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申请号 JP2007226547 申请日 2007-08-31 公开(公告)号 JP5147335B2 公开(公告)日 2013-02-20
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 徳次郎 木崎; 陽次郎 堤; 公視 早川;
摘要
权利要求
  • 鞍乗り型の自動二輪車であって、
    前車輪の両側面を通る垂直線(VL)と、車体が横傾斜したときに最初に地面に接触する第1接地部(34)を通る水平線(HL)と、前記垂直線(VL)が地面に交差する点(P)および前記第1接地部(34)を結ぶ直線とで囲まれた範囲(A)を設定し、
    正面視で前記範囲(A)内に設けられた灯火器(37)を備え、
    前記第1接地部(34)が乗員の足乗せステップ(33)の先端下部に設けられた突出部であることを特徴とする自動二輪車。
  • スクータ型の自動二輪車であって、
    前車輪の両側面を通る垂直線(VL)と、車体が横傾斜したときに最初に地面に接触する第1接地部(34)を通る水平線(HL)と、前記垂直線(VL)が地面に交差する点(P)および前記第1接地部(34)を結ぶ直線とで囲まれた範囲(A)を設定し、
    正面視で前記範囲(A)内に設けられた灯火器(37)を備え、
    前記第1接地部(34)が、センタスタンド(35)の接地端部であることを特徴とする自動二輪車。
  • 前記灯火器(37)が前車輪の車軸(7)を支持するフロントフォーク(4)の下端、および後車輪の車軸(21)を支持するスイングアームの後下端のうち、少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車。
  • 前記灯火器の灯体(37)が、発光ダイオードからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車。
  • 前記灯火器の灯体(37)が、反射板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車。
  • 说明书全文

    本発明は、自動二輪車に関し、特に、第三者による視認性を向上させることができるように配置をした灯火装置を有する自動二輪車に関する。

    自動二輪車は乗用車やトラック等、四輪車と比べてサイズが小さいため、第三者による視認性が低くなる場合が考えられる。 そこで、二輪車の灯体系のうち少なくとも一つの灯体を、車軸以下であって、前輪の最後部より前方、または後輪の最前部より後方に配置した自動二輪車が提案されている。 この自動二輪車は特開2003−300488号公報に開示されている。

    特開2003−300488号公報

    特許文献1に記載された従来の自動二輪車は、それ以前に見られなかった下方への灯体配置構造を有しているので、目立ちやすくなるという効果がある。 しかし、車体下方に取り付けられた灯体は、コーナリング時などに大きいバンクをとると、第1接地点つまりバンク時に最初に地面に接触する個所が、灯体のカバーとなる。 したがって、深いバンク角でコーナリングをした時に、灯体に影響を与えるおそれがある。

    本発明の目的は、車両走行時のバンク角を確保しつつ、第三者による視認性の向上を図ることができる自動二輪車を提供することにある。

    前記目的を達成するための本発明は、前車輪の両側面を通る垂直線と、車体が横傾斜したときに最初に地面に接触する第1接地部を通る平線と、前記垂直線が地面に交差する点および前記第1接地部を結ぶ直線とで囲まれた範囲を設定し、正面視で前記範囲内に設けられた灯火器を備えた点に第1の特徴がある。

    また、本発明は、前記第1接地部が乗員の足乗せステップの先端下部に設けられた突出部である点に第2の特徴がある。

    また、本発明は、前記灯火器が前車輪の車軸を支持するフロントフォークの下端、および後車輪の車軸を支持するスイングアームの後下端のうち、少なくとも一方に取り付けられている点に第3の特徴がある。

    さらに、本発明は、前記灯火器の灯体が、発光ダイオードからなる点に第4の特徴がある。

    また、本発明は、前記灯火器の灯体が、反射板である点に第5の特徴がある。

    さらに、本発明は、前記第1接地部が、センタスタンドの接地端部である点に第6の特徴がある。

    第1の特徴を有する本発明によれば、バンク時の第1接地部と前車輪の接地部とを結ぶ直線よりも車体幅方向内側に灯火器が設けられる。 自動二輪車が最大バンク時に第1接地部が接地するので、この第1接地部よりも車体幅方向内側に設けられている灯火器が自動二輪車のバンク時に先に地面に接地することを防止できる。 また、車体下部という、特異な位置に設けられた灯火器の点灯によって、自動二輪車の被視認性を向上させることができる。

    第2の特徴を有する本発明によれば、最大バンク時にステップ先端下部が接地したことをもって、乗員は接地を認識してバンク角を小さくすることができるので、灯火器を保護しやすい。

    第3の特徴を有する本発明によれば、車体下部にあって、車体前後方向の、より端部近傍に灯火器を配置できるので、例えば、前後方向の他の車両が当該自動二輪車との間隔を正確に認識しやすい。

    第4の特徴を有する本発明によれば、サイズの割には高照度の発光ダイオードを使用することによって、第三者が当該自動二輪車を認識しやすいし、消費電も少なくてすむ。

    第5の特徴を有する本発明によれば、電力供給することなく外光を反射させて自動二輪車を外部から認識させやすくすることができるので、構造の簡素化が図られる。

    第6の特徴を有する本発明によれば、 最大バンク時にセンタスタンドが接地したことをもって乗員は接地を認識して、バンク角を小さくすることができるので灯火器を保護しやすい。 また、第三者による視認性を向上させることができる。

    以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。 図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車の正面図であり、図2は左側面図である。 自動二輪車1は左右一対のパイプフレームからなるフレームボディ2を備える。 フレームボディ2の前部に接合されたヘッドパイプ3によって、図示しないステアリングステムが回転自在に支持される。 ステアリングステムの上下部分は、フロントフォーク4のトップブリッジ5とボトムブリッジ6とにそれぞれ連結される。 フロントフォーク4は下方に延長され、下端近傍に設けられた前輪軸7によって前車輪FWを支持している。

    トップブリッジ5には、ハンドルパイプ8が連結される。 ハンドルパイプ8にはグリップ9およびミラー10が取り付けられている。 フロントフォーク4には、ブラケット11が接合され、このブラケット11には、前照灯12、前部方向指示灯13、およびメータ14が取り付けられている。 ボトムブリッジ6には、ホーン15が取り付けられている。

    フレームボディ2には、エンジン16が搭載され、エンジンの下方には変速機17が、前方にはラジエータ18が設けられている。 フレームボディ2のほぼ中央部に設けられた軸19によってスイングアーム20が揺動自在に支持される。 スイングアーム20の端部には後輪軸21によって後輪RWが回転自在に支持されている。 変速機17の出力軸(図示せず)と後輪軸21との間には駆動チェーン23が掛けられている。 フレームボディ2の後部には、リアサスペンション24の上端部が連結され、リアサスペンション24の下端部はスイングアーム20の後端部に連結されている。 エンジン16の前部に設けられた排気管25は車体後方に延長され、延長端部にはマフラ26が取り付けられている。

    フレームボディ2の上部には、燃料タンク27が設けられ、燃料タンク27の後方には、乗員用のシート28が設けられている。 フレームボディ2の最後部には、泥よけ29並びにテール/ブレーキライト30および後部方向指示灯31が設けられる。

    スイングアーム 20の軸19の後方には、ブラケット32が接合されており、このブラケット32には、車体幅方向外側に張り出したステップ(乗員の足置き)33が取り付けられている。 ステップ33の先端部下側にはバンクセンサとして機能する突出部34が設けられている。 ステップ33はブラケット32に対してばねを介して弾力的に取り付けられているので、突出部34の接地時には上方に押し上げられて接地の衝撃を吸収し、バンク角を小さくすると、ばねの作用で再び元の位置に復帰する。 このようなステップの衝撃吸収構造は周知であるので、詳細な説明は省略する。 フレームボディ2の下部には、メインスタンド35およびサイドスタンド36が取り付けられている。

    本実施形態の自動二輪車1は、前照灯12、前部方向指示灯13、後部方向指示灯31、およびテール/ブレーキライト30が設けられているが、さらに第三者による視認性を向上させるための灯火器を設けている。

    視認性を向上させるために、車体進行方向に指向させた灯火器37が左右のフロントフォーク4の下端部にそれぞれ設けられる。 さらに、後方からの被視認性を向上させるために、スイングアーム20の後下部に灯火器38が設けられる。 灯火器37、38は双方を設けるのが好ましいが、灯火器37、38のうちいずれか一方だけでもよい。 灯火器37、38の灯体つまり点灯部本体は電球であってもよいが、1個または複数の発光ダイオードの集合体(複数の発光ダイオードを円形や、矩形等任意の形状に配置したもの)とするのが好ましい。 省電力、高照度の灯体とすることができるからである。 灯火器37、38は自動二輪車1のエンジン16が駆動されている間は点灯するように構成するのがよい。

    このように車体の下部にも灯火器を設けることにより、第三者による視認性の向上を図ることができる。

    灯火器37、38は、フロントフォーク4やスイングアーム20に限らず、車体前後方向のいずれに設置してもよいが、自動二輪車1の正面視、つまり図1に示した状態で次のように限定される車体下部に設置する。

    すなわち、図1において、ステップ33の突出部34の先端を通る水平線HLと、前車輪FWの両側面を通る垂直線VLと、垂直線VLおよび前車輪FWが直立したときの接地面GLが交差する点Pと前記突出部34の先端とを結ぶ直線DLとで囲まれた範囲Aに灯火器37、38を設置する。 なお、ここでは、前車輪FWとは特にゴムタイヤ部分をいう。

    ここで、範囲Aを構成する水平線HLと直線DLとを規定する要素として突出部34を選択しているが、これに限定しない。 突出部34は自動二輪車1をバンクさせたときに最初に地面と接触する部位、つまり第1接地部である。 したがって、自動二輪車の形式や種類によって、カウル、エンジンケース、マフラ等が、バンク時にステップよりも先に接地する構造では、突出部34に代えて、これらの部品が第1接地部となり、範囲Aを構成する水平線HLと直線DLとを規定する要素として選択される。

    なお、上述の実施形態では、バンク時の第1接地部としてステップやカウル等を想定しているが、本発明をスクータ型自動二輪車に適用する場合は、不使用時つまり走行時にステップを有するカウルよりも跳ね上げられているセンタスタンドの接地端部(使用時に接地する端部)が第1接地部となり得る。 したがって、スクータ型自動二輪車では、センタスタンドの接地端部を第1接地部として範囲Aを決定するのがよい。

    上述の実施形態では、フロントフォーク4の下端、および後車輪の車軸を支持するスイングアーム20の後部下端の双方に灯火器37、38を取り付けた例を示した。 しかし、本願発明はこの実施形態に限らず、灯火器をフロントフォーク4の下端およびスイングアーム20の後部下端のうちいずれか一方に取り付けるだけであっもよい。

    図3は、本発明の第2実施形態に係る自動二輪車の側面図であり、図1、図2と同符号は同一または同等部分を示す。 図3においては、フロントフォーク4の下端に灯火器37を取り付けており(図示しないが、車体右側にも同様に取り付けられる)、図1、図2に関して説明したスイングアーム20の後部下端の灯火器38は、第2実施形態では設けていない。 この第2実施形態によれば、自動二輪車1の前方からの視認性の向上が図られる。

    また、灯体として電球や発光ダイオードを用いるのに限らず、反射板を灯体として用いてもよい。 反射板は、コーナーキューブを多数配列したものとして形成することができる。

    本発明の一実施形態に係る自動二輪車の正面図である。

    本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。

    本発明の第2実施形態に係る自動二輪車の側面図である。

    符号の説明

    1…自動二輪車、 2…フレームボディ、 4…フロントフォーク、 20…スイングアーム、 33…ステップ、 34…突出部、 37、38…灯火器

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