包装材の製造機械に用いられる品質管理方法

申请号 JP2013529560 申请日 2011-08-18 公开(公告)号 JP5745064B2 公开(公告)日 2015-07-08
申请人 ボブスト メックス ソシエテ アノニム; 发明人 ベリノ マリオ;
摘要
权利要求

包装材を製造するための扁平な物品を処理する機械の品質管理方法であって、 仕事の内容を定める段階を有し、前記仕事内容を定める段階は、 扁平物品の基準画像を収集するステップと、 遮蔽ゾーン及び非遮蔽ゾーンを定めるステップと、を有し、 1組の扁平物品の品質管理段階を有し、前記品質管理段階は、品質管理される各扁平物品に関して、 前記品質管理される扁平物品の表面の画像を収集するステップと、 前記収集画像と前記基準画像の比較結果の関数として欠陥の存在を判定するステップと、 非遮蔽ゾーン内にある欠陥だけに検討を加えるステップと、を有する、品質管理方法であって、 前記仕事内容を定める段階は、 前記遮蔽ゾーン及び前記非遮蔽ゾーンを定める前記ステップの実施前に、前記包装材のプリプレスファイルを受け取るステップと、 前記基準画像を前記プリプレスファイルの印刷青写真にマップし、スケール変更データ及び相対位置のデータを定めるステップと、を更に含み、 前記遮蔽ゾーン及び前記非遮蔽ゾーンを定める前記ステップは、 前記プリプレスファイルから罫入れ及び切断青写真(1)を抽出するステップと、 前記罫入れ及び切断青写真を分析して前記罫入れ及び切断青写真の閉鎖ゾーンの全て及び前記罫入れ及び切断青写真の外側ゾーンを識別するステップと、 前記罫入れ及び切断青写真(1)の前記外側ゾーン(20)に基づいて遮蔽ゾーンを自動的に定めるステップと、 前記罫入れ及び切断青写真(1)の閉鎖ゾーン(25)の手動選択に基づいて遮蔽ゾーンを手動で定めるステップと、 前記罫入れ及び切断青写真の遮蔽ゾーンを、前記スケール変更データ及び前記相対位置のデータにより、前記基準画像及び前記収集画像の遮蔽ゾーンに切り替えるステップと、を更に含む、品質管理方法。前記遮蔽ゾーン及び前記非遮蔽ゾーンを定める前記ステップは、前記基準画像に基づいて前記遮蔽ゾーンを手動で定めるステップを更に含む、請求項1記載の品質管理方法。前記遮蔽ゾーン及び前記非遮蔽ゾーンを定める前記ステップは、前記プリプレスファイルの前記印刷青写真、前記スケール変更データ及び前記相対位置のデータに基づいて前記遮蔽ゾーンを手動で定めるステップを更に含む、請求項1記載の品質管理方法。前記遮蔽ゾーンを定める前記ステップは又、警告ゾーンを定めることができ、前記遮蔽ゾーンを定める前記ステップは、前記警告ゾーン内に識別された欠陥の互いに異なる検討を含む、請求項1〜3のうちいずれか一に記載の品質管理方法。

说明书全文

本発明は、包装材を製造する機械のための品質管理方法に関する。

包装材を製造するために用いられる種々の形式の処理機械が存在し、例えば、これらの機械の中には、ストリップを処理し、ストリップを印刷し、次にストリップを個々のコピーに切断する機械がある。これら機械の中には、シートを印刷することによってシートを処理する(場合によっては打抜き加工を含む)ものもあり、これら機械の中には、更に、印刷シートを個々のコピーに切断することによって印刷シートをコンバート加工(convert )するものもある。最後に、幾つかの機械は、個々のコピーを折り曲げたり糊付けしたりする仕事を行う。ストリップ又はシートの構成材料は、紙(ペーパー)、厚紙又は場合によってはプラスチックである場合がある。

機械によってコンバート加工される物品がシートであるにせよ個々のコピーであるにせよいずれにせよ、かかる物品の全てに存在する欠陥を検出することができる品質管理システムが存在する。機械の形式に応じて、品質管理は、コンバート加工中、例えば、印刷プロセス後であるが同一機械で実施される切断プロセス前に実施されるのが良く、或いは、変形例として、コンバート加工プロセスの終わりに、例えば、シートを切断せずにシートを印刷する他は何もしない機械、例えば、打抜き加工したり金属化を施したりする専用機械の場合に実施されても良い。また、変形例として、品質管理システムは、例えばフォルダグルアに入る個々のコピーの品質を点検するために機械の入口のところに形成されても良い。通常、欠陥が存在すると、その結果として、不良品が出る。

既存の品質管理システムは、品質が管理されるべき各物品について、基準画像と比較される画像を収集するステップを含む方法に基づいている。従来型画像処理プログラムにより、この比較を行い、かくして欠陥を検出することができる。

品質管理されるべき有用な表面は、品質管理されるべき物体の形式、シート又は個々のコピーに応じて様々な場合がある。例えば、後で多数の個々のコピーの状態に切断される印刷シートの場合、欠陥は、個別のコピーの一部をなさないが、屑になるシートの部分に検出される場合がある。かかる検出の存在の結果として、品質管理された物品が破棄されなければならないことがない。というのは、欠陥は、最終的には、実際の包装材には存在しないからである。

関係のないゾーンの欠陥の検出を回避するため、或る特定の品質管理方法は、遮蔽ゾーンを規定するステップを含む。機械でコンバート加工作業(ジョブ)を開始することができるようにする前に、機械のユーザは、基準画像を用いて遮蔽ゾーンと呼ばれている関係のないゾーンを手動で規定する。これら遮蔽ゾーンは、通常、基本的な幾何学的形状、例えば、多形又は楕円形である。遮蔽ゾーンの全てが手作業でいったん規定されると、一セット又は組立体は、遮蔽ゾーンの全ての幾何学的形状及び画像内のこれらの位置だけを規定するモデルの形態かモデルを含むだけでなく品質管理を実施するのに必要なパラメータをも含むジョブファイルと呼ばれているファイルの形態でセーブ(保存)される。例えば、ジョブファイルは、基準画像、照明の輝度に関するデータ又はカメラの感度に関するデータを含むのが良い。

既存の品質管理方法では、遮蔽ゾーンを規定するこのステップは、機械上で直接実施される。

遮蔽ゾーンを規定する段階をいったん完了すると、ユーザは、関係のないゾーンに欠陥が検出されない状態で1組の物品のうちの各々に対して品質管理を実行することによって1組の物品をコンバート加工し始めることができる。というのは、これらゾーンは、遮蔽ゾーンとして規定されているからである。ユーザが後で同一要素で構成された別の組をコンバート加工したいと考えた場合、ユーザは、遮蔽ゾーンを規定する段階を繰り返す必要はなく、ユーザが行う必要のあることは、ジョブファイル又は少なくとも先に規定されたモデルを用いることだけである。

それにもかかわらず、新たな作業内容は、時間が長くかかり且つ骨の折れるプロセスである。したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、新たな作業内容を迅速且つ容易に規定するという課題である。

上述の技術的課題に対する解決手段は、品質管理方法が請求項1に記載された段階及びステップを有するということから成る。

特に有利な実施形態は、従属形式の請求項2〜4に記載されている。

本発明は又、以下の説明中に明らかになり、しかも単独で又は技術的に実行可能な組み合わせの状態で検討されるべき特徴に関する。

非限定的な例として与えられているこの説明は、本発明の内容についての良好な理解及び本発明の具体化の仕方についての良好な理解を提供するものである。

プリプレスファイルの青写真を切断したり罫入れする方法を示す図である。

外側ゾーンを自動的に選択した後の青写真を示す図である。

閉鎖ゾーンを手動で選択した後の青写真を示す図である。

包装材の製造業者は、コンピュータツールを用いて包装材の表面上に、即ち、打抜き加工され若しくはエンボス加工され又は特定の処理が行われるゾーン上に印刷される画像を規定する。これらツールは又、折り曲げのために用いられる切断線及び罫入れ線を規定するためにも使用できる。その結果、プリプレスファイルと通称されているものが得られる。これらファイルは、種々のフォーマット、例えばPDF、JDF又はTIFFフォーマットで存在し、種々の青写真、通常、包装材を製造するのに必要なコンバート加工作業1回当たり少なくとも1つの青写真を含む特別な特徴を有する。かくして、1色当たり1つの青写真、打抜き加工のための1つの青写真、切断及び罫入れのための1つの青写真等が存在することになろう。

次に、このファイルは、この包装材の製造に連続して用いられる種々の機械のためのツール及び印刷フォームの種々の製造業者によって用いられる。

本発明によれば、プリプレスファイルは、ツールを従来通り規定するだけでなく、種々の機械に関する品質管理方法の実施中にも用いられる。

本発明の品質管理方法の一ステップでは、既存の品質管理方法において既に存在するステップに加えて、基準画像及び対応の包装品のプリプレスファイルにより規定された対応の画像を互いにマップする。例えば、品質管理が4色印刷作業後に実施される場合、マッピングは、物品の基準画像と問題の包装材のプリプレスファイルの4つの色に対応した4つの青写真の組み合わせとの間で行われるであろう。

このマッピングにより、プリプレスファイルのデータ、これらの位置及び更にこれらの向きのデータのスケール変更を基準画像及び1組の扁平な物品に対して行われた品質管理段階中に収集された画像に対して規定することができる。かかるマッピングは、完全に自動的に実施される。

マッピングステップとは独立した本発明の品質管理方法の別のステップでは、罫入れ及び切断青写真をプリプレスデータから抽出する。これは、プラテンプレスで実施される場合が多い切断及び罫入れコンバート加工に対応した青写真である。図1は、切断及び罫入れ青写真(1)の一例を示している。この青写真(1)は、4つの同一の個々のコピー(10,11,12,13)に切断されるシートを表している。青写真を分析する次のステップにより、青写真に含まれている閉鎖ゾーンの全て及び更に青写真の外側ゾーンを自動的に識別することができる。

次に、外側ゾーン(20)全体を遮蔽ゾーンに対応するものとして自動的に規定する。このゾーン(20)の内縁は、図1の青写真(1)に対応した図2に示されている実施例の場合のように極めて複雑な場合がある。この自動規定により、基準画像に基づく手動規定を実施する必要がある場合と比較して貴重な時間が節約される。

次のステップでは、ユーザは、遮蔽ゾーンに対応した閉鎖ゾーンを手動で選択するのが良い。この場合も又、このゾーンの輪郭は、極めて複雑な場合があり、このゾーンを手作業で規定する仕事と比較すると、このゾーンを極めて迅速に選択することができる。図1の青写真(1)の実施例では、物品は、互いに触れ合う4つの個々のコピー(10,11,12,13)に切断されるシートである。その結果、4つの個々のコピー相互間には、個々のコピーが切断されたときに生じる屑片に対応した閉鎖中央ゾーン(25)が存在する。マウスの簡単なクリックにより、ユーザは、この閉鎖中央ゾーン(25)を遮蔽領域に対応するものとして規定することができる。この場合も又、遮蔽ゾーンを基準画像から手動で規定する場合と比較して時間の節約は、相当なものである。

次に、遮蔽ゾーンは、それが外側ゾーン(20)の場合には自動的に、それがユーザにより選択された青写真の閉鎖ゾーン(25)の場合には手動で、識別したゾーン(20,25)から得られると共に、マッピング段階中に得られたスケール変更データ及び相対位置に関するデータから得られる。

かくして、マッピング段階中に計算されるデータにより、切断及び罫入れプリプレスファイルに基づいて規定されたゾーンから基準画像及び機械により処理された1組の物品の品質管理段階中に収集された扁平物品の画像の対応のゾーンに切り替えることが容易である。

遮蔽ゾーンを定めるこの新規な仕方をオプションとして、公知の方法の場合のように基準画像について直接又はプリプレスファイルの印刷青写真に基づいて遮蔽ゾーンを手動で定める仕方と組み合わせることができる。第2の場合、プリプレスファイルを用いて定められたゾーンが収集画像のゾーンと一致するようにするためにはマッピング段階中に計算されたスケール変更及び位置決めデータを用いることが必要な場合がある。

有利には、遮蔽ゾーンの規定に加えて、この方法は又、警告ゾーンを定めることができる。これらゾーンにより、これらゾーンが含む欠陥を別の仕方で検討することができる。

例えば、警告ゾーンに見え、最終的には、包装材上には目に見えなくなる印刷上の欠陥の一致を保つことが望ましい場合がある。物品が放出される必要のない場合であっても、欠陥により、印刷が不完全であり、保守又は調節作業が必要であることが分かる。

本発明の方法の種々の段階及び種々のステップを品質管理装置に加えて機械で実施することができる。幾つかのステップ、特にプリプレスファイルの処理に関する段階全て、印刷及び切断並びに罫入れ青写真の分析又はこれら青写真に基づくゾーンの規定を遠隔コンピュータで実施することができる。

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