Saddle-ride type electric vehicle

申请号 JP2010239070 申请日 2010-10-25 公开(公告)号 JP2012091595A 公开(公告)日 2012-05-17
申请人 Honda Motor Co Ltd; 本田技研工業株式会社; 发明人 IWATA KOBUE; SHAKO HISAFUMI; SEKIMOTO TOSHIFUMI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To achieve good cooling performance for electric system components in a saddle-ride type electric vehicle including a body frame in which a head pipe and a swing arm pivot are connected by a single frame.SOLUTION: A two-wheeled electric vehicle 1 includes: a main frame 4 extending rearward and downward from the head pipe 3; the swing arm 14 swingably supported at a rear part of the main frame 4; and an electric motor 18 serving as a drive source. In the two-wheeled electric vehicle, a battery unit 28 for supplying electric power to the electric motor 18 is disposed above the main frame 4, and a PDU (power drive unit) 30 for performing drive control of the electric motor 18 is disposed below the main frame 4.
权利要求
  • ヘッドパイプ(3)から後下方に延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部に揺動可能に支持されるスイングアーム(14)と、駆動源となる電動モータ(18)とを有する鞍乗型電動車両において、
    前記メインフレーム(4)の上方に前記電動モータ(18)に電力を供給するバッテリ(28)を配置し、
    前記メインフレーム(4)の下方に前記電動モータ(18)を駆動制御するドライバ(30)を配置したことを特徴とする鞍乗型電動車両。
  • 前記メインフレーム(4)に前記バッテリ(28)を取り付けるための固定部(33)を設け、
    前記バッテリ(28)を前記メインフレーム(4)の延在方向に沿うように配置したことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  • 前記メインフレーム(4)の後部に前記スイングアーム(14)を支持するピボットプレート(5)を設け、
    該ピボットプレート(5)に前記電動モータ(18)を固定したこと特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型電動車両。
  • 前記バッテリ(28)を、前記メインフレーム(4)の上方に支持したバッテリケース(29)に収容し、
    前記バッテリケース(29)の上方を蓋部材(38)によって開閉可能に閉じるとともに、該蓋部材(38)を車体カバー(39)によって開閉可能に覆い、
    前記蓋部材(38)と前記車体カバー(39)とによって収納空間を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  • 前記バッテリ(28)の後方に電装部品を収容する電装部品ボックス(41)を配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  • 前記電装部品ボックス(41)の上部に乗員が着座するシート(50)の前部が支えられていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型電動車両。
  • 说明书全文

    本発明は、鞍乗型電動車両に関する。

    近時、鞍乗型電動車両に関連する技術が種々提案されている。 例えば特許文献1には、ヘッドパイプから平に延びるメインフレームとヘッドパイプから後下方に延びるダウンフレームとの間にバッテリ等を配置した車両が開示されている。

    特開平6−156002号公報

    鞍乗型電動車両は車種によって様々なフレーム形態があり、具体的には、上記特許文献1に開示されるようなものや、ヘッドパイプから後下方に延びた後、略水平に後方に延びる形態を有する低床式の車両用のものや、ヘッドパイプから後下方に延び、後部でスイングアームを支持する形態を有するスポーツタイプ用のもの等がある。

    このような鞍乗型電動車両ではバッテリに対する冷却性能等を考慮した各種部品の良好な配置が求められるものであるが、このような要求はフレーム形態の異なる種々の車両に応じてそれぞれに求められる。

    本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、ヘッドパイプとスイングアームピボットとを一本のフレームで繋ぐ車体フレームを有する鞍乗型電動車両であって、各種部品を好適に配置することで、電動系部品に対する良好な冷却性能が得られる鞍乗型電動車両の提供を目的とする。

    上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプ(3)から後下方に延びるメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後部に揺動可能に支持されるスイングアーム(14)と、駆動源となる電動モータ(18)とを有する鞍乗型電動車両において、前記メインフレーム(4)の上方に前記電動モータ(18)に電を供給するバッテリ(28)を配置し、前記メインフレーム(4)の下方に前記電動モータ(18)を駆動制御するドライバ(30)を配置したことを特徴とする鞍乗型電動車両を提供する。

    請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型電動車両において、前記メインフレーム(4)に前記バッテリ(28)を取り付けるための固定部(33)を設け、前記バッテリ(28)を前記メインフレーム(4)の延在方向に沿うように配置したことを特徴とする。

    請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鞍乗型電動車両において、前記メインフレーム(4)の後部に前記スイングアーム(14)を支持するピボットプレート(5)を設け、該ピボットプレート(5)に前記電動モータ(18)を固定したこと特徴とする。

    請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両において、前記バッテリ(28)を、前記メインフレーム(4)の上方に支持したバッテリケース(29)に収容し、前記バッテリケース(29)の上方を蓋部材(38)によって開閉可能に閉じるとともに、該蓋部材(38)を車体カバー(39)によって開閉可能に覆い、前記蓋部材(38)と前記車体カバー(39)とによって収納空間を形成したことを特徴とする。

    請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両において、前記バッテリ(28)の後方に電装部品を収容する電装部品ボックス(41)を配置したことを特徴とする。

    請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の鞍乗型電動車両において、前記電装部品ボックス(41)の上部に乗員が着座するシート(50)の前部が支えられていることを特徴とする。

    請求項1,2に記載の発明によれば、走行風を受け易い位置にバッテリ及びドライバを配置することで、これらを走行風によって効果的に冷却することができる。
    請求項3に記載の発明によれば、バッテリ及びドライバと電動モータとを近接させてこれらの間を接続するハーネスを短くできる。 また、内燃機関を搭載する自動二輪車と同じエンジンマウント位置に電動モータをレイアウトすることで、内燃機関を搭載する自動二輪車と同等の走破性を得られる。 また、駆動源のレイアウトを、内燃機関のレイアウトと同一とすることで、これら異なる車両間での流用可能部品を増やすことができる。
    請求項4に記載の発明によれば、バッテリメンテナンス用のリッド(蓋部材)と収納空間を統一でき、メンテナンス性を向上できる。 また、内燃機関を搭載した自動二輪車のフューエルタンク部に相当する部位を収納ボックスとして使える。
    請求項5に記載の発明によれば、車両前後方向を流れる走行風により、バッテリ及び電装部品を効率的に冷却することができる。
    請求項6に記載の発明によれば、フレームを単純化でき、軽量化を図ることができる。

    本発明の実施形態に係る電動二輪車の左側面図である。

    同電動二輪車の上面図である。

    同電動二輪車のピボットプレート周辺の横断面図である。

    同電動二輪車の要部の左側面図である。

    図4の矢印A方向に見た矢視図である。

    同電動二輪車のシステム構成を示したブロック図である。

    以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。

    図1に示す本実施形態に係る鞍乗型電動車両の一例である電動二輪車1が示されている。 電動二輪車1は、複数のフレーム部材が溶接等で一体に構成された鋼製の車体フレーム2を備え、この車体フレーム2は、ヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後下方に延びるメインフレーム4と、メインフレーム4の後端に溶着されたピボットプレート5と、ピボットプレート5に結合し後上方に延びる左右一対のリヤフレーム6,6とを有している。 ヘッドパイプ3には左右一対のフロントフォーク7,7が回転可能に支持され、フロントフォーク7,7の下部には前輪8が回転可能に支持されている。 フロントフォーク7,7の上部には操向ハンドル9が固定され、操向ハンドル9にはアクセルグリップ、ブレーキレバー等の各種操作機器(図示略)が配設されている。

    ヘッドパイプ3とメインフレーム4の前部には側面視で三形状の左右一対のガセットプレート10,10がこれらに跨るように溶着され、双方の結合部位が補強されている。 ピボットプレート5は、図2、図3も参照し、側面視で上下方向に長尺状に形成された左壁部5A及び右壁部5Bと、これら左壁部5A及び右壁部5Bの後部を連結する後壁部5Cとを有し、前方に開放する断面コの字型に形成されている。 ピボットプレート5の上部において左壁部5Aと右壁部5Bとの間に挟まれるようにメインフレーム4の後端がピボットプレート5に結合されている。 左壁部5A及び右壁部5Bは側面視で弧状に形成されている。 左壁部5A及び右壁部5Bの上下方向略中央領域には車幅方向外側に突出する円筒状のボス部11,11が一体に形成され、ボス部11,11の外周面にはリヤフレーム6,6の前端が溶着結合されている。

    図1、図2に示すように、左右のリヤフレーム6,6間はクロスフレーム12によって結合されており、クロスフレーム12は、上面視でコの字型に形成され、ピボットプレート5を貫通して後方に延び、その両端部をリヤフレーム6,6に溶着結合させている。 図3に示すように、ピボットプレート5のボス部11,11にはスイングアームピボットであるピボット軸13が挿通され、ピボット軸13には左右一対のスイングアーム14,14が上下方向に揺動可能に支持されている。

    スイングアーム14の後部に後輪15が回転可能に支持され、スイングアーム14とリヤフレーム6,6の前後方向略中央領域との間には左右一対のリヤクッション16,16が介装されている。 ピボットプレート5の左壁部5A及び右壁部5Bには、図1に示すように、前方に突出するステー17・・・が設けられ、これらステー17・・・によって電動モータ18が支持されている。 電動モータ18は側面視円形のハウジング19を有し、電動モータ18は、図3に示すようにハウジング19に形成された外径方向に突出するブラケット19A・・・をステー17・・・に締結固定されることで支持されている。 図1に示すように、ハウジング19は側面視で左壁部5A及び右壁部5Bの前側の弧面に沿わせている。 言い換えれば、左壁部5A及び右壁部5Bは側面視にて電動モータ18に沿うように弧状に形成される。

    電動モータ18は、図示しないドライブシャフトと、このドライブシャフトに固定された駆動ギヤとを備え、後輪15をスイングアーム14,14に軸支するアクスル20には被動ギヤ21が設けられ、前記駆動ギヤと被動ギヤ21には伝動チェーン22が巻き掛けられている。 電動モータ18からの動力は、伝動チェーン22によって後輪15に伝達される。 ヘッドパイプ3の前方には樹脂製のフロントカバー23が配置され、フロントカバー23にはヘッドライド24、ウィンカ25及び各種計器類が支持されている。 またフロントカバー23の内側にはアクセルセンサ26やスピーカ27が配設されている。 アクセルセンサ26の操作に応じ電動モータ18の出力が制御される。 スピーカ27は警告音等を出力可能とされている。

    電動モータ18はバッテリユニット28から電力を供給される。 図4に示すように、メインフレーム4の上方において、バッテリユニット28はバッテリケース29に収容されて支持されている。 また、メインフレーム4の下方には車両における各種処理を統括制御するECU30A(Electrical Control Unit)を一体化したPDU(Power Drive Unit)30と、コンタクター31とが支持されている。 PDU27は、ECU30Aからの指令に応じて電動モータ18を駆動制御する。 コンタクター31は、バッテリユニット28に接続するとともに、PDU30及び後述するDC−DCコンバータ43と接続し、リレー回路を備えて、バッテリユニット28からの電力をPDU30とDC−DCコンバータ43とに供給する。

    バッテリケース29は、樹脂材料からなる上方を開放した箱体であって、その底部に下方に突出し、先端側にボルト挿通孔を有する取付片32・・・を一体に有している。 図5に示すように、メインフレーム4には車幅方向外側に突出する円筒状の取付ステー33・・・が溶着され、これら取付ステー33・・・は、メインフレーム4の左側面に一対前後に並んで設けられ、右側面に一対前後に並んで設けられている。 バッテリケース29は、その取付片32・・・をメインフレーム4の取付部ステー33・・・の各先端に沿わせて締結固定され、その長手方向をメインフレーム4の延在方向に沿わせて支持されている。 バッテリケース29内に収容されたバッテリユニット28は、リチウムイオン電池を複数含んで構成され、これらを直列に結線して高圧バッテリを構成している。

    図4、図5に示すように、メインフレーム4において右側に位置する取付ステー33,33にはそれぞれ、垂れ下がるようにしてPDU用ブラケット34,34が溶着されている。 PDU用ブラケット34,34は、取付ステー33から垂れ下がるようにして溶着された基部35と、基部35から折れ曲がって車幅方向に延びその両端部に固定点を設定するステー部36とを有しており、PDU30は、その筐体をステー部36に締結固定されることでメインフレーム4に支持されている。

    メインフレーム4において左側に位置する取付ステー33,33には、長方形状の板材であるコンタクター用ブラケット37,37がバッテリケース29の取付片32,32と共に固定されている。 コンタクター用ブラケット37,37の下端にはボルト挿通孔が形成され、コンタクター31は、その筐体をコンタクター用ブラケット37,37に締結固定されることで、メインフレーム4に支持されている。 なお、バッテリユニット28、PDU30、及びコンタクター31は、図示しないケーブルによって電気的に接続されている。

    図4に示すように、バッテリケース29の上部は樹脂材料からなるリッド38によって開閉可能に覆われ、リッド38の上方は内燃機関の燃料タンクを模した車体カバー39によって開閉可能に覆われる(図1も参照)。 リッド38と車体カバー39とによって閉空間が形成され、この空間は収納空間Sとして利用される。 リッド38の周縁にはガード壁部40が立ち上がるように形成され、リッド38の上面には物品を積載することができ、ガード壁部40により物品の脱落が防止されるようになっている。

    またバッテリケース29の後方には、クロスフレーム12上に載置されるようにして電装部品ボックス41が配置されている。 電装部品ボックス41は樹脂材料からなり、電装部品ボックス41の内部には充電器(チャージャー)42、DC−DCコンバータ43、及びサブバッテリ44が収容されている。 充電器42は、図示しない充電コンセントを備え、外部電力をバッテリユニット28に充電可能とする。 DC−DCコンバータ43は、バッテリユニット28からの電圧を降圧してPDU30内のECU30A等に電力を供給する。 サブバッテリ44は、PDU30と一体化したECU30Aやコンタクター31等に図示省略するケーブルによって接続され、バッテリユニット28の起動前にこれらECU30Aやコンタクター31に電力を供給して起動させる。

    電装部品ボックス41は底部に一体に形成された底部取付片45によってクロスフレーム12に固定され、後部に一体に形成された後部取付片46によってリヤフレーム6に固定されている。 電装部品ボックス41の前部には前方に開口する吸気口47が形成され、吸気口47の前方には、電装部品ボックス41内に空気を吸気する冷却ファン48が固定されている。 また電装部品ボックス41の後側両側部には、側方に開口する左右一対の排風口49,49が形成され、電装部品ボックス41内の空気が外部に逃がされる。

    電装部品ボックス41は、その上部で乗員が着座するシート50の前部を支持し、シート50は、電装部品ボックス41とリヤフレーム6,6とを跨るようにしてリヤフレーム6,6の上方に配置固定されている。 シート50は着脱可能に取り付けられ、シート50を取り外すと電装部品ボックス41の上部が露出する。

    また、バッテリユニット28(バッテリケース29)、PDU30、及びコンタクター31は、側方から樹脂材料からなる車体サイドカバー51によって覆われている(図1も参照)。 車体サイドカバー51の前部には前方に開口する吸気口52が形成され、この吸気口52からは図中矢印B方向に流れる走行風が導入され、バッテリユニット28が冷却される。 バッテリユニット28を通過した走行風は直線的に後方に流れ、電装部品ボックス41に冷却ファン48によって吸気される。

    図6は電動二輪車1のシステム構成を示している。 図6に示すように、電動二輪車1では、バッテリユニット28からの電力が不図示のメインスイッチと連動するコンタクター31を介してモータドライバたるPDU30に供給され、PDU30にて直流から3相交流に変換された後に、3相交流モータである電動モータ18に供給される。 また、バッテリユニット28からの出力電圧は、DC−DCコンバータ43を介して降圧されて、例えば12Vのサブバッテリ44や計器類等の一般電装部品(図中「etc」)、並びにECU30A等の制御系部品に供給される。

    バッテリユニット28は、例えばAC100Vの電源に接続した充電器(CHG)42により充電される。 バッテリユニット28の充放電状況や温度等はBMU(Battery Management Unit)57が監視し、かつその情報はECU30Aと共有される。 ECU30Aには、アクセルセンサ26からの出力要求情報が入力され、この出力要求情報に基づき、ECU30AがPDU30を介して電動モータ18を駆動制御する。 なお、充電器42は車体の適所に設けられるが、これが非搭載であってもよい。 また、バッテリユニット28の種類によってはサブバッテリ44を無くした構成としてもよい。 また、BMU57はバッテリユニット28に近接して配置される。

    この電動二輪車1では、操向ハンドル9に図示省略するアクセルグリップが設けられ、アクセルグリップのアクセル開度がアクセルセンサ26により検出されてECU30Aに出力される。 ECU30Aは、アクセル開度に応じてPDU30を制御し、PDU30によって後輪15が駆動され電動二輪車1が走行する。

    以上に説明したように本実施形態に係る電動二輪車1は、メインフレーム4の上方に電動モータ18に電力を供給するバッテリユニット28を配置し、メインフレーム4の下方に電動モータ18を駆動制御するPDU30を配置している。 この構成によって、電動二輪車1では、バッテリユニット28及びPDU30等を走行風によって効果的に冷却することができる。

    また、この電動二輪車1では、メインフレーム4の後部にスイングアーム14を支持するピボットプレート5が設けられ、ピボットプレート5に電動モータ18が固定されている。 この構成によれば、バッテリユニット28及びPDU30、コンタクター31等と電動モータ18とを近接させてこれらの間を接続するハーネスを短くできる。 また内燃機関を搭載する自動二輪車と同じエンジンマウント位置に電動モータをレイアウトすることで、内燃機関を搭載する自動二輪車と同等の走破性を得られる。 また、駆動源のレイアウトを、内燃機関のレイアウトと同一とすることで、これら異なる車両間での流用可能部品を増やすことができる。

    さらに、上記電動二輪車1では、バッテリユニット28がメインフレーム4の上方に支持されたバッテリケース29に収容され、バッテリケース29の上方はリッド38によって開閉可能に閉じられるとともに、リッド38は車体カバー39によって開閉可能に覆われ、リッド38と車体カバー39とによって収納空間Sが形成されている。 この構成によれば、バッテリメンテナンス用のリッド38と収納空間を統一でき、メンテナンス性を向上できる。 また、内燃機関を搭載した自動二輪車のフューエルタンク部を収納ボックスとして使える。

    加えて、バッテリユニット28の後方には、電装部品を収容する電装部品ボックス41が配置されているので、車両前後方向を流れる走行風により、バッテリユニット28及び電装部品(充電器42、DC−DCコンバータ43及びサブバッテリ44)を効率的に冷却することができる。 また、電装部品ボックス41の上部に乗員が着座するシート50の前部が支えられているため、フレームが単純化されており軽量化が図られている。

    以上で本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。 例えば、上記実施形態では、バッテリユニットを複数のリチウムイオン電池を含むものとして構成したが、これに代えて、ニッケル水素バッテリや鉛バッテリを用いたものとしてもよい。

    1 電動二輪車 3 ヘッドパイプ 4 メインフレーム 14 スイングアーム 18 電動モータ 28 バッテリユニット(バッテリ)
    29 バッテリケース 30 PDU(ドライバ)
    38 リッド(蓋部材)
    39 車体カバー 41 電装部品ボックス 50 シート

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