Electric lamp having rotary cylinder

申请号 JP30210697 申请日 1997-11-04 公开(公告)号 JPH113601A 公开(公告)日 1999-01-06
申请人 Zedel; ゼデル; 发明人 BOUFFAY BORIS; PAUL PETZL;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To enhance reliability and make a structure simple. SOLUTION: An electric lamp 10 is provided with a case 11 which accommodates batteries 12A, (12B), 12C, and (12D), and an assembly which consists of an electric bulb 18 in a cylinder 14 installed in a round housing 62 of the case 11 and the connection circuit. The cylinder 14 rotates and moves in a prescribed limit between a first rest position which can gain access to a first partition chamber for attaching/detaching of the batteries 12A, (12B), 12C, and (12D), and a second operating position to turn on and off the electric lamp 10. Moreover, the cylinder 14 has an inclination part which allows a first supply contact and a second supply contact connect to each terminals of the polarity opposite to the batteries with the cooperation of the batteries 12A and 12C when the cylinder 14 is changed from the first rest position to the second operating position. An operating push button 52 which operates a switch can be positioned at a non-operating position corresponding to the state that the switch is shut when the second supply contact comes in contact with one of the terminal, and at an operating position enforcing the opening of the switch according to a distance between the terminal and the second supply contact.
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】ケース(11)を有する電灯であって、 前記ケース(11)の第1隔室(30)に収容された複数の電池(12A,12B,12C,12D)を有する直流電源と、 スイッチにより前記電源に電気的に接続された供給接点(40,42)を有する、電球(18)を電気的に接続するための接続回路(16)と、 前記スイッチが閉じた状態にあるときに前記電球(1
    8)から放出された光線を通すための透明なスクリーン(24)と協働する反射板(22)を有する視覚化カバー(20)とを備えた電灯において、 前記電球(18)および前記接続回路(16)は前記ケース(11)の前部にある円形ハウジング(62)に挿入されたシリンダ(14)に配置され、このシリンダ(14)は前記電池(12A,12B,12C,12
    D)の着脱を行うために前記第1隔室(30)へのアクセスを可能にする第1休止位置と、前記電球(18)に電流を供給するとともに前記第1隔室(30)へのアクセスを遮断する第2作用位置との間で回転移動自在となっていることを特徴とする、回転シリンダを有する電灯。
  • 【請求項2】前記カバー(20)に固定的に取り付けられた回転リング(66)の作動に従って前記電球(1
    8)および前記反射板(22)を相対的に並進させることによりスイッチの作動および照明範囲の焦点合わせを行うための一般的な装置が設けられ、 前記シリンダ(14)は前記接続回路(16)の前記スイッチを作動させる押しボタン(52)を有し、この押しボタンは第2供給接点(42)が一方の端子(56)
    と当接しているときに前記スイッチの閉じた状態に対応する非作用位置と、前記端子(48)の前記第2供給接点(42)からの離間に従って前記スイッチを開いた状態に付勢する作用位置とをとることができることを特徴とする請求項1記載の電灯。
  • 【請求項3】前記反射板(22)は、前記カバー(2
    0)の前記回転リング(66)が最終位置にまで達したときに前記押しボタン(52)が前記非作用位置から前記作用位置まで移動するよう設計された係止部材を有することを特徴とする請求項2記載の電灯。
  • 【請求項4】前記シリンダ(14)は、前記第2作用位置への切換えを行うときに前記第1供給接点(40)および前記第2供給接点(42)と前記電池の反対の極性のそれぞれの端子との係合を容易にするため、前記電池(12A,12C)と協働する傾斜部(70)を有することを特徴とする請求項1または2記載の電灯。
  • 【請求項5】前記接続回路(16)の前記第1供給接点(40)および前記第2供給接点(42)は前記電球(18)の金属製ベースおよび絶縁端子(44)とそれぞれ永続的に電気的に接続され、前記押しボタン(5
    2)は前記第2供給接点(42)の下方に配置された前記電池(12C,12D)と軸方向に整列し、前記接続回路(16)の前記第1供給接点(40)および前記第2供給接点(42)は前記第1隔室(30)の側に面した壁(28)の面(38)上で角度的にずれて半径方向に配置されていることを特徴とする請求項2記載の電灯。
  • 【請求項6】前記第2供給接点(42)には、前記反射板(22)の係止部材により前記押しボタン(52)を前記作用位置に押圧したときに前記押しボタン(52)
    を通過させることができるオリフィス(50)が設けられていることを特徴とする請求項2または5記載の電灯。
  • 【請求項7】前記作用位置において、前記押しボタン(52)は前記ケース(11)の前記シリンダ(14)
    の反対側のベース(57)に配置された接触圧力ばね(60)の戻し力に抗して前記電池(12A,12B)
    を移動させることを特徴とする請求項5記載の電灯。
  • 【請求項8】前記シリンダ(14)のハウジング(6
    2)は外部ねじを有する円形端部(64)により境界付けられ、前記外部ねじには前記シリンダ(14)に対して同軸に配置された前記カバー(20)の回転リング(66)が螺合することを特徴とする請求項1記載の電灯。
  • 【請求項9】前記シリンダ(14)は成形された絶縁材料からなる円筒状本体(26)により形成され、前記電池が収容された前記第1後部隔室(30)を、前記電球(18)および反射板(22)を収容する第2前部隔室(32)から分離する有孔隔離壁(28)を有し、この有孔隔離壁(28)には前記シリンダ(14)が前記第1休止位置にあるとともに前記カバー(20)が取り外してあるときに前記第1隔室(30)へのアクセスを可能にし、前記シリンダ(14)が前記第2作用位置まで移動したときに前記アクセスを遮断する開口部(68)
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電灯。
  • 【請求項10】電灯を頭部装着式ランプとして使用できるようにする、前記ケース(11)の本体と協働する固定手段を有し、 前記固定手段は前記ケース(11)の隠れたオリフィス(130)に設けられた係止手段(136)とクリッピングにより協働するよう設計された固定プレート(13
    8)を有し、前記係止手段は作用位置において前記固定プレート(138)と積極的に係止するよう構成され、
    前記係止手段を作用位置から非作用位置まで移動するのに前記ケース(11)を前記固定プレート(138)から外す手動係止解除作業が必要とされ、 前記係止手段(136)は前記隠れたオリフィス(13
    0)の2つの対向面に配置された一対の固定ボタン(1
    40,142)を有し、これらのボタンは前記作用位置において前記固定プレート(138)に固定的に取り付けられた2つのラッチスタッド(148,150)を固定するよう設計されていることを特徴とする請求項1記載の電灯。
  • 【請求項11】前記2つのラッチスタッド(148,1
    50)は前記隠れたオリフィス(130)内に配置されたU字状金属ピン(144)により作用位置に付勢されることを特徴とする請求項10記載の電灯。
  • 【請求項12】前記ケースの前記下方側面(127)は断面が前記ベースの方向に向かって減少する湾曲した輪郭を呈し、前記ケース(11)の前記隠れたオリフィス(130)には予備の電球(134)が収容され、前記隠れたオリフィスは前記固定プレート(138)がクリッピングされたときに塞がれることを特徴とする請求項10記載の電灯。
  • 【請求項13】前記固定プレート(138)は取付けバンド(160)を受け入れるよう設計された2つの溝(154,156)を側方に有し、前記ケース(11)
    の前記ベースには前記バンド(160)を通すことで持ち運び用ストラップを形成できる閉鎖リング(158)
    が設けられていることを特徴とする請求項10記載の電灯。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ケースを有する懐中電灯等の電灯であって、ケースの第1隔室に収容された複数の電池を有する直流電源と、スイッチにより電源に電気的に接続された供給接点を有する、電球を電気的に接続するための接続回路と、電流供給状態にあるときに電球から放出された光線を通すための透明なスクリーンと協働する反射板を有する視覚化カバーとを備えた電灯に関する。

    【0002】

    【従来の技術】電灯の形態をなす照明ランプは、一般的には、絶縁体または金属材料からなる管状包囲体を有し、この包囲体は閉鎖用端部部品により塞ぐことができるオリフィスをベースの高さに有する。 このような電灯を作動させるためには、包囲体のベースを介して電池を装着した後、端子端部部品を取り除かなければならない。 次いで、リングが移動位置の終端に達したときには、リングの回転により作動する一体化されたスイッチにより、電球の点灯および消灯が行われる。 スイッチは、電球の一方の端子と直接的に協働する半定置接点(semi-stationary contact)、または包囲体の内側において所定限度内で並進自在の支持部品のいずれかにより形成されている。 第1の装置の半定置接点は、接触不良および照明不良をもたらすこととなる酸化の問題を起こしやすい。 第2の知られた装置は複雑であり、一般には金属製包囲体を有する電灯において用いられる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的は、信頼性が高く、かつ構造が簡単な、回転シリンダを有する電灯を提供することにある。

    【0004】本発明の第2の目的は、支持体から独立した様々な固定を実現でき、頭部装着式ランプを迅速に手持ち式電灯にすることができる、回転シリンダを有する電灯を提供することにある。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】本発明による、回転シリンダを有する電灯は、電球および接続回路がケースの前部にある円形ハウジングに挿入されたシリンダに配置され、このシリンダは電池の着脱を行うために第1隔室へのアクセスを可能にする第1休止位置と、電球に電流を供給するとともに第1隔室へのアクセスを遮断する第2
    作用位置との間で回転移動自在となっていることを特徴とする。 シリンダは、好ましくは、第2作用位置への切換えを行うときに第1供給接点および第2供給接点と電池の反対の極性のそれぞれの端子との係合を容易にするため、電池と協働する傾斜部を有する。

    【0006】本発明の一つの特徴によれば、シリンダは接続回路のスイッチを作動させる押しボタンをさらに有し、この押しボタンは第2供給接点が一方の端子と当接しているときにスイッチの閉じた状態に対応する非作用位置と、前記端子の第2供給接点からの離間に従ってスイッチを開いた状態に付勢する作用位置とをとることができる。

    【0007】反射板は、カバーの回転リングが最終位置にまで達するときに押しボタンが非作用位置から作用位置まで移動するよう設計された係止部材を有する。

    【0008】好ましい実施の形態によれば、接続回路の第1供給接点および第2供給接点は電球の金属製ベースおよび絶縁端子とそれぞれ永続的に電気的に接続されている。 押しボタンは第2供給接点の下方に配置された電池と軸方向に整列し、第2供給接点には、反射板の係止部材により押しボタンを作用位置に押圧したときに押しボタンを通過させることができるオリフィスが設けられている。

    【0009】2つの供給接点は電球と永続的に電気的に接続され、スイッチ機能は電球以外の領域に移行されており、第2供給接点と一方の電池との間に絶縁距離が形成されている。

    【0010】本発明の一つの特徴によれば、シリンダは成形された絶縁材料からなる円筒状本体により形成され、電池が収容された第1後部隔室を、電球および反射板を収容する第2前部隔室から分離する有孔隔離壁を有し、この有孔離間壁にはシリンダが第1休止位置にあるとともにカバーが取り外してあるときに第1隔室へのアクセスを可能にし、シリンダを第2作用位置まで移動したときにアクセスを遮断する開口部が設けられている。

    【0011】本発明の別の特徴によれば、固定手段は、
    ケースの隠れたオリフィスに設けられた係止手段とクリッピングにより協働するよう設計された固定プレートを有し、係止手段は作用位置において固定プレートと積極的に係止するよう構成され、前記係止手段を作用位置から非作用位置まで移動するのにケースを固定プレートから外す手動係止解除作業が必要とされる。 係止手段は隠れたオリフィスの2つの対向面に配置された一対の固定ボタンを有し、これらのボタンは前記作用位置において固定プレートに固定的に取り付けられた2つのラッチスタッドを固定するよう設計されている。

    【0012】この他の利点および特徴は、単なる非限定的な一例として与えられた、本発明の一実施の形態についての以下の説明からさらに明らかになるであろう。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。

    【0014】図1乃至図10に示すように、電灯10
    は、電池12A,12B,12C,12Dを収容した絶縁材料からなる細長いケース11と、電球18の接続回路を有するシリンダ14と、反射板22および電球18
    がその電流供給時に発した光線を伝達するための透明なスクリーン24を有する視覚化カバー20とを備えている。

    【0015】シリンダ14は、成形された絶縁材料からなる円筒状本体26によって形成されている。 円筒状本体26は有孔離間壁28を有し、この有孔離間壁28により、ケース11の内側が電池12A,12B,12
    C,12Dおよび接続回路16を収容する第1隔室30
    と、電球18および反射板22を収容する第2隔室32
    とに分けられている。

    【0016】図4、図5および図6に示すように、電球18のベースは、有孔離間壁28の一方の面36にしっかりと取り付けられた管状絶縁ソケット34にねじ込まれている。 有孔離間壁28の反対側の面38は接続回路16を支持する。 接続回路16は、電球18の金属製ベースに永続的に電気的に接続された第1供給接点40
    と、電球18の絶縁端子44に永続的に電気的に接続された第2供給接点42とを有する。

    【0017】図6および図8において、第1供給接点4
    0は、有孔離間壁28の面38に沿って半径方向に延び、ソケット34の側面を通過して電球18のベースと係合する薄い銅ストリップによって形成されている。 金属製ストリップの材料は、銅、真鍮、青銅または鋼であることが好ましい。 第1供給接点40の中央領域には突出部46が設けられている。 この突出部46は、第1隔室30内で単一のコラムをなして軸方向に重なった2つの円筒状の電池12A,12Bを有する第1の列の正極端子48と接触するよう設計されている。

    【0018】第2供給接点42もまた面38に沿って半径方向に延びている。 この供給接点は、第1の定置の供給接点40とは約90°の度だけずれている。 第2供給接点42は第1供給接点40よりも幅広であり、オリフィス50が設けられている。 このオリフィスには、本体26の有孔離間壁28に作動用押しボタン52が揺動自在に配置されている。 第2供給接点42にはボス54
    が設けられている。 このボス54は、第1隔室30内で第1の列の電池12A,12Bと平行に延びる第2の列の2つの電池12C,12D(図7および図9参照)の負極端子56と係合するよう設計されている。

    【0019】ケース11の閉鎖ベース57には、互いに電気的に接続された2つの圧縮ばね58,60が入っている。 これらのばねには、2つのコラムの2つの下側の電池12Bおよび12Dが載置されている。 2つのばね58,60は導電性のワイヤで形成されており、4つの電池12A,12B,12C,12Dを直列に接続することができる。 ケース11のベース57の反対側には、
    シリンダ14を挿入する円形のハウジング62が設けられている。 このハウジング62は、視覚化カバー20の回転リング66と螺合する(図1参照)外部ねじを有する端部64によって境界付けられている。

    【0020】シリンダ14は、ハウジング62の内側に所定限度内で回転するよう取り付けられており、電池1
    2A,12B,12C,12Dの着脱を行うことができる第1休止位置と、電灯を点灯させる第2作用位置とをとることができる。

    【0021】図2に第1休止位置にある電灯10を示す。 この位置では、有孔離間壁28の開口部68を通して第1隔室30から電池を着脱することができる。 第1
    休止位置から第2作用位置への切換えは、シリンダ14
    を時計廻り方向(図3参照)に手で半回転だけ回転移動することによって行われる。 シリンダ14の回転移動は、有孔離間壁28の面38に設けられた傾斜部70
    (図5および図6参照)により容易に行うことができる。 傾斜部70が電池12A,12Cに及ぼす反作用により、ばね58,60が圧縮される。 これにより、第1
    供給接点40の突出部46および第2供給接点42のボス54が、電池12Aの正極端子48および電池12C
    の陰極端子56にそれぞれ押し付けられる位置に到達したとき、接触圧が与えられる。 シリンダ14の第2作用位置への回転移動により、供給接点40および42が電池12A,12C上をこすることによってクリーニングを自動的に行うことができる。

    【0022】作動用押しボタン52は弾性レバーにより形成されている。 このレバーは、リング66を回転させたときの反射板22の並進に応じて非作用位置または作用位置をとることができる。

    【0023】非作用位置(図7参照)では、作動用押しボタン52は第2供給接点42のオリフィス50を通過しておらず、電球18への電気供給回路が閉じており、
    照光がなされる。 リング66を回転させることによって焦点を調節し、半透明のスクリーン24を通して発せられた光線の照明範囲を調節することができる。 光線のこのような調節は、フランス国特許第FR−A−2,51
    3,740号に詳細に記載されている。

    【0024】作動用押しボタン52の作用位置は、回転リング66のねじ込み移動の終了時に、反射板22の係止部材が作動用押しボタン52を第2供給接点42(図10参照)のオリフィス50を通して移動したときに得られる。 作動用押しボタン52の端部により、電池12
    C,12Dがその軸方向に沿って僅かに後方に移動し、
    ばね60を圧縮する。 これにより、電池12Cの負極端子56をシリンダ14の第2供給接点42から離間させ、電球18への電気供給回路の電流を遮断する。

    【0025】作動用押しボタン52を作用位置に移動するときには、2つの供給接点40,42は電球18の金属製ベースおよび絶縁端子44に固定され、かつ永続的に電気的に接続されたままである。 このように、スイッチ機能は、電池12Cと第2供給接点42のボス54との離間によって行われ、第1隔室30内の領域に移行する。

    【0026】次に、本発明による電灯10の製造方法および操作方法について説明する。

    【0027】絶縁ケース11の上部に設けられたハウジング62にシリンダ14を挿入することにより、工場にて電灯10を組み立てる。 電球18を有孔離間壁28の絶縁ソケット34にねじ込み、シリンダ14に固定された接続回路16の2つの固定の供給接点40,42と電気的に接続する。 視覚化カバー20をケース11の端部64に部分的にねじ込む。

    【0028】電灯を作動させるため、または使用済みの電池を交換するため、使用者はまず最初にカバー20をねじって離し、回転シリンダ14を休止位置まで移動し、有孔離間壁28の開口部68を通してケース11の第1隔室30にアクセスできるようにする。 次いで、電池12A,12B,12C,12Dの極性を守ってこれらの電池を直列に接続するよう開口部68を介して電池12A,12B,12C,12Dを挿入するだけでよい(図2参照)。 電池の装着はケース11の前面を介して行われ、ベース57は完全に閉鎖され、閉鎖対象となるオリフィスが設けられていないということに着目されたい。

    【0029】シリンダ14の第1休止位置では、接続回路16の2つの供給接点40,42は電池12A,12
    Cのそれぞれの端子と係合しておらず、電球18は、反射板22の位置およびスイッチの開閉状態にかかわらず、常に消灯されている。

    【0030】電球18は、シリンダ14を第2作用位置(図3参照)まで移動した後にのみ点灯可能となる。 この位置では、2つの供給接点40,42が上側の電池1
    2A,12Cの端子に載置され、これにより供給接点のクリーニングおよび電球18への電流供給が行われる。
    この場合、ケース11の内部突出部72によって有孔離間壁28の開口部68が塞がれるため、ケース11の第1隔室30へのアクセスが阻止される。 スイッチの作動用押しボタン52は、カバー20のリング66がケース11の端部64に連結されていない場合には常に非作用位置にある。

    【0031】リング66を端部64にねじ込むことによってカバー20の装着を行い、反射板22を所定の中間位置まで並進することによって光線の照明範囲の焦点合わせを行うことができる。 反射板22の係止部材が作動用押しボタン52と係合しておらず、電池12Cがばね60(図7参照)の戻し作用によって第2供給接点42
    に押し付けられているため、スイッチは閉じたままである。

    【0032】図8は、図7と同じ図であるが、断面が、
    電池12Aと永続的に係合したままの第1供給接点40
    を通っている。

    【0033】図9は、2つのコラムをなした全ての電池12A,12B,12C,12Dを通る電灯10の軸方向の断面図である。 スイッチは閉じた状態にあり、2つの供給接点40,42が上側の2つの電池12A,12
    Cに押し付けられている。

    【0034】図10に示すように、スイッチはリング6
    6のねじ込み移動の終了時に開いた状態に切り換えられている。 反射板22の係止部材が、第2供給接点42のオリフィス50を通して作動用押しボタン52を押し、
    電池12C,12Dをばね60の戻し力に抗して下方に移動する。 これにより、第2供給接点42と電池12C
    の負極端子との間に絶縁隙間が形成され、供給回路が電球18に対して遮断される。 この最終移動位置では、電球は消灯されている。

    【0035】作動用押しボタン52を作動させることによってスイッチを開く操作は、第2供給接点42のオリフィス50に作動用押しボタン52を通すことによって電池12Cの軸線上で行われる。

    【0036】ケース11は、当然のことながら金属材料で形成でき、この材料は、アルミニウムを基材とする材料であることが好ましい。 当然のことながら、全ての電池が電気的に直列に接続された状態に保持されるのであれば、供給接点40,42の高さでの電池12Aおよび12Cの極性を逆にすることができる。

    【0037】図11乃至図14において、ケース11の下方側面127は、断面がベースに向かって減少する湾曲した輪郭を呈し、ケース11とともに鋳造した内部突出部132によって境界付けられた隠れたオリフィス1
    30が設けられている。 この隠れたオリフィス130には、好ましくは、予備の電球134が収容され、また電灯を固定プレート138に装着できるようにする係止手段136が設けられている。

    【0038】係止手段136は、隠れたオリフィス13
    0の2つの対向面に配置された2つの固定ボタン14
    0,142からなり、隠れたオリフィス130の内側でU字状金属ピン144と協働する。

    【0039】固定プレート138は、成形された絶縁材料からなる支持プレートからなり、このプレートは、位置決めラグ146と、電灯を固定プレート138の固定ボタン140,142にクリッピングすることができるようにする一対のラッチスタッド148,150を有している。

    【0040】固定プレート138のラッチ位置では、2
    つのスタッド148,150が固定ボタン140,14
    2によって捕捉状態に保持されている。 これらのボタンは、U字状金属ピン144の弾性戻し作用によって作用位置に付勢されている。 これによって、電灯10が固定プレート138に積極的に係止される。

    【0041】固定プレート138は、使用者が電灯をヘッドランプとして使用しようとする場合にバンドを受け入れるよう設計された2つの溝154,156を側方に有している。 この場合、バンドは使用者の頭部の周りに固定され、電灯は頭部上方の中間領域で僅かに外方に突出している。

    【0042】固定プレートをヘルメットまたは自転車等の任意の他の可動要素、に直接装着することもできる。

    【0043】電灯10をその固定プレート138(図1
    2参照)から取り外すためには、ボタン140,142
    を外側から互いに内方に向かって押し込み、スタッド1
    48,150を係止解除して非作用位置にする必要がある。 手動による係止解除作業は、弾性ピン144の戻し力に抗して行われ、両ボタン140,142を同時に押す必要がある。

    【0044】このようにして、固定プレート138の係止解除を行った後、頭部装着式ランプを迅速に手持ち式の電灯にすることができる。

    【0045】ケース11のベースには、バンドを通すための閉鎖リング158がさらに設けられている。 図15
    において、プレート138に取り付けられたバンド16
    0は、好ましくは、リング158に通してあり、持ち運び用ストラップを構成する。

    【0046】

    【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信頼性が高く、かつ構造が簡単な、回転シリンダを有する電灯を提供することができる。 また、支持体から独立した様々な固定を実現でき、頭部装着式ランプを迅速に手持ち式電灯にすることができる、回転シリンダを有する電灯を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による電灯の一実施の形態を示す分解斜視図。

    【図2】回転シリンダの装着後(シリンダは第1休止位置にある)の電灯を示す斜視図。

    【図3】シリンダが第2作用位置にある、図2と同様の斜視図。

    【図4】電球が取り付けられるシリンダを示す平面図。

    【図5】図4の5−5線に沿った断面図。

    【図6】図4のシリンダの反対側の面を示す平面図。

    【図7】電球が点灯位置にある、第2供給接点を通る切断線に沿った電灯の断面図。

    【図8】電球が点灯位置にある、第1供給接点を通る切断線に沿った、図7と同様の電灯の断面図。

    【図9】電球が点灯位置にある、電池の軸線に沿った断面図。

    【図10】電球が消灯位置にある、電池の軸線に沿った断面図。

    【図11】固定プレートが取外し位置にある、図3の電灯の分解斜視図。

    【図12】固定プレートをケースにクリッピングする前の、図11と同様の分解斜視図。

    【図13】固定プレートが取付け位置にある、図12と同様の斜視図。

    【図14】図13の14−14線に沿った断面図。

    【図15】持ち運び用ストラップとして配置されたバンドが固定プレートに取り付けられている、図13の底面図。

    【符号の説明】

    10 電灯 11 ケース 12A,12B,12C,12D 電池 14 シリンダ 16 接続回路 18 電球 20 視覚化カバー 22 反射板 24 スクリーン 26 円筒状本体 28 有孔離間壁 30 第1隔室 32 第2隔室 34 管状絶縁ソケット 40 第1供給接点 42 第2供給接点 44 絶縁端子 46 突出部 48 正極端子 50 オリフィス 52 作動用押しボタン 54 ボス 56 負極端子 57 閉鎖ベース 58,60 圧縮ばね 62 ハウジング 66 回転リング 68 開口部 70 傾斜部

    QQ群二维码
    意见反馈