小型車両

申请号 JP2010219527 申请日 2010-09-29 公开(公告)号 JP5634195B2 公开(公告)日 2014-12-03
申请人 本田技研工業株式会社; 发明人 敬司 小段; 敬司 小段; マーティン・ペーターソン;
摘要
权利要求
  • 操舵ハンドル(17)の車両前側に透明なウインドスクリーン(40)が設けられている小型車両(10)において、
    車両正面視で、前記ウインドスクリーン(40)に、前記操舵ハンドル(17)の両端部に設けられているハンドルグリップ(21L、21R)を覆うグリップカバー部(41L、41R)が一体的に車幅方向外へ張り出し形成され、
    車両側面視で、前記ウインドスクリーン(40)は、上部ほど車両後方に位置するように傾斜しており、
    前記グリップカバー部(41L、41R)は、前記ウインドスクリーン(40)よりも立って おり、
    前記グリップカバー部(41L、41R)の車両後方に左右のバックミラー(45L、45R)が配置され、車両正面視で、前記バックミラー(45L、45R)の一部又は全部が前記グリップカバー部(41L、41R)で覆われていることを特徴とする小型車両。
  • 前記操舵ハンドル(17)の車両後方に運転者が座るシート(51)が配置され、このシート(51)より車両前方に前記運転者が足を載せるほぼ水平の第1ステップ(52)が配置され、前記第1ステップ(52)の前端から立ち上げられ前記運転者が延ばした前記足の底を当接することができる第2ステップ(53)が前記ハンドルグリップ(21L、21R)下方に配置されていることを特徴とする請求項 1記載の小型車両。
  • 前記第2ステップ(53)は、車両側面視で前記ハンドルグリップ(21L、21R)より車両前方に配置されていることを特徴とする請求項 記載の小型車両。
  • 前記ウインドスクリーン(40)と前記グリップカバー部(41L、41R)とは、前記ウインドスクリーンの面(66)に対し、前記グリップカバー部(41L、41R)が後方に位置するような段差状となる段差部(71L、71R)で接続されていることを特徴とする請求項1〜 のいずれか1項記載の小型車両。
  • 前記グリップカバー部(41L、41R)は、前記ウィンドスクリーンの面(66)に対する屈曲部分を段差部(71L、71R)として、 車幅方向外側に行くほど、車両後方へ傾斜する角度で後方へ延びることを特徴とする請求項 記載の小型車両。
  • 说明书全文

    本発明は、ハンドルグリップの前方を覆うグリップカバー部を備えた小型車両の改良に関する。

    自動二輪車等の小型車両では、ハンドルグリップの前方を覆うグリップカバー部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。

    特許文献1の図1に示されるように、自動二輪車(2)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)は、車両前部に設けられ車体を保護するフロントカウル(16)と、このフロントカウル(16)の上方に設けられ走行風や飛び石等から運転者を保護するウインドスクリーン(23)と、操ハンドル(6)のハンドルグリップ(6l)の前方にフロントカウル(16)へ着脱可能なグリップカバー(20)とを備えている。

    自動二輪車(2)は、グリップカバー(20)を備えることで、運転者の手を風雨や障害物から保護することができる。 当然のことながら、グリップカバー(20)が大きい程、保護機能は向上する。
    しかし、グリップカバー(20)が大型になると、グリップカバー(20)が目立ち、結果として、外観的に車体が大きく見え、重く軽快感の乏しい印象を与える。
    しかし、自動二輪車等の小型車両では、軽快感が求められることが多く、グリップカバー(20)が目立たなくする技術が求められている。

    特開平8−216952号公報

    本発明は、グリップカバーの存在を目立ち難くし外観性を損なわない軽快感のある小型車両を提供することを課題とする。

    請求項1に係る発明は、操舵ハンドルの車両前側に透明なウインドスクリーンが設けられている小型車両において、車両正面視で、前記ウインドスクリーンに、前記操舵ハンドルの両端部に設けられているハンドルグリップを覆うグリップカバー部が一体的に車幅方向外へ張り出し形成され、車両側面視で、前記ウインドスクリーンは、上部ほど車両後方に位置するように傾斜しており、前記グリップカバー部は、前記ウインドスクリーンよりも立っていることを特徴とする。

    また、請求項に係る発明は、グリップカバー部の車両後方に左右のバックミラーが配置され、車両正面視で、バックミラーの一部又は全部がグリップカバー部で覆われていることを特徴とする。

    請求項に係る発明は、操舵ハンドルの車両後方に運転者が座るシートが配置され、このシートより車両前方に運転者が足を載せるほぼ平の第1ステップが配置され、第1ステップの前端から立ち上げられ運転者が延ばした足の底を当接することができる第2ステップがハンドルグリップ下方に配置されていることを特徴とする。

    請求項に係る発明では、第2ステップは、車両側面視でハンドルグリップより車両前方に配置されていることを特徴とする。

    請求項に係る発明では、ウインドスクリーンとグリップカバー部とは、ウインドスクリーンの面に対し、グリップカバー部が後方に位置するような段差状となる段差部で接続されていることを特徴とする。
    請求項に係る発明では、グリップカバー部は、ウィンドスクリーンの面に対する屈曲部分を段差部として、 車幅方向外側に行くほど、車両後方へ傾斜する度で後方へ延びることを特徴とする。

    請求項1に係る発明では、車両正面視で、ウインドスクリーンに、ハンドルグリップを覆うグリップカバー部が一体的に車幅方向外へ張り出し形成されている。
    ウインドスクリーンの一部に形成されるグリップカバー部により、ハンドルグリップは風雨や埃から守られる。
    グリップカバー部はウインドスクリーンと共に透明であり、その存在が目立たない。 加えて、グリップカバー部はウインドスクリーンに一体形成されているために、更にその存在が目立たない。 すなわち、本発明によれば、グリップカバー部の存在を目立ち難くし外観性を損なわない軽快感のある小型車両を提供することができる。

    加えて、請求項に係る発明では、グリップカバー部の車両後方に左右のバックミラーが配置されている。
    車両正面視で、バックミラーの一部をグリップカバー部で覆うので、バックミラーを保護することができる。
    加えて、グリップカバー部は透明であるので、車両前方から見た際にバックミラーの形状を確認でき、バックミラーの意匠を損なわず意匠性を向上させることができる。

    請求項に係る発明では、ほぼ水平の第1ステップの前端から立ち上げられ運転者が延ばした足の底を当接することができる第2ステップがハンドルグリップ下方に配置されている。
    第2ステップに足を載せると運転者の頭はハンドルグリップの後方にくる。 すると、グリップカバー部が、運転者の前方に入り易い。
    しかし、グリップカバー部は透明であるため、運転者から見てその存在が目立たなくなり、運転者に対して軽快感が保たれる。

    請求項に係る発明では、第2ステップは、車両側面視でハンドルグリップより車両前方に配置されている。
    運転者が第2ステップに足を載せると一層頭が後方に位置するが、本発明であれば、グリップカバー部が目立たないので、運転者の軽快感を保つことできる。

    請求項に係る発明では、ウインドスクリーンとグリップカバー部とは、ウインドスクリーンの面に対し、グリップカバー部が後方に位置するような段差状となる段差部で接続されている。 段差部があるので、ウインドスクリーンの剛性を向上させることができる。
    加えて、横風を受けた際に段差部により、グリップカバー部やウインドスクリーンに沿って流れる風を、グリップカバー部やウインドスクリーンから剥離させることができるので、横風の影響を抑えることができる。
    請求項に係る発明では、グリップカバー部は、ウィンドスクリーンの面に対する屈曲部分を段差部として、 車幅方向外側に行くほど、車両後方へ傾斜する角度で後方へ延びる。 走行風が傾斜に沿って流れるので、ウインドスクリーン並びにグリップカバー部に当たる風を、滑らかに車幅方向外側且つ後方に流すことができ、走行性を向上させることができる。 ハンドルグリップを握る手を走行風から保護することができる。

    本発明に係る小型車両の左側面図である。

    本発明に係る小型車両の正面図である。

    図1の3−3線断面図である。

    図1の4−4線断面図である。

    本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。 なお、図面は符号の向きに見るものとする。 また、左右、前後は運転者から見た方向を意味する。

    本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
    図1に示すように、小型車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12にボトムブリッジ13を介して操舵自在に取付けられその長手方向に伸縮自在なフロントフォーク14L(左側のみ図示)と、このフロントフォーク14Lの下端に回転自在に取付けられている前輪15と、フロントフォークに取付けられ前輪15が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ16とを備えている。

    また、ヘッドパイプ12に前輪15を操舵する操舵ハンドル17がトップブリッジ18を介して設けられ、操舵ハンドル17の両端部にハンドルグリップ21L(左側のみ図示)が設けられている。
    車体フレーム11は、前端部を構成するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方へ延びるダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の下部途中から後方へ延びる左右一対のロアフレーム23L、23R(手前側の符号23Lのみ図示)と、このロアフレーム23L、23Rの後部から後上がりに傾斜して延びる左右一対のリヤフレーム24L、24R(手前側の符号24Lのみ図示)と、ロアフレーム23L、23Rに渡され中央部がダウンフレーム22の後端部に支持されているクロスパイプ25とからなる。

    車体カバー30は、車両前方を覆うフロントカウル31と、このフロントカウル31下方のレッグシールド32と、車両下方を覆うロアカバー33と、車両側部を覆うサイドカバー34と、このサイドカバー34の後方に続くリヤカバー35とからなる。 さらに、操舵ハンドル17の車両前側に透明なウインドスクリーン40が設けられ、このウインドスクリーン40にハンドルグリップ21Lを覆うグリップカバー部41L、41R(手前側の符号41Lのみ図示)が設けられている。

    ウインドスクリーン40は、車両側面視で車両先端部42から後方斜め上方に延びる。 グリップカバー部41Lの車両後方に左右のバックミラー45L、45R(手前側の符号45Lのみ図示)が配置されている。
    また、バックミラー45L、45Rの下方にそれぞれ左右のウィンカー46L、46R(手前側の符号46Lのみ図示)が配置され、車両先端部42にヘッドライト47が配置されている。

    操舵ハンドル17の車両後方に運転者が座るシート51が配置され、このシート51より車両前方に運転者が足を載せるほぼ水平な第1ステップ52が配置されている。 第1ステップ52の前端から運転者が延ばした足の底を当接することができる第2ステップ53が車両前方斜め上方に立ち上げられている。 この第2ステップ53は、車両側面視でハンドルグリップ21Lより車両前方に配置されている。

    また、車両後方に後輪ユニット55が配置される。
    後輪ユニット55は、エンジンと、このエンジンの動を伝達する動力伝達機構61と、エンジンの動力により駆動する後輪54とからなる。

    リヤフレーム24L、24Rにリヤクッションユニット63の一端が取付けられ、リヤクッションユニット63の他端が後輪ユニット55に取付けられる。
    また、後輪54の上方には、リヤフェンダ65が配置されている。

    次に車両正面視におけるグリップカバー部41L、41Rについて説明する。
    図2に示されるように、車両正面視で、ウインドスクリーン40に、操舵ハンドル17の両端部にハンドルグリップ21L、21Rが設けられている。 これらのハンドルグリップ21L、21Rを覆うグリップカバー部41L、41Rが、ウインドスクリーン40に一体的に車幅方向外へ張り出して形成されている。 車両正面視において、グリップカバー部41Lの輪郭線は、車両先端部42から車幅方向左の若干上方へ延び、次に上方の若干車幅方向左へ延び、次に車幅方向右斜め上方へ延びてウインドスクリーン40に合流する。 なお、グリップカバー部41Rの輪郭線も左右対称に同様である。

    車両正面視において、バックミラー45Lの一部がグリップカバー部41Lで覆われ、バックミラー45Rの一部がグリップカバー部41Rで覆われている。 ウインドスクリーン40の面66とグリップカバー部41L、41Rとは段差部71L、71R(詳細後述)で接続されている。

    次にグリップカバー部41L、41Rを断面図に基づいて説明する。
    図3に示されるように、グリップカバー部41Lは、車幅方向外側に行くほど、車両後方へ傾斜している。 同様に、グリップカバー部41Rは、車幅方向外側に行くほど、車両後方へ傾斜している。 グリップカバー部41Lの延長線72より後方に、バックミラー45Lが配置されている。

    次に段差部71L、71Rについて説明する。
    図4に示されるように、ウインドスクリーン40とグリップカバー部41Lとは、ウインドスクリーンの面66に対し、グリップカバー部41Lが後方に位置するように段差状となる段差部71Lで接続されている。
    図1に戻って、段差部71Lは、車両側面視にて上方に向かう程、細くなるように形成される。 すなわち、グリップカバー41Lは、ウインドスクリーン40よりも立ち気味に形成される。 ウインドスクリーン40を車両後方へ倒れるように傾斜させることで、走行時の空気抵抗を低減させ、グリップカバー41Lは立たせることで、前面投影面積を広くすることができる。 なお、グリップカバー部41R側の段差部71Rも同様である。

    以上に述べた小型車両10の作用を次に述べる。
    走行中、走行風がウインドスクリーン40に当たり、矢印(1)のようにウインドスクリーンの面66に沿って流れる。 走行風は段差部71Lで車幅方向外側に離された後、矢印(2)のようにグリップカバー部41Lに沿って流れる。 これにより、ハンドルグリップ21Lを握る手を走行風から保護することができる。

    以上に述べた内容の作用効果をまとめて以下に記載する。
    上記の図2に示される構成により、ウインドスクリーン40の一部に形成されるグリップカバー部41L、41Rにより、ハンドルグリップ21L、21Rは風雨や埃から守られる。
    グリップカバー部41L、41Rはウインドスクリーン40と共に透明であり、その存在が目立たない。 加えて、グリップカバー部41L、41Rはウインドスクリーン40に一体形成されているために、更にその存在が目立たない。 すなわち、本発明によれば、グリップカバー部41L、41Rの存在を目立ち難くし外観性を損なわない軽快感のある小型車両を提供することができる。

    上記の図2に示される構成により、車両正面視で、バックミラー45L、45Rの一部をグリップカバー部41L、41Rで覆うので、バックミラー45L、45Rを保護することができる。
    加えて、グリップカバー部41L、41Rは透明であるので、車両前方から見た際にバックミラー45L、45Rの形状を確認でき、バックミラー45L、45Rの意匠を損なわず意匠性を向上させることができる。

    図1に示される構成により、第2ステップ53に足を載せると運転者の頭はハンドルグリップ21Lの後方にくる。 すると、グリップカバー部41Lが、運転者の前方に入り易い。
    しかし、グリップカバー部41Lは透明であるため、運転者から見てその存在が目立たなくなり、運転者に対して軽快感が保たれる。

    図1に示される構成により、運転者が第2ステップ52に足を載せると一層頭が後方に位置するが、本発明であれば、グリップカバー部41Lが目立たないので、運転者の軽快感を保つことできる。

    図3に示される構成により、走行風が傾斜に沿って流れるので、ウインドスクリーン40並びにグリップカバー部41L、41Rに当たる風を、滑らかに車幅方向外側且つ後方に流すことができ、走行性を向上させることができる。

    図4に示される構成により、段差部71L、71Rがあるので、ウインドスクリーン40の剛性を向上させることができる。 加えて、横風を受けた際に段差部により、グリップカバー部41L、41Rやウインドスクリーン40に沿って流れる風を、グリップカバー部41L、41Rやウインドスクリーン40から剥離させることができるので、横風の影響を抑えることができる。

    尚、本発明に係る小型車両10は、自動二輪車10に適応したが、これに限定されず、揺動式自動三輪車等、ハンドルグリップの前方を覆うグリップカバー部を備えた車両であれば他の車両に適用しても差し支えない。

    本発明の小型車両は、ハンドルグリップの前方を覆うグリップカバー部を備えた小型車両に好適である。

    10…小型車両(自動二輪車)、17…操舵ハンドル、21L、21R…ハンドルグリップ、40…ウインドスクリーン、41L、41R…グリップカバー部、45L、45R…バックミラー、51…シート、52…第1ステップ、53…第2ステップ、66…ウインドスクリーンの面、71L、71R…段差部。

    QQ群二维码
    意见反馈