Mounting device

申请号 JP2498895 申请日 1995-02-14 公开(公告)号 JPH08216954A 公开(公告)日 1996-08-27
申请人 Cat I:Kk; 株式会社キャットアイ; 发明人 SHIBA KENZO;
摘要 PURPOSE: To provide a mounting device which is so constituted as to be hardly broken, reduce the number of parts, and mount an object to be mounted on a part to be mounted having a hollow part approximately in a circular section.
CONSTITUTION: A mounting device comprises an expansion nut 3; a shaft part 5 matched with an object 13 to be mounted; a nut 9 and a screw 11 by which an expansion nut 3 and a shaft part 5 are joined together. When, in such a state that a device is inserted in a cylindrical object 7, the screw 11 is rotated, the expansion nut 3 and the shaft part 5 are matched together, and by inserting the shaft part 5 in the expansion nut 3, the expansion nut 3 is expanded outward, by bringing a part of the expanding expansion nut 3 into pressure contact with the inner wall of the cylindrical object 7, an object 13 to be mounted is mounted on the cylindrical object 7.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO
权利要求 【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ほぼ円形断面の中空部を有する被取付部品に取付対象物を取付けるための取付装置であって、 棒形状を有し、前記取付対象物に接続される第1の取付部品と、 その先端部が少なくとも前記第1の取付部品の端部を覆う形状を有し、前記第1の取付部品に引き寄せられるにつれて、前記第1の取付部品の外面形状に沿って前記先端部が広がるように、前記第1の取付部品に係合する第2の取付部品と、 前記第1の取付部品と前記第2の取付部品とを相対的に引き寄せることができる引き寄せ手段とを備え、 前記第1の取付部品と前記第2の取付部品とを係合した状態で、前記被取付部品の前記中空部に挿入し、前記引き寄せ手段を能動化させることによって、前記第2の取付部品の前記先端部は前記被取付部品の前記中空部の内壁に押圧される、取付装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は円筒形の穴に取付対象物を取付ける取付装置に関し、特にバックミラーなどの二輪車用部品をパイプ状のハンドルバー端部などに取付け固定する取付装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来よりパイプ状の自転車のハンドルバーなどの端部にバックミラーなどを固定するための取付装置が知られている。

    【0003】図9は従来の取付装置を示した分解斜視図である。 図を参照して取付装置はパイプ状の自転車のハンドルバー7の端部に、ステー(支柱)部13と一体となったミラー15を固定するために用いられている。 取付装置はハンドルバー7の中に挿入される部品であり、
    外面がテーパー(先細)形状のテーパー状ナット33
    と、スリットを有する円筒形形状を有し、テーパー状ナット33をその中空部分に入れることにより膨張する軸31と、テーパー状ナット33と嵌合し、軸31とテーパー状ナット33とを引き合せた状態で係止するネジ1
    1とから構成される。 軸31は、ステー部13と一体形成されている。

    【0004】図10は図9の軸31の外観斜視図である。 図を参照して、軸31は円筒形形状をしており、テーパー状ナット33と係合する側においては、スリット17a〜17dを有する。 スリット17a〜17dで区切られる部分には円弧板35a〜35dが形成される。

    【0005】図11は図9のテーパー状ナット33の外観斜視図である。 図を参照してテーパー状ナット33
    は、軸31と係合する側において径が細く、逆側で径が太いテーパー(先細)形状をしている。 またテーパー状ナット33には、図10に示される軸31のスリット1
    7a,17cまたはスリット17b,17dと係合することにより、テーパー状ナット33が軸31と相対的に回転することを阻止する回り止め突起部37a,37b
    が設けられている。

    【0006】また、軸31の伸張する方向に、ネジ11
    と係合するためのねじ穴43がテーパー状ナット33の軸方向を貫通するように設けられている。

    【0007】本取付装置によるハンドルバー7へのステー部13と一体となったミラー15の取付手順は以下のとおりである。

    【0008】図9を参照してまず軸31のスリット17
    a,17cまたはスリット17b,17dにテーパー状ナット33の回り止め突起部37a,37bが係合した状態で、ネジ11によってテーパー状ナット33と軸3
    1とが係合する。 この状態でテーパー状ナット33と軸31とからなる取付装置はハンドルバー7の内部に挿入される。 この状態でのX−Xラインの断面図を図12に示す。 この状態ではテーパー状ナット33は軸31円弧板35と接しているのみであり、軸31の円弧板35の形状は変形していない。

    【0009】この状態からネジ11が回されると、図1
    3に示されるようにテーパー状ナット33は軸31の中に押し込まれていき、同時にテーパー状ナット33によって軸31の円弧板35は押し広げられる。 これによりテーパー状ナット33と円弧板35とハンドルバー7の内部とは互いに圧接し、ステー部13とハンドルバー7
    とは強固に係合される。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の取付装置は破損しやすいという問題点を有していた。 この問題点は以下に述べる原因による。

    【0011】図14は図9の軸31のY−Yラインの端面図である。 図を参照して明らかなように、軸31はスリット17a〜17dによって不連続な円筒形状をしており、またテーパー状ナット33の挿入とともに変形させる必要があるため薄くせざるを得ず、その断面積は小さい。 そのため軸31は強度的に弱かった。

    【0012】また図13を参照してネジ11を十分締め付けた状態では軸31は円弧板35の先端部でハンドルバー7の内部と圧接する。 したがって自転車運転中にステー部13を握ったり、手が接触すること等によりステー部13にが作用して、軸31にネジ11を軸芯とする回転力が外力として加わると円弧板35に捩りモーメントが作用する。 この捩りモーメントが前述した断面積の小さい軸31の破損を生じさせる原因となっていた。

    【0013】この破損を防ぐためにハンドルバーの内側と軸の外側とが容易に摺動回転するようにネジの締め方を緩くする方法と、ステー部と軸部を別々の部品で二分してステー部に回転力を与えてもステー部のみが回転して軸部には回転力が伝わらない構造を装置に組込む方法の2つの方法が考えられるが、それらいずれの方法でも自転車の走行中にステー部などに手が触れると容易にミラーが動いてしまい、使用に不便であるという欠点があった。 もちろん、ステー部13を握って自転車を運転することは不可能であった。 また後者の方法を適用する場合には、ステー部のみが回転する構造を装置に別途組込む必要があるため、部品点数が増えコスト高になるといった欠点があった。

    【0014】この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、部品点数が少なく破損の生じにくい取付装置を提供することを目的とする。

    【0015】

    【課題を解決するための手段】請求項1に記載の取付装置は、ほぼ円形断面の中空部を有する被取付部品に取付対象物を取付けるための取付装置であって、棒形状を有し取付対象物に接続される第1の取付部品と、その先端部が少なくとも第1の取付部品の端部を覆う形状を有し、第1の取付部品に引き寄せられるにつれて第1の取付部品の外面形状に沿って先端部が広がるように、第1
    の取付部品に係合する第2の取付部品と、第1の取付部品と第2の取付部品とを相対的に引き寄せることができる引き寄せ手段とを備え、第1の取付部品と第2の取付部品とを係合した状態で被取付部品の前記中空部に挿入し、引き寄せ手段を能動化させることによって第2の取付部品の先端部は被取付部品の中空部の内壁に押圧されるものである。

    【0016】

    【作用】請求項1に記載の取付装置では、第1の取付部品と第2の取付部品とを係合した状態で被取付部品の中空部に挿入し、引き寄せ手段によって第1の取付部品と第2の取付部品とを相対的に引き寄せることによって、
    第2の取付部品の先端部が第1の取付部品の外面形状に沿って広がり、第2の取付部品の先端部は被取付部品の中空部の内壁に押圧される。

    【0017】

    【実施例】図1は本発明の第1の実施例である取付装置によって、ステー部13を有するミラー15がハンドルバー7に取付けられる状態を説明するための分解斜視図である。

    【0018】図を参照して、ステー部13を有するミラー15は、取付装置によってハンドルバー7に取付けられる。 取付装置はステー部13と一体形成されている軸部5と、軸部5が押し込まれるに従って膨張する膨張ナット3と、膨張ナット3の中に固定されるナット9と、
    ステー部13、軸部5および膨張ナット3を介してナット9と嵌合するネジ11とから構成される。

    【0019】図2は図1の膨張ナット3の具体的構造を示す斜視図である。 図を参照して、膨張ナット3はナット9を固定するナット取付穴21を有する。 また膨張ナット3の軸部5と係合する側にはスリット17a〜17
    dが設けられ、スリットにより区切られる部分は円弧状板部19a〜19dを形成する。 円弧状板部19a〜1
    9dの各々の厚さは軸部5と係合する側で薄く、円弧状板部19a〜19dの各々の付け根にいくほどに厚く変化している。

    【0020】図3は軸部5の具体的構造を示す斜視図である。 図を参照して、軸部5はステー部13と一体形成されている。 軸部5はステー部13側から先端へいくほどに細くなっているテーパー部27a〜27dを有する。 また軸部5には膨張ナット3のスリット17a〜1
    7dの各々に係合する回り止め突起部23a〜23dが配設されている。 スリット17a〜17dの各々と回り止め突起部23a〜23dの各々とが係合することにより、ネジが回されても、膨張ナット3と軸部5とが相対的に回転することを防ぐことができ、これによりネジの空回りを防ぐことができる。

    【0021】次に図1の取付装置により実際にステー部13を有するミラー15がハンドルバー7に取付けられる状態について説明する。

    【0022】図4は図1においてすべての部品を係合させ、取付装置をハンドルバー7の中に挿入した状態でのX−X断面図であり、図5は図4の状態からネジを締め、ハンドルバー7にステー部13を有するミラー15
    を固定させた状態を示すX−X断面図である。

    【0023】図4を参照して取付部品によりステー部1
    3がハンドルバー7に取付けられる前に、ネジ11およびナット9によって膨張ナット3と、ステー部13と一体形成された軸部5とは係合する。 しかしこの状態ではハンドルバー7と膨張ナット3とは接しておらず、ステー部13はハンドルバー7に係止されていない。

    【0024】図4の状態からネジ11が回されると、図5に示されるように膨張ナット3は軸部5に引きつけられる。 これにより、膨張ナット3は軸部5を覆うように移動し、同時に膨張ナット3の円弧状板部19は押し広げられる。 これにより軸部5と円弧状板部19とハンドルバー7の内部とは互いに圧接し、ステー部13とハンドルバー7とは強固に係合される。

    【0025】図5を参照して取付部品によってステー部13がハンドルバー7に取付けられた状態において、ステー部13を通じて軸部5にネジ11を軸とする回転力が外力として与えられた場合を想定する。 回転力は軸部5を介して膨張ナット3の円弧状板部19に伝わるが、
    同時に回転力はネジ11およびナット9を介して、同じだけ膨張ナット3の軸部5と係合しない側にも伝わる。
    そのため、膨張ナット3の円弧状板部19には捩りモーメントが生じないため、本実施例の取付装置では従来の取付装置のように装置の破損が生じることがない。

    【0026】また、図1における軸部5のY−Y断面は、図6に示されるように、従来の取付装置と異なりねじ穴29が形成されている。 軸部5は変形される必要がないため肉厚の厚い連続的な円筒とすることができるので、軸部5については捩り強度が大きく破損が生じにくい。 したがって、ネジ11を十分に締め付けることにより軸部5に係合している部分の膨張ナット3とハンドルバー7の内部とが完全に圧接固定されている場合には、
    ステー部13に力を加えても動くことはなく、ステー部13を握って自転車を運転することも可能となる。

    【0027】図7は本発明の第2の実施例における取付装置の膨張ナットの外観斜視図であり、図8は本発明の第2の実施例における取付装置の軸部の外観斜視図である。

    【0028】図7および8を参照して、本実施例における取付装置は膨張ナット3と軸部5の空回りを防止するために、膨張ナット3中の空間部の断面を四形形状にして、これに嵌合する軸部5の断面も四角形状とすることを特徴とする。

    【0029】図7を参照して、膨張ナット3には板部2
    5a〜25dおよびスリット17a〜17dが配設されており、図8を参照して軸部5には膨張ナット3の板部25a〜25dを押し広げるためのテーパー部27a〜
    27dが設けられている。

    【0030】第1の実施例と同じく本実施例では膨張ナット3に設けられているナット取付穴21にナットを入れた状態で、軸部5のねじ穴29を介してネジにより膨張ナット3と軸部5とを係合させ、ネジを回転させることにより膨張ナット3と軸部5とが引き合される。 すると膨張ナット3の板部25a〜25dが広がり、これによりハンドルバーの端部に存在する円形断面の中空部の内壁と板部25a〜25dとが圧接し、軸部5および膨張ナット3は円筒形の穴に堅固に固定される。 ネジが回転するときには膨張ナット3の板部25a〜25dの各々と軸部5のテーパー部27a〜27dの各々とが平面的に係合するため、ネジが回転しても膨張ナット3が空回りすることなく、膨張ナット3と軸部5とは互いに引き寄せられる。

    【0031】なお、実施例においては、被取付部品としてハンドルバーを例示したが、ほぼ円形断面の中空部を有する被取付部品であれば、どのようなものにも本発明は適用可能である。

    【0032】

    【発明の効果】以上のように請求項1に記載の取付装置では、装置の破損を少なくすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施例における取付装置によって、ステー部13を有するミラー15がハンドルバー7
    に取付けられる状態を説明するための分解斜視図である。

    【図2】図1の膨張ナット3の具体的構造を示す斜視図である。

    【図3】図1の軸部5の具体的構造を示す斜視図である。

    【図4】図1においてすべての部品を係合させた状態でのX−X断面図である。

    【図5】図4の状態からネジを締め、ハンドルバー7にステー部13を有するミラー15を固定させた状態を示すX−X断面図である。

    【図6】図1の軸部5のY−Y断面図である。

    【図7】本発明の第2の実施例における取付装置の膨張ナットの外観斜視図である。

    【図8】本発明の第2の実施例における取付装置の軸部の外観斜視図である。

    【図9】従来の取付装置によってステー部13を有するミラー15がハンドルバー7に取付けられる状態を示す図である。

    【図10】図9の軸31の外観斜視図である。

    【図11】図9のテーパー状ナット33の外観斜視図である。

    【図12】図9においてすべての部品を係合させた状態でのX−X断面図である。

    【図13】図12の状態からネジを締め、ハンドルバー7にステー部13を有するミラー15を固定させた状態を示すX−X断面図である。

    【図14】図9における軸31のY−Y端面図である。

    【符号の説明】

    3 膨張ナット 5 軸部 7 ハンドルバー 9 ナット 11 ネジ 13 ステー部 17 スリット 19 円弧状板部 21 ナット取付穴 23 回り止め突起部

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