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Recording medium, and system and method for forming image printed on recording layer including protective layer

申请号 JP2004083899 申请日 2004-03-23 公开(公告)号 JP2004284364A 公开(公告)日 2004-10-14
申请人 Xerox Corp; ゼロックス コーポレイションXerox Corporation; 发明人 BAXENDELL DOUGLAS J; STOJANOVSKI BILLY T; COOK MICHAEL; LEIBMAN BERNARD;
摘要 PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image forming system and method suitable for applique and low-cost small-lot production. SOLUTION: A recording medium 148 has a recording layer 146 and covered by a protective layer 147 so as to form a layer structure. The recording medium 148 has a substrate and the recording layer 146 with pores. The recording medium 148 is processed by an image recording apparatus, and an image 106 is recorded on the recording layer 146. By superimposing the protective film 147 over the recording layer 146, the image 106 substantially remains the same. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI
权利要求
  • 記録媒体であって、
    基板と、
    基板に付随する有孔性の記録層と、を備え、
    画像記録装置による処理によって上記記録層上に画像が記録され、
    保護層を記録層上に重ねて画像を実質的に同一に保持することを特徴とする記録媒体。
  • アップリケ生成システムであって、
    電子化された画像データ情報を保持するデータベースに接続された画像プロセッサを伴う画像データ源と、
    画像記録装置と、
    記録媒体と、を備え、
    記録媒体が、
    基板と、
    基板に一時的に付加されている有孔性の記録層と、を有し、
    画像記録装置により記録層上に画像が印刷され、記録層は基板から剥がされて物体表面に置かれ、
    保護層を記録層上に重ねて画像を実質的に同一に保持することを特徴とするアップリケ生成システム。
  • アップリケ生産方法であって、
    電子化された画像を画像データベースから選びその電子画像データを処理し、
    基板及び当該基板に接着された記録層を含む記録媒体に、画像記録装置によって画像を記録し、
    画像が印刷された記録層を基板から剥がして物体表面に置き、
    この記録層上に保護層を重ね保護層を永久的に硬化させて、画像を実質的に同一にかつ歪無しに保持させることを特徴とする方法。
  • 说明书全文

    本発明は、少量生産される装飾用アップリケを作成するための記録媒体に関する。 より詳細には、インクジェットプリンタ等の画像記録装置により画像が印刷された軽量有孔性シートと、このシートが一時的に接着される基板(substrate)とを有する記録媒体に関する。

    外装型アップリケは広範に用いられている。 例えば、複合スポーツ用品市場においては、製品に永久ロゴ或いはアップリケを付すために、この種のアップリケが用いられている。 代表的な製品としては、例えば、サーフボード、カヌー、カヤック及びホッケースティックがある。 しばしば、審美性をますために一つの製品に数多くの異なったアップリケが付されることもある。 アップリケは、通常、ライスペーパ又は合成によるその均等物上にスクリーン印刷される。 アップリケは製品の表面におかれ、その上からエポキシ樹脂が重ねられる。 すると、ライスペーパはアップリケ上のエポキシ樹脂を吸収し、アップリケを製品表面に対して永久的に接着する。 ライスペーパは、エポキシ樹脂を吸収すると透明になる。

    従来は、写真代、セットアップ費用及びスクリ−ン印刷費用がアップリケロゴの生産を高価(中規模生産の場合)、または、不可能(小規模生産の場合)なものとしていた。 多くのアップリケを有する製品に関しては、セットアップ及び印刷コストが非常に高くなってしまっていた。 加えて、天然ライスペーパ又は合成ライスペーパに画像を付すこととしているが、ライスペーパは非常に柔軟性に富んでおり、インクジェットプリンタのような従来型の画像記録装置での印刷が困難だった。

    ライスペーパへのスクリーン印刷に代わる方法としては、ビニールステッカーによりロゴを表すという方法がある。 しかしながら、僅か数枚程度のステッカーがあればよい場合には、ビニールステッカーも割高となる。 加えて、ビニールステッカーとその被着面(台紙)との間の接着は、厳しい環境下では劣化していく傾向がある。 ここでいう厳しい環境、すなわち、ビニールステッカーとその被着面の接着に影響する環境の例としては、サーフボードにかかる塩と砂、カヤック及びカヌー上に生じる乱流、他の物体(例えばホッケーパック)によるホッケースティックへの打撃等がある。

    上述した従来型のアップリケ生産方法における各種の不具合は、本発明による記録媒体、システム及び方法によって克服される。

    本発明の実施形態に関して示すいくつかの構成要素は、少なくとも個別的には当業界で周知である。 しかしながら、本発明の新規性及び本発明における問題解決思想は、少なくとも公知の要素を組み合わせて未知の結果を得る点にある。 本発明の様々な実施形態に係るシステム及び方法は、1個或いは限定個数のアップリケを生産するためのコストを、顕著に低減させる。 本発明は、また、以前に比べてアップリケをより簡単に、より速く、より便利に生産できるようにするものであり、個人が自分のパーソナルコンピュータで実施することも可能なものである。

    本発明に係るシステム及び方法は、基板上に設けられた記録層を含む記録媒体上に、画像記録装置によって、個別のアップリケを印刷するものである。

    本発明に係るシステム及び方法は、相異なる各種の産業を通じて広範に利用しうるものである。 本発明においては、先に述べた従来の用途だけでなく、例えばボート産業等にもその用途が広がる。 即ち、ソフトウエア・パブリッシング用のソフトウエアを用い、ボート名の入ったカスタム・デザインのアップリケを、2,3ドル程の紙への印刷によって作成する。 本発明は、或いは、所望の画像を印刷したノベルティ・マグネットの生産にも適用できる。

    本発明に係るシステム及び方法は、また、基板及び有孔性記録層を有する記録媒体を提供する。 記録層は基板に付加されている。 画像記録装置は記録媒体を処理し、その記録層上に画像を記録する。 更に、記録層上に保護層を重ね、画像を同一状態に保持させる。

    本発明に係るシステム及び方法は、更に、アップリケの生産方法・作成方法を提供する。 本発明に係る方法においては、まず、電子化された画像が画像データベース上から選択される。 次に、その画像は画像記録装置によって記録媒体に記録される。 この記録媒体は、基板及び当該基板に接着された記録層を有している。 そして、画像が印刷された記録層を基板から剥がして物体表面に置き、この記録層上に保護層を重ね保護層を永久的に硬化させて、画像を実質的に同一にかつ歪無しに保持させる。

    本発明に係るシステム及び方法は、そして、少なくともインク、保護層及び透明皮膜に、紫外線輻射に対するガードとして紫外線防除要素を設ける方法を提供する。

    図1に、本発明の一実施形態に係る画像印刷システム10を示す。 画像印刷システム10は、画像データ源100、画像記録装置130及び(印刷媒体ストック142中の)記録媒体140を有している。 図2に示すように、記録媒体140は記録層146及び基板144から構成されている。

    本実施形態においては、図1に示した画像データ源100が、表示スクリーン104を有するモニタ102、画像処理装置108及び入装置120から構成されている。 本発明の各種実施形態においては、入力装置120を、例えばマウス122、キーボード124その他公知の若しくはこれから開発されるであろう装置(スタイラス、キーパッド、タッチスクリーン等)とすることができる。

    図1に示した画像データ源100は、プログラムされた汎用コンピュータ103を有しているが、画像データ源100は次のようなものによっても実現できる。 即ち、専用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ若しくはマイクロコントローラ、周辺集積回路部品、ASICその他の集積回路、ディジタル信号処理装置、ハードウエア電子若しくは論理回路例えばディスクリート部品による回路、プログラマブルロジック(例えばPLD、PLA、FPGA、PAL等)等によっても、実現できる。 一般に、有限状態マシンを実現できるのであれば、即ち図6に示したフローチャートを実行できるのであれば、どのような装置であっても画像データ源100を実現するのに利用できる。

    画像データ源100の画像処理装置108は、リンク109を有している。 リンク109は、画像データ源100をデータベース107に接続できる限り、公知の或いは今後開発されるどのような装置乃至システムであってもよい。 データベース107は、画像等を電子化したもの即ち電子化画像データ情報を格納している。 リンク109は直接の接続1092であってもよいし、ネットワーク101を介した間接的な接続1091であってもよい。 ネットワーク101は、例えばワイドエリアネットワーク若しくはローカルエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、各種の分散型処理ネットワーク乃至システムである。 一般に、リンク109は、画像データ源100をローカル又はリモートデータベース107に接続できる限りにおいて、公知の又は今後開発されるどのような接続システム又は構造であってもよい。

    更に、認められるべきことに、画像印刷システム10のリンク109即ち画像処理装置108のメモリに接続されているリンク109は、図示しないが、ネットワークに対して有線でも無線でも接続することができる。

    電子化画像情報をリンク109からキャプチャするのに代えて、電子的格納デバイス例えばCD/DVD126に電子化画像データ情報を格納し適宜読み出して使用するようにしてもよい。 また、CD/DVD126に代えて、公知の又は今後開発される様々なタイプのデバイスを、電子化画像データ情報の格納に使用できる。

    本発明に係るシステム及び方法の各種実施形態においては、電子化画像データ情報を発生させうる限りにおいて、例えばディジタルカメラ、スキャナ、ローカル又はリモートのコンピュータ、その他公知の又は今後開発される装置を、画像データ源100として使用できる。 同様に、画像データ源100は電子化画像データ情報を格納及び/又は送信できる限り、ネットワークのクライアントやサーバ等、各種の好適な装置によって実現できる。

    更にまた認められるべきことに、過去の任意の時点において電子化画像データ情報を発生させるようにしてもよいが、逆に印刷時にオリジナルの物理的ドキュメントから画像を生成するようにしてもよい。 更に、オリジナルな物理的ドキュメントから電子化画像データ情報を生成する必要はなく、最初から電子的に描いて作成してもかまわない。 画像データ源100は、従って、電子化画像データ情報を供給できる限りにおいて、公知の又は今後開発されるどのような装置であってもよい。 例えば、汎用コンピュータ103に限らず、画像処理装置108にリンク109を介して電子化画像情報を供給する装置等であってもよい。 画像データ情報は、例えば、画像、テキスト等、公知の又は今後開発されるタイプの画像データ情報を含むものである。

    画像処理装置108は、入力装置120により選択された電子化画像データ情報を再生する。 画像処理装置108は、各種の処理動作、例えば画像サイズ変更、画像属性変換、コピー、セグメント化、一体化(aggregate)、その他公知の又は今後開発される電子化画像データ情報処理技術を、実行できる。 これら様々な処理動作を実行する際には、様々な画像処理ソフトウエアを利用できる。 ここでいう画像処理ソフトウエアには、ラスタ化又はベクトルイメージング処理を実行できる従来型のパブリッシングソフトウエアが含まれる。 例えば、Adobe Illustrator、Adobe Pagemaker、Photoshop、Macromedia Freehand、QuarkExpress等を含め(以上、すべて登録商標)、キャプチャした電子化画像データ情報を操作できるパブリッシングタイプソフトウエアである。

    本発明のシステム及び方法によれば、各種実施形態においては、画像記録装置130は、処理した電子化画像情報を出力又は格納することができる装置とすることができる。 画像記録装置130の例としては、プリンタ、複写機その他のイメージングデバイスや、ファクシミリ機、表示装置、メモリその他を示すことができる。

    図1の実施形態においては、図示した如く画像記録装置130はプリンタ132である。 プリンタ132としては、白黒プリンタ、カラープリンタ、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等、本発明の画像印刷装置10において使用しうる限り、公知の又は今後開発される様々なタイプのプリンタを用いうる。

    印刷媒体ストック142から取り出された1枚の記録媒体140は画像記録装置130に送られ、インクジェットプリンタ132によって記録媒体140上に画像106が形成される。 画像106を形成するためプリンタ132において使用されるインクは、印刷装置にて使用されてきた従来型のインクでよい。 また本発明の目的の一つは、インクを記録層146上に付加し更に記録層146上に保護層147(図5参照)を重ねてこれを硬化させたときにも、インクによって形成される画像106がこすれ、薄れ、にじみ、流れ等が実質的に生じないよう、記録層146上にインクを散らすことにある。

    各種の実施形態によれば、インクのゆがみは、記録層146上におけるインク飽和量を調整することによって、防ぐことができる。 インク飽和量は各種のファクタ、例えば画像106が被着形成される物体表面の材質、保護層147とインクの化学的相互作用特性、記録層146(例えばクレイコンテンツ)の吸収特性、並びにインクの飽和に影響する他の環境的ファクタによって、影響される。 インク飽和量は公知の又は今後開発される各種の方法によって調整できる。 プリンタにおけるソフトウエア制御等によっても調整できる。

    図2に、記録媒体140の外観を示す。 記録媒体140は記録層146及び基板144を有している。 記録層146と基板144は、容易に剥がすことができるよう、接着剤145により互いに接着されている(図3参照)。 即ち、基板144から記録層146を分離するのに必要な剥離力は、基板144から記録層146を手で分離できるほど弱い。 反面、この剥離力は、プリンタ132を通しただけでは記録層146が基板144から分離しない程度には、強い。 接着剤145としては、記録層146上に印刷されている画像106のインクに対してはこれといった影響を与えないようなものを、選択しておく。

    記録層146は軽量な有孔性のシートから形成されている。 記録層146は実質的に薄く、保護層147が重ねられるとこの記録層146は透明に変わる。 記録層146は、画像記録装置130からのインクを所定量吸収でき、保護層147がかぶせられると相互作用で透明になるものであれば、どのようなタイプの媒体でもよい。 保護層147との相互作用で透明になるものとしては、例えば、ポリエステルベースの紙、合成ライスペーパ、表面化ベール(surfacing veil)即ち一般に公衆便所の便座の保護カバーとして用いられているものと同一の素材等、公知の又は今後開発される各種の素材を、本発明において使用できる。 記録層146は高度に有孔質で高度な吸収性を有する。 記録層146は空気を外に逃がすことができるほど有孔質である。 即ち、保護層147を記録層146に重ねた状態で記録層146の下に空気が捕らえられていたとしても、その空気は、記録層146内の孔121(図3参照)及び保護層147を介して、外に逃げる。

    また、アップリケ148が透明や半透明である必要がない用途、例えば暗い色の表面に外装するときであれば、不透明に着色された記録層146、例えば白や暗色や金属色に着色された記録層146を、用いることができる。 但し、その吸収性や有孔特性は先に述べたものと同様とする。 従って、保護層147が記録層146上に重ねられたとき、この場合の記録層146は透明化することはないけれども、その代わりに画像106が印刷される面の背景を美的に強調することができる。

    基板144は、例えばシート状の紙によって形成されている。 記録層146が一般に非常に薄くてそれ単独では画像記録装置130に通せないことから、基板144が記録層146を裏打ちして充分な剛性を与え、画像記録装置130に通せるようにしている。 基板144は、例えば画像記録装置130内で記録層146を支持できる限りにおいて、一枚の紙その他、公知の又は今後開発される各種の媒体を以てこれとなすことができる。

    図2に、本発明による基板144からの保護層146の剥がし方を示す。 記録媒体140をプリンタ132に通して記録層146上に画像106を印刷した後、記録媒体140はおよそ画像106の輪郭をたどってトリミングされ、これにより、図4に示すようにアップリケ148が作成される。 更に、記録層146が基板144から剥がされる(図中の矢印149参照)。 基板144はこの段階で不要品となる。 また、画像106が記録層146上に印刷された後に記録層146を基板144から剥がし、剥がした記録層146をおよそ画像106の輪郭をたどってトリミングする、という手順でもよい。 こういった手順の後、アップリケ148は物体160の表面162上に置かれる(図4及び図5参照)。

    図2に示した記録媒体140はシート状であるが、本発明に関し熟慮すべきことに、記録媒体140は大きなデコレーション用の連続ロール(垂れ幕)であってもよい。 更には、上述した画像記録装置130によりその上に印刷できるのであれば、他の形状であってもよい。

    図3に、本発明に係る記録媒体140の断面を示す。 記録媒体140は、接着剤145により基板144に記録層146を付加(貼付)した形状を示している。 逆に、接着剤145により基板144を軽量有孔性の記録層146に付加(貼付)してもよい。 記録層146は孔121を有し、保護層147が重ねられたときこの孔121を通って泡が外気に逃げる。 記録層146は基板144に対して一時的に接着状態とされる。 即ち、図2中に矢印149で示したように、記録層146を基板144から手で剥がすことができるよう、低い剥離力を以て接着されている。

    図4に、本発明のシステム及び方法により物体160の表面162上に付したアップリケ148の外観を示す。 アップリケ148は物体160の表面162上に置かれる。 アップリケ148は保護層147により積層され又は被覆される。 アップリケ148は記録層146及びその上の画像106から形成されている。 他方、保護層147は、例えばファイバーグラス樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂その他の樹脂又はマトリクスを含むものであり、アップリケ148に層をなすように重ねることができる。 本発明のシステム及び方法によれば、本発明における保護層147、記録層146その他の部品はいずれもインク中のスチレンを痛めつけることはない。

    記録層146は保護層147を均一に吸収する。 即ち、気泡が捕らえられることはなく、記録層146の孔121を通って外に出る。 記録層146は保護層147を吸収すると同時にこの保護層147によって外装され、記録層146は透明化する。 保護層147は硬化し、永久的な防水ロゴを形成する。 即ち、保護層147は外部の厳しい条件の下でも画像106を保護する。

    画像106を形成するためプリンタ132にて使用されるインクは、当該インクと保護層147との間の化学的相互作用によっては、目に見えるような影響を受けない。 言い換えれば、保護層147がアップリケ148上で硬化した後でもアップリケ148の画像106は歪まず、実質的な影響を受けないで保持される。

    本発明の他の実施形態においては、インク内に紫外線防除要素(UVインヒビタ)を直接に付加しておく。 これにより、紫外線の下での色あせから保護することができる。 UVインヒビタは樹脂(保護層147)中にも含ませることができ、或いは樹脂上に被覆する透明コート141(図5参照)中にも含ませることができる。 それによって、同じく紫外線下での色あせを防ぐことができる。

    図5に、本発明により物体160の表面162上に付したアップリケ148の断面を示す。 この図において特に示されるように、アップリケ148上の画像106は記録層146によって裏打ちされ、物体160の表面162上に置かれている。 その状態で更に、保護層147は、アップリケ148上に重ねられ、アップリケ148を永久的にくるみ、硬化する。 加えて、UVインヒビタを有する付加シーラ即ち透明コート141を保護層147上に重ねてアップリケ148を紫外線輻射から保護することもできる。

    図6に、本発明のシステム及び方法によるアップリケ作成・生産方法例を示す。

    より詳細には、この図に示す制御ルーチンはステップS100にて始まる。 制御ルーチンはステップS200へと進み、電子化画像データ情報が例えば汎用コンピュータ等の画像データ源100から選択される。 電子化画像データ情報は選択デバイス、例えばキーボードのボタン、マウス、タッチスクリーンのアイコン等といった公知の又は今後開発される各種の選択デバイスにより、選択することができる。 電子化画像データ情報は、例えば、画像、テキスト等、公知の又は今後開発される各種の電子化画像データ情報であり得る。 本発明の各種の実施形態においては、電子化画像データ情報はソフトウエア、CCDカメラ、PC、PDA、携帯電話、スキャナ、ディスプレイその他公知の又は今後開発される電子化画像データ情報キャプチャ技術を用いて又はそれとの協働により、キャプチャされた情報であり得る。 或いは、電子化画像データ情報は、パブリッシングタイプのソフトウエア等電子画像情報を生成するための公知又は今後開発される技術により、オリジナルに作成された情報でもよい。 制御ルーチンはステップS300に進む。

    ステップS300においては、電子化画像データ情報が画像処理ユニット(画像処理装置108等)により処理される。 ここで行われる処理の例としては、画像のカスタマイズ、サイズ変更、キャプチャされた電子化画像データ情報の属性変更、その他公知の又は今後開発されるタイプの処理を掲げることができる。 パブリッシングタイプのソフトウエアの中には、商業的に利用できるソフトウエアとして、ラスタ化された又はベクトル電子化画像データ情報を操作できるソフトウエアを含んでいるものがある。 制御はステップS400へと進む。

    ステップS400においては、追加すべき電子化画像データ情報があるか否かの判定が行われる。 もし「ある」のであれば、制御はステップS200に戻って追加する電子化画像データ情報の選択が行われ、続くステップS300にてその電子化画像データ情報の処理が行われる。 ステップS400において「ない」と判定されたならば、制御はステップS500へと進む。

    ステップS500においては、画像処理ユニット(画像処理装置108等)により処理された電子化画像データ情報が画像に変換され、画像記録装置130により記録媒体140上に印刷される。 画像記録媒体140は接着剤145により基板144に記録層146を接着した構成を有している。 記録層146は軽量有孔性のシートであって、例えば、ライスペーパ、ポリエステルペーパ、それらの合成等価物、或いはその他公知の又は今後開発される軽量有孔紙で高い吸収特性を有するものである。 本発明によれば、記録層146はインクを均一に吸収し、これにより画像106が形成される。 制御はステップS600に進む。

    ステップS600においては、記録層146がその基板144から分離される。 記録層146を基板144から分離させるときに、記録層146のうち画像106が印刷されている部分をその周囲の印刷なしの部分からトリミングして、アップリケ148となる部分を基板144ともろともに切り離すようにしてもよい。 そして、アップリケ148即ち記録媒体140のトリミングされた部分を、基板144から分離する。 或いは、トリミングを基板144からの分離の後に行ってもよい。 記録層146は記録層146に設けた或いは基板144に設けた接着剤147により基板144に接着しておく。 接着剤145は、記録層146と基板144とを容易に分離できるような接着剤である。 即ち、記録層146を基板144から剥がすのに必要な力を、人間が手の力により基板144から記録層146を剥がせる程度に弱くしておき、しかしながらプリンタ132を通すときに記録層146が基板144から分離しない程度には強くしておく。 接着剤145としては、記録層146上に印刷される画像106のインクには取り立てて影響を与えないようなものを、選択しておく。 アップリケ148上に画像106を形成するために使用するインクとしては、インク対保護層147間の化学的相互作用によって影響を受けないものを、選択しておく。 このようにした後、図5に示した向きで記録層146を物体160の表面162上に置く。 制御はステップS700へと進む。

    ステップS700においては、アップリケ148は保護層147により積層され又はくるまれ、保護層147が硬化する。 記録層146は保護層147を均一に吸収する。 保護層147は、例えばファイバーグラス樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂その他、アップリケ148の外装に使用できる各種の樹脂又はマトリクスである。 また、アップリケ148は、記録層146上に保護層147をかぶせる際に、保護層147を吸収して、その記録層146の孔121及び保護層147を通じ外気へと、空気を逃がす。 保護層147によってアップリケ148がカバーされ保護層147が硬化しているため、アップリケ148はインクと保護層147との化学的相互作用により痛んだり或いは見た目の影響を受けたりすることがない。 保護層147がアップリケ148を覆い硬化するにつれ、記録層146は透明になり見た目には見えなくなる。

    代替的には、透明又は半透明のアップリケが必要でない用途であれば、不透明な色の保護層例えば白、暗色又は金属色の媒体を保護層として用いることもできる。 この場合の記録層も上述した有孔性及び吸収性を有するものとするのがよかろう。 その場合、保護層を記録層上に重ねたとき、記録層は透明化しないが、その代わりに、見た目に美しい背景上に画像が現れる。 制御はステップS800へと進み処理が終了する。

    本発明による画像印刷システムの例を示す図である(なお、図中の「XEROX」は登録商標である)。

    本発明による基板からの記録層の剥がし方を示す図である。

    本発明による記録層の断面図である。

    本発明によるアップリケ貼付物体の斜視図である。

    本発明によるアップリケ貼付物体の断面図である。

    本発明によるアップリケ作成方法を示すフローチャートである。

    符号の説明

    10 画像印刷システム、100 画像データ源、103 汎用コンピュータ、106 画像、107 データベース、108 画像処理装置、121 孔、130 画像記録装置、132 プリンタ、140 記録媒体、141 透明コート、144 基板、145 接着剤、146 記録層、147 保護層、148 アップリケ、162 物体。

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