鞍乗型車両

申请号 JP2017003957 申请日 2017-02-03 公开(公告)号 JPWO2017169106A1 公开(公告)日 2018-10-18
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 工藤 知裕;
摘要 本発明は、部品点数の削減が可能となる鞍乗型車両を提供する。 自動二輪車(10)を構成するトップブリッジ(18)の下端における各フロントフォーク(22)間には、各ウィンカ(80)を各フロントフォーク(22)にそれぞれ支持するステー(110)が設けられている。この場合、ステー(110)は、1つの部材で構成されている。また、トップブリッジ(18)には、ステー(110)を固定するステー固定部(114)と、各フロントフォーク(22)を固定する第1フロントフォーク固定部(111)とが設けられている。これにより、各ウィンカ(80)を各フロントフォーク(22)にそれぞれ支持するステー(110)を1つの部材に共用化できる。
权利要求

トップブリッジ(18)と、前記トップブリッジ(18)の両端に設けられたフロントフォーク(22)と、前記各フロントフォーク(22)に設けられたウィンカ(80)とを有する鞍乗型車両(10)において、 前記トップブリッジ(18)の下端における前記各フロントフォーク(22)間には、前記各ウィンカ(80)を前記各フロントフォーク(22)にそれぞれ支持するステー(110)が設けられ、 前記ステー(110)は、1つの部材で構成され、 前記トップブリッジ(18)には、前記ステー(110)を固定するステー固定部(114)と、前記各フロントフォーク(22)を固定するフロントフォーク固定部(111)とが設けられていることを特徴とする鞍乗型車両(10)。請求項1記載の鞍乗型車両(10)において、 前記ステー(110)は、前記トップブリッジ(18)及び前記各フロントフォーク(22)に沿って略凹状に形成されていることを特徴とする鞍乗型車両(10)。請求項1又は2記載の鞍乗型車両(10)において、 前記各フロントフォーク固定部(111)は、前記トップブリッジ(18)の両端にそれぞれ設けられ、前記各フロントフォーク(22)を前記トップブリッジ(18)に締付固定する締付部であり、 前記ステー(110)の両端部(110c)及び前記各ウィンカ(80)は、ネジ部材を含むウィンカ固定部(116)により前記各フロントフォーク(22)にそれぞれ締付固定され、 前記各フロントフォーク(22)に対する前記各締付部(111)の締付方向と、前記各フロントフォーク(22)に対する前記ステー(110)の両端部(110c)及び前記各ウィンカ(80)の締付方向とは、略同一方向であることを特徴とする鞍乗型車両(10)。請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)において、 前記ステー(110)近傍には、電装ハーネス(81、118)を集約するハーネス集約部(122、124)が設けられていることを特徴とする鞍乗型車両(10)。

说明书全文

本発明は、トップブリッジの両端に設けられた各フロントフォークにウィンカが固定された鞍乗型車両に関する。

例えば、特開2009−226965号公報には、ステーを介してウィンカをフロントフォークに固定し、トップブリッジの両端に設けた他のステーによってフロントフォークをトップブリッジに固定する鞍乗型車両が開示されている。

従って、特開2009−226965号公報の技術では、ウィンカをフロントフォークに固定するステーに加え、フロントフォークをトップブリッジに固定するステーも必要になるため、部品点数が多くなる。

そこで、本発明は、部品点数の削減が可能となる鞍乗型車両を提供することを目的とする。

本発明に係る鞍乗型車両は、トップブリッジと、前記トップブリッジの両端に設けられたフロントフォークと、前記各フロントフォークに設けられたウィンカとを有しており、以下の特徴を有する。

第1の特徴;前記トップブリッジの下端における前記各フロントフォーク間には、前記各ウィンカを前記各フロントフォークにそれぞれ支持するステーが設けられ、前記ステーは、1つの部材で構成され、前記トップブリッジには、前記ステーを固定するステー固定部と、前記各フロントフォークを固定するフロントフォーク固定部とが設けられている。

第2の特徴;前記ステーは、前記トップブリッジ及び前記各フロントフォークに沿って略凹状に形成されている。

第3の特徴;前記各フロントフォーク固定部は、前記トップブリッジの両端にそれぞれ設けられ、前記各フロントフォークを前記トップブリッジに締付固定する締付部である。一方、前記ステーの両端部及び前記各ウィンカは、ネジ部材を含むウィンカ固定部により前記各フロントフォークにそれぞれ締付固定される。この場合、前記各フロントフォークに対する前記各締付部の締付方向と、前記各フロントフォークに対する前記ステーの両端部及び前記各ウィンカの締付方向とは、略同一方向である。

第4の特徴;前記ステー近傍には、電装ハーネスを集約するハーネス集約部が設けられている。

本発明の第1の特徴によれば、1つの部材で構成されるステーは、各ウィンカを各フロントフォークにそれぞれ支持する。これにより、各ウィンカを各フロントフォークにそれぞれ支持するステーを1つの部材に共用化することができる。

また、ステーは、ステー固定部によってトップブリッジの下端における各フロントフォーク間に固定される。これにより、各フロントフォークは、フロントフォーク固定部によりトップブリッジの両端に直接的に固定されると共に、ステー及びステー固定部を介してトップブリッジに間接的に固定される。この結果、各ウィンカを支持するステーは、各フロントフォークをトップブリッジに固定するステーとしても機能する。

このように、第1の特徴によれば、各ウィンカ及び各フロントフォークを固定するステーを1つの部材に共用化することにより、特開2009−226965号公報の技術と比較して、部品点数を削減することができる。

本発明の第2の特徴によれば、トップブリッジ及び各フロントフォークに沿った略凹状にステーが形成されているので、ステーの共用化が容易になって部品点数が削減しやすくなると共に、各ウィンカ及び各フロントフォークをより強固に固定することが可能となる。

本発明の第3の特徴によれば、各フロントフォークに対する各締付部の締付方向と、各フロントフォークに対するステーの両端部及び各ウィンカの締付方向とが略同一方向となるため、締付時の作業工数が削減され、締付作業の効率が向上する。

本発明の第4の特徴によれば、ステー近傍にハーネス集約部を設けることにより、電装ハーネスの配線を簡素化することができる。

本実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。

図1のトップブリッジ周辺を拡大して図示した正面図である。

図2のトップブリッジ周辺を背後から見た一部斜視図である。

ハーネス集約部の斜視図である。

本発明に係る鞍乗型車両について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。

[自動二輪車10の概略構成] 図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車10の概略構成を示す左側面図である。なお、以下の説明では、自動二輪車10の進行方向を前方として、前後、左右及び上下の方向を説明する。

自動二輪車10において、車体フレーム12を構成するメインフレーム14の前端部には、図示しないステアリングステムを回動自在に軸支するヘッドパイプ16が設けられている。ステアリングステムの上端部にはトップブリッジ18が固定されると共に、ステアリングステムの下端部にはボトムブリッジ20が固定されている。トップブリッジ18及びボトムブリッジ20は、左右一対のフロントフォーク22を支持する。フロントフォーク22の下端部には、前輪24が回転可能に軸支されている。前輪24の上方には、フロントフェンダ26がフロントフォーク22に取り付けられている。

メインフレーム14の前方側には、エンジン28を前方側で支持するためのハンガフレーム30が設けられている。メインフレーム14の前方側とハンガフレーム30の上方側とは、複数のサポートフレーム32、34で連結されている。ハンガフレーム30の下端部には、ハンガフレーム30とエンジン28とを結合するブラケット36が固定されている。一方、メインフレーム14の後方側で下方に湾曲した先には、スイングアーム38を揺動自在に軸支するピボット40が設けられている。

スイングアーム38の後方側は、左右一対のリヤクッション42を介して、メインフレーム14の後部に連なるリヤフレーム44に支持されている。リヤフレーム44は、メインフレーム14の湾曲部分の後方側に連結されている。メインフレーム14のエンジン28上方の箇所とリヤフレーム44の中間部分とは、サポートフレーム46で連結されている。

スイングアーム38の後端には、駆動輪としての後輪48が回転自在に軸支されている。エンジン28によって生じる回転駆動は、図示しないドライブチェーンを介して、後輪48に伝達される。

エンジン28は、メインフレーム14とハンガフレーム30とブラケット36とピボット40とに囲まれる位置に固定されている。エンジン28のシリンダブロック50の前方側には図示しないマフラが取り付けられ、後方の排気管に連結されている。一方、シリンダブロック50の後方側には、図示しない燃料噴射装置及びエアクリーナボックスが接続されている。また、運転者用シート52は、リヤフレーム44及びサポートフレーム46に支持され、リヤクッション42は、リヤフレーム44に支持されている。

エンジン28の上方には、車体中央のメインフレーム14を左右方向(車幅方向)に跨ぐ形状の燃料タンク54がメインフレーム14に取り付けられている。燃料タンク54の後方には、前述した運転者用シート52が配設されている。運転者用シート52及びリヤフレーム44の後方には、リヤフェンダ56が設けられている。リヤフェンダ56には、同乗者用シート58、テールランプ60及び左右一対のリヤウィンカ62が取り付けられている。

燃料タンク54は、ヘッドパイプ16の後方において、メインフレーム14の上部に配置されている。一方、ヘッドパイプ16の後方において、メインフレーム14の上方から下方に渡り、自動二輪車10の電装品を収容する電装品ボックス64が配置されている。燃料タンク54は、上方から電装品ボックス64を覆うようにメインフレーム14に配置されている。また、燃料タンク54及び電装品ボックス64は、一体的に構成された状態でメインフレーム14に配置されている。

ヘッドパイプ16の近傍には、図1の側面視で、メインフレーム14とハンガフレーム30とサポートフレーム34とによって、略三形の空間が形成される。電装品ボックス64は、左右一対のメインフレーム14、ハンガフレーム30及びサポートフレーム34間の略三角形の空間に配置される。従って、電装品ボックス64は、図1の側面視で、略三角形の形状を有する。

なお、電装品ボックス64に収容される電装品としては、例えば、イグニッションコイル、イグニッションキー、回路間を接続するジョイントコネクタ、エンジン28を制御するECU、各種のリレー(ウィンカリレー、ポンプリレー、ファンリレー、イグニッションリレー)、バンクアングルセンサ、各種のカプラ類がある。なお、これらは一例であり、他の電装品を収容してもよいことは勿論である。また、これらの電装品は、周知であるため、その詳細な説明を省略する。

トップブリッジ18の上部には、左右一対のハンドル固定部66が設けられ、各ハンドル固定部66には操向ハンドル68がそれぞれ取り付けられている。左右一対の操向ハンドル68には、バックミラー70がそれぞれ固定されている。

ヘッドパイプ16の前方には、ヘッドライト72が配設されている。ヘッドライト72は、ヘッドライトカバー74とハウジング76とを有し、ボトムブリッジ20に固定支持される。この場合、ヘッドライトカバー74の下部から支持部材78が後方斜め下方に延在し、支持部材78の先端部がボトムブリッジ20に固定されることにより、ヘッドライト72がヘッドパイプ16の前方で支持される。ヘッドライト72の左右には、ウィンカ80が左右一対のフロントフォーク22にそれぞれ取り付けられている。

ヘッドライト72及びウィンカ80等の電装品ボックス64外部の電装部品と電装品ボックス64内部の電装品(例えば、ECU)との間は、ワイヤハーネス81(電装ハーネス)を介して接続されている。ワイヤハーネス81は、例えば、電装品ボックス64の前方から引き出され、ヘッドライト72及びウィンカ80にまで引き回されている。

また、電装品ボックス64の前方からは、ブレーキホース82、84及び他のワイヤハーネス85が引き出されている。一方のブレーキホース82は、右側の操向ハンドル68に取り付けられたマスタシリンダ83に接続される。また、他方のブレーキホース84は、前輪ブレーキ装置86に接続される。各ブレーキホース82、84は、電装品ボックス64内で連結されている。他のワイヤハーネス85は、前輪ブレーキ装置86近傍に配置された図示しない車速センサに接続される。

そのため、運転者が操向ハンドル68に設けられた図示しない前輪ブレーキレバーを操作すると、マスタシリンダ83からブレーキホース82、84を介して前輪ブレーキ装置86にブレーキ液圧が作用し、前輪24に制動力が付与される。また、車速センサが検出した自動二輪車10の車速は、ワイヤハーネス85を介してECUに出力される。

[本実施形態の特徴的な構成] 次に、本実施形態に係る自動二輪車10の特徴的な構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。なお、この説明では、必要に応じて、図1も参照しながら説明する。

本実施形態に係る自動二輪車10の特徴的な構成とは、図2〜図4に示すように、トップブリッジ18の下端における各フロントフォーク22間に、各ウィンカ80を各フロントフォーク22にそれぞれ支持し、且つ、1つの部材で構成されたステー110を設けたことである。

前述のように、各フロントフォーク22は、トップブリッジ18に固定されている。具体的に、トップブリッジ18の両端には、各フロントフォーク22の上部が嵌まり込む環状部109が形成される。この場合、下方からフロントフォーク22の上部が環状部109に嵌まり込んだ状態で、環状部109の先端に形成された図示しないネジ孔と、トップブリッジ18に形成された他のネジ孔との位置合わせを行い、各ネジ孔に対してネジ部材としての第1フロントフォーク固定部111(締付部)を後方から螺合させる。これにより、フロントフォーク22(の上部)は、トップブリッジ18に対して略前後方向に締付固定される。

また、各フロントフォーク22の上部には、図示しないネジ孔が上下方向に形成されている。各フロントフォーク22のネジ孔に、ワッシャ113を介して、ネジ部材としての第2フロントフォーク固定部112を各ネジ孔に螺合させることにより、各フロントフォーク22がトップブリッジ18の両端に対して上下方向に締結固定される。

ウィンカ80は、ウィンカランプが収容される本体部80aと、本体部80aからウィンカ80に向かって延びるアーム部80bと、フロントフォーク22の外周面に面接触する円筒状の環状部80cと、環状部80cからヘッドパイプ16に向かう方向に内側に延びる板状部80dとから構成される。

一方、ステー110は、トップブリッジ18の下端及び各フロントフォーク22に沿って略凹状に形成されている。具体的に、ステー110は、トップブリッジ18の下端に沿って左右方向に延び、且つ、トップブリッジ18の下端に面接触する板状部110aと、板状部110aの両端からウィンカ80の板状部80dに向かって斜め後方に延びる連結部110bと、連結部110bの端部からウィンカ80の環状部80c及び板状部80dに沿って下方に延び、且つ、板状部80dに面接触する板状部110c(端部)とから構成される。

この場合、ステー110の基端部分としての板状部110aにおいて、ヘッドパイプ16を挟んだ左右両側には、図示しない孔が上下方向に貫通し、トップブリッジ18には、前記孔と略同径の孔が形成されている。各ハンドル固定部66の下端部には、これらの孔を貫通して下方に延びるネジ部材としてのステー固定部114が設けられている。従って、トップブリッジ18の下端から突出した2つのステー固定部114をステー110の各孔に通した状態で、ステー110を挟んで各ステー固定部114と各ナット115とをそれぞれ螺合させることにより、ステー110がトップブリッジ18に対して上下方向に締結固定される。

従って、第2フロントフォーク固定部112による各フロントフォーク22のトップブリッジ18への締結方向と、ステー固定部114のトップブリッジ18への差込方向とは、略同一方向となる。

また、ステー110の先端部分としての板状部110cと、ウィンカ80の板状部80dとは、面接触しており、各板状部80d、110cにはネジ孔が形成されている。これらのネジ孔を位置合わせした状態で、ネジ部材及びナットで構成されるウィンカ固定部116により各ネジ孔に螺合させると、各板状部80d、110cが略前後方向に締結され、フロントフォーク22に対して環状部80cを位置決め固定することができる。

これにより、フロントフォーク22にウィンカ80を直接固定することができる。また、ウィンカ固定部116によるフロントフォーク22に対するステー110(の板状部110c)及びウィンカ80(の板状部80d)の締結方向と、フロントフォーク22に対する第1フロントフォーク固定部111の締付方向とは、略同一方向となる。

なお、ステー110の板状部110aの中央部分は、ヘッドパイプ16との干渉を避けるため、凹状に切り欠かれている。また、ウィンカ80の板状部80dには、ワイヤハーネス118(電装ハーネス)を通す孔120が形成されている。ワイヤハーネス118は、前述したワイヤハーネス81の一部であり、ウィンカ80に引き回されている。すなわち、ワイヤハーネス118は、ウィンカ80を点滅させるための駆動信号を供給するワイヤハーネスである。

また、図4に示すように、ステー110の近傍には、ワイヤハーネス(例えば、ワイヤハーネス81、118)を集約するハーネス拘束具としてのハーネス集約部122、124が設けられている。ハーネス集約部122、124は、ワイヤハーネス81、118よりも固い線状部材であって、ワイヤハーネス81、118の形状に応じて湾曲して設けられる。従って、ステー110近傍に引き回されるワイヤハーネス81、118は、ハーネス集約部122、124の環状部分の内側に拘束された状態で保持される。

なお、図4に示すハーネス集約部122、124は一例である。すなわち、本実施形態では、ステー110の近傍でワイヤハーネス81、118を集約し、拘束することができれば、どのような形状又は構成のハーネス集約部122、124でも採用可能である。例えば、結束バンド又はテープであってもよい。また、図4では、ステー110近傍でハーネス集約部122、124が浮いた状態で設けられている。本実施形態では、ハーネス集約部122、124の一端又は両端をトップブリッジ18、フロントフォーク22又はステー110に固定することも可能である。

[本実施形態の効果] 以上説明したように、本実施形態に係る自動二輪車10では、トップブリッジ18の下端における各フロントフォーク22間に、各ウィンカ80を各フロントフォーク22にそれぞれ支持するステー110が設けられている。ステー110は、1つの部材で構成され、トップブリッジ18には、ステー110を固定するステー固定部114と、各フロントフォーク22を固定する第1フロントフォーク固定部111とが設けられている。

1つの部材で構成されるステー110は、各ウィンカ80を各フロントフォーク22にそれぞれ支持する。これにより、各ウィンカ80を各フロントフォーク22にそれぞれ支持するステーを1つの部材に共用化することができる。

また、ステー110は、ステー固定部114によってトップブリッジ18の下端における各フロントフォーク22間に固定される。これにより、各フロントフォーク22は、第1フロントフォーク固定部111によりトップブリッジ18の両端に直接的に固定されると共に、ステー110及びステー固定部114を介してトップブリッジ18に間接的に固定される。この結果、各ウィンカ80を支持するステー110は、各フロントフォーク22をトップブリッジ18に固定するステーとしても機能する。

このように、各ウィンカ80及び各フロントフォーク22を固定するステー110を1つの部材に共用化することにより、特開2009−226965号公報の技術と比較して、部品点数を削減することができる。

また、ステー110は、トップブリッジ18及び各フロントフォーク22に沿って略凹状に形成されている。これにより、ステー110の共用化が容易になって部品点数が削減しやすくなると共に、各ウィンカ80及び各フロントフォーク22をより強固に固定することが可能となる。

さらに、各第1フロントフォーク固定部111は、トップブリッジ18の両端にそれぞれ設けられ、各フロントフォーク22をトップブリッジ18に締付固定する締付部である。一方、ステー110の各板状部110c及び各ウィンカ80は、ネジ部材を含むウィンカ固定部116により各フロントフォーク22にそれぞれ締付固定される。この場合、各フロントフォーク22に対する各第1フロントフォーク固定部111の締付方向と、各フロントフォーク22に対するステー110の各板状部110c及び各ウィンカ80の締付方向とは、略同一方向である。これにより、締付時の作業工数が削減され、締付作業の効率が向上する。

なお、第2フロントフォーク固定部112による各フロントフォーク22のトップブリッジ18への締結方向と、ステー固定部114のトップブリッジ18への差込方向とについても、略同一方向であるため、締付時の作業工数がさらに削減され、締付作業の効率が一層向上する。

さらにまた、ステー110近傍にワイヤハーネス81、118を集約するハーネス集約部122、124が設けられているので、ワイヤハーネス81、118の配線を簡素化することができる。

以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。また、請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。

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