Toboggan sled

申请号 JP950795 申请日 1995-09-07 公开(公告)号 JP3022471U 公开(公告)日 1996-03-26
申请人 ラインハルト マックス; 发明人 ラインハルト マックス;
摘要 (57)【要約】 【課題】 滑走方向のコントロール性能と乗り心地を向上させる。 【解決手段】 滑走方向に対して横方向に配置される支柱1と、支柱1に前端を連結して、支柱1に巻き込み可能な薄板状の滑走部2と、支柱1に間隔を置いて備えられた一対の足載支持部3,3と、支柱1の互いに間隔を置いた箇所に締結された連結部材4,4を介して連結されたハンドル部5とを有しているトボガン橇。
权利要求 【実用新案登録請求の範囲】
  • 【請求項1】 滑走方向に対して横方向に配置される支柱と、該支柱に前端を連結して、支柱に巻き込み可能な薄板状の滑走部と、前記支柱に間隔を置いて備えられた一対の足載支持部とを有することを特徴とするトボガン橇。
  • 【請求項2】 前記支柱には、互いに間隔を置いた箇所にハンドル部が連結されていることを特徴とする請求項1記載のトボガン橇。
  • 【請求項3】 前記足載支持部及び/又は前記滑走部の滑走面は、滑走方向に沿って設けられた突条にて分割されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトボガン橇。
  • 【請求項4】 前記支柱が管部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 【請求項5】 前記足載支持部及び/又は前記支柱から滑走部前部に至る部分は、スキーの先端形状の如き曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 【請求項6】 巻上げられた状態の前記滑走部は、前記支柱内に実質的に収納できることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 【請求項7】 前記滑走部は、前端部の幅より後端部の幅が小さい寸法に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 【請求項8】 前記滑走部の後端部には、搭乗者緊締手段取付部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 【請求項9】 前記滑走部の少くとも搭乗者着座部には、クッションが設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 【請求項10】 前記足載支持部は、前記支柱の長手方向軸の回りに回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のトボガン橇。
  • 说明书全文

    【考案の詳細な説明】

    【0001】

    【考案の属する技術分野】

    本考案は橇の一種であるトボガン橇に関する。

    【0002】

    【従来の技術】

    ドイツ実用新案第76 24 354号公報に開示されるトボガン橇は、前端 部にハンドグリップを備えた丸めて畳むことができる実質的に長方形の薄いマッ ト状の滑走部からなり、搭乗者は滑走部の後部に着座してハンドグリップを持っ て前部を引き起こして滑走するもので、搭乗者の体重移動で滑走方向や滑走速度 をコントロールする。 そして、持ち運ぶ際は、ハンドグリップを中心に滑走部を 丸めて携帯する。

    【0003】 米国特許第4,046,393号公報に開示されるトボガン橇は、滑走方向に 対して横方向に配置される支柱と、該支柱に前端を連結して、支柱に巻き付け可 能な実質的に長方形の薄いマット状の滑走部と、前記支柱互いに間隔を置いた箇 所に連結されたハンドグリップとからなり、ドイツ実用新案第76 24 35 4号公報に開示されるトボガン橇と同様に、搭乗者は滑走部の後部に着座してハ ンドグリップを持って前部を引き起こして滑走するもので、搭乗者の体重移動で 滑走方向や滑走速度をコントロールする。 そして、持ち運ぶ際は、支柱からハン ドグリップの連結紐を外して、支柱を中心に滑走部を丸めて、ハンドグリップと 一緒に連結紐を巻き付けて携帯する。

    【0004】 ドイツ実用新案第78 16 760号公報に開示されるトボガン橇は、比較 的堅いマット状の滑走部の前端部にハンドグリップ部を一体に設け、うつ伏せに 乗った搭乗者はハンドグリップを持って前部を引き起こして滑走するもので、搭 乗者の体重移動で滑走方向をコントロールする。 そして、持ち運ぶ際は、滑走部 に形成された滑走方向に対して横方向の折り畳み線で、滑走部とハンドグリップ とを三折りして携帯する。

    【0005】

    【考案が解決しようとする課題】

    ところが、これらのトボガン橇は、滑走方向のコントロールが難しく、また、 滑走部への乗り心地もよいものではなかった。

    【0006】 そこで、本考案は、滑走方向のコントロール性能と乗り心地を向上させたトボ ガン橇を提供することを目的としている。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】

    上記目的の達成のため、本考案のトボガン橇は、滑走方向に対して横方向に配 置される支柱と、該支柱に前端を連結して、支柱に巻き込み可能な薄板状の滑走 部と、前記支柱に間隔を置いて備えられた一対の足載支持部とを有し、搭乗者が 左右の足載支持部に加えるは支柱に伝達され、左右の足載支持部に加わる力の 差によって滑走方向をコントロールし、また、左右の足載支持部に載せた踵を 中で幾らか動かすことで滑走方向のコントロール効果を強めたり、滑走速度を望 み通りに減速したり止めたりすることができる。 さらに、足載支持部に足を載せ ることによって、搭乗者が滑走部の限定された場所に身体を支えることのできる ので乗り心地がよい。

    【0008】 また、支柱の互いに間隔を置いた箇所にハンドル部を連結することにより、搭 乗者はハンドル部をしっかり握ることができ、搭乗者の手からハンドル部に伝達 される力を支柱に加えて、滑走方向のコントロール効果を一層強くすることがで きる。

    【0009】 さらに、前記足載支持部及び/又は前記滑走部の滑走面を、滑走方向に沿って 設けられたリブやビード等の突条にて分割することにより、トボガン橇の直進運 動特性が向上する。

    【0010】 また、前記支柱を管部材にて形成することにより、トボガン橇の重量の軽減が 図れるとともに、滑走部を支柱内に実質的に収納することができる。

    【0011】 さらに、前記足載支持部及び/又は前記支柱から滑走部前部に至る部分を、ス キーの先端形状の如き曲面状に形成することにより、特に深雪でのトボガン橇の 滑走性能が向上する。

    【0012】 また、巻上げられた状態の滑走部を支柱内に実質的に収納することにより、携 帯や輸送が便利になる。

    【0013】 さらに、前記滑走部を前端部の幅より後端部の幅が小さい寸法に形成すること により、滑走方向のコントロール性能が向上する。

    【0014】 また、前記滑走部の後端部に搭乗者緊締手段取付部を設けることにより、搭乗 者はトボガン橇に確実に着座でき、座り心地が増すばかりでなく操縦も容易で、 しかも、滑走部の後部が搭乗者の臀部から腰部を覆うことにより、寒さに対して 特に腎臓の辺りを効果的に保護することができる。

    【0015】 さらに、前記滑走部の少くとも搭乗者着座部にクッションを設けることにより 、座り心地の向上と寒さに対する一層の保護が図れる。

    【0016】 また、前記足載支持部を支柱の長手方向軸の回りに回動可能に設けることによ り、滑走方向のコントロール効果を一層強くすることができる。

    【0017】

    【考案の実施の形態】

    本考案の実施形態例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施形態例を示すトボガン橇の斜視図、図2は同じく正面図 、図3は図1のIII −III 線断面図、図4は本考案の別の実施形態例を示す図1 のIII −III 線断面図である。

    【0018】 トボガン橇は、滑走方向に対して横方向に配置される支柱1と、該支柱1に前 端を連結して、支柱1に巻き込み可能な薄板状の滑走部2と、前記支柱1に間隔 を置いて備えられた一対の足載支持部3,3と、前記支柱1の互いに間隔を置い た箇所に締結された連結部材4,4を介して連結されたハンドル部5とを有して いる。

    【0019】 したがって、搭乗者Pが左右の足載支持部3,3に加える力は支柱1に伝達さ れ、左右の足載支持部3,3に加わる力の差によって滑走方向をコントロールし 、また、左右の足載支持部3,3に載せた踵を雪中で幾らか動かすことで滑走方 向のコントロール効果を強めたり、滑走速度を望み通りに減速したり止めたりす ることができる。 さらに、足載支持部3,3に足を載せることによって、搭乗者 Pが滑走部2の限定された場所に身体を支えることのできるので乗り心地がよく なる。

    【0020】 前記支柱1は、好ましくは、図示の如く、管部材で形成されており、長手方向 の軸心に巻取軸1aを配設するとともに、雪面対向部にスリット1bを長手方向 に開口し、巻取軸1aに前端を連結した滑走部2を支柱1内に実質的に収納する ことができる。 したがって、滑走部2を巻取った状態のトボガン橇は、その外寸 を実質的に支柱1と足載支持部3の寸法に小さくなり、携帯や輸送が便利になる とともに、支柱1から滑走部2を引き出して使用することができる。 また、支柱 1を管部材で形成することにより、トボガン橇の重量の軽減が図れる。

    【0021】 前記支柱1を形成する管部材は、円形断面に限らず、他の断面形状を備えてい てもよい。

    【0022】 前記滑走部2を巻取軸1aに巻取るには、好ましくは、支柱1に内蔵したコイ ルスプリング(図示せず)の付勢力、あるいは図4に示す実施形態例にあっては 、巻取りの際に支柱1の一端から挿入されて巻取軸1aの一端に係合するクラン ク状の巻取器具(図示せず)による回転力を利用することができる。

    【0023】 前記滑走部1は、約+40℃〜約−40℃の範囲の温度で、特に適切な柔軟性 と破れの強度に関してその伸縮性を実質的に維持する滑走特性が良好な織物の如 き素材のマットあるいはカットしたものである。 他に適当な素材として問題と成 ってくるが、好ましい素材としては、その他に、例えば、四フッ化エチレン(P TFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリプロピレンニ トリル(PPN)、ポリアミド(PA)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエ チレンテレフタレート(PET)のようなプラスチックである。

    【0024】 前記滑走部2は、図示の如く、前端部の幅より後端部の幅が小さい寸法にして 台形状に形成されることにより、滑走方向のコントロール性能を向上することが できる。

    【0025】 また、前記滑走部2の後部寄りの搭乗者着座部は、滑走部2の部材を厚くする 形式でクッション6を備えるとよい。 これにより、座り心地が向上するとともに 、寒さから保護される。

    【0026】 さらに、前記滑走部2の後部あるいはクッション6に付加部7を後方へ延出さ せてもよい。 この付加部7は、搭乗者Pの臀部から上方へ曲げられて搭乗者Pの 臀部から腰部、即ち背中をカバーするように立上がることができ、該付加部7に よって寒さに対して特に腎臓の辺りを効果的に保護することができる。

    【0027】 前記付加部7の先端部、即ち滑走部2の後端部には、ベルト8を挿通する搭乗 者緊締手段取付部9が設けられている。 この搭乗者緊締手段取付部9は、ベルト 8を挿通する形式に代えて、サスペンダー型式の緊締具を取付けできる形状に形 成するか、あるいは、サスペンダー型式の緊締具を直接取付けたもの等種々の手 段を選択できる。 そして、この搭乗者緊締手段取付部9によって、搭乗者Pはト ボガン橇に確実に着座でき、座り心地が増すばかりでなく操縦も容易になる。

    【0028】 また、この搭乗者緊締手段取付部9は、望むならば、省いてもよく、あるいは 、着座している搭乗者Pの臀部を後方から支える支持部をを備えるようにクッシ ョン6に相応しい形に置き換えてもよい。 さらに、前記滑走部2は、支柱1に巻 き取られる際に、その断面形状は支柱1の外表面と同一面をなすように形成され ているとよい。

    【0029】 前記足載支持部3の滑走面は、滑走方向に沿って設けられたリブやビード等の 突条10にて分割され、これによりトボガン橇の直進運動特性が向上する。 尚、 足載支持部3をキール状、即ち断面V字状に形成してもよい。

    【0030】 また、前記滑走部2の滑走面は滑らかでもよいが、足載支持部3の滑走面と同 様に、滑走方向に沿って設けられた1つあるいはそれより多いリブやビード等の 突条(図示せず)にて分割することにより、トボガン橇の直進運動特性がさらに 向上する。 この滑走部2の突条の厚みは、滑走部2の特性、即ち支柱1への収納 に実質的に不利益にならない寸法で作られるべきである。

    【0031】 前記足載支持部3は、スキーの先端形状の如き曲面状に形成することにより、 トボガン橇を深雪中で使用する際に足載支持部3を雪中に突込むリスクを回避し て、特に深雪でのトボガン橇の滑走性能を向上させている。 また、同様の理由か ら、前記支柱1から滑走部2前部に至る部分は、スキーの先端形状の如き曲面状 に形成することができる。

    【0032】 さらに、前記足載支持部3,3は、図3においては、支柱1の両端から支柱1 の長手方向軸上に突出しているボス部に夫々固設され、図4においては、支柱1 の両端部近傍の支柱1の該表面に夫々固設されている。

    【0033】 したがって、搭乗者Pが加える左右の足の力差によって、支柱1に捩じり力が 生じ、滑走方向のコントロール効果を一層強くすることができる。 尚、前記足載 支持部3,3を前記ボス部に単に回動可能に夫々備えても、搭乗者Pが加える左 右の足の力差によって、直接足載支持部3,3を操作して、同様に滑走方向のコ ントロール効果を一層強くすることができる。

    【0034】 前記ハンドル部5は、ワイヤー、ケイブルあるいはそれらと同様な形式の一対 の柔軟な連結部材4,4を介して支柱1の互いに間隔を置いた箇所、好ましくは 、支柱1の足載支持部3,3の取付位置近傍に締結されている。

    【0035】 したがって、搭乗者はハンドル部5をしっかり握ることができ、搭乗者の手か らハンドル部5に伝達される力と足載支持部3,3に伝達される足からの力を支 柱1に加えて、さらに滑走部2上での搭乗者Pの体重移動により、滑走方向のコ ントロール効果を一層強くすることができる。

    【0036】 本考案は、上記実施形態例に限定されることなく、実用新案登録の範囲を逸脱 しない範囲で保護されることは勿論である。

    【0037】

    【考案の効果】

    以上のように、本考案のトボガン橇は、滑走方向に対して横方向に配置される 支柱と、該支柱に前端を連結して、支柱に巻き込み可能な薄板状の滑走部と、前 記支柱に間隔を置いて備えられた一対の足載支持部とを有しているので、搭乗者 が左右の足載支持部に加える力は支柱に伝達され、左右の足載支持部に加わる力 の差によって滑走方向をコントロールし、また、左右の足載支持部に載せた踵を 雪中で幾らか動かすことで滑走方向のコントロール効果を強めたり、滑走速度を 望み通りに減速したり止めたりすることができる。 しかも、足載支持部に足を載 せることによって、搭乗者が滑走部の限定された場所に身体を支えることのでき るので乗り心地がよい。

    【0038】 また、支柱の互いに間隔を置いた箇所にハンドル部を連結することにより、搭 乗者はハンドル部をしっかり握ることができるから、搭乗者の手からハンドル部 に伝達される力を支柱に加えて、滑走方向のコントロール効果を一層強くするこ とができる。

    【0039】 さらに、足載支持部及び/又は滑走部の滑走面を、滑走方向に沿って設けられ たリブやビード等の突条にて分割することにより、トボガン橇の直進運動特性が 向上する。

    【0040】 また、支柱を管部材にて形成することにより、トボガン橇の重量の軽減が図れ るとともに、滑走部を支柱内に実質的に収納することができる。

    【0041】 さらに、足載支持部及び/又は支柱から滑走部前部に至る部分を、スキーの先 端形状の如き曲面状に形成することにより、特に深雪でのトボガン橇の滑走性能 が向上する。

    【0042】 また、巻上げられた状態の滑走部を支柱内に実質的に収納することにより、携 帯や輸送が便利になる。

    【0043】 さらに、滑走部を前端部の幅より後端部の幅が小さい寸法に形成することによ り、滑走方向のコントロール性能が向上する。

    【0044】 また、滑走部の後端部に搭乗者緊締手段取付部を設けることにより、搭乗者は トボガン橇に確実に着座でき、座り心地が増すばかりでなく操縦も容易で、しか も、滑走部の後部が搭乗者の臀部から腰部を覆うことにより、寒さに対して特に 腎臓の辺りを効果的に保護することができる。

    【0045】 さらに、滑走部の少くとも搭乗者着座部にクッションを設けることにより、座 り心地の向上と寒さに対する一層の保護が図れる。

    【0046】 また、足載支持部を支柱の長手方向軸の回りに回動可能に設けることにより、 滑走方向のコントロール効果を一層強くすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 本考案の一実施形態例を示すトボガン橇の斜視図である。

    【図2】 同じく正面図である。

    【図3】 図1のIII −III 線断面図である。

    【図4】 本考案の別の実施形態例を示す図1のIII −
    III 線断面図である。

    【符号の説明】

    1…支柱、1a…巻取軸、1b…スリット、2…滑走部、3…足載支持部、4…連結部材、5…ハンドル部、
    6…クッション、7…付加部、8…ベルト、9…搭乗者緊締手段取付部、10…突条、P…搭乗者

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