包装袋及びその製造方法

申请号 JP2015165634 申请日 2015-08-25 公开(公告)号 JP2017043376A 公开(公告)日 2017-03-02
申请人 株式会社ミューパック・オザキ; 发明人 尾崎 育子; 高城 竹夫;
摘要 【課題】一定の張 力 で破断予定線状部をスムーズに切離でき、かつ、確実に 密封性 を保つ 包装 袋を提供する。 【解決手段】溶着されたシート材1によって密封状に被収納物Zを収納する包装袋に於て、人の手による所定の張力を付与すると切離可能な破断予定線状部5を有し、破断予定線状部5は、微小間隔をもって平行に配設され、かつ、内面1a・外面1bに凹設されたハーフカット状レーザー加工溝7,7から成る。 【選択図】図1
权利要求

溶着されたシート材(1)によって密封状に被収納物(Z)を収納する包装袋に於て、 人の手による所定の張(F)(F)を付与すると切離可能な破断予定線状部(5)を有し、 該破断予定線状部(5)は、微小間隔(W0)をもって平行に配設され、かつ、内面(1a)・外面(1b)に凹設されたハーフカット状レーザー加工溝(7)(7)から成ることを特徴とする包装袋。上記微小間隔(W0)は、上記シート材(1)の厚さ寸法(T)に対し、0.1T≦W0≦0.9Tに設定されている請求項1記載の包装袋。帯状のシート材(1)の一面(1a)・他面(1b)側に、レーザー第1照射部(11)・レーザー第2照射部(12)を、シート幅方向(W)に所定の微小ギャップ(g)をもって配設し、 連続的に走行する帯状の上記シート材(1)の一面(1a)・他面(1b)に、微小間隔(W0)をもって平行なハーフカット状レーザー加工溝(7)(7)を形成して、2本の上記ハーフカット状レーザー加工溝(7)(7)をもって破断予定線状部(5)を形成するレーザー照射工程を、備えたことを特徴とする包装袋の製造方法。

溶着されたシート材(1)によって密封状に被収納物(Z)を収納する包装袋に於て、 人の手による所定の張力(F)(F)を付与すると切離可能な破断予定線状部(5)を有し、 該破断予定線状部(5)は、上記シート材(1)の内面(1a)・外面(1b)に微小間隔(W0)をもって平行に配設されたハーフカット状レーザー加工溝(7)(7)から成ることを特徴とする包装袋。上記微小間隔(W0)は、上記シート材(1)の厚さ寸法(T)に対し、0.1T≦W0≦0.9Tに設定されている請求項1記載の包装袋。帯状のシート材(1)の一面(1a)・他面(1b)側に、レーザー第1照射部(11)・レーザー第2照射部(12)を、シート幅方向(W)に所定の微小ギャップ(g)をもって配設し、 連続的に走行する帯状の上記シート材(1)の一面(1a)・他面(1b)に、微小間隔(W0)をもって平行なハーフカット状レーザー加工溝(7)(7)を形成して、2本の上記ハーフカット状レーザー加工溝(7)(7)をもって破断予定線状部(5)を形成するレーザー照射工程を、備えたことを特徴とする包装袋の製造方法。

说明书全文

本発明は、包装袋及びその製造方法に関する。

従来、本出願人は、1枚の合成樹脂製シート材を溶着して形成され、被収納物を密封状態で衛生的に保管可能な包装袋を提案してきた(特許文献1参照)。

特許第5715283号公報

特許文献1記載の包装袋は、図22に示すように、シート材40の表て面40aから熱した刃41を当てて、ハーフカット状のV字溝42が形成され、このV字状溝42によって、切離可能な破断予定線部が形成されていた。

しかし、製造工程で、帯状のシート材40を連続して走行させながらV字溝42を形成する為、シート材40が上下方向に揺れ動くことがあり、シート材40の長手方向に一定の深さ寸法DでV字溝42を形成するのが難しかった。 図23に示すように、V字溝42の深さ寸法D1が小さすぎる箇所では、破断予定線部の切離に要する張F,Fが不安定となりスムーズに切り離すことができなかった。また、図24に示すように、V字溝42の深さ寸法D2が過大となると、シート材40を突き破ってしまうこともあり、破断予定線部が意図しない箇所で不意に破れてしまい密封性を保てないという欠点があった。

そこで、本発明は、一定の張力で破断予定線状部をスムーズに切離でき、かつ、確実に密封性を保つ包装袋を提供することを目的とする。

本発明に係る包装袋は、溶着されたシート材によって密封状に被収納物を収納する包装袋に於て、人の手による所定の張力を付与すると切離可能な破断予定線状部を有し、該破断予定線状部は、微小間隔をもって平行に配設され、かつ、内面・外面に凹設されたハーフカット状レーザー加工溝から成るものである。 また、上記微小間隔W0は、上記シート材の厚さ寸法Tに対し、0.1T≦W0≦0.9Tに設定されているものである。

また、本発明の包装袋の製造方法は、帯状のシート材の一面・他面側に、レーザー第1照射部・レーザー第2照射部を、シート幅方向に所定の微小ギャップをもって配設し、 連続的に走行する帯状の上記シート材の一面・他面に、微小間隔をもって平行なハーフカット状レーザー加工溝を形成して、2本の上記ハーフカット状レーザー加工溝をもって破断予定線状部を形成するレーザー照射工程を、備えたものである。

本発明の包装袋によれば、不意の破断を確実に防止でき、密封性を保つことができる。また、手で意識的に破断する際に、一定の張力で破断予定線状部を切離できる。破断予定線状部の切離に要する張力を、自在にコントロールできる。

また、本発明の包装袋の製造方法によれば、シート材を連続して走行させながら、シート材の一面・他面にハーフカット状レーザー加工溝を高精度に形成でき、破断予定線状部の不意の破断を防止し、密封性を保つことができる。一定の張力で切離可能な破断予定線状部を確実に、かつ、美しく形成できる。レーザー加工溝相互の微小間隔を自由に設定でき、破断予定線状部の切離に要する張力を、自在にコントロールできる。

本発明の実施の一形態を示した断面図である。

本発明の包装袋を示す正面図である。

要部拡大断面図である。

使用状態を示す断面図である。

使用状態を示す平面図である。

破断予定線状部を切離した直後の断面図である。

破断予定線状部を切離する直前の要部拡大断面図である。

破断予定線状部を切離した直後の要部拡大断面図である。

包装袋の製造方法を示す斜視図である。

要部拡大断面図である。

拡大断面図である。

包装袋の製造方法を示す斜視図である。

拡大断面図である。

包装袋の製造方法を示す斜視図である。

包装袋の製造方法を示す斜視図である。

包装袋の製造方法を示す斜視図である。

本発明の他の実施形態を示した正面図である。

本発明の別の実施形態を示した正面図である。

本発明のさらに別の実施形態を示した平面図である。

要部拡大断面図である。

要部拡大断面図である。

従来の包装袋の製造方法を示す要部拡大断面図である。

従来の包装袋を示す要部拡大断面図である。

従来の包装袋を示す要部拡大断面図である。

以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。 図1と図2に示すように、本発明の包装袋は、1枚の合成樹脂製矩形状シート材1によって構成され、シート材1が2箇所の山折線部18,18及び1箇所の谷折線部19で折曲げられ、縦断面M字状を成す第1シート層21・第2シート層22・第3シート層23・第4シート層24を順次有する折曲部20が形成されている。本発明の包装袋は、左右両端縁部が溶着されて図外に開口部が形成され、開口部から被収納物Zを袋内部に入れた後、開口部を溶着して閉塞し、被収納物Zを密封状に収納する。 シート材1は、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂が使用される。PET樹脂あるいはナイロン等を用いても良い。被収納物Zとしては、食料品や薬品、サプリメント、ペットフード、あるいは、化粧品や雑貨等の小物類が挙げられる。なお、本発明に於て、「溶着」とは、熱と押圧力を加えることにより、接着剤を用いずに、樹脂を相互に接合する加工であり、「熱圧着」あるいは「熱溶着」と言い換えることもできる。

図1と図3に示すように、本発明の包装袋は、折曲部20の谷折線部19に沿って、第2シート層22と第3シート層23を切離可能な破断予定線状部5を有している。 破断予定線状部5は、微小間隔W0をもって平行に配設され、かつ、シート材1の内面1a・外面1bに凹設されたハーフカット状レーザー加工溝7,7から成り、人の手による所定の張力F,Fを付与することで切離可能として構成されている(図6参照)。 レーザー加工溝7,7の微小間隔W0は、シート材1の厚さ寸法Tに対し、0.1T≦W0≦0.9Tに設定されている。 微小間隔W0が0.1T未満であると、レーザー加工溝7,7が互いに連通連結してしまいシート材1が不意に破断する虞れがある。また、微小間隔W0が0.9Tを超えると、破断予定線状部5を切離す際に、レーザー加工溝7,7が別々に裂け目を生じ、切離に要する張力F,Fが一定とならない。

折曲部20は、第1シート層21と第2シート層22が谷折線部19の近傍で溶着されて、左右方向に細長い帯状の溶着部25が形成されている。また、第3シート層23と第4シート層24が谷折線部19の近傍で溶着されて、左右方向に細長い帯状の溶着部25が形成されている。溶着部25は、その下端縁と谷折線部19との距離が、溶着部25自体の帯幅より短くなるように、谷折線部19の近傍に形成されている。

折曲部20には、第2シート層22と第3シート層23を相互に密封可能なファスナー4が設けられ、ファスナー4より袋内方寄りに破断予定線状部5が配設されている。 ファスナー4は、凸部を有するチャックテープ雄部2と、凸部が嵌合する凹部を有するチャックテープ雌部3と、から成り、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3が共に第2シート層22及び第3シート層23の山折線部18,18近傍の内側面に、凸部と凹部を対向させるように溶着されている。ファスナー4は、第1シート層21と第2シート層22の山折線部18付近、及び、第3シート層23と第4シート層24の山折線部18付近を指で掴んで開くように引っ張れば、凸部と凹部の嵌合を解除して開くことができる(図6参照)。折曲部20を外側から指で押さえ、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を互いに押し付ければ、凸部と凹部を嵌合させてファスナー4を閉じることができる。

上述した本発明の包装袋の使用方法(作用)について説明する。 図1に示すように、本発明の包装袋は、被収納物Zを密封状に収納して、被収納物Zを湿気から守り、若しくは、乾燥を防止し、衛生的に保護する。 次に、図4と図5に示すように、折曲部20を拡開してファスナー4を開ける。この際、破断予定線状部5は、未だ切り離されておらず、袋内部は密封状態に保たれる。

図6では、折曲部20をさらに拡開して、破断予定線状部5に、(人の手による)所定の張力F,Fを付与すると、第2シート層22と第3シート層23が、破断予定線状部5に沿って切り離される。即ち、包装袋は開封され、被収納物Zの取り出しが可能となる。この際、図7から図8に示すように、破断予定線状部5では、レーザー加工溝7,7間にシート材1の裂け目(クラック)C,Cが発生し、裂け目(クラック)C,Cが相互に繋がった時点で、破断予定線状部5が切り離される。

第1シート層21と第2シート層22が溶着部25にて溶着され、かつ、第3シート層23と第4シート層24が溶着部25にて溶着されている為、人の手により付与される張力F,Fが破断予定線状部5に伝達され易く、破断予定線状部5をスムーズに切離できる。また、被収納物Zを取り出す際、第1シート層21と第2シート層22の間や、第3シート層23と第4シート層24の間に、被収納物Zが浸入するのを防止でき、被収納物Zが第2シート層22と第3シート層23に引っ掛かって取り出し辛くなることもない。一旦、開封状態とした後、ファスナー4を閉じれば準密封状態となる。

次に、本発明の包装袋の製造方法について説明する。 図9に示すように、帯状のシート材1を連続的に走行させ、シート材1の一面1aにチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を長手方向に沿って平行状に並べて溶着する。このチャックテープ溶着工程では、長尺のチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3を連続して送りながらドラム14に設けられた凹周溝14a,14aに挿入し、チャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3に熱と押圧力を加えてシート材1の一面1aに溶着する。 なお、チャックテープ溶着工程の前工程に於て、シート材1の一面1aに文字、図形、記号、模様、色彩等が予め印刷されている。

次に、図9と図10に示すように、シート材1の一面1a・他面1b側に、レーザー第1照射部11・レーザー第2照射部12を、シート幅方向Wに所定の微小ギャップgをもって配設し、連続的に走行する帯状のシート材1の一面1a・他面1bに、微小間隔W0をもって平行なハーフカット状レーザー加工溝7,7を形成する。これを、レーザー照射工程と呼ぶ。レーザー照射工程にて形成される2本のハーフカット状レーザー加工溝7,7をもって、上述した包装袋の破断予定線状部5を形成する。なお、レーザー加工溝7,7の深さ寸法h1,h2は、シート材1の厚さ寸法Tの20%〜45%に設定するのが好ましい。深さ寸法h1,h2が20%未満であると、破断予定線状部5の切離に要する張力F,Fが過大となり、45%を超えると、レーザーがシート材1を貫通してしまうことがあり、破断予定線状部5が不意に破断してしまうので好ましくない。

レーザー照射工程に於て、連続的に走行する帯状のシート材1が上下方向に揺れ動くことがあるが、図20に示すように、シート材1の一面1aに形成されるレーザー加工溝7の深さ寸法h1が小さくなったとしても、その分、他面1bに形成されるレーザー加工溝7の深さ寸法h2が増大する為、微小間隔W0が一定である限り、レーザー加工溝7,7の相互間距離は一定に保たれる。また、図21のように、シート材1の一面1aに形成されるレーザー加工溝7の深さ寸法h1が大きくなり過ぎた場合でも、他面1bに形成されるレーザー加工溝7の深さ寸法h2が減少し、微小間隔W0が一定であれば、レーザー加工溝7,7の相互間距離は一定に保たれる。レーザー第1照射部11及びレーザー第2照射部12は高精度に位置合わせできるので、微小間隔W0は一定にコントロールするのが容易で、破断予定線状部5は、一定の張力F,Fを付与することで切離可能となる。

図11に示すように、破断予定線状部5は、チャックテープ雄部2・チャックテープ雌部3間のシート幅方向Wの中心線に沿って形成される。即ち、破断予定線状部5からチャックテープ雄部2までの長さ寸法L1と、破断予定線状部5からチャックテープ雌部3までの長さ寸法L2とは、同一の大きさに設定される。 次に、図12に示すように、シート材1の一面1aが外側を向くように、破断予定線状部5に沿って折り曲げて、折り返し部17を形成する。図12では、シート材1を連続走行させて三ガイド板15に摺接させ、図13のように、シート材1を2つ折りにする。破断予定線状部5は折り返し部17に沿って配設され、かつ、破断予定線状部5から均等な長さ寸法L1,L2の位置で、チャックテープ雄部2の凸部とチャックテープ雌部3の凹部が相互に反対方向を向いて配設される。

次に、図14に示すように、シート材1の折り返し部17に、外側(一面1a)から押込み用ガイドローラ26を当てると共に、ガイドローラ26が差込まれるように配設した一対のガイド部材27,27をシート材1の内側(他面1b)から当て、シート材1を2箇所の山折線部18,18と1箇所の谷折線部19に沿って折畳み、断面M字状の折曲部20を形成する。この際、チャックテープ雄部2・チャックテープ雌部3の中間位置に形成される破断予定線状部5は、正確に谷折線部19に一致して配設される。折曲部20の山折線部18,18から谷折線部19までの深さ寸法は、ガイドローラ26と反折ガイド部材27,27の差込み深さを調節する調節手段30,30によって自由に設定変更できる。

ここで、連続的に走行してくるシート材1を、送り速度調整装置(図示省略)によって、間欠送りに変換し、図15に示すように、折曲部20の上下から溶着部形成手段31,31を押し付けて、第1シート層21と第2シート層22とを相互に溶着し、かつ、第3シート層23と第4シート層24とを相互に溶着する。 次に、図16に示すように、シート材1の幅方向全長にわたって幅方向溶着部28,28を、所定等ピッチで次々と形成し、切断手段29によって、幅方向溶着部28の中央位置でシート材1を切断する。なお、溶着部28の形成と同時に切断を行う「溶断」によって、シート材1を切り離しても良い。

図17には、本発明の他の実施形態を図示している。 本発明の包装袋は、ファスナー4を開閉するためのスライダー8を備えていても良い。 スライダー8は、2つのプラスチック製部品を組み合わせた構造とし、折曲部20に容易に取り付けられる。スライダー8を構成する一方の部品がファスナー4を開くための役割であり、他方の部品がファスナー4を閉じるための役割である。

図18に示すように、本発明の包装袋は、吊下用の貫通孔9が設けられていても良い。 折曲部20は、縦断面M字状を成す第1シート層21・第2シート層22・第3シート層23・第4シート層24の重ね合わせにより十分な強度を確保しており、貫通孔9にフックを挿入して吊下げても、型崩れすることなく荷重を支持できる利点があり、吊下ディスプレイに好適である。なお、折曲部20の山折線部18,18近傍にも、帯状の溶着部35を形成しても良い。溶着部35により、折曲部20の強度が一層向上して、包装袋の荷重を確実に支持できる。

図19に示すように、本発明の包装袋は、破断予定線状部5近傍の帯状領域に、破ることを指示する表示部16を設けても良い。 表示部16は、具体的には、破断予定線状部5を指す矢印と、「ここを破って下さい」という文字と、から成る。なお、表示部16は、図例に限定されることはなく、文字や記号を変更し、その他の文字、図形、記号、模様、色彩を追加するも自由である。なお、破断予定線状部5近傍の帯状領域とは、シート材1の一面1aのチャックテープ雄部2とチャックテープ雌部3の間の帯状領域の全部又は一部であり、さらに言い換えると、折曲部20の第2シート層22と第3シート層23の内面の全部又は一部である。原反の状態でシート材1の一面1aに表示部16の文字や記号等を予め印刷しておけば、シート材1を折り畳むことで、折曲部20の内側(第2シート層22と第3シート層23の内面)に表示部16を配設でき、容易に、かつ、低コストで表示部16を設けることができる。

なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、図1に示す溶着部25,25を省略しても良い。また、図示省略するが、1枚のシート材1から包装袋を2丁取りすることも可能である。

以上のように、本発明に係る包装袋は、溶着されたシート材1によって密封状に被収納物Zを収納する包装袋に於て、人の手による所定の張力F,Fを付与すると切離可能な破断予定線状部5を有し、破断予定線状部5は、微小間隔W0をもって平行に配設され、かつ、内面1a・外面1bに凹設されたハーフカット状レーザー加工溝7,7から成るので、破断予定線状部5の不意の破断を確実に防止でき、密封性を保つことができる。また、手で意識的に破断する際に、一定の張力F,Fで破断予定線状部5を切離できる。破断予定線状部5の切離に要する張力F,Fを、自在にコントロールできる。

また、微小間隔W0は、シート材1の厚さ寸法Tに対し、0.1T≦W0≦0.9Tに設定されているので、破断予定線状部5の不意の破断を確実に防止でき、かつ、一定の張力F,Fで破断予定線状部5を切離できる。

また、本発明の包装袋の製造方法によれば、帯状のシート材1の一面1a・他面1b側に、レーザー第1照射部11・レーザー第2照射部12を、シート幅方向Wに所定の微小ギャップgをもって配設し、連続的に走行する帯状のシート材1の一面1a・他面1bに、微小間隔W0をもって平行なハーフカット状レーザー加工溝7,7を形成して、2本のハーフカット状レーザー加工溝7,7をもって破断予定線状部5を形成するレーザー照射工程を、備えたので、シート材1を連続して走行させながら、シート材1の一面1a・他面1bにハーフカット状レーザー加工溝7,7を高精度に形成でき、破断予定線状部5の不意の破断を防止し、密封性を保つことができる。一定の張力F,Fで切離可能な破断予定線状部5を確実に、かつ、美しく高品質に形成できる。レーザー加工溝7,7相互の微小間隔W0を自由に設定でき、破断予定線状部5の切離に要する張力F,Fを、自在にコントロールできる。

1 シート材 1a 内面 1b 外面 5 破断予定線状部 7 レーザー加工溝 11 レーザー第1照射部 12 レーザー第2照射部 Z 被収納物 F 張力 W0 微小間隔 T 厚さ寸法 W シート幅方向 g 微小ギャップ

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