Storage box interior illuminating device of motorcycle

申请号 JP2000189992 申请日 2000-06-23 公开(公告)号 JP2002002570A 公开(公告)日 2002-01-09
申请人 Suzuki Motor Corp; スズキ株式会社; 发明人 OURA KOSEI;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a storage box interior illuminating device of a motorcycle capable of illuminating the interior of a storage box without being hidden by stored matter.
SOLUTION: In this storage box interior illuminating device 5, a storage box 3 openably covering an upper opening 3a by the bottom plate 2a of a seat 2 is formed under the seat 2 of a motorcycle, and an illumination lamp 4 is installed to illuminate the interior of the storage box 3. A recessed part 2b recessed upward with almost the same depth as the illuminating lamp 4 is formed under the seat bottom plate 2a of the seat 2, and the illuminating lamp 4 is disposed in the recessed part 2b so that the illuminating lamp 4 can illuminate the interior of the storage box 3 when the seat 2 is opened.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 自動二輪車のシート下に、上部開口をシートの底板で開閉可能に蓋う収納ボックスを形成し、該収納ボックス内を照射するための照明手段を備えた収納ボックス内照明装置において、 前記シートのシート底板下側に前記照明手段とほぼ同じ深さの上向きに凹む凹部を形成し、該凹部内に前記照明手段を配設し、 前記照明手段は、シートが開いた位置で収納ボックス内を照明可能に形成したことを特徴とする自動二輪車の収納ボックス内照明装置。
  • 【請求項2】 前記照明手段への配線コードは、該照明手段から前記収納ボックスを開閉可能に蓋うシートの下側をシート底板下面に設けた配線コード保持部材に沿って収納ボックス外まで延設配線される一方、 前記収納ボックス開口部に対向するシート底板下面のシール部は、シート底板にシール部の収納ボックス内外を連通する連通孔を形成し、この連通孔に配線コードを挿入して前記シール部を迂回して配線したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の収納ボックス内照明装置。
  • 【請求項3】 前記シートは、前端部にシートヒンジ部を備え、該シートヒンジ部を支点に、シートを上下に揺動可能にして、前記収納ボックスの開口部を開閉自在に車体に支持され、 前記照明手段への配線コードは、車体側に備えた電源から延出される車体側配線コードと、シート底板下面に配設した前記照明手段からシート底板に沿って配線されるシート側配線コードとを継脱可能に結線してなり、前記シート前端部のシートヒンジ部近傍を通り前記車体側の電源に接続され、 前記配線コードの車体側配線コードとシート側配線コードとの結線部は、シートヒンジ部の車体側に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車の収納ボックス内照明装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のシート下の収納ボックスに関し、特に、収納ボックス内の照明装置およびその配線の構造に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】近年、自動二輪車において、シートを開閉式として、該シート下にヘルメットや小荷物を入れる収納ボックスを備えたものがある。 この収納ボックスには、夜間の使用を考慮して、収納ボックスの側壁部に照明装置を取付けたものも知られている。

    【0003】従来の収納ボックス103は、図10に示すように、自動二輪車の後方の車体フレーム6に取付けられたシート102の下側に設けられ、該シート下面を蓋にして収納部が形成されている。 前記シート102
    は、車体方向前端部にシートヒンジ部18を配置し、該シート102の略中央部で一端を車体フレーム6に係止されたガスダンパー25が取付けられ、前記シートヒンジ部18を支点に上方に揺動開放自在に係合されている。 前記収納ボックス102は、後方に延設された車体フレーム6上に配置され、その内側の車体方向前側に照明装置104が設けられている。 このような構造により、収納物30を確実に収納ボックス内に収納することができ、照明装置104により夜間の荷物の出し入れを可能にしている。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の収納ボックスは、収納物を入れた際に、収納物で照明装置が隠れて収納ボックス内を照射できなくなる場合があるという問題点があった。

    【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、収納物に隠れることなく収納ボックス内を照射できる収納ボックス内照明装置を提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】本発明は、自動二輪車のシート下に、上部開口をシートの底板で開閉可能に蓋う収納ボックスを形成し、該収納ボックス内を照射するための照明手段を備えた収納ボックス内照明装置において、前記シートのシート底板下側に前記照明手段とほぼ同じ深さの上向きに凹む凹部を形成し、該凹部内に前記照明手段を配設し、前記照明手段は、シートが開いた位置で収納ボックス内を照明可能に形成したことを特徴とすることを特徴とするものである。

    【0007】また、前記照明手段への配線コードは、該照明手段から前記収納ボックスを開閉可能に蓋うシートの下側をシート底板下面に設けた配線コード保持部材に沿って収納ボックス外まで延設配線される一方、前記収納ボックス開口部に対向するシート底板下面のシール部は、シート底板にシール部の収納ボックス内外を連通する連通孔を形成し、この連通孔に配線コードを挿入して前記シール部を迂回して配線することが好ましい。

    【0008】また、前記シートは、前端部にシートヒンジ部を備え、該シートヒンジ部を支点に、シートを上下に揺動可能にして、前記収納ボックスの開口部を開閉自在に車体に支持され、前記照明手段への配線コードは、
    車体側に備えた電源から延出される車体側配線コードと、シート底板下面に配設した前記照明手段からシート底板に沿って配線されるシート側配線コードとを継脱可能に結線してなり、前記シート前端部のシートヒンジ部近傍を通り前記車体側の電源に接続され、前記配線コードの車体側配線コードとシート側配線コードとの結線部は、シートヒンジ部の車体側に設けることが好ましい。

    【0009】本発明によれば、シート底板下側に前記照明手段とほぼ同じ深さの上向きに凹む凹部を形成し、該凹部内に前記照明手段を配設することで、シートを開けた時に照明手段が収納ボックスの上方に配置するので、
    該照明手段が収納物に隠れることなく収納ボックス内を照射することができ、さらに、照明装置と収納ボックス内の収納物とが接触することがないので照明装置を破損することがない。

    【0010】また、照明手段への配線コードを、該照明手段から前記収納ボックスを開閉可能に蓋うシートの下側をシート底板下面に設けた配線コード保持部材に沿って収納ボックス外まで延設配線することで、シートを分解することなく電気配線やコード交換を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。 また、前記シート底板に対向して形成される開口部の外周に沿ってシール部が設けられる収納ボックスでは、シート底板にシール部の収納ボックス内外を連通する連通孔を形成することにより、該連通孔に配線コードを挿入して前記シール部を迂回して配線を行えるので、収納ボックスのシール性を損なうことなく電気配線を行うことができる。 また、前記シート底板の配索部には複数の配線コード保持部材を設けることで、前記シート底板と別体で固定部材を設ける必要がなく、簡単な構成で、しかもコストの低減を図ることができる。

    【0011】また、シートの前端部にシートヒンジ部を備え、該シートヒンジ部を支点に、シートを上下に揺動可能にして、前記収納ボックスの開口部を開閉自在に車体に支持することにより前記収納ボックスの開口部を開閉自在となるように車体に係合したシートでは、照明手段への配線コードを、車体側に備えた電源から延出される車体側配線コードと、シート底板下面に配設した前記照明手段からシート底板に沿って配線されるシート側配線コードとを継脱可能に結線してなり、前記シート前端部のシートヒンジ部近傍を通り前記車体側の電源に接続することで、シートを車体に着脱するときに配線の継脱を容易に行うことができ、しかも、シートに照明装置を取付けた状態での着脱が可能であるため、メンテナンス等の作業性の向上を図ることができる。 また、前記結線部は、他の配索部よりも大きく強度が弱いため、前記シートヒンジ部近傍の車体フレーム等の取付けやすい部位に設けることで確実に取付けることができる。 また、シート底板に取付ける場合と比較して、簡単な構造で取付けることができる。

    【0012】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。 図1は本発明の実施形態に係るシート構造が採用されたスクータがた自動二輪車の全体の構成を示す説明図、図2は前記シート構造のシートが閉じた状態を示す概略図、図3は前記シート構造のシートが開いた状態を示す概略図、図4は本実施形態に係る照明装置取付け部の構成を示す断面図、図5は前記シートの構成を示す下面視図、図6は図5のシート底板のB−B断面詳細図、図7は図5のシート底板のC−C
    断面詳細図、図8は前記シート部近傍のシート構造の構成を示す拡大図、図9は前記シートヒンジ部付近のシートの構成を示す拡大図である。

    【0013】本実施形態は、自動二輪車1のシート2下に、上部開口3aをシートの底板2aで開閉可能に蓋う収納ボックス3を形成し、該収納ボックス3内を照射するための照明手段として照明灯4を備えた収納ボックス内照明装置5であって、前記シート2のシート底板2a
    下側に前記照明灯4とほぼ同じ深さの上向きに凹む凹部2bを形成し、該凹部2b内に前記照明灯4を配設し、
    前記照明灯4を、シート2が開いた位置で収納ボックス3内を照明可能に形成したものである。

    【0014】前記自動二輪車1は、図1に示すように、
    2人乗り用の大型のスクータ型自動二輪車1であって、
    車体前部1aには、車体フレーム6によってハンドルバー7が保持されると共に、ハンドルバー7の下方に連結されるフロントフォーク8に前輪9が回動自在に保持されている。 また、前記車体前部1aより後方にはシート2が保持されており、この車体前部1aからシート2に至る間には、前記シート2に搭乗した乗車員が両足を置くことができる車両進行方向に対して左右一対の板状を成すフットボード10と、このフットボード10の間で上方へと立ち上がるセンターコンソール11とによってフロア部12が形成されている。

    【0015】前記フロア部12の後方には、車体の後部を覆う後部カバー1bが設けられており、その下方には、後輪15がユニットスイング型エンジン17によって上下に揺動自在に支持されている。 なお、この実施の形態においては、前記ユニットスイング型エンジン17
    は4サイクルエンジンを搭載したものとなっている。

    【0016】前記シート2は、図2に示すように、前側にシートヒンジ部18を備え、該シートヒンジ部18を支点に、シート2後部を前方かつ上方への揺動操作することにより前記収納ボックス3の開口部3aを自在となるように車体フレーム6に係合されている。

    【0017】前記シート2は、タンデムシート部2eを備えたダブルシートであり、タンデムシート部2eの下に収納ボックス3が配置されている。 前記シート2は、
    車体側シート前下部に設けられるシートヒンジ部18を支点にして揺動自在に軸支されるとともに、車体側シート後下部のシートロック部19と係合して固定されている。

    【0018】また、前記シート2は、図2、3に示すように、シート底板2a上にクッション2cが固定され、
    外側を表皮2dで覆われて構成され、該シート2を開いた状態において、車体フレーム6とシート底板2aに軸支されたガスダンパー25により、シート重心が垂直の手前の状態で保持される。

    【0019】また、前記シート2は、図4に示すように、シート底板2a下側に凹部2bが形成され、該凹部2b内にその内面が照明灯4を包囲するように配置している。 前記凹部2bの外周壁端部は照明灯4の設置高さと略同じ高さで形成されている。 前記シート底板2aには、図5に示すように、前記シール材3bに対向する部位近傍に貫通孔27が形成され、配線される部位に沿って複数の配線コード保持部材26が設けられている。 照明灯4はシート底板2aの下面に固定され、シート2を開いた位置で収納ボックス3内を照射するようにされている。

    【0020】前記収納ボックス3は、図2〜4に示すように、前記シート底板2aに対向して形成される開口部3aの外周に沿ってシール材3bが設けられ、シート2
    を閉時位置にて底板のシール形状部2fと接触し、収納ボックス3内を防シールしている。

    【0021】前記照明灯4から電源への配線コード20
    は、図5、8、9に示すように、電源(図示省略)から配索される車体側配線コード21と、シート側配線コード22とを備え、前記車体側配線コード21とシート側配線コード22とは、前記シートヒンジ部18近傍の車体側に配置される結線部であるカプラ23で継脱可能に結線されている。

    【0022】前記シート側配線コード22は、照明灯4
    から車体前方に向かいシール材3b近傍までシート底板2a下側に沿って配索され、貫通孔27を介して一旦シート底板2aの上側(シート2の内側)を通過して、シール材3bを回避した位置で別の貫通孔27より再びシート底板2aの下側に出てさらに車体前方に向かい前記シートヒンジ部18近傍を通り車体側に設けられるカプラ23に接続されている。

    【0023】前記配線コード保持部材26は、図5、6
    に示すように、シート底板2aの配索部において、シート側配線コード22にそって、適宜の範囲にわたり該シート側配線コード22を包囲するように突出形成された配線コードガイド部26aと、複数箇所で該配線コード20を把持する配線コードフック部26bを有して成り、該シート側配線コード22を保持している。

    【0024】車体側配線コード21とシート側配線コード22の結線部は、図8に示すように、シート2を車体側に取付けるための支柱32に固定フック33を配置して、結線部となるカプラ23を車体フレーム側に固定するようにされている。 前記カプラ23は、シートの開閉時曲げ伸ばしの作用が加わるコード部分を避けてフレーム16下部の非可動側に配置される。

    【0025】以上のような構成により、収納ボックス内照明装置5の配線構造において、シート側配線コード2
    2をシート底板2aに形成された貫通孔27を介して必要な範囲で、できるだけ短い距離だけシート底板2aとクッション2cの間を通過するようにしたので、断線等による配線コード20の交換やメンテナンス時の作業性向上を図ることができる。 また、収納ボックス3のシール材3bに対応するシート底板2a下面のシール部近傍においては、シート側配線コード22をシート底板2a
    の上面側を通過する構造とすることで、シート側配線コード22とシール材3bの間に隙間を生じさせることなく収納ボックス3のシール性を確保することができる。

    【0026】また、配線コード保持部材26を、配線コードガイド部26aと配線コードフック部2bとにより構成し、これらをシート底板2aに形成するようにしたので、別体で配線コード保持部材を設ける必要がなく、
    簡単で安価な構成でシート側配線コード22を保持することができる。

    【0027】また、配線コード20の構成を車体側配線コード21とシート側配線コード22とによる構成とし、曲げ伸ばしの作用する可動部をさけた車体フレーム側に結線部とするカプラ23を配置したので、繰り返しの作用により配線コードが断線したりカプラ23が破損することがないという利点がある。

    【0028】尚、本実施形態においては、シート底板2
    aの下面に上向きに凹む凹部2bを形成するとともに、
    該シート底板2aの一部を前記凹部2bに配設される照明灯4の周囲を包囲するように突出形成することにより、照明灯4と収納物との干渉を防止するとともに、シート底板2a下側のスペースを広く使用可能にしているが、本発明は、シート底板2aに下側に照明手段とほぼ同じ深さの凹部を形成するものであれば、これに限定されるものではなく、例えば、単にシート底板2a下側に凹部を形成するものであっても良い。 この場合には、簡単な構成で収納ボックス内尾の収納物と干渉することなく照明手段を底板2a下側に配設することができ、かつ、部品構成を簡略化できるのでコストの低減を図ることができるという効果を有する。

    【0029】

    【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
    〜3記載の自動二輪車の収納ボックス内照明装置によれば、照明手段が収納物に隠れることなく収納ボックス内を照射することができ、さらに、配線コードを含む照明装置を収納ボックス内の収納物と接触することなく構成することができるので、照明装置や配線コードを破損することがない。 また、収納ボックスのシール部を回避して電気配線することができるので、収納ボックスのシール性を損なうことが無いという効果を有する。 さらに、
    電気配線を、車体側とシート側とを別体で配線を可能としたので、車体に着脱するときに配線の継脱を容易に行うことができ、しかも、シートに照明装置を取付けた状態での着脱が可能であるため、電気配線の作業性、メンテナンス性の向上を図ることができるという優れた効果を奏し得る。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施形態に係るシート構造が採用されたスクータがた自動二輪車の全体の構成を示す説明図である。

    【図2】前記シート構造のシートが閉じた状態を示す概略図である。

    【図3】前記シート構造のシートが開いた状態を示す概略図である。

    【図4】本実施形態に係る照明装置取付け部の構成を示す図3のA−A断面詳細図である。

    【図5】前記シートの構成を示す下面視図である。

    【図6】図5のシート底板のB−B断面詳細図である。

    【図7】図5のシート底板のC−C断面詳細図である。

    【図8】前記シート部近傍のシート構造の構成を示す拡大図である。

    【図9】前記シートヒンジ部付近のシートの構成を示す拡大図である。

    【図10】従来のシート構造のシートが開いた状態を示す概略図である。

    【符号の説明】

    1 スクータ型自動二輪車 2 シート 2a シート底板 2b 凹部 3 収納ボックス 3a 開口部 3b シール材 4 照明灯 5 収納ボックス内照明装置 6 車体フレーム 18 シートヒンジ部 20 配線コード 21 車体側配線コード 22 シート側配線コード 23 カプラ 26 配線コード保持部材 26a 配線コードガイド部 26b 配線コードフック部 27 貫通孔

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