折り畳み箱定型品背景

申请号 JP2014551316 申请日 2013-01-03 公开(公告)号 JP2015503495A 公开(公告)日 2015-02-02
申请人 パックサイズ,エルエルシー; 发明人 ペッターソン,ニクラス;
摘要 折り畳み箱定型品は、第1区分、第2区分、第3区分、第4区分、及び第5区分を含んでいる。それら区分の各々は、長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップ、を有している。第1区分は定型品の第1端に配置されており、第5区分は定型品の第2の反対側の端に配置されている。第1区分と第5区分の長さの和は第3区分の長さに略等しい。結果として、第1区分と第5区分は、箱定型品から形成される箱の側壁の合わせ目を形成する。幾つかの事例では、第1区分と第5区分によって形成される合わせ目は箱の天面及び底面に形成される合わせ目からオフセットしている。第1区分と第5区分によって形成される合わせ目は箱の 角 からオフセットしている。【選択図】図10
权利要求
  • 箱を形成するための折り畳み定型品において、
    前記定型品の第1端に配置されている第1区分であって、長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する第1区分と、
    長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する第2区分と、
    長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する第3区分と、
    長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する第4区分と、
    前記定型品の前記第1区分とは反対側の第2端に配置されている第5区分であって、長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する第5区分と、を備えており、前記第1区分と前記第5区分の前記長さの和は前記第3区分の前記長さに略等しい、折り畳み定型品。
  • 前記区分のどれもが、それら各々の長さに沿って整列していて、実質的に等しい前記幅を有している、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 各区分は、中央部分、天フラップ、及び底フラップを有しており、前記天フラップ及び前記底フラップは前記中央部分の互いに反対側の辺から延びている、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第2区分は前記第1区分と前記第3区分の間に配置されている、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第3区分は前記第2区分と前記第4区分の間に配置されている、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第4区分は前記第3区分と前記第5区分の間に配置されている、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第2区分の前記長さは前記第4区分の前記長さに実質的に等しい、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 各区分は2つのフラップを有している、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 何れか2つの隣り合う区分は罫線によって区切られている、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第5区分の前記長さは前記第1区分の前記長さより大きい、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記折り畳み定型品はボール紙で作られている、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第5区分の前記長さは前記第1区分の前記長さに実質的に等しい、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1区分の前記長さは前記第5区分の前記長さより大きい、請求項1に記載の折り畳み定型品。
  • 折り畳み箱において、
    2つの対向する天フラップから形成される天面であって、当該2つの対向する天フラップは天合わせ目を形成している、天面と、
    2つの対向する底フラップから形成される底面であって、当該2つの対向する底フラップは底合わせ目を形成している、底面と、
    前記天面と前記底面の間に延びる4つの側壁であって、当該側壁の1つは側壁合わせ目を形成している2つの区分から構成され、当該側壁合わせ目は前記折り畳み箱の角からオフセットしている、4つの側壁と、を備えている折り畳み箱。
  • 前記対向する天面フラップは実質的に同じ寸法である、請求項14に記載の折り畳み箱。
  • 複数の内フラップを更に備えている、請求項14に記載の折り畳み箱。
  • 前記複数の内フラップは6つの内フラップを備えている、請求項16に記載の折り畳み箱。
  • 前記複数の内フラップは3対の内フラップを備えている、請求項16に記載の折り畳み箱。
  • 前記天面は3つの内フラップによって支持されている、請求項16に記載の折り畳み箱。
  • 前記複数の内フラップは、
    粘着テープで互いへ並列に接続されている2つの隣り合う内フラップの第1のセットと、
    粘着テープで互いへ並列に接続されている2つの隣り合う内フラップの第2のセットと、を備えている、請求項16に記載の折り畳み箱。
  • 前記2つの隣り合う内フラップの第1のセット及び前記2つの隣り合う内フラップの第2のセットは、単一の粘着テープ片を使用して接続されている、請求項20に記載の折り畳み箱。
  • 前記2つの隣り合う内フラップの第1のセットを接続している前記粘着テープは、当該2つの隣り合う内フラップの第1のセットの第1面から、当該2つの隣り合う内フラップの第1のセットの縁越しに、当該2つの隣り合う内フラップの第1のセットの第2面上へ延びている、請求項20に記載の折り畳み箱。
  • 前記2つの隣り合う内フラップの第2のセットを接続している前記粘着テープは、当該2つの隣り合う内フラップの第2のセットの第1面から、当該2つの隣り合う内フラップの第2のセットの縁越しに、当該2つの隣り合う内フラップのセットの第2面上へ延びている、請求項20に記載の折り畳み箱。
  • 前記底面は3つの内フラップによって支持されている、請求項16に記載の折り畳み箱。
  • 前記天合わせ目は前記底合わせ目と実質的に整列している、請求項14に記載の折り畳み箱。
  • 前記側壁合わせ目は前記天合わせ目及び前記底合わせ目からオフセットしている、請求項25に記載の折り畳み箱。
  • 前記側壁合わせ目は前記天合わせ目及び前記底合わせ目と実質的に整列している、請求項25に記載の折り畳み箱。
  • 前記側壁合わせ目は、当該側壁合わせ目を形成している前記2つの区分を一体に保持する粘着テープで固着されている、請求項14に記載の折り畳み箱。
  • 前記粘着テープは手持ち式テープ繰り出し機で貼付される、請求項28に記載の折り畳み箱。
  • 箱を作る方法において、
    各々が長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する5つの区分を持つ折り畳み箱定型品であって、前記区分の2つは当該折り畳み箱定型品の互いに反対側の端に配置され、前記2つの互いに反対側の端の区分の前記長さの和は中間の区分の前記長さに略等しい、折り畳み箱を提供する段階と、
    前記折り畳み箱定型品を、2つのフラップが天面を形成し天合わせ目を画定するように折る段階と、
    前記折り畳み箱定型品を、2つの他のフラップが底面を形成し底合わせ目を画定するように折る段階と、
    前記折り畳み箱定型品を折って4つの側壁を形成する段階であって、第1側壁は前記2つの互いに反対側の端の区分から形成され、当該互いに反対側の端の区分は前記箱の角からオフセットしている側壁合わせ目を形成する、4つの側壁を形成する段階と、を備えている方法。
  • 前記天面及び前記底面を形成する前記天フラップと前記底フラップを固着する段階を更に備えている、請求項30に記載の方法。
  • 前記フラップは粘着テープで固着される、請求項31に記載の方法。
  • 前記2つの互いに反対側の端の区分を一体に固着して前記第1側壁を形成する段階を更に備えている、請求項30に記載の方法。
  • 前記2つの互いに反対側の端の区分を一体に固着する段階は、
    粘着テープ片を前記2つの互いに反対側の端の区分の外表面上へ前記側壁合わせ目を跨いで貼付する段階と、
    前記粘着テープの第1端を第1縁越しに折り返し、当該粘着テープを前記2つの互いに反対側の端の区分の内表面上へ貼付する段階と、
    前記粘着テープの第2端を第2縁越しに折り返し、当該粘着テープを前記2つの互いに反対側の端の区分の前記内表面上へ貼付する段階と、を備えている、請求項33に記載の方法。
  • 前記第1側壁を形成している前記2つの互いに反対側の端の区分と前記天フラップ及び前記底フラップは、単一の粘着テープ片で一体に固着される、請求項30に記載の方法。
  • 前記折り畳み箱定型品はボール紙で形成されている、請求項30に記載の方法。
  • 前記第1側壁は、略等しい長さを有している2つの互いに反対側の端の区分から形成されている、請求項30に記載の方法。
  • 前記第1側壁は、不等な長さを有している2つの互いに反対側の端の区分から形成されている、請求項30に記載の方法。
  • 前記2つの互いに反対側の端の区分によって形成されている前記側壁合わせ目は、前記天合わせ目及び前記底合わせ目からオフセットしている、請求項30に記載の方法。
  • 前記2つの互いに反対側の端の区分によって形成されている前記側壁合わせ目は、前記天合わせ目及び前記底合わせ目と略整列している、請求項30に記載の方法。
  • 前記2つの互いに反対側の端の区分は一体に固着されて前記側壁合わせ目を形成し、その後、前記天面を形成する前記2つのフラップ及び前記底面を形成する前記2つのフラップが一体に固着される、請求項30に記載の方法。
  • 箱を形成するための折り畳み定型品において、
    各々が長さを有する第1列、第2列、第3列、第4列、及び第5列、各々が幅を有する第1行、第2行、第3行、第4行、及び第5行、に配列されている複数の識別できる部分であって、
    前記第1列は、前記定型品の第1端に配置されているものとして、前記第1行に天フラップ、前記第2行に中央部分、及び前記第3行に底フラップ、を含んでおり、
    前記第2列は、前記第1行に天フラップ、前記第2行に中央部分、及び前記第3行に底フラップ、を含んでおり、
    前記第3列は、前記第1行に天フラップ、前記第2行に中央部分、及び前記第3行に底フラップ、を含んでおり、
    前記第4列は、前記第1行に天フラップ、前記第2行に中央部分、及び前記第3行に底フラップ、を含んでおり、
    前記第5列は、前記定型品の前記第1列とは反対側の第2端に配置されているものとして、前記第1行に天フラップ、前記第2行に中央部分、及び第3行に底フラップ、を含んでおり、
    前記第3列の長さは、前記第1列と前記第5列の前記長さの和に実質的に等しい、複数の識別できる部分、を備えている折り畳み定型品。
  • 前記第1列の前記長さは前記第5列の前記長さとは異なる、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列の前記長さは前記第5列の前記長さに実質的に等しい、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第2列の前記長さは前記第4列の前記長さに実質的に等しい、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第2列は前記第1列と前記第3列の間に配置されており、前記第3列は前記第2列と前記第4列の間に配置されており、前記第4列は前記第3列と前記第5列の間に配置されている、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 隣り合う列からの天面フラップ同士は互いから切目によって区切られている、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 隣り合う列からの底面フラップ同士は互いから切目によって区切られている、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 隣り合う列からの中央部分同士は互いから罫線によって区切られている、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1行と前記第3行の各々の前記幅は、前記第3列の前記長さの半分に実質的に等しい、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列からの前記中央部分と前記第5列からの前記中央部分は前記箱の側壁を形成するべく一体に固着されてもよい、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列からの前記中央部分と前記第5列からの前記中央部分は、一体に固着されたとき、前記箱の前記側壁に合わせ目を形成している、請求項51に記載の折り畳み定型品。
  • 前記合わせ目は前記箱の角からオフセットしている、請求項52に記載の折り畳み定型品。
  • 前記合わせ目は前記側壁の中心からオフセットしている、請求項52に記載の折り畳み定型品。
  • 前記合わせ目は前記側壁の中心と略整列している、請求項52に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列と前記第5列は、前記箱の製造者接合部(manufacturer's joint)を形成するべく、前記中央部分の前記幅に沿って、且つ前記天フラップ及び前記底フラップの前記幅の少なくとも一部分に沿って、一体に固着されてもよい、請求項42に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列と前記第5列は、前記天フラップ及び前記底フラップの前記幅全体に沿って一体に固着されている、請求項56に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列と前記第5列は、前記天フラップ及び前記底フラップの第1面側ではそれらの幅全体に亘って且つ前記天フラップ及び前記底フラップの第2面側ではそれらの前記幅の一部分に亘って貼付されている粘着テープで一体に固着されている、請求項57に記載の折り畳み定型品。
  • 前記粘着テープは、前記天フラップの前記第1面から縁越しに前記第2面上へ延びている、請求項58に記載の折り畳み定型品。
  • 前記粘着テープは、前記底フラップの前記第1面から縁越しに前記第2面上へ延びている、請求項58に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列と前記第5列は、前記天フラップ及び前記底フラップの前記幅全体に満たない幅に沿って一体に固着されている、請求項56に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列と前記第5列は、粘着テープで一体に固着されている、請求項56に記載の折り畳み定型品。
  • 前記粘着テープは手持ち式テープ繰り出し機で貼付される、請求項62に記載の折り畳み定型品。
  • 前記第1列と前記第5列は、前記折り畳み定型品を前記箱へ形成し当該箱を使用する直前に一体に固着されてもよい、請求項56に記載の折り畳み定型品。
  • 箱を組み立てるための方法において、
    各々が、長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップを有する5つの区分を持つ箱定型品であって、前記区分の2つは当該折り畳み箱定型品の互いに反対側の端に配置されており、前記2つの互いに反対側の端の区分の前記長さの和は中間の区分の前記長さに略等しい、箱定型品を提供する段階と、
    前記箱定型品を、前記2つの互いに反対側の端の区分の縁が互いに隣接に位置付けられて合わせ目を形成するように、折る段階と、
    前記合わせ目の長さを割り出す段階と、
    前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた選択長さのテープを提供する段階と、
    前記合わせ目を前記長さのテープで封緘する段階と、を備えている方法。
  • テープ測定システムであって、
    支持構造と、
    前記箱定型品のテープ貼り可能な表面の長さを測定するための手段と、
    テープ繰り出し機と、を備えるテープ測定システム、を提供する段階を更に備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記測定するための手段は、前記合わせ目の長さを測定するように構成されている、請求項66に記載の方法。
  • 前記合わせ目の前記長さを割り出す段階は、前記箱定型品を基準板に当接に位置付ける段階を備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた前記選択長さのテープを提供する段階は、前記合わせ目の前記長さより短い長さのテープを提供する段階を備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた前記選択長さのテープを提供する段階は、前記合わせ目の前記長さより長い長さのテープを提供する段階を備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた前記選択長さのテープを提供する段階は、前記合わせ目の前記長さに実質的に等しい長さのテープを提供する段階を備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記箱定型品を、2つ又はそれ以上のフラップが当該2つ又はそれ以上のフラップによって形成される合わせ目を有する底面を形成するように、折る段階を更に備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記底面の前記合わせ目の前記長さを割り出す段階と、
    前記底面の前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた選択長さのテープを提供する段階と、
    前記底面の前記合わせ目を前記長さのテープで封緘する段階と、を更に備えている、請求項72に記載の方法。
  • 前記底面の前記合わせ目の前記長さを割り出す段階は、前記箱定型品を基準板に当接に位置付ける段階を備えている、請求項73に記載の方法。
  • 前記底面の前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた前記選択長さのテープを提供する段階は、前記底面の前記合わせ目の前記長さより長い長さのテープを提供する段階を備えている、請求項73に記載の方法。
  • 前記箱定型品を、2つ又はそれ以上のフラップが当該2つ又はそれ以上のフラップによって形成される合わせ目を有する天面を形成するように、折る段階を更に備えている、請求項65に記載の方法。
  • 前記天面の前記合わせ目の前記長さを割り出す段階と、
    前記天面の前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた選択長さのテープを提供する段階と、
    前記天面の前記合わせ目を前記長さのテープで封緘する段階と、を更に備えている、請求項76に記載の方法。
  • 前記天面の前記合わせ目の前記長さを割り出す段階は、前記箱定型品を基準板に当接に位置付ける段階を備えている、請求項77に記載の方法。
  • 前記天面の前記合わせ目を封緘するための寸法の合わされた前記選択長さのテープを提供する段階は、前記天面の前記合わせ目の前記長さより長い長さのテープを提供する段階を備えている、請求項77に記載の方法。
  • 前記測定するための手段は、光学式センサー、超音波センサー、圧力センサー、自動式箱裁断装置、カメラ、及びそれらの組合せ、のうちの少なくとも1つを備えている、請求項77に記載の方法。
  • 说明书全文

    [0001]本願は、2012年1月6日に「折り畳み箱定型品(FOLDABLE BOX TEMPLATE)」という名称で出願されている米国仮特許出願第61/584,093号及び2012年2月13日に「折り畳み箱定型品(FOLDABLE BOX TEMPLATE)」という名称で出願されている米国仮特許出願第61/597,896号に対する優先権並びにそれら出願の恩典を主張し、前記出願の各々をここにそっくりそのまま援用する。

    [0002]1. 発明の分野 本発明の例示としての実施形態は、包装用品に関する。 より厳密には、本発明の実施形態は、包装用定型品において、一体に糊付けすることを要せずに箱へ組み立てることのできる包装用定型品に関する。

    [0003]2. 関連技術 多くの産業では、製品を顧客へ届けるのに包装用材料が使用されている。 その様な包装用材料は、製品を配達のために入れる箱の形態をしていることが多い。 その様な箱は、当然ながら、実際に任意の寸法及び構成である。 製品は箱内部に何らの追加的な保護無しに直に置かれることもある。 他の事例では、何らかの追加の保護又は緩衝材が提供されていることもある。 壊れやすい製品又は他の製品を保護するために、例えば、ピーナッツ状発泡体、空気袋、気泡緩衝材、及び同種物が使用されることがある。

    [0004]物品が箱内部に直に置かれる場合、箱詰めされる物品が箱内にぴったり納まるように当該物品の大きさに概ね対応する大きさを有する箱を選択するように配慮が払われることが多い。 その様なことは、物品の動き過ぎを防止し、ひいては中の物品の揺れ又は動きを低減するのに望ましいであろう。 しかしながら、標準寸法の箱の大きさが中に包装されようとしている物品の寸法に対応していないことが往々にしてある。 結果として、包装されようとしている物品が標準寸法の箱にぴったり納まらないことは日常的に起こっている。 その様な場合に包装される物品の動き過ぎを回避するために、大抵は追加の緩衝材が箱の中の物品の周りに入れられる。

    [0005]大きすぎる箱又は追加の緩衝材を必要とする箱に物品を包装することは費用が高くつき、また非効率である。 例えば、より大きな包装用品を作成するのに使用される追加の材料及びその中に包装される物品を緩衝するのに使用される追加の材料が物品の包装費用を増加させる。 また、取り揃えられた多種類の既製箱を保管するとなると、そうでないなら無くせる若しくはより効率的に使用できるかもしれない広大な保管スペースが必要になってくる。 更に、特定の物品にとって大きすぎる包装体は発送するのが割高である。 発送価格は、発送される包装体の寸法によって影響される場合が多く、包装体そのものによるわけではない。 而して、物品の包装体の寸法の縮減化が物品発送の価格を引き下げる。

    [0006]その様な費用及び非効率を回避するために、特注寸法の箱を作成するためのシステムが開発されている。 その様なシステムは、平板状材料から定型品を作成し、それを折って箱を形成している。 定型品は、折られたときに箱の側壁を形成する部分を含んでいる。 定型品は、更に、折られたときに箱の天と底を形成するフラップを含んでいる。

    [0007]その様な定型品を箱へ組み立てるに先立って、互いに反対側の側壁部分同士が、定型品を略矩形の形状をした管体に保持するべく一体に付着される。 互いに反対側の側壁部分同士は、糊代を介して互いへ付着される。 糊代は、多くの場合、側壁部分の1つと一体形成されていて当該側壁部分から延びている。 糊が糊代及び/又は反対側の側壁部分へ塗布され、糊代は反対側の側壁部分へ固着される。 次いで糊を固まらせ、その後、定型品は箱形状へ整えられ、詰められ、発送されることになる。

    [0008]上述の特注寸法の箱は標準寸法の箱の使用に付きまとう費用と非効率を低減することはできるかもしれないが、これらの特注寸法の箱にはなお幾つかの比効率が付きまとっている。 例えば、糊及び糊塗布機を購入し保管しなくてはならない。 加えて、糊は、定型品を箱へ組み立てる前に固化するための時間が与えられねばならない。

    [0009]従って、比較的高速に箱へ組み立てることのできる箱定型品であって、包装されようとしている物品にぴったり合うように特注寸法化されている箱定型品があれば好都合であろう。

    米国仮特許出願第61/584,093号

    米国仮特許出願第61/597,896号

    [0010]本開示は、折り畳み定型品及び折り畳み定型品から特注寸法の箱を作るための方法に関する。 より厳密には、本開示は、組み立て時の糊付けを必要とせず、特定の要求に従って特注寸法化することのできる、折り畳み箱定型品に関する。

    [0011]1つの実施形態では、箱を形成するための折り畳み定型品は、第1区分、第2区分、第3区分、第4区分、及び第5区分を含んでいる。 それら区分の各々は、略矩形の形状、長さ、幅、及び複数のフラップ、を有している。 第1区分と第5区分は折り畳み定型品の互いに反対側の側縁に配置されている。 第1区分と第5区分の長さの和は、第3区分の長さに等しい。 幾つかの実施形態では、第1区分の長さは第5区分の長さと異なっているが、他の実施形態では第1区分の長さは第5区分の長さに略等しい。

    [0012]別の実施形態では、折り畳み箱は、各々が2つの対向するフラップによって形成されている天面と底面を含んでいる。 天面の2つの対向するフラップは合わせ目を形成し、底面の2つの対向するフラップは合わせ目を形成している。 天面及び底面の合わせ目は互いに略整列していてもよい。 折り畳み箱は、更に、天面と底面の間に延びる4つの側面を含んでいる。 それら側面の1つは2つの区分によって形成されている。 側面の2つの区分は、箱のからオフセットした合わせ目を形成している。 側面の合わせ目は、更に、天面及び底面の合わせ目からオフセットしているか又は当該合わせ目と整列しているかのどちらであってもよい。

    [0013]更に別の実施形態は、箱を作るための方法を含んでいる。 方法は、5つの区分を含んでいる折り畳み箱定型品を提供する段階を含んでいる。 各区分は、長さ、幅、及び1つ又はそれ以上のフラップ、を含んでいる。 それら区分の2つ(例えば端の区分)は折り畳み箱定型品の互いに反対側の端に配置されている。 2つの互いに反対側の端の区分の長さの和は中間の区分の長さに等しい。 方法は、更に、箱定型品を折って、それらフラップ2つに合わせ目を画定させて天面を形成する段階を含んでいる。 更に、方法は、箱定型品を折って、別のフラップ2つで底面を形成する段階を含んでいる。 底面を形成している2つのフラップも合わせ目を画定している。 更にまた、方法は、箱定型品を折って4つの側壁を形成する段階を含んでいる。 側壁の1つは2つの端の区分によって形成される。 側面を形成している2つの端の区分は箱の角からオフセットした合わせ目を画定している。 側面の合わせ目は、天面及び表面の合わせ目からオフセットしていてもよいし又は当該合わせ目と整列していてもよい。

    [0014]また別の実施形態では、箱を形成するための折り畳み定型品は、第1列、第2列、第3列、第4列、及び第5列、第1行、第2行、及び第3行、に配列されている複数の識別可能な部分を含んでいる。 各列は長さを有し、各行は幅を有している。 第1列は、定型品の第1端に配置されている列であって、第1行に天フラップ、第2行に中央部分、及び第3行に底フラップ、を含んでいる。 第2列は、第1行に天フラップ、第2行に中央部分、及び第3行に底フラップ、を含んでいる。 第3列は、第1行に天フラップ、第2行に中央部分、及び第3行に底フラップ、を含んでいる。 第4列は、第1行に天フラップ、第2行に中央部分、及び第3行に底フラップ、を含んでいる。 第5列は、定型品の第2端に配置されている列であって、第1行に天フラップ、第2行に中央部分、及び第3行に底フラップ、を含んでいる。 第3列の長さは、第1列と第5列の長さの和に実質的に等しい。

    [0015]本発明のこれら及び他の目的及び特徴は、次に続く説明及び付随の特許請求の範囲からより完全に明らかになりもすれば、以下に示されている本発明の実践によって知り得もしよう。

    [0016]本発明の上記及び他の利点並びに特徴を更に明確にするため、添付図面に示されている本発明の特定の実施形態を参照しながら本発明のより具体的な説明を提示してゆく。 これらの図面は、本発明の例示的な実施形態を描き表しているにすぎず、従ってその範囲に制限を課すものと考えられてはならないものと理解している。 添付図面の使用を通じて更なる明細及び詳細を提供しながら本発明を記述し解説してゆく。

    [0017]本発明の或る例示としての実施形態による折り畳み箱定型品を描いている。

    [0018]図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための1つの例示としての方法により、箱へと途中まで折られた図1の折り畳み箱定型品を描いている。

    [0019]図1に描かれている折り畳み箱定型品から作り上げられた完全に折られた箱を描いている。

    [0020]図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための別の例示としての方法を描いている。

    [0020]図4と共に、図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための別の例示としての方法を描いている。

    [0020]図4及び図5と共に、図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための別の例示としての方法を描いている。

    [0020]図4−図6と共に、図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための別の例示としての方法を描いている。

    [0020]図4−図7と共に、図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための別の例示としての方法を描いている。

    [0020]図4−図8と共に、図1の折り畳み箱定型品を使用して箱を作り上げるための別の例示としての方法を描いている。

    [0021]図4−図9に示されている方法を使用して図1の折り畳み箱定型品から作り上げられた箱を描いている。

    [0022]箱定型品へ製造者接合部(Manufacturer's joint)を作成するための或る例示としての方法を描いている。

    [0022]図10と共に、箱定型品へ製造者接合部を作成するための或る例示としての方法を描いている。

    [0022]図11及び図12と共に、箱定型品へ製造者接合部を作成するための或る例示としての方法を描いている。

    [0023]箱定型品のテープ貼り可能な表面を封緘するための適正寸法のテープ片を作製するために、テープ貼り可能な表面を測定するための或る例示としてのシステムを描いている。

    [0024]図14のシステムを使用して箱を作り上げるための或る例示としての方法を描いている。

    [0024]図15と共に、図14のシステムを使用して箱を作り上げるための或る例示としての方法を描いている。

    [0024]図15及び図16と共に、図14のシステムを使用して箱を作り上げるための或る例示としての方法を描いている。

    [0025]ここに記載されている実施形態は、概括的には、折り畳み箱定型品において、箱定型品の何れかの部分が箱定型品の何れかの他の部分へ糊付けされることを要せずに折り畳み箱へ整えられるようになった折り畳み箱定型品に関する。

    [0026]ここでの使用に際し、「定型品」という用語は、箱へ折ることのできる材料の平坦な在庫を指すものとする。 定型品は、定型品を箱へ曲げられるようにする及び/又は折れるようにする切目、切込、切抜、分け目、及び/又は罫線を有していていよう。 加えて、定型品は、当業者に一般的に知られている何れかの適した材料で作られていよう。 例えば、ボール紙又は段ボール板紙を定型品材料として使用することができる。 その様な材料は、定型品が箱へ曲げられる及び/又は折られることを許容する何れの適した厚さ及び重量を有していてもよい。

    [0027]ここでの使用に際し、「罫線」という用語は、それに沿って定型品の何れかの部分が折られる線を指すものとする。 例えば、罫線は、罫線に隣接している定型品の部分を折るのをやり易くする定型品材料の陥凹とすることができよう。 適した陥凹は、材料の所望場所の厚さを減じるのに十分な圧を加えることによって、及び/又は、筋入れの様に所望の場所に沿って材料の一部を除去することによって、作成することができる。

    [0028]「切込」、「切抜」、及び「切目」という用語は、ここでは入れ替え可能に使用されており、定型品を貫いて切口が作られるように、定型品から材料を除去することによって又は定型品材料の部分を分離させることによって作られる形状を指すものとする。

    [0029]本開示は、特定の構成に関連付けて詳細に説明されているが、説明は例示であり、開示を限定するものと解釈されてはならない。 例示されている構成には、特許請求の範囲によって定義されている本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な修正がなされる余地がある。 理解し易くするために、様々な添付図面全体を通して同様の構成要素は同様の符号によって表記した。

    [0030]全ての罫線は、図上に破線で識別されており、全ての切欠又は切目は太線/実線で識別されている。 特定の罫線及び特定の切欠が要素番号210A−210N及び220A−220Hでそれぞれ識別されているが、参照が罫線又は切欠全般になされている場合、その様な罫線又は切欠はそれぞれの要素番号210又は220で識別されている。 加えて、幾つかのフラップは、「天」フラップと表記されていて、フラップ要素番号の後に文字「A」を付して識別されており、他のフラップは「底」フラップと表記されていて、フラップ要素番号の後に文字「B」を付して識別されている。 「天」及び「底」という表記は、任意であり、記述目的に限定してなされている。 従って、「天フラップ」と記述されている場合、それは「底フラップ」と考えられることもあり得るし、また「天面」が「底面」又は側面と考えられることもあれば、その逆もあり得る。 同様に、「長さ」、「幅」、及び「高さ」は任意に選定されている。 而して、「長さ」と記述されている場合、それは幅又は高さと考えられることもあり得るし、「幅」と記述されている場合、それは長さ又は高さと考えられることもあり得るし、また「高さ」と記述されている場合、それは長さ又は幅と考えられることもあり得る。 その様な表記は、箱定型品、それの構成要素、又はそれで形成される箱、の何らかの特定の向き又は場所を表現又は暗示することを意図しているわけではない。

    [0031]図1は、折り畳み箱定型品100の或る例示としての実施形態を描いている。 折り畳み箱定型品100は、実質的に矩形の形状を有していてもよく、また5つの区分を備えていてもよい。 第1区分1は、第1中央部分110、互いに反対側の天フラップ160Aと底フラップ160B、を含んでおり、部分的には長さS によって画定されている。 第2区分2は、第2中央部分120、互いに反対側の天フラップ170Aと底フラップ170B、を含んでおり、部分的には長さS によって画定されている。 第3区分3は、第3中央部分130、互いに反対側の天フラップ180Aと底フラップ180B、を含んでおり、部分的には長さS によって画定されている。 第4区分4は、第4中央部分140、互いに反対側の天フラップ190Aと底フラップ190B、を含んでおり、部分的には長さS によって画定されている。 第5区分5は、第5中央部分150、互いに反対側の天フラップ200Aと底フラップ200B、を含んでおり、部分的には長さS によって画定されている。 長さS 、S 、S 、S 、及びS の和は、定型品の長さL templateに等しい。

    [0032]区分1−区分5の各々は、区分毎に、天フラップの幅W TFと底フラップの幅W BFと中央部分の幅W CSの和である幅によって画定されている。 例えば、区分1の幅は、中央部分110と天フラップ160Aと底フラップ160Bの幅の和である。 描かれている実施形態では、区分1−区分5の各々の幅は、実質的に互いに等しく、また定型品の幅W templateに等しい。 また一方、他の実施形態では、幾つかの区分が他の区分の幅及び/又は定型品の幅W templateより大きい又は小さい幅を有していることもある。 例えば、より幅広の又はより幅狭の天フラップ及び/又は底フラップを有している結果として、1つの区分の幅が別の区分よりも幅広又は幅狭であることもあり得る。

    [0033]区分の各中央部分及び/又は互いに反対側のフラップは、実質的に矩形の形状を有するものとすることができ、1つ又はそれ以上の罫線、切目、及び/又は折り畳み箱定型品100の縁によって画定されていよう。 中央部分は、罫線210によって画定されるものであって、折り畳み箱定型品100の互いに反対側の端に配置されている中央部分110及び150については、折り畳み箱定型品100の縁によって画定されている。 フラップは、罫線210、切目220、及び折り畳み箱定型品100の1つ又はそれ以上の縁によって画定されている。 罫線210と切目220は、折り畳み箱定型品100から箱を形成するために、隣り合う部分同士を互いに対して折るのをやり易くする。

    [0034]より具体的には、第1区分1の中央部分110は、罫線210A、210B、210C、及び箱定型品100の縁によって画定されている。 罫線210Aは中央部分110を天フラップ160Aから区切り、罫線210Bは中央部分110を底フラップ160Bから区切り、罫線210Cは中央部分110を第2区分2の中央部分120から区切っている。 切目220Aが天フラップ160Aを区分2の天フラップ170Aから区切り、切目220Bが底フラップ160Bを区分2の底フラップ170Bから区切っている。

    [0035]第2区分2の中央部分120は、罫線210C、210D、210E、及び210Fによって画定されている。 指摘されている様に、罫線210Cは中央部分120を区分1の中央部分110から区切っている。 加えて、罫線210Dが中央部分120を天フラップ170Aから区切り、罫線210Eが中央部分120を底フラップ170Bから区切り、罫線210Fが中央部分120を第3区分3の中央部分130から区切っている。 指摘されている様に、切目220A、220Bは、天フラップ170A及び底フラップ170Bをそれぞれ区分1の天フラップ160A及び底フラップ160Bから区切っている。 更に、切目220Cが天フラップ170Aを区分3の天フラップ180Aから区切り、切目220Dが底フラップ170Bを区分3の底フラップ180Bから区切っている。

    [0036]第3区分3の中央部分130は、罫線210F、210G、210H、及び210Iによって画定されている。 指摘されている様に、罫線210Fは中央部分130を区分2の中央部分120から区切っている。 加えて、罫線210Gが中央部分130を天フラップ180Aから区切り、罫線210Hが中央部分130を底フラップ180Bから区切り、罫線210Iが中央部分130を第4区分4の中央部分140から区切っている。 指摘されている様に、切目220C、220Dは、天フラップ180A及び底フラップ180Bをそれぞれ区分2の天フラップ170A及び底フラップ170Bから区切っている。 更に、切目220E、220Fが、天フラップ180A及び底フラップ180Bをそれぞれ区分4の天フラップ190A及び底フラップ190Bから区切っている。

    [0037]第4区分4の中央部分140は、罫線210I、210J、210K、及び210Lによって画定されている。 指摘されている様に、罫線210Iは中央部分140を区分3の中央部分130から区切っている。 加えて、罫線210Jが中央部分140を天フラップ190Aから区切り、罫線210Kが中央部分140を底フラップ190Bから区切り、罫線210Lが中央部分140を第5区分5の中央部分150から区切っている。 指摘されている様に、切目220E、220Fは、天フラップ190A及び底フラップ190Bをそれぞれ区分3の天フラップ180A及び底フラップ180Bから区切っている。 更に、切目220G、220Hが、天フラップ190A及び底フラップ190Bをそれぞれ区分5の天フラップ200A及び底フラップ200Bから区切っている。

    [0038]最後に、第5区分5の中央部分150は、罫線210L、210M、210N、及び箱定型品100の縁によって画定されている。 指摘されている様に、罫線210Lは中央部分150を区分4の中央部分140から区切っている。 加えて、罫線210Mが中央部分150を天フラップ200Aから区切り、罫線210Nが中央部分150を底フラップ200Bから区切っている。

    [0039]図1に示されている様に、第1区分1及び第5区分5は、折り畳み箱定型品100の互いに反対側の端に配置されている。 第3区分3は、折り畳み箱定型品100の中間に配置されている。 第2区分2は、第1区分1と第3区分3の間に配置されている。 第4区分4は、第3区分3と第5区分5の間に配置されている。

    [0040]次に、区分1−区分5の間の様々な大きさ関係を簡単に論じる。 特定の関係が論じられているが、これらの関係は単に例示であり、本発明による折り畳み箱定型品は以下に説明されている例示としての関係とは異なる大きさ関係を有していてもよいものと理解しておきたい。

    [0041]図1に描かれている実施形態を含め、幾つかの実施形では、箱定型品100は、互いに対向する面が互いに略等しい大きさを有する略矩形状の箱を形成するように折られるものとされている。 例えば、箱定型品100が箱へ折られたとき、中央部分120と140は箱の対向する側面を形成する。 得られる箱の形状が略矩状になるようにするために、中央部分120と140は類似又は同一の大きさを持たせて形成されていよう。 一例として、長さS (例えば区分2の長さ)は長さS (例えば区分4の長さ)と略等しいものとなっている。 こうして、区分2及び4を互いに略等しい長さS 及びS に形成することで、得られる箱に略均一な長さを持たせることができる。 換言すると、長さS とS は互いに略等しく、また箱定型品100から形成される箱の長さL に略等しいものとすることができる。 とはいえ、他の実施形では、長さS とS は互いに異なっている場合もあろう。

    [0042]中央部分120、140の様に、また以下に更に詳細に論じられている様に、区分3の中央部分130は箱定型品10から形成される箱の側壁を形成するものである。 区分3の長さS は、箱定型品100から形成される箱の幅W に等しくなっていよう。 以下に更に詳細に論じられている様に、中央部分130によって形成される側壁に対向する側壁は中央部分110及び150によって形成されるものである。 幾つかの実施形では、長さS とS (例えば区分1と区分5の長さ)の和は長さS に略等しいものとすることができる。 例えば、長さS とS は互いに略等しく、また長さS とS の各々は長さS の約半分に等しいものとすることができる。 他の実施形では、長さS とS の一方が他方より大きいか又は小さい場合もあろうが、長さS とS の和はなお長さS に略等しくなっている。 例えば、幾つかの実施形では、中央部分110の長さは、中央部分150の長さより大きい又は小さいかもれしれないが、中央部分110と150を組み合わせた長さは長さS に略等しいということになる。 更に他の実施形では、長さS とS の和は長さS より大きい場合もあろう。

    [0043]所望の箱の形状に依存して、長さS は、長さS 、S に等しい場合もあれば、それより大きい、又はそれより小さい場合もあろう。 而して、中央部分130の長さは、中央部分120か又は中央部分140のどちらかの長さに等しい、それより大きい、又はそれより小さい、とすることができる。

    [0044]以上に指摘されている様に、折り畳み箱定型品100の様々なフラップ及び中央部分は、箱を作り上げるために罫線に沿って折られるものである。 図2は、折り畳み箱定型品100を使用して箱を作り上げる1つの例示としての方法により、中央部分及びフラップの幾つかが折られた状態の折り畳み箱定型品100を描いている。 図3は、以下に説明されている様に、折り畳み箱定型品100から作られる、完全に折られた箱300を描いている。 図2及び図3に関連付けて、次に続く説明は箱定型品100から箱300を作り上げるための1つの例示としての方法又は一連の段階を提供している。 次の説明は箱定型品100を使用して箱を作り上げるための或る例示としての方法であり、開示を限定することを意図したものではないことを理解しておきたい。 定型品100を使用して箱を作成するにあたり本開示の精神から逸脱することなく他の方法が使用されてもよい。

    [0045]箱定型品100から箱300を形成するプロセスを説明するに際し、「天面」、「底面」、及び「側壁」という表記は、説明目的に限定して使用されている。 而して、本書の何処か他の箇所で指摘されている様に、「側壁」と記述されている場合、それは天面又は底面と考えられることもあり得るし、「天面」と記述されている場合、それは底面又は側壁と考えられることもあれば、また「底面」と記述されている場合、それは天面又は側壁と考えられることもある。

    [0046]本発明により、箱定型品100から箱300を形成するとき、物品101が箱定型品100の上に置かれ、箱定型品100は物品101の周りに折られることになる。 図2に描かれている実施形態では、例えば、物品101は中央部分120の上に置かれ、箱定型品100の残部が以下に説明されている様に物品101の周りに折られてゆく。

    [0047]図2に示されている様に、第1部分1は、中央部分110が物品101の表面に当接又は隣接に位置付けられるように、罫線210Cに沿って折られよう。 同じく図2に示されている様に、天フラップ160A及び底フラップ160Bはそれぞれ罫線210A、210Bに沿って折られ、物品101の互いに反対側の表面に当接又は隣接に位置付けられることになる。 その様に折られたとき、中央部分110は中央部分120に略直角に向き付けられており、天フラップ160A及び底フラップ160Bは、互いに略平行に且つ中央部分110と中央部分120の両方に略直角に向き付けられていよう。

    [0048]天フラップ170A及び底フラップ170Bはそれぞれ罫線210D、210Eに沿って、天フラップ160A及び底フラップ160B並びに物品101の諸部分を少なくとも部分的に覆うように折られてゆく。 折られた天フラップ170Aは天面230の一部分を形成し、折られた底フラップ170Bは底面240の一部分を形成することになる。 中央部分120は、折り畳み箱300の第1側壁250を形成することになる。

    [0049]次いで、部分3の天フラップ180A及び底フラップ180Bがそれぞれ罫線210G、210Hに沿って中央部分130に実質的に直角に折られてゆく。 次いで、中央部分130が罫線210Fに沿って、当該中央部分130が図2に示されている様に物品101の表面に当接又は隣接に位置付けられるまで、折られてゆく。 中央部分130がその様に位置付けられたとき、当該中央部分130は中央部分120に略直角になっていよう。 この位置で、中央部分130は折り畳み箱300の第2側壁260を形成していよう。

    [0050]図2に示されている様に、中央部分130が罫線210Fに沿って折られてゆくと、天フラップ180Aが物品101と天フラップ170Aの間に位置付けられ、底フラップ180Bが物品101と底フラップ170Bの間に位置付けられることになる。 その様に折られ位置付けられたとき、天フラップ180A及び底フラップ180Bは、互いに略平行に且つ中央部分120と中央部分130の両方に略直角に向き付けられていよう。 天フラップ180Aは全体として天フラップ160Aと同じ平面内に位置し、底フラップ180Bは全体として底フラップ160Bと同じ平面内に位置していよう。

    [0051]次いで、中央部分140が罫線210Iに沿って、当該中央部分140が物品101の中央部分120とは反対側の表面に当接又は隣接に位置付けられるように、折られてゆく。 その様に折られたとき、中央部分140は中央部分130に略直角に向き付けられていて、それにより折り畳み箱300の第3側壁270を形成している。

    [0052]次に、中央部分150が罫線210Lに沿って、当該中央部分150が物品101の中央部分110と同じ側の表面に当接又は隣接に位置付けられるように、折られてゆく。 その様に折られたとき、中央部分150は中央部分140に略直角に向き付けられている。 加えて、中央部分150がその様に折られたとき、当該中央部分150は全体として中央部分110と同じ平面内に又は中央部分110に略平行に位置している。 従って、中央部分110と150は協力して折り畳み箱300の第4側壁280を形成する。

    [0053]図3に見られる様に、中央部分110、150が側壁280を形成するように折られたとき、中央部分110、150は合わせ目290の少なくとも一部分を形成する。 合わせ目290は、中央部分110、150の、互いに触れる、突き合う、又は隣接する縁同士によって形成されるものである。 加えて、合わせ目290は、更に、少なくともその一部が、天フラップ160A、200A及び底フラップ160B、200Bの、互いに触れる、突き合う、又は隣接する縁同士によって形成されるものである。 幾つかの実施形態では、中央部部分110、150は、少なくとも部分的に、互いに重なり合っていてもよい。 その様な事例では、合わせ目290は、箱300の外部の、中央部分110か又は中央部分150のどちらかの露出している縁に形成されよう。

    [0054]側壁280が形成された後、天フラップ200A及び底フラップ200Bがそれぞれ罫線210M、210Nに沿って折られ、物品101の天フラップ160A及び底フラップ160Bそれぞれと同じ互いに反対側の表面に当接又は隣接に位置付けられることになる。 その様に折られたとき、天フラップ200A及び底フラップ200Bは、互いに略平行に且つ中央部分150と中央部分140の両方に略直角に向き付けられていよう。 加えて、天フラップ200Aは、更に、全体として、天フラップ160Aと同じ平面内に位置し、底フラップ200Bは全体として底フラップ160Bと同じ平面内に位置していよう。

    [0055]次いで、天フラップ190Aが罫線210Jに沿って折られ、底フラップ190Bが罫線210Kに沿って折られて、天フラップ160A、180A及び底フラップ160B、180Bそれぞれ及び物品101の諸部分を少なくとも部分的に覆う。 折られた天フラップ190Aは、天面230の一部分を形成することになり、折られた底フラップ190Bは底面240の一部分を形成することになる。

    [0056]図3に見られる様に、天フラップ170A、190Aが天面230を形成するように折られたとき、天フラップ170A、190Aは合わせ目310を形成する。 合わせ目310は、天フラップ170A、190Aの、互いに触れる、突き合う、又は隣接する縁同士によって形成されるものである。 同様に、底フラップ170B、190Bが底面240を形成するように折られたとき、底フラップ170B、190Bは合わせ目320を形成する。 合わせ目320は、底フラップ170B、190Bの、互いに触れる、突き合う、又は隣接する縁同士によって形成されるものである。 幾つかの実施形態では、天フラップ170A、190Aは、少なくとも部分的に、互いに重なり合っていてもよく、底フラップ170B、190Bは、少なくとも部分的に、互いに重なり合っていてもよい。 その様な事例では、合わせ目310、320は、箱300の外部の、天フラップ170Aか又は天フラップ190Aのどちらかの露出している縁及び底フラップ170Bか又は底フラップ190Bのどちらかの露出している縁に形成されよう。

    [0057]何れの事例でも、天合わせ目310及び底合わせ目320は、互いと実質的に整列していよう。 換言すると、図3に示されている様に、天合わせ目310は底合わせ目320の垂直方向上方に位置付けられていよう。 天合わせ目310と底合わせ目320を整列させることは、以下に論じられている様に、単一テープ片を使っての箱300の確実閉鎖を実現し易くする。 定型品100から形成された箱を閉じることに関連付けて使用されるテープは、手持ち式テープ繰り出し機か又は自動式若しくは半自動式テープ貼り機械によって貼付される感圧テープ又は分で活性化させる型式のテープ(moisture activated tape)を含め、何れの適した型式の粘着テープであってもよい。

    [0058]中央部分110、150によって形成される合わせ目290は、合わせ目310、320と略整列している場合もあれば、合わせ目310、320からオフセットしている場合もある。 例えば、長さS とS (例えば、中央部分110と150の長さ)が互いに略等しいとき、合わせ目290は合わせ目310、320と略整列していよう(図10に示されている合わせ目290に類似)。 また一方、長さS とS が互いと異なっていれば、合わせ目290は水平方向に合わせ目310、320からオフセットしていよう。 例えば、図3に示されている様に、中央部分110の長さは中央部分150より長くなっている。 結果として、合わせ目290は、罫線210Cよりも罫線210Lにより接近して位置付けられており、合わせ目310、320からオフセットしている。

    [0059]合わせ目290と合わせ目310、320の間のオフセットは、長さS と長さS の間の差に略等しくなろう。 幾つかの実施形態では、オフセットは、単一テープ片330に合わせ目290、310、320を封緘させるのに十分に小さい。 例えば、図3に示されている様に、単一テープ片330は箱300全体又は実質的に全体を廻って延びて箱300を確実に閉鎖することができる。 より具体的には、単一テープ片330が、天フラップ170A、190Aを一体に保持するように合わせ目310を跨いで、中央部分110、150を所定場所に保持するように合わせ目290を跨いで、そして底フラップ170B、190Bを一体に保持するように合わせ目320を跨いで、貼付されていてもよい。

    [0060]幾つかの実施形態では、合わせ目290を合わせ目310、320からオフセットさせることが箱300の構造的完全性を提供することもある。 合わせ目290が合わせ目310、320からオフセットしている場合、天フラップ190A及び底フラップ190Bは合わせ目290を跨いで延びており、そのことが、箱300が捩れて散けるのを防ぐうえで助けとなる。

    [0061]図3に描かれている様に箱定型品100から箱300が完全に作り上げられたとき、箱300は、長さS に略等しい、また長さS とS の和がS に等しい場合には長さS とS の和に略等しい、幅W を有している。 箱300は、更に、それぞれの区分2、区分4の長さS 2及びS に略等しい長さL を有している。 更に、箱300は、長さW CSに略等しい高さH を有している。

    [0062]引き続き図1に注目しながらも、箱定型品100を使用して箱を作り上げるための他の例示としての方法を描いている図4−図13にこれより注意を向ける。 図2及び図3に関連付けて論じられている方法同様に、次の方法は整列した合わせ目か又はオフセットした合わせ目のどちらかを有する箱を作り上げるのに採用することができる。

    [0063]本例示の方法は、「製造者接合部(manufacturer's joint)を作成する段階で始まる。製造者接合部は、定型品を略矩形の形状をした管体に整えることができるように箱定型品の互いに反対側の端が互いへ付着されている箇所である。以上に指摘されている様に、これは、典型的には、定型品の一端から延びている糊代を定型品の反対側の端の側壁部分へ糊付けすることによって行われている。このやり方で糊代を使用して定型品の互いに反対側の端同士を一体に糊付けすると、製造者接合部が得られる箱の角に設けられる結果になる。対照的に、ここに説明されている箱定型品は、開示されている定型品で箱を作り上げるのに使用される方法に関して、得られる箱の角からオフセットしている製造者接合部の作成を可能にする。

    [0064]1つの例示としての方法による製造者接合部の作成が図4−図6に描かれている。 図4に示されている様に、箱定型品100は、区分2と区分3の間の罫線210Fに沿って、区分1、区分2が区分3及び区分4の一部の上に乗るように、折られている。 図4は、更に、区分5及び区分4の一部が覆われないままになっていることを示している。

    [0065]製造者接合部を作成する次の段階が図5に示されている。 具体的には、区分5が区分4と区分5の間の罫線210Lに沿って折られている。 区分5がその様に折られたとき、区分5は区分4の上に乗っている。 加えて、定型品100の自由端が互いに隣接に位置付けられるか又は互いに突き合い、それにより合わせ目290を作成している。

    [0066]一旦、合わせ目290が作成されたら、区分1と区分5は一体に固着されることになる。 例えば、図6に示されている様に、単一テープ片340が合わせ目290の全部分又は一部分を跨いで貼付されていてもよい。 非限定的な例として、テープ340は、当該テープ340が中央部分110、150だけに貼付されるように合わせ目290の一部分を跨いで貼付されていてもよい。 代わりに、図6に示されている様に、テープ340は、当該テープ340が中央部分110、150に亘って、そして天フラップ160A、200A及び底フラップ160B、200Bの少なくとも一部分に亘って貼付されるように、合わせ目290を跨いで貼付されていてもよい。

    [0067]中央部分110、150に亘って、そして天フラップ160A、200A及び底フラップ160B、200Bの少なくとも一部分に亘って、テープ340を貼付できるようになることで製造者接合部の作成が単純化することに注目したい。 一体に糊付けされる典型的な箱定型品では、糊が糊付けフラップだけに又は糊付けフラップが付着されることになる区域(即ち、天フラップと底フラップの間の反対側の中央部分)だけに塗布されるように注意を払わなくてはならない。 対照的に、箱定型品100はテープ340を合わせ目290の全部又は一部分に沿って貼付できるようにしている。 換言すると、テープ340は、中央部分110、150だけに貼付されてもよいし、中央部分110、150並びに天フラップ160A、200Aと底フラップ160B、200Bの一方の組又は両方の組へ貼付されてもよい。 テープ340が起始及び停止する明確な場所は、合わせ目290を一体に保持するのに十分なテープが貼付される限り、決定的ではない。

    [0068]製造者接合部の作成後、箱定型品100は、図7−図10に示されている様に比較的従来の方式で箱へと組み上げられる。 箱定型品100を箱へ組み上げるのに、箱定型品100は図7に示されている様に略矩形状の管体へ整えられる。 箱定型品100は、図7−図9には、底フラップ160B、170B、180B、190Bが上方に延びた状態又は箱定型品100の最上方に位置付けられた状態で示されていることに留意されたい。 これは、底フラップ同士を閉じるように折って箱の底を作成させるために行われるものである。 箱の底が作成されたら、箱定型品はひっくり返され、詰められると、天フラップが閉じるように折られ、封緘されて、箱の天面が出来上がる。

    [0069]より具体的には、図8に示されている様に、底フラップ180Bは、罫線210Hに沿って矩形状の管体の内側に向かって折られ、底フラップ160B、200Bは同じくそれぞれ罫線210B、210Nに沿って矩形状の管体の内側に向かって折られる。 図示されている様にテープ340が底フラップ160B、200Bに亘って延びている場合、底フラップ160B、200Bは個別に折られる必要は無く、一体に折り曲がることになる。 換言すると、フラップ160B又はフラップ200Bの一方を折ると、テープ340のせいで、他方のフラップも折れるよう仕向けられることになる。 加えて、テープ340の中央部分110、150からフラップ160B、200B上への延伸は、得られる箱の構造的完全性を高めもする。

    [0070]フラップ180B、160B、200Bが折り込まれた状態で、次に底フラップ170B、190Bが図9に示されている様に定型品100の内側に向かって折られる。 より具体的には、底フラップ170Bは罫線210Eに沿って折られ、底フラップ190Bは罫線210Kに沿って折られる。 フラップ170B、190Bがその様に折られたとき、フラップ170B、190Bの自由端は互いに隣接に配置され又は互いに突き合い、それにより底合わせ目320を作成している。 次いで、底フラップ170B、190Bを所定場所に保持するように合わせ目320を跨いでテープ片350を貼付することができる。 図9に示されている様に、テープ350は、更に、中央部分1、5、3によって形成されている箱の側面上へ延びていてもよい。 テープ350は、更に、図示されている様にテープ340に重なっていてもよい。

    [0071]図9に示されている様に箱の底が閉じられたら、途中まで組み上げられた箱は、天フラップ160A、170A、180A、190A、200Aが上方に延びるようにひっくり返される。 箱の中に包装されることになっている(単数又は複数の)物品が中に入れられると、箱の天が閉じられることになる。 箱の天を閉じるには、箱の底を閉じるのに用いられた同じプロセスが使用されてもよい。 即ち、天フラップ180A、160A、200Aが折り込まれ、続けて天フラップ170A、190Aが折り込まれる。 天フラップ170A、190Aは、合わせ目320に類似の合わせ目310を形成する。 テープ片360が、合わせ目310を跨いで、また随意ではあるが中央部分1、5、3によって形成されている箱の側面上へ、貼付される。 テープ350と同じく、テープ360も示されている様にテープ340に重なっていてもよい。

    [0072]図9及び図10に描かれている様に、合わせ目290は天及び底の合わせ目310、320と略整列している。 これらの合わせ目の整列は、長さS 及びS の各々を長さS の半分に略等しくすることによって実現されよう。 とはいえ、以上に指摘されている様に、合わせ目290は合わせ目310、320の一方又は両方からオフセットしていてもよい。 これは、長さS とS を互いに異ならせることによって実現させることができる。

    [0073]別の例示としての方法による製造者接合部の作成が部分的に図11−図13に描かれている。 図11−図13に示されている諸段階に先立って、箱定型品100は図4及び図5に関連付けて説明されている方式で折られる。 即ち、箱定型品100は、定型品100の互いに反対側の端即ち自由端が互いに隣接に位置付けられるように又は互いに突き合うように折られ、それによって合わせ目290が作成される。

    [0074]合わせ目290の形成後、区分1と区分5が一体に固着される。 例えば、図11に示されている様に、テープ片370が、箱定型品100の外表面上へ合わせ目290を跨いで貼付されてもよい。 描かれている例では、テープ370は、当該テープ370が、天フラップ160A、中央部分110、及び底フラップ160の全長を、それぞれ、天フラップ200A、中央部分150、底フラップ200の全長へ固着するように、合わせ目290の全長に亘って貼付されている。

    [0075]図11に示されている様に、テープ370が箱定型品100へ貼付されたとき、テープ370は箱定型品100の縁を越えて延びていてもよい。 換言すると、テープ370は、定型品の幅W templateよりも長くてもよく、そうすれば、テープ370を最初に貼付したとき、テープ370の端370A、370Bが箱定型品100の縁をはみ出す。 以下に論じられている様に、テープ370のはみ出し端370A、370Bは、製造者接合部の強度又は構造的完全性をいっそう高めるのに使用することができる。

    [0076]テープ370が合わせ目290を跨いで貼付された後、箱定型品100は、図7−図10と関連付けて説明されている様式と類似又は同一の方式で箱へと組み上げられる。 例えば、定型品100は、まず、図12に示されている様に略矩形状の管体へ整えられる。 但し、天フラップ及び底フラップを折って固着し箱の天と底を作成するのに先立って、テープ370の端370A、370Bが箱定型品100へ固着されることになる。

    [0077]例えば、箱定型品100が矩形状の管体へ整えられる間に又は箱定型品100が矩形状の管体へ整えられた後に、テープ370のはみ出し端370A、370Bを箱定型品100の縁越しに折り返し、箱定型品100の内表面上へ貼付することができる。 図12及び図13に示されている様に、例として、端370Bは箱定型品100の縁越しに折り返され、底フラップ160B、200Bの内表面上へ貼付されたところである。 端370Aは、同じく箱定型品100の縁越しに折り返し、天フラップ160A、200Aの内表面上へ貼付させることができる。

    [0078]図12及び図13に見ることができる様に、端370Bが箱定型品100の縁越しに折り返され、その内表面上へ貼付されたとき、テープ370は、箱定型品100の外部側の合わせ目290と、箱定型品100の底フラップ160Bと200Bが出会うところに隣接する縁と、箱定型品100の内表面側の合わせ目290の一部と、を覆っている。 描かれてはいないが、端370Aもまた、テープ370が箱定型品100のフラップ160Aと200Aが出会う縁とフラップ160A、200Aによって作り出される合わせ目290の内側部分を覆うように、箱定型品100の縁越しに折り返し、その内表面上へ貼付させることができる。 換言すると、テープ370は、第1表面(例えば箱定型品100の外表面)から、第1縁を越えて、第1表面と略平行である第2表面(例えば箱定型品100の内表面)まで、延びていてもよい。 テープ370は、更に、第1表面(例えば箱定型品100の外表面)から第2縁を越えて第2表面上へ延びていてもよい。 結果として、単一テープ片370が、箱定型品100の外部側、即ち第1表面側の、合わせ目290の全部分又は実質部分を覆うことができる。 加えて、単一テープ片370は、更に、箱定型品100の互いに反対側の縁を越えて延び、(i)箱定型品100の内表面側、即ち第2表面側の、合わせ目290の1つ又はそれ以上の部分と(ii)箱定型品100の区分1と区分5が出会う縁、を覆うことができる。

    [0079]その様な配列は様々な恩恵を提供する。 例えば、箱定型品100の内表面と外表面の両面で合わせ目290を跨いでテープ370を貼付させることは、付着されるフラップの相対的な位置付け(例えば、天フラップ160Aと200Aの相対的位置付け及び底フラップ160Bと200Bの相対的位置付け)を維持するうえで助けとなる。 この配列は、更に、付着されるフラップ同士が意図せずして重なり合ったり互いから分離したりするのを実質的に防止することができる。 また、テープ370を、箱定型品100へ、テープが外表面から合わせ目290の形成されている縁を越えて内表面上へ延びるように貼付することは、製造者接合部の(例えば、テープが合わせ目290に沿って破れたり両定型品100から分離したりした結果としての)失陥の可能性を低減する。

    [0080]テープ370がこの様に貼付され製造者接合部が完成した状態から、箱定型品100の組み上げは先に進む。 以上に図7−図10に関連付けて説明されているプロセスに類似して、底フラップ180B、160B、200Bが折り込まれ、その後に底フラップ170B、190Bが折り込まれて、箱の底が出来上がる。 次いで、テープが、以上に図9に関連付けて説明されている様に、底フラップ170B、190Bを一体に固着するべく貼付されることになる。 途中まで組み上げられた箱は、次いで、ひっくり返され、詰められ、閉じられる。 箱を閉じるのに、天フラップ180A、160A、200Aが折り込まれ、続いて天フラップ170A、190Aが折り込まれる。 次いで、天フラップ170A、190Aを一体に固着するべくテープが貼付される。

    [0081]以上に説明されている合わせ目290、310、320の1つ又はそれ以上を封緘するためのテープ(例えばテープ片340、350、360、370)の適切な長さを測定するための1つの例示としてのシステム400及び方法を描いている図14−図17にこれより注意を向ける。 描かれている実施形態によれば、システム400は、テープ測定プロセス中に箱定型品の少なくとも一部分が載せられる支持構造402(例えば、仕事台、架台、工作台)を含んでいる。

    [0082]システム400は、更に、箱(例えば、合わせ目290、310、320)をテープ貼りするために粘着テープを繰り出すように構成されているテープ貼り装置404を含んでいる。 描かれている実施形態では、テープ貼り装置404は、水活性化テープ繰り出し機であるが、何れの型式のテープ繰り出し機であってもよい。 図示されている様に、テープ貼り装置404は、支持構造402の一方の側に支持構造402とほぼ同じ高さに配置されている。 他の実施形態では、テープ貼り装置404は、支持構造402より上又は下に配置されていることもある。

    [0083]水活性化テープ繰り出し機404は、水溜め406とロール状又は他の供給形態の水活性化粘着性条片(図示せず)を含んでいる。 例えば、水活性化テープ繰り出し機404は、選択長さの湿らされた粘着性条片を繰り出すように呼び出されると、そうするように構成されている。 次いで、例えば製造者接合部、箱のどちらかの端又は両端、を封緘するべく、選択長さの湿らされた粘着性条片を箱の1つ又はそれ以上の表面へ貼付させることができる。 描かれている実施形態では、。

    [0084]1つの実施形態では、テープ貼り装置404は、箱上の少なくとも1つのテープ貼り可能な表面の長さを測定するための手段へ動作可能に連結されていてもよい。 測定手段は、例えば、テープ貼り装置404に命令して、箱の選択された表面を封緘するための寸法の合わされた長さのテープを繰り出させるようになっていてもよい。 少なくとも1つのテープ貼り可能な表面の長さを測定するための手段の適した例として、限定するわけではないが、光学式センサー、超音波センサー、圧力センサー、自動式箱裁断装置、カメラ、及びそれらの組合せ、が挙げられる。

    [0085]描かれている例では、箱の少なくとも1つのテープ貼り可能な表面の長さを測定するための手段は、超音波センサー408と板410を含んでいる。 描かれている例では、超音波センサー408と基準板410は相対的に設置されており、超音波センサー408は、以下に更に詳細に説明されている様に、当該超音波センサー408がテープ貼りされるべき箱部分の長さを測定するように較正される。 次いで、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、測定された長さを有するテープ片を繰り出させる。 超音波センサー408は、箱が測定されると自動的にテープ貼り装置404に指示してテープを繰り出させるようになっていてもよいし、超音波センサー408は、操作者がスイッチ(例えばスイッチ412)を押したときにテープ貼り装置404に指示してテープを繰り出させるようになっていてもよい。

    [0086]描かれている例では、板410は支持構造402の縁に沿って配置されており、垂直方向に支持構造402の天面より高く延びている。 板410は、超音波センサー408のための基準点の役目を果たしている。 箱定型品の様な物体が板410に当接に置かれれば、超音波センサー408はテープ貼り装置404に指示して箱定型品の一部分と板410の間の距離の関数として寸法の合わされた長さのテープを繰り出させることになる。 超音波センサー408は、こうしてテープ貼り装置404に指示して割り出された距離に大凡等しい長さのテープを繰り出させることができる。

    [0087]図15−図17は、システム400の使用及び箱の合わせ目の1つ又はそれ以上を封緘するためのテープの適切な長さを測定する段階をより詳細に描いている。 図15に示されている様に、以上に図5に関連付けて説明されている様に(例えば合わせ目290を形成するように)折られた箱ブランク100が、箱定型品100の縁E が板410に当接に置かれるようにして、支持構造402上に位置付けられる。 見て分かるように、第2縁E は板410と超音波センサー408の間に位置付けられている。

    [0088]箱定型品100が図15に示されている様に位置付けられた状態で、超音波センサー408は、合わせ目290の長さを測定することができる。 より具体的には、超音波センサー408は、第2縁E の位置を割り出し、第2縁E と板410の間の距離を計算することができる。 使用されているセンサーにも依るが、第2縁E がセンサーによって直接に検知可能でないこともある。 その様な事例では、操作者が自分の手又は別の物体を第2縁E と整列に位置付ければ、超音波センサー408は操作者の手又は他方の物体の位置を、ひいては第2縁E の位置を、検知する。 超音波センサー408によって計算された第2縁E と板410/第1縁E の間の距離Dは、合わせ目290の長さに実質的に等しいはずである。 そこで、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、第1縁E と第2縁E の間の距離Dに釣り合う寸法に合わされた長さを有するテープの長さを測定させ、合わせ目290を封緘するのに適切な寸法を有する(即ち長すぎもせず短すぎもしない)テープ片が繰り出されるようにすればよい。

    [0089]本書の何処か他の箇所で論じられている様に、テープの長さは、合わせ目290の実際の長さに、実質的に等しくてもよいし、それより短くてもよいし、又はそれより長くてもよい。 従って、距離D(即ち、合わせ目290の長さ)を計算した後、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、テープの長さを、距離Dに実質的に等しくなるように測定させてもよい。 代わりに、距離D(即ち、合わせ目290の長さ)を計算した後、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、テープの長さを、以上に説明されているテープ片340の様に距離Dより短くなるように測定させてもよい。 同様に、距離D(即ち、合わせ目290の長さ)を計算した後、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に命令して、テープの長さを、以上に説明されているテープ片370の様に距離Dより長くなるように測定させてもよい。

    [0090]超音波センサー408がテープ貼り装置404に指示して合わせ目290より長いか又は短いとされるテープ片を繰り出させる事例では、テープ長さと合わせ目290の長さの差は固定された長さであってもよいし、相対長さであってもよい。 非限定的な例として、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、合わせ目290より6インチ(15.24センチメートル)長いテープ片を繰り出させるようになっていてもよい。 テープ片の余分な長さは、以上に図11−図13に関連付けて説明されている様に、折られた箱定型品の内表面上へ折り返されてもよい。 同じく、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、合わせ目290より3インチ(7.62センチメートル)短いテープ片を繰り出させるようにしてもよく、そうすると、テープ片は以上に説明されているテープ片340と同様に、合わせ目290の全部分というわけではなく大部分を覆うことになる。 また更には、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、合わせ目290の長さの或る特定の割合(例えば、80%、90%、110%、120%)のテープ片を繰り出させるようになっていてもよい。 テープが合わせ目290の長さに等しいか、それより短いか、又はそれより長いかにかかわらず、図16に示されている様に測定されたテープ片がテープ貼り装置404によって繰り出され、合わせ目290へ貼付される。

    [0091]システム400は、第2縁E と板410/第1縁E の間の距離を測定するので、システム400は、各種寸法を有する合わせ目290の長さを測定するのにシステム400を較正し直す必要無しに使用できる。 即ち、例えば、システム400は、各種商品を包装するための各種特注仕立ての箱を組み立て及び封緘するのにシステム400を較正し直す必要無しに使用できる。 その上、システム400は、箱定型品の寸法にかかわらず確実に適切に寸法の合わされたテープ片が繰り出されるようにするので、システム400は、他の半自動式又は手動式のテープ繰り出しシステム(例えば、テープガン)よりも使用が簡単で煩わしさが少ない。

    [0092]次に図17を参照すると、箱定型品100の合わせ目290は封緘されてしまい、箱定型品100は第1端を封緘するために途中まで組み上げられたところである。 描かれている例では、箱定型品100は合わせ目320が板410と超音波センサー408の間を少なくとも途中まで延びるように、板410と整列して一方の端に載せられている。 箱定型品100がその様に整列され位置付けられた状態で、スイッチ412を起動させて超音波センサー408に合わせ目320の長さを測定するよう仕向けることができる。 すると、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、合わせ目320の長さに釣り合う寸法に合わされた長さを有するテープの長さを測定させる。 テープの長さは、合わせ目320の実際の長さに、実質的に等しくてもよいし、それより短くてもよいし、又はそれより長くてもよい。 例えば、本書の何処か他の箇所で論じられている様に、テープの長さは、テープの両端が箱定型品の互いに反対側の面上へ延びるように、合わせ目320より長くてもよい。 従って、合わせ目320の長さを計算した後、超音波センサー408はテープ貼り装置404に指示して、テープの長さを合わせ目320より長くなるように測定させるようになっていてもよい。 例えば、超音波センサー408は、テープ貼り装置404に指示して、テープが箱の互いに反対側の面上を約3インチ(7.62センチメートル)延びるようテープの長さを合わせ目320より6インチ(15.24センチメートル)長くなるように測定させてもよい。

    [0093]第1端が封緘されたら、箱定型品100はひっくり返され、第2端を介して製品を詰められることになる。 箱が詰められたら、第2端を折って閉じ、箱100を板410と整列させればよい。 次いで、第1端の封緘について説明されているのと類似の方式で第2端がもう1つの長さのテープで封緘されることになる。

    [0094]以上に指摘されている様に、超音波センサーは、箱上のテープ貼り可能な表面の長さを測定するための手段の一例にすぎない。 他の実施形態では、例えば、支持構造402が、箱定型品の幅W templateを検知するように構成されている1つ又はそれ以上のセンサーを上面に有していてもよい。 非限定的な例として、支持構造402の上面は、箱定型品が載せられたら起動される圧力スイッチのアレイを含んでいてもよい。 圧力スイッチは、起動された圧力スイッチの数に基づいて、箱定型品の幅W templateを割り出すことができる。 箱定型品の幅が割り出されたら、センサーはテープ貼り装置に指示してテープの長さを箱定型品の幅に釣り合うように測定させるようになっていてもよい。

    [0095]箱定型品100から箱を作り上げるのに使用される方式にかかわらず、得られる箱は、箱定型品の互いに反対側の端からの2つの中央部分によって形成される側壁を含んでいる。 加えて、2つの中央部分は側壁に合わせ目を形成する。 側壁の合わせ目は箱の天及び/又は底の合わせ目と整列していてもよいし又は当該合わせ目からオフセットしていてもよい。 何れの場合も、側壁の合わせ目は箱の角からオフセットしている。 また、側壁の合わせ目を形成している2つの中央部分は随意であるが互いに重なり合っていなくてもよい。 結果として、得られる箱の内側は、箱内部に糊代が無いためにより均一な形状を持つことができ、箱の外部は、箱を動かすときに引っ掛かったり箱に設置されるラベルに干渉したりしかねない縁がより少なくなる。

    [0096]本発明は、その精神及び本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態に具現化することもできよう。 記載されている実施形態は、あらゆる点で、例示としてのみ考えられるべきであり、制限を課すものと考えられてはならない。 従って、本発明の範囲は、以上の記述によってではなく附随の特許請求の範囲によって指し示されている。 特許請求の範囲の意味及び等価範囲に入るあらゆる変更は、それらの範囲内に網羅されるものとする。

    100 折り畳み箱定型品 101 物品 1 折り畳み箱定型品の第1区分 2 折り畳み箱定型品の第2区分 3 折り畳み箱定型品の第3区分 4 折り畳み箱定型品の第4区分 5 折り畳み箱定型品の第5区分 110 第1中央部分 120 第2中央部分 130 第3中央部分 140 第4中央部分 150 第5中央部分 160A 第1区分の天フラップ 160B 第1区分の底フラップ 170A 第2区分の天フラップ 170B 第2区分の底フラップ 180A 第3区分の天フラップ 180B 第3区分の底フラップ 190A 第4区分の天フラップ 190B 第4区分の底フラップ 200A 第5区分の天フラップ 200B 第5区分の底フラップ 210、210A、210B、210C、210D、210E、210F、210G、210H、210I、210J、210K、210L、210M、210N 罫線 220、220A、220B、220C、220D、220E、220F、220G、220H 切目 230 折り畳み箱の天面 240 折り畳み箱の底面 250 折り畳み箱の第1側壁 260 折り畳み箱の第2側壁 270 折り畳み箱の第3側壁 280 折り畳み箱の第4側壁 290 合わせ目 300 折り畳み箱 310、320 合わせ目 330、340、350、360、370 テープ片 370A、370B テープ370の端 400 テープの長さ測定用のシステム 402 支持構造 404 テープ貼り装置 406 水溜め 408 超音波センサー 410 板 412 スイッチ D 箱定型品の縁間の計算された距離 E 、E 箱定型品の縁 H 箱定型品から形成される箱の高さ L 箱定型品から形成される箱の長さ L template箱定型品の長さ S 第1区分の長さ S 第2区分の長さ S 第3区分の長さ S 第4区分の長さ S 第5区分の長さ W 箱定型品から形成される箱の幅 W template定型品の幅 W TF天フラップの幅 W BF底フラップの幅 W CS中央部分の幅

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