Safety light system

申请号 JP2001540300 申请日 2000-11-27 公开(公告)号 JP2003514719A 公开(公告)日 2003-04-22
申请人 ゼノン テクノロジーズ ピーティーワイ リミテッド; 发明人 ランセロッティ,ロバート;
摘要 (57)【要約】 保護ポジション(32、35)に搭載されたストロボライトを有したモータサイクル(11)に使用される安全ライトシステムが開示されている。 このライトは走行中に起動され、車体の下方に向けて道路が照らされ、道路上に独特の照明効果を与える。 保護領域(32)はフレーム前方とフロントフォーク(26)の背後に提供される。 よって、立木等と衝突してもライトは破壊されない。 別保護ポジション(35)はフレームの上方から後方で 燃料 タンク(22)の背後に延びるシート(24)の下側である。
权利要求
  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】接地車輪と、該接地車輪間に提供されたフレームとを有した動力車であって、バッテリーと、該バッテリーを利用する少なくとも1体のライトとをさらに含んでおり、該ライトは本動力車の衝突時にも破壊されない箇所に取り付けられており、本動力車の外側を照明することを特徴とする動力車。 【請求項2】ライトは走行時に作動し、本動力車の下方の限定箇所を照明し、
    本動力車周囲の道路を照明することを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項3】道路の照明領域は本動力車のサイズよりも広く、道路の1車線よりも狭いことを特徴とする請求項2記載の動力車。 【請求項4】本動力車の下方側に位置するライトは緊急状況を検出するセンサーで作動されることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項5】安全ライトシステムである警報システムの作動に使用する起動システムを含んでいることを特徴とする請求項4記載の動力車。 【請求項6】センサーはオートバイの傾斜センサーあるいは衝突センサーであることを特徴とする請求項5記載の動力車。 【請求項7】安全ライトシステムはバッテリーにワイヤー接続されており、本動力車の動力とは独立していることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項8】安全ライトシステムは低パワーシステムであることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項9】低パワーシステムはフラッシュする低パワーストロボライトシステムを含んでおり、少なくとも2時間はフラッシュ作動することを特徴とする請求項8記載の動力車。 【請求項10】低パワーシステムはフラッシュ作動するLEDを含んでいることを特徴とする請求項8記載の動力車。 【請求項11】安全ライトシステムの起動システムは2モード式であり、一方の第1モードは本動力車の尋常時の道路照明用であり、他方の第2モードは非常時用であり、該安全ライトシステムを作動させて緊急ライトを作動させることを特徴とする請求項6記載の動力車。 【請求項12】安全ライトシステムは保護された位置に設置された複数のライトを含んでおり、選択的に道路照明と緊急時照明を提供することを特徴とする請求項11記載の動力車。 【請求項13】動力車の安全ライトシステムを提供する方法であって、 (a)動力車の少なくとも1箇所の保護搭載ポジションを決定するステップと、 (b)該保護搭載ポジションにライトを搭載するステップと、 (c)該ライトとパワー源とを接続するステップと、 (d)該ライトを作動させる起動システムを提供し、該ライトに前記動力車の外側を照明させるステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。 【請求項14】ライト搭載ステップは該ライトに動力車の下方を照明させるように搭載することを特徴とする請求項13記載の方法。 【請求項15】ライト搭載ステップは該ライトに動力車の下方を照明させ、照明光に前方または後方の他人の眼を直接照射させないことを特徴とする請求項13
    記載の方法。 【請求項16】起動システムの提供ステップは非常時の検出用センサーを提供し、非常時の検出でライトを作動させることを特徴とする請求項15記載の方法。 【請求項17】センサーは動力車の傾斜表示装置を含んでいることを特徴とする請求項16記載の方法。 【請求項18】オートバイ用の安全ライトシステムであって、 (a)2ヘルツ以下でフラッシュし、シート、ピニオンシートまたはシート延長部の下側、またはオートバイのフレーム内の保護された箇所に搭載できるサイズであり、非常時に破壊を免れるように提供されたストロボライトと、 (b)オートバイの動力とは独立しており、2時間以上ストロボ作動させるストロボ作動バッテリーと、 (c)非常傾斜を検出できる傾斜センサーを含んでおり、非常時を検出して前記ストロボライトを作動させる起動システムと、 を含んでいることを特徴とするシステム。 【請求項19】起動システムは2モード式であり、一方の第1モードは尋常時の道路照明用であり、他方の第2モードは非常時用であり、本安全ライトシステムを作動させて緊急ライトを照明させることを特徴とする請求項18記載のシステム。 【請求項20】オートバイ用の安全ライトシステムであって、 (a)2ヘルツ以下でフラッシュし、シート、ピニオンシートまたはシート延長部の下側、またはオートバイのフレーム内に搭載できるサイズのストロボライトと、 (b)該ストロボライト用のバッテリーと、 (c)該ストロボライトを作動させる起動システムと、 を含んでおり、前記オートバイの走行時に該ライトに該オートバイの下側の道路の限定領域を照明させ、該オートバイの周囲で道路を照明させることを特徴とするシステム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、安全ライトシステムに関するもので、車両、特にオートバイに使用される。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】 オートバイの乗り手にとって安全性は非常に重要である。 オートバイの構造自体が乗り手を充分に防護できないという理由で、安全性は乗用車の運転手よりもオートバイの乗り手にとってさらに重要である。 通常オートバイは、ロールバー、衝突時のインパクトを吸収する技術、運転席のエアーバッグ、側面のエアーバッグなどを利用することができない。 以前はオーストラリア連邦道路安全局(FO
    RS)と呼ばれていた、オーストラリア交通安全局によると、オートバイの乗り手が衝突事故の結果死亡或いは大怪我をする確率は、他タイプの車両の運転手より20倍高い。 【0003】 他のタイプの車両に比べ小さな本体であるので、事故の主な原因は、オートバイが見えにくいことにある。 この結果、昼間でもヘッドライトを常につけて走行するよう決定された。 オーストラリアでは1996年以降、エンジンをかけると自動的にヘッドライトのスイッチが入る配線にするよう、強く奨励されている。 【0004】 しかしながら、このようなシステムは、対向車線の車と、オートバイが走行している道路を横断する自動車にしか、オートバイのライトが見えないわけで、オートバイの後ろにいる自動車には何の役にも立たない。 ヘッドライトが点灯していなかった時と点灯していた時の事故の比率は統計的に見ても大差が無い。 【0005】 もう一つ、オートバイの後ろのポールに安全ライトをとり付ける方策がある。
    このライトの前側には黄色の半透明なカバー、後ろ側には赤の半透明なカバーが付けられる。 このシステムでは、ライトはエンジンスイッチを入れると自動的に点灯し、エンジンが入っている間は点灯しつづけるようになっている。 これにより、オートバイの直ぐ前と後の自動車はオートバイがよく見えるようになったが、それよりも前方、後方の自動車には何の役にも立たない。 【0006】 オートバイ運転で懸念されるのは、オートバイが他の車両、特に22車輪セミトレーラーや大型四輪駆動車、キャラバンやボートを牽引している自動車など、
    大型の自動車の前を走行している時である。 他の自動車がこのような大型車の後ろに続いている場合、その運転手は、大型車が走行を遅らせていると信じていらいらし、追い越しをして、最後の瞬間に初めて大型車の前を走行するオートバイに直面することがある。 オートバイを追い越すための時間的余裕が無い時や、オートバイに気が付かない時に、追突事故が起きる。 【0007】 夜間や濡れている状態に、衝突事故が起こるリスクが高い。 通常、乗用車とオートバイの衝突事故において、運動量の法則では大きい方の自動車が有利なため、オートバイとその乗り手が多大な被害を受ける。 【0008】 オーストラリア連邦道路安全局(FORS)の1992年と1994年の発表によると、オートバイが係わって生じた事故死の24%は、オートバイ単独の事故による(歩行者が係わった事故を除く)。 事故死の68%は田舎の方で起きている。 交差点での単独事故は無かった。 55%は曲がりで道路からとび出し、1
    9%は直線の道路をとび出し、10%は動物に衝突し、6%は追い越しの時にコントロールを失い、残り10%はその他種々の事由による。 【0009】 衝突には1つ以上の要因が係わることがある。 単独衝突事故の87%はオートバイによる。 このうち3分の2は、乗り手が衝突時に危険な走行をしていた。 5
    9%はスピードの出し過ぎで、3分の1は運転ミスによる。 26%は乗り手が仮免許中か免許を収得したばかりで、とっさの状況に対処できなかったのが事故の原因である。 オートバイの単独事故の死者は比較的経験の浅い乗り手が多く、田舎道の曲がり角でコントロールを失ったり、制限スピード以下でもその状況ではスピードを出しすぎて運転を誤った事が多い。 【0010】 オートバイの単独事故が多く、且つ乗り手とオートバイが道路からとび出す可能性が高いので、通りかかる自動車や救助隊に指示を出せるような警告、或いは指示発信システムが明らかに必要である。 特に、乗り手が道路に失神状態で倒れていて、暗闇のため接近してくる自動車がさらに致命的な事故を起こす場合などは、警告システムが必要である。 【0011】 既知の安全ライト装置は、通常、緊急時の警告に適切ではない。 オートバイが衝突事故に巻き込まれた場合、オートバイの突き出た部分は殆どの場合破壊されてしまう。 FORSは1997年12月に、調査報告書CR174を発表した。 これは、
    ハワース N、スミス R、ブルーメン I、プロンク Nによる報告書で、“オートバイ衝突の対照調査”と題される。 この報告書によると、事故のため、指示ライト、安全ライト、ヘッドライト、リア‐ライトが破損することがあり、いずれかのライトが破損したのは、事故全体の50%に上る。 さらに、事故後、ライトが点灯しているためには、エンジンがかかっていなければならない。 【0012】 FORSの報告書によると、単独事故の40%は夜、街灯の無い所で起こる。 多くの場合、近くを通る自動車も無いような遠隔地である。 濡れた道路や悪い状態の道路でコントロールを失って、単独交通事故が起きた場合、オートバイは道路から放り出され、道路脇の物体に衝突することがある。 エンジンが止まり、方向指示器、ヘッドライトやリア‐ライトが破損し、オートバイは道路脇の暗闇に投げ出される。 このような状況の88%において、乗り手は怪我を負っていて、通りかかる自動車に助けを求める手立てが無い。 通りかかる自動車は、オートバイの事故を示すものを見逃して、救助しないで通過してしまうかもしれない。 或いは、もし乗り手やオートバイが自動車の通り道に投げ出されていた場合、他の自動車がそれ以上の怪我を引き起こすこともある。 【0013】 さらに、FORSの調査報告書CR174によると、オートバイの乗り手の怪我は、4
    %が頭部、44%が上肢、57%が下肢である。 最も多い怪我は、膝や脚下部の骨折(28%)と、前腕の骨折(17%)である。 このため、乗り手は助けを求めることができず、誰か気が付いてくれるまで待っていなければならない事が多い。 【0014】 【課題を解決するための手段】 従って、この発明の目的は、普通の方向指示ライトが破損しても、緊急事態で指示が出せる安全ライトシステムを提供することにある。 【0015】 さらに、この発明の目的は、特に悪条件のもとでオートバイの存在を指示するのに役立つ安全ライトシステムを提供することにある。 【0016】 この発明では、安全ライトシステムのライトが車両下側の保護された部分に取り付けられている。 ライトを稼動させて、走行中にライトがオートバイ真下の路上を照らすように、或いは、少しアングルをつけて、車両の周りの道路を照明するようにできる。 できれば照明領域が車両のサイズより大きく、道路の1車線より狭いのが良い。 【0017】 もう一つには、車両下側に位置するライトは、緊急状況を検出すると稼動するようになっている。 これは、オートバイの傾斜センサーや衝突センサーの類のようなもので検出される。 【0018】 接地車輪と、接地車輪間に提供されたフレームとを有した動車であって、バッテリーと、バッテリーを利用する少なくとも1体のライトを含んでおり、該ライトは本動力車の衝突時にも破壊されない箇所に取り付けられており、本動力車の外側を照明する。 【0019】 ライトは走行時に作動し、本動力車の下方の限定箇所を照明し、本動力車周囲の道路を照明する。 道路の照明領域は本動力車のサイズよりも広く、道路の1車線よりも狭い。 【0020】 安全ライトシステムの起動システムは2モード式であり、一方の第1モードは本動力車の尋常時の道路照明用であり、他方の第2モードは非常時用であり、該安全ライトシステムを作動させて緊急ライトを作動させる。 【0021】 またこの発明は、動力車の安全ライトシステムを提供する方法を提案し、その方法は、 (a)動力車の少なくとも1箇所の保護搭載ポジションを決定するステップと、 (b)該保護搭載ポジションにライトを搭載するステップと、 (c)該ライトとパワー源とを接続するステップと、 (d)該ライトを作動させる起動システムを提供し、該ライトに前記動力車の外側を照明させるステップと、 を含んでいる。 【0022】 ライト搭載ステップは該ライトに動力車の下方を照明させ、照明光に前方または後方の他人の眼を直接照射させない。 【0023】 起動システムの提供ステップは非常時の検出用センサーを提供し、非常時の検出でライトを作動させる。 そのセンサーは動力車の傾斜表示装置を含んでいる。 【0024】 この発明の1形態として、オートバイ用の安全ライトシステムを提案しており、そのシステムは、 (a)2ヘルツ以下でフラッシュし、シート、ピニオンシートまたはシート延長部の下側、またはオートバイのフレーム内の保護された箇所に搭載できるサイズであり、非常時に破壊を免れるように提供されたストロボライトと、 (b)オートバイの動力とは独立しており、2時間以上ストロボ作動させるストロボ作動バッテリーと、 (c)非常傾斜を検出できる傾斜センサーを含んでおり、非常時を検出して前記ストロボライトを作動させる起動システムと、 を含んでいる。 【0025】 起動システムは2モード式であり、一方の第1モードは尋常時の道路照明用であり、他方の第2モードは非常時用であり、本安全ライトシステムを作動させて緊急ライトを照明させる。 【0026】 この発明のオートバイ用の安全ライトシステムは、 (a)2ヘルツ以下でフラッシュし、シート、ピニオンシートまたはシート延長部の下側、またはオートバイのフレーム内に搭載できるサイズのストロボライトと、 (b)該ストロボライト用のバッテリーと、 (c)該ストロボライトを作動させる起動システムと、 を含んでおり、前記オートバイの走行時に該ライトに該オートバイの下側の道路の限定領域を照明させ、該オートバイの周囲で道路を照明させることを特徴とする。 【0027】 故に、この発明による安全ライトシステムは、オートバイの存在を近くの自動車にはっきりと提示することができる。 濡れた状況や霧がある時にオートバイをより安全に使用できるし、衝突した時に緊急警告を出すこともできる。 このシステムは自動的に稼動し何時間も使用可能である。 ライトが保護されている位置にあるので、方向指示器やブレーキライトや他のライトが破壊されてしまうような衝突事故や単独事故においても、ライトが壊れることは無い。 【0028】 この発明には、安全ライトシステムのような警報システムを稼動させるのに使う、改良された傾斜指示器も含まれている。 【0029】 【発明の実施の形態】 この発明が容易に理解されるように、発明は図解によって具体的に説明されている:オートバイの構造には、エンジンの場所のためにU字型をした従来のクレードル形のフレームを使うものがある。 フレームは、輪または、クレードル形に溶接された、鋼鉄管でできており、エンジンが輪の底部に収まっている。 この形のフレームは、設計者が多様なエンジンや他の改造を試みることができ、オートバイのシャシを形成するように作られており、又、屈曲、破損、衝撃に耐え、且つできるだけ軽くなければならない。 クレードル形フレームの前にはオートバイの前輪に繋がる前フォークを付けるフォーク・マウントがある。 この構造では、
    前フォークの下方で後ろ側にあるクレードルの前が非常によく保護された場所になる。 クレードル形のフレームは後方に伸びて、シートが取り付けられる後ろの部分を形成するが、ここもシートの下で、後輪の上方であるため、もう一つの保護された場所になる。 【0030】 オートバイの二つ目の構造には、鋼鉄合金の四角形チューブを使った、Y字型を形成する1本の背骨形式のものがある。 エンジンは、片持ちの状態にフレームの下方前部に取り付けられている。 この構造においても、フォーク・マウントに付けられた前フォークの下方で後ろ側にある背骨状フレームの前が、保護された場所になる。 【0031】 三つ目の構造は、背骨状の構造で、エンジンが背骨に装着されているか、背骨の周りに取り付けられている。 このタイプの構造は、非金属の軽い材料を使うことができる。 【0032】 オートバイの構造はこれら3つの様式があると考えられるが、どれも、最低2
    箇所、開放部に保護されている場所がある。 【0033】 図1では、一つの様式のオートバイ11が描写されているが、このオートバイは前輪13と後輪14の間に付けられたクレードル形フレームを利用したもので、直線ベースの3角形或いは台形をしている。 エンジン23は、フレームの低い方に付けられており、ガソリンタンク22とシート24は上部にある。 前フォーク26はフレームの頂上点にあるフォーク・マウントから伸び、ハンドルバー2
    9も、フレーム頂上点から伸びている。 ハンドルバーの前には、ウィンドスクリーン27があり、流線型のモールディング28の上部に付けられている。 このモールディングは、フレームの前部全てをカバーし前輪13の後ろからオートバイ1
    1の底部にまで広がる。 オートバイ操縦性のために、前部モールディング28の底部は充分な地面からの余裕があり、中心に向けて細くなっている。 【0034】 ライトには、ヘッドライト16、テールライト17、方向指示器18、19がありオートバイに装備されている。 前部モールディング28の前、前輪13の上方にヘッドライト16が付けられている。 前部の左右指示器18はそれぞれ、前輪13の上方に続く前部モールディング28の外部に取り付けられている。 テールライト17は、シート24と後部シート25の末尾に付いている。 後部の左右指示器19は、後輪14の上方の車体両側に、後部シート25に掛かるブラケットに装着されている。 このように、ライトは全てオートバイの先端にあることがわかる。 これは、正常の運転時にオートバイの回りの自動車にオートバイの行動やこれからの行動を知らせるのに特に効果がある。 しかしながら、事故の場合、これらのライトは破損するか破壊されてしまう。 【0035】 保護されている場所32は、フレームの前部、前フォーク26の後ろ側にあることがわかる。 故に、前部ヘッドライト16の破損をまねく樹木などへの追突によって、場所32に取り付けられるライトは破損しない。 二つ目の保護されている場所は35で示され、シート24の下部、フレームの上部とガソリンタンク2
    2の後ろ側から後方に伸びている場所である。 オートバイの後尾から離れているので、後部ライト17と19を破壊するような背後からの追突や道路脇の固定物に当たっても、場所35に取り付けられるライトは影響を受けない。 オートバイが滑った場合、場所32と35は保護されているが、先端部に付いているヘッドライト16、テールライト17、方向指示器18と19は壊れてしまう。 【0036】 図2は、トレイルバイクの現代版12で、泥土道やわき道等で使われる。 この構造は図1のフレーム構造に似ているが、後輪14辺りのフレーム後部の婉曲部が無い。 その代わりに、前部のガソリンタンク52からシート58を経て真っ直ぐに車体後尾59に伸びている所に、ひらひらしたパーツが付いている。 車体後尾59は後輪14とマフラーシステムの上方に空間を隔てて位置する。 これにより、車体後尾59の下方に空間65が生じ、オートバイ12の端についている後部ライト17と19の位置に比べて、より保護されている場所である。 さらに、方向指示器19はオートバイ12の側面から横に出っ張っており、オートバイ12
    の側面全体の輪郭より出っ張っていることが多い。 【0037】 現代版のオートバイ12の前部は、大きなラジエーターと流線型のモールディングのため、フレームの前には保護された場所が無い。 しかし、どのオートバイ全部にも少なくとも一箇所保護された場所があり、通常、シート下方の後部に近い所に、この保護された場所が存在する。 【0038】 一部のオートバイには、もう一つ保護された場所が、フレームの低い部分にあると考えられる。 この位置は、やや保護されている下の場所に隣接している。 横滑りをした時、安全ライトシステムの保護のために、時々ライトの周りに保護する取り付け台が必要になり、フレームの底部に取り付けることができる。 【0039】 上述から、未だ使用されたことが無い、特にオートバイには使用された事が無い、この発明による、緊急安全ライトシステムを安全に且つ効果的に取り付ける保護された場所があることは明白である。 【0040】 図3、図4、図5は、緊急安全ライトシステムの主要3要素の図式で、ライトは保護されている場所32、35、65或いは他の保護されている場所に取り付けられる。 ライトはストロボが良く、1から2ヘルツ、或いは1分当たり90から120回点滅するキセノン・ストロボが望ましく、癲癇発作を引き起こす10
    から30ヘルツより低い。 キセノン・ストロボは、出力3ワット、直流12ボルト、電流消費が180mAmps、10から20mAmpsの細流充電を必要とする。 レンズの色は、透明、黄色、青、赤でもよいが、黄色が望ましい。 直径80mm高さ31mmなので、保護されている場所32、35、65或いは他の保護されている場所に簡単に取り付けられる。 【0041】 主要要素の2つめはバッテリー82である。 オートバイ11、12の普通のライトは、オートバイのメイン・バッテリーに接続されているので、衝突後エンジンが切れるとライトは点かない。 もしエンジンが切れてライトが点いていたとしても、バッテリーは約15分間だけ継続し、その後ライトは消えてしまう。 この発明による、緊急安全ライトシステムに使うバッテリー82は、密封された鉛酸性バッテリーで、直流12ボルト、1.3Amp時間の性能である。 最高充電電流は0.65Amps。 確実に電流が1方向にのみ流れ、オートバイの他の電気消耗によるバッテリー82の消耗を防ぐために、ダイオードを使う。 さらに、ダイオードを使うと、バッテリー82の電力に先だって、確実にオートバイの普通バッテリーの電力を先に使ことになる。 このようなバッテリーシステムを使えば、キセノン・ストロボは最高7.2時間まで点滅することができると査定された。 バッテリーは43mmx95mmx50mmの大きさで、重さは、600mgであり、
    保護されている場所32、35、65或いは他の保護されている場所に容易に取り付けられる。 【0042】 緊急安全ライトシステムの主要要素3つ目はセンサー83である。 事故が起きた時に、保護されたライト81を稼動させるのに必要である。 急減速センサー、
    衝撃センサー、或いは正常でない運転状態のセンサーがよい。 しかし、オートバイの事故の場合、オートバイが横倒しになるのが通常である。 故に、傾斜指示器
    83がセンサーとして望ましい。 これは、図5Aと図5Bに示されるように、2個の銀傾斜スイッチ91と92が回路に配線されている。 水銀傾斜スイッチは、
    伝導体として水銀が入っている小さい細長いカプセルで、電気接続が付いている。 スイッチ91と92をある位置まで傾けると、液体の水銀は回路を完成させ、
    緊急安全ライトシステムのスイッチを入れる。 どちらの側にオートバイが倒れても、この傾斜スイッチが作動するように、2個の水銀スイッチ91と92が、ケース93に泡状物質94の中に、左右対称的に取り付けられて、安全器が位置する。 安全器は、対称軸Sの辺りに作られる。 対称軸Sはセンサーがオートバイに正しく取り付けられた時、通常の垂直の作動位置になる。 水銀傾斜スイッチ91
    と92の、対称軸Sからの角度は、それぞれ角度Aと角度Bであり、オートバイがカーブを曲がる時の通常の傾斜角度と同じかそれ以上である。 故に、正常でない状態、或いは事故の時のみに作動する。 【0043】 緊急安全ライトシステムを事故時の作動に制限するために、オートバイのイグニション・システムをこのシステムに配線することができる。 そうすると、オートバイが走行している時のみに作動する。 【0044】 ライト81は保護されている場所32、35、65或いは他の保護されている場所に位置するが、外部で、オートバイの外からライトが見える場所に取り付けられる。 システムは、事故の時に保護され、且つ近くの人や通りかかる自動車の運転手に、乗り手の状態に関係無く、惨事の警報を発する機能を果たす。 そうした後、システムが無い時より早急に救助が得られ、さらに惨事が起こることを防ぐと信じる。 【0045】 このシステムの改良で、音の出力が1メートルで120デシベル、直流12ボルトの電源、電流消耗350mAmpのマイクロ・ピエゾ・サイレンのような音警報機を取り付けることもできる。 他には、無線信号発生器や携帯電話システムに接続することもできる。 全地球測位システムや携帯電話三角推量に接続すれば、受信者は、事故の位置を割り出して適切な援助ができる。 【0046】 この発明の、緊急安全ライトシステムには、重要な、2つ目の安全要素がある。 つまり、ライトの取り付け場所が外部であるため、光を下向きに少し外に向けて照らし、オートバイの輪郭の回りに光のオーラを作り出すことが可能で、オートバイの存在を強く知らせることができる。 光は、前や後ろに照らないので、他の運転手に影響しない。 オーラは、濡れている状態の時や、他の車両の間で、他の自動車のサイズによってオートバイが隠れる時など、オートバイの存在を強く知らせるために非常に有効である。 ライトは他の運転手の妨害にならずに、オートバイの存在に気付かせることができるので、オートバイの安全性を著しく高める。 【0047】 もし、オートバイが寂しい道での事故や、単独事故に遭遇した時、運動量指示器、或いは傾斜指示器のようなセンサーが衝突を感知してストロボが作動する。
    つまりオートバイの傾斜が、予め決定した最高値を超えると、横倒れの状態、つまり衝突した位置にある事を感知する。 【0048】 傾斜のメカニズムに、V字型溝を使うことができる。 この仕組みは、ボールベアリングが溝に位置し、重力による動きでボールベアリングがV字型のどちらかの最上部に達した時に電流が通じる。 これはオートバイが危機的な角度を超えた状態、つまり衝突した状態にある時である。 オートバイが横倒しになっている状態でもある。 このメカニズムは一定不変ではないので、2本の直線の溝がV字型の最上部に付けられ、オートバイが危機的な角度を超えた状態になった時に、最上部において水銀の粒或いは金属ボールの類が電流を通す。 電流が通じるためには、水銀の粒や金属ボールの類がV字型の最上部のかどを越えなければならないように、V字型の上部に取り込みのためのパーツを取り付けることができる。 こうすることで、オートバイの振動によって警告システムが稼動することが少なくなる。 しかし、傾斜のメカニズムや電気的過程を複数で使うことで、振動による稼動を無くしたり最低限に止める事ができ、この装置がより信頼できるものになる。 【0049】 この発明のバリエーションとして、このシステムは溝に電気接点を設けることで変動可能な傾斜感知をすることができる。 これにより、通常の速度計、タコメーターなどに混じって、表示装置でオートバイの乗り手に継続的に傾斜を表示することができる。 オートバイの構造、タイヤの構造、モーターのサイズ、乗り手の経験度に基づいて予めセットしておき、乗り手がオートバイをコントロールできなくなる危機的角度までの傾斜角度を段階的に表示することができる。 段階的なインプットなので、特に未熟な乗り手は、実際に転倒をあまりせずに、オートバイを危機的角度以上に傾斜させて、許容される最大傾斜角度に慣れることができる。 この表示のメカニズムは、濡れた状態、タイヤの変更、乗り手等によって調整できる。 特に、風の強い道路や盛り上がっている道路では、危機的角度にかなり近い傾斜角度で走行する事が必要になり、音や視覚的警告が稼動しないように傾斜測定器を調整することが必要である。 【0050】 この傾斜メカニズムは、安全ライトのメカニズムの一部であり、先述の保護された部分に取り付けられる。 【0051】 上に述べたことにより、この発明は動力車、特にオートバイの安全性を高めることは明白である。 上述の具体的な発明内容の改造は技術者にとって容易に考察できることであり、この発明の範囲に含まれる。 例えば、安全ライトシステムを傾斜メカニズムに取り付けると、オートバイがコーナーで傾斜する時、ライトシステムが傾いて下方を照らし、路面、特に濡れた路面から光が反射してオートバイの周りにオーラを生じるようにできる。 このメカニズムは、ライトが対向車に当たるのを防ぐ。 他の改造も、下記の主張に定義されているように、この発明の範囲に含まれる。 【図面の簡単な説明】 この発明が容易に理解されるように、発明は図解によって具体的に説明されている: 【図1】図1は、この発明による安全ライトシステムの使用の可能性を示した、オートバイの既知の構造である。 【図2】図2は、この発明による安全ライトシステムの使用の可能性を示した、試験運転に使われたオートバイの構造である。 【図3】図3は、この発明の安全ライトシステムのブロックダイヤグラムである。 【図4】図4は、図3に示された安全ライトシステムに使われる稼動システムの略図である。 【図5A】図5Aは、図3に示された安全ライトシステムの回路図である。 【図5B】図5Bは、図3に示された安全ライトシステムの2つの回路図である。

    【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書【提出日】平成13年8月2日(2001.8.2) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書【補正対象項目名】特許請求の範囲【補正方法】変更【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】接地車輪と、該接地車輪間に提供されたフレームとを有した動力車であって、バッテリーと、該バッテリーを利用する少なくとも1体のライトとをさらに含んでおり、該ライトは本動力車の衝突時にも破壊されない箇所に取り付けられており、本動力車の外側を照明することを特徴とする動力車。 【請求項2】ライトは走行時に作動し、本動力車の下方の限定箇所を照明し、
    本動力車周囲の道路を照明することを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項3】道路の照明領域は本動力車のサイズよりも広く、道路の1車線よりも狭いことを特徴とする請求項2記載の動力車。 【請求項4】本動力車の下方側に位置するライトは緊急状況を検出するセンサーで作動されることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項5】安全ライトシステムである警報システムの作動に使用する起動システムを含んでいることを特徴とする請求項4記載の動力車。 【請求項6】センサーはオートバイの傾斜センサーあるいは衝突センサーであることを特徴とする請求項5記載の動力車。 【請求項7】安全ライトシステムはバッテリーにワイヤー接続されており、本動力車の動力とは独立していることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項8】安全ライトシステムは低パワーシステムであることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項9】低パワーシステムはフラッシュする低パワーストロボライトシステムを含んでおり、少なくとも2時間はフラッシュ作動することを特徴とする請求項8記載の動力車。 【請求項10】低パワーシステムはフラッシュ作動するLEDを含んでいることを特徴とする請求項8記載の動力車。 【請求項11】安全ライトシステムの起動システムは2モード式であり、一方の第1モードは本動力車の尋常時の道路照明用であり、他方の第2モードは非常時用であり、該安全ライトシステムを作動させて緊急ライトを作動させることを特徴とする請求項6記載の動力車。 【請求項12】安全ライトシステムは保護された位置に設置された複数のライトを含んでおり、選択的に道路照明と緊急時照明を提供することを特徴とする請求項11記載の動力車。 【請求項13】動力車の安全ライトシステムを提供する方法であって、 (a)動力車の少なくとも1箇所の保護搭載ポジションを決定するステップと、 (b)該保護搭載ポジションにライトを搭載するステップと、 (c)該ライトとパワー源とを接続するステップと、 (d)該ライトを作動させる起動システムを提供し、該ライトに前記動力車の外側を照明させるステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。 【請求項14】ライト搭載ステップは該ライトに動力車の下方を照明させるように搭載することを特徴とする請求項13記載の方法。 【請求項15】ライト搭載ステップは該ライトに動力車の下方を照明させ、照明光に前方または後方の他人の眼を直接照射させないことを特徴とする請求項13
    記載の方法。 【請求項16】起動システムの提供ステップは非常時の検出用センサーを提供し、非常時の検出でライトを作動させることを特徴とする請求項15記載の方法。 【請求項17】センサーは動力車の傾斜表示装置を含んでいることを特徴とする請求項16記載の方法。 【請求項18】オートバイ用の安全ライトシステムであって、 (a)2ヘルツ以下でフラッシュし、シート、ピニオンシートまたはシート延長部の下側、またはオートバイのフレーム内の保護された箇所に搭載できるサイズであり、非常時に破壊を免れるように提供されたストロボライトと、 (b)オートバイの動力とは独立しており、2時間以上ストロボ作動させるストロボ作動バッテリーと、 (c)非常傾斜を検出できる傾斜センサーを含んでおり、非常時を検出して前記ストロボライトを作動させる起動システムと、 を含んでいることを特徴とするシステム。 【請求項19】起動システムは2モード式であり、一方の第1モードは尋常時の道路照明用であり、他方の第2モードは非常時用であり、本安全ライトシステムを作動させて緊急ライトを照明させることを特徴とする請求項18記載のシステム。 【請求項20】オートバイ用の安全ライトシステムであって、 (a)2ヘルツ以下でフラッシュし、シート、ピニオンシートまたはシート延長部の下側、またはオートバイのフレーム内に搭載できるサイズのストロボライトと、 (b)該ストロボライト用のバッテリーと、 (c)該ストロボライトを作動させる起動システムと、 を含んでおり、前記オートバイの走行時に該ライトに該オートバイの下側の道路の限定領域を照明させ、該オートバイの周囲で道路を照明させることを特徴とするシステム。 【請求項21】動力車の保護された箇所は本動力車の外周部から離れた箇所であ り、動力車フレーム内側であることを特徴とする請求項1記載の動力車。 【請求項22】少なくとも1体のライトは下方に向けて照明するものであり、本 動力車前後の他人の眼を直接的に照射しないように提供されていることを特徴と する請求項2記載の動力車。 【請求項23】保護された箇所は、ストロボライトを下方に向けて照明させ、オ ートバイの前後の他人の眼を直接的に照射しないように提供されていることを特 徴とする請求項18記載の安全ライトシステム。 【請求項24】以上要点を記述した安全ライトシステムは、図式を参照にする。 【請求項25】以上要点を記述した安全ライトシステムの装着方法は、図式を 参<br>照にする。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

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