自転車システム

この明細書に開示された内容の一部には、著作権及び/又はマスクワーク保護に服する内容が含まれている。著作権及び/又はマスクワークの所有者は、特許文書又は特許の開示であって米国特許商標庁又は世界知的所有権機関の特許ファイル又は記録に現れている。いずれの文書又は特許の開示についてもファクシミリによる複製を行うことについて異議はないが、この点を除いては、すべての著作権及びマスクワーク権を保有する。 (1.本発明の技術分野) 本発明の技術分野は自転車システム、特にスマートフォンと一緒に用いるようになっている自転車システム、自転車システムと一緒に用いるようになっているスマートフォンに関し、及び、そのような自転車システム又はスマートフォンと一緒に用いるようにする方法とコンピュータソフトウェアに関し、及び、そのような自転車システム又はスマートフォンと通信するようになっているサーバーに関する。

(2.技術的背景) 技術の進歩により、近年輸送手段の形態が機能強化されてきている。例えば、最近のスマートフォンが中心となる社会において、自動車や飛行機のオペレータや乗客は、ユーザーが自分の経験に合わせることができる豊富なアプリケーションを通勤時に利用することができる。一方、自転車はこれに比べて原始的な状態のままである。 (3.従来技術の説明) 自転車に取り付けるGPSシステム又はスマートフォンのような、電子装置を用いる付属品は開発されている。しかし、一般にこれらの開発は本質的にモジュールとなっており、ユーザーが自転車にGPSシステムを取り付けたり、あるいは、スマートフォンのためのドッキングシステムを取り付けたりする必要があった。自転車の追跡を可能とする防犯システムはすでに開発されている。問題はこれらの付属品は自転車と別になっており、後付け部品として自転車に付け加える必要があることである。これらの付属品は、自転車に単にボルトで取り付けているだけなので簡単に壊されたり盗まれたりすることがある。さらに、付属品を取り付けるたびに、自転車は空気力学的特性が悪くなり、自転車の速度に悪影響を与えることがある。ここに、付属品をすべて自転車内に含ませ、付属品を取り除いたり、盗んだり、あるいは自転車の性能に影響を与えたりすることが不可能に(または難しく)なるように、自転車に付属品を統合することによりこれらの問題に対する解決策を開示する。

自転車及びスマートフォンは、われわれの社会に別々に存在し、それぞれA地点からB地点への旅行を計画し実行するために何らかの形で用いられる。ここに、これら2つを完全に統合することによる解決手法を開示する。加えて、この解決手法は、自転車を保護し維持するための技術ベースのアプローチを提示する。

ここに開示した解決手法は、自転車のフレームに内蔵された神経系統に関し、ユーザーに完全に双方向性のサイクリング体験を提供する。ハンドルバーに組み込まれたドッキングシステムにより、乗り手は「いつでも」旅をカスタマイズし管理することができる。現在のところ、サイクリストは、自転車を運転している間、スマートフォンを切ってしまいこまなければならない。加えて、サイクリストが自分の位置に不慣れであったり又は目的地が分からなくなったりした場合、自転車を止めて地図を調べるか又は道を聞かなければならない。さらに、自転車のロックは現存しているものの、独立したものであり、原則として装置に取り付けられている。ここに開示した解決手法は、自転車を21世紀のものとし、技術に精通した都市における乗り手を踏まえて設計されたものである。

上記の先になされた提案又は製品についての言及び説明は、本技術分野における常識の説明又は是認を意図するものでも、構成するものでもない。特に、上記の先行技術についての説明は、当業者にとって常識又は周知となっていることについてのものではなく、関連ある先行技術の提示を特定することにより、ここに開示した解決手法の創作性の一部を理解することの手助けとするためのものである。

本発明の第1の特徴によれば、自転車を含む自転車システムが提供され、前記自転車システムは前記自転車と一体になったプロセッサを含み、前記自転車システムはさらに前記自転車と一体になったバッテリーを含み、前記プロセッサにはバッテリーにより電源供給がなされ、前記自転車システムは、スマートフォンを収納し、前記スマートフォンを前記プロセッサに接続するように構成されたスマートフォンホルダーを含み、使用時に、前記スマートフォンホルダーに、前記スマートフォンを取り付けること、及び前記スマートフォンを取り外すことが可能である。利点として、前記スマートフォンは前記バッテリーにより充電することができ、前記スマートフォンは、前記自転車システムの保守に関する情報のような種々の情報を受け取るために前記プロセッサと通信することができ、前記自転車システムは、前記スマートフォンの同一性を調査し、前記自転車システムが不正に使用されていないかどうかを調べることができ、前記スマートフォンは、自転車システムが移動している間にも保持されているので前記スマートフォンが損傷を受ける可能性が減少し、そして、前記自転車システムの形状は、プロセッサ及び/又はバッテリーが単にボルトで取り付けられている自転車より空気力学的に良好となることが含まれる。

前記自転車システムは、前記プロセッサ上で実行可能なソフトウェアを含むことができる。

前記自転車システムは、前記プロセッサと関連するスマートフォンを特定するよう前記プロセッサを設定することができる。

前記自転車システムは、前記スマートフォンホルダーが前記ホルダーに前記スマートフォンを収納するために開けることができ、そして、前記蓋は前記自転車システムを使用している間前記スマートフォンを保護するために閉めておくことができるような透明な蓋を含むようなものにすることができる。利点は、自転車システムが移動中にスマートフォンの画面を見ることができ、そしてスマートフォン(例えば、その画面)が、前記蓋により、損傷することから守られることである。

前記自転車システムは、ハンドルバーを含むものとすることができ、前記スマートフォンホルダーは、ハンドルバーに組み込まれたドッキングシステムである。利点は、スマートフォン画面を、移動中容易に見ることができることである。

前記自転車システムは、前記ハンドルバーに組み込まれたドッキングシステムの位置を調整することができるものとすることができる。

前記自転車システムは、ハンドルバーを含むものとすることができ、前記ハンドルバーは右折表示信号及び左折表示信号を制御するための右スイッチと左スイッチとを具備する。利点は、前記ハンドルバーから手を遠ざけることなく次の方向転換の信号を出すことができることである。

前記自転車システムは、左ハンドルバー及び右ハンドルバーと、前記左ハンドルバーに左ハプティックジェネレータ及び右ハンドルバーに右ハプティックジェネレータとを含むことができる。利点は、視覚や音を用いないでユーザーが操作指令を感じることができることである。これにより、ユーザーは必ずしも指令を受けるために目を離したり聞き耳を立てたりしなくてもよいので、ユーザーをより安全に走行させるための手助けとなる。

前記自転車システムは、前記スマートフォンが生成したナビゲーショ指令に応答して曲がる方向に応じてハンドルバーのグリップにハプティック振動を提供するよう構成されたものとすることができる。利点は、ユーザーは必ずしも視覚や音を用いないで操作指令を感じ取ることができることである。

前記自転車システムは、前記自転車システムを移動させないようにすることができる一体型ロックシステムをさらに含むものとすることができる。利点は、盗難防止である。

前記自転車システムは、前記ロックシステムがプロセッサにより管理可能なものとすることができる。利点は、ユーザーが別のロックを用意する必要がないことである。

前記自転車システムは、前記スマートフォンホルダー中の前記プロセッサにより認識されたスマートフォンが収納されたことに応答して前記ロックシステムが解錠されるようなものとすることができる。利点は、スマートフォンが自転車システムを解錠するためのキーとして作用することである。

前記自転車システムは、前記プロセッサにより認識されたスマートフォンが前記スマートフォンホルダーから取り除かれたことに応答して前記ロックシステムが施錠されるようなものとすることができる。利点は、ユーザーが別に施錠動作をおこなう必要がないことである。

前記自転車システムは、前記ロックシステムが前記自転車のボトムブラケットに組み込まれたボルトロックを含むようなものとすることができる。利点は、耐タンパー性を持つことである。

前記自転車システムは、前記プロセッサにより前記ボルトロックが不当に解除されていることが検出されるとアラームを出すようなものとすることができる。利点は、より洗練された盗難の抑止となることである。

前記自転車システムは、前記ロックシステムが動作したとき、前記自転車システムは前記自転車システムの地理的位置を定め、その後、動いた距離が閾値を超えた場合、登録されたユーザーのスマートフォンに通知を行うことにより前記自転車システムがアラートを出すようなものとすることができる。利点は、より洗練された盗難の抑止となることである。

前記自転車システムは、前記ロックシステムが前記自転車システムを動かせないものに固定するために、前記動かせないものの周りに巻きつけることのできる、フレームに組み込まれた格納式のケーブルを含むようなものとすることができる。

前記自転車システムは、前記ケーブルの切断を前記プロセッサが検知したとき、アラームを出すようなものとすることができる。利点は、盗難の抑止となることである。

前記自転車システムは、認められていない装置が前記自転車システムの前記スマートフォンホルダーに収納された場合アラームを出すよう構成されたものとすることができる。利点は、盗難の抑止となることである。

前記自転車システムは、前記自転車システムでアラームが出されたことに応答してスマートフォンに前記自転車システムの位置を送信するすよう構成されたものとすることができる。利点は、盗難の抑止となることである。

前記自転車システムは、付属品を支えることができる前ハブを含むようなものとすることができる。利点は、多くの付属品を前記前ハブで支えることができることである。

前記自転車システムは、付属品を支えることができる後ハブを含むようなものとすることができる。利点は、多くの付属品を前記後ハブで支えることができることである。

前記自転車システムは、無段変速機を有する後ハブを含むようなものとすることができる。利点は、ユーザーがギアチェンジを行う必要がないことである。

前記自転車システムは、シームレス自転車フレームを含むようなものとすることができる。利点は、空気力学的効率が良くなることである。

前記自転車システムは、前記スマートフォンが前記プロセッサと接続されたとき前記スマートフォンを充電するよう構成されたものとすることができる。

前記自転車システムは、前記バッテリーを外部から充電するための、フレームに設けた充電ポートを含むものとすることができる。

前記自転車システムは、組み込み型のエネルギー発生システム、保存システム、及び充電システムを含むものとすることができる。

前記自転車システムは、前記エネルギー発生システムが前ハブに組み込まれた機械的発電機を含むものとすることができる。

前記自転車システムは、前記エネルギー発生システムが後ハブに組み込まれた機械的発電機を含むものとすることができる。

前記自転車システムは、完全に統合されたフレームに組み込まれた電子システムを含むものとすることができる。

前記自転車システムは、前記電子システムがアプリケーションプロセッサ、トランシーバーモジュール、システムメモリ、乗員がアクセスできるフラッシュメモリ、及び、センサープロセッサを含むものとすることができる。

前記自転車システムは、完全に統合された照明システムを含むものとすることができる。利点は、ユーザーを安全に保つことである。

前記自転車システムは、前記完全に統合された照明システムがステムライト、表示ライト、前後の両サイドライト、及びシートライトを含むものとすることができる。利点は、ユーザーを安全に保つことである。

前記自転車システムは、前記自転車システムのハンドルバーにあるブレーキレバーの作動に応答して、後方を向いているライトの明るさを増大させるよう構成されたものとすることができる。利点は、ユーザーを安全に保つことである。

前記自転車システムは、前記自転車システムが前記プロセッサに接続された一酸化炭素センサーを含むものとすることができる。

前記自転車システムは、検出された一酸化炭素レベルが閾値を超えたことに反応して一酸化炭素アラートを出すよう構成されたものとすることができる。利点は、ユーザーを安全に保つことである。

前記自転車システムは、前記プロセッサに接続された温度センサーを含むことができる。前記自転車システムは、前記プロセッサに接続された湿度センサーを含むことができる。前記自転車システムは、前記プロセッサに接続された光センサーを含むことができる。前記自転車システムは、前記プロセッサに接続された方向センサーを含むことができる。前記自転車システムは、前記プロセッサに接続された位置センサーを含むことができる。前記自転車システムは、前記プロセッサに接続された加速度センサーを含むことができる。前記自転車システムは、前記プロセッサに接続されたジャイロスコープセンサーを含むことができる。前記自転車システムは、カーボンファイバーベルトを含むことができる。前記自転車システムは、前記スマートフォンホルダーに別のスマートフォンモデルを収容することを可能にする交換可能なトレイを含むことができる。

前記自転車システムは、前記プロセッサが前記自転車のフレームの内部にあるようなものにすることができる。

前記自転車システムは、前記バッテリーが前記自転車のフレームの内部にあるようなものにすることができる。利点は、前記バッテリーを衝撃から保護することである。

前記自転車システムは、前記自転車システムが前記スマートフォンをさらに含むようなものにすることができる。

本発明の第2の特徴によれば、自転車システムと通信するよう構成されたスマートフォンが提供され、前記自転車システムは自転車を含み、前記自転車システムは前記自転車と一体になったプロセッサを含み、前記自転車システムはさらに前記自転車と一体になったバッテリーを含み、前記プロセッサにはバッテリーにより電源供給がなされ、前記自転車システムは、スマートフォンを取り付けるようになっていて、前記スマートフォンを前記プロセッサに接続するスマートフォンホルダーを含み、使用時に、前記スマートフォンを、前記スマートフォンホルダーに取り付けること、及び、取り外すことが可能となる。利点として、前記スマートフォンは前記バッテリーにより充電することができ、前記スマートフォンは、前記自転車システムの保守に関する情報のような種々の情報を受け取るために前記プロセッサと通信することができ、そして、前記スマートフォンは、自転車システムが移動している間にも保持されているので前記スマートフォンが損傷を受ける可能性が減少する。

本発明の第2の特徴によるスマートフォンは、本発明の第1の特徴による任意の特徴に従い自転車システムと通信するよう構成することができる。

本発明の第3の特徴によれば、自転車システムとスマートフォンとの通信方法が提供され、前記自転車システムは自転車を含み、前記自転車システムは前記自転車と一体になったプロセッサを含み、前記自転車システムはさらに前記自転車と一体になったバッテリーを含み、前記プロセッサにはバッテリーにより電源供給がなされ、前記自転車システムは、前記スマートフォンが収納されているスマートフォンホルダーが含まれ、前記方法は、自転車システムプロセッサが前記スマートフォンホルダーに収納されているスマートフォンと通信を行うステップが含まれる。利点として、前記スマートフォンは、前記自転車システムの保守に関する情報のような種々の情報を受け取るために前記プロセッサと通信することができ、前記自転車システムは、前記自転車システムの不正使用をチェックするためにスマートフォンの同一性を調べることができる。

前記方法は、前記スマートフォンの一意的な識別コードを発見するステップをさらに含むことができる。利点は、前記自転車システムの不正使用をチェックすることにある。

前記方法は、前記自転車システムの盗難抑止システムを非活性化するステップをさらに含むことができる。利点は、前記自転車システムをさらに用いるためにロックを解除することができることにある。

前記方法は、前記自転車システムに付随するスマートフォンアプリケーションを開始するステップをさらに含むことができる。利点は、ユーザーが前記自転車システムに乗って走りたいときに不便となる、付随するスマートフォンアプリケーションの開始を手動で行う必要がなくなることである。

前記方法は、スマートフォンのバッテリーの状態を判断し必要に応じて充電を開始するステップをさらに含むことができる。利点は、いつもとは反対に、ユーザーが移動している間にバッテリーを充電することができることである。

本発明の第4の特徴によれば、スマートフォンで実行可能なコンピュータプログラムプロダクトが提供され、前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記自転車システムのスマートフォンホルダーに受け入れられた前記スマートフォンに応答して自転車システムのプロセッサと通信するよう構成されている。利点は、前記自転車システムと相互に交信するようスマートフォンをプログラムすることができることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、ネットワークを介してサーバーと通信し、自転車システムをすでにスマートフォンとつながっている前記サーバーのアカウントに登録させるよう動作することができる。利点は、前記自転車システムの不正使用をより困難にすることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、ネットワークを介してサーバーと通信し、前記スマートフォンが前記自転車システムとドッキングされているとき、自転車システムをすでにスマートフォンとつながっている前記サーバーのアカウントに登録させるよう動作することができる。利点は、前記自転車システムの将来の不正使用をより困難にすることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記自転車システムのスマートフォンホルダーに収納されている前記スマートフォンに応答して前記自転車システムと同期することができる。利点は、前記スマートフォンと自転車システムとが、その後、相互に矛盾なくデータリソースにアクセスすることで、前記スマートフォンと自転車システムとの動作における矛盾を回避ことである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記スマートフォンが前記自転車システムとドッキングされていないとき、移動体通信ネットワークを用いて前記自転車システムと通信するよう構成することができる。利点は、前記自転車システムの不正使用をより困難にすることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記スマートフォンが前記自転車システムとドッキングされていないときでも、自転車システムの現在位置を示す地図画面をスマートフォンに表示するよう構成することができる。利点は、前記自転車システムの不正使用をより困難にすることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、目的地までの経路を算出するよう動作することができる。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、自転車システムに目的地まで経路変更ごとのナビゲーションを提供するよう構成することができる。利点は、ユーザーが前記自転車システムに乗って移動している間にナビゲーション指示を得ることができることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、目的地までの経路変更ごとのナビゲーションを前記自転車システムに行っている間に、前記自転車システムのハンドルバーにハプティックフィードバックを提供するよう構成することができる。利点は、ユーザーが前記自転車システムに乗って移動している間にハプティックナビゲーション指示を得ることができることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記自転車システムが動いているとき第1の画面を提供し、前記自転車システムが動いていないとき、それとは異なる第2の画面を提供するよう構成することができる。利点は、前記画面上の情報により、前記自転車システムが動いているかどうかが提示されることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、スマートフォンのバッテリーの状態及び自転車システムのバッテリーの状態を前記スマートフォンに表示するよう構成することができる。利点は、1つの画面を見ることでユーザーが前記バッテリーのうちの1つ又は両方が充電を必要としているかどうかを知ることができることである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記自転車システムの盗難アラームを遠隔から始動させるような動作が可能なようにすることができる。利点は、盗難の抑止である。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記自転車システムの保守に関する情報を提供するよう構成することができる。利点は、前記ユーザーが、前記自転車システムが壊れる前に適切な保守を行うか又は模索する機会を有することである。

前記コンピュータプログラムプロダクトは、前記自転車システムのセンサーからのセンサーデータを前記スマートフォンの画面上に表示させるよう構成することができる。利点は、ローカルのセンサーデータを前記ユーザーが活用できるようにすることである。

本発明の第5の特徴によれば、ダウンロード可能なソフトウェアアプリケーションを提供するよう構成されたサーバーが提供され、前記ソフトウェアアプリケーションはスマートフォンにダウンロード可能であり、前記ソフトウェアアプリケーションは前記スマートフォンに接続された自転車システムのプロセッサにより特定することが可能である。利点は、1つ以上の前記スマートフォン及び前記自転車システムを注文した後、ソフトウェアアプリケーションを入手することができることである。

本発明の第6の特徴によれば、ユーザーアカウントを確立し保存するために構成されたサーバーが提供され、前記ユーザーアカウントは、前記アカウントにリンクされたスマートフォンを特定し、前記ユーザーアカウントは、前記アカウントにリンクされた自転車システムを特定し、前記自転車システムは、プロセッサを含む。利点は、前記スマートフォン及び自転車システムがサーバーで確実な方法でリンクさせることができることである。

前記サーバーは、前記自転車システムに関する、前記スマートフォンにダウンロード可能なソフトウェアアプリケーションが提供される。利点は、対応するソフトウェアアプリケーションを選択することができることである。

本発明の第7の特徴によれば、前記スマートフォンを収納した、自転車システムのスマートフォンホルダーに応答してスマートフォンの同一性を自転車システムから受け取るよう構成されたサーバーが提供され、前記サーバーは、前記スマートフォン前記自転車システムでの使用を認可されているかについての表示を、自転車システムに送信するよう構成されている。利点は、前記自転車システムの不正使用をより困難にすることである。

本発明の第8の特徴によれば、自転車システムのスマートフォンホルダーで不正使用を受信したことについての警告メッセージを送るよう構成されたサーバーが提供され、前記サーバーは、自転車システムのスマートフォンホルダーに収納することが認可された装置にメッセージを送る。利点は、前記自転車システムの不正使用を抑止することである。

本発明の第9の特徴によれば、自転車システムに問い合わせを行い、前記自転車システムは保守に関する情報のためのプロセッサを含み、前記自転車システムの前記保守に関する情報を前記サーバーに保存するよう構成されたサーバーが提供される。利点は、必要な保守作業に関する通信をサーバーで管理することができることである。

前記サーバーは、前記サーバーに保存された前記自転車システムに対する保守に関する情報に関する要求に応答して、スマートフォンに保守に関する指令を送るよう構成することができる。利点は、必要な保守作業に関する通信をサーバーで管理することができることである。

本発明の第10の特徴によれば、ハンドルバーに組み込まれたスマートフォンのドッキングステーションを含む自転車ハンドルバーが提供される。利点は、自転車システムが移動している間でも、スマートフォンを保護し見ることができることである。

本発明の第11の特徴によれば、電源に接続可能な組み込み型ハプティックフィードバック発生装置を含む自転車ハンドルバーが提供される。利点は、自転車走行中にユーザーにハプティックフィードバックを提供するよう前記ハンドルバーを制御することができることである。

本発明の第12の特徴によれば、電源に接続可能な組み込み型表示ライトを含む自転車ハンドルバーが提供される。利点は、ユーザーは、自転車システム走行中に操作を表示するためにハンドルバーから手を遠ざける必要がなくなることである。

本発明の第13の特徴によれば、フレーム、クランク回転軸、及び前記フレームと一体になったクランク回転軸ロックを含む自転車が提供され、前記ロックは、前記クランク回転軸が前記フレームに対して動くことができないようにする第1の配置と、前記クランク回転軸が前記フレームに対して動くことができるようにする第2の配置との間で移動することができる。利点は、盗難防止である。

本発明の第14の特徴によれば、自転車の後輪の上部に付属品を取り付けるためのサドルを含むプラットフォームが提供され、前記プラットフォームは前記サドルから前記自転車の後方に向かって細長く、前記プラットフォームは付属品を収納するための収納部が含まれ、前記収納部は、細長いプラットフォームに沿って伸びており、前記プラットフォームは、前記サドルの支持材に取り付けられ、前記プラットフォームは、前記自転車のフレームに接触するよう構成された突出部を含み、前記突出部は、前記プラットフォームを積載した構成において、プラットフォームの支持を行う。利点は、空気力学的影響を少なくしつつ、付属品を取り付けるために、自転車の後輪の上部にあるスペースを使うことである。

本発明の第15の特徴によれば、自転車システムの再使用可能な梱包容器が提供され、前記梱包容器は前記自転車システムを完全に囲む閉鎖構造と、前記自転車システムを前記梱包容器から取り出すことのできる開放構造との間で構造変更可能となっており、前記梱包容器はクイックリリースロックを用いて開放可能になっており、前記梱包容器は輸送中前記自転車システムを完全に隔離し保護するための固定されたインセットを含む。

本発明の第16の特徴によれば、自転車ハブキャップが提供され、前記ハブキャップは前記ハブキャップを自転車ハブにロックするために自転車ホイールの回転軸の周りで第1の方向に回転可能であり、前記ハブキャップは前記ハブキャップを自転車ハブから取り外すために自転車ホイールの回転軸の周りで第1の方向とは逆の方向に回転可能である。

本発明の第17の特徴によれば、ハブキャップ取り付け位置に取り付け可能な付属品を受け入れるよう構成されたハブキャップ取り付け位置を有する自転車ハブが提供される。

本発明の第18の特徴によれば、スマートフォンの保護ケースが提供され、前記ケースは自転車システムのスマートフォンホルダー内に収納することができ、自転車システムのスマートフォンホルダー内にしっかりと格納されるよう構成される。

本発明の第19の特徴によれば、自転車システムのスマートフォンホルダーのためのドックインサートが提供され、前記ドックインサートはスマートフォンの携帯ケースを受け入れ固定するよう構成され、前記ドックインサートは前記自転車システムのスマートフォンホルダーに受け入れられ固定されるよう構成される。

実施可能で好ましい本願発明の特徴を添付図を参照して説明する。しかしながら、前記を参照して示され記載された特徴は、本発明の幅広い技術的範囲を限定するものとして解釈するべきでないことを理解すべきである。本発明の上記及び他の特徴は、以下の図面を参照して単なる例示として記載する。

自転車システムの一例の斜め後方斜視図を示す。

ロックの分解図を示す。

ロックの解錠位置を示す。

ロックのロック位置を示す。

ハンドルバーの一例の詳細図を示す。

電子システムアーキテクチャを示す。

組み込まれた神経系統への電力アーキテクチャを例示する。

自転車を装置に登録する処理を表すソフトウェアフローチャートを示す。

自転車を装置に登録する処理を表すソフトウェアフローチャートを示す。

登録済みの装置を自転車にドッキングし自転車に認識されたとき生じうるソフトウェアフローチャートを示す。

登録済みの装置を自転車にドッキングし自転車に認識されたとき生じうるソフトウェアフローチャートを示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの左側前方斜視図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの右側後方斜視図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの平面図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの右側立面図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの正面図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの背面図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの左側立面図を示す。

スタンドとドッキングステーションとを有する自転車システムの底面図を示す。

ドッキングステーションを有する自転車システムの右側面図を示す。

ドッキングステーションを有する自転車システムの右側の前方斜視図を示す。

自転車システムにドッキングさせるためにスマートフォンを受け入れる、ハンドルバーに組み込まれたドッキングステーションの一例を示す。

自転車システムにドッキングさせるためにスマートフォンを受け入れる、ハンドルバーに組み込まれたドッキングステーションの一例を示す。

図4の電子システムアーキテクチャが自転車システムに組み込まれた部品を形成することを概略的に示す。

スプラッシュ画面を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

ワーニング画面を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

ホーム画面を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

自転車システムが走っている場合に別のホーム画面を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

ホーム画面を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

凍結アラートを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

凍結ワーニングを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

COワーニングを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

着色された背景でCOアラートを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

着色された背景でCOタイマーを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

デュアルワーニングを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

アプリケーションと結びつけた修正したスマートフォンのアイコンを用いたアラートを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

前記自転車システムと結びつけたスマートフォンのユーザーに提供された前記自転車システムに関するSMSアラートを示す。

前記自転車システムと結びつけたスマートフォンのユーザーに提供された前記自転車システムに関するアプリケーション告知を示す。

タブバーアラートを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

アプリケーションを走らせているスマートフォンと結びつけられている自転車システムの関する告知の告知リストを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

保守に関する告知のリストを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

スマートフォン及び自転車システムで用いるためのアプリケーションの種類の検索に応答してスマートフォンに生成されたアプリケーションのリストの例を左側に示し、左側のリストの最初のアプリケーションから出力された画面の例を右側に示す。

自転車システムの電源管理システムの一例を含む自転車システムの例示的概略図を示す。

自転車システムの電源管理システムを例示する。

スマートフォンのバッテリーの状態及び自転車システムのバッテリーの状態をアプリケーションでスマートフォンへの表示したもの例示する。

自転車システムの動力伝達系を例示する。

例示的自転車システムの一部として、3つの可能なハンドルバーの位置を1つの図に示す。

自転車システムのハンドルバーの位置を例示する。

例示的自転車システムの一部として、3つの可能なシートの高さを1つの図に示す。

スマートフォンを保持するスマートフォンホルダーを含む、自転車システムのハンドルバーを例示する。

自転車システムの左ハンドルバーを例示する。

自転車システムの右ハンドルバーを例示する。

スマートフォン(不図示)を保持するスマートフォンホルダーを含み、ハンドルバーがハプティックフィードバックを提供していることが概念的に示されている、自転車システムのハンドルバーを例示する。

自転車システムにドッキングされたスマートフォン上を走るアプリケーションにより表示された告知を例示する。

前記スマートフォンが前記自転車システムにドッキングされていないときでも、自転車システムの現在位置を示す地図画面を前記スマートフォン上に表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

前記スマートフォンが前記自転車システムにドッキングされていて、経路情報が提供されているとき、自転車システムの現在位置を示す地図画面を前記スマートフォン上に表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

前記スマートフォンが前記自転車システムにドッキングされていて、経路情報が提供されていないとき、自転車システムの現在位置を示す地図画面を前記スマートフォン上に表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

選択した目的地までの経路の算出を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

ナビゲーションが開始され、関連するハプティック出力が自転車システムのハンドルバーに提供されていることを表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

遠距離操縦に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

次の操縦に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

直ちに実行する操縦に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

遠距離操縦に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

次の操縦に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

直ちに実行する操縦に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

遠い目的地に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

目的地へのアプローチに関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

目的地への到着に関するガイダンスを表示し、関連するハプティック出力を自転車システムのハンドルバーに提供する自転車システムのアプリケーションを示す。

存在を知らせる音響を提供するフレームに組み込まれたスピーカーの例示的概略図を示す。

高密度経路照明を提供するフレームに組み込まれた投光要素を例示する。

ハブの左側にある第1のライトとハブの右側にある第2のライトとを含む前ハブを例示する。

サドルの後ろにあるライトを含むサドルを例示する。

ハブの左側にある第1のライトとハブの右側にある第2のライトとを含む後ハブを例示する。

点灯した前方に向く表示灯及び点灯した脇道に向く表示灯を例示する。

消灯した前方に向く表示灯及び消灯した脇道に向く表示灯を例示する。

前ハブライトが点灯し、後ハブライトが点灯し、減速表示器であるサドルライトが点灯している自転車システムを例示する。

自転車システムのクランク回転軸を回転できなくするロックが噛み合わされたロックシステムを例示する。

自転車システムのクランク回転軸からロックが解除されたロックシステムを例示する。

自転車システムを自転車スタンドに固定するために用いられてきた格納式のケーブルを例示する。

自転車システムに関する保守データを示す状態画面の一例を表示する自転車システムのアプリケーションを示す。

自転車システムの構成要素について保守に関する指令を提供する、自転車システムの構成要素に関する選択可能なタッチ画面アイコンの選択に応答して一連の画面出力が提供されるサンプルの一例を示す。

自転車システムの構成要素について保守に関する指令を提供する、自転車システムの構成要素に関する選択可能なタッチ画面アイコンの選択に応答して一連の画面出力が提供されるサンプルの一例を示す。

ユーザーにより選択可能なタッチ画面アイコンが選択された場合、それに応答して提示され、自転車システム保守に関するさらなるデータを提供する、画面出力の例を示す。

ユーザーにより選択可能なタッチ画面アイコンが選択された場合、それに応答して提示され、自転車システム保守に関するさらなるデータを提供する、画面出力の例を示す。

ユーザーにより選択可能なタッチ画面アイコンが選択された場合、それに応答して提示され、自転車システム保守に関するさらなるデータを提供する、画面出力の例を示す。

ユーザーにより選択可能なタッチ画面アイコンが選択された場合、それに応答して提示され、自転車システム保守に関するさらなるデータを提供する、画面出力の例を示す。

中央報告サーバーにレポートをユーザーが望んでいることを確認するためのユーザーへの確認画面を例示する。

自転車システムの後輪の上部に付属品を取り付けるためのプラットフォームを例示する。

荷物が取り付けられていない構成における、自転車システムの後輪の上部に付属品を取り付けるためのプラットフォームを例示する。

荷物が取り付けられている構成における、自転車システムの後輪の上部に付属品を取り付けるためのプラットフォームを例示する。

開放状態での自転車システムの梱包容器の一例を左側から示す。図56は閉鎖状態での自転車システムの梱包容器の一例を右側から示す。

停車中の自転車システムを例示する。

自転車システムの一例の上部前方右側面図を示す。

自転車システムの詳細な前方右側面図を例示するものであり、特に自転車システムのフロントライトが点灯していることを示している。

例示的自転車システムの、左ハンドルバー及びスマートフォンを保持するスマートフォンホルダーの詳細を示す。

例示的自転車システムの、ハンドルバー及び蓋が開いた状態のスマートフォンホルダーを含む自転車システムの一部を示し、前記スマートフォンホルダーはスマートフォンを収納するよう構成されている。

閉じた位置にある自転車ハブキャップを例示する。

ロックを解除した状態の自転車ハブキャップを例示する。

ロックを解除し取り外した状態の自転車ハブキャップを例示する。

日常使用のために専用保護・携帯ケースにはめ込むことができるハンドヘルド装置の、日常使用のための専用保護・携帯ケースを例示する。

自転車システムのドックにはめ込むことができるハンドヘルド装置を収納する携帯ケースを例示する。

日常使用のために専用保護・携帯ケースにはめ込むことができるハンドヘルド装置の、日常使用のための専用保護・携帯ケースを例示する。

専用ドックインサート用モデルの装置のために設計した、専用ドックインサートに取り付ける専用携帯ケースに取り付けられたハンドヘルド装置を例示する。専用ドックインサートは、自転車システムのドックに取り付けられる。

ここに開示した解決手段は、ハンドルバードッキングシステムを介してユーザーのスマートフォンに接続することで、ユーザーエクスペリエンスを高めるソフトウェア及びハードウェアが組み込まれた自転車システムに関する。ここに開示した解決手段は、電子装置上のソフトウェアとリンクしている、自転車のような、物品を固定するためのロックに関することもある。

ここに開示した解決手段は、乗り手とのインターフェースとしての役割を果たす、特定の機能を制御する内蔵型の電子装置及びハンドルバーに組み込まれたスマートフォンのような電子装置のドッキングシステムを具備する自転車システムに関する。自転車システムはまた、乗り手とのインターフェースに電子的にリンクされたロック機構を含むことができる。

内蔵型の電子装置を有する自転車システムが提供される。

1つの実施例では、自転車システムは、調整可能なシート及び調整可能なハンドルバーをさらに具備する自転車フレームと、ハンドルバー内に組み込まれた電子装置ドッキングシステムと、自転車フレームに組み込まれた多数の付属品を支えることができる前ハブキャップ及び後ハブキャップと、自転車フレームに組み込まれた電子装置であって、電子装置は自転車システムのバッテリー及び支持機構により電源供給を受けることを特徴とする電子装置と、自転車フレームのボトムブラケットに組み込まれたロックとを具備する。

1つの実施例では、自転車フレームは、継ぎ目なしであり、ハンドルバーの方向、シートの高さ、シートの傾きが調整可能となっている。ハンドルバーに組み込まれたドッキングシステムもまた調整可能となっている。継ぎ目のないフレームは、前ハブ、後ハブ、及びボトムブラケットをさらに具備する。カーボンファイバーベルト及び無断で自動トルクコントロールを行うようになった、ナノテクノロジーでコートされたスプロケットとプーリーで特徴付けられる無段変速機(CVT)と、オプションとして手動ギアチェンジとが後ハブに統合される。当業者であれば、前後のハブはまた、幼児用シート、荷物ラック、或いは、他の同様の付属品のような多くの専用付属品を支持することができることを認識するであろう。

自転車システムは、しっかりした盗難の抑止装置とロックシステムとをさらに具備することができる。このロックシステムは、他に例を見ない2重レベルの安全対策を提供することができる。第1のレベルは、自転車のボトムブラケットに組み込まれたボルトロックであり、このボルトロックはスマートフォンのような電子装置を、ハンドルバーに組み込まれたドッキングシステムにサイクリストが取り付けたとき解錠され、装置が取り外されたとき施錠される。ロックは、サポートブラケットとばね仕掛けの可動クランプとを有することができる。安全対策の第2のレベルはフレームに組み込まれた格納式のケーブルである。このケーブルは、自転車を自転車ラック、照明ポール、及び他の街路備品に固定するために用いることができる。ロック及びケーブルは両方とも、盗みの企てを検出し、車上の電子警報を発生させ、自転車システム所有者に警告することができる。

自転車システムは、組み込まれた、エネルギー発生システム、蓄電システム、及び充電システムをさらに具備することができる。エネルギーシステムは、前後ハブ、前ハブに組み込まれた機械的発電機、フレームに内蔵されたバッテリー、及び、フレーム上の充電ポートからなる。1次蓄電ユニットは、機械的発電機により徐々に充電されたとき、全日にわたって、十分なシステム性能を確保する、リチウムイオンバッテリーとすることができる。リチウムバッテリーが望ましいが、当業者であれば他のバッテリータイプも可能であることを認識するであろう。しかしながら、自転車システムは、長期にわたる不使用によりバッテリーが放電してしまった場合にそなえ、フレームに設けたDC充電ポートを有する。

自転車システムは、完全に組み込まれた、フレームに内蔵された電子システムをさらに具備することができる。電子システムは、アプリケーションプロセッサ、トランシーバーモジュール、ブルートゥース、近距離通信(NFC)、等の有線技術又は無線技術、システムメモリ、乗員がアクセスできるフラッシュメモリ、ユーザーインターフェース、及び、CVT、スマートバッテリーチャージャー、ジャイロスコープ、心電図記録(EKG)センサー、完全に組み込まれた照明システムのような、自転車システムの機能を制御するセンサープロセッサを具備することができる。電子装置は、任意の数の望ましい機能を制御することができ、機能は上にあげたリストにより決して限定されないことが予想される。照明システムは、白色のステム投光ライト、サイドバー表示ライト、前後のライト、両サイドにある存在告知ライト、シートにある存在告知ライト、及び、左側のCVTボタンを具備する。どれだけの数のライトでも、ユーザーの求める結果を達成するために自転車フレーム上で用いられる。照明システム及びそれに付随するライトにより、高い視認性がもたらされ、路上の他のユーザーに気づかれる度合いが高くなり、ユーザー及びその周囲に対する安全性を高めることとなる。

アプリケーションプロセッサは、乗り手へのハプティックフィードバックの振動、自転車スタンド、ケーブルロック、ホーン、ロック機構、及び、ハンドルバーに組み込まれたドッキングシステム上にユーザーのスマートフォンがあることの検出を管理することができる。さらにユーザーエクスペリエンスを強化するために、自転車は、一酸化炭素レベル、温度値、湿度、照明レベル、ノイズレベル、及び、進行方向、速度、加速度、方角を含むがこれらに限定されないさまざまな周囲データを提供する進化したセンサー群を装備することもできる。自転車システムが自己の周囲データを取り込んだとき、測定値は、遠隔からユーザーが検討した時に見つけるものより正確である。

上述の機能のカスタマイズされたユーザーフレンドリーな管理は、ハンドルバーに組み込まれたドッキングステーションにドッキングすることで、自転車システムと同期し通信することのできるユーザーのスマートフォン上のアプリケーションを介して行うことができる。ユーザーはまた、電子装置がドッキングされていないとき移動体通信ネットワークを用いて自転車システムと通信することができる。地図作成及び進路変更ごとのナビゲーションのような機能には、自転車システムが動作中に乗り手がアクセスすることができる。その間ずっと、自転車システムは、ハプティックスを用いることができ、最適な安全性を確保するためにユーザーに音による警告を提供することができる。

ユーザーと、ここに開示した解決手段とを統合するポイントは、ハンドルバーに組み込まれたスマートフォンドッキングステーションである。初期登録及び同期処理を完了させた後、ドッキングステーションに設置したとき、自転車システムによる認識ソフトウェアにより特定される電子装置上に、ユーザーはアプリケーションをダウンロードしてインストールすることができる。当業者であれば、電子装置は、情報の送受信ができる限りにおいてスマートモバイルフォン又は他の同様の電子装置が好ましいことが分かるであろう。所有者のスマートフォンであると認識されると、自転車システムに組み込まれたソフトウェアにより、スマートフォンの画面に、カスタマイズ可能な「ウエルカム画面」を送り出し表示することができる。潜在的なユーザーが自転車システムに登録されていない装置を設置しようと試みた場合、「不正画面」を装置ポップアップし、盗難の可能性を警告する信号を、登録された所有者の登録された装置に送ることができる。加えて、登録された所有者は、登録されていない装置がドッキングされたときアラーミング状態にするよう自転車システムのホーン及びライトをプログラムすることができる。同様に、登録された所有者は、スタンドが引き上げられた場合、又はドッキングステーション上に登録された装置が設置されていないのにケーブルロックが切断された場合に、アラーミング状態にするよう自転車システムのホーン及びライトをプログラムすることができる。

登録された装置が、ドッキングステーションを介して、組み込まれたソフトウェアにより認識された場合、ユーザーにサインインを促すことができる。承認されたIDとパスワードが入力されると、自転車システムのナビゲーション画面がドッキングされた装置に表示される。装置が認識された最初のときが暦日と結びつけられとき、「ワーニング画面」が現れ、常識的なサイクリング安全アドバイスが提示される。ユーザーにより「ワーニング画面」が手動で解除された後、「自転車停止中」画面が表示され、自転車システムを使用する準備が完了する。動くと同時に、「自転車停止中」画面は、「自転車運転中」画面に置き換わる。この手法の動作認識ソフトウェアは、動作を検出し、乗車中と停止時とは違うように要素を隠し/表示する。例えば、詳細な地図は、自転車が停止しているとき表示される一方、自転車の速度は、自転車運転中に表示される。さらに、自転車運転中が検出されたとき、乗り手の操作を妨げないで安全性を確保するために、画面入力はロックされる。

この解決手段の他の特徴は、指令を中継するためのハプティックフィードバックを用いる、オンボードのナビゲーションシステムとなることである。例えば、停止位置から、ユーザーは、ドッキングされた装置に目的地をプログラムすることができる一方、自転車システムのナビゲーションシステムは、算出して、経路をドッキングされた装置の画面に表示することができる。ユーザーが一旦動きだすと、「自転車運転中」画面が引き出され、サイクリストを目的地まで導く案内標識を表示する。曲がる必要があるとき、ハンドルバーグリップ内に埋め込まれた振動モーターがサイクリストに正しい方向を示唆する。例えば、左手グリップが2回うなることでサイクリストは次に左方向に曲がる必要があることを示す。ユーザーがコースを外して自転車を運転した場合には、経路を再度算出することもできる。

第2の例において、ここに開示した解決手段は、施錠又は解錠すべきもの、電子装置、及び、施錠機構とからなるものに電子装置をリンクするためのロックに関し、施錠機構は電子装置とリンクされている。1つの例では、ロックは、自転車システムのボトムブラケットに統合され、自転車システムに組み込まれたソフトウェアを介してドッキングステーションに電子的に接続されている。登録された装置がハンドルバーに組み込まれたドッキングシステムに設置され、自転車システムに組み込まれたソフトウェアにより認識されたとき、ロックが解錠され、自転車システムのクランク回転軸を動かすことが可能となる。ロックは、登録された装置がドッキングステーションから取り去られたとき施錠される。登録された装置がドッキングステーションから取り去られたとき、電子信号がロックに送られ、ばね仕掛けの動くクランプが、クランク回転軸へと下がってゆき、回転軸が回らないようにしペダルを動かせないようにする。

自転車システムが盗まれた場合又はロックが改変されたり壊されたりした場合、自転車システムは、自転車システム又はロックの状態に関するメッセージを送ることによりユーザーの電子装置に通知することができる。自転車システムは次いでその位置を、主として盗難を防ぐユーザーの電子装置に送ることもできる。

この例及び他の例については、添付図及び以下の詳細な説明を参照することにより十分に理解できよう。

自転車システム(1)は、前ハブ(8)、後ハブ(14)、及びボトムブラケット(10)を有する継ぎ目のないフレーム(16)を具備することができる。シート(2)及びハンドルバー(6)は、個々のユーザーに合わせて調整可能とすることができる。

主要な機能は、電子装置(5)をハンドルバーに組み込まれたドッキングシステム(4)に設置することにより自転車の結合性を装置に実現させることができる。

動力伝達系の変速機(CVT)(21)ha,後ハブ(14)で自転車に統合することができ、従来のチェーンシステムより滑らかに静かに動作させるためにカーボンファイバーベルト(12)を用いることができる。図1に一例を示す。

自転車システム(1)は、ユーザーがスマートフォン又は同様の装置を、自転車システム(1)にリンクされたドッキングステーションに設置したとき、施錠及び解錠する統合型ロックで特徴づけることができる。このロックは、クランク回転軸(12a)で自転車システムに接続することができる。一例を図2a、2b及び2cに示す。

ロック(15)は、サポートブラケット(6z)及びばね仕掛けの可動クランプ(11)とで構成することができる。ロックは、自転車システムのボトムブラケット(10)内に組み込まれたロッキングポイント(2a)で自転車システムのクランク回転軸(12a)の取り付けることができる。スプリング(13a、13b)は、施錠又は解錠されたときのクランプ(11)の圧縮点を提供する。図2cは、噛み合わされた、施錠状態のロックの一例を示す。ロック(15)は、電子装置(5)から、クランプ(11)を回転軸(12a)の周囲位置に移動させるロック信号を受け取ることができる。ロックが噛み合わされると、ペダルクランク(4a、4b)が無効となり動かすことができなくなる。これにより、自転車システムを動かすことができなくなる。図2bは、解き放された解錠状態のロックの一例を示す。解き放すために、ロック(15)は、電子装置(5)から、クランプ(11)を上方に動かし回転軸(12a)を自由にするアンロック信号を受け取ることができる。

1つの例では、自転車システムは、ユーザーエクスペリエンスを強化するよう設計されている。ユーザーと自転車との間の主なやり取りはハンドルバーで行われる。ユーザーの電子装置(5)のドッキングステーション(4)がハンドルバーに統合されている。電子装置(5)は、オンスクリーン制御を提供してユーザーに情報をフィードバックし、例えば、自転車の現在の伝動状態を示す、CVT表示器(7)のような機能を有する。ハンドルバーは、右折信号(8a)、左折信号(8b)、ホーン、投光ライト、自転車アプリケーションの着手、自動から手動への切り替え又はその逆の切り替えのような、自転車システムの機能を制御するための右スイッチ(6a)及び左スイッチ(6b)をさらに具備する。一例を図3に示す。

伝達作用及びハンドルバー制御がもたらされる。CVTは、自転車電子装置からの作用入力によりセルフコントロールされるようにすることができる。ハンドルバースイッチは、自転車の照明、ホーン、変速機、及び他の機能の制御をおこなうことができる。ナビゲーションのために、来るべき/現在の、左折表示ライト(30a)を表示することができる。ナビゲーションのために、来るべき/現在の、右折表示ライト(30b)を表示することができる。(「表示ライト」は米国英語では通常「方向表示器」を意味する。)自転車CVT表示器(7)を用意することができる。左側スイッチ(6b)は、方向表示器、ホーン、及び、投光ライトを制御することができる。右スイッチにより、ひと押しで、右折信号のオン/オフを切り替えることができる。右スイッチを長く押すことで投光ライトのフラッシュ機能のオン/オフを切り替えることができる。中央スイッチにより、これを押している間じゅうホーンを鳴らすことができる。左スイッチにより、ひと押しで、左折信号のオン/オフを切り替えることができる。左スイッチを長く押すことで投光ライトのオン/オフを切り替えることができる。左側グリップ(32a)のハプティックフィードバックはターンインジケータをナビゲーションするために用言いすることができる。右側グリップ(32b)のハプティックフィードバックはターンインジケータをナビゲーションするために供給することができる。右側スイッチは、変速機及び自転車アプリケーション制御のコントロールを行うことができる。左スイッチは、(自動で)ゆるくの選択による、又は、(手動により)一段ギアを下げることによる変速機の設定を行うことができる。中央スイッチは、ひと押しで、自動変速と手動変速とを切り替えることができる。中央スイッチを長く押すことで、現在自転車アプリケーションが走っていない場合に、自転車アプリケーションを立ち上げることができる。右スイッチは、(自動で)きつくの選択による、又は、(手動により)一段ギアを上げることによる変速機の設定を行うことができる。変速モードはアプリケーションメモリに保存することができる(自転車は最後の設定を記憶している)。自動と手動との間の切り替えは継ぎ目のない乗車スタイルが得られることを目的とする。アプリケーションは自動モードで立ち上げるべきである。自転車のドッキングは登録のチェックから始めることができる。スマートフォンが有効であることを確認した後、周辺ライトセンサーにより投光ライト及びNOPライトを点灯することができる。1つの例を図3に示す。

図4を参照すると、自転車システムの神経系統をなす電子システムが示されている。図5は、対応する電力アーキテクチャの1つの例を示す。図4及び図5により、ユーザーの指令を種々のプログラムされた出力とするために、組み込まれたソフトウェアシステムの種々の構成要素が相互に作用する、方法及び順序の1つの例が示される。

自転車システムの例示的な電気システムでは、アプリケーションプロセッサがGSM、GPS、及びブルーツゥース+強化されたデータレート(BT+EDR)アンテナと接続されている。アプリケーションプロセッサは、USBコネクタ、システムメモリ(ダブルデータレート(DDR)メモリ、及び、フラッシュメモリを含む)、システム記憶装置(マイクロSDHCを含む)、ラウドスピーカ、デバッグコネクタ(RS−232、ジェイタグ(JTAG)、及び、マイクロUSBを含む)と接続されている。アプリケーションプロセッサは電力再生及び管理機能と接続されている。アプリケーションプロセッサは、ユニバーサル同期/非同期受信器/送信器(USART)、及び、汎用入力/出力(GPIO)インターフェースを介してセンサーマイクロコントローラ(MCU)と接続されている。センサーマイクロコントローラ(MCU)は、デバッグコネクタ(UART0及びJTAGを含む)と接続されている。センサーマイクロコントローラ(MCU)は、USB接続を介してスマートフォン(例えば、iphone)ドックと接続されている。センサーマイクロコントローラ(MCU)は、通信(例えばアナログ・ディジタル変換器(ADC))により周辺ライトセンサー、温度センサー、湿度センサー、及び、COセンサーと接続されている。センサーマイクロコントローラ(MCU)は、加速度計及び磁力計、気圧高度計、CVT、スマートフォン認証、ジャイロスコープ、及び、バイオメトリックセンサーと接続されている。センサーマイクロコントローラ(MCU)は、ステム投光ライト、サイドバー表示ライト、前方左NOPライト及び前方右NOPライト、後方左NOPライト及び後ろ方右NOPライト、サドル取り付けNOPライト、CVTボタン、ハプティックフィードバック、スタンド、ケーブルロック、照明ボタン、ピエゾブザー、及び、クランクロックと接続されている。自転車システムの例示的な電気システムは、図4に示されている。

自転車システムの例示的な電力アーキテクチャでは、自転車システムの発電機からの出力は、ブリッジ整流器及び大容量コンデンサを通って、例えば単一出力12Vの充電電圧を出力するメインシステムのスマートバッテリーチャージャーに送られる。代替的に、自転車システムが停止し施錠されているとき、19〜24V、4Aの外部AC及びDC電源から、システムバッテリーチャージャーに電源供給することができる。システムバッテリーチャージャーからの出力は、例えば、12V又は16.8Vでメインシステムバッテリーに供給される。メインシステムバッテリーの出力は、USB電流制限器を介してUSB充電ポートに5V、1.5A(最大2A)を供給するために、7.4Vで2.2アンペアアワーを蓄電することのできる2次バッテリーを充電するために、7.4Vで用いることができる。メインシステムバッテリーの出力は、COセンサー、LED照明電源、或いは、クランクロックステッピングモーター駆動器へ5V、2.5A(調整器)出力を提供することができる。メインシステムバッテリーの出力は、センサーMCU、又はセンサーへの電源供給のために3.3V、350mA(調整器)で用いることができる。メインシステムバッテリーの出力は、自動変速機への電源供給のために12V、1Aで用いることができる。メインシステムバッテリーの出力は、GSM/GPSユニット、ブルートゥースインターフェース、及び、アプリケーションプロセッサへの電源供給のために3.8V、2A(調整器)で用いることができる。自転車システムの電力アーキテクチャの1つの例を図5に示す。

図6a(a)、図6a(b)、図6b(a)、及び図6b(b)は、ソフトウェアフローチャートであり、自転車へのアクセスを獲得するために認識されていない装置を登録するための段階的処理(図6a(a)、図6a(b))、及び、登録済みの装置を有する自転車の始動の例を示す(図6b(a)及び図6b(b))。図6b(a)及び図6b(b)はさらに、「ワーニング画面」、「自転車停止中」画面、及び、「自転車運転中」画面の外見を示す。

ダウンロードのためのスマートフォンアプリケーションを提供するサーバーが用意される。ユーザーはサーバーで登録することができ、自分のスマートフォンにリンクされたアカウントを獲得することができる。ユーザーはサーバーで登録することができ、自分の自転車システムにリンクされたアカウントを獲得することができる。サーバーで登録したユーザーは、スマートフォン及び自転車システムに自分のアカウントをリンクさせることができる。

スマートフォンとリンクされているが自転車システとリンクされていないアカウントを有するユーザーは、サーバーから、自転車システムで用いるためのアプリケーションであるアプリケーションをダウンロードすることができる。スマートフォンとリンクされているが自転車システとリンクされていないアカウントを有するユーザーは、サーバーから、自転車システムで用いるためのアプリケーションであって、自分のスマートフォンでそのアプリケーションを走らせるアプリケーションをダウンロードすることができる。そのようなアプリケーションを走らせるとスプラッシュ画面が提示され設定画面がそれに続く。スマートフォン上には、ユーザーが自転車システムを自分のアカウントをリンクさせていないので、ホーム画面又はステータス画面は表示されないことがある。スマートフォンとリンクされているが自転車システとリンクされていないアカウントを有するユーザーに、サーバーは、自転車システムに用いることができるアプリケーションを列挙する画面を提供することができ、これは、自転車システムに用いることができるアプリケーションの展示するものとすることができる。関連する1つの例を図6a(a)に示す。

スマートフォンとリンクされているが自転車システとリンクされていないアカウントを有するユーザーは、サーバーから、自転車システムで用いるためのアプリケーションであるアプリケーションをダウンロードすることができる。スマートフォンとリンクされているが自転車システとリンクされていないアカウントを有するユーザーは、サーバーから、自転車システムで用いるためのアプリケーションであって、自分のスマートフォンが自転車システムにドッキングされているときにマートフォンでそのアプリケーションを走らせるアプリケーションをダウンロードすることができる。そのようなアプリケーションを走らせると、初期画面が表示されることがある。初期画面は、サインインオプション又は参加オプションを提供することができる。サインインオプションでは、ユーザー名及びパスワード、又は電話番号及びパスワードを提示するなどして、サーバーにて自分の登録したアカウントにユーザーがサインインすることができる。サインインの後、ユーザーに登録されたユーザーアプリケーション設定画面を提供することができる。参加オプションでは、ユーザーは、自分の一意的なIDをもつ自分の特定の自転車システムがサーバーで登録されたアカウントとリンクされるべき特定の自転車システムであることを確認することができる。ユーザーは、自分のEメール、電話、パスワードを提示し、パスワードを確認することで参加することができる。次に、アプリケーションは、ユーザーに登録ユーザーアプリケーション設定画面を提示することができる。

スマートフォンとリンクされていて、自転車システとリンクされているアカウントを有するユーザーは、サーバーから、自転車システムで用いるためのアプリケーションであるアプリケーションをダウンロードすることができる。スマートフォンとリンクされていて、自転車システとリンクされているアカウントを有するユーザーは、サーバーから、自転車システムで用いるためのアプリケーションであって、自分のマートフォンでそのアプリケーションを走らせるアプリケーションをダウンロードすることができる。スマートフォンとリンクされていて、自転車システとリンクされているアカウントを有するユーザーは、サーバーと接続されているときに、自転車システムのデータを見ることができ、或いは、ドッキングされた自転車システムにアクセス又は解錠することができる。スマートフォンとリンクされていて、自転車システとリンクされているアカウントを有するユーザーが、自分のスマートフォン上のアプリケーションを走らせると、第1の段階で、アプリケーションは、ユーザーが登録されたユーザーであるかどうかを点検することができる。第2の段階で、アプリケーションは、自転車システムに対する権利を有するゲスト、又は全面的に登録された所有者のような、登録されたユーザーのタイプを点検することができる。ユーザーが自転車システムに対する権利を有するゲストである場合、アプリケーションは、スマートフォンが自転車システムにドッキングされているかどうかを点検することができる。ドッキングされていない場合、ホーム画面で、スマートフォンが自転車システムにドッキングされていないことを告知することができる。ドッキングされている場合、ユーザーが安全に運航できることを通知するワーニング画面を表示することができる。ユーザーが自転車システムの全面的に登録された所有者である場合、アプリケーションは、スマートフォンが自転車システムにドッキングされているかどうかを点検することができる。ドッキングされていない場合、ホーム画面で、スマートフォンが自転車システムにドッキングされていないことを告知することができる。ドッキングされている場合、スマートフォンが自転車システムにドッキングされていること、或いは、自転車システムの現在の速度のような情報の表示祖行うことができる。関連する例を図6b(a)及び図6b(b)に示す。

本明細書及び特許請求の範囲全般において、「具備する」との語及びそれに派生する語は、逆のことを明示していない限り、又は、文脈から他の意味に解する必要がない限り、限定することを意味するのではなく含んでいることを意味するものである。すなわち、「具備する」との語及びそれに派生する語は、直接的に言及し、列挙した構成要素、直接ステップ、又は特徴のみならず、具体的に列挙していない他の構成要素、ステップ、又は特徴も、逆のことを明示していない限り、又は、文脈から他の意味に解する必要がない限り、含んでいることを示すものである。

本解決手段の精神及び技術的範囲から逸脱することなく、ここに記載した解決手段の方法に対して多くの修正及び変更を行うことができることは、当業者には理解できるであろう。

調整可能なシート及び調整可能なハンドルバーをさらに具備する自転車フレーム、前記ハンドルバーに組み込まれた電子装置ドッキングシステム、前記自転車フレームに組み込まれた多数の付属品を支えることのできる前ハブキャップ及び後ハブキャップ、前記自転車フレームに組み込まれた電子部品であって、前記電子部品はバッテリーにより電源供給がなされ前記自転車システムの機能を支えることを特徴とする電子部品、及び、前記自転車フレームのボトムブラケットに組み込まれたロックを具備する自転車システムが提供される。

前記自転車システムは、組み込まれたエネルギー発生、貯蔵、及び充電システムをさらに具備することができる。

前記自転車システムは、ナノテクでコーティングされたスプリケット及びプーリーを有する後ハブに組み込まれた無段変速機をさらに具備することができる。

前記自転車システムは、カーボンファイバーベルトをさらに具備することができる。前記自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれたユーザーインターフェースをさらに具備することができる。前記自転車システムは、完全に組み込まれた、存在を知らしめるための照明システムをさらに具備することができる。前記自転車システムは、盗難抑止システムをさらに具備することができる。前記自転車システムは、前記ボトムブラケットに組み込まれた、ボルトで留めるロックをさらに具備することができる。前記自転車システムは、フレームに組み込まれた格納式のセキュリティケーブルをさらに具備することができる。

前記自転車システムは、前記電子装置が、携帯電話、スマートフォン、又は他の携帯端末であるようなものとすることができる。

前記自転車システムは、前記電子装置が、信号の送信及び受信を行うようなものとすることができる。

前記自転車システムは、前記電子部品が、ユーザーインターフェース、アプリケーションプロセッサ、及び、センサープロセッサをさらに具備するようなものとすることができる。

前記自転車システムは、前記アプリケーションプロセッサが種々の機能を制御するようなものとすることができる。

電子装置を物品にリンクさせるためのロックを含み、施錠又は解錠されるべき物品、電子装置、及び、前記電子装置にリンクさせた施錠装置を具備する自転車システムが提供される。

前記ロックは、施錠装置がサポートブラケット及び可動クランプをさらに具備するようなものとすることができる。

前記ロックは、前記可動クランプがばね仕掛けのものであり、前記サポートブラケットがロックすべき物品に取り付けられるようなものとすることができる。

前記ロックは、前記電子装置から前記物品を施錠又は解錠するための信号を前記ロックが受け取るようなものとすることができる。

自転車システムのスマートフィーチャー(smart features)を可能とするために電子装置を自転車システムにリンクさせるステップを具備する、自転車システムを電子的に制御する方法が提供される。

前記方法は、前記ステップが、電子装置をドッキングシステムに設置するステップ、前記ドッキングシステムから信号を種々の自転車システム構成要素に送るステップ、及び、前記構成要素があらかじめプログラムされた出力で応答するステップを含むようなものとすることができる。

図7〜図14の開示には、図示の通りホイール、スタンド、及び、ドッキングステーションを含む、自転車フレームの装飾的デザインが含まれる。図7〜図14は、自転車システムの1つの例を提示している。 (導入) 1つの例では、消費者が即座に自分たちが求めたいたものと認める自転車が提示される。1つの例では、スマートフォンのライフスタイルを拡張し強化するために具体的に想像された世界で最初の自転車システムである、自転車システムが提示される。優美な斬新的なデザインのスマートフォンを継ぎ目なく組み込むことができ、形状と機能とが他の追従を許さないバランスをもたらすものであり、われわれは、現存する及び将来のスマートフォンの消費者等に共感を呼ぶものであると強く信じている。実施例を図7〜図16に示す。

1つの例では、前記自転車システムは、自転車がどのようなものなのかについて一般的な消費者の期待から始まり、次いで、その計算された、性能、技術、人間工学、信頼性、安全性、及び美しさの融合により、これらの期待を明らかに凌駕するものである。1つの例では、前記自転車システムは、そのスポーツ用の/実用的な起源から、先駆的な都会での移動性にサイクリングの発展を推し進める。これは、「用意周到なプレミア」を発信し、「プロ級の」そして「精密機械」を意味し、スタイル、快適さ、安全、及び、安心、とはそぐわない乗り心地を提供する。

このもくろみを果たすために、消費者主義に焦点を合わせることを保持しながら具体的に考え出した例示的な重要な特徴の集合を開発した。ここに、重要な特徴を示し、各機能の開発及び全体に対するそれぞれの役割の周到なそして全ての機能を詳細に提示する。われわれは、情報量の多い楽しみを以下に見つけてほしい。 (特徴) 1つの例では、自転車システムは洗練された、スマートフォンで機能強化された都市型自転車である。1つの例では、洗練された自転車システムは、スマートフォンを今までにないユーザーエクスペリエンスをもたらすために具体的に考え出された多くの機能と結合することで導き出された。 (接続性) 1つの例では、自転車システムは、認証されたスマートフォンと、例えばiOS6.x又はそれ以降のバージョンが走るiPhone4又は5と、多くの革新的な方法で継ぎ目なくつながる。 (スプリングポート(SpringPort(商標))) 1つの例では、スプリングポートは、すなわち、装置と自転車との接続を行う主要な機構は、洗練された、ハンドルバーに組み込まれたドッキングステーションである。「スプリングポート」の装置は、光学的品位の、タッチコンプライアントカバー及びシリコンシールがなされた、機械加工されたレキサン(Lexan(登録商標))を含むアルミニウム本体でできたIP65定格の、湿度、埃、及び振動に対応できる容器に収納される。(このIP規格は、International Protection Markingのことであり、IEC規格60529によるもので、しばしば、侵入保護表示、及び侵入(手や指のような体の一部を含む)、塵埃、突発的な接触、及び水からの保護の程度と解釈される。これは、国際電気標準会議(IEC)から刊行されている。) 1つの例では、自転車システムは、ユーザーが現在の装置のモードで使うために容易にスプリングポートを適合させることのできる互換性のあるトレイ(例えば、ポリカーボネートトレイ)を備える。さらに、1つの例では、トレイのデザインは、将来のスマートフォン装置の形状因子との互換性を保持するために容易に更新可能になっている。1つの例では、「スプリングポート」のスマートフォン装置は、労力を要しないものであり、一度完成させると、例えば、 ・装置の一意的な識別コードの発見 ・装置を自転車システムの神経系統との接続 ・自転車システムの盗難抑止システムの解除 ・自転車システムの相手となるスマートフォンアプリケーションの立ち上げ ・装置のバッテリー状態の判断及び必要に応じて充電の開始 を含む一連のタスクを促す。

図17及び図18は、自転車システムとドッキングさせるためにスマートフォンを収容するハンドルバーに組み込まれたドッキングステーションの例を示す。 (スプリングスマート(SpringSmart(商標))) 1つの例では、一旦「スプリングポート」に収納されると、装置がスプリングスマートと、すなわち、自転車システムのフレームに内蔵され神経系統とアクセスすることができる。スプリングスマートは、 ・プロセッサ(例えば、MFi認証が走るARMのCPU) ・トランシーバーモジュール(例えば、BTLE、GSM、GPRS、EDGE、UMTS、GPS、及び、HSPA+を含む) ・電源供給を受ける、マルチバンドアンテナ ・Micro−SDHCシステムメモリ ・乗り手からアクセスできるフラッシュメモリ を含むことができる。

スプリングスマートは、例えば、一酸化炭素、温度、湿度、ライト、騒音レベルのみならず、行き先、速度、加速度、及び、方角のような物理データも含む、多くの周囲データを提示する先進的なセンサー群である、スプリングセンス(SpringSense(商標))を組み入れることもできる。

1つの例では、自転車システムは、主要なスプリングスマートの堅固なシステム管理能力のおかげで、非常に少ない電力消費量を達成している。スプリングスマートは、センサーを保護し、アプリケーションが必要な範囲だけにアクセスするようにして、残りを休止状態に維持することができる。1つの例では、スプリングスマートはまた、アクティブなアプリケーションでぴったり必要とされる程度に、アンテナに電源供給を行う。図19に、図4の電子システムアーキテクチャが自転車システムの一体的な一部分を形成していることを概略的に示している1つの例を示す。 (スプリングアプリケーション(SpringApp(商標))) 1つの例では、スプリングアプリケーションは、自転車システムに付随するスマートフォンアプリケーションである。ダウンロードに続いて、1つの例では、同期化機能により、新しいユーザーを特定の装置を特定の自転車システムと結びつける。同期化の後、ユーザーは、 (同期化) ・装置の、追加した自転車とのペアリング/特定の自転車とのペアリング解除 (共有) ・カスタマイズ可能な、環境にやさしい自転車システムのゲストユーザーとの共有、主要ユーザーは、ゲストユーザーに承諾するアクセスのタイプを管理する一方、セキュリティー機能に対して管理者レベルの制御を維持する (検出) ・サイクリングの中心、進路変更ごとのナビゲーション(TBTN) ・不明/盗難自転車システム追跡 ・遠隔盗難アラームの活性化 (状態) ・重要な構成要素の状態についてのデータへのアクセス、及び、自転車システムのシステム課題に関して遠隔支援の要求があるたびに、ユーザーへの保守に関する提言 を含むスプリングアプリケーションの機能にアクセスすることができる。 (自転車システムのスプリングアプリケーションの機能の例) 自転車システムのアプリケーションが、自転車システムにドッキングされたスマートフォンを走らせたとき、アプリケーションは、スプラッシュ画面の表示から始めることができる。1つの例を図20aに示す。アプリケーションは、ワーニング画面を表示し、ユーザー自転車システムで安全に運航することを要求することができる。1つの例を図20bに示す。自転車システムが停止している場合ホーム画面を表示することができる。1つの例を図20cに示す。自転車システムが動いている場合、別のホーム画面を表示することができる。1つの例を図20dに示す。ホーム画面は、1以上の速度計、自転車システムのユーザーが消費したものと計算されるカロリー、乗車タイマー、COメーターの読み、高度計の読み、及び、タブバーを表示することができる。1つの例を図21に示す。アプリケーションは、凍結アラートを表示することができる。1つの例を図22aに示す。アプリケーションは、凍結ワーニングを表示することができ、凍結状況がなくなるまでこれを表示することができる。1つの例を図22bに示す。アプリケーションは、COワーニングを表示することができる。1つの例を図23aに示す。アプリケーションは、COアラートを表示することができる。COアラートは、背景に色を付けること、例えば、オレンジ色の背景にすることができる。1つの例を図23bに示す。アプリケーションは、COワーニングが所定の時間を超えて持続していることを示すことができるCOタイマーを表示することができる。COタイマーは、背景に色を付けること、例えば、赤色の背景にすることができる。1つの例を図23cに示す。アプリケーションは、デュアルワーニング、例えば、COワーニングと凍結ワーニングとを表示することができる。1つの例を図23dに示す。アプリケーションは、アプリケーションと関連付けられたスマートフォンアイコンの修正版を用いてアラートを表示することができる。1つの例を図24に示す。自転車システムに関するSMSアラートを、自転車システムと関連付けられたスマートフォンのユーザー提示することができる。SMSアラートは、自転車システムを特定することができ、SMSメッセージテキストを含めることができる。1つの例を図25に示す。自転車システムに関するアプリケーション告知を、自転車システムと関連付けられたスマートフォンのユーザーに提示することができる。アプリケーション告知は、自転車システムを特定することができ、テキストを含めることができる。1つの例を図26に示す。ホーム画面がタブバーアラートを提示することができる。1つの例を図27aに示す。アプリケーション検索画面は、スマートフォンが走らせているアプリケーション関連付けられている自転車システムに関する告知のリストを提示することができる。1つの例を図27bに示す。告知に関する保守を列挙したアプリケーションにより、状態表示画面を提示することができる。1つの例を図27cに示す。 (自転車システムに似合うもの) サードパーティの開発者が、スプリングアプリケーションに加えて、自転車システムに合わせたアプリケーションを設計するためにSDK(ソフトウェア開発キット)を提供することができる。盛大なアプリケーションマーケットは、ユーザーエクスペリエンスを強化することができ、スマートフォンを全く期待していなかった経路を通って新しいマーケットにまで広げることに貢献することができる。「自転車システムC」に「似合う」(または、「MfC」)として認定されたアプリケーションを、自転車システムの「アプリケーションマーケットプレース」サイト、及び、スプリングアプリケーションに、要約及び批評とともに公開することができ、この2つの場所からユーザーが直接アプリケーションをダウンロードできるようにすることができる。

スマートフォン及び自転車システムで用いるアプリケーションを提供することができる。そのようなアプリケーションは、アプリケーションの範疇として、スマートフォンを用いてユーザーにより検索することができる。そのようなアプリケーションの一覧表をスマートフォンを用いて、その範疇のアプリケーションの検索に応答して、提示することができる。図28(左側)は、スマートフォン及び自転車システムで用いるための範疇のアプリケーションの検索に応答して、スマートフォン上に生成されたアプリケーションの一覧表を例示する。図28は、スマートフォン及び自転車システムで用いるための範疇のアプリケーションの検索に応答して、スマートフォン上に生成されたアプリケーションの一覧表(左側)の最初のアプリケーションから出力された画面(右側)をさらに例示する。スマートフォン及び自転車システムで用いるためのアプリケーションの広告を、スマートフォン及び自転車システムで用いるためにアプリケーションの一覧表に提示することができる。 (電力) 1つの例では、自転車システムは、電気システムに電源供給する独自の容量を持つのみならず、同時にスプリングポート装置を充電する能力も持つ。さらに、自転車システムにしばらく乗らなかったような起こりそうもない場合に、ユーザーは、AC/DC電源チャージャー及びフレーム上のDC充電ポイントにより、自転車システムのオンボード電力発生能力を追加できることで、満足が得られる。 (スプリングスパーク(SpringSparc(商標))) 1つの例では、スプリングスパークは、自転車システムの独創的なエネルギー発生システム、蓄電システム、及び充電システムである。これには、前ハブ及び後ハブに組み込まれた機械的発電機、フレームに内蔵されたバッテリー、及び、フレームに設けた充電ポートが含まれる。

1つの例では、スプリングスパークの1次蓄電ユニットは、50Wのリチウムイオンバッテリーである。1次バッテリーをフル充電すると、途中で充電することなく自転車システムに6時間電源供給することができる。徐々にスプリングスパークの機械的発電機により充電したとき、1次バッテリーは1日中フルにシステムの性能を確保することができる。しかしながら、長期にわたる保存により、万一1次ユニットが完全に放電してしまった場合、1つの例では、スプリングスパークのフレームにあるDC充電ポイントを介して、その国の仕様にあったAC/DC12V/90Wチャージャーにより、急速に動作可能なレベルに持ってゆくことができる。

自転車システムの電力管理システムの1つの例では、自転車システムのダイナモからの出力は、ブリッジ整流器及び大容量コンデンサを通って、例えば単一出力12Vの充電電圧を出力するシステムバッテリーチャージャーに送られる。代替的に、自転車システムが停止し施錠されているとき、19〜24V、4Aの外部AC及びDC電源から、システムバッテリーチャージャーに電源供給することができる。システムバッテリーチャージャーからの出力は、メインシステムバッテリーに12V又は16.8Vで供給される。メインシステムバッテリー出力は、5V、1.5A(レギュレータ)で、スマートフォンの充電、又は、USBコネクタへの電源供給、又は、照明用コネクタとして用いることができる。メインシステムバッテリー出力は、5V、1.5A(レギュレータ)で、COセンサーへの電源供給、LED照明電源供給、スピーカ、又は、クランクロックに用いることができる。メインシステムバッテリー出力は、3.3V、400mA(レギュレータ)で、センサーMCU、センサー、LEDドライバー、又は、ホール効果センサーへの電源供給に用いることができる。メインシステムバッテリー出力は、18V〜20V、500mA(レギュレータ)で、自動変速機への電源供給に用いることができる。メインシステムバッテリー出力は、GSM/GPSバッテリーチャージャー(デュアル出力3.7V、充電電圧)への電源供給に用いることができ、このような出力はまた、アプリケーションプロセッサへの電源供給にも用いることができる。自転車システムのパワーマネージメントシステムの1つの例を図30に示す。

自転車システムは、パワーマネージメントシステムを含むことができる。図29は、図30に示すような自転車システムのパワーマネージメントシステムの1つの例を含む、自転車システムの例示的概略図を示す。

1つの例では、スプリングスパークの2次バッテリーは、オンボードで用いることと電源供給することの両方の目的で、スプリングポート装置にMFiに準拠する電源供給を行うよう特化した5Wのユニットである。1つの例では、充電に関して、1次バッテリーが最初に充電され、2次バッテリーが続き、続いて、2次バッテリーがスプリングポート装置電源供給/充電を行う。1つの例では、スプリングスマートは、トリクル充電を行い、3次バッテリーを常に最適な性能が発揮できるレベルに維持することにより、スプリングスパークの、2W3次バッテリーに特別の注意を払っている。これは、GSM及びGPS信号の送信及び受信に影響を及ぼす種々の多くの要因に起因して、紛失/盗難した自転車システムの位置特定に数日かかることがあるので、スプリングアプリケーションの発見機能により提供される紛失/盗難した自転車システムの追跡を、バッテリーが支援する役割を果たす上で役立つ。

先に説明したように、1つの例では、スプリングスマートは全てのスプリングセンスセンサーを制御し、必要に応じてセンサーを活性化/非活性化することで確実に消費電力を低く抑える。加えて、スプリングアプリケーションは、装置のバッテリーレベルと共に、リアルタイムにバッテリーの状態、充電処理、及び、時間経過に対する損耗度の情報を表示することができる。スマートフォンのバッテリー状態についての、及び、自転車システムのバッテリー状態についての、アプリケーションにより、スマートフォン上の表示の例を図31に示す。 (性能) 贅沢な、高級な、そして、向上心の強い消費者(LPACs)は、高機能にしすぎて、「公式通りに行う」ことによる空虚な期待を受け入れてしまう。実際に、LPACsは、デザインだけでは不十分であり、人々に対して生産するときに、「美しさ」が必要とされることをよく知っている。そのことにより、数えきれない多くの時間が自転車システムの優美な形状の開発ために費やされ、同程度の方策が自転車システムの開発のために費やされる理由である。自転車システムは都市の輸送手段の新分野を意味する。 (動力伝達系) 1つの例では、自転車システムのスプリングドライブ(SpringDrive(商標)))が乗り心地と効用とを実現する。1つの例では、スプリングドライブは、 ・任意選択での手動の「ギアシフト」による調整、のみならず、無段自動トルクコントロールを行う後ハブに組み込まれた無段変速機(CVT) ・従来のチェーンシステムより滑らかで静かである一方、保守とわずらわしさを伴わずにチェーンの全ての効率性を備える、カーボンファイバーベルト ・カスタムデザインで細心の注意を払って設計し、過酷な環境においてもたぐいまれな耐久性を有する、明確に計画したナノテクコーティングで仕上げた、スプロケット及びプーリー形状 の3つの主要な構成要素のうちの1つ又は2つ又は3つを具備する。

1つの例を図32に示す。

スプリングフレックス(SpringFlex(商標)))は、 ・乗り手が直立する、低速から中速にかけての「快適」位置 ・乗り手が前傾となる、高速度の「スピード」位置 ・輸送及び保管のための、「収納」位置 の3つのハンドルバーの位置を可能とする。

スプリングフレックスは、ハンドルバーの高さ調整とシートの高さ/傾きの調整を行うことを追加することができる。通常これらの構成要素の微調整に伴う、固定したり引っ張ったりするいつもの動作をなくす優れた設計に進歩した材料を組み込んでいるので、乗車位置決めが単純で容易になる。可能な3つのハンドルバーの位置を1つの図に示した1つの例を図33に示す。図34は、ハンドルバーの1つの位置を例示する。可能な3つのシート高さを1つの図に示した1つの例を図35に示す。 (制御) 1つの例では、スプリングコム(SpringCom(商標)))は、自転車システムのユーザーインターフェースとなる。スプリングコムは、ハンドルバーに組み込まれ、左右の3つのボタンにより、ユーザーの、 ・方向指示ライトの点灯及び消灯 ・自転車システムのホーン奏鳴 ・自転車システムの前方投光ライトの手動での点灯及び消灯 を制御する。

スマートフォンを取り付けるスマートフォンホルダーを含む、自転車システムのハンドルバーの1つの例を図36に示す。

さらに、3つのボタン制御によりペダリングのリズムをユーザーが手動で調整するようにでき、それにより、自転車システムの自動CVTトルク制御機能にオーバーライドすることができる。

スプリングコムは、ハプティックフィードバック及び装置に表示される情報の相乗効果を有する組み合わせを介してユーザーと通信することができる。自転車システムのハンドルバーグリップ内に組み込まれた振動モーターにより、ハプティックフィードバックがなされる。触覚は、スプリングコムの警報が気付かれないで見逃されることがないようにするので、確実性を有する。

スプリングコムの警報は、スプリングスマート、スプリングアプリケーション、及び、MfCに準拠したサード—パーティーのアプリケーションからの入力に応答して表示することができる。警報は、ユーザーの周辺視野で明確にみることができ、最小の手間で最大の情報を伝達するように、具体的に計画することができる。

図37aは、自転車システムの左ハンドルバーを例示する。図37bは、自転車システムの右ハンドルバーを例示する。スマートフォン(不図示)を取り付けるスマートフォンホルダーを含み、ハンドルバーがハプティックフィードバックを提供することを概念的に示した、自転車システムのハンドルバーの1つの例を図38に示す。自転車システムにドッキングされたスマートフォン上を走るアプリケーションにより表示される警報の例を図39に示す。 (ナビゲーション) 1つの例では、スプリングアプリケーションの「発見」機能は、どのようにスプリングコムが触覚と警報とを組み合わせてユーザーに伝達するかの説明のための例を示す。「発見」は、スマートフォンの地図から、及び/又は、スマートフォン自身又はスマートフォンアプリケーションから、又は、地図又はスマートフォンからアクセスできるサービスから、及び/又は、他のサードパーティープロバイダから、位置データ及び進路変更ごとのナビゲーションデータを取得することができる。「発見」は、次に、スプリングコムの画期的なシステムを用いて、直観的なサイクリングの中心となるTBTN指令を、以下のいくつか又は全てを用いてユーザーにもたらす。すなわち、 ・次の曲がり角での方向を示す告知メッセージとなる矢印 ・向きを変えることの事前情報を伝える告知メッセージとなる色 ・・青:自転車システムが止まっていて走り出す前の情報(例えば、「X通りとY通りとの交差点まで進む」)を提示する間のみ表示することができる。 ・・緑:自転車システムが走っている間表示することができ、次の曲がり角までの半分以下の距離をユーザーが走ったことを表示する。 ・・アンバー:自転車システムが走っている間表示することができ、次の曲がり角までの半分以上の距離をユーザーが走ったことを表示する。 ・・赤:自転車システムが走っている間表示することができ、ユーザーが次にとるべきことを表示する。 ・次の曲がり角の方向及び告知ライトの色の変化は、曲がる方向に対応するグリップでのハプティック振動で示される。 (スプリングアプリケーションの検出機能) スプリングコムは、主要な視点を道路からずらすことなく必要な情報をユーザーが取得できるようにする。

スマートフォンが自転車システムにドッキングされていないときでさえ、自転車システムの現在位置を示すスマートフォン地図画面は、スマートフォンに表示することができる。1つの例を図40aに示す。スマートフォンが自転車システムにドッキングされているとき、自転車システムの現在位置を示す地図画面をスマートフォンに表示することができ、経路情報が提供される。1つの例を図40bに示す。スマートフォンが自転車システムにドッキングされているとき、経路情報が提供されていないときでも、自転車システムの現在位置を示す地図画面をスマートフォンに表示することができる。そのような地図画面上に、選択可能なタッチ画像アイコンが表示され、選択されたとき、あらかじめ定めた目的地、例えばあらかじめ定めたホーム目的地、までの経路情報に導かれる。1つの例を図40cに示す。

自転車システムにドッキングされたスマートフォン上に目的地が選択され、経路が要求されたとき、選択された目的地までの経路が算定される。出力画面には青色の背景色を含むことができる。1つの例を図41aに示す。経路が算定された後、ナビゲーションを開始することができる。出力画面は変更した背景色(例えば、赤)を含むことができる。ハプティック出力が左ハンドルバー及び右ハンドルバーに出力されるという意味で2つの部分からなる、強いハプティック出力を出力することができる。1つの例を図41bに示す。経路ガイダンスの間、遠距離操縦に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、青い背景色を含むことができる。ハプティック出力が左ハンドルバー及び右ハンドルバーに出力されるという意味で2つの部分からなる、軽いハプティック出力を出力することができる。1つの例を図41cに示す。経路ガイダンスの間、次の操縦に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、アンバー色の背景色を含むことができる。曲がる方向に対応するハンドルバーに中間的なハプティック出力を出力することができる(例えば、右折に対応して右ハンドルバーにハプティック出力を出力することができる)。1つの例を図41dに示す。経路ガイダンスの間、すぐに実行する操縦に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、赤い背景色を含むことができる。曲がる方向に対応するハンドルバーに強いハプティック出力を出力することができる(例えば、右折に対応して右ハンドルバーにハプティック出力を出力することができる)。1つの例を図41eに示す。経路ガイダンスの間、遠距離操縦に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、青い背景色を含むことができる。ハプティック出力が左ハンドルバー及び右ハンドルバーに出力されるという意味で2つの部分からなる、軽いハプティック出力を出力することができる。1つの例を図41fに示す。経路ガイダンスの間、次の操縦に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、アンバー色の背景色を含むことができる。曲がる方向に対応するハンドルバーに中程度のハプティック出力を出力することができる(例えば、左折に対応して左ハンドルバーにハプティック出力を出力することができる)。1つの例を図41gに示す。経路ガイダンスの間、すぐに実行する操縦に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、赤い背景色を含むことができる。曲がる方向に対応するハンドルバーに強いハプティック出力を出力することができる(例えば、左折に対応して左ハンドルバーにハプティック出力を出力することができる)。1つの例を図41hに示す。経路ガイダンスの間、遠距離目的地に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、青い背景色を含むことができる。ハプティック出力が左ハンドルバー及び右ハンドルバーに出力されるという意味で2つの部分からなる、軽いハプティック出力を出力することができる。1つの例を図41iに示す。経路ガイダンスの間、近付きつつある目的地に関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、関連方向の矢印を含むことができる。出力画面は、アンバー色の背景色を含むことができる。ハプティック出力が左ハンドルバー及び右ハンドルバーに出力されるという意味で2つの部分からなる、中程度のハプティック出力を出力することができる。1つの例を図41jに示す。経路ガイダンスの間、目的地に到着することに関するガイダンスを提供することができる。出力画面は、目的地に関するアイコンを含むことができる。出力画面は、赤い背景色を含むことができる。ハプティック出力が左ハンドルバー及び右ハンドルバーに出力されるという意味で2つの部分からなる、強いハプティック出力を出力することができる。1つの例を図41kに示す。

図41aから図41kまでの一連の図は、経路算定及び経路ガイダンスの提供において出力される自転車システム経路ガイダンスの1つの例について、一連の図による1つの例を示す。 (安全性) 自転車システムは従来の自転車消費者を確かに満足させる一方、その真の市場は、LPACsセグメントにおいて指数関数的に増大している。このことは、多くの自転車システムユーザーは、長年にわたって自転車を持つものではないことを意味し、安全性についての重要性は増大している。自転車システム及びそれに付随するソフトウェアはこの課題に対応し、その際、都会の自転車に対する新しい標準を設定する。安全性は、自転車システムのすべての局面に対して作用し、些細なことに対しても影響を与える。常に容易に明らかになることではないが、安全性の重要性は、多くの慎重に考慮されるべき要素により支えられ、いくつかの例を以下に示す。 (ワーニング及び制限事項) 自転車システムに「焼き付けた」安全性へのアプローチの例には、 ・スプリングアプリケーションの画面上に以下を含むワーニング: ・・「安全乗車ワーニング」、これは装置がスプリングポートに接続されるたびに表示される。 ・・「凍結ワーニング」、これは周囲温度が37°F(2.78℃)まで下がったとき表示される。 ・「自転車システム」が動作中であるかどうかを「知る」ためにスプリングセンスデータを活用し、動作中の機能へのアクセスを、サイクリング中に使うことが明確に指定されたものに限定する、「スプリングアプリケーション」の能力 が含まれる。

アプリケーションはワーニング画面を表示することができ、ユーザーに自転車システムで安全に走行することを求める。1つの例を図22aに示す。 (スプリングビープ(SpringBeep(商標))) 自転車システムのスプリングビープは、バッテリーから電源供給され、フレームに組み込まれたスピーカーであり、存在告知(NOP)を、近くの自動車運転者、自転車運転者、及び歩行者に聞こえるように行うものである。スプリングビープは、また、スプリングナニー(SpringNanny(商標))、すなわち、自転車システムのスプリングガード(SpringGuard(商標))盗難警報と共に、自転車システムのスプリングポートされた装置の監視システム、を可能にする。

可聴な存在告知を行う、フレームに組み込まれたスピーカーの例示的概略図42に示す。 (スプリングブライト(SpringBrite(商標))) 照明は、重大な安全構成要素である。1つの例では、自転車システムは、スプリングブライトで包括的な照明システムを実現する。スプリングブライトのフレームに組み込まれた投光要素は、白色の高輝度道路照明を行うことができ、周囲照明の状態があらかじめ設定したレベル以下になったときスプリングスマートにより自動起動する。高輝度道路照明を行うフレームに組み込まれた投光要素の1つの例を図43に示す。

1つの例では、スプリングブライトのNOP要素は、NOPを近くの自動車運転者、自転車運転者、及び歩行者に行うための、自転車システムの前後のハブ(それぞれ白と赤)、及びサドルの後ろ(赤)に組み込まれた高輝度、連続点灯のライトである。NOPライトは、装置をスプリングポートに接続したときに自動起動することができ、衝撃に強く視認性が最大になるよう設計したポリカーボネートレンズで保護されている。

前ハブは、ハブの左側に第1のライト、ハブの右側に第2のライトを含むことができる。1つの例を図44に示す。サドルは、サドルの後ろにライトを含むことができる。1つの例を図45に示す。後ハブはハブの左側に第1のライト、ハブの右側に第2のライトを含むことができる。1つの例を図46に示す。

1つの例では、スプリングブライトの表示ライト(表示器)により、ユーザーは、差し迫った行動についての信号を他人に送ることができる。高輝度の、ハンドルバーに組み込まれたアンバー色の表示器は、点滅する左折/右折信号を、自動車運転者、自転車運転者、及び歩行者に示す。転回表示器は、自転車システムの左側の3つのボタンスイッチにより制御される。

ハンドルバーは、点灯したとき自転車システムの前方のライトを光らせる、ハンドルバーの前方に取り付けた表示器を含むことができる。ハンドルバーは、点灯したとき自転車システムの側方のライトを光らせる、ハンドルバーの側方にある表示器を含むことができる。点灯した前方を向く表示器と点灯した側方を向く表示器の例を図47aに示す。消灯した前方を向く表示器と消灯した側方を向く表示器の例を図47bに示す。

スプリングブライトの減速表示器は、ユーザーの減速信号を送るための、自転車システムのサドルに組み込まれた赤色のNOPライトの明るさを自動的に増大することができる。

前ハブライトが点灯し、後ハブライトが点灯し、減速表示器であるサドルライトが点灯している、自転車システムの例を図48に示す。 (健康) 自転車に乗ることは、健康なライフスタイルの一部として広く知られている。しかし、「自転車乗り」は、全人口のうちでは少数を占めるにすぎない。かなり大きいLPACsセグメントをターゲットにすることにより、自転車システムは、自転車に乗ることでさらに広い対象者に健康をもたらす。 (一酸化炭素アラート) スプリングスマートは、スプリングセンスを介して周囲の一酸化炭素(CO)を積極的に監視することができ、スプリングアプリケーションを介して健康に害のあるレベルであることのアラート告知を行うことができる。関係する画面表示を、図23a、図23b、図23c、及び図23dに示す。 (サードパーティ開発者) 1つの例では、スプリングセンスにより生成された心電図(ECG)、温度、湿度、及び、COデータは、乗車体験を向上させ、健康なライフスタイルを導入する努力をサポートする様々なアプリケーションを作るために、サードパーティ開発者にも入手可能である。 (安全性) ロードバイク及びマウンテンバイクに熱中しているは、しばしば自転車に30,000ドルを費やす。都市居住者は、できるだけ低い価格で信頼性のあるものを探す。この不均衡は、主として盗難のせいである。

乗った後、ロードバイク及びマウンテンバイクの自転車乗りは、高価な自分のものを安全な場所に保存する。また、都市のサイクリストは、1年間に200回以上「乗車」し、大部分は、一連の短い「旅」を含み、多くの場合都市の自転車を盗難の危険にさらす。さらに、自転車が高価になればなるほど、盗難又は部品を取られる可能性が高くなる。 (スプリングガード(SpringGuard(商標))) 1つの例では、自転車システムのスプリングガード(SpringGuard(商標))システムは、高価な値付けに対抗するものとして、盗難を防止する。その驚くべき盗難抑止機構は、 (スプリングロック(SpringLoc(商標))) ・自転車システムのボトムブラケットに組み込まれたボルトロック ・ユーザーが装置にスプリングポートを施したとき停止し、装置のドッキングがとかれたとき起動する ・起動により、スプリングロックは、 ・・自転車システムのクランク回転軸を回転できなくさせ、その結果、ペダルが動かないようにする、 ・・自転車システムの地理的位置を固定し、その後、動きが閾値、例えば10フィート(3.05メートル)を超えた場合、スプリングガードは、 ・・・SMS/スプリングアプリケーション告知を介してユーザーにアラートする ・・・随意的に、スプリングガードの盗難警報を発する、 機能を含むことができる、重構造システムを採用することができる。

ロックが自転車システムのクランク回転軸を回転できなくさせる、ロックが噛み合わされたロックシステムの例を図49aに示す。自転車システムのクランク回転軸からロックが解除された、ロックが噛みこんでいないロックシステムを図49b例示する。 (スプリングリンク(SpringLLinc(商標))) ・自転車システムを自転車ラック、照明ポール、及び他の道路上に街路備品に固定するために用いる、フレームに組み込まれた格納式の「スマートケーブル」 ・切られた場合、スプリングガードは、 ・・スプリングロックの状態を検出し、必要な場合は、 ・・SMS/スプリングアプリケーション告知を介してユーザーにアラートする ・・盗難警報を発する。

自転車システムを自転車スタンドに固定するために使われている格納式のケーブルの例を図50に示す。 (スプリングアプリケーションの「検索」機能) ・スプリングスマートのトランシーバーモジュール、スマートフォン地図、および、他のサードパーティープロバイダを介して、紛失又は盗難にあった自転車システムの位置の追跡をおこなう、 ・ユーザーによる遠隔からスプリングガードの盗難警報の始動を可能にする。

図24、図25、図26、図27a、図27bは、紛失又は盗難にあった自転車システムの位置の追跡に関する画面出力の例を示す。 (スプリングナニー(SpringNanny(商標))) ・スプリングポートに接続された装置の監視 ・自転車システムのスタンドに固定した後、あらかじめ定めた時間内に自分の装置を取り外さなかったユーザーに対する、スプリングビープを介して断続的なホーン音でのアラートを行う。 (インダストリアルデザイン) ・自転車システムの価値ある構成要素の組み込み及び/又は特別注文により、この構成要素は取り外すことが難しくまた他のブランドのモデルを容易に取り付けることができないので、自転車から部品を取り外すことを専門にする泥棒たちを思いとどまらせる。

盗難抑止のためのスプリングガードの重構造アプローチは、自転車盗難の中で最も盗難にあいにくい自転車システムにすると予測される。自転車システムの盗みを成功させることにより、他の自転車モデルを盗んだ場合よりはるかに高いレベルの危険に巻き込まれる恐れが生じる。加えて、自転車システムが盗まれると、盗んだ者にとって、結局乗ることのできない、価値のない構成要素、および、追跡機能による「検索」があるので、刑事訴追にさらされる可能性が目に見えて高い、自転車になる。 (保守) 「今日」のサイクリストは日常的な保守および修理を自分の自転車に行うことに慣れていないか又は快く思っていない。サイクリストたちは、サードパーティの自転車店にこの機能をゆだね、迅速に保守を行えば時間もお金も節約できたのに、しばしば、構成要素が完全にダメになってから支援を求める。

保守、修理、及び、交換において、ユーザーとのやり取りが必要である一方、1つの例では、自転車システムは、主要な構成要素の消耗を監視し、注意が必要な場合に通知することにより、ユーザーの手から維持管理のストレスの多くを削減する。加えて、ユーザーは、遠隔診断を介して支援を求めるためにスプリングサイクルズ(SpringCycles)に連絡することができ、ユーザーの自転車システムを最適な状態に維持する付加相を追加することができる。 (状態) 1つの例では、スプリングアプリケーションの「状態」機能は、ユーザーの主要な保守に関する情報源となる。「状態」は、自転車システムのCVT、ブレーキ、ホイール、タイヤ、スプリングポート、及び電気的構成要素が直面する損耗を予測するスプリングセンスが捕捉したデータのスプリングスマートアルゴリズム的解析を活用することができる。次に、「状態」は、この予測データを用い、主要な構成要素の詳細な状態レポートを、それぞれの保守についての推奨事項とともにユーザー提供することができる。「状態」はまた、行われた保守、修理、及び、交換の実績を見守り、スプリングコムの告知ライト及びSMSによる告知を介して、必要とされる計画された保守についてユーザーに自動告知することができる。緊急の場合を除いて、保守告知は、ユーザーの装置がスプリングポートに接続されていないとき、まとめて処理し送ることができる。加えて「状態」は、スプリングセンス捕捉データからスプリングスマートにより生成された保証の適格性リポートのための貯蔵庫としての役割を果たすことができる。スプリングアプリケーションを通して、スプリングアプリケーションを通じてアクセスされる保証レポートは、被ったフレームのストレスレベル、走行距離、及び、使用時間をカバーする。スプリングアプリケーションの「状態」機能はまた、ユーザー体験システムの課題がスプリングサイクルの自転車システム支援プログラム(CAP)からの遠隔診断を要求することを可能にする。CAP要因は、次いで、構成要素が保守、交換、又は修理が必要かどうか、また、いつ必要かを判断する。 (スプリングアプリケーションの「状態」機能) 自転車システムにドッキングされたスマートフォン上で走るアプリケーションは、自転車システムに関する保守データを示す状態画面を提示することができる。選択可能なタッチ画面のアイコンは、ユーザーにより選択された場合、自転車システムに関するさらなる保守データを提示する。自転車システムの構成要素に関するタッチ画面のアイコンは、ユーザーにより選択された場合、自転車システムの構成要素に関する保守についての指示を提示する。自転車システムに関する保守データを示す状態画面の1つの例を図51に示す。自転車システムの構成要素に関する保守についての指示が提示される自転車システムの構成要素に関する選択可能なタッチ画面アイコンの選択に応答して提示された一連の画面出力の例の1つの例を図52a及び図52bに示す。自転車システムの構成要素に関する保守についての指示が提示される自転車システムの構成要素に関する選択可能なタッチ画面アイコンの選択に応答して、一連のスワイプ可能な画面出力を提示することができる。ユーザーにより選択された場合、自転車システムに関するさらなる保守データを提示する、選択可能なタッチ画面アイコンの選択に応答して提示された画面出力の例を、図53a、図53b、図53c、及び、図53dに示す。中央調査報告サーバーに報告書を送るために選択可能なタッチ画面アイコンが提示される。1つの例を図53dに示す。ユーザーが中央調査報告サーバーに報告書を送るのを望んでいることを確認するために、確認画面をユーザーに送ることができる。1つの例を図53eに示す。 (付属品) 自転車システムには機能が取り込まれており、多くのユーザーは、自分の自転車システムを独自のものにしたり、或いは、特定の付属品を取り付けることにより機能を特定のニーズにうまく合わせたりすることを望むであろう。スプリングサイクルは、スプリングロードされた、認可されたプログラムを通してユーザーをサポートすることができる。 (スプリングロード(SpringLoaded(商標))) 自転車システムの独自の工業デザインにより、さまざまな付属品を取り付けるための堅固なプラットフォームが提供される。自転車システムの上品な、機能的な、そして、厳格な品質標準に適合することを約束したサードパーティの開発者は、スプリングロードマークを取り付けた付属品を生産する認可を受けることができる。スプリングロードマークを付けた付属品は、発売時に購入可能とすることができる。

付属品を取り付けるためのプラットフォームは、自転車システムの後ホイール上に設置することができる。プラットフォームは、サドルから自転車システムの後方に伸びるプラットフォームとすることができる。プラットフォームは、付属品を受け入れる収納部を含むことができ、収納部は、細長いプラットフォームに沿って伸びている。プラットフォームは、サドル支持部に取り付けることができる。プラットフォームは、自転車システムのフレームに接触する突出部を含むことができ、この突出部は、プラットフォームに荷重がかかっているときにプラットフォームを支える。1つの例を図54に示す。荷重がない状態のプラットフォームの1つの例を図55aに示す。荷重がかかった状態のプラットフォームの1つの例を図55bに示す。 (梱包容器) 「開梱」は、ユーザーと製品との間での快適な心のふれあいとすることができる。自転車システムの梱包容器、すなわち、スプリングボックス(SpringBox(商標))は、まさにそのような体験を提供するよう設計されている。 (スプリングボックス(SpringBox(商標))) 密閉したとき、スプリングボックスの高級な素材、構造、及び生き生きとしたデザインは、スプリングボックスが何か特別なものを含有していることを示す力強い信号と結びつく。ユーザーはまた、スプリングボックスが非常に開梱しやすいことに気がつくだろう。1つの例では、スプリングボックスのクイックリリースロックに中型のコインを挿入して3かい回すだけで十分である。そうすると、スプリングボックスは、上部と側部を開くことができその中身を見せることができる。

新しく出現した自転車システムがはっきりと中心的な話題となるとき、無意識であったとしても、ユーザーは、自転車システムが自然のまま、すぐ乗れる状態で確実に届くようにするために細部にまで注意が行き届いていることに気づく。ユーザーは、輸送中度を超えた手荒な扱いがあったとしても自転車システムを完全に隔離し保護するために用いられる、正確に合致したバイオフォームがはめ込まれているのに気がつくであろう。また、スプリングボックスは、単なる梱包容器以上のものであり、実際には、保存及び/又は将来の輸送のために用いることができる価値のある付属品であることも理解するであろう。広げたときの自転車システムの梱包容器の1つの例を図56の左側に示す。閉じたときの自転車システムの梱包容器の1つの例を図56の右側に示す。

ユーザーは、消費財で一般的な、ジッパーによる結合、結束紐、及び実質的に崩れにくいプラスチックの充填材の無いことに安堵するであろう。実際に、スプリングボックスを開くのに用いたのと同じコインを、内部の留め具を外すのに用いることができ、そっとたたくだけで自転車システムを取り外すことができる。最初の組み立ては以下のように行うことができる。 ・「格納」(フレームに平行)から「スピード」又は「快適」位置(共にフレームに垂直)にハンドルバーを調整する。 ・垂直の出荷位置から水平な乗車位置にペダルを調整する。 ・シートとハンドルバーの高さを調整する。 ・スプリングアプリケーションの「同期化」機能を立ち上げ、段階的に指示に従いスマートフォン装置/自転車システムの最初のペアリングを進める。

1つの例では、完全に組み立てた自転車システム(窒素封入したタイヤ及び少し充電したバッテリーを含む)を出荷することで、スプリングボックスは、開梱を始めてから30分以内に初乗りが楽しめることを保証する。 (備考) この段階に来れば、自転車システムが自転車の消費者の要求を満たすものであることに同意するであろう。我々は、自転車システムがどのようにして、スマートフォンを前例のない機能と一体になったものとするのかを示したので、自転車システムがどのようにして、生活を補い向上させるかが、消費者にはわかるであろう。我々はまた、ナビゲーション、安全性、乗車の質が、それ自身で画期的な改革となることを示した。

改革、芸術的なデザイン、及び、非の打ちどころのない統合により、我々を幸福にするものであり、我々は、単に補足説明として、素晴らしいユーザーエクスペリエンスが健康なライフスタイルに導くと考える。我々の目的は単純であり、すなわち、ユーザーがスマートフォン装置をスプリングポートに取り付け乗車する度に純然たる喜びが得られることである。

あなた方自身で乗るチャンスを提供する機会がくるのを我々は楽しみにしている。 (用語の定義) 認証されたスマートフォン(装置)、例えば、iOS6.x以降が走るiPhone4又は5、 進路変更ごとのナビゲーション(TBTN) 心電図(ECG) 無段変速機(CVT) 一酸化炭素(CO) 存在告知(NOP) 1つの例では、スプリングアプリケーションはさらに相互接続の機能を持ち、スマートフォンのアプリケーション、すなわち、 ・センサーデータ及びシステムアラートを見ること、 ・以下を実行する機能 ・・「同期化」すなわち、 ・・・装置を対にする/対を切り離す ・・「共有」すなわち、 ・・・ゲストユーザーと共有する ・・「検索」すなわち、 ・・・TBTN、 ・・・紛失/盗難自転車システムの追跡、 ・・・盗難アラームの遠隔活性化 ・・「状態」すなわち、 ・・・構成要素の状態にアクセス、 ・・・保守の推奨 ・・・遠隔支援 を可能とする。

1つの例では、スプリングアプリケーション(SpringApp(商標))の「検索」機能は、ナビゲーション、スプリングコムを介したTBTNであり、以下が生じる。 ・通信方向の矢印、 ・向きを変えることの事前情報告知メッセージとなる色、すなわち、 ・・青、 ・・・自転車システムが止まっている間、表示することができる、 ・・・事前走行指示を出す、 ・・緑 ・・・自転車システムが走っている間、表示することができる、 ・・・次の曲がり角までの半分以下の距離をユーザーが走ったことを表示する、 ・・アンバー ・・・自転車システムが走っている間、表示することができる、 ・・・次の曲がり角までの半分以上の距離をユーザーが走ったことを表示する、 ・・赤 ・・・自転車システムが走っている間、表示することができる、 ・・・ユーザーが次にとるべきことを表示する、 ・曲がる方向に対応するグリップでのハプティック振動により示される、告知照明の色の方向及び変化 1つの例では、スプリングアプリケーションの「検索」機能は、安全、すなわち、ワーニング及び制限のための機能である。安全なサイクリングに関するワーニングが画面上に自動表示される。動作によるこの機能へのアクセスは、サイクリング中に用いるために明確に指定されたものに限定される。

1つの例では、スプリングビープ(SpringBeep(商標))は、安全のための機能であり、ホーン及び盗難警報である。バッテリーから電源供給される、フレームに組み込まれたスピーカーは、 ・可聴なNOPを出し、 ・・スプリングナニー、及び ・・スプリングガード盗難警報 ・を可能とする。

1つの例では、スプリングボックス(SpringBox(商標))は、梱包容器としての機能を有する再利用可能な出荷/保管ボックスであり、 ・コインで回す、クイックリリースロックを有し、 ・上部及び側部で開き、 ・完全で、乗車可能な状態での配送を保証し、 ・コインで回す、クイックリリースの内部留め具を有し、 ・開始から終了まで30分以内で最初の乗車を保証する。

1つの例では、スプリングブライト(SpringBrite(商標))は、安全のための機能を有する照明である。包括的な照明システムであり、 ・・自動起動し、定常的な路面照明を行い、 ・・フレームに取り付けられている、 ・投光機能、 ・・自動起動し、定常的なNOPライトであり、 ・・前ハブ及び後ハブ及びサドルの後ろ組み込まれている、 ・NOP、及び、 ・・・左折/右折信号を点滅させる、 ・・・ハンドルバーに組み込まれた ・・・左側の3つのボタンにより制御される、 ・・回転表示、及び ・・・減速信号のためにサドルに組み込まれたNOPライトの明るさを自動的に増加させる、 ・・減速表示を有する ・表示器 を有する。

1つの例では、スプリングコム(SpringCom(商標))は、ユーザーインターフェースと接続する(動作:制御)機能を有し、ユーザーインターフェースとして、 ・・回転信号ライトの点灯及び消灯 ・・ホーンの奏鳴 ・・前方投光ライトの手動での点灯及び消灯 ・・ペダリングリズムの調整 ・を制御するハンドルバーに組み込まれた、左側及び右側の、3つのボタン、 ・ハンドルバーのグリップに組み込まれた振動モーターを介したハプティックフィードバック、及び、 ・スプリングポートに接続された装置を介した警告 を挙げることができる。

1つの例では、スプリングドライブ(SpringDrive(商標))は、動力伝達系をつかさどる機能であり、 ・後ハブに組み込まれたCVT ・カーボンファイバーベルト、 ・顧客仕様の、防水スプロケットとプーリー、及び ・CVTと結合した自動調整ユニット、又は、ハンドルバーの右側に組み込まれた3つのボタンスイッチのどちらかを介して実行される、バッテリーから電源供給され、ワイヤレスの、自動・手動CVTトルク調整、 を含むことができる。

1つの例では、スプリングフレックス(SpringFlex(商標))は、ハンドルバーの位置の調整を行い、以下の位置が可能である。すなわち、 ・ユーザー直立(快適)、 ・ユーザー前傾(スピード)、及び ・輸送及び保管(収納)、 である。

また、ハンドルバーの高さ、サドルの高さ/傾きの調整を行うことができる。

1つの例では、スプリングガード(SpringGuard(商標))は、重構造盗難抑止となる保安機能であり、重構造盗難抑止は、 ・・ボトムブラケットに組み込まれた自動ロックを有し、 ・・地理的位置を確認し、閾値、例えば10フィート(3.05メートル)を超えて動いた場合、ユーザーにアラートを出し、 ・・随意的に盗難警報を発する、 ・スプリングロック、 ・・フレームに組み込まれた格納式のケーブルロックを有し、 ・・切断された場合、ユーザーにアラートを出し、 ・・自動的に盗難警報を発する、 ・スプリングリンク、 ・・不明/盗難自転車システム追跡し、 ・・遠隔から盗難警報を発することを可能とする、 ・スプリングアプリケーションの「検索」機能、 ・・「スプリングポート」に接続された装置をモニターし、 ・・あらかじめ定めた時間内に装置を取り外すことなく、スタンドがかみ合った場合にホーンを奏鳴する、 ・スプリングナニー、及び ・・簡単に取り外せないようにフレームに組み込まれた構成要素と、 ・・外観は、他の自転車モデルに適合しない、特注の構成要素からなる、 ・工業デザイン で示される。

1つの例では、スプリングナニーは、 ・「スプリングポート」に接続された装置モニター、及び ・あらかじめ定めた時間内に装置を取り外すことなく、スタンドがかみ合った場合に奏鳴するホーン、 を具備する。

1つの例では、スプリングポートは、ハンドルバーに組み込まれた、装置のドッキングステーションがもたらされる、装置ドッキングを行う接続機能である。スプリングポートは、以下の特性を有することができる。すなわち、 取り換え可能なポリカーボネートトレイを介して装置と共に使用することができるようにしてある。

「スプリングポート」装置は、以下のうちの1つ以上を含む、一連のタスクの自動実行指令をおこなう。 ・装置固有の識別コードの発見 ・盗難抑止システムの停止 ・装置のバッテリー状態の判断及び必要に応じて充電の開始 ・装置の自転車システムの神経系統とのアクセス ・自転車システムと対になったスマートフォンアプリケーションの立ち上げ 1つの例では、スプリングセンス(SpringSense(商標))は、センサーとの接続機能である。センサーは、バッテリーから電源供給される、フレーム/ハンドルバーに組み込まれた、下記のうちの1つ以上のセンサー群を含むことができる。 ・温度計 ・COセンサー ・ECG ・湿度センサー ・走行距離計 ・速度計 ・加速度計 ・磁力計 ・光センサー ・摩耗モニター 1つの例では、スプリングスマートは、「神経系統」との接続機能である。「神経系統」は、フレームに組み込まれた下記のうちの1つ以上の神経系統を含むことができる。 ・プロセッサ ・トランシーバーモジュール ・アンテナ ・システムメモリ ・フラッシュメモリ ・一群のセンサー 1つの例では、スプリングスマートは、凍結アラートを行う健全性維持のための機能である。スプリングスマートは、スプリングセンスを介しての温度監視を含むことができる。アラート告知は、周囲温度が37°F/3°C以下に下がったとき、スプリングアプリケーションを介して提供することができる。

1つの例では、スプリングスマートは、一酸化炭素アラートを行う健全性維持のための機能である。スプリングスマートは、スプリングセンスを介しての一酸化炭素監視を含むことができる。アラート告知は、スプリングアプリケーションを介して提供することができる。

1つの例では、スプリングスマートは、サードパーティ開発者による健全性維持のための機能である。スプリングセンスのデータは、健全性に関するアプリケーションの制作を奨励するために、サードパーティ開発者が使えるようにすることができる。

1つの例では、スプリングスマートの「状態」機能は、保守のための機能である。保守関する情報として、 ・構成要素の摩耗予想 ・状態報告及び推奨の提供 ・保守、修理、及び交換の追跡 ・遠隔診断のサポート を提供することができる。

1つの例では、スプリングスパークは、電力の発電、充電、及び、貯蔵を行う機能である。エネルギーの発電、貯蔵、及び、充電を行うシステムは、 ・50Wリチウムイオン1次電池 ・MFiに準拠する5Wのリチウムイオン2次電池 ・2Wリチウムイオン3次電池 ・フレームに取り付けたDC充電ポイント ・国ごとの、AC/DC12V/90Wチャージャー のうちの1つ以上を含むことができる。 (例示した自転車システムについての設計の解説) (専門的技法) 自転車システムの設計概要に求められる、美しさ、性能、及び、人間工学のバランスを設計チームが獲得するために、設計の趣旨及び重要な焦点となるポイントを探求することが最初に必要となった。概要で必要となる伝統主義と現代性との混合、科学技術と手芸との混合が、設計と工業技術とによる調和的な学際的アプローチにより行われた。各グループで、別の視点から、自転車の主な結節点(シート、ペダル、変速機、ハンドルバー、ステアリングチューブ、等)のすべてを考察するために、共同作業が必要となった。さらに、これにより、自転車システムが「専門的技法」として知られているものを確実に具現化することができた。 (フレーム、フォーク、及び、フェンダー) 「直線的滑らかさ」が、全体的外観及び自転車システムのフレームの雰囲気に与えられた。フレームの強い直線のラインがフェンダーに「流れ込み」、フレームの外観に組み込まれている。 (クランク、及び、スタンド) クランクは、自転車システムの多くの設計要素の中心拠点となる。クランクは、フレームからぶら下がり、伝統的なシルエットを形成する。用いられるスタンドの形状にも注意深い検討がなされ、広範囲にわたるテストの結果、光学的視点から、クランクスタンドが最も効率的であると共に、最も適切に自転車システムのフレームのデザインを補完することが分かった。 (スプリングコム) 中身が濃く、邪魔にならないことが、スプリングコムのユーザー/自転車インターフェースの試金石となった。したがって、装置の配置は、調整が可能であり、快適であり、及び、ユーザーを楽しませるものとして、主要なポイントとなった。制御スイッチの操作及び指関節の制御に十分な注意がはらわれた。ユーザーの自転車システムとの相互操作については注意深く検討され、ハプティックフィードバックと光に基づく告知のような考え方を含めた。「疲労告知」及び気分転換も懸案事項であり、注意を向け、情報を与え、警告するための刺激について種々の方法が検討された。 (サドル、及び、シートポスト) 自転車システムのサドルのデザインでは知性と形とのバランスを保つ。さらには、ユーザー/自転車システムのインターフェースのカギとしてのサドルの役割により、全日にわたっての快適さも提供するデザインを創作するために、人間工学的分析も必要とされた。

自転車システムのシートポストは、自転車システムの独自のフレーム形状に直接に継ぎ目なく組み込まれるデザインとなっている。この結果、シートポストは自転車システムに完全にかみ合い、従って、自転車から主要な構成要素を奪い取ることを専門とする泥棒にとって好ましくないものとなっている。シートポストはまた、摩擦及び摩耗を減らすためPTFEのベアリング素材を組み込んでおり、従って、従来のシステムのような困った焼き付きをなくすことで、ユーザーエクスペリエンスを増強している。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、位置、速度(すなわち、方向及び移動速度)、及び、加速度データを把握するための、加速度計/磁力計/GPS/ジャイロスコープセンサーモジュールを含むことができる。

自転車システムは、汎用パケット無線システム(GPRS)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、GPS、及び、高速パケットアクセス(HSPA)を具備し、無線接続を行う、フレームに組み込まれた一群のトランシーバーを含むことができる。

自転車システムは、 a)直立し、低速から中速の運転となる「快適」、 b)前傾し、高速の運転となる「スピード」、及び c)ハンドルバーをトップチューブと平行にして、輸送/保管のための「収納」、 の3つのハンドルバー位置を提供する、 1)ヘッドセットを組み込んだ機構と、 2)ハンドルバーの高さ調整及びシートの高さ/傾き調整と、 により、調整可能な自転車の構造を含めることができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、トランシーバー配列が可能な特別仕様のアンテナを含むことができる。

自転車システムは、従来のチェーンシステムの効率をもたらすが注油、調整、その他の保守を必要としない、静かな、耐久性のある、カーボンファイバーベースの駆動システムを含むことができる。機械的要素は、カーボンファイバーベルトを含むことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされ、トルク調整、センサー、CVT、プロセッサモジュール、及び、アプリケーションを提供する、ブルートゥース/ブルートゥースLEモジュールを含むことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる格納式のケーブルロックを含むことができる。ロック位置にあるときに切断された場合、SMSを介して乗り手にアラートし、盗難警報を自動的に開始することができる。ロックが施錠されている/解錠されているにより、自動起動/自動停止する。

自転車システムは、スプリングポートに組み込まれた、乗車通の映像/動画取得のためのカメラ装置を支える、ミラー/レンズ構成要素を含むことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、周囲の一酸化炭素レベルを捕捉し、アプリケーションを介して表示し、ハンドルバーを介してアラートの通知を開始させる、センサーを含むことができる。

自転車システムは、後ハブに組み込まれた、(ベルト駆動装置からの)入力構成要素と変速機の(ホイールからの)出力構成要素との間に位置する回転/傾斜ボールを用いた遊星変速動力伝達系を含むことができ、及び/又は、CVTに組み込まれた、トルク、スピードメーター、及び走行距離計センサーが、アプリケーションを介して処理し表示するためにブルーツゥースローエナジー(BTLE)によりデータをプロセッサモジュールに提供する。

自転車システムは、後ハブに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、ハンドルバーの左側/右側に組み込まれた制御機器を含むことができる。左側の制御機器は、MFiに準拠するアプリケーションのナビゲーション及び実行を行うと共に、表示灯、ホーンの起動/停止をおこなうことができる。

右側の制御機器は、 1)CVTトルクの無段階上昇/下降調整 2)装置により画像/動画の撮影 を行うことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、ボトムブラケットに位置する、自動ロックを含むことができる。これは、装置のドックへの挿入/引き抜きに応じて自動起動/停止を行う。

自転車システムは、スプリングポートに接続された装置があらかじめ定めた時間内に取り外されることなくスタンドが使用された場合、ホーンを鳴らすことにより、バッテリーから電源供給がなされる装置がスプリングポートに残っているとのアラートが出される、スプリングポート、スタンドを含むことができる。 1)装置がスプリングポートに挿入されている/取り外されているかにより、自動起動/停止する。 2)スタンドを使用することによりカウントダウンが自動的に始まる。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、アプリケーション及び/又はサードパーティによるアプリケーションを介して生体電気により心臓の活動状態を捉え、表示するためにプロセッサモジュールに伝える、センサーを含むことができる。

自転車システムは、機械的発電機、バッテリー、DC電力の雌ポート(組み込まれたAC/DCチャージャーを含む)からなる、フレームに組み込まれた発電/蓄電システムを含むことができる。プロセッサモジュールにより電力量は管理され、プロセッサモジュールは、アプリケーションデータからの要求に従いセンサーを起動/停止させ、MFiに準拠する装置を確実に充電する。アプリケーションにより、標準の左上位置での装置バッテリーレベルとともに、バッテリーの状態、充電の進行状態、及び、時間対消費量が表示される。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、スプリングポート装置に存在するアプリケーション及び/又はサードパーティのアプリケーションからの入力に応答して、接触によるメッセージを提供する、振動モーターを含むことができる。進路変更ごとのナビゲーション、アラート、及び、サードパーティのアプリケーションからの装置への注意喚起をサポートすることができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、周囲湿度を捉え、アプリケーションを介して表示するためにプロセッサモジュールに送る、センサーを含むことができる。

自転車システムは、例えば、iOSアプリケーション、例えば、iOS6.x以降が走るiPhone4/5とコンパチブルな、アプリケーションを含むことができる。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、Lexan(レキサン)による光グレードのカバー、シリコンによる周辺シール、及び、乗り手がiPhone4/5/iPod Touch(4)を相互に取り換えることが でき、ポリマーをオーバーレイさせたトレイインサートを有する、IP65準拠(耐振、耐湿度、防塵)の、アルミニウム本体のドッキングステーションを含むことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、周囲の明るさのレベルを捉え、データをプロセッサモジュールに送る、センサーを含むことができる。

自転車システムは、スプリングコムを提供し、そして、フレームに組み込まれた、センサー群のデータに基づき、プロセッサモジュールにより生じたアラートを装置に表示することができる。

自転車システムは、 a)ハンドルバーに組み込まれた、自転車システムのそばにいる自動車の運転手、サイクリスト、及び、歩行者に、定常的にNOPを提供する、アンバー色のライトであって、 i)スプリングポートに装置を挿入している/装置を取り外している、に応じて、自動起動/自動停止し、 ii)周囲の明るさがあらかじめ定めたレベル以下になったとき、プロセッサモジュールにより自動起動する ことを特徴とするアンバー色のライト、 b)自転車システムのそばにいる自動車の運転手、サイクリスト、及び、歩行者に、定常的にNOPを提供する、サドルに組み込まれた、後ろ向きの赤色ライトであって、 i)スプリングポートに装置を挿入している/装置を取り外している、に応じて、自動起動/自動停止し、 ii)周囲の明るさがあらかじめ定めたレベル以下になったとき、プロセッサモジュールにより自動起動する ことを特徴とする赤色ライト、及び c)自転車システムのそばにいる自動車の運転手、サイクリスト、及び、歩行者に、定常的にNOPを提供する、フレームに組み込まれた、前向きの白色ライト/後ろ向きの赤色ライトであって、 i)スプリングポートに装置を挿入している/装置を取り外している、に応じて、自動起動/自動停止し、 ii)周囲の明るさがあらかじめ定めたレベル以下になったとき、プロセッサモジュールにより自動起動する ことを特徴とする前向きの白色ライト/後ろ向きの赤色ライト からなる、バッテリーから電源供給がなされる、高輝度の照明システムを含むことができる。

このような機能は、全部又は部分的に、スプリングポートに組み込むか、ハブに組み込むか、サドルに組み込むか、又は、ハンドルバーに組み込むことができる。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、スプリングポート装置に存在するアプリケーション及び/又はサードパーティのアプリケーションからの入力に応答して、視覚的な告知を行う、乗り手に面する、高輝度の多色ライトを含むことができる。進路変更ごとのナビゲーション、ECGアラート、及び、サードパーティのアプリケーションからの装置の告知をサポートする。

自転車システムは、フレームに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、移動を捉え移動した距離を総計し、アプリケーションを介して表示するためにプロセッサモジュールに送る、後ハブに組み込まれたセンサーを含むことができる。

自転車システムは、所有者を構成するプロフィールによる、自転車の共有を含むことができる。

自転車システムは、 a)スプリングポートに挿入/スプリングポートからの取り外しに応じて、自動起動/停止する、 b)周囲の明るさの状態があらかじめ定めた以下になったとき、プロセッサモジュールにより自動起動する、 c)最適照明を確保するために全ての他のシステムについての電源供給の優先度を受け取る、 スプリングポートに組み込まれた、バッテリーから電源供給がなされる、低照明状態で、前方を向くフレームに組み込まれた高輝度の白色経路照明を含むことができる。

自転車システムは、バッテリー、アンテナ、GSM機能の診断を出すために、乗り手が了解した製造会社からのアクセスシステムを含むことができる。

自転車システムは、完全に組み立てたユニットの配送を行うシッピングボックスを含むことができる。

自転車システムは、 1)乗り手が安全に音楽を聴くことができるような、 2)乗り手に可聴なNOP能力(すなわち、ホーン)を提供する、 3)忘れている装置のアラートを可能にする、 フレームに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、フレームに組み込まれたスピーカーを含むことができる。

自転車システムは、自転車システムのそばにいる自動車の運転手、サイクリスト、及び、歩行者に対して、 a)スプリングポートに装置を挿入している/装置を取り外している、に応じて、自動起動/自動停止し、 b)加速度計で測定することにより距離Yを、X%で減速することをおこなう、 減速表示を行う、フレームに組み込まれたサドルに組み込まれた、後ろ向きの、高輝度のフラッシング赤色ライトを含むことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、自転車の速度を捉えて、アプリケーションを介して表示するために、プロセッサモジュールに送る、前ハブに組み込まれたセンサーを含むことができる。

自転車システムは、フレームに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、周囲温度を捉えて、アプリケーションを介して表示するために、プロセッサモジュールに送り、ハンドルバーの凍結ワーニングアラートを行う、フレームに組み込まれたセンサーを含むことができる。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、CVTに繋がる自動調整ユニットを介して、又は、ハンドルバーの右側に組み込まれた3つのボタンスイッチを介してトルク調整がなされる、無線の、自動・手動CVTを含むことができる。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、自転車システムのそばにいる自動車の運転手、サイクリスト、及び、歩行者に対して、左折/右折のフラッシング表示を行う、高輝度のアンバー色のライトを含むことができる。 a)装置がスプリングポートに挿入されている/取り外されているかにより、自動起動/停止する。 b)ハンドルバーの左側に組み込まれたスイッチにより起動する。

自転車システムは、ハンドルバーに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、ハプティックフィードバックとスプリングアプリケーションとの告知の組み合わせによるハンドルバーに組み込まれた進路変更ごとのナビゲーションを含むことができる。

自転車システムは、スプリングポートに組み込まれたバッテリーから電源供給がなされる、スプリングポート装置を充電し、アプリケーション及びセンサーとの接続を可能とするUSBコネクタを含むことができる。

自転車システムは、プロセッサモジュールにより、フレームに組み込まれたセンサー群からのデータに基づき、CVT、ブレーキ、バッテリー、全ての電気的構成要素の消耗予測を行い、続いて、アプリケーションにより、及び/又は、サードパーティのアプリケーション表示し、及び/又は、ハンドルバーでのワーニングアラートを開始させる、フレームに組み込まれたアルゴリズム的解析を含むことができる。

自転車システムは、自転車システムのフレームに取り付けた回転可能な回転スタンドを用いて駐輪することができる。自転車システムが駐輪状態にある1つの例を図57に示す。図58は、自転車システム1つの例における上部の前方右側面図を示す。自転車システムの点灯した前方ライトは、点灯したLEDライトを具備することができる。図59は、特に自転車システムの点灯した前方ライトを示す、自転車システムの前方右側面図の詳細を示し、点灯したライトは、点灯したLEDライトを具備する。図60は、左ハンドルバーの詳細を示し、スマートフォンホルダーは、例示的な自転車システムのスマートフォンを保持する。

自転車システムのスマートフォンホルダーは、スマートフォンを受け入れることができるようにし、先に受け入れたスマートフォンを取り除くことができるようにする、蓋を含むことができる。図61は、ハンドルバーと、開いた状態の蓋を有するスマートフォンホルダーを含む自転車システムの一部を示し、スマートフォンホルダーは、例示的な自転車システムのスマートフォンを受け入れるように構成される。 (自転車ハブ及びハブキャップ) 自転車ハブキャップは、金属製やプラスチック製のカバーのような、自転車のホイールのカバーである。自転車システムは、1つ以上のハブキャップを含むことができる。

自転車ハブキャップが提供される。自転車ハブキャップは、自転車のホイールの回転軸の中心軸の周りを、ハブをロックするように、回転することができる。自転車ハブキャップは、自転車のホイールの回転軸の中心軸の周りを、ハブのロックを解除するように、回転することができる。ロックが解除された自転車ハブキャップは、ハブから取り外すことができる。自転車ハブキャップは、ハブにロック可能にすることができる。ハブキャップは、回転させてロックを解除した後取り外すことができる。閉じた位置にある自転車ハブキャップの1つの例を図62に示す。ロックを解除した位置にある自転車ハブキャップの1つの例を図63に示す。 ハブキャップ取り付け位置は、付属品取り付け位置にもすることができる。ハブキャップ取り付け位置は、取り付け可能な付属品を受け入れるような構成とすることができる。パッケージラックのような付属品をハブキャップのある位置又はハブキャップに直接取り付けることができる。元の部品のそのままの外観は維持することができる。工具なしでのハブキャップの交換が可能であり、特別な部品を必要としないようにすることが可能である。付属品取り付け位置を、自転車システムの前ハブに設けることが可能である。付属品取り付け位置を、自転車システムの後ハブに設けることが可能である。ロックを解除し、取り外した状態の自転車ハブキャップの例を図64に示す。 (防水ケース) 自転車に独自の方法で取り付けるようデザインされた、日常的に使うケースとなり、自転車と共に用いる、防水ケースが提供される。乗り手は、ケースから携帯電話を取り外す必要はなく、自転車/電話のインターフェースを携帯電話の一般的なモデルに合わせている。

1つの例では、日常的に使うための専用保護・携帯ケースが提供される。日常的に使うための専用保護・携帯ケースにハンドヘルド装置を挿入する。ハンドヘルド装置は、装置の各モデルのためにだけにデザインした独自のケースを用いる。ケースの内側は装置の各モデルについて独自のものとなっている。1つの例を図65に示す。ハンドヘルド装置を取り付ける携帯ケースは、自転車システムのドックに挿入することができる。この例において、独自の型式の各装置を共通のドックに挿入することができるように、全ての携帯ケースの外形は共通している。1つの例を図66に示す。

1つの例では、日常的に使うための専用保護・携帯ケースが提供される。日常的に使うための専用保護・携帯ケースにハンドヘルド装置を挿入する。ハンドヘルド装置は、装置の各モデルのためにだけにデザインした独自のケースを用いる。ケース全体は、装置の各モデルのためにだけにデザインした独自のものとなっている。1つの例を図67に示す。ハンドヘルド装置は、専用の携帯ケースに取り付けられ、次いで、ケースが装置のそのモデルのために設計された専用のドックインサートが設置される。専用のドックインサートは、自転車システムのドックに取り付けられる。このユーザーにより交換可能なドックインサートは、そのためにデザインした保護・携帯ケースに調和する。ドックインサートの内側は特注形状となっており、意図する装置と調和するように、コネクタの様式と配置を特別あつらえとする。この例では、すべてのドックインサートの外形は共通しており、すべてのドックインサートを自転車システムの共通ドックに直接取り付けることができるようになっている。1つの例を図68に示す。

どのオプションの選択するかにかかわらず、この目的は日常的に使うためのハンドヘルド装置の専用保護・携帯ケースを提供することであり、自転車システムのドッキングステーションで使用する前に保護ケースからハンドヘルド装置を取り外すことを必要としないと共に、高価な主要な装置(例えば、新しいドッキングステーション)を追加注文することなく、又は、別のハンドヘルド装置を収容するために費用のかかる改造を行わないで、共通のドッキングステーションの設置することができるようにすることである。 (特記事項) 自転車システムについてのこの開示(記載されている説明、図、請求項、要約、付属書、及び/又は、その類)は、特許を請求する革新的技術を実施するための種々の実施例を示す。これらの実施例および特徴は、特許を請求する革新的技術の理解を助けるための代表的な例であり、網羅的なもの、及び/又は、限定的なものではないことを、理解すべきである。従って、種々の例、実施形態、実施例、及び/又は、その類は、本開示全体にわたって限定を意図するものではない。さらに加えて、記載されていない代替的な実施例(例えば、均等な実施例)も可能である。そのような、代替的な実施例は、余地の保証、及び/又は、再現性の削減のために、説明したものではない。詳細に説明されていない代替的な実施例は、そのような記載されていない代替的実施例は権利放棄したものの考えるべきでなく、この開示内容に詳細な説明がなされていないそのような記載されていない代替的実施例に関していかなる推定も行うべきではない。そのような詳細な説明がなされてい代替的実施例は、本開示の技術的思想、及び/又は、技術的範囲から逸脱することなく用いることができることを理解すべきである。例えば、種々の実施例における組織的、理論的、物理的、機能的、位相的、及び/又は、その類の構成は、異なることもある。他の実施例において、自転車システムの取りまとめにおける組織的、理論的、物理的、機能的、位相的、及び/又は、その類の構成、この開示全体にわたる種々の実施例で記載した自転車システムの取りまとめ要素、自転車システムデータの保存、自転車システム構成要素およびサブ構成要素、可能性、アプリケーション、及び/又は、その類の構成、取り付け、すべての等価な操作手順、及び/又は、構成が、この開示で検討されている。さらに他の実施例において、この開示全体にわたって記載した種々の実施例に記載した自転車システムの取りまとめ、自転車システムの取りまとめ要素、自転車システムデータの保存、自転車システム構成要素およびサブ構成要素、可能性、アプリケーション、及び/又は、その類の構成は、直列的な実行に限定するものではなく、並行して、共に、同時に、同期して、非同期で、及び/又は、その類で、実行するどのような数の及び/又は構成の、ねじ、処理、事例、サービス、サーバー、クライアント、ノード、及び/又は、その類は、この開示で予定されるものである。さらに加えて、この開示に記載したいくつかの特徴は、矛盾するもの、両立しないもの、応用できないもの、及び/又は、その類のもの、および、同じ実施例に同時に存在しないものがある場合もある。従って、種々の実施例、実施形態、例、及び/又は、その類は、特許請求の範囲で定義した開示、又は特許請求の範囲での均等物を限定するものと解釈すべきではない。

この開示は、正しく特許請求されていない革新的技術を含む。出願人は、そのような革新的技術を特許請求する権利、及び、仮出願、仮ではない出願、継続出願、一部継続出願、分割出願、及び/又は、その類の出願をする権利を含む、特許請求されていない革新的技術についてのすべての権利を保持する。本開示で説明したいくつかの実施例は、自転車システムについてのものであるが、本開示で説明した革新的技術は、多種多様な、他の分野、及び/又は、他のアプリケーションに容易に適用することができる。

上述の構成は、本発明の原理の応用例を単に説明しただけであることを理解すべきである。本発明の技術的思想、及び、技術的範囲から逸脱することなく、多くの修正した構成、代替的な構成を考え出すことが可能である。本発明は、図面に示され、現時点で本発明の最も現実的で好ましい実施例と思われるものに関して特徴及びその詳細を上述されているが、本願について通常の知識を有する者にとって、ここに述べた本発明の原理及び概念から逸脱することなく、多くの修正を施すことができることは明らかであろう。