにとどまるようにしてもよい。

さらに、本明細書に記載の照明装置を有する陸上乗用車両は、前輪と後輪とを有する自動折り畳み二輪車であってもよい。自動的に折り畳み可能な二輪車(例えば電動スクータ)は、自動的に(すなわち、折り畳みを作動させる以外は人間の介入なしに)前輪と後輪とが縦軸に沿って整列して伸展した乗車可能位置(伸展乗車可能位置)(後輪が前輪の後方に整列する)と、前輪と後輪とが横軸に沿って互いに同心的に平行である(すなわち、車軸が地面からの同じ高さおよび同じ角度にあり、互いに平行に隣接する)折り畳まれた格納位置(折り畳み格納位置)との間を移行するように構成することができる。本明細書に記載の照明装置は、明るい状態が必要な場合(すなわち、低可視状態の場合)、ならびに伸展した乗車可能位置と折り畳まれた格納位置との間で移行する際、および/または折り畳まれた格納位置と伸展した乗車可能位置との間で移行する際にのみ動作可能に構成することができる。なお、本明細書に記載の照明装置において、陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を形成するように構成されている非回転光源の位置とハブキャップの透明部分との組み合わせを使用して、限られた高いRPMレベルでのみ所定の半影を生成するように構成することができる。高いRPMレベルは、所望のパターン、ハブキャップの開口部のサイズ、および光の強さに依存する。例えば半影パターンは、例えば1〜20RPM、または約2RPM〜約15RPM、具体的には約3RPM〜10RPM、もしくは約2RPM〜約6RPMで形成することができる。

添付の図面を参照することによって、本明細書に開示された、車両に隣接する地面(すなわち、車両の側方、前方、後方のいずれか)に所定のパターンの半影を形成するように構成された陸上車両の用照明装置に関して、構成要素、工程、および装置のより完全な理解を得ることができる。これらの図面(本明細書では「図」とも言う)は、便宜上のものであり、本開示の説明を容易することに基づく概略的な表現に過ぎず、したがって、装置もしくはその構成要素の相対的な大きさおよび寸法を示すこと、ならびに/または例示的な実施形態の範囲を定義もしくは制限することを意図するものではない。明確にするために、以下の説明では特定の用語を使用しているが、これらの用語は、図面に例示するために選択された実施形態の特定の構造のみを指すことを意図しており、開示の範囲を定義または限定することを意図するものではない。以下の図面および以下の説明では、同様の符号によって示すものが同様の機能の構成要素を指すことを理解されたい。

図1は、立体的に作られた(すなわち装飾的に詳細な)ハブキャップの透明な開口部または部分28に対する、非回転光源8の配置の実施形態を示す。光ビームBLは、スピン軸1(またはXスピン、例えば図6参照)に対して鋭角αで透明なハブキャップ部分28から放出される。これにより、光ビームBLは準線とみなすことができ、回転すると、円錐台の外面を有する所定の半影を生成する。光ビームBLによって地面G上に形成された半影パターンは、円錐台の外面と地面Gの平面との交差を示す。

透明なハブキャップ部分28は、全体として透視鮮明度を有することができる。一実施形態では、「透視鮮明度」という用語は、透明なハブキャップ部分28を介して光ビームを視認することの容易さを指し、全光線透過率および/または平行光線透過率によって規定することができる。本明細書で使用されるような透視鮮明度は、視感透過率が低下するにつれて低くなる。「透視」は、壁を通した目視による確認を可能にするいかなる特性を包含する。具体的には、透視窓、または壁全体が半透明、透明、または完全に透明であってよい。よって、「半透明」は、光が層を通過することができるが、光は拡散していることを示す。全表面またはハブキャップ2および/または14自体が透明である必要はなく、ハブキャップ2、14の部分28は、例えば機能を果たすため、つまり装飾的/装飾的なパターンを形成するために、透明または不透明であってもよい。本明細書で使用されるような「半透明」という用語は、290nm〜780nmの範囲の領域において少なくとも60%を透過し、40%未満のヘイズを有する(樹脂)組成物を指すことがある。一実施形態では、(例えば熱可塑性)組成物(例えばポリ(カーボネート)誘導体およびコポリマー)は、少なくとも75%の透過率を有することができる。別の実施形態では、(熱可塑性)組成物は、少なくとも85%の透過率を有することができる。さらに別の実施形態では、組成物は、40%未満のヘイズを有し、別の実施形態では、組成物は、10%未満のヘイズを有する。別の実施形態では、組成物は5%未満、または具体的には2%未満のヘイズを有する。さらに、「透明」という用語は、一実施形態では、少なくとも70%の光透過が可能なハブキャップ2、14の組成物を指す。本明細書で言及される光源9は、例えば、活性光線(例えばレーザーからのもの)、発光された光(例えば蛍光色素からのもの)、発光ダイオード、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)、もしくはその両方であってよく、または690nmの標準(100%透過率)としてを使用して分光測光的に測定された透過率が、少なくとも80%、例えば少なくとも85%、もしくは少なくとも90%、例えば少なくとも95%、もしくは少なくとも98%の透過率であってよい。本明細書で使用される「透明」という用語は、さらに、290nm〜780nmの範囲の領域において少なくとも95%を透過し、5%未満のヘイズを有する(樹脂またはシリコンガラス)組成物を指す。

したがって、一実施形態では、少なくとも1つのホイール組立体W(例えば図1参照)を有する陸上乗用車両V(例えば図7〜図9を参照)のための照明装置(ID)が本明細書において提供され、ホイール組立体Wは、ハブキャップ2、14に作動可能に連結され、ハブキャップ2、14によって覆われるホイールリム5を備える(例えば図1〜3参照)。図示のように、照明装置(ID)は、ホイールの回転(またはスピン)軸に対して所定の位置に配置することができる第1の非回転光源8をさらに備えることができる(例えば図6参照)。照明装置(ID)は、透明部分28を有するハブキャップ2、14をさらに備え、そのハブキャップ2、14と連通することができる。一実施形態では、非回転光源8の所定の位置決め(例えば図1および図6を参照)と、非回転光源8とハブキャップ2、14の透明部分28との連通との組み合わせは、陸上乗用車両Vに隣接する領域に所定のパターンの半影Pi(例えば図7〜図9参照)を形成するように構成することができる。

図1に戻ると、ホイール組立体Wは、ホイールリム5に結合された車軸1を有することができ、ホイールリム5は、トロイダルリング6を保持できるタイヤ7を支持する。1つまたは2つのハブキャップ2および14は、リム5を覆い、それらの間に内部容積22を囲むことができる。2つの支持環9は、リム5の壁24の各側に1つずつ配置され、結合されてよく、またはホイール組立体Wの別の非回転要素(例えば図示しないスピンドル30)に結合されてもよい。追加的に、または代替的に、1つの支持環9のみを使用してもよい。非回転の(第1の)光源8、または第1の非回転光源8と(記載される所定の位置に)整列され得る複数の光源8は、一方または両方の支持環9上で、車両Vの反対側に面する表面上に配置することができる。非回転光源8は、例えば、同じ(単色の)または異なる色(全スペクトルまたは部分スペクトル)の発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)で、約290nm〜約780nmの任意の波長(すなわち、単色(例えば約630〜640nm)またはその間の全/部分スペクトル)で発光するものなど、1つまたは複数の光発生ユニット26を備えてもよい。

さらに図1に示されるように、光源8の電は、車両Vに配置された電源によって供給されてもよい。電気ケーブル(図示せず)によって、車軸1(Xスピン、図6参照)を介した車両Vから、照明装置IDへの電気通信を維持し、必要な電力を供給することができる。代替的にまたは追加的に、電力は、充電式バッテリ(図示せず)によって光源8に供給されてもよく、充電式バッテリは車両V、例えば前輪Wfに搭載されてもよい(例えば図7参照)。(第1、第2、および他の)光源8のための電源は、車両Vの電源に依存してもよく、独立していてもよい。

ハブキャップ2および14は、少なくとも1つの立体的に作られた透明ハブキャップ部分28を備えることができ、この透明ハブキャップ部分28は、非回転光源8から発する光ビームLBを通過させる透視鮮明度を有することができる。「立体的に作られた」という用語は、透明なハブキャップ部分の形態、輪郭、または形状、またはハブキャップ2および14の表面から突出していないか、または凹んでいない3次元構造を指す。立体的に作られた透明ハブキャップ部分28の寸法は、第1、第2、または他の光源8の位置と組み合わせて、所定の半影パターンに影響を与えるパラメータの1つとすることができる(例えば図7〜9参照)。一方または両方のハブキャップ2および14から放射する光ビームBLは、車両Vに隣接する地面Gの一部を照らすことができる(例えば図7〜図9参照)。

ここで図2を参照すると、地面G上に配置されたホイール組立体Wの上面が概略的に図示されている。図示されているように、ホイール組立体Wは、二輪車Vに関連させてもよく、一実施形態では、第1および第2の光源8を支持するホイールリム5を有し、ホイール組立体Wの両側の地面G上に所定の半影パターンを形成するように構成することができる(例えば図7〜図9参照)。図2では、例えばホイール組立体Wの各側の地面G上の5つの光ビームBLによって生成された半影パターンPATが、「a」から「e」まで示されている。このような静的パターンは、例えば、停止しているホイール組立体Wによって生成することができる。しかし、ホイール組立体Wが回転すると、地面G上に形成された半影パターンは動的シーンとなる。

回転中のホイール組立体Wについては、形成された半影パターンの一方向掃引運動を無限のベルトのように無限に連続しているものとして考えることができる。言い換えれば、点灯した形状「a」が点灯した形状「b」と置き換わり、この「b」が「c」と置き換わり、「c」が「d」と置き換わるなどである。同時に、点灯した形状「e」が、今消去されたライトアップ形状「a」と置き換わり、透明なハブキャップ部分28を通して、光放出と、ハブキャップ2、14によって生成される影とによって形成される無限の掃引表示が続けられる。

照明装置IDは、さらに、例えば折り畳み可能な電動スクータのライダーが、例えば夕暮れ時、夜間、または悪天候などの悪い視界条件で移動するときの保護を強化することを望む場合に使用することができる。さらに、例えば電動スクータが、使用していないときに自動的に折り畳まれて、前輪組立体と後輪組立体とを互いに隣接させるか、または互いに近づけ、乗る前に伸展して全長に戻すように構成される場合が考えられる。そのような場合、照明装置IDは自動的に動作し、状況の警告を呈示することができる。なお、スクータの折り畳み中に前輪組立体と後輪組立体との間の距離を狭めると、少なくとも1つのホイール組立体W(例えば図7のWr)が地面との単純な摩擦によって回転する。このような回転は、例えば4RPM(Revolutions Per Minute)のように低くても、鮮明で視認性の高い動的半影パターンを生成するように構成することができる。

ここで図3を参照すると、例えば二輪電動スクータのホイール組立体Wに使用するように構成された照明装置IDの別の実施形態の分解図が示されている。図示されているように、照明装置IDは、少なくとも1つのハブキャップ2、14に結合され、ハブキャップ2、14によって覆われるホイールリム5を含む、少なくとも1つのホイール組立体Wを備えている。照明装置IDは、第1の光源8を有してもよく、第1の光源8はホイールリムに結合することができ、全体的に非回転である。ハブキャップ2(14)は、少なくとも1つの透明ハブキャップ部分28を有することができ、透明ハブキャップ部分28は、光源8から発する光ビーンBL(図示せず、例えば図1、図6参照)を通過させるように構成することができる。ホイール組立体は、そのようなハブキャップ(2、14)をさらに2つ、ホイール組立体Wのリム5の各側に1つずつ支持することができる。

ここで図4および図5を参照すると、さらに、ハブキャップ2および/または14の実施形態が示されている。図4および図5には、ホイール組立体Wの前側によって画定される平面Pの外側に突出するように(すなわち、ホイール組立体Wに対して凸状に)構成できる、ハブキャップ2、14が図示されている。これにより、車両の側方からだけでなく、車両の前側または後側から、ハブキャップ2、14から発する光が見えやすくなる。形成された所定の半影は、ハブキャップ2および/または14の後方、前方、および側方に、約1.5mの範囲で動的シーンを作り出すように構成することができる。したがって、突出したハブキャップによって追加の安全信号が得られ、さらにハブキャップから出る光は、方向指示灯として動作することができる。さらに、本明細書に記載の照明装置を備えるホイール組立体Wは、約0.30m(約12インチ)〜約0.40m(約16インチ)の直径(例えば図6参照)、および約0.04m〜約0.15mの幅(例えば図4、図5のP参照)を有することができる。

一実施形態では、ハブキャップ2、14が少なくとも1つの光ビームを放射するように構成できるので、ハブキャップ2、14は、安全目的のために陸上乗用車両の側面を照らすように構成されたサイドライトとして考えることもできる。透明なハブキャップ部分28は、光源8の偏心した非回転の位置と組み合わせて、少なくとも透明なハブキャップ部分28を出る光ビームの形状、および地面上に生成された半影パターンを制御することを目的として、立体的に作られることができることが理解される。

したがって、一実施形態では、車両の1つの回転ホイールの少なくとも1つの側に所定の半影を形成する方法が本明細書において提供され、この方法は、トロイダルリングによって囲まれ、少なくとも1つの側面が、連続面を有するハブキャップで覆われている環状リムと、光源と、備えるホイール組立体を設けることと、ハブキャップの連続面上に透明部分の所定の構成を画定することと、ホイールの回転軸線に対して所定の位置に光源を位置させることとを含む。トロイダルリング6は、膨張したチューブ、発泡樹脂製品、ゴムなどとすることができる。トロイダルリングは、同一平面上の軸の周りで回転する回転楕円体の回転から形成される任意の容積によって描写することができ、対称回転楕円体の回転半径は、楕円の場合は回転楕円体の長軸より、円形の場合は回転楕円体の半径よりも大きい。回転楕円体は、一方が他方に対して横方向となる対称軸を持たなければならない。

用語「連通する」(およびその派生語、例えば第1の構成要素は第2の構成要素と「連通する」または「連通している」)およびその文法的変形は、2つ以上の構成要素、または要素の間の、構造的、機能的、機械的、電気的、光学的、もしくは流体的関係、またはそれらの任意の組み合わせを示すために使用される。このように、1つの構成要素が第2の構成要素と連通すると言う場合、追加の構成要素が、第1および第2の構成要素間に存在でき、および/または第1および第2の構成要素と動作可能に関連し、または係合していてもよいという可能性を排除することを意図しない。さらに、「電子通信」という用語は、角度付き回転面(一方がY−Z方向、ハンドルがX−Y方向)に沿って回転するハンドルを有する、折り畳みハンドルバーの1つまたは複数の構成要素と、本明細書に記載のハンドルを折り畳む方法とが、電子信号および情報を構成要素間で交換できるように、有線もしくは無線通信、またはインターネット通信にあることを意味する。

用語「結合」は、「動作可能な結合」、「結合する」、または「結合可能な」などの様々な形態を含めて、いかなる直接的もしくは間接的な構造的結合、接続、もしくは連結、またはこのような直接的もしくは間接的な、構造的もしくは動作的な結合、接続、もしくは連結の適応性または機能を指し、さらにこれらを包含し、一体的に形成された構成要素、および他の構成要素を介して、もしくは他の構成要素によって、または形成プロセスによって結合される構成要素を含む。間接的な結合は、摩擦的なものか、または物理的な接続のない別個の手段によるかにかかわらず、中間部材または接着剤を介した結合、または当接、そうでなければ載置させることを含むことができる。

本明細書に開示されたすべての範囲は端点を含み、端点は互いに独立して組み合わせ可能である(例えば780nmまでの範囲、またはより具体的には630、640nmの範囲などは、端点および範囲内のすべての中間値を含む)。 「組み合わせ」は、混合物、混和物、合金、反応生成物などを含む。 さらに、本明細書における「第1」、「第2」などの用語は、いかなる順序、量、または重要性を示すものではなく、むしろ、ある要素を他の要素と区別するために使用される。

本明細書における「a」、「an」および「the」という用語は、量の限定を意味するものではなく、本明細書中で別段の指示がない限り、または文脈と明らかに矛盾しない限り、単数および複数の両方を包含すると解釈される。本明細書で使用される接尾語「s」は、それが修飾する用語の単数および複数の両方を含み、そのため、その用語の1つまたは複数を含むことを意図する(例えば、ハブキャップ(s)は1つ以上のハブキャップを含む)。「一実施形態」、「別の実施形態」、「実施形態」などの本明細書全体にわたる参照は、実施形態に関連して説明される特定の要素(例えば特徴、構造、および/または特性)が、本明細書に記載の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味し、他の実施形態では存在しても存在しなくてもよい。さらに、記載された要素は、様々な実施形態において任意の適切な方法で組み合わせることができることを理解されたい。

「選択的に」という用語は、作動可能であることを意味する。別の実施形態では、「選択的に係合する」という用語は、必要に応じて包装シートを係合するための手段を作動できることを示すよう意図するが、機械の動作に係合手段が必要であるという特定の要件はない。他の結合/係合手段を使用することもできる。

「約」という用語は、技術の説明および/または特許請求の範囲において使用される場合、量、大きさ、配合、パラメータ、および他の量ならびに特性が正確ではなく、また必ずしも正確である必要はなく、公差、換算係数、四捨五入、測定誤差等、および当業者に知られている他の因子を反映して、必要に応じて、近似および/またはより大きくても小さくてもよい。一般に、量、大きさ、配合、パラメータ、もしくは他の量または特性は、そのように明示されているか否かにかかわらず「約」または「おおよそ」であり、提示された任意の範囲の端点を含むことができ、開示された量、サイズ、配合、パラメータ、および他の量ならびに特性の指示値の、例えば+/−25%または+/−20%、具体的には+/−15%または+/−10%、より具体的には+/−5%が含まれる。

したがって、本明細書では、ハブキャップに結合され、ハブキャップによって覆われるホイールリムを備えた少なくとも1つのホイール組立体を有する陸上乗用車両のための照明装置が提供され、この照明装置は、ホイールの回転軸線に対して所定の位置に配置された第1の非回転光源と、透明部分を有するハブキャップとを備え、非回転光の位置とハブキャップの透明部分との組み合わせは、陸上乗用車両に隣接する領域に所定のパターンの半影を形成するように構成され、(i)ホイールリムは、透明部分を有する2つのハブキャップによって覆われており、(ii)第1の非回転光源と整列する第2の非回転光源をさらに備え、(iii)第1の非回転光の位置とハブキャップの透明部分との組み合わせは、陸上乗用車両の前方、側方、後方、またはそれらの所定の組み合わせに向けて所定のパターンの半影を形成するように構成され、(iv)第1の光源および/または第2の光源は、約1Hz〜約0.001Hzの間隔で断続的な光を提供し、(v)第1の光源が単色であり、(vi)第1および/または第2の非回転光源の位置とハブキャップの透明部分との組み合わせは、第1の非回転光と、透明部分を有するハブキャップとの組み合わせを備えるホイールの所定のRPM(Evolution Per Minute)で、所定のパターンの半影を形成するように構成され、(vii)RPMは約2〜約20RPMであり、(viii)ホイールは、約0.20m(8インチ)〜約0.45m(18インチ)、例えば0.30m(12インチ)〜約0.40m(16インチ)の直径を有し、幅が約0.04m〜約0.15mであり、(ix)非回転の第1および/または第2の光源は、地面とほぼ平行に、ホイールのヨー軸から約0.05mおよび約0.15m離れて配置され、(x)ハブキャップ内の透明部分が円弧状のスリットであり、(xi)円弧状のスリットは約1mm〜約10mmの幅を有し、(xii)第1および/または第2の光源は、約630ナノメートル(Nanometer:nm)〜約640nmの波長の光を放出する単色発光ダイオードであり、(xiii)陸上乗用車両は、前輪と後輪とを有する自動折り畳み二輪車であって、前輪と後輪とが縦軸に沿って整列して伸展した乗車可能位置と、前輪と後輪とが横軸に沿って互いに同心的に平行である折り畳まれた格納位置との間を自動的に移行するように構成され、(xiv)照明装置が、伸展した乗車可能位置と折り畳まれた格納位置との間で移行する際、および/または折り畳まれた格納位置と伸展した乗車可能位置との間で移行する際にのみ動作可能であり、(xv)自動折り畳み電動スクータが、本明細書に記載の照明装置を備える。

別の実施形態では、車両の1つの回転ホイールの少なくとも1つの側に所定の半影を形成する方法が本明細書において提供され、この方法は、トロイダルリングによって囲まれ、少なくとも1つの側面が、連続面を有するハブキャップで覆われている環状リムと、光源と、を備えるホイール組立体を設けることと、ハブキャップの連続面上に透明部分の所定の構成を画定することと、ホイールの回転軸線に対して所定の位置に光源を位置させることとを含み、(xvi)ホイールリムは、透明部分を有する2つのハブキャップによって覆われており、(xvii)第1の非回転光源と整列する第2の非回転光源をさらに備え、(xviii)第1の光源および/または第2の光源は、約1Hz〜約0.001Hzの間隔で断続的な光を提供し、(xix)第1および/または第2の光源が単色であり、(xx)第1および/または第2の非回転光源の位置とハブキャップの透明部分との組み合わせは、第1の非回転光と、透明部分を有するハブキャップとの組み合わせを備えるホイールの所定のRPM(Evolution Per Minute)で、所定のパターンの半影を形成するように構成され、(xxi)RPMは約2〜約20RPMであり、(xxii)ホイール組立体は、約0.20m(8インチ)〜約0.45m(18インチ)、例えば0.30m(12インチ)〜約0.40m(16インチ)の直径を有し、幅が約0.04m〜約0.15mであり、(xxiii)非回転の第1および/または第2の光源は、地面とほぼ平行に、ホイールのヨー軸から約0.05mおよび約0.15m離れて配置され、(xxiv)ハブキャップの連続面における透明部分は、円弧状のスリットであり、(xxv)円弧状のスリットは約1mm〜約10mmの幅を有し、(xxvi)第1および/または第2の光源は、約630nm〜約640nmの波長の光を放出する単色発光ダイオードであり、(xxvii)陸上乗用車両は、前輪と後輪とを有する自動折り畳み二輪車であって、前輪と後輪とが縦軸に沿って整列して伸展した乗車可能位置と、前輪と後輪とが横軸に沿って互いに同心的に平行である折り畳まれた格納位置との間を自動的に移行するように構成され、(xxviii)照明装置が、伸展した乗車可能位置と折り畳まれた格納位置との間で移行する際、および/または折り畳まれた格納位置と伸展した乗車可能位置との間で移行する際にのみ動作可能である。

特定の実施形態が記載されているが、出願人または他の当業者には、現在予期せぬ、または予期し得ない代替形態、変更形態、変形形態、改良形態、および実質的同等物が生じ得る。したがって、添付の特許請求の範囲および補正され得る特許請求の範囲は、そのような代替形態、改変形態、改良形態、および実質的同等物をすべて包含することが意図される。

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