鞍乗型車両

申请号 JP2016196792 申请日 2016-10-04 公开(公告)号 JP2018058470A 公开(公告)日 2018-04-12
申请人 ヤマハ発動機株式会社; 发明人 山田 卓央; 本田 宗久;
摘要 【課題】ポジションランプを備える鞍乗型車両において、車両の視認性をさらに向上させる。 【解決手段】鞍乗型車両は、ポジションランプを備える。ポジションランプは、 光源 と、レンズとを含む。レンズは、透光面を有する。透光面は、光源が発する光を透過する。透光面は、左右一対の第1透光面を含む。左右一対の第1透光面は、車両の左右方向に離れて 位置 する。左右一対の第1透光面の各々は、車両の左右方向に延びている。車両の平面視において、左右一対の第1透光面の各々における車両の左右方向での外側端の前端が、車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置する。 【選択図】図2
权利要求

ポジションランプを備える鞍乗型車両であって、 前記ポジションランプは、 光源と、 前記光源が発する光を透過する透光面を有するレンズとを含み、 前記透光面は、 車両の左右方向に離れて位置する左右一対の第1透光面を含み、 前記左右一対の第1透光面の各々は、車両の左右方向に延びており、 車両の平面視において、前記左右一対の第1透光面の各々における車両の左右方向での外側端の前端が、車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置する、鞍乗型車両。請求項1に記載の鞍乗型車両であって、 車両の正面視において、前記第1透光面における車両の左右方向の長さは、前記第1透光面における車両の上下方向の長さよりも大きい、鞍乗型車両。請求項1又は2に記載の鞍乗型車両であって、 前記透光面は、さらに、 車両の左右方向に離れて位置する左右一対の第2透光面を含み、 前記左右一対の第2透光面の各々は、車両の側面視で視認され、 車両の平面視において、前記左右一対の第2透光面の各々における車両の左右方向での外側端の前端は、車両の左右方向での内側端の前端よりも後方に位置し、 前記左右一対の第2透光面のうち、左側に位置する左第2透光面は、前記左右一対の第1透光面のうち、左側に位置する左第1透光面よりも左側に位置し、 前記左右一対の第2透光面のうち、右側に位置する右第2透光面は、前記左右一対の第1透光面のうち、右側に位置する右第1透光面よりも右側に位置する、鞍乗型車両。請求項3に記載の鞍乗型車両であって、 車両の平面視において、前記第1の透光面における車両の左右方向の長さは、前記第2の透光面における車両の左右方向の長さよりも大きい、鞍乗型車両。請求項3又は4に記載の鞍乗型車両であって、 車両の平面視において、前記第1の透光面における車両の前後方向の長さは、前記第2の透光面における車両の前後方向の長さよりも大きい、鞍乗型車両。請求項3〜5の何れか1項に記載の鞍乗型車両であって、 前記透光面は、さらに、 車両の左右方向に離れて位置する左右一対の第3透光面を含み、 前記左右一対の第3透光面の各々の少なくとも一部は、車両の平面視で、前記レンズの前端に位置し、 前記左右一対の第3透光面のうち、左側に位置する左第3透光面は、車両の左右方向で前記左第1透光面と前記左第2透光面との間に位置し、前記左第1透光面と前記左第2透光面とを接続し、 前記左右一対の第3透光面のうち、右側に位置する右第3透光面は、車両の左右方向で前記右第1透光面と前記右第2透光面との間に位置し、前記右第1透光面と前記右第2透光面とを接続する、鞍乗型車両。請求項1〜6の何れか1項に記載の鞍乗型車両であって、 車両の正面視において、前記第1透光面における車両の左右方向での外側端は、前記第1透光面における車両の左右方向での内側端に対して、車両の上下方向で異なる位置にある、鞍乗型車両。請求項7に記載の鞍乗型車両であって、 車両の正面視において、前記第1透光面における車両の左右方向での外側端の少なくとも一部は、前記第1透光面における車両の左右方向での内側端よりも下方に位置する、鞍乗型車両。請求項1〜8の何れか1項に記載の鞍乗型車両であって、さらに、 車両の正面視において、前記左右一対の第1透光面の間に配置されるヘッドライトを備え、 前記左右一対の第1透光面の各々の少なくとも一部は、前記ヘッドライトの前端よりも下方に位置している、鞍乗型車両。請求項1〜9の何れか1項に記載の鞍乗型車両であって、さらに、 車両の正面視で視認され、前記ポジションランプが取り付けられるフロントカバーを備える、鞍乗型車両。請求項10に記載の鞍乗型車両であって、 前記フロントカバーは、 車両の正面視において、少なくとも一部が前記ポジションランプの上方に配置される上フロントカバーと、 車両の正面視において、少なくとも一部が前記ポジションランプの下方に配置される下フロントカバーとを含み、 前記第1透光面は、前記上フロントカバー及び前記下フロントカバーの各々よりも前方に位置している、鞍乗型車両。

说明书全文

本発明は、ポジションランプを備える鞍乗型車両に関する。

自動二輪車等の鞍乗型車両は、乗用車等の四輪車と比べて、車両のサイズが小さい。そのため、鞍乗型車両には、他者から視認され易くするための工夫が施されている。その一例として、左右一対のポジションランプを備える鞍乗型車両が提案されている(例えば、特開2015−227102号公報や、特開2016−5942号公報参照)。

特開2015−227102号公報

特開2016−5942号公報

本発明の目的は、ポジションランプを備える鞍乗型車両において、車両の視認性を向上させることである。

課題を解決するための手段及び発明の効果

本願の発明者は、ポジションランプを備える鞍乗型車両の視認性をさらに向上させるための方策について、検討した。そして、ポジションランプの配置及び形状に着目し、さらに検討を進めた。その結果、ポジションランプが有するレンズに形成された透光面の見え方を工夫することにより、車両の視認性がさらに向上するとの知見を得るに至った。本発明は、このような知見に基づいて、完成されたものである。

本発明の実施の形態による鞍乗型車両は、ポジションランプを備える。ポジションランプは、光源と、レンズとを含む。レンズは、透光面を有する。透光面は、光源が発する光を透過する。透光面は、左右一対の第1透光面を含む。左右一対の第1透光面は、車両の左右方向に離れて位置する。左右一対の第1透光面の各々は、車両の左右方向に延びている。車両の平面視において、左右一対の第1の透光面の各々における車両の左右方向での外側端の前端が、車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置する。

上記鞍乗型車両においては、ポジションランプが左右一対の第1透光面を含む。左右一対の第1透光面の各々は、光源が発する光を透過する。そのため、車両の正面から鞍乗型車両を見ると、左右一対の第1透光面の各々が透過する光を視認することができる。

ここで、上記鞍乗型車両においては、左右一対の第1の透光面の各々において、車両の左右方向での外側端の前端が、車両の平面視で、車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置する。そのため、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動すると、左右一対の第1透光面のうち、一方の第1の透光面は見え難くなるが、他方の第1の透光面は見え易くなる。つまり、左右一対の第1透光面のうち、手前側に位置する第1の透光面は見え難くなるが、奥側に位置する第1の透光面は見え易くなる。要するに、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動しても、左右一対の第1の透光面の何れか(具体的には、奥側に位置する第1透光面)を視認することができる。その結果、車両の視認性を向上させることができる。

左右一対の第1透光面は、車両の左右方向に離れて位置していればよい。左右一対の第1透光面は、例えば、車両の正面から見て、車両の左右方向の中心を通過し、且つ、車両の上下方向に延びる中心線に対して、左右対称に形成される。左右一対の第1透光面は、例えば、車両の上下方向で同じ位置に形成される。

左右一対の第1透光面は、1つのレンズに形成されていてもよいし、別々のレンズに形成されていてもよい。別々に形成されていてもよい。例えば、ポジションランプは、左右一対の第1透光面のうち、左側に位置する第1透光面が形成されたレンズを有する左ポジションランプと、右側に位置する第1透光面が形成されたレンズを有する右ポジションランプとを含んでいてもよい。

光源は、特に限定されない。光源は、例えば、発光ダイオード(LED)等の発光体を含む。

発光体は、ポジションランプに対して、1つ設けられていてもよい。この場合、光源は、発光体が発する光を左右一対の第1透光面の各々に導く導光体をさらに含む。

発光体は、ポジションランプに対して、複数設けられていてもよい。この場合、左右一対の第1透光面の各々に対して、少なくとも1つの発光体が設けられる。

レンズは、無色透明であってもよいし、有色透明であってもよい。

透光面の形状は、光源が発する光を透過できるものであれば、特に限定されない。透光面は、車両の正面視で視認される部分を含む。透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁を形成する部分を含む。透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁よりも後方に位置する部分を含んでいてもよい。

第1透光面の形状は、光源が発する光を透過できるものであれば、特に限定されない。第1透光面は、車両の左右方向に延びる形状であれば、特に限定されない。ここで、車両の左右方向に延びる形状は、車両の正面視において、車両の左右方向の長さが車両の上下方向の長さよりも大きい形状であってもよいが、車両の左右方向の長さが車両の上下方向の長さよりも大きい形状に限定されない。つまり、第1透光面は、車両の左右方向に長さを有する形状であればよい。

第1透光面は、車両の正面視で、視認される部分を含む。第1透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁を形成する部分を含む。第1透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁よりも後方に位置する部分を含んでいてもよい。

第1透光面の車両の左右方向における内側端は、車両の正面視で、車両の上下方向の全長に亘って、車両の上下方向にストレートに延びていなくてもよい。第1透光面の車両の左右方向における内側端の少なくとも一部は、車両の正面視で、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。この場合、第1透光面の車両の左右方向における内側端のうち、車両の上下方向に対して傾斜している部分の傾斜度は、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。車両の正面視において、第1透光面の車両の左右方向における内側端の傾斜は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。

第1透光面の車両の左右方向における外側端は、車両の正面視で、車両の上下方向の全長に亘って、車両の上下方向にストレートに延びていなくてもよい。第1透光面の車両の左右方向における外側端の少なくとも一部は、車両の正面視で、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。この場合、第1透光面の車両の左右方向における外側端のうち、車両の上下方向に対して傾斜している部分の傾斜角度は、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。車両の正面視において、第1透光面の車両の左右方向における外側端の傾斜は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。

第1透光面の車両の左右方向における外側端は、車両の正面視で、第1透光面の車両の左右方向における内側端に対して、平行であってもよいし、平行でなくてもよい。

第1透光面の車両の左右方向における外側端は、車両の平面視で、第1透光面の車両の左右方向における内側端に対して、平行であってもよいし、平行でなくてもよい。

車両の平面視において、第1透光面の前縁の少なくとも一部は、車両の左右方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。これにより、車両の平面視で、第1透光面における車両の左右方向での外側端の前端を、第1透光面における車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置させることができる。第1透光面のうち、車両の平面視で、車両の左右方向に対して傾斜している部分の傾斜角度は、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。車両の平面視において、第1透光面の前縁の傾斜は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。

第1透光面は、例えば、透光面における車両の左右方向での中央に形成されていてもよいし、透光面における車両の左右方向での中央よりも内側に位置する部分に形成されていてもよい。第1透光面の車両の左右方向での内側端は、透光面における車両の左右方向での内側端と一致していなくてもよい。

車両の側面視において、第1透光面における車両の左右方向での外側端の少なくとも一部は、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。この場合、第1透光面における車両の左右方向での外側端は、車両の平面視で前端に位置しない部分を有する。当該部分は、車両の平面視において、第1透光面における車両の左右方向での内側端の前端よりも後方に位置していてもよい。

車両の側面視において、第1透光面における車両の左右方向での内側端の少なくとも一部は、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。

車両の平面視において、第1透光面の前縁における車両の左右方向での長さは、例えば、第1透光面の前縁における車両の前後方向での長さよりも大きくてもよい。この場合、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動したときに、左右一対の第1の透光面の何れかが透過する光を視認し易くすることができる。

車両の正面視において、第1透光面における車両の左右方向での外側端は、第1透光面における車両の左右方向での内側端に対して、車両の上下方向で異なる位置にあってもよい。ここで、第1透光面における車両の左右方向での外側端と内側端とが車両の上下方向で異なる位置にある態様は、第1透光面における車両の左右方向での外側端及び内側端の一方を他方に対して車両の左右方向に移動させたときに、一方が他方に対して重ならない態様だけでなく、一方が他方に対して重なる態様も含む。

車両の正面視において、第1透光面における車両の左右方向での外側端の少なくとも一部は、第1透光面における車両の左右方向での内側端よりも下方に位置していてもよい。車両の正面視において、第1透光面における車両の左右方向での外側端の少なくとも一部は、第1透光面における車両の左右方向での内側端よりも上方に位置していてもよい。

透光面は、さらに、左右一対の第2の透光面を含んでいてもよい。左右一対の第2透光面は、車両の左右方向に離れて位置する。左右一対の第2透光面の各々は、車両の側面視で視認される。車両の平面視において、左右一対の第2透光面の各々における車両の左右方向での外側端の前端は、車両の左右方向での内側端の前端よりも後方に位置する。左右一対の第2透光面のうち、左側に位置する左第2透光面は、左右一対の第1透光面のうち、左側に位置する左第1透光面よりも左側に位置する。左右一対の第2透光面のうち、右側に位置する右第2透光面は、左右一対の第1透光面のうち、右側に位置する右第1透光面よりも右側に位置する。

この場合、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動したときに、左右一対の第2透光面のうち、手前側に位置する第2の透光面が見え易くなる。そのため、車両の視認性がさらに向上する。

第2透光面の形状は、光源が発する光を透過できるものであれば、特に限定されない。第2透光面は、車両の左右方向に延びる形状であれば、特に限定されない。ここで、車両の左右方向に延びる形状は、車両の正面から見て、車両の左右方向の長さが車両の上下方向の長さよりも大きい形状に限定されない。つまり、第2透光面は、車両の左右方向に長さを有する形状であればよい。

第2透光面は、車両の正面視で、視認される部分を含む。第2透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁を形成する部分を含む。第2透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁よりも後方に位置する部分を含んでいてもよい。

第2透光面の車両の左右方向における内側端は、車両の正面視で、車両の上下方向の全長に亘って、車両の上下方向にストレートに延びていなくてもよい。第1透光面の車両の左右方向における内側端の少なくとも一部は、車両の正面視で、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。この場合、第2透光面の車両の左右方向における内側端のうち、車両の上下方向に対して傾斜している部分の傾斜角度は、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。車両の正面視において、第2透光面の車両の左右方向における内側端の傾斜は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。

第2透光面の車両の左右方向における外側端は、車両の正面視で、車両の上下方向の全長に亘って、車両の上下方向にストレートに延びていなくてもよい。第2透光面の車両の左右方向における外側端の少なくとも一部は、車両の正面視で、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。この場合、第2透光面の車両の左右方向における外側端のうち、車両の上下方向に対して傾斜している部分の傾斜角度は、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。車両の正面視において、第2透光面の車両の左右方向における外側端の傾斜は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。

第2透光面の車両の左右方向における外側端は、車両の正面視で、第2透光面の車両の左右方向における内側端に対して、平行であってもよいし、平行でなくてもよい。

第2透光面の車両の左右方向における外側端は、車両の平面視で、第2透光面の車両の左右方向における内側端に対して、平行であってもよいし、平行でなくてもよい。

車両の平面視において、第2透光面の前縁の少なくとも一部は、車両の左右方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。これにより、車両の平面視で、第2透光面における車両の左右方向での外側端の前端を、第2透光面における車両の左右方向での内側端の前端よりも後方に位置させることができる。第2透光面のうち、車両の平面視で、車両の左右方向に対して傾斜する部分の傾斜角度は、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。車両の平面視において、第2透光面の前縁の傾斜は、直線的であってもよいし、曲線的であってもよい。

第2透光面は、第1透光面よりも車両の左右方向で外側に形成されていればよい。第2透光面は、例えば、透光面のうち、車両の左右方向での中央部分に形成されていてもよいし、車両の左右方向での中央よりも外側に位置する部分に形成されていてもよい。第2透光面の車両の左右方向での外側端は、透光面における車両の左右方向での外側端と一致していなくてもよい。

車両の側面視において、第2透光面における車両の左右方向での内側端の少なくとも一部は、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。この場合、第2透光面における車両の左右方向での内側端は、車両の平面視で前端に位置しない部分を有する。当該部分は、車両の平面視で、第2透光面における車両の左右方向での外側端の前端よりも後方に位置していてもよい。

車両の側面視において、第2透光面における車両の左右方向での外側端の少なくとも一部は、車両の上下方向に対して傾斜する方向に延びていてもよい。

車両の平面視において、第2透光面の前縁における車両の前後方向での長さは、例えば、第2透光面の前縁における車両の左右方向での長さよりも大きくてもよい。この場合、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動したときに、左右一対の第2の透光面の何れかが透過する光を視認し易くすることができる。

車両の平面視において、第2透光面における車両の左右方向での内側端の前端は、第1透光面における車両の左右方向での外側端の前端に対して、車両の前後方向で同じ位置にあってもよいし、車両の前後方向で異なる位置にあってもよい。

車両の正面視において、第2透光面における車両の左右方向での内側端の前端は、第1透光面における車両の左右方向での外側端の前端に対して、車両の上下方向で同じ位置にあってもよいし、車両の上下方向で異なる位置にあってもよい。

車両の平面視において、第1透光面の前縁における車両の左右方向での長さは、例えば、第2透光面の前縁における車両の左右方向での長さよりも大きくてもよい。この場合、第1透光面を第2透光面よりも大きくすることができる。つまり、第1透光面を第2透光面よりも目立たせることができる。その結果、第1透光面が透過する光を視認し易くすることができる。

車両の平面視において、第1透光面の前縁における車両の前後方向での長さは、例えば、第2透光面の前縁における車両の前後方向での長さよりも大きくてもよい。この場合、第1透光面を第2透光面よりも大きくすることができる。つまり、第1透光面を第2透光面よりも目立たせることができる。その結果、第1透光面が透過する光を視認し易くすることができる。

透光面は、左右一対の第3透光面をさらに含んでいてもよい。左右一対の第3透光面は、車両の左右方向に離れて位置する。左右一対の第3透光面の各々の少なくとも一部は、車両の平面視で、レンズの前端に位置する。左右一対の第3透光面のうち、左側に位置する左第3透光面は、車両の左右方向で左第1透光面と左第2透光面との間に位置し、左第1透光面と左第2透光面とを接続する。左右一対の第3透光面のうち、右側に位置する右第3透光面は、車両の左右方向で右第1透光面と右第2透光面との間に位置し、右第1透光面と右第2透光面とを接続する。

この場合、透光面が左右一対の第3透光面をさらに含んでいるため、ポジションランプの視認性がさらに向上する。

第3透光面の形状は、光源が発する光を透過できるものであれば、特に限定されない。第3透光面は、例えば、車両の左右方向に延びる形状であってもよい。ここで、車両の左右方向に延びる形状は、車両の正面から見て、車両の左右方向の長さが車両の上下方向の長さよりも大きい形状に限定されない。つまり、第3透光面は、車両の左右方向に長さを有する形状であればよい。

第3透光面は、車両の正面視で、視認される部分を含む。第3透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁を形成する部分を含む。第3透光面は、車両の平面視で、レンズの前縁よりも後方に位置する部分を含んでいてもよい。

車両の平面視において、第3透光面の前縁における車両の左右方向での長さは、例えば、第1透光面の前縁における車両の左右方向での長さよりも小さくてもよい。この場合、第1透光面を第3透光面よりも大きくすることができる。つまり、第1透光面を第3透光面よりも目立たせることができる。その結果、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動したときに、左右一対の第1の透光面の何れかが透過する光を視認し易くすることができる。

車両の平面視において、第3透光面の前縁における車両の左右方向での長さは、例えば、第2透光面の前縁における車両の左右方向での長さよりも小さくてもよい。この場合、第2透光面を第3透光面よりも大きくすることができる。つまり、第2透光面を第3透光面よりも目立たせることができる。その結果、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から左右方向の一方(左側又は右側)に移動したときに、左右一対の第2の透光面の何れかが透過する光を視認し易くすることができる。

上記鞍乗型車両は、さらに、ヘッドライトを備えていてもよい。ヘッドライトは、例えば、車両の正面から見て、左右一対の第1透光面の間に配置される。左右一対の第1透光面の各々の少なくとも一部は、ヘッドライトの前端よりも下方に位置していてもよい。

この場合、鞍乗型車両を見つつ、鞍乗型車両の正面から車両の左右方向の一方(左側又は右側)に移動したときに見え易くなる奥側の第1透光面が、ヘッドライトによって隠れ難くなる。そのため、奥側の第1透光面が透過する光を視認し易くすることができる。

ヘッドライトが左右一対の第1透光面の間に位置する態様は、例えば、ヘッドライトの少なくとも一部が左右一対の第1の透光面の間に位置する態様を含む。ヘッドライトと、左右一対の第1透光面の各々とは、車両の上下方向で同じ位置になくてもよい。

上記鞍乗型車両は、さらに、フロントカバーを備える。フロントカバーは、車両の正面視で、視認される。フロントカバーには、ポジションランプが取り付けられる。

フロントカバーは、上フロントカバーと、下フロントカバーとを含んでいてもよい。上フロントカバーの少なくとも一部は、車両の正面から見て、ポジションランプの上方に配置される。下フロントカバーの少なくとも一部は、車両の正面から見て、ポジションランプの下方に配置される。左右一対の第1透光面の各々は、上フロントカバー及び下フロントカバーの各々よりも前方に位置していてもよい。この場合、左右一対の第1透光面を目立たせることができる。その結果、第1透光面が発する光を視認し易くすることができる。

本発明の実施の形態による自動二輪車の左側面図である。

図1に示す自動二輪車が備えるヘッドライトの周辺部分を示す正面図である。

図1に示す自動二輪車が備えるヘッドライトの周辺部分を示す左側面図である。

図1に示す自動二輪車が備えるヘッドライトの周辺部分を示す平面図である。

図1に示す自動二輪車が備える左右一対のポジションランプのうち、左側に位置するポジションランプの正面図である。

図5に示すポジションランプの平面図である。

図5に示すポジションランプの左側面図である。

図5におけるVIII−VIII断面図である。

図5におけるIX−IX断面図であって、上フロントカバー及び下フロントカバーとポジションランプとの関係を示す断面図である。

図5に示すポジションランプの背面図である。

図5に示すポジションランプがフロントカバーに取り付けられた状態を示す背面図である。

図11におけるXII−XII断面図である。

図10におけるXIII−XIII断面図である。

図5に示すポジションランプに対して、カプラが取り付けられる前の状態を示す斜視図である。

図5に示すポジションランプに対して、カプラが取り付けられた状態を示す斜視図である。

図1に示す自動二輪車が備えるポジションランプを正面から見ている状態を示す平面図である。

図1に示す自動二輪車が備えるポジションランプを正面から左方向に移動して見ている状態を示す平面図である。

図1に示す自動二輪車が備えるポジションランプを正面から右方向に移動して見ている状態を示す平面図である。

以下、図面を参照し、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両について説明する。本実施形態では、鞍乗型車両として、自動二輪車を例に説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその部材についての説明は繰り返さない。

図1は、自動二輪車10の左側面図である。なお、以下の説明において、前後左右とは、自動二輪車10のシート16に着座した乗員から見た前後左右を意味する。図1において、矢印Fは自動二輪車10の前方向を示し、矢印Uは自動二輪車10の上方向を示す。

自動二輪車10は、図1に示すように、前輪12Fと、後輪12Rと、車体カバー14と、シート16と、エンジン18と、ハンドル20と、フロントフォーク22と、ヘッドライト24とを備える。

フロントフォーク22は、前輪12Fを回転可能に支持する。ハンドル20を操作することにより、前輪12Fの進行方向が変わる。

車体カバー14は、車体フレームを覆う。車体フレームに対して、エンジン18が取り付けられている。

エンジン18の後方に、後輪12Rが配置されている。エンジン18の動が後輪12Rに伝達されることにより、後輪12Rが回転する。

シート16は、エンジン18よりも上方且つ後方に配置されている。

ヘッドライト24は、車体フレーム(例えば、ヘッドパイプ)に支持されている。ヘッドライト24は、ハンドル20よりも前方に位置している。

図2、図3及び図4を参照しながら、自動二輪車10についてさらに説明する。図2は、自動二輪車10が有するヘッドライト24の周辺部分を示す正面図である。図3は、自動二輪車10が有するヘッドライト24の周辺部分を示す側面図である。図4は、自動二輪車10が有するヘッドライト24の周辺部分を示す平面図である。

図2に示すように、ヘッドライト24は、車両の正面視において、車両の左右方向の中心を通る中心線CL上に配置されている。つまり、ヘッドライト24は、車両の左右方向で中央に配置されている。

図2に示すように、ヘッドライト24は、レンズ241を有する。レンズ241は、車両の正面から見て、中心線CLに対して左右対称な形状を有する。

図2に示すように、レンズ241は、透光面2411を有する。透光面2411は、ヘッドライト24の光源が発する光を透過する。透光面2411は、車両の正面から見て、中心線CLに対して左右対称な形状を有する。

図2に示すように、透光面2411は、車両の正面視において、車両の左右方向に延びている。透光面2411は、車両の正面視において、車両の上下方向に延びている。車両の正面視において、透光面2411の車両の左右方向での長さは、透光面2411の車両の上下方向での長さよりも大きい。

図2に示すように、透光面2411は、車両の上下方向での中央部分が車両の前方に向かって突出している。図3に示すように、透光面2411は、車両の左右方向での中央部分が車両の前方に向かって突出している。

自動二輪車10は、さらに、フロントカバー140と、ポジションランプ25と、サポートアッパカバー26と、ウインドスクリーン28とを備える。以下、これらについて説明する。

フロントカバー140は、車体カバー14に含まれる。フロントカバー140は、車体フレームに取り付けられる。

図2に示すように、フロントカバー140は、車両の左右方向で、左右一対のフロントサイドカバー143、143の間に配置されている。左右一対のフロントサイドカバー143、143は、車体カバー14に含まれる。

図2に示すように、フロントカバー140は、車両の正面視において、ヘッドライト24の周囲に配置されている。つまり、フロントカバー140は、車両の正面視で、視認される。フロントカバー140は、車両の正面視において、中心線CL上に配置されている。つまり、フロントカバー140は、車両の左右方向での中央部分に配置されている。

図2及び図4に示すように、ポジションランプ25は、左右一対のポジションランプ25L、25Rを含む。左右一対のポジションランプ25L、25Rは、車両の正面視において、中心線CLに対して左右対称に配置されている。左右一対のポジションランプ25L、25Rは、車両の上下方向で同じ位置にある。左右一対のポジションランプ25L、25Rの各々の詳細については、後述する

図2、図3及び図4に示すように、サポートアッパカバー26は、フロントカバー140の上方に配置されている。図2に示すように、サポートアッパカバー26は、車両の正面視において、中心線CL上に配置されている。つまり、サポートアッパカバー26は、車両の左右方向での中央部分に配置されている。

図2、図3及び図4に示すように、ウインドスクリーン28は、サポートアッパカバー26の上方に配置されている。図2に示すように、ウインドスクリーン28は、車両の正面視において、中心線CL上に配置されている。つまり、ウインドスクリーン28は、車両の左右方向での中央部分に配置されている。

続いて、図5〜図9を参照しながら、左右一対のポジションランプ25L、25Rの各々について説明する。なお、本実施の形態では、左右一対のポジションランプ25L、25Rは、左右対称な形状及び構造を有している。そこで、左右一対のポジションランプ25L、25Rのうち、ポジションランプ25Lについて説明し、ポジションランプ25Rの説明は省略する。

図5は、ポジションランプ25Lの正面図である。図6は、ポジションランプ25Lの平面図である。図7は、ポジションランプ25Lの左側面図である。図8は、図5におけるVIII−VIII断面図である。図9は、図5におけるIX−IX断面図であって、後述する上フロントカバー1401及び下フロントカバー1402とポジションランプ25Lとの関係を示す断面図である。

図9に示すように、ポジションランプ25Lは、3つの光源251と、ケース本体252と、レンズ253と、レンズ254とを含む。以下、これらについて説明する。

図9に示すように、3つの光源251は、それぞれ、発光ダイオードである。3つの光源251は、それぞれ、車両の前方に向かって光を発する。3つの光源251は、基板255に設けられている。基板255の前方には、リフレクタ256が配置されている。リフレクタ256は、3つの光源251の各々が発する光を反射して、車両の前方に向かって照射する。基板255及びリフレクタ256は、ケース本体252に取り付けられている。

図9に示すように、レンズ253は、3つの光源251の前方に配置される。レンズ253は、リフレクタ256に取り付けられている。

図9に示すように、レンズ254は、レンズ253の前方に配置される。つまり、レンズ254は、3つの光源251の前方に配置される。レンズ254は、ケース本体252に取り付けられる。

図5、図6及び図9に示すように、レンズ254は、透光面2541を有する。透光面2541は、3つの光源251が発する光を透過する。

図5、図6及び図9に示すように、透光面2541は、透光面25411と、透光面25412と、透光面25413とを含む。以下、これらについて説明する。

図2に示すように、透光面25411は、車両の正面視で視認される。図4及び図6に示すように、透光面25411は、車両の平面視で、レンズ254の前縁を構成する部分を含む。透光面25411は、図4及び図6に示すように、車両の平面視において、レンズ254の前縁よりも後方に位置する部分を含む。つまり、透光面25411は、車両の上下方向に対して傾斜した方向に延びる部分を含む。

図4及び図6に示すように、車両の平面視において、透光面25411における車両の左右方向での外側端の前端は、透光面25411における車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置している。特に本実施の形態では、透光面25411における車両の左右方向での外側端の全体が、透光面25411における車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置している。

図2及び図5に示すように、車両の正面視において、透光面25411における車両の左右方向での外側端は、透光面25411における車両の左右方向での内側端よりも下方にずれている。つまり、車両の正面視において、透光面25411における車両の左右方向での外側端は、透光面における車両の左右方向での内側端に対して、車両の上下方向で異なる位置にある。

図2及び図3を参照して、透光面25411の少なくとも一部は、ヘッドライト24の前端よりも下方に位置している。図4に示すように、透光面25411は、ヘッドライト24の前端よりも後方に位置している。

図2、図4及び図8に示すように、フロントカバー140は、上フロントカバー1401と、下フロントカバー1402とを含む。上フロントカバー1401の少なくとも一部は、ポジションランプ25Lよりも上方に位置している。下フロントカバー1402の少なくとも一部は、ポジションランプ25Lの下方に位置している。透光面25411は、上フロントカバー1401及び下フロントカバー1402よりも前方に位置している。

図2及び図5に示すように、透光面25412は、車両の正面視で視認される。図4及び図6に示すように、透光面25412は、車両の平面視で、レンズ254の前縁を構成する部分を含む。透光面25412は、図4及び図6に示すように、車両の平面視において、レンズ254の前縁よりも後方に位置する部分を含む。つまり、透光面25412は、車両の上下方向に対して傾斜した方向に延びる部分を含む。

図4及び図6に示すように、車両の平面視において、透光面25412は、透光面25411よりも車両の左右方向で外側に位置している。車両の平面視において、透光面25412における車両の左右方向での内側端の前端は、透光面25412における車両の左右方向での外側端の前端よりも前方に位置している。特に本実施の形態では、透光面25412における車両の左右方向での内側端の全体が、透光面25412における車両の左右方向での外側端の前端よりも前方に位置している。

図3及び図7に示すように、透光面25412は、車両の側面視で視認される。因みに、透光面25411は、車両の側面視では、視認されない。

図5及び図6に示すように、車両の正面視及び平面視の各々において、透光面25412における車両の左右方向での長さは、透光面25411における車両の左右方向での長さよりも小さい。つまり、車両の正面視及び平面視において、透光面25411における車両の左右方向での長さは、透光面25412における車両の左右方向での長さよりも大きい。

図6に示すように、車両の平面視において、透光面25412における車両の左右方向での内側端は、透光面25411における車両の左右方向での外側端に対して、車両の前後方向で略同じ位置にある。

図6に示すように、車両の平面視において、透光面25412における車両の左右方向での外側端は、透光面25411における車両の左右方向での内側端よりも後方に位置している。

図2及び図5に示すように、車両の正面視において、透光面25412における車両の左右方向での外側端は、透光面25412における車両の左右方向での内側端よりも上方にずれている。つまり、車両の正面視において、透光面25412における車両の左右方向での外側端は、透光面における車両の左右方向での内側端に対して、車両の上下方向で異なる位置にある。

図2に示すように、透光面25413は、車両の正面視で視認される。図4及び図6に示すように、透光面25413は、車両の平面視で、レンズ254の前縁を構成する部分を含む。透光面25413は、図4及び図6に示すように、車両の平面視において、レンズ254の前縁よりも後方に位置する部分を含む。つまり、透光面25413は、車両の上下方向に対して傾斜した方向に延びる部分を含む。

図4及び図6に示すように、車両の平面視において、透光面25413は、車両の左右方向で、透光面25411と透光面25412との間に位置している。透光面25413は、車両の左右方向で、透光面25411と透光面25412とを接続する。透光面25412は、車両の平面視において、レンズ254の前端に位置している。

図3及び図7に示すように、透光面25413は、車両の側面視で視認されない。

図5及び図6に示すように、車両の正面視及び平面視の各々において、透光面25413における車両の左右方向での長さは、透光面25411における車両の左右方向での長さよりも小さい。つまり、車両の正面視及び平面視の各々において、透光面25411における車両の左右方向での長さは、透光面25413における車両の左右方向での長さよりも大きい。

図5及び図6に示すように、車両の正面視及び平面視の各々において、透光面25413における車両の左右方向での長さは、透光面25412における車両の左右方向での長さよりも小さい。つまり、車両の正面視及び平面視の各々において、透光面25412における車両の左右方向での長さは、透光面25413における車両の左右方向での長さよりも大きい。

続いて、図10、図11及び図12を参照しながら、ポジションランプ25Lについてさらに説明する。図10は、ポジションランプ25Lの背面図である。図12は、ポジションランプ25Lがフロントカバー14に取り付けられた状態を示す背面図である。図13は、図12におけるXIII−XIII断面図である。

図10に示すように、ケース本体252には、遮光板2521が形成されている。遮光板2521は、図11及び図12に示すように、ポジションランプ25Lがフロントカバー140に取り付けられた状態で、フロントカバー140に形成された凹部1403を覆っている。そのため、遮光板2521により、ポジションランプ25Lの光源251が発する光が車両の後方に漏れるのを抑制することができる。

続いて、図10、図13、図14及び図15を参照しながら、ポジションランプ25Lについてさらに説明する。ここで、図13は、図10におけるXIII−XIII断面図である。図14は、ポジションランプ25Lに対して、カプラ259が取り付けられる前の状態を示す斜視図である。図15は、ポジションランプ25Lに対して、カプラ259が取り付けられた状態を示す斜視図である。

図10に示すように、ポジションランプ25Lには、光源251に電力を供給するための配線257が接続されている。配線257の先端には、カプラ258が取り付けられている。カプラ258は、図13に示すように、ケース本体252に取り付けられている。図14及び図15に示すように、カプラ258には、例えば、ECUに接続された配線の先端に取り付けられるカプラ259が接続される。カプラ259は、カプラ258に接続された状態で、ケース本体252に取り付けられる。

本実施の形態では、カプラ258がケース本体252に取り付けられているので、カプラ259をカプラ258に接続する作業を効率よく行うことができる。

自動二輪車10においては、左右一対のポジションランプ25L、25Rの各々が透光面25411を含む。つまり、自動二輪車10は、左右一対の透光面25411、25411を有する。

左右一対の透光面25411、25411の各々は、3つの光源251の各々が発する光を透過する。そのため、図16Aに示すように、車両の正面から自動二輪車10を見ると、左右一対の透光面25411、25411の各々が透過する光を視認することができる。

ここで、自動二輪車10においては、左右一対の透光面25411、25411の各々において、車両の左右方向での外側端の前端が、車両の平面視で、車両の左右方向での内側端の前端よりも前方に位置する。そのため、図16Bに示すように、自動二輪車10を見つつ、自動二輪車10の正面から車両の左側に移動すると、ポジションランプ25Lが有する透光面25411は見え難くなるが、ポジションランプ25Rが有する透光面25411は見え易くなる。また、図16Cに示すように、自動二輪車10を見つつ、自動二輪車10の正面から車両の右側に移動すると、ポジションランプ25Rが有する透光面25411は見え難くなるが、ポジションランプ25Lが有する透光面25411は見え易くなる。つまり、自動二輪車10を見つつ、自動二輪車10の正面から左右方向に移動しても、ポジションランプ25L及びポジションランプ25Rの何れかが有する透光面25411が透過する光を視認することができる。その結果、車両の視認性が向上する。

自動二輪車10において、ポジションランプ25L及びポジションランプ25Rの各々が有する透光面25411は、上フロントカバー1401及び下フロントカバー1402よりも前方に位置している。そのため、透光面25411を目立たせることができる。その結果、透光面25411が透過する光を視認し易くすることができる。

自動二輪車10において、ポジションランプ25L及びポジションランプ25Rの各々が有する透光面25411は、ヘッドライト24の前端よりも下方に位置している。そのため、自動二輪車10を見つつ、自動二輪車10の正面から左方向(右方向)に移動したときに、ポジションランプ25L及びポジションランプ25Rのうち、奥側に位置するポジションランプ25R(ポジションランプ25L)が有する透光面25411がヘッドライト24によって隠れ難くなる。その結果、奥側に位置するポジションランプ25R(ポジションランプ25L)が有する透光面25411が透過する光を視認し易くすることができる。

自動二輪車10においては、ポジションランプ25L及びポジションランプ25Rの各々が透光面25412を有する。透光面25412は、車両の側面視で視認される。そのため、自動二輪車10を見つつ、自動二輪車10の正面から左方向(右方向)に移動したときに、ポジションランプ25L及びポジションランプ25Rのうち、手前側に位置するポジションランプ25L(ポジションランプ25R)では、透光面25411が透過する光は視認し難くなるが、透光面25412が透過する光は視認し易くなる。その結果、車両の視認性がさらに向上する。

以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。

例えば、上記実施の形態では、鞍乗型車両として、自動二輪車を例に説明したが、鞍乗型車両は、車両が旋回するときに、車両が旋回する方向に車体を傾けるリーン車両を含む。鞍乗型車両の前輪は、1つであってもよいし、2つであってもよい。鞍乗型車両の後輪は、1つであってもよいし、2つであってもよい。

例えば、上記実施の形態では、左右一対のポジションランプの各々が複数の光源を備えていたが、左右一対のポジションランプの各々が備える光源は1つであってもよい。

10 自動二輪車 140 フロントカバー 1401 フロントカバー 1402 フロントカバー 24 ヘッドライト 25 ポジションランプ 251 光源 254 レンズ 2541 透光面 25411 透光面 25412 透光面 25413 透光面

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