Removable ink device for flexo printing machine

申请号 JP2000055377 申请日 2000-03-01 公开(公告)号 JP3272711B2 公开(公告)日 2002-04-08
申请人 ボブスト ソシエテ アノニム; 发明人 ベルナール モリソー ジャン; バルド ジルベール; ユルリマン ダニエル; リューシェル パトリック; ピギュエ ミッシェル;
摘要
权利要求 (57)【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 フレキソ印刷機用の着脱可能なインキ装置であって、心出し/固定手段(17、18)によって2つのレバー形支持体(13、14)に取り付けられたチャンバ付きドクターブレード(9)を備え、前記2つのレバー形支持体(13、14)には、ダクト連結部片(15、16)がそれぞれ連結されており、前記レバー形支持体は、軸(11)に固定されかつ該軸(11)の回りで枢動でき、軸(11)は前記フレキソ印刷機のフレーム(34)間に保持され、前記チャンバ付きドクターブレード(9)は軽量金属材料で作られた本体(2
    5)を含み、該本体(25)は、前記レバー形支持体(13、14)に固定されたシール(38、39)に載っており、前記本体(25)は、平らであって外方に傾斜した2つの突出部を有し、2つのドクターブレード(19、20)が前記突出部に接触するように構成されたインキ装置において、前記チャンバ付きドクターブレード(9)は、前記心出し/固定手段(17、18)の作用から起こり前記レバー形支持体(13、14)に向けられる接触圧力の付加だけによって前記レバー形支持体(13、14)に固定され、前記本体(25)は、その一端が、前記本体(25)の底部(28)から出るチューブ(26)に連結され、前記ドクターブレード(1
    9、20)は、接着手段(48)により前記2つの突出部に接着されており、前記ドクターブレード(19、2
    0)は、その両端部が、支持部片(21)により保持されており、前記支持部片(21)は、該支持部片(2
    1)の支持面と接触した状態で、前記ドクターブレード(19、20)の端部を保持する2つの支持部分(3
    5、36)を備えており、自動洗浄装置(80)または前記ドクターブレード(19、20)の接着および接着剥離を行う装置(100)の中に運ぶために、前記チャンバ付きドクターブレード(9)はマニピュレータ(5
    5)により手で取り扱われる、ことを特徴とするインキ装置。
  • 【請求項2】 前記マニピュレータ(55)はチャンバ付きドクターブレード(9)の上部を覆うことができるチャンネル(57)を有し、該チャンネル(57)には2つの固定装置(58)が設けられ、かつ、チャンネルの各端部にはガイドブロック(59)が設けられ、各ガイドブロック(59)はフレキソ印刷機のフレーム(3
    4)に固定されたガイドスライド(37)と係合し、前記チャンネル(57)はこの一端近くに密封手段(5
    6)を有し、該密封手段(56)はチャンネル(57)
    の上部に取り付けられる円錐形シール(60)を含み、
    該円錐形シール(60)はチューブ(40)の開口部(29)をシールできることを特徴とする請求項1に記載のインキ装置。
  • 【請求項3】 各固定装置(58)が、軸(64)の回りで枢動できるようにチャンネル(57)の上部に取り付けられたプレート(63)を有し、該プレート(6
    3)には2つの小さいクランププレート(65、66)
    が設けられ、該クランププレート(65、66)には、
    プレート(63)の枢動によりチャンバ付きドクターブレード(9)に対するマニピュレータ(55)のクランプおよび開放を行い、かつ、プレート(63)に連結されたボルト(71)を1本の指だけで操作することにより、手動によるチャンバ付きドクターブレード(9)へのロックおよび該チャンバ付きドクターブレードからのロック解除が可能な手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のインキ装置。
  • 【請求項4】 前記自動洗浄装置(80)はフレーム(81)を有し、該フレームの内部で、複数の回転ブラシ(86、87)およびノズル(88)を備えた洗浄ヘッド(82)が、2つの中空支持体(83、84)上に配置されたチャンバ付きドクターブレード(9)に沿って移動し、前記中空支持体(83、84)の少なくとも一方には心出し手段(85)が設けられ、前記洗浄ヘッド(82)の変位は、一方ではフレーム(81)に固定されたガイド(91)により案内され、他方では支持レール(92)により案内され、該支持レール(92)の前面には前記マニピュレータ(55)を受け入れることができる2つの支持体(93、94)が取り付けられ、
    前記洗浄ヘッド(82)の変位は、該洗浄ヘッド(8
    2)に固定されたケーシング(89)に取り付けられたモータの軸の回転により作動され、かつモータの軸の回転運動を2方向の直線運動に変換するレール(90)に沿って移動することを特徴とする請求項1に記載のインキ装置。
  • 【請求項5】 前記チャンバ付きドクターブレード(9)へのドクターブレード(19、20)の接着およびチャンバ付きドクターブレード(9)からのドクターブレード(19、20)の接着剥離を行う装置(10
    0)はテーブル(101)を有し、該テーブル(10
    1)上には、チャンバ付きドクターブレード(9)の輪郭を受け入れる固定治具(102)が取り付けられ、該固定治具(102)の両側には、チャンバ付きドクターブレード(9)に対して平行でかつこの近くに、半円形断面をもつ2つのレセプタクル(103、104)が配置され、前記テーブル(101)上には、該テーブルの長手方向縁部に沿って2つのバー(105、106)が取り付けられており、該バー(105、106)はキャリジ(107)が摺動する支持体およびレールとして使用され、前記キャリジ(107)は2つのハーフプレート(108、109)を含み、該ハーフプレートはこれらの上面にねじ締めされる円形レール(111)により互いに固定され、接着/接着剥離手段(120)を支持体するリング(112)が前記円形レール(111)上で回転し、リング(112)の回転角の値は円形レール(111)にフィンガ(149)をロックすることにより調整されることを特徴とする請求項1に記載のインキ装置。
  • 【請求項6】 前記接着/接着剥離手段(120)はプレート(121)を有し、該プレート(121)の前面には、最初に、ドクターブレード(19、20)を形成する箔(126)に対して接着手段(48)を自動的に配置しかつ次に、第2におよび同時に、この箔(12
    6)をチャンバ付きドクターブレード(9)の本体の任意の突出支持面に対して自動的に配置するのに必要な構成部品が取り付けられ、前記接着手段(48)は2つの保護表面(123、125)を備えた両面接着テープで形成され、前記自動的に配置するのに必要な構成部品は、箔(126)のローラ(127)、両面接着テープローラ(122)、1つのおよび/または他の保護表面(123、125)が通るロッド(130、131、1
    32、134、135、136)、2つの保護表面(1
    23、125)が巻き取られる巻取り軸(139)、箔(126)と接着手段(48)とが周囲で接触する駆動軸(146)、箔(126)の洗浄手段(141)、押圧手段(147)、切断手段(148)および接着剥離手段(150)であることを特徴とする請求項5記載のインキ装置。
  • 【請求項7】 前記巻取り軸(139)は接着手段(4
    8)から分離された2つの保護表面(123、125)
    を集めるのに使用され、巻取り軸(139)は、一方では、予め一方が他方に対して押し付けられておりかつ軸(137)に対する手段(138)の摩擦力により軸(137)の回りを引張られて通過する2つの保護表面(123、125)の経路の一端に配置され、かつ他方では、駆動軸(146)により伝達手段(152)を介して駆動され、駆動軸(146)はまた、同様な態様で軸(137)を回転させ、ローラ(122、127)
    は、接着手段(48)によりコーティングされた箔(1
    26)の張力により、軸(138、139、146)およびローラ(122、127)は、全て、駆動軸(14
    6)により同時に、キャリジ(107)の変位と同じ速度でかつ該変位と同期して作動されることを特徴とする請求項6に記載のインキ装置。
  • 【請求項8】 前記箔(126)の洗浄手段(141)
    は箔(126)の接着フェーズの前に配置され、前記洗浄手段(141)は洗浄流体を噴霧する装置および箔(126)を乾燥させる装置を有し、前記洗浄装置(1
    41)は、ハウジング(140)内に収容され、プレート(121)に取り付けられ、前記洗浄流体を入れたタンク(142)が上に配置され、洗浄手段(141)を制御する空気圧ダクトが連結されていることを特徴とする請求項6に記載のインキ装置。
  • 【請求項9】 前記押圧手段(147)および切断手段(148)は、チャンバ付きドクターブレード(9)の本体の支持面の各突出部により決定される平面に一致する同じ平面内に配置され、前記押圧手段(147)は、
    調節可能な圧力で、チャンバ付きドクターブレード(9)の本体のいずれかの前記支持面に対し、箔(12
    6)上に予め接着した接着手段(48)の自由接着表面を当て、箔(126)の切断手段(148)はシリンダにより駆動されるギロチンを含むことを特徴とする請求項6に記載のインキ装置。
  • 【請求項10】 前記接着剥離手段(150)は、リング(112)の上面に取り付けられた簡単な構成部品を含み、該部品は、ドクターブレード(19、20)の一方の端部に設けられたテールから、接着手段(48)とチャンバ付きドクターブレード(9)の本体の対応する支持面との間でドクターブレードの下面と係合させ、キャリジ(107)の直線運動によりチャンバ付きドクターブレード(9)に沿って移動させることによりチャンバ付きドクターブレード(9)からドクターブレード(19、20)の接着剥離を行うことができることを特徴とする請求項6記載のインキ装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、フレキソ印刷機用の着脱可能なインキ装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】フレキソ印刷機、より詳しくはこれらの印刷機の印刷ステーションは、版胴、圧ローラ、当業者によって一般にアニロックス(anilox)シリンダと呼ばれているスクリーン形シリンダ、およびインキ装置を有している。 印刷すべき媒体は、版胴と圧力ローラとの間を通る。 スクリーン形シリンダ(該シリンダには、インキ装置によってインキが予め塗布されている)が、版胴上にインキを付着する。 例えば4色印刷物を得るには、各々が異なる色をもつ4つの印刷ステーションが使用される。 スクリーン形シリンダ上にインキを付着するために印刷機に一般に使用されているインキ装置は、チャンバ付きドクターブレード本体(チャンバのあるドクターブレード本体)を備えたチャンバ付きドクターブレード(チャンバのあるタイプのドクターブレード)で構成されており、該チャンバ付きドクターブレード本体には、スクリーン形シリンダの周囲と接触することができる2つのドクターブレードが取り付けられる。 チャンバ付きドクターブレードの両端部はシールによって密封される。 このようにして形成される組立体は、ポンプによりインキ回路を介してインキが供給されるタンクを構成する。 印刷機(本明細書では、フレキソ印刷機をこう呼ぶことにする)は異なる多量の印刷物を提供でき、また、これを行うには、各印刷ステーションの全ての構成部品を完全に洗浄する必要がある。 この完全な洗浄は、
    版胴およびスクリーン形シリンダのような構成部品については比較的容易であるが、強い洗浄を行った後でもインキが依然として残留する領域がしばしば存在するチャンバ付きドクターブレードについてはかなり困難である。

    【0003】米国特許第4,590,855号、米国特許第5,15
    0,651号、欧州特許EP 0 359 959B1号および欧州特許EP
    0 611 649号の各々には、本明細書で言及するものと同様なインキ装置が開示されている。 米国特許第4,590,85
    5号は、ドクターブレードが、六頭ねじにより、ドクターブレードを保持する小バーを介してチャンバ付きドクターブレード本体に取り付けられている構成のチャンバ付きドクターブレードに関する。 チャンバ付きドクターブレードの密封性は、スクリーン形シリンダの直径に基づいてカットされたシールにより達成される。 同じシールが、組立体のクランプを確保する六角頭ねじにより固定された小さいプレートを介してチャンバ付きドクターブレード本体の各端部に固定されている。 このチャンバ付きドクターブレードは、スクリーン形シリンダに対する作動位置から、使用済みまたは損傷を受けたドクターブレードの交換が比較的容易に行える休止位置へと枢動できるように構成されている。 もちろん、この位置では、チャンバ付きドクターブレードの内部にアクセスできるので、例えば、洗浄のような付加作業を行うこともできる。

    【0004】米国特許第5,150,651号には、ドクターブレードが、やはり六角頭ねじにより、ドクターブレードを保持する小バーを介してチャンバ付きドクターブレードに取り付けられた構成のチャンバ付きドクターブレードが開示されている。 この実施形態では、スクリーン形シリンダの幾つかの横方向領域でのインキの付着可能性が探求されている。 この目的のために、チャンバ付きドクターブレードのこれらの領域の密封性は、スクリーン形シリンダの直径およびチャンバ付きドクターブレードの内部の形状に基づいてカットされたシールにより与えられる。 これらのシールがひとたび所望位置に配置されると、シールの一部に作用するドクターブレードをクランプすることによりシールが保持される。 このチャンバ付きドクターブレードはまた、スクリーン形シリンダに対する作動位置から、使用済みまたは損傷を受けたドクターブレードの交換が比較的容易に行える休止位置へと枢動でき、かつチャンバ付きドクターブレードの幅内でシールの位置を調節できるように構成されている。 もちろん、この位置では、チャンバ付きドクターブレードの内部にアクセスできるので、例えば洗浄のような付加作業を行うこともできる。

    【0005】欧州特許EP 0 359 959 B1号は、スクリーン形シリンダに平行に延びたクロスバーに着脱可能に取り付けられるチャンバ付きドクターブレードを備えたドクターブレードインキ装置に関する。 クロスバーは、該クロスバーに少なくとも1つのチャンバ付きドクターブレードを取り付けまたは取り外すための止め具を有している。 ドクターブレードは、上記2つの米国特許に関連して説明したのと同じ態様でチャンバ付きドクターブレードに固定される。 クロスバーおよびチャンバ付きドクターブレードにより形成されたこの組立体も、作動位置から、上記2つの米国特許に関連して前述したのと同じ取扱い作業を可能にする休止位置まで枢動可能である。

    【0006】欧州特許EP 0 611 649 B1号は、ドクターブレードが、該ドクターブレードのクランプおよび開放を行うシリンダにより制御されるレバーを備えたクランプ手段によりチャンバ付きドクターブレードに対して保持される構成のインキ装置に関する。 この装置では、ドクターブレードは、これをクランプ装置によりクランプする前にチャンバ付きドクターブレードに対して一時的に保持できるようにするために、磁石のような磁性材料で作られている。 前述のものと同様に、この組立体も、
    休止位置で上記と同様な作業が行えるようにするため枢動可能に取り付けられている。

    【0007】以上のように、上記全ての装置では、ドクターブレードの取付けおよび固定は、ねじ、またはドクターブレードにいつでも確実にクランプ力を付与できるレバーおよびシリンダ装置を含むクランプ手段により達成される。 上記引用例の1つでは、ドクターブレードに磁性材料を使用しかつチャンバ付きドクターブレード本体に鉄を含む(第一鉄の)材料を使用することによりドクターブレードとチャンバ付きドクターブレードとの間の接触を改善する努力がなされている。 前述のように、
    インキ装置は、印刷ステーションの色を変える度毎に完全に洗浄する必要がある。 このような洗浄は、使用済みまたは損傷を受けたドクターブレードを交換するときにも要求される。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】確実クランプ手段を使用する装置の主な欠点の1つは、ドクターブレードの内部とチャンバ付きドクターブレード本体に対するドクターブレードの支持面との間の毛管現象により蓄積されたインキ残留物が、チャンバ付きドクターブレードの洗浄中にいつでも残ってしまうという事実にある。 この現象は、色を、例えば黒または青のような暗色から黄色のような明色に変えるときに特に好ましくない。 清浄度が欠如することにより、所望の新しい色の退色を引き起こし、これは明らかに容認できないことである。

    【0009】問題となる他の欠点は、使用済みまたは損傷を受けたドクターブレードの交換に長時間を要することであり、これは、本質的に、多数の構成部品を含むドクターブレードのクランプ手段の取外しおよび再取付けが面倒なことによる。 最後に、既知の装置に使用されているチャンバ付きドクターブレードは重い構造物であり、このため、例えば修理または洗浄のために印刷機からチャンバ付きドクターブレードを取り出すときの取扱いを困難にする。 本発明の目的は、上記欠点を解決し、
    かつ極めて軽量なチャンバ付きドクターブレードを備えた着脱可能なインキ装置を提供することにある。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明によるインキ装置は、特許請求の範囲に記載されている特徴を有する。 すなわち、本発明は、フレキソ印刷機用の着脱可能なインキ装置であって、心出し/
    固定手段によって2つのレバー形支持体に取り付けられたチャンバ付きドクターブレードを備え、2つのレバー形支持体には、ダクト連結部片がそれぞれ連結されており、レバー形支持体は、軸に固定されかつ軸の回りで枢動でき、軸はフレキソ印刷機のフレーム間に保持され、
    チャンバ付きドクターブレードは軽量金属材料で作られた本体を含み、本体は、レバー形支持体に固定されたシールに載っており、本体は、平らであって外方に傾斜した2つの突出部を有し、2つのドクターブレードが突出部に接触するように構成されたインキ装置において、チャンバ付きドクターブレードは、心出し/固定手段の作用から起こりレバー形支持体に向けられる接触圧力の付加だけによってレバー形支持体に固定され、本体は、その一端が、本体の底部から出るチューブに連結され、ドクターブレードは、接着手段により2つの突出部に接着されており、ドクターブレードは、その両端部が、支持部片により保持されており、支持部片は、その支持部片の支持面と接触した状態で、ドクターブレードの端部を保持する2つの支持部分を備えており、自動洗浄装置またはドクターブレードの接着および接着剥離を行う装置の中に運ぶために、チャンバ付きドクターブレードはマニピュレータにより手で取り扱われる、ことを特徴とする。

    【0011】本発明のインキ装置では、マニピュレータはチャンバ付きドクターブレードの上部を覆うことができるチャンネルを有し、チャンネルには2つの固定装置が設けられ、かつ、チャンネルの各端部にはガイドブロックが設けられ、各ガイドブロックはフレキソ印刷機のフレームに固定されたガイドスライドと係合し、チャンネルはこの一端近くに密封手段を有し、密封手段はチャンネルの上部に取り付けられる円錐形シールを含み、円錐形シールはチューブの開口部をシールできるのが好ましい。

    【0012】また、本発明のインキ装置では、各固定装置が、軸の回りで枢動できるようにチャンネルの上部に取り付けられたプレートを有し、プレートには2つの小さいクランププレートが設けられ、クランププレートには、プレートの枢動によりチャンバ付きドクターブレードに対するマニピュレータのクランプおよび開放を行い、かつ、プレートに連結されたボルトを1本の指だけで操作することにより、手動によるチャンバ付きドクターブレードへのロックおよびチャンバ付きドクターブレードからのロック解除が可能な手段が設けられるのが好ましい。

    【0013】また、本発明のインキ装置では、自動洗浄装置はフレームを有し、フレームの内部で、複数の回転ブラシおよびノズルを備えた洗浄ヘッドが、2つの中空支持体上に配置されたチャンバ付きドクターブレードに沿って移動し、中空支持体の少なくとも一方には心出し手段が設けられ、洗浄ヘッドの変位は、一方ではフレームに固定されたガイドにより案内され、他方では支持レールにより案内され、支持レールの前面にはマニピュレータを受け入れることができる2つの支持体が取り付けられ、洗浄ヘッドの変位は、洗浄ヘッドに固定されたケーシングに取り付けられたモータの軸の回転により作動され、かつモータの軸の回転運動を2方向の直線運動に変換するレールに沿って移動するのが好ましい。

    【0014】また、本発明のインキ装置では、チャンバ付きドクターブレードへのドクターブレードの接着およびチャンバ付きドクターブレードからのドクターブレードの接着剥離を行う装置はテーブルを有し、テーブル上には、チャンバ付きドクターブレードの輪郭を受け入れる固定治具が取り付けられ、固定治具の両側には、チャンバ付きドクターブレードに対して平行でかつこの近くに、半円形断面をもつ2つのレセプタクルが配置され、
    テーブル上には、テーブルの長手方向縁部に沿って2つのバーが取り付けられており、バーはキャリジが摺動する支持体およびレールとして使用され、キャリジは2つのハーフプレートを含み、ハーフプレートはこれらの上面にねじ締めされる円形レールにより互いに固定され、
    接着/接着剥離手段を支持体するリングが円形レール上で回転し、リングの回転角の値は円形レールにフィンガをロックすることにより調整されるのが好ましい。

    【0015】また、本発明のインキ装置では、接着/接着剥離手段はプレートを有し、プレートの前面には、最初に、ドクターブレードを形成する箔に対して接着手段を自動的に配置しかつ次に、第2におよび同時に、この箔をチャンバ付きドクターブレードの本体の任意の突出支持面に対して自動的に配置するのに必要な構成部品が取り付けられ、接着手段は2つの保護表面を備えた両面接着テープで形成され、自動的に配置するのに必要な構成部品は、箔のローラ、両面接着テープローラ、1つのおよび/または他の保護表面が通るロッド、2つの保護表面が巻き取られる巻取り軸、箔と接着手段とが周囲で接触する駆動軸、箔の洗浄手段、押圧手段、切断手段および接着剥離手段であるのが好ましい。

    【0016】また、本発明のインキ装置では、巻取り軸は接着手段から分離された2つの保護表面を集めるのに使用され、巻取り軸は、一方では、予め一方が他方に対して押し付けられておりかつ軸に対する手段の摩擦力により軸の回りを引張られて通過する2つの保護表面の経路の一端に配置され、かつ他方では、駆動軸により伝達手段を介して駆動され、駆動軸はまた、同様な態様で軸を回転させ、ローラは、接着手段によりコーティングされた箔の張力により、軸およびローラは、全て、駆動軸により同時に、キャリジの変位と同じ速度でかつ該変位と同期して作動されるのが好ましい。

    【0017】また、本発明のインキ装置では、箔の洗浄手段は箔の接着フェーズの前に配置され、洗浄手段は洗浄流体を噴霧する装置および箔を乾燥させる装置を有し、洗浄装置は、ハウジング内に収容され、プレートに取り付けられ、洗浄流体を入れたタンクが上に配置され、洗浄手段を制御する空気圧ダクトが連結されるのが好ましい。

    【0018】また、本発明のインキ装置では、押圧手段および切断手段は、チャンバ付きドクターブレードの本体の支持面の各突出部により決定される平面に一致する同じ平面内に配置され、押圧手段は、調節可能な圧力で、チャンバ付きドクターブレードの本体のいずれかの前記支持面に対し、箔上に予め接着した接着手段の自由接着表面を当て、箔の切断手段はシリンダにより駆動されるギロチンを含むのが好ましい。

    【0019】また、本発明のインキ装置では、接着剥離手段は、リングの上面に取り付けられた簡単な構成部品を含み、この部品は、ドクターブレードの一方の端部に設けられたテールから、接着手段とチャンバ付きドクターブレードの本体の対応する支持面との間でドクターブレードの下面と係合させ、キャリジの直線運動によりチャンバ付きドクターブレードに沿って移動させることによりチャンバ付きドクターブレードからドクターブレードの接着剥離を行うことができるのが好ましい。

    【0020】

    【発明の実施の形態】本発明は、非制限的な例として添付図面に示すフレキソ印刷機用インキ装置の一実施形態についての以下の説明から、一層明瞭に理解されるであろう。

    【0021】図1は印刷ステーション1の概略側面図であり、図1には、印刷ステーションの構成要素が示されている。 印刷すべきシート2は、シート2の下面が下方のコンベア手段によって邪魔されることなく印刷される態様で搬送される。 この目的のため、吸引装置5に固定された駆動ローラ4を備えた吸引コンベア3のような手段が使用される。 吸引コンベア3により搬送される印刷すべきシート2は、圧力ローラ7と協働する版胴(プレートシリンダ)6により印刷される。 版胴6は、印刷機製造業者により一般に「アニロックス(anilox)」シリンダと呼ばれているスクリーン形シリンダ8からインキを受ける。 スクリーン形シリンダ8は、チャンバ付きドクターブレード9を介して必要なインキを受ける。

    【0022】このチャンバ付きドクターブレード9は、
    その全体が、回転軸11の回りで矢印12で示す方向に枢動できるチャンバ付きドクターブレード支持体10に固定されている。 この枢動によりチャンバ付きドクターブレード9を平位置に移動させることができ、この水平位置で、例えばチャンバ付きドクターブレードの洗浄、使用済みまたは損傷を受けたドクターブレードの交換、端シールの交換、および最終的にはチャンバ付きドクターブレード9の完全な取外し(これは、支持体10
    からチャンバ付きドクターブレード9の固定手段を緩める工具の使用をしばしば必要とする比較的面倒な作業である)等の取扱い作業を行うことができる。

    【0023】図2はチャンバ付きドクターブレード9の背面図であり、レバー形支持体13、14(該レバー形支持体に、チャンバ付きドクターブレードへのインキの供給および戻しを行うための連結部片15、16が固定されている)によりチャンバ付きドクターブレード9をその回転軸11に連結する方法を示すものである。 レバー形支持体13、14とチャンバ付きドクターブレード9との連結はシール38、39(図5および図6参照)
    によって確保され、チャンバ付きドクターブレード9へのインキの供給および排出を行うダクトを取り外すことなくチャンバ付きドクターブレード9をレバー形支持体13,14から取り外すことができる。

    【0024】チャンバ付きドクターブレード9とそのレバー形支持体13、14とのこの種の連結は、印刷ステーション1に全く問題を引き起こさないチャンバ付きドクターブレード9の簡単な取出しを可能にし、このため、必要な取扱い作業を印刷機の外部から行うことができる。 そのうえ、レバー形支持体13、14には、心出し/固定手段17、18が設けられている。 これらの心出し/固定手段17、18は一般に販売されており、いかなる工具をも用いないでチャンバ付きドクターブレード9を迅速に緩めることができる。

    【0025】図3は図2のチャンバ付きドクターブレードの平面図であり、同じ参照番号をもつ図2の種々の構成部品を示すものである。

    【0026】図4は図2の矢印A方向から見た図面であり、チャンバ付きドクターブレード9の一端を示すものである。 この図面は、特に、ドクターブレード19、2
    0の端部が、チャンバ付きドクターブレード9の端シール22(該端シールは、ドクターブレード19、20の端部を確実に固定するためのものである)と協働する支持体部片21により保持される態様を示すものである。
    支持部片21は、2つのローレット付きねじ23、24
    によりチャンバ付きドクターブレード9の端シール22
    に対して固定される。

    【0027】図5は図2の線V−Vにおける断面図であり、アルミニウムまたは複合材料のような任意の他の軽量材料で作られた本体を示し、この本体はチャンバ付きドクターブレード9の本体に使用されている。 インキチューブ26の出口27はチャンバ付きドクターブレード9の底部28から出ており、これにより、チャンバ付きドクターブレード9を印刷ステーション1から取り出して、例えばプレスルームに設けられた洗浄ステーションに搬送する間に、残留インキがチャンバ付きドクターブレード9からこぼれることが防止される。 またこの図面には、レバー形支持体13に配置されかつチャンバ付きドクターブレード9とレバー形支持体13との間の密封性を確保するシール39が示されている。 また、この図面にはドクターブレード19、20も示されており、、
    これらのドクターブレードをチャンバ付きドクターブレード9に取り付ける方法については後述する。

    【0028】図6は図2の線VI−VIにおける断面図であり、連結部片16に連結された供給チューブ40が示されている。 インキ供給チューブ40の開口部分はチャンバ付きドクターブレード9の底部28のレベルにあり、チャンバ付きドクターブレード9の作動を停止する時点でチャンバ付きドクターブレード内の残留インキの殆ど全部を流出させることができる。 以下の説明から明らかになるように、この開口は、チャンバ付きドクターブレード9の安全取扱い装置に属する充分なシールにより密封される。

    【0029】図7はチャンバ付きドクターブレード9の一端を示す斜視図である。 チャンバ付きドクターブレード9の他端もこれと同様な態様で作られている。 この図面は、休止状態にあるチャンバ付きドクターブレード9、すなわちチャンバ付きドクターブレード9がスクリーン形シリンダ8に接触していない状態にあるところを示す。 チャンバ付きドクターブレード9は、両側方フレーム34(この図面には1つの側方フレームのみを示す)の間に取り付けられる。 より詳しくは、この図面は、端シール22の支持面とドクターブレード19、2
    0の端部との接触状態を維持する2つの支持部分35、
    36を備えた支持部片21によりドクターブレード1
    9、20の端部を保持する態様を示している。

    【0030】また、この図面には、チャンバ付きドクターブレード9を印刷ステーション1から取り出すときに、チャンバ付きドクターブレード9のマニピュレータ55(図8参照)の容易な位置決めを可能にするガイドスライド37が示されている。 ガイドスライド37は、
    ねじ(図示せず)により各側方フレーム34の内面に取り付けられる。

    【0031】図7は、ドクターブレード19、20が機械的手段により保持されていないことを明瞭に示している。 ドクターブレード19、20は不銹鋼ベルトで作られ、その厚さは遂行すべき作業に基づいて変えられるが、0.15〜0.2mmであるのが好ましい。 この不銹鋼ベルトは、チャンバ付きドクターブレード9の上方支持面に取り付けられる前でかつ脱脂および試行された後に、接着手段48を受け入れる。 接着手段48が設けられた不銹鋼ベルトは、次に、或る圧力で、チャンバ付きドクターブレード9の上方支持面に機械的に取り付けられる。

    【0032】かくして、この解決法は、慣用的なドクターブレード固定手段を用いた場合に生じる毛管現象の完全な除去を可能にし、かつドクターブレード19,20
    の接着に用いたのと同じ装置を用いて、損傷を受けたまたは使用済みドクターブレード19、20を交換することを可能にする。 軽量のチャンバ付きドクターブレードと、機械的手段を用いないドクターブレードの固定方法との組合せにより、既存のチャンバ付きドクターブレードより、かなり軽量であり、従って、取扱いが容易なチャンバ付きドクターブレードが提供される。

    【0033】チャンバ付きドクターブレード9のこの取扱い容易性並びに印刷機からの簡単な取外し可能性により、以下に説明する補助装置を用いて、印刷機の外部で既に洗浄されかつ必要な場合には補修されている他のチャンバ付きドクターブレードとの迅速な交換が可能になる。 印刷機の外部で作業することの長所は、印刷作業を行うこととと、取り外したチャンバ付きドクターブレードで行うつもりの作業を準備することとが、印刷機が動作している時間の間に同時に行われることである。 マニピュレータ55は、チャンバ付きドクターブレード9を印刷機から取り出し、従って高い安全レベルを維持するのに使用される。

    【0034】図8は、マニピュレータ55の一方の端部を示す。 他方の端部は、密封手段56を除き事実上同じであるので、ここには説明しない。 マニピュレータ55
    はチャンバ付きドクターブレード9の上部を覆うことができるチャンネル57を有している。 このチャンネル5
    7には、2つの固定装置が設けられている(この図面には1つのみの固定装置が設けられている。他方の固定装置も同じものであり、チャンネル57の他端の同じ位置に設けられている)。 また、チャンネル57の両端部に、マニピュレータ55の位置決めを容易にするガイドブロック59が設けられている。 ガイドブロック59
    は、図7に示す各ガイド位置決めスライド37と係合する。 密封手段56は、チャンネル57の上部に取り付けられた円錐形シール60を含む。

    【0035】円錐体シール60はインキ供給チューブ4
    0の出口29をシールすることができ、これにより、チャンバ付きドクターブレード9がインキから取り出されるときに、チャンバ付きドクターブレード9の密封を行う。 固定装置58は、チャンネル57の上部で、軸64
    の回りで枢動できるように取り付けられたプレート63
    を有している。 このプレート63には、それぞれ、スペーサ67、68を介して支持された2つの小さいクランププレート65が設けられている。 小さいクランププレート65、66は傾斜面69を有し、該傾斜面69は、
    クランププレートを矢印70とは逆方向に回転させるとチャンバ付きドクターブレード9の下面に作用して、この図面に示すようにクランププレートをマニピュレータ55に固定する。

    【0036】固定装置58は、マニピュレータ55をチャンバ付きドクターブレード9から取り出したい場合に、矢印70の方向に手で回転できる固定装置58のボルト71により、この図面に示すクランプ位置にロックされる。 各プレート63は更に、ハンドル72が設けられている。 このシステムは、持運びハンドル72を解放することなく、1本の指だけでマニピュレータ55のロックおよびロック解除を行うことを可能にする。 チャンバ付きドクターブレード9の上記取扱いに必要なこれらの補助装置のうちの1つは、図8に示したような装置を有している。

    【0037】図9は、印刷機の外部でチャンバ付きドクターブレード9の洗浄を行う自動洗浄装置80を示す。
    この装置はフレーム81を有し、該フレーム内で、洗浄ヘッド82が、チャンバ付きドクターブレード9(該チャンバ付きドクターブレードは、マニピュレータ55により2つの中空支持体83、84上に予め置かれている)に沿って移動する。 支持体84には、これらの支持体83、84上でのチャンバ付きドクターブレード9の位置の調節を容易にする心出しピン85が設けられている。 洗浄ヘッド82には、2つの回転ブラシ86、87
    と、複数の洗浄ノズル88とが設けられている。 回転ブラシ86、87はドクターブレード19、20の表面を最高に洗浄できるように構成されており、ノズル88はチャンバ付きドクターブレード9上のあらゆるインキ残留物を除去できるように注意深く向けられる。

    【0038】チャンバ付きドクターブレードに沿う洗浄ヘッド82の変位は、該洗浄ヘッド上のケーシング89
    内に取り付けられたモータにより行われ、洗浄ヘッドは、フレーム81の側壁間に固定された歯付きベルト9
    0に沿って移動する。 この2方向変位は、円筒バー91
    および支持レール92により案内される。 支持レール9
    4の前面には、マニピュレータ55を受け入れて保管する2つの支持体93、94が設けられている。 最後に、
    洗浄装置80の制御は制御パネル95により行われる。

    【0039】図10は、チャンバ付きドクターブレード9へのドクターブレード19、20の接着と、チャンバ付きドクターブレード9からのドクターブレード19、
    20の接着剥離を行う装置100を示す全体的な斜視図である。 この装置はテーブル101を有し、該テーブル上には、装置100内でのチャンバ付きドクターブレード9の充分な位置決めを行うための固定治具102が取り付けられている。 これらの治具102の両側には、長手方向に延びた2つの半円形レセプタクル103、10
    4が配置されており、該レセプタクルは、この装置10
    0によってチャンバ付きドクターブレード9から使用済みドクターブレード19、20が取り外されたときに、
    ドクターブレード19、20をそれぞれ直接受け入れる。 テーブル101の長手方向縁部に沿って2つのバー105、106が取り付けられており、該バー105,
    106上を、2対のブロック110を介してバー10
    5,106上を摺動する2つのハーフプレート108、
    109を含むキャリジ107が移動する。

    【0040】2つのハーフプレートは、これらの上面にねじ締めされた円形レール111により互いに固定されている。 この円形レール111上に大きなリング112
    が配置されており、該リング112上には接着/接着剥離手段120が取り付けられている。 キャリジ107の変位はハンドル113を用いて手動で行われるが、モータ駆動を排除するものではない。 デスク114は、接着/接着剥離装置120の或る部品、より詳しくは、ドクターブレードの取付け、セクショニング、脱脂および乾燥を行う部品の圧縮空気供給システムを制御できる。

    【0041】図11は、対応する装置100の接着/接着剥離手段120を示す斜視図である。 この手段120
    は傾斜プレート121を有し、該傾斜プレートの前面上には、最初に箔(フォイル)126に対して接着手段4
    8(図12)を自動的に位置決めし、次におよび同時に、この箔126を、チャンバ付きドクターブレード9
    の上部を形成する2つの支持面に対して自動的に位置決めする種々の部品が取り付けられている。

    【0042】この箔126は、その端部が正しい長さに切断され、チャンバ付きドクターブレード9に取り付けられるドクターブレード19、20を形成する。 好ましい実施形態(但し、これに限定されるものではない)では、接着手段48は、プレート121の前面に対して回転可能に保持されたローラ122から供給される両面接着テープで作られる。 この接着テープは接着剥離可能な2つの保護表面を有し、その上方の保護表面125は、
    次の順序、すなわちロッド130、131および132
    の回りを通り、下方の保護表面はロッド130、13
    4、135、136および132の回りを通る。

    【0043】接着テープ48から剥離された後、2つの保護テープ123,125の両方が被駆動軸137(該軸にはテンションローラが押し付けられる)の回りを通り、次に、巻取り軸139の回りに巻き取られる。 プレート121には、箔ローラ127を回転可能に受け入れる支持体128が取り付けられている。

    【0044】ハウジング140(これもプレート121
    に取り付けられている)には、箔126の洗浄装置が収容されている。 洗浄装置は、脱脂剤を噴霧しかつ箔を乾燥させる手段141(図12)を有している。 噴霧流体は、ハウジング140上に取り付けられたタンク142
    内に収容されている。 垂直曲りチャンネル143が、ハウジング140内に開口しかつ制御デスク(図10)に連結された圧縮空気ダクトを支持するのに使用される。
    洗浄中、箔126は供給チャンネル144内を通り、この供給チャンネル144には、接着テープ48(該接着テープは、その保護上面から分離されていて、箔126
    に接着するため箔126の洗浄された表面に対面している)を調節するガイドボックス145が一端の上に設けられている。

    【0045】次に、箔126は、第2保護表面123がロッド134のレベルで接着テープ48から分離される前に、駆動軸146の回りを通過する。 この段階で、箔126は、既に、チャンバ付きドクターブレード本体9
    の上方支持面に対して箔の接着表面を押し付けるローラまたは圧力シューを備えた押圧手段147内にある。 この押圧手段147の直後の上方位置に、箔126の切断手段148が配置されており、該切断手段148はシリンダにより駆動されるギロチンを有している。 押圧手段147および切断手段148は、両方とも、デスク11
    4により空気圧で同様に制御される。

    【0046】接着/接着剥離手段120の組立体は円形レール111およびリング112により形成された対により垂直平面内で回転でき、このため、チャンバ付きドクターブレード本体の両上面で、接着および接着剥離作業を行うことができる。 手段120の角回転の精度は、
    円形レール111の孔内で調節するフィンガ149により確保される。 使用済みドクターブレードまたは損傷を受けたドクターブレードは、リング112の上面に取り付けられた接着剥離手段150により接着剥離される。
    この構成は、ドクターブレードの端部に設けられたテールによりドクターブレードを簡単に持ち上げ、かつドクターブレードを接着剥離し、接着テープを用いて、両側に溝の形状をもつレセプタクル103、104(図1
    0)内にドクターブレードを落下させる。

    【0047】図12は、図11に関連して前述した種々の要素が取り付けられているプレート121の前部を示す正面図である。 この図面中の種々の矢印により、箔1
    26、接着テープ48および2つの保護表面123,1
    25の経路が示されている。 プレート121の後ろに配置されているが、2つのベルト151、152も示されており、ベルト151は軸139、146に固定されたプーリに掛けられ、ベルト152は軸137、146に固定されたプーリに掛けられている。 軸146のプーリ(2つの溝をもつ)は、チャンバ付きドクターブレード本体の上方支持面に付着された箔126を巻き解くことにより駆動され、かくして、この箔の巻き解き速度とバー105、106に沿うキャリジ107の変異速度との間のあらゆる悪い同期が有効に回避されることは明白である。

    【0048】フレキソ印刷機における本発明の装置、実施形態、洗浄および使用について、特許請求の範囲の観点内で種々の改善を施すことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】印刷ステーションを示す概略側面図である。

    【図2】チャンバ付きドクターブレードを示す背面図である。

    【図3】図2のチャンバ付きドクターブレードを示す平面図である。

    【図4】図2の矢印A方向から見た端面図である。

    【図5】図2の線V−Vにおける断面図である。

    【図6】図2の線VI−VIにおける断面図である。

    【図7】チャンバ付きドクターブレードの一方の端部を示す斜視図である。

    【図8】チャンバ付きドクターブレードの取扱い装置を示す斜視図である。

    【図9】チャンバ付きドクターブレードの自動洗浄装置を示す斜視図である。

    【図10】ドクターブレードの接着/接着剥離装置を示す全体的斜視図である。

    【図11】ドクターブレードの接着/接着剥離装置の接着/接着剥離手段を示す斜視図である。

    【図12】接着/接着剥離手段の正面図である。

    【符号の説明】

    1 印刷ステーション 6 版胴 8 スクリーン形シリンダ 9 チャンバ付きドクターブレード 11 軸 13 レバー形支持体 14 レバー形支持体 15 ダクト連結部片 16 ダクト連結部片 17 心出し/固定手段 18 心出し/固定手段 19 ドクターブレード 20 ドクターブレード 21 支持部片 22 端シール 25 本体 26 チューブ 28 底部 29 開口部 34 フレーム 35 支持部分 36 支持部分 38 シール 39 シール 40 チューブ 48 接着手段 55 マニピュレータ 80 自動洗浄装置 100 接着/接着剥離装置 120 接着/接着剥離手段

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン ベルナール モリソー スイス ツェーハー1029 ヴィラール サン クロワ オー ヴィラージュ (番地なし) (72)発明者 ミッシェル ピギュエ スイス ツェーハー1020 レーナン シ ュマン モン ロベール 10 (56)参考文献 特開 平7−1718(JP,A) 特開 平10−151400(JP,A) 特開 平4−284248(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl. 7 ,DB名) B41F 31/08

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