Straddle-type vehicle

申请号 JP2013001795 申请日 2013-01-09 公开(公告)号 JP2013227005A 公开(公告)日 2013-11-07
申请人 Yamaha Motor Co Ltd; ヤマハ発動機株式会社; 发明人 TAKESAKO KAZUHEI; PHANSUA JARUWAT; RUEANGRIT KENGKLA;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a straddle-type vehicle which can appropriately transmit an alarm sound of a horn in a front direction by controlling a deterioration of durability of the horn.SOLUTION: A straddle-type vehicle 1 includes a head pipe 33, a front fork 15, a front wheel 11, a body cover 21 having a front cover 41 arranged in a front of the head pipe 33 and a rear cover 43 which is arranged in a rear of the head pipe 33 and connected to the front cover 41, and horn 61 which is arranged between the front cover 41 and rear cover 43. The body cover 21 has an opening A through which the front fork 15 passes; the horn 61 is arranged at an upper position than the opening A; the horn 61 is arranged so that a horn axis H perpendicular to its front surface 61a may extend in lower direction and front direction; and at least one part of the horn 61 exposes from the opening A when viewed in the horn axis H direction.
权利要求
  • ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるフロントフォークと、
    前記フロントフォークの下部に支持される前輪と、
    前記ヘッドパイプの前方に配置されるフロントカバー部と、前記ヘッドパイプの後方に配置され、前記フロントカバー部に接続されるリアカバー部とを有する車体カバーと、
    前記フロントカバー部と前記リアカバー部との間に配置されるホーンと、
    を備え、
    前記車体カバーには、前記フロントフォークが通る開口が形成され、
    前記ホーンは、前記開口よりも上方に配置され、
    前記ホーンは、その前面に対して垂直なホーン軸線が下方かつ前方に延びるように配置され、
    前記ホーン軸線方向から見て前記ホーンの少なくとも一部が前記開口から露出している鞍乗型車両。
  • 請求項1に記載の鞍乗型車両において、
    前記ホーン軸線が前記前輪よりも前方に向かって延びるように前記ホーンが配置されている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記ホーンの少なくとも一部は、側面視において前記ヘッドパイプと重なっている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記ホーン軸線は、側面視において前記前輪と重なっている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーンは前記前輪よりも車幅方向の外側方に位置する鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーンの少なくとも一部は前記フロントフォークよりも車幅方向の外側方に位置する鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記前輪の前端が車幅方向の外側方に回動した時、前記前輪と前記ホーンは、前記ホーン軸線方向から見て、重なっている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記フロントカバー部の前面には、前記ホーンの音を通じるためのホーン孔が形成されていない鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記フロントフォークは、
    前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトの下部に接続されるアンダーブラケットと、
    前記アンダーブラケットに支持され、前記前輪を支持するフロントチューブと、
    を備え、
    前記ホーンは、前記アンダーブラケットよりも上方に配置されている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記前輪の上方を覆うフロントフェンダーを備え、
    正面視において、前記フロントフェンダーの上端部は前記フロントカバーと重なっている鞍乗型車両。
  • 請求項10に記載の鞍乗型車両において、
    前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーン軸線方向から見て前記ホーンの少なくとも一部が前記車体カバーと前記フロントフェンダーとの間において露出している鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記ホーン軸線方向から見て前記ホーンの一部が前記車体カバーに隠れている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    ライダーが着座するシートと、
    前記シートより前方及び下方に配置されたフラットフートボードと、
    を備え、
    前記リアカバー部は、前記フロントカバー部よりも下方に延び、
    前記リアカバー部は、前記前輪の後方を通って、前記フラットフートボードに接続されている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記フロントカバー部に設けられるライトユニットを備え、
    前記ホーンは前記ライトユニットよりも後方に配置されている鞍乗型車両。
  • 請求項14に記載の鞍乗型車両において、
    前記ホーンは、正面視において前記ライトユニットと重なっている鞍乗型車両。
  • 請求項14に記載の鞍乗型車両において、
    前記ライトユニットは、ヘッドライトおよびフラッシャーの少なくともいずれかを備えている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記ヘッドパイプに支持され、前記ホーンを保持するホーン保持部材を備えている鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記フロントカバー部と前記リアカバー部との間に設けられ、前記フロントカバー部を保持するカバー保持部材を備え、
    前記カバー保持部材は、正面視で略Vの字形状を有し、その両端部において前記フロントカバー部を保持し、
    前記カバー保持部材の両端部はそれぞれ、ライトユニットよりも上方に位置している鞍乗型車両。
  • 請求項1または2に記載の鞍乗型車両において、
    前記フロントカバー部に設けられ、ライセンスプレートを取り付けるための取付部材を備えている鞍乗型車両。
  • 说明书全文

    本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、ホーンの取付構造の技術に関する。

    従来、ホーン(警音器)を備えた鞍乗型車両が知られている。 特許文献1は、ヘッドパイプの前方に設けられる中央カバーと、中央カバーの後方に設けられるホーンと、を備えるスクータ型車両を開示している。 中央カバーには、ホーンの前方にあたる位置にホーン孔が形成されている。 ホーンが発する音(警報音)は、ホーン孔を通して車両前方に送られる。

    特開2010ー120629号公報

    しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
    すなわち、走行時や車両の洗浄時等において、ホーン孔を通じて、泥、砂利等の異物が中央カバーの後方(内側)に入り易い。 異物がホーンにかかると、ホーンの耐久性が低下するおそれがある。

    ホーンの耐久性の低下を抑制するために、ホーン孔をより小さくすること、或いは、ホーン孔を塞ぐことなどが考えられる。 これによれば、異物がホーン孔を通過することを抑制できるかもしれないが、ホーンが発生した警報音もホーン孔を通過しにくくなる。 このため、警報音が中央カバーの前方に伝わりにくくなり、車両前方における警報音の音量が不足することが懸念される。

    本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ホーンの耐久性の低下を抑制しつつ、ホーンの警報音を前方に適切に伝達することができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。

    本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
    すなわち、本発明は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるフロントフォークと、前記フロントフォークの下部に支持される前輪と、前記ヘッドパイプの前方に配置されるフロントカバー部と、前記ヘッドパイプの後方に配置され、前記フロントカバー部に接続されるリアカバー部とを有する車体カバーと、前記フロントカバー部と前記リアカバー部との間に配置されるホーンと、を備え、前記車体カバーには、前記フロントフォークが通る開口が形成され、前記ホーンは、前記開口よりも上方に配置され、前記ホーンは、その前面に対して垂直なホーン軸線が下方かつ前方に延びるように配置され、前記ホーン軸線方向から見て前記ホーンの少なくとも一部が前記開口から露出している鞍乗型車両である。

    [作用・効果]本発明に係る鞍乗型車両によれば、前輪の前端が車両中心に位置しているとき、ホーン軸線方向から鞍乗型車両を見てホーンの少なくとも一部が開口から露出しているので、ホーンが発生した警報音を、開口を通じて車体カバーの外部に直接的に出すことができる。 また、ホーン軸線はホーンの下方かつ前方に延びるので、警報音を路面で反射させて前方に送ることができる。 よって、警報音を鞍乗型車両の前方に適切に伝達することができる。

    上述した構成に伴い、より小さなホーン孔を有するフロントカバー部、或いは、ホーン孔を有しないフロントカバー部を採用することが可能となる。 これらのようなフロントカバー部によれば、フロントカバー部とリアカバー部の間に異物が入ることを抑制し、ホーンの耐久性が低下することを抑制することを期待できる。

    上述した発明において、前記ホーン軸線が前記前輪よりも前方に向かって延びるように前記ホーンが配置されていることが好ましい。 これによれば、警報音を前輪よりも前方の路面で反射させて前方に送ることができる。 よって、警報音を鞍乗型車両の前方に一層適切に伝達することができる。

    上述した発明において、前記ホーンの少なくとも一部は、側面視において前記ヘッドパイプと重なっていることが好ましい。 ホーンはヘッドパイプと同等の高さ位置に配置されているので、水、泥、砂利等(以下、単に「異物」という)が開口を通じてフロントカバー部とリアカバー部との間に入った場合であっても、ホーンにかかりにくい。 よって、ホーンが異物によって汚れることを好適に防ぐことができ、汚損によってホーンの耐久性が低下することを防ぐことができる。 また、ホーンをヘッドパイプよりも前方等に配置する場合に比べて、フロントカバー部およびリアカバー部の前後方向の長さを抑えることができる。

    上述した発明において、前記ホーン軸線は、側面視において前記前輪と重なっていることが好ましい。 これによれば、前輪に近い路面の部分で警報音を的確に反射させることができる。 よって、鞍乗型車両の前方に警報音を効率よく伝達することができる。 また、側面視においてホーン軸線が前輪と重なっているので、開口のサイズを小さくすることができ、車体カバーの前後方向の長さを短くすることができる。

    上述した発明において、前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーンは前記前輪よりも車幅方向の外側方に位置することが好ましい。 ホーンの車幅方向における位置が前輪の車幅方向における位置から外れているので、警報音は前輪に遮られにくくなり、ホーンから路面に直接的に当たりやすくなる。 よって、警報音を一層有効に路面で反射させることができる。

    上述した発明において、前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーンの少なくとも一部は前記フロントフォークよりも車幅方向の外側方に位置することが好ましい。 ホーンの車幅方向における位置(範囲)の少なくとも一部が、フロントフォークの車幅方向における位置(範囲)から外れているので、警報音がフロントフォークに遮られにくくなり、警報音がホーンから路面に直接的に当たりやすくなる。 よって、警報音を一層有効に路面で反射させることができる。

    上述した発明において、前記前輪の前端が車幅方向の外側方に回動した時、前記前輪と前記ホーンは、前記ホーン軸線方向から見て、重なっていることが好ましい。 換言すれば、ホーン軸線方向から見て、前輪の向きが左右に回転するときの前輪の可動域は、ホーンと重なっていることが好ましい。 これによれば、前輪の前端が車体中心から外れているときに、ホーン軸線方向から見てホーンが前輪と重なるほどにホーンは前輪に近接した位置に配置されているので、開口のサイズを小さくすることができる。 これにより、ホーンの耐久性の低下を防ぐことができる。 また、車体カバーを一層コンパクトにすることができる。

    上述した発明において、前記フロントカバー部の前面には、前記ホーンの音を通じるためのホーン孔が形成されていないことが好ましい。 ホーン孔を通じて異物がフロントカバー部とリアカバー部との間に進入するおそれがないので、ホーンを的確に保護することができる。

    上述した発明において、前記フロントフォークは、前記ヘッドパイプに回転可能に支持されるステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトの下部に接続されるアンダーブラケットと、前記アンダーブラケットに支持され、前記前輪を支持するフロントチューブと、を備え、前記ホーンは、前記アンダーブラケットよりも上方に配置されていることが好ましい。 ホーンがアンダーブラケットよりも高い位置に配置されているので、異物からホーンを適切に保護することができる。

    上述した発明において、前記前輪の上方を覆うフロントフェンダーを備え、正面視において、前記フロントフェンダーの上端部は前記フロントカバー部と重なっていることが好ましい。 フロントフェンダーを備えているので、飛散する異物を受け止め、異物が開口を通じてフロントカバー部とリアカバー部との間に進入することを防ぐことができる。 また、フロントフェンダーが開口に近い位置に配置されているので、フロントカバー部とリアカバー部の間に異物が入ることを一層効果的に防止できる。

    上述した発明において、前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーン軸線方向から見て前記ホーンの少なくとも一部が前記車体カバーと前記フロントフェンダーとの間において露出していることが好ましい。 ホーン軸線方向から見てホーンの少なくとも一部が露出しているので、車両前方における警報音の音量を適切に確保することができる。 また、車体カバーとフロントフェンダーが異物を遮ることで、ホーンの汚損を適切に防ぐことができる。

    上述した発明において、前記ホーン軸線方向から見て前記ホーンの一部が前記車体カバーに隠れていることが好ましい。 車体カバーによってホーンに異物が当たることを一層効果的に抑えることができる。

    上述した発明において、ライダーが着座するシートと、前記シートより前方及び下方に配置されたフラットフートボードと、を備え、前記リアカバー部は、前記フロントカバー部よりも下方に延び、前記リアカバー部は、前記前輪の後方を通って、前記フラットフートボードに接続されていることが好ましい。 リアカバー部はフロントカバー部よりも低い位置まで延びており、前輪の後方にあたる位置まで延びている。 このため、警報音が後方へ漏れることを好適に抑制できる。 また、リアカバー部は警報音を反射し、前方に送ることもできる。 よって、ホーン軸線が下方かつ前方に延びるようにホーンを配置している場合であっても、警報音は鞍乗型車両の前方に向かい易くなる。 また、シートおよびフラットフートボードを備えているので、ライダーはシートに着座し、フラットフートボードに足を載せることができる。

    上述した発明において、前記フロントカバー部に設けられるライトユニットを備え、前記ホーンは前記ライトユニットよりも後方に配置されていることが好ましい。 これによれば、ライトユニットがホーンと干渉するおそれがない。 すなわち、ライトユニットの配置の自由度を高めることができる。

    上述した発明において、前記ホーンは、正面視において前記ライトユニットと重なっていることが好ましい。 これによれば、ホーンおよびヘッドライトユニットの設置スペースを上下方向にコンパクトにすることができる。 よって、フロントカバー部の上下方向の長さを抑えることができる。

    上述した発明において、前記ライトユニットは、ヘッドライトおよびフラッシャーの少なくともいずれかを備えていることが好ましい。 ヘッドライトおよびフラッシャーの双方によってライトユニットを構成してもよいし、それらの一方のみによってライトユニットを構成してもよい。 これによれば、ヘッドライトおよびフラッシャーの配置の自由度を高めることができる。

    上述した発明において、前記ヘッドパイプに支持され、前記ホーンを保持するホーン保持部材を備えていることが好ましい。 これによれば、ホーンに振動が伝わることを抑制することができる。 また、ステアリング操作などによってフロントフォークが動いても、車体カバーに対してホーンが動くことがない。 このため、車体カバーの小型化を図ることができる。 なお、ホーン保持部材は、ヘッドパイプに直接的に支持されていてもよいし、間接的に支持されていてもよい。

    上述した発明において、前記フロントカバー部と前記リアカバー部との間に設けられ、前記フロントカバー部を保持するカバー保持部材を備え、前記カバー保持部材は、正面視で略Vの字形状を有し、その両端部において前記フロントカバー部を保持し、前記カバー保持部材の両端部はそれぞれ、ライトユニットよりも上方に位置していることが好ましい。 これによれば、フロントカバー部の比較的に低い位置にライトユニットを配置することができる。 よって、大きなサイズのライトユニットであっても、フロントカバー部に容易に設けることができる。

    上述した発明において、前記フロントカバー部に設けられ、ライセンスプレートを取り付けるための取付部材を備えていることが好ましい。 これによれば、フロントカバー部に好適にライセンスプレートを取り付けることができる。

    上述した発明において、前記フロントフェンダーは、アンダーブラケットに支持されていることが好ましい。 これによれば、フロントチューブが伸縮しても、フロントフェンダーは車体カバーに対して上下動しない。 このため、異物の進入を安定的に防ぐことができる。

    上述した発明において、前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーンの少なくとも一部は、車幅方向で最も外側に位置する前記フロントフォークの部位よりも車幅方向の外側方に位置することが好ましい。 また、上述した発明において、前記前輪の前端が車両中心に位置しているとき、前記ホーンの少なくとも一部は、前記アンダーブラケットおよび前記フロントチューブのいずれよりも車幅方向の外側方に位置することが好ましい。 これらによれば、警報音はフロントフォーク(アンダーブラケットおよびフロントチューブ)に遮られにくくなり、ホーンから路面に直接的に当たりやすくなる。 よって、警報音を一層有効に路面で反射させることができる。

    本発明に係る鞍乗型車両によれば、警報音は、ホーン軸線に沿った直線的な経路を伝わることで、車体カバーの内部から外部へ直接的に出ることができる。 この直線的な経路は、ホーンの下方かつ前方に向いているので、警報音は、路面で好適に反射するとともに、反射後の警報音はさらに前方に進む。 このように警報音の反射を利用して鞍乗型車両の前方に警報音を伝えることにより、鞍乗型車両の前方における警報音の音量を適切に確保することができる。 また、このような構成に伴い、ホーン孔の縮小化或いはホーン孔の閉塞(排除)が可能となり、ホーンの耐久性の向上を図ることができる。

    実施例1に係る鞍乗型車両の左側面図である。

    車体カバーの内部の構成を示す左側面図である。

    車体カバーの内部構成を示す斜視図である。

    鞍乗型車両の平面図である。

    鞍乗型車両の正面図である。

    (a)は、ホーン軸線方向から見た鞍乗型車両の要部を示す図であり、(b)は(a)に対応する側面図である。

    ホーン軸線方向から見た鞍乗型車両の要部を示す図である。

    ホーン軸線方向から見た鞍乗型車両の要部を示す図である。

    インナーフェンダーの要部拡大図である。

    車体カバー等の分解斜視図である。

    フロントカバー部およびホーンの取付構造を示す詳細図である。

    実施例2に係る鞍乗型車両の左側面図である。

    車体カバーの内部の構成を示す左側面図である。

    鞍乗型車両の正面図である。

    (a)は、ホーン軸線方向から見た鞍乗型車両の要部を示す図であり、(b)は(a)に対応する側面図である。

    フロントカバー部およびホーンの取付構造を示す側面図である。

    フロントカバー部およびホーンの取付構造を示す斜視図である。

    変形実施例に係る鞍乗型車両の正面図である。

    以下、図面を参照して本発明の鞍乗型車両1について説明する。 本実施例では、鞍乗型車両1として、スクータ型の自動二輪車を例に採って説明する。

    1. 鞍乗型車両の概略構成 図1は、実施例1に係る鞍乗型車両の左側面図である。 図1において、x方向は前後方向であり、y方向は車幅方向であり、z方向は上下方向である。 前後、左右、上下とは、鞍乗型車両1に乗車したライダーにとっての「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」を意味する。

    図1を参照する。 鞍乗型車両1は、前輪11と後輪13を備えている。 前輪11はフロントフォーク15に支持されている。 フロントフォーク15は、ハンドル17に接続されている。 フロントフォーク15の一部は、車体カバー21に覆われている。 ハンドル17にはハンドルカバー23が取り付けられている。 後輪13は、ユニットスイング式のエンジンユニット25によって支持されている。 エンジンユニット25は、後輪13を回転駆動する。

    鞍乗型車両1は、ライダーが着座するためのシート27と、ライダーの足を載せるためのフラットフートボード29とを備えている。 シート27は、ハンドル17よりも後方の位置に設けられている。 シート27と車体カバー21との間には凹部(凹み)Eが形成されている。 このため、ライダーは鞍乗型車両1に容易に乗降することができる。 フラットフートボード29は、シート27よりも前方で、かつ、シート27よりも下方に配置されている。 フラットフートボード29の上面は略平坦である。 すなわち、フラットフートボード29の上面は厳密に平坦である場合に限られず、多少でこぼこしていてもよい。 ライダーは、シート27に着座し、フラットフートボード29に足を揃えて載せ、ハンドル17を握った姿勢で鞍乗型車両1に乗車する。

    2. 車体カバーおよびその内部の構成〜ヘッドパイプ、フロントフォーク 図2は、車体カバー21の内部の構成を示す左側面図である。 図2では、車体カバー21を点線で示し、車体カバー21の内部の構成を実線で示す。

    図示するように、鞍乗型車両1は車体フレーム31を備えている。 車体フレーム31は、ヘッドパイプ33と単一のダウンフレーム35とを含む。 ヘッドパイプ33は、車体フレーム31の前端部に位置する。 ダウンフレーム35は、ヘッドパイプ33から後方かつ下方に延びるように設けられている。 車体フレーム31は、車体カバー21を固定的に支持する。 ヘッドパイプ33は、フロントフォーク15を回転可能に支持する。 前輪11は、フロントフォーク15の下部に支持されている。

    車体カバー21は、ヘッドパイプ33の前方および後方を覆うように設けられている。 本明細書では、車体カバー21のうち、ヘッドパイプ33の前方に配置される部分を「フロントカバー部41」と呼ぶ。 また、車体カバー21のうち、ヘッドパイプ33の後方に配置される部分を「リアカバー部43」と呼ぶ。

    側面視で、フロントカバー部41の前面は、基本的に、下方に向かって前方に傾斜している。 換言すれば、側面視で、フロントカバー部41の下部は、上部に比べて前方に突き出ている。 なお、フロントカバー部41の前面とは、外部に露出している面という意味である。

    側面視で、ヘッドパイプ33からフロントカバー部41の前面までの距離は、上方から下方に向かって増大する。 一例として、図2では、ヘッドパイプ33の上部からフロントカバー部41の前面までの距離L1と、ヘッドパイプ33の下部からフロントカバー部41の前面までの距離L2を示す。 距離L1に比べて距離L2は大きい。 このことから明らかなように、フロントカバー部41とリアカバー部43との間の空間は、下方ほど広くなっている。 換言すれば、車体カバー21の内部空間は、下方に向かって拡大している。

    フロントカバー部41には、ヘッドライトユニット45が設けられている(図1も併せて参照)。 ヘッドライトユニット45は、ヘッドパイプ33の前方に配置されている。 ヘッドライトユニット45は、フロントカバー部41のうち、比較的低い位置に配置されている。 ヘッドライトユニット45は、ヘッドライト(前照灯)とフラッシャー(方向指示器)とを備えている。 ヘッドライトユニット45は、本発明におけるライトユニットに相当する。

    フロントカバー部41は、前輪11よりも高い位置に配置されている。 すなわち、フロントカバー部41の下面41Bは、前輪11よりも高くなるように配置されている。

    リアカバー部43は、下方に向かってフロントカバー部41よりも低い位置まで延びている。 リアカバー部43は、前輪11の後方に延びている。 リアカバー部43は、前輪11の上端11Tよりも低い位置まで垂れ下がっている。 リアカバー部43は、ヘッドパイプ33およびダウンフレーム35の後方を覆う。 リアカバー部43の下部は、フラットフートボード29の前部と接続されている。 上述した凹部Eは、より厳密には、リアカバー部43とシート27の間に形成されている。

    フロントカバー部41とリアカバー部43とは、ヘッドパイプ33の側方において互いに連続している。

    車体カバー21には、フロントフォーク15が通るための開口Aが形成されている。 図2では、開口Aが形成されている位置を太線で模式的に示している。 開口Aはフロントカバー部41とリアカバー部43とによって形成される。 開口Aの前部はフロントカバー部41の下面41Bによって形成されている。 開口Aの後部はリアカバー部43によって形成されている。 開口Aが含まれる仮想的なスライス面は、主としてフロントカバー部41の下面41Bによって規定されている。 このため、フロントカバー部41の下面41Bに形成された開口が、開口Aの前部と略一致する。 また、仮想的なスライス面とリアカバー部43とが交わるラインが、開口Aの後部の輪郭となる。

    開口Aの位置は、ヘッドパイプ33よりも低い。 フロントフォーク15は、開口Aを通じて、車体カバー21の内部と外部にわたって設けられている。 前輪11は、開口Aよりも下方に位置している。

    図3は、車体カバー21の内部構成を示す斜視図である。 図3は、鞍乗型車両1を左側前方、かつ、上方の位置から見たときの図である。 図3では、フロントカバー部41(より厳密には、後述する第1、第2部材71、75)を省略している。

    図示するように、リアカバー部43には、小物等を入れるための収納用ケース44が形成されている。 収納用ケース44は、リアカバー部43の内面が略前方に膨らんでいる部位である。 収納用ケース44は、ヘッドパイプ33の左側方に配置されている。 収納用ケース44の開口(不図示)は、リアカバー部43の後面に形成されている。 なお、リアカバー部43の内面は主として外部に露出していない面である。 リアカバー部43の後面は、シート27と向かい合うように外部に露出している面である。 図3では、主としてリアカバー部43の内面が現れている。

    さらに、リアカバー部43はインナーフェンダー47を有する。 インナーフェンダー47は、リアカバー部43の下部に位置している。 インナーフェンダー47は、例えば前輪11が巻き上げる水、泥、砂利等の異物を受け止める。 インナーフェンダー47はリブを備えている。 リブは異物を一層効果的に受け止めることができる(リブについては後述する)。 インナーフェンダー47によって、リアカバー部43の下部の後側が汚れたり、フロントカバー部41とリアカバー部43との間に異物が進入することを効果的に防ぐことができる。

    本実施例1では、インナーフェンダー47の上端のラインが、上述した開口Aの後部の輪郭と略一致している。

    フロントフォーク15は、ステアリングシャフト51とアンダーブラケット53と一対のフロントチューブ55とを備える。 ステアリングシャフト51は、その軸心回りに回転可能にヘッドパイプ33に支持されている。 アンダーブラケット53は、ステアリングシャフト51の下部に接続される。 各フロントチューブ55は、アンダーブラケット53の両端部にそれぞれ支持されている。

    上述したハンドル17は、ステアリングシャフト51の上部に接続されている。 前輪11は、一対のフロントチューブ55によって支持されている。 ハンドル17を操すると、ステアリングシャフト51がヘッドパイプ33に対して回転する。 アンダーブラケット53および一対のフロントチューブ55は、ステアリングシャフト51と一体に回転する。 これにより、前輪11の向きが変わる。

    各フロントチューブ55は伸縮可能である。 各フロントチューブ55はそれぞれ、インナーチューブ56とアウターチューブ57とを備えている。 インナーチューブ56の上部は、アンダーブラケット53に固定されている。 インナーチューブ56の下部は、アウターチューブ57の内部に挿入されている。 インナーチューブ56は、その軸心方向にアウターチューブ57に対して移動可能である。 左右のアウターチューブ57は車軸59を支持している。 この車軸59に前輪11が回転自在に支持されている。

    図2を参照する。 ステアリングシャフト51は開口Aよりも高い位置に配置されている。 アンダーブラケット53の位置は、開口Aと略同じ高さである。 フロントチューブ55の上端部は開口Aと略同じ高さに位置しているが、フロントチューブ55の大部分は、開口Aよりも低い位置に位置している。 また、アンダーブラケット53およびフロントチューブ55の位置は、ヘッドパイプ33よりも低い。

    3. ホーンおよびフロントフェンダー 図2、図3を参照する。 フロントカバー部41とリアカバー部43との間には、ホーン(電気式ホーン)61が設けられている。 ホーン61は警報音を発生させる。 警報音によって、主として他の車両または人に警報する。 ホーン61は音を放出する前面61aを有する。 ホーン61は、いわゆる平型タイプであり、前面61aは振動板や共振板などによって構成されている。

    図2を参照する。 ホーン61は、開口Aよりも高い位置に配置されている。 より詳細には、ホーン61の下端の位置は、開口Aよりも高い。 ホーン61は、アンダーブラケット53よりも高い位置に配置されている。 ホーン61は、ヘッドパイプ33の下端よりも高い位置に配置されている。 側面視で、ホーン61の少なくとも一部はヘッドパイプ33と重なっている。 側面視で、ホーン61の少なくとも一部はフロントフォーク15(ステアリングシャフト51)と重なっている。 より詳細には、ホーン61の前端はフロントフォーク15(ステアリングシャフト51)の前縁よりも前方に位置し、ホーン61の後端はフロントフォーク15(ステアリングシャフト51)の前縁よりも後方に位置する。 また、ホーン61は、ヘッドライトユニット45よりも後方に位置する。

    側面視で、ホーン61の全体は、車体カバー21(フロントカバー部41およびリアカバー部43)と重なっている。 すなわち、ホーン61は、車体カバー21よりも前方に位置しておらず、かつ、車体カバー21よりも後方に位置していない。 ホーン61の前方はフロントカバー部41(ヘッドライトユニット45)によって覆われ、ホーン61の後方はリアカバー部43によって覆われている。 また、図1に示すように、側面視でホーン61は車体カバー21によって隠れており、露出していない。 すなわち、ホーン61の側方も車体カバー21によって覆われている。

    ここで、ホーン61の前面61aに対して垂直な仮想線を「ホーン軸線H」と呼ぶ。 ホーン61が発した警報音は広がりながら伝わる。 ホーン軸線Hは、警報音が広がる中心を模式的に例示している。 本実施例では、ホーン軸線Hを以下のように設定している。

    第1に、ホーン軸線Hはホーン61の下方かつ前方に延びている。 第2に、ホーン軸線Hは前輪11よりも前方に向かって延びている。 第3に、ホーン軸線Hは側面視で前輪11と重なっている。 ここで、「前輪11よりも前方」とは、「側面視で前輪11の前方」と同義であり、具体的には図2に示すような領域Sを意味する。 領域Sは、前輪11の前端11Fより前方で、前輪11の上端11Tより下方で、前輪11の下端11Bより上方の領域である。 よって、「ホーン軸線Hが前輪11よりも前方に向かう」または「前輪11よりも前方に向かって延びる」とは、ホーン軸線Hが領域Sを通ることと同義である。

    図2では、参考として、ホーン61を通り、前輪11と点Pで接する仮想線Iaと、ホーン61と領域Sの後端かつ下端の端点Qとを結ぶ仮想線Ibを示している。 図示したホーン軸線Hのみならず、仮想線Iaから仮想線Ibまでの範囲内のホーン軸線であれば、上述した第1乃至第3の条件を満足する。

    ホーン軸線Hの傾きは、ヘッドパイプ33の傾きよりも水平線に近い。 一例として、図2では、ホーン軸線Hの水平線に対する度θ1とヘッドパイプ33の水平線に対する角度θ2を示す。 角度θ1は角度θ2に比べて小さい。

    また、図2に明示されるように、ホーン軸線Hは、側面視でフロントフォーク15より前方を通っている。

    図4は、鞍乗型車両1の平面図である。 図4に示すように、前輪11の向きが前後方向xと一致するとき、前輪11の前端11Fは車両中心Cに位置する。 図5は、鞍乗型車両1の正面図である。 図5では、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているときの鞍乗型車両1を示している。 なお、図1乃至3においても同様である。 また、図5では、開口Aを太線で明示している。

    図5に示すように、正面視で、ホーン61はヘッドパイプ33の右側方に配置されている。 正面視で、ホーン61はヘッドライトユニット45と重なっている。 すなわち、ホーン61はヘッドライトユニット45の真後ろに配置されている。 正面視で、ホーン61の全体が車体カバー21(フロントカバー部41およびリアカバー部43)と重なっている。 すなわち、ホーン61は車体カバー21の外側方に位置していない。 ホーン61の両側方は車体カバー21によって覆われている。 フロントカバー部41の前面には、ホーン61の警報音を通じるためのホーン孔は形成されていない。 ホーン61の前方は、ヘッドライトユニット45によって覆われている。

    ホーン61の車幅方向yにおける位置は、前輪11の車幅方向yにおける位置から外れている。 より詳しくは、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、正面視でホーン61は、前輪11の車幅方向yの右側方に位置する。 図5では、車幅方向yにおいてホーン61が位置している範囲W1と、車幅方向yにおいて前輪11が位置している範囲W2とを示す。 正面視で範囲W1は範囲W2と重なっておらず、範囲W2の右側方に外れている。

    フロントカバー部41の前面には、ライセンスプレートを取り付けるための取付部材49が設けられている(図1も併せて参照)。 取付部材49は、フロントカバー部41のうち、比較的高い位置に配置されている。 取付部材49は、正面視でヘッドライトユニット45の上方に配置されている。

    図1、2、5を参照する。 フロントフェンダー63は、アンダーブラケット53に支持されている。 フロントフェンダー63は、アンダーブラケット53と一体に回転する。 フロントフェンダー63は、前輪11の上方を覆う。 フロントフェンダー63は、前輪11が巻き上げる異物等を受ける。

    図2に示すように、フロントフェンダー63の一部(以下、「上端部」という)63Tは、側面視で、開口Aを通じて、フロントカバー部41とリアカバー部43との間に進入している。 換言すれば、上端部63Tは開口Aより上方に位置している。 図5に示すように、正面視でフロントフェンダー63はフロントカバー部41と重なっている。 正面視で上端部63Tはフロントカバー部41に隠れている。

    ホーン61は、フロントフェンダー63よりも高い位置に配置されている。 前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン61の少なくとも一部は、フロントフェンダー63の車幅方向y外側方に位置する。 より詳しくは、ホーン61が位置する車幅方向yの範囲の一部は、フロントフェンダー63の車幅方向yにおける位置から外れている。 図5では、車幅方向yにおいてフロントフェンダー63が位置している範囲W3を示す。 正面視で、範囲W1の一部は範囲W3の右側方に外れ、範囲W1の他の部分は範囲W3と重なっている。

    図6を参照する。 図6(a)は、ホーン軸線H方向から鞍乗型車両1を見たときの図であり、図6(b)は、図6(a)に対応する鞍乗型車両1の側面図である。 図6(a)、(b)では、前輪11の前端11Fは車両中心Cに位置している。 図6(a)では、ヘッドライトユニット45等の図示を省略している。 図6では、車幅方向yの右側を「RIGHT」と示し、車幅方向yの左側を「LEFT」で示し、ホーン軸線Hと平行な軸を「h」で示す。 なお、後述する図7乃至9においても同様である。

    図6(a)に示すように、フロントカバー部41の下面41Bによって開口Aの一部(前部)が形成されている。 ホーン軸線H方向から見たとき、開口Aの中央部は、フロントフェンダー63によって覆われている。 開口Aの右側部と左側部は、フロントフェンダー63によって覆われていない。 すなわち、開口Aの右側部および左側部に、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との隙間が形成されている。 これら左右の隙間を通じて、フロントカバー部41とリアカバー部43との間(車体カバー21の内部)が視認される。

    ホーン61は、ホーン軸線H方向から見たとき、開口A内において視認される(露出している)。 ホーン61は、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との間から露出している。 ホーン61が露出する位置は、開口Aの前部である。 より詳しくは、ホーン61が露出する位置は、開口A内の前方かつ右側方の周縁部である。 ホーン61が露出する位置は、フロントフェンダー63の右側方である。 ホーン61が露出する位置は、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との左右の隙間のうち、右側の隙間の前端近傍である。

    ホーン61は、その全部が露出しておらず、前面61aの一部のみが露出している。 前面61aの他の部分は、フロントカバー部41またはフロントフェンダー63の背後に隠れており、露出していない。 今、露出しているホーン61の部分を「第1部分」と呼び、露出していないホーン61の部分を「第2部分」と呼ぶ。 第2部分は、第1部分の両側に分離して形成されている。 第2部分の一方は、フロントカバー部41の下部のうち、前方かつ右側の部位と重なっている。 第2部分の他方は、フロントフェンダー63の右側の部位と重なっている。

    図7を参照する。 図7は、前輪11の向きを変えたときにホーン軸線H方向から鞍乗型車両1を見た図である。 図7では、前輪11の前端11Fは車幅方向yの外側方に回動している。 より詳しく言えば、前端11Fが車体中心Cの右側方に位置している。 参考のために、前端11Fが車両中心Cに位置しているときの前輪11の位置を一点鎖線で示す。 さらに、前端11Fが回動するときの前輪11の可動範囲Mを太い点線で示す。

    図示するように、前端11Fが回動すると(前輪11の向きが変わると)、前輪11と一体にフロントフェンダー63も回転する。 ホーン軸線H方向から見て、ホーン61の全部は、フロントフェンダー63と重なっており、露出していない。 図7の場面では、ホーン61と前輪11とは重なっていない。 しかしながら、可動範囲Mがホーン61と重なっていることから明らかなように、前端11Fが回動するとき、ホーン61の少なくとも一部は前輪11と重なる。

    フロントカバー部41とフロントフェンダー63との間に形成される左右の隙間のうち、右側の隙間は、前端11Fの回動に伴って小さくなり、やがて無くなる(隙間が完全に覆われる)。 他方、左側の隙間は、前端11Fの回動に伴って大きくなる。

    参考として図8を示す。 図8は、ホーン軸線H方向から鞍乗型車両1を見たときの図であり、フロントカバー部41およびフロントフェンダー63を省略した図である。

    図示するように、ホーン軸線H方向から見たとき、フロントカバー部41およびフロントフェンダー63が存在しなければ、ホーン61の前面61aの全体が視認できる。 すなわち、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61はフロントフォーク15と重ならない。 当然ながら、ホーン61の位置は、アンダーブラケット53からも外れている。 また、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61は、前端11Fが車両中心Cに位置している前輪11と重ならない。 ホーン軸線H方向から見て、ホーン61は、前端11Fが車両中心Cに位置している前輪11の車幅方向yの外側方に位置する。 さらに、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61はリアカバー部43(インナーフェンダー47)に隠れない。

    また、図8には、ホーン61およびフロントフォーク15の車幅方向yにおける位置関係が明示されている。 図8では、車幅方向yにおけるホーン61の位置(範囲)W1と、車幅方向yにおけるフロントフォーク15の位置(範囲)W4を示す。 なお、範囲W4は、フロントフォーク15の最大幅である。 本実施例1では、アンダーブラケット53の幅が幅W4に相当する。

    4. インナーフェンダーの特徴的形状 次に、インナーフェンダー47のリブを説明する。 図9は、インナーフェンダー47の要部拡大図である。 図9は、ホーン軸線H方向から鞍乗型車両1を見たときの図であり、前輪11等の図示を省略している。

    図示するように、インナーフェンダー47の上部にはリブ48が形成されている。 リブ48は、インナーフェンダー47から、略前方に向かって隆起している。 リブ48は、中央リブ48Mと右リブ48Rと左リブ48Lとに分けられる。 中央リブ48Mは、ダウンフレーム35に沿うように前方に膨らんでいる。 中央リブ48Mは、ダウンフレーム35の前方を覆う。 右リブ48Rおよび左リブ48Lは、庇のように前方に張り出している。 右リブ48Rおよび左リブ48Lは、それぞれ前輪11が跳ね上げる異物等を受ける。

    リブ48の形状は、左右非対称である。 左右のリブ48R、48Lのうち、ホーン61と同じ側である右リブ48Rが張り出す長さは、左リブ48Lが張り出す長さに比べて短い。 この結果、開口Aの右側部は開口Aの左側部に比べて広い。 図9では、車幅方向yおよび軸hに直交する軸を軸kとして、軸k方向における開口Aの右側部の長さD1と、軸kにおける開口Aの左側部の長さD2とを示す。 長さD1は長さD2に比べて長い。

    5. 車体カバーの構造 車体カバー21等の構成等について説明する。 上述した車体カバー21は、分離可能な複数の部材によって構成されている。 複数の部材は、必ずしも、フロントカバー部41またはリアカバー部43と一致しなくもてもよい。 複数の部材は、フロントカバー部41およびリアカバー部43を兼ねる部材を含んでいてもよい。 以下、車体カバー21の構成の一例を説明する。

    図10は、車体カバー21等の分解斜視図である。 図示するように、車体カバー21は、第1部材71と第2部材75と第3部材77とインナーフェンダー47に分離可能である。 第1部材71は、中央部72と、中央部72から略下方に延びる左右一対の脚部73と、を有する。 中央部72の前面には、ヘッドライトユニット45を取り付けるためのヘッドライトユニット用開口Bが形成されている。 ヘッドライトユニット45が第1部材71に装着されると、ヘッドライトユニット用開口Bは閉塞される。 第2部材75は、第1部材71(中央部72)の上部に取り付けられる。 第3部材77は、ヘッドパイプ33を挟んで、第1、第2部材71、75と接続される。 インナーフェンダー47は、第3部材77の下部に取り付けられる。 各脚部73は、インナーフェンダー47の両側部と接合する。

    上述した分割例では、フロントカバー部41は、第1部材71の一部(例えば中央部72)と第2部材75の全部とによって構成される(図1参照)。 なお、中央部72の下面72Bがフロントカバー部41の下面41Bに相当する。 また、リアカバー部43は、第1部材71の一部(例えば脚部73)と第3部材77とインナーフェンダー47とによって構成される(図1参照)。

    図10、図11を参照する。 図11は、フロントカバー部41およびホーン61の取付構造を示す詳細図である。 フロントカバー部41とリアカバー部43との間には、フロントカバー部41を支持するためのステー部材81およびカバー保持部材83が設けられている。

    ステー部材81は、ヘッドパイプ33に取り付けられている。 ステー部材81はヘッドパイプ33から前方に突出している。 ステー部材81の前端部には、カバー保持部材83が取り付けられている。

    図5を参照する。 カバー保持部材83は、ヘッドライトユニット45に対応した形状を有する。 具体的には、ヘッドライトユニット45は、正面視で略Vの字形状を有している。 これに対応して、カバー保持部材83も、正面視で略Vの字形状を有している。 カバー保持部材83は、中央部83Mと、左右の端部83R、83Lとを有している。 左右の端部83R、83Lの位置は、中央部83Mの車幅方向yの両側方であって中央部83Mに比べて高い。

    カバー保持部材83は、正面視でヘッドライトユニット45と重ならないように配置されている。 本実施例では、中央部83Mの位置は、正面視で、ヘッドライトユニット45の中央部よりも高く、ヘッドライトユニット45の端部よりも低い。 各端部83R、83Lの位置は、ヘッドライトユニット45全体よりも高い。 これら各端部83R、83Lに、フロントカバー部41(第1部材71)が取り付けられている。 このように、フロントカバー部41はヘッドパイプ33に支持されている。

    図11を参照する。 フロントカバー部41とリアカバー部43との間には、さらに、ホーン61を支持するためのホーン保持部材85およびホーンステー部材87が設けられている。

    図示するように、ホーン保持部材85は、カバー保持部材83の中央部83Mと右端部83Rとの間の部位に支持されている。 ホーン保持部材85は、カバー保持部材83から右側方かつ後方に延びている。 ホーン保持部材85の先端にホーンステー部材87が取り付けられている。 ホーンステー部材87はホーン61を保持している。 このように、ホーン61はヘッドパイプ33に支持されている。

    6. 警報音の伝わり方 図2を参照する。 上述した構成に係る鞍乗型車両1において、ホーン61が警報音を発すると、警報音はフロントカバー部41とリアカバー部43との間を、ホーン軸線Hを中心とした方向に広がりながら伝わる。 すなわち、警報音は、ホーン61の下方かつ前方を中心とした方向に伝わる。 そして、警報音は、開口Aを通じて車体カバー21の外部に出る。 この際、開口Aのうち、フロントカバー部41とフロントフェンダー63の間を警報音が通ることによって、警報音は直接的に外部に出ることができる。 外部に出た警報音は、前輪11よりも前方の路面Gで反射し、さらに前方に進む。 図2では、反射した後の警報音の進行方向Jを模式的に例示している。 このように、路面Gの反射を利用して警報音を鞍乗型車両1の前方に伝播させる。 これにより、警報音を鞍乗型車両1の前方に適切な音量で届けることができる。

    このように、本実施例1に係る鞍乗型車両1によれば、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン軸線H方向から見てホーン61が開口Aから露出しているので、ホーン61から放出された警報音は、開口Aを通じて車体カバー21の外部に直線的に進むことができる。 このように車体カバー21の外部に警報音を直接的に出すことができるので、警報音の音量が低下することを抑制することができる。

    また、ホーン軸線Hはホーン61の下方かつ前方に延びているので、警報音を路面Gで反射させて前方に送ることができる。 また、ホーン軸線Hは前輪11よりも前方に向かうので、警報音を前輪11よりも前方の路面Gで反射させることができる。 これにより、警報音を前方に適切に送ることができ、鞍乗型車両1の前方における警報音の音量を適切に確保できる。

    このように、ホーン軸線Hはホーン61の下方かつ前方に延びており、ホーン61が発する警報音は開口Aを通じて車体カバー21の外部に出るので、本実施例で例示したように、ホーン孔を有しないフロントカバー部41を採用することができる。 このフロントカバー部41によれば、フロントカバー部41とリアカバー部43の間に異物が入ることを防ぐことができ、ホーン61の耐久性が低下することを好適に抑制できる。 また、ホーン61のみならず、ヘッドライトユニット45等の電装品についても異物から好適に保護することができ、電装品の耐久性も好適に向上させることができる。 さらに、ヘッドライトユニット45やライセンスプレート等を、フロントカバー部41の前面の任意の位置に設置することができる。 これにより、ヘッドライトユニット45の大型化にも好適に対応できる。 さらに、車体カバー21の外観をすっきりさせることができる。

    また、ホーン軸線Hはホーン61の下方かつ前方に延びており、ホーン61が発する警報音は開口Aを通じて車体カバー21の外部に出るので、本実施例で例示したように、ホーン61の前方にヘッドライトユニット45を配置するなど、ヘッドライトユニット45の配置の自由度を高めることができる。

    また、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61の一部のみが開口Aから露出しているので、ホーン61が異物で汚れることを抑制しつつ、警報音を鞍乗型車両1の外部に有効に出すことできる。 また、ホーン61が車体カバー21とフロントフェンダー63との間において露出しているので、車体カバー21とフロントフェンダー63によって異物を遮り、ホーン61を好適に保護することができる。 さらに、フロントカバー部41及びフロントフェンダー63は、それぞれホーン61の一部と重なっているので、ホーン61の汚損をより効果的に防ぐことができる。

    また、車体カバー21の内部空間は下方ほど広くなっているので、ホーン61が発生した警報音を好適に開口Aに導くことができる。 よって、警報音が車体カバー21の内部でこもることを抑制できる。

    また、インナーフェンダー47のリブ48は左右非対称に形成され、これにより、ホーン61と同じ側である開口Aの右側部が開口Aの左側部に比べて広くなっている。 このため、警報音は開口Aを円滑に通ることができる。 よって、警報音が車体カバー21の内部でこもることを一層抑制することができる。

    また、ホーン軸線Hは、側面視において前輪11と重なっているので、側面視で前輪11に比較的近い路面Gの部分で警報音を反射させることができる。 これにより、警報音をより的確に反射させることができ、鞍乗型車両1の前方における警報音の音量を適切に確保することができる。 また、開口Aの前後方向xのサイズを小さくすることができ、車体カバー21の前後方向xの長さを抑えることができる。 この結果、開口Aを通じて車体カバー21内に異物が進入することを好適に抑制できる。

    また、ホーン軸線Hの傾きはヘッドパイプ33の傾きよりも水平線に近いので、前輪11よりも前方に向かうようにホーン軸線Hを設定することが容易である。

    また、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン61は正面視で前輪11の車幅方向yの側方に位置するので、警報音が前輪11に遮られにくくなり、ホーン61から直接的に路面Gに当たりやすくなる。 よって、警報音を一層有効に路面Gで反射させることができる。

    また、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、正面視でホーン61の一部がフロントフェンダー63の車幅方向y側方に外れているので、警報音がフロントフェンダー63に遮られにくくなり、ホーン61から路面Gに直接的に当たりやすくなる。 これにより、警報音の音量が低下することを抑制することができる。 また、正面視でホーン61の他の一部がフロントフェンダー63の車幅方向yにおける位置W3と重なっているので、ホーン61に異物がかかることを効果的に抑制することができる。

    また、前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン61の少なくとも一部がフロントフォーク15よりも車幅方向yの外側方に外れているので、警報音はフロントフォーク15(アンダーブラケット53およびフロントチューブ55)に遮られにくくなり、ホーン61から路面Gに直接的に当たりやすくなる。 よって、警報音を一層有効に路面で反射させることができる。 さらに、側面視で、ホーン61の少なくとも一部がフロントフォーク15と重なるようにホーン61を配置することができる。 これにより、警報音の音量が低下することを抑制できるのみならず、車体カバー21の前後方向xにおける長さを容易に低減できる。

    また、前端11Fが車幅方向yの外側方に回動する際、ホーン軸線H方向から見てホーン61は前輪11と重なる。 このように、ホーン軸線H方向から見てホーン61は前輪11に近接した位置に配置されているので、開口Aのサイズを一層小さくすることができる。 これにより、車体カバー21をコンパクトにすることができる。 また、前端11Fが車幅方向yの外側方に回動する際にホーン軸線H方向から見てフロントフェンダー63と重なるように、ホーン61が配置されているので、開口Aのサイズを一層小さくすることができ、車体カバー21をコンパクトにすることができる。

    さらに、図7に例示したように、前端11Fが車幅方向yの外側方に回動する時に、ホーン軸線H方向から見てホーン61が前輪11またはフロントフェンダー63によって隠れる。 このため、鞍乗型車両1が傾き、ホーン61と路面Gとの距離が近くなったときには、ホーン61に異物がかかることを好適に防ぐことができる。

    なお、前端11Fが車幅方向yの外側方に回動する時にホーン軸線H方向から見てホーン61が隠れていても、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との間に形成される左右の隙間のいずれか一方は大きくなるので、ホーン61が発する警報音は開口Aを通じて車体カバー21の外部に出ることができる。 そもそも、ホーン61の使用頻度自体、ライダーがハンドル17を操舵していない時に比べて、操舵している時には少ないと考えられる。 なお、「ハンドル17を操舵している時」とは、前端11Fの位置が車体中心Cから外れた位置となるように前輪11の向きを調整している時を意味し、「ハンドル17を操舵していない時」とは、前端11Fの位置が車体中心Cに位置するように前輪11の向きを調整している時を意味する。

    また、ホーン軸線H方向から見たとき、ホーン61は、前輪11やフロントフォーク15等と重ならないので、警報音がこれらの部材11、15によって遮られにくい。 また、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61はリアカバー部43(インナーフェンダー47)に隠れないので、警報音がこれらの部材43、47によって遮られにくい。

    また、ホーン61の後方はリアカバー部43によって覆われているので、ホーン61の警報音が後方へ漏れにくい。 よって、警報音を好適に開口Aに導くことができ、警報音の音量が低下することを好適に抑制できる。

    さらに、リアカバー部43は下方に延びているので、警報音が後方へ漏れることを一層抑制できる。 また、リアカバー部43が警報音を反射することによって、警報音を前方に送ることもできる。 このような警報音が後方へ漏れにくく、前方に向かい易くなる効果は、ホーン軸線Hが下方かつ前方に延びるようにホーン61を配置する場合(すなわち、ホーン61を下方に傾ける場合)に特に大きい。

    また、ホーン61の側方は車体カバー21(フロントカバー部41およびリアカバー部43)によって覆われているので、ホーン61の警報音が後方へ漏れにくい。 よって、警報音を好適に開口Aに導くことができ、警報音の音量が低下することを好適に抑制できる。

    また、ホーン61は開口Aよりも上方で、かつ、アンダーブラケット53よりも上方に配置されているので、前輪11が巻き上げる異物等によってホーン61が汚れることを好適に防止できる。 さらに、ホーン61は、ヘッドパイプ33の下端よりも上方に配置されているので、ホーン61の汚損を一層好適に防ぐことができる。

    また、ホーン61の少なくとも一部は、側面視においてヘッドパイプ33と重なっているので、フロントカバー部41およびリアカバー部43の前後方向xにおける長さを抑えることができる。

    また、フロントフェンダー63はアンダーブラケット53に支持されているので、フロントチューブ55が伸縮しても、フロントフェンダー63は車体カバー21に対して上下動しない。 このため、車体カバー21に対してフロントフェンダー63を略一定の位置に保つことができ、車体カバー21内に異物が入ることを安定的に防ぐことができる。 また、フロントフェンダー63を単一の部材(アンダーブラケット53)に取り付ければよく、フロントフェンダー63を2つの部材(例えば、一対のフロントチューブ55)に取り付ける場合に比べて、支持構造を簡素化でき、部品点数を削減することができる。

    また、正面視においてフロントフェンダー63の上端部63Tはフロントカバー部41と重なっており、フロントフェンダー63はフロントカバー部41に近接しているので、フロントカバー部41とリアカバー部43との間に異物が入ることをより的確に防ぐことができる。

    また、ホーン61はヘッドライトユニット45よりも後方に配置されているので、ヘッドライトユニット45とホーン61とが互いに干渉するおそれがない。 このように、ヘッドライトユニット45の配置はホーン61によって制約を受けないので、ヘッドライトユニット45の配置の自由度を高めることができる。 また、大型のヘッドライトユニット45であっても、容易に配置することができる。

    また、ホーン61は、正面視においてヘッドライトユニット45と重なっているので、ホーン61とヘッドライトユニット45の設置スペースを上下方向zにコンパクトにすることができる。 よって、フロントカバー部41の上下方向zの長さを抑えることができる。

    また、ヘッドパイプ33の車幅方向yの一方にホーン61が設けられ、ヘッドパイプ33の車幅方向yの他方に収納用ケース44が設けられているので、これらホーン61および収納用ケース44の設置スペースをコンパクトにすることができる。

    また、カバー保持部材83の両端部83R、83Lはそれぞれ、ヘッドライトユニット45よりも上方に位置しているので、フロントカバー部41の比較的に低い位置にヘッドライトユニット45を配置できる。 よって、大型のヘッドライトユニット45であっても、フロントカバー部41に容易に設けることができる。

    また、カバー保持部材83は、正面視でヘッドライトユニット45と重ならないように配置されているので、ヘッドライトユニット45及びカバー保持部材83の設置スペースを前後方向xにコンパクトにできる。 よって、車体カバー21の前後方向xにおける長さを抑えることができる。

    また、カバー保持部材83の中央部83Mの位置は、正面視で、ヘッドライトユニット45の中央部よりも高く、ヘッドライトユニット45の端部よりも低いので、ヘッドライトユニット45及びカバー保持部材83の設置スペースを上下方向zにコンパクトにできる。 よって、フロントカバー部41の上下方向zにおける長さを抑えることができる。

    また、ホーン61はヘッドパイプ33に支持されているので、ホーン61を堅牢に支持することができる。 また、ホーン61に振動が伝わることを抑制することができる。 また、ホーン61をフロントフォーク15に支持しないので、ハンドル17の操作などによってフロントフォーク15が車体カバー21(ヘッドパイプ33)に対して動いても、ホーン61は車体カバー21に対して動かない。 よって、車体カバー21の小型化を図ることができる。

    また、ライセンスプレートを取り付けるための取付部材49がフロントカバー部41に設けられているので、フロントカバー部41に好適にライセンスプレートを取り付けることができる。

    次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。 なお、実施例1と同じ構成については同符号を付すことで詳細な説明を省略する。

    1. 鞍乗型車両の概略構成 図12は、実施例2に係る鞍乗型車両1の左側面図である。 実施例2のフラットフートボード29の前部は、僅かに上方に延びている。 このフラットフートボード29の前部は、リアカバー部43の一部として機能している。

    鞍乗型車両1は、ヘッドライト46aとフラッシャー46bとを備えている。 ヘッドライト46aとフラッシャー46bとは、互い分離して配置されている。 ヘッドライト46aとフラッシャー46bは、それぞれ本発明におけるライトユニットに相当する。

    図13は、実施例2に係る車体カバーの内部の構成を示す左側面図である。 図13に示すように、ホーン61は開口Aよりも高い位置に配置されている。 ホーン61はヘッドパイプ33の下端部と同程度の高さ位置に配置されている。 ホーン61はアンダーブラケット53よりも僅かに高い位置に配置されている。 側面視で、ホーン61の少なくとも一部はヘッドパイプ33と重なっている。 ホーン61はヘッドライト46aよりも下方に配置されている。 ホーン61は側面視でヘッドライト46aおよびフラッシャー46bのいずれともかさなっていない。

    ホーン軸線Hは、ホーン61の下方かつ前方に延びており、かつ、側面視で前輪11と重なっている。 ただし、ホーン軸線Hは前輪11よりも前方に向かって延びていない。 すなわち、ホーン軸線Hは、領域Sを通らない。 ホーン軸線Hが路面Gと交わる位置Rは、領域Sの端点Qの後方である。 図13では、ホーン61を通る垂直な仮想線Id、及び、この仮想線Idと路面Gとが交わる点Vを示す。 ホーン軸線Hは、仮想線Ibから仮想線Idまでの範囲内にある。 位置Rは、端点Qの後方であり、点Vの前方である。

    ホーン軸線Hの傾きは、ヘッドパイプ33の傾きと近似している。 一例として、図13では、ホーン軸線Hの水平線に対する角度θ3とヘッドパイプ33の水平線に対する角度θ2を示す。 角度θ3は角度θ2と略同程度である。

    また、図13に明示されるように、ホーン軸線Hは、側面視でフロントフォーク15より前方を通っている。

    図14は、鞍乗型車両1の正面図である。 図14は、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているときの鞍乗型車両1を示している。

    図示するように、本実例2でも、インナーフェンダー47の上端のラインが、開口Aの後部の輪郭と略一致している。

    正面視で、複数(2つ)のフラッシャー46bがヘッドライト46aの左右にそれぞれ配置されている。 正面視で、ホーン61はヘッドパイプ33の左側方に配置されている。 正面視で、ホーン61はヘッドライト46aと重なっていない。 正面視で、ホーン61の一部は左側のフラッシャー46bと重なっている。 フロントカバー部41の前面にはホーン孔は形成されていない。 フロントカバー部41の前面には、ライセンスプレートを取り付けるための取付部材49が設けられていない。

    ホーン61の車幅方向yにおける位置は、前輪11の車幅方向yにおける位置から外れている。 より詳しくは、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、正面視でホーン61は、前輪11の車幅方向yの左側方に位置する。 図14では、車幅方向yにおいてホーン61が位置している範囲W1と、車幅方向yにおいて前輪11が位置している範囲W2とを示す。 正面視で範囲W1は範囲W2と重なっておらず、範囲W2の左側方に外れている。

    ホーン61は、フロントフェンダー63よりも高い位置に配置されている。 前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン61の少なくとも一部は、フロントフェンダー63の車幅方向y外側方に位置する。 より詳しくは、ホーン61が位置する車幅方向yの範囲の一部は、フロントフェンダー63の車幅方向yにおける位置から外れている。 図14では、車幅方向yにおいてフロントフェンダー63が位置している範囲W3を示す。 正面視で、範囲W1の一部は範囲W3の左側方に外れ、範囲W1の他の部分は範囲W3と重なっている。

    図13に示すように、フロントフェンダー63の上端部63Tは、側面視で、開口Aを通じて、フロントカバー部41とリアカバー部43との間に進入している。 換言すれば、上端部63Tは開口Aより上方に位置している。 ただし、図14に示すように、正面視ではフロントフェンダー63はフロントカバー部41と重なっていない。 正面視で上端部63Tはフロントカバー部41に隠れていない。

    図15を参照する。 図15(a)は、ホーン軸線H方向から鞍乗型車両1を見たときの図であり、図15(b)は、図15(a)に対応する鞍乗型車両1の側面図である。 図15(a)、(b)では、前輪11の前端11Fは車両中心Cに位置している。 図15では、車幅方向yの右側を「RIGHT」と示し、車幅方向yの左側を「LEFT」で示し、ホーン軸線Hと平行な軸を「h」で示す。

    図15(a)に示すように、フロントカバー部41の下面41Bによって開口Aの前部が形成されている。 ホーン軸線H方向から見たとき、開口Aの中央部は、フロントフェンダー63によって覆われている。 開口Aの右側部と左側部は、フロントフェンダー63によって覆われていない。 すなわち、開口Aの右側部および左側部に、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との隙間が形成されている。 これら左右の隙間を通じて、フロントカバー部41とリアカバー部43との間(車体カバー21の内部)が視認される。

    ホーン61は、ホーン軸線H方向から見たとき、開口A内において視認される(露出している)。 ホーン61は、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との間から露出している。 ホーン61が露出する位置は、開口Aの前部である。 より詳しくは、ホーン61が露出する位置は、開口A内の前方かつ左側方の周縁部である。 ホーン61が露出する位置は、フロントフェンダー63の左側方である。 ホーン61が露出する位置は、フロントカバー部41とフロントフェンダー63との左右の隙間のうち、左側の隙間の前端近傍である。

    ホーン61は、その全部が露出しておらず、前面61aの一部のみが露出している。 前面61aの他の部分は、フロントカバー部41またはフロントフェンダー63の背後に隠れており、露出していない。 今、露出しているホーン61の部分を「第1部分」と呼び、露出していないホーン61の部分を「第2部分」と呼ぶ。 第2部分は、第1部分の両側に分離して形成されている。 第2部分の一方は、フロントカバー部41の下部のうち、前方かつ左側の部位と重なっている。 第2部分の他方は、フロントフェンダー63の右側の部位と重なっている。

    なお、図15(a)にフラットフートボード29が現れていることから明らかなように、フラットフートボード29の前部はリアカバー部43として機能している。

    図16、図17は、フロントカバー部およびホーンの取付構造を示す側面図と斜視図である。 なお、フロントカバー部等は、便宜上、図示を省略している。 図示するように、ヘッドパイプ33にはステー部材91が取り付けられている。 ステー部材91の前端部は、ヘッドパイプ33から前方に突出している。 ステー部材91の前端部にはカバー保持部材93が取り付けられている。 カバー保持部材93の上部には、フロントカバー部41を取り付けるための小孔93aが形成されている。 また、ステー部材91は、略水平方向に延びるビーム94を支持している。 ビーム94の端部にはフラッシャー46bが支持されている。 なお、図16、図17では、左側のフラッシャー46bのみを示す。

    ビーム94はさらにホーン保持部材95を支持している。 ホーン保持部材95の先端部は、ビーム94から略後方に延びている。 ホーン保持部材95の先端部にはさらにホーンステー部材97が取り付けられている。 ホーンステー部材97はホーン61を保持している。

    上述した本実施例2では、警報音は以下のように伝わる。 すなわち、ホーン軸線Hがホーン61の下方かつ前方に延びているので、ホーン61から放出された警報音は、ホーン軸線Hを中心として前方に進み、位置Rで路面Gに反射してさらに前方に進む。 図13では、反射した後の警報音の進行方向Jを模式的に例示している。 このように、本実施例2によっても、ホーン61から警報音を前方に好適に送ることができる。

    また、本実施例2では、ホーン61の高さ位置が比較的に低く、開口Aに近接しているので、開口Aを通じて外部に放出可能な警報音の角度域が比較的に広くなる。 すなわち、警報音をより広範囲に放出することができる。 たとえば、ホーン61の前面61aと開口Aの前端Afとを結ぶ仮想線Ieに沿って警報音が進むことも許容されている。 したがって、ホーン61から警報音を前方に一層好適に送ることができる。

    本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。

    (1)上述した実施例では、図6、図15に示したように、ホーン軸線H方向から見てホーン61の一部のみが開口Aから露出していたが、これに限られない。 すなわち、ホーン軸線H方向から見てホーン61の全部が開口A内において露出するように変更してもよい。

    (2)上述した実施例では、図6、図15に示したように、ホーン軸線H方向から見てフロントカバー部41及びフロントフェンダー63は、それぞれホーン61の一部と重なっていたが、これに限られない。 たとえば、ホーン軸線H方向から見てホーン61がフロントカバー部41及びフロントフェンダー63の一方または双方と重ならないように変更してもよい。

    (3)上述した実施例では、図2に示したように、ホーン軸線Hは、側面視で前輪11と重なっていたが、これに限られない。 例えば、ホーン軸線Hは、側面視で前輪11と重なっていなくてもよい。 具体的には、ホーン軸線Hを、図2に示す仮想線Icに変更してもよい。 仮想線Icは、前輪11よりも前方に向かってホーン61の下方かつ前方に延び、かつ、側面視で前輪11と重ならないホーン軸線の一例である。 この変形例であっても、警報音を路面Gで好適に反射させることができる。

    (4)上述した実施例では、ホーン61は平型タイプであったが、これに限られない。 種々のタイプのホーンに置き換えることができる。 たとえば、渦巻タイプやトランペットタイプなどが例示される。 これら渦巻タイプ等の場合、警報音を放出する前面は、音道の開放面等によって構成されている。

    (5)上述した実施例では、図5および図14に示したように、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、正面視で、ホーン61は前輪11の車幅方向yの外側方に位置していたが、これに限られない。 たとえば、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン61の車幅方向yにおける位置が、前輪11の車幅方向yにおける位置と重なっていてもよい。

    図18を参照する。 図18は、変形実施例に係る鞍乗型車両の正面図である。 なお、実施例と同じ構成については同符号を付す。 フロントカバー部41とリアカバー部43との間には、ヘッドパイプ33およびホーン61が設けられている。 図18では、車幅方向yにおいてホーン61が位置している範囲W1と、車幅方向yにおいて前輪11が位置している範囲W2とを示す。 正面視で、範囲W1の一部は範囲W2の右側方に外れ、範囲W1の他の部分は範囲W2と重なっている。

    この変形実施例のように、前輪11の前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、車幅方向yにおいて、ホーン61の一部が前輪11と重なっていてもよい。 或いは、車幅方向yにおいて、ホーン61の全部が前輪11と重なるように変更してもよい。 これによれば、開口Aの車幅方向yのサイズを一層小さくすることができ、車体カバー21の車幅方向y方向における長さを抑えることができる。

    (6)上述した実施例では、図8に明示したように、前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61は前輪11と重ならなかったが、これに限られない。 例えば、ホーン軸線H方向から見た時、ホーン61の少なくとも一部が、前端11Fが車両中心Cに位置している前輪11と重なるように変更してもよい。 これによれば、開口Aの車幅方向yのサイズを一層小さくすることができ、車体カバー21の車幅方向y方向における長さを抑えることができる。

    (7)上述した実施例では、図8に明示したように、前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン軸線H方向から見て、ホーン61の全部が前輪11の車幅方向yの外側方に位置したが、これに限られない。 たとえば、ホーン軸線H方向から見た時、ホーン61の少なくとも一部が、前端11Fが車両中心Cに位置している前輪11の車幅方向の外側方に位置するように変更してもよい。 これによれば、開口Aの車幅方向yのサイズを一層小さくすることができ、車体カバー21の車幅方向y方向における長さを抑えることができる。

    (8)上述した実施例では、図8に明示したように、前端11Fが車両中心Cに位置しているとき、ホーン61の一部は、フロントフォーク15よりも車幅方向yの外側方に位置したが、これに限られない。 たとえば、ホーン61の全部がフロントフォーク15よりも車幅方向yの外側方に位置するように変更してもよい。 これによれば、警報音がフロントフォーク15に遮られることを一層抑制できる。 また、たとえば、車幅方向yにおいて、ホーン61の全部がフロントフォーク15と重なるように変更してもよい。 これによれば、開口Aの車幅方向yのサイズを一層小さくすることができ、車体カバー21の車幅方向y方向における長さを抑えることができる。

    (9)上述した実施例では、正面視でホーン61はヘッドパイプ33の右側方または左側方に配置されていたが、これに限られない。 例えば、図18に示したように、正面視でヘッドパイプ33と重なるようにホーン61を配置してもよい。 或いは、正面視でヘッドパイプ33の左側方にホーン61を配置してもよい。

    (10)上述した実施例では、ホーン孔を有しないフロントカバー部41を例示したが、これに限られない。 すなわち、ホーン孔が形成されているフロントカバー部に変更してもよい。 この場合、さらに、より小さいサイズのホーン孔に変更してもよい。 或いは、さらに、ホーン孔の数を減少させてもよい。

    (11)上述した実施例1では、ヘッドライトユニット45は、ヘッドライトとフラッシャーが一体に構成されたものであったが、これに限られない。 たとえば、ヘッドライトのみを備えたライトユニットに変更してもよいし、フラッシャーのみを備えたライトユニットに変更してもよい。 また、実施例2のように、ヘッドライト46aおよびフラッシャー46bがそれぞれ別個に設けられていてもよい。 これらの変形実施例によれば、ヘッドライトおよびフラッシャーの配置の自由度を高めることができる。

    (12)上述した実施例1では、ヘッドライトユニット45は、フロントカバー部41に設けられていたが、これに限られない。 例えば、図18に示したように、ハンドルカバー23にヘッドライトユニット45を設けるように変更してもよい。 また、フロントカバー部41からヘッドライトユニット45を省略するように変更してもよい。 或いは、フロントカバー部41にヘッドライトを設け、ハンドルカバー23にフラッシャーを設けるように変更してもよい。 また、フロントカバー部41にフラッシャーを設け、ハンドルカバー23にヘッドライトを設けるように変更してもよい。 このように、ハンドルカバー23にヘッドライトユニット45の全部の機能を移設してもよいし、一部の機能を移設してもよい。 実施例2で説明したヘッドライト46aおよびフラッシャー46bの配置に関しても、同様に変更してもよい。

    (13)上述した実施例では、車体カバー21は、分離可能な複数の部材71、75、77、47によって構成されていたが、これに限られない。 すなわち、車体カバー21を単一の部材によって構成してもよい。 これによれば、フロントカバー部41とリアカバー部43とを一体に構成することができる。

    同様に、上述した実施例1では、フロントカバー部41を分離可能な複数の部材71、75で構成していたが、これに限られない。 フロントカバー部41を単一の部材で構成してもよい。 また、上述した実施例1では、リアカバー部43を複数の部材71、77、47で構成したが、これに限られない。 リアカバー部43を単一の部材で構成してもよい。

    (14)上述した実施例では、複数の部材71、75、77が互いに接続される接続位置が、フロントカバー部41とリアカバー部43との境界と異なる場合を例示したが、これに限られない。 すなわち、車体カバー21を構成する複数の部材の接続位置が、フロントカバー部41とリアカバー部43との境界と一致していてもよい。

    (15)上述した実施例では、フロントカバー部41とフロントフェンダー63とがそれぞれ別体であったが、これに限られない。 すなわち、図18に示すように、フロントフェンダー63を省略してもよい。 この場合、さらに、フロントカバー部41がフロントフェンダーの機能を有するように変更してもよい。

    (16)上述した実施例では、インナーフェンダー47を備えていたが、これに限られない。 インナーフェンダー47を省略してもよい。 あるいは、インナーフェンダー47に代えて、ラジエータ等を配置するように変更してもよい。

    (17)上述した実施例では、鞍乗型車両1は単一の前輪11と単一の後輪13を備えた自動二輪車であったが、これに限られない。 例えば、2つの前輪を有する三輪車両や、2つの後輪を有する三輪車両に変更してもよい。 あるいは、2つの前輪と2つの後輪を有する四輪車両に変更してもよい。 これらの変形実施例では、フロントフォーク15の構成を適宜に選択、変更することができる。

    (18)上述した実施例では、鞍乗型車両1は動源としてエンジンユニット25を備えていたが、これに限られない。 例えば、動力源として、電動モータを含むように変更してもよい。

    (19)上述した実施例では、鞍乗型車両1はスクータ型であったがこれに限られない。 すなわち、その他のタイプの鞍乗型車両1に変更してもよい。 例えば、アンダーボーン型の鞍乗型車両1に変更してもよい。 このような変更に伴って、鞍乗型車両1が有する構成も適宜に変更してもよい。 例えば、フラットフートボード29を省略して、ライダーが足を載せるためのペダルを設けてもよい。

    (20)上述した実施例および上記(1)から(19)で説明した各変形実施例については、さらに各構成を他の変形実施例の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。

    1 …鞍乗型車両 11 …前輪 11F …前輪の前端 13 …後輪 15 …フロントフォーク 21 …車体カバー 31 …車体フレーム 33 …ヘッドパイプ 41 …フロントカバー部 43 …リアカバー部 44 …収納用ケース 45 …ヘッドライトユニット 45a …ヘッドライト 46b …フラッシャー 47 …インナーフェンダー 48 …リブ 49 …取付部材 51 …ステアリングシャフト 53 …アンダーブラケット 55 …フロントチューブ 61 …ホーン 61a …前面 63 …フロントフェンダー 83、93 …カバー保持部材 85、95 …ホーン保持部材 A …開口 H …ホーン軸線 C …車体中心

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