Guided cutting system

申请号 JP2000618052 申请日 2000-04-11 公开(公告)号 JP4664510B2 公开(公告)日 2011-04-06
申请人 ザ・アンティオック・カンパニー; 发明人 エルフア・カイ; カルメン・リラ−ヌネス; ジェームズ・ダブリュ・リアドン;
摘要
权利要求
  • ガイド式カッティングシステムであって、
    前記カッティングシステムは、ヘッド部とカバー部とを有するブレードカートリッジを具備し、
    前記ヘッド部は、該ヘッド部のカット側端面と反対側の非使用側端面との間で延びている側壁を有し、
    前記カッティングシステムは、
    前記ブレードカートリッジを所定のパターンにおいて案内することを容易にすべくカッティングテンプレートに係合しかつ該カッティングテンプレートを辿るために、前記カット側端面から延びている案内手段と、
    前記カット側端面から延びており、かつ、前記案内手段に対して離間した関係で配置されたカッティングブレードと を具備し、
    前記カバー部は、周辺エッジと端壁との間で延びている側壁を具備し、前記周辺エッジおよび前記端壁は、開放端と閉端とをそれぞれ構成し、
    前記カバー部の前記側壁は、前記ヘッド部の前記側壁を収容しかつ該側壁に係合するように寸法を合わせた内側面を有し、
    前記カバー部は、前記内側面が前記ヘッド部の前記側壁に係合する状態の、かつ、前記端壁が前記ヘッド部の前記非使用側端面を覆う状態の第1使用ポジションで、前記ヘッド部に取り付け可能であり、これにより、前記カバー部は、前記ブレードカートリッジをテンプレートの周囲に案内するためのハンドルとして使用するために配置され、かつ、前記カバー部は、前記内側面が前記ヘッド部の前記側壁に係合する状態の、かつ、前記端壁が前記ヘッド部の前記カット側端面を覆う状態の第2非使用ポジションで、前記ヘッド部に取り付け可能であり、これにより、前記カバー部は、前記カッティングブレードを接触から保護するように配置されることを特徴とするカッティングシステム。
  • 前記カバー部を前記第1ポジションおよび前記第2ポジションで着脱可能に固定するために、前記ヘッド部と前記カバー部とに配置された固定部材を有することを特徴とする請求項1に記載のカッティングシステム。
  • 前記固定部材は、協働タブと凹所とを具備することを特徴とする請求項2に記載のカッティングシステム。
  • 前記ヘッド部の前記側壁は、概略的に円筒形であり、かつ、一対の直径方向に対向した把持部を有し、各々の把持部は、半径方向に延びている側面を具備し、かつ、前記カバー部の前記側壁は、前記把持部を収容するために前記開放端に近接して配置された一対の直径方向に対向した溝部を有することを特徴とする請求項1に記載のカッティングシステム。
  • 前記ヘッド部の前記カット側端面と前記非使用側端面とに近接した前記把持部の対向する端部において端面を備え、かつ、前記カバー部の前記溝部は、各々が、前記周辺エッジから遠位に配置された内側エッジを有し、各々の前記内側エッジは、前記カバー部が前記ヘッド部に対して前記第1および第2ポジションにある場合に、端面に係合することを特徴とする請求項4に記載のカッティングシステム。
  • カットすべきパターンを構成するテンプレートを有し、該テンプレートは、前記案内手段を収容するための溝を有することを特徴とする請求項1に記載のカッティングシステム。
  • 前記テンプレートは外側周辺エッジを有し、前記溝は該外側周辺エッジに近接して配置され、かつ、前記テンプレートは、前記外側周辺エッジ内に配置された該テンプレートの内側周辺エッジにより構成された開放内側領域と、前記ブレードカートリッジを前記開放内側領域内の所定経路に沿って案内すべく前記案内手段を収容するために前記内側周辺エッジに近接して配置された第2の溝とを有することを特徴とする請求項6に記載のカッティングシステム。
  • 前記ブレードカートリッジは、第1ブレードカートリッジを具備し、かつ、該第1ブレードカートリッジに関して列挙された部材と同じ部材を有する第2ブレードカートリッジを有し、
    前記第2ブレードカートリッジの案内手段とカッティングブレードとの間の距離は、これに対応する前記第1ブレードカートリッジの案内手段とカッティングブレードとの間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のカッティングシステム。
  • 前記案内手段は、前記カット側端面から延びている一対の離間したペグを具備することを特徴とする請求項 に記載のカッティングシステム。
  • 前記テンプレートは外側周辺エッジを有し、前記溝は該外側周辺エッジに近接して配置され、かつ、前記テンプレートは、前記外側周辺エッジ内に配置された該テンプレートの内側周辺エッジにより構成された開放内側領域と、該テンプレートの開放内側領域において基板をカットすべく前記 第1及び第2ブレードカートリッジの うちの1つを案内するために前記内側周辺エッジに近接して配置された第2の溝とを有することを特徴とする請求項 に記載のカッティングシステム。
  • 前記テンプレートは第1の材料から形成され、かつ、該テンプレートの下面は、該テンプレートと下にあるカットすべき基板との間の摩擦を増大させるために、第2の滑り止め材料からなるコーティングを有することを特徴とする請求項 に記載のカッティングシステム。
  • 各々の前記ブレードカートリッジは、ヘッド部とカバー部とを具備し、かつ、前記カバー部を前記ヘッド部上に着脱可能に固定するための固定部材を有することを特徴とする請求項 に記載のカッティングシステム。
  • 前記ヘッド部は、前記カット側端面を有し、かつ、反対側の非使用側端面をさらに有し、前記カバー部は、前記カット側端面および前記非使用側端面のいずれか一方を覆って取り付け可能であり、かつ、前記 ハンドルを構成することを特徴とする請求項 に記載のカッティングシステム。
  • 前記カバー部は端壁と、前記カバー部の前記端壁内に構成された一対の離間した細長い溝 含み 、該溝は、前記案内手段と前記カッティングブレードとの間の間隔に対応する距離だけ離間しており、これにより、前記溝は、前記案内手段と前記カッティングブレードとの間の間隔をユーザーに示すことを特徴とする 請求項1に記載のカッティングシステム。
  • 前記ブレードカートリッジは、第1ブレードカートリッジを具備し、かつ、該第1ブレードカートリッジに関して列挙された部材と同じ部材を有する第2ブレードカートリッジを有し、
    前記第2ブレードカートリッジの案内手段とカッティングブレードとの間の距離は、これに対応する前記第1ブレードカートリッジの案内手段とカッティングブレードとの間の距離よりも大きく、かつ、第2ブレードカートリッジのカバー部上の細長い溝の間隔は、前記第2ブレードカートリッジの案内手段とカッティングブレードとの間の距離に対応することを特徴とする請求項 14に記載のカッティングシステム。
  • 前記カッティングシステムは、 さらに、
    上面と下面とを有する実質的に平面のテンプレートを具備し、
    前記テンプレートは、外側周辺エッジと、カッティングツールを第1所定カット経路において案内すべく該カッティングツールの一部を収容するために、前記外側周辺エッジに近接しかつ該外側周辺エッジから内側へ離間して前記上面に構成された第1の溝を有し、
    前記テンプレートは、該テンプレートの内側周辺エッジにより構成された開放内側領域を有し、
    前記カッティングシステムは、カッティングツールを第2所定カット経路において案内すべく該カッティングツールの一部を収容するために、前記内側周辺エッジに近接して配置されかつ該内側周辺エッジから外側へ離間して前記テンプレートの上面および下面のうちの1つに構成された第2の溝を具備することを特徴とする 請求項1に記載のカッティングシステム。
  • 前記テンプレートは第1の材料から形成され、かつ、該テンプレートの下面は、該テンプレートと下にあるカットすべき基板との間の摩擦を増大させるために、第2の滑り止め材料からなるコーティングを有することを特徴とする請求項 16に記載のカッティングシステム。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、概略的には、シート材をカットするためのカッティングシステム(cutting system)に関し、より詳細には、写真のスクラップブッキングの用途における使用のために、写真やマット材のようなシート材から所定の形状を切り抜くためのガイド式カッティングシステム(guided cutting system)に関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    スクラップブックにおいて写真を魅的に表示させるために、写真は、しばしば、写真の周辺領域を切り離され、かつ、写真の中央の主要被写体部分を残して、カットされるかまたは切り取られる。 写真の切り取りは、その写真のための魅力的な境界領域を与え、この場合には、写真を、円形、楕円形、または波状の周辺エッジの形に切り取ることができ、さらに、写真にはマットを与えることができ、このマットは、写真の下にあり、かつ、スクラップブック上における絵の枠組みを強化するために写真のエッジを越えて延びている。 通常は、このマットは、写真の周囲に均一なエッジ境界を与えるために、切り取られた写真の周辺領域を反映させるように、かつ、該周辺領域を越えて延びるように作られている。
    【0003】
    切り取り工程を容易にするために、アーノルド(Arnold)に付与された米国特許第701,828号明細書(US Patent No.701,828)に開示されているハサミのような(このハサミはガイドプレートを組み込んでおり、該ガイドプレートは、マットをカットするための所望のパターンにカッティングブレードを向けるために、ガイドプレート上に可動的に支持されたアームを案内するためのものである)、波状のまたは付きの(deckled)エッジとガイドカッターとを有する特殊なハサミを包含する種々の装置が提案されてきた。 シート材において円形または楕円形をカットするための、他に知られているガイド式カッティング装置は、ベース部材(このベース部材は、旋回アームを支持しており、かつ、該アームを統制された長円形経路において案内するために横方向に向けられた2つの軸を有している)を利用するいわゆる“スコティッシュヨーク(Scottish yoke)”機構を組み込んだ装置を包含する。 あるいはまた、このアームについては2つの経路間の交差点の中央位置に保持することができ、これにより、該アームを、円状に移動して旋回させることができる。 このような装置の典型的な例は、ローガン(Logan)らに付与された米国特許第5,233,748号明細書と、ヒューストン(Houston)に付与された米国特許第5,555,631号明細書とに示されている。
    【0004】
    楕円および円をカットするための公知の装置が、所望の形状を正確に辿るという所望の結果をもたらす一方で、このような装置は、幾つかの部品の組立を必要するという点で通常は複雑であり、かつさらに、ベースに接続されかつ該ベースから延びている細長いアームを組み込んでいるという点で便宜的な収納および搬送には概してあまり適合しておらず、これにより、これらの装置は、コンパクトな収納、スクラップブッキングに従事する人々により用いられる装備に関する所望の属性には適合していない。
    【0005】
    したがって、シート材において楕円、円、および他の形状をカットすることを容易にし、かつ、コストの削減を伴って最小限の部品のみを必要とする装置が必要とされる。 さらに、使用されない場合にユーザーがカッターのカット部に接触することから保護するための手段を有するカッターが設けられているような装置が必要とされる。
    【0006】
    【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
    本発明によれば、第1および第2ブレードカートリッジを有するガイド式カッティングシステム提供され、各々のブレードカートリッジは、ヘッド部と、ヘッド部に着脱可能に取り付け可能なカバー部とを有する。 さらに、ブレードカートリッジのうちの選択された一方を、所定のカット経路において案内するための少なくとも1つの溝を有するテンプレートが設けられ、これにより、テンプレートの下にある基板において所定のパターンがカットされる。
    【0007】
    各々のブレードカートリッジのヘッド部は、カット側端面と、非使用側端面と、カット側端面と非使用側端面との間で延びている側壁とを有する。 カット側端面は、ブレードホルダー内に支持されたカッティングブレードと、テンプレートの溝内に配置するための案内手段を形成する一対の離間したペグとを有する。 第1ブレードカートリッジのブレードは、該第1ブレードカートリッジのガイドペグから第1所定距離の地点に配置され、第2ブレードカートリッジのブレードは、該第2ブレードカートリッジのガイドペグから第2所定距離の地点に配置され、この場合に、第2所定距離は、第1所定距離よりも大きい。 これにより、第1ブレードカートリッジについては、写真内の所望の輪郭をカットするために用いることができ、第2ブレードカートリッジについては、対応する形状をマットの形でカットするために用いることができ、この場合に、マットの大きさは写真の大きさよりも大きく、これにより、本カッティングシステムは、切り取られた写真のために整合する境界線を与える。
    【0008】
    カバー部は、対向する端部を構成する側壁を有し、この場合に、一方の端部における周辺エッジは開放端を構成し、かつ、他方の端部における端壁はカバー部のための閉端を有する。 側壁は、ヘッド部の側壁を収容しかつ該側壁に係合するように寸法を合わせた内側面を構成する。 ヘッド部およびカバー部は、カバー部がヘッド部の非使用側端面を覆って取り付け可能であるように構成され、これにより、ある人物がブレードカートリッジを把持してこれをテンプレート全域において案内するためのハンドル部が構成され、かつ、カバー部は、ブレードカートリッジが使用されない場合にカッティングブレードとの接触を防ぐためのガードを与えるために、ヘッド部のカット側端面を覆っても取り付け可能である。
    【0009】
    テンプレートには、内側周辺エッジにより構成される開放内側領域を設けることができ、この場合に、第1の溝がテンプレートの外側周辺エッジに近接して設けられ、かつ、第2の溝がテンプレートの内側周辺エッジに近接して設けられる。 こうして、単一のテンプレートを、ブレードカートリッジが外側周辺の周囲に案内されるのか、または、内側周辺の周囲に案内されるのかどうかに応じて、大きなまたは小さなカットを作成するために用いることができる。
    【0010】
    したがって、本発明の目的は、テンプレート周囲を手で案内されることが可能なブレードカートリッジを有するガイド式カッティングシステムを提供することである。
    【0011】
    本発明のさらなる目的は、ブレードを保持するヘッド部の2つの反対側の端部のいずれか一方に取り付けるためのカバー部が設けられているブレードカートリッジを提供することである。
    【0012】
    本発明のさらに他の目的は、テンプレートの周辺を案内されるように、かつ、カットされているパターンに対して所定の大きさの差を設けるように適合され、かつ、類似して構成された2つのブレードカートリッジを有するガイド式カッティングシステムを提供することである。
    【0013】
    本発明のさらなる目的は、開放内側領域を有し、かつ、ブレードカートリッジを案内して様々な大きさのパターンをカットするために外側周辺溝および内側周辺溝を有するテンプレートが設けられているガイド式カッティングシステムを提供することである。
    【0014】
    本発明に関する他の特徴および利点は、以下の説明および添付図面から明白となる。
    【0015】
    【発明の実施の形態】
    図1、図2、および図12を参照すると、本発明のガイド式カッティングシステムは、それぞれの第1および第2ブレードカートリッジ10,10'と、プレートカートリッジ10,10'を所定のカット経路において案内するためのテンプレート12とを有している。 第1および第2ブレードカートリッジ10,10'は、同じ構成部材によって形成されており、これらの構成部材については、特に第1ブレードカートリッジ10を参照して説明する。 ここで、第1ブレードカートリッジ10に対応する第2ブレードカートリッジ10'の部材は、図面全体を通して、ダッシュを付した同じ参照番号によって分類されており、かつ、以下の記載においては、第1および第2ブレードカートリッジ10,10'間の違いのみに特定して説明する。
    【0016】
    図1、図3、および図4において見られるように、ブレードカートリッジ10は、ヘッド部14と、該ヘッド部14に着脱可能に取り付けられるように構成されているカバー部16とを具備する。 ヘッド部14は、カット側の端面18と、非使用側の端面20とともに形成されており、概略的に円筒形の側壁22は、カット側端面18と非使用側端面20との間において軸方向に延びている。 カット側端面18は、一対の離間したガイドペグ24,26を有しており、これらのガイドペグ24,26は、カット側端面18の表面から軸方向に延びており、これにより、テンプレートと係合する案内手段が構成され、これにより、カット工程中にブレードカートリッジ10が案内される。 カット側端面18は、ブレードホルダー30と該ホルダー30内に配置されたカッティングブレード32とを具備するアセンブリを収容するための細長いブレード開口部28をさらに有する。 カッティングブレード32は中央点に収束する一対のカッティングエッジ34,36を有しており、これにより、テンプレート12の下にある基板をカットするために、ブレードカートリッジ10を2つの方向のいずれか一方に向けることができることを特筆しておく。
    【0017】
    図5および図7を参照すると、カッティングヘッド14が、ブレードホルダー30およびカッティングブレード32を適所に備えていない状態で示されており、かつ、一対の直径方向に対向した把持部36,38を備えているのを見ることができ、これらの把持部36,38は、側壁22から外側へ半径方向に延びている突起部分を構成しており、各々の把持部36,38は、一対の半径方向に延びている側面40,42と、リブを構成している外側面55とを有している。 把持部36,38は、カット側端面18および非使用側端面20の表面と実質的に近接した対向する軸に沿った端部をさらに有している。 各々の把持部36,38の側壁40が、ヘッド部14の非使用側端面20に近接して配置された孔または凹所44(1つのみ示されている)を有しており、かつ、各々の把持部36,38の側壁42が、ヘッド部14のカット側端面18に近接した孔または凹所46(1つのみ示されている)を有していることをさらに特筆しておく。
    【0018】
    図5に見られるように、ガイドペグ24,26を通る線48は、ヘッド部14の直径の中心Cに対して離間した関係で配置されており、かつ、該直径の中心Cを通る二等分線50により垂直方向に二分されている。 ブレード開口部28は、線48から見てヘッド部14の中心Cの反対側に配置されており、かつ、二等分線50により交差され、かつ、該二等分線50上に中心を定められている。 ブレード開口部28内に支持されたブレード32は、線48に対して測定を行う場合に、ガイドペグ24,26から所定距離Xの地点で支持されている。 ガイドペグ24,26とブレード開口部28内に支持されたブレード32との間の距離は、ブレード32がガイドテンプレートのエッジから配置される特定の所定距離を規定し、これにより、下にある基板に対して行うべきカットの大きさが規定される。
    【0019】
    さらに図6を参照すると、第2ブレードカートリッジ10'のためのヘッド部14'が示されており、かつ、ガイドペグ24',26'からのブレード開口部28'の距離X'が第1ヘッド部14に関する距離Xよりも大きいという点で、第1ヘッド部14と異なっている。 したがって、第2ヘッド部14'を組み込んでいるブレードカートリッジ10'は、ブレードカートリッジ10,10'を案内するために用いられるテンプレート12のエッジからの、より大きな第2の所定距離においてカットを実行する。 したがって、第1ヘッド部14を組み込んでいるブレードカートリッジ10については、写真の一部を切り抜くために外側周辺エッジの周囲に案内することができ、その一方で、第2ヘッド部14'を組み込んでいるブレードカートリッジ10'については、切り取られた写真よりも大きな周辺を有する背景マットを切り抜くために用いることができる。
    【0020】
    図8〜図11を参照すると、カバー部16は、概略的に円筒形の側壁52を有しており、該側壁52は、キャップ部16の把持を容易にする複数の外周リブ54を有している。 側壁52は、ヘッド部14の側壁22を係合させるためのキャップ部16の内側面56を構成している。
    【0021】
    前記カバー部16の側壁52は、カバー部16のための開放端を構成する周辺エッジ58を有しており、かつ、カバー部16のための閉端を構成する端壁60をさらに有している。 一対の直径方向に対向した溝部62,64(図1も参照のこと)は、周辺エッジ58から内側へ延びている。 各々の溝部62,64は、内側エッジ66と、対向する第1および第2側部エッジ68,70とを有している。 内側エッジ66は、把持部36,38の軸方向の端部に対して係合するように適合されており、かつ、側部エッジ68,70は、ヘッド部14の側面40,42に対して係合するように適合されている。 各々のエッジ68は、ヘッド部14の側面40,42に構成された凹所44,46内で係合するためのタブ72を具備する固定部材を有しており、これにより、カバー部16がヘッド部14上の適所に固定される。
    【0022】
    図8および図10を参照して、ヘッド部14,14'と関連して用いられるキャップ16,16'は、端壁60,60'の構成以外に関しては実質的に同一であることを特筆しておく。 詳細には、図8に見られるように、キャップ16の端壁60は、一対の離間した細長い溝61,63を有しており、この場合に、これらの溝61,63は、ブレード32とガイドペグ24,26との間の間隔に対応する距離Xだけ離間されている。 これにより、溝61,63は、ガイドペグ24,26とカッティングブレード32との間に与えられるカット距離に関する表示をユーザーのため与え、これにより、ブレードカートリッジ10の選択および使用が容易となる。
    【0023】
    同様に、図10に示されるカバー部16'は、一対の離間した細長い溝61',63'を有している。 これらの溝61',63'は、第2ヘッド部14'のブレード32'とガイドペグ24',26'との間の距離X'に対応する距離X 'だけ離間されている。 第1カバー部16の場合のように、第2カバー部16'上の溝61',63'は、第2ブレードカートリッジ10'の選択および使用を容易にする表示をユーザーに与えている。
    【0024】
    図12および図13を参照すると、楕円形のテンプレートとともに用いる場合のブレードカートリッジ10が示されている。 テンプレート12は、開放内側領域78を構成する外側周辺エッジ74と内側周辺エッジ76とを有する実質的に平面の部材として形成されている。
    【0025】
    前記テンプレート12は、上面80と下面82とをさらに有しており、この場合に、上面80は、外側周辺エッジ74に近接しかつ該外側周辺エッジ74から内側へ離間した第1の溝84と、内側周辺エッジ76に近接しかつ該内側周辺エッジ76から外側へ離間した第2の溝86とを有している。 第1の溝84は、テンプレート12の外側周辺部周囲にブレードカートリッジ10を案内するための第1所定カット経路を構成しており、かつ、第2の溝86は、テンプレート12の開放内側領域78内においてブレードカートリッジ10を案内するための第2所定カット経路を構成している。
    【0026】
    図13において最も好ましく見られるように、離間したペグ24,26は、楕円形の第1所定カット経路において、テンプレート12の外側周囲にブレードカートリッジ10を案内するための溝84内に係合している。 本発明のカッティングシステムをこのように用いる場合に、第1ヘッド部14を組み込んでいるブレードカートリッジ10については、写真の所望部分を切り抜くために、第1カット経路84に沿って案内することができ、かつ、第2ヘッド部14'を組み込んでいるブレードカートリッジ10'については、切り取られた写真とともに用いるためのより大きなサイズのマット部分を切り抜くために、第1カット経路84に沿って案内することができる。
    【0027】
    あるいはまた、ブレードカートリッジ10,10'については、溝86により構成される内側の楕円経路の周囲に案内することができる。 ブレードカートリッジ10,10'をこのように用いる場合に、ブレードカートリッジ10'は、写真を切り取るために用いられ、その一方で、ブレードカートリッジ10は、切り取られた写真とともに用いるためのマットを作成するために用いられる。
    【0028】
    図15を参照すると、円形のテンプレート12aが示されており、該テンプレート12aは、外側周辺エッジ74aに近接して配置された第1の溝84aを有しており、かつ、開放内側領域78aを構成する内側周辺エッジ76aに近接して配置された第2の溝86aを有している。 さらに、開放内側領域78a内に構成されたカット経路を辿るために第2の溝86a上の適所に配されたブレードカートリッジ10が示されている。
    【0029】
    図16を参照すると、本発明のブレードカートリッジ10,10'とともに用いるためのさらなるテンプレート12bが示されている。 テンプレートに関するこの実施形態において、テンプレート12bには、真っ直ぐなエッジ88が設けられており、該真っ直ぐなエッジ88は、ブレードカートリッジ10,10'を案内するために該真っ直ぐなエッジ88に近接して配置された真っ直ぐな溝90を有している。 反対側のエッジ92は、波状形状を構成し、かつ、ブレードカートリッジ10,10'を案内するための対応する波状溝94を有している。 さらに、本発明のブレードカートリッジ10,10'を案内するために他の広範な種類の形状を設けることができることを理解すべきである。
    【0030】
    図14を参照すると、図12および図13のテンプレートの底面82が示されており、かつ、別個の凹所領域83を有しており、該凹所領域83内には、滑り止め材料85からなる足部またはパッドが配されている。 例えば、好ましい実施形態において、テンプレート12は、ブレードカートリッジ10,10'がテンプレート12の上面80の全域で容易に滑動することを可能にするポリカーボネート材料から形成されている。 パッド85は、ポリウレタンのような第2の滑り止め材料から形成されていることが好ましく、このことは、カットされている写真またはマットのような基板面に対してテンプレート12が滑らないことを保証する。 さらに、パッド85は、互いに90°だけ都合よく配置されており、これにより、テンプレート12のデザインにしたがう任意のカット工程に関して所望される通りに該テンプレートが機能することを保証するために該テンプレートに十分な滑り止め材料85を設ける間に必要とされる滑り止め材料85の数が最小限となる。
    【0031】
    さらに、図15および図16に示されるテンプレート12a,12bには同様の滑り止め材料85が設けられていることを理解すべきである。 さらに、図15に示されるテンプレートには、図14に示されるテンプレートに関して示されたのと同様の方法で、等しく離間した4つの外周上の位置にパッド85が設けられていることを特筆しておく。
    【0032】
    前述の説明から、本発明のカバー部16が、ヘッド部14と協働して2つの機能を実行していることが明白であるべきである。 すなわち、カバー部16は、該カバー部16が使用ポジションにおいてヘッド部14上に取り付けられる場合には、ヘッド部14により実行されるカッティング動作を案内するためのハンドルとして機能し、かつ、該カバー部16が非使用ポジションにおいてヘッド部14上にある場合には、カッティングブレード32を覆う安全カバーとして機能する。 カバー部16の使用ポジションにおいて、カバー部16は、把持部36,38が溝部62,64内に配される状態で、かつ、カバー部16のタブ72が凹所44と係合する状態で、ヘッド部14の端面22を覆って取り付けられ、これにより、カバー部16が、ヘッド部14上に適所に決定的に保持される。
    【0033】
    あるいはまた、カバー部16の非使用ポジションにおいて、カバー部16は、把持部36,38が溝部62,64と係合する状態で、ヘッド部14の端面18を覆って取り付けられる。 このようなカバー部16のポジションにおいて、カバー部16のタブ72は、ヘッド部14の端面18に近接した凹所46と係合し、これにより、カバー部16が、ヘッド部14を覆って適所に決定的に固定される。
    【0034】
    さらに、リブ54をカバー部16の周囲に設けることにより、かつ、対応するリブ55を把持部36,38に設けることにより、ブレードカートリッジ10には、カット工程において該ブレードカートリッジ10の把持を容易にするための好都合な把持面が設けられることを特筆しておく。 さらに、ヘッド部14の端面18,20に対してカバー部16のポジションを変更するためにユーザーがカバー部16とヘッド部14とを分離することを所望する場合に、リブ54,55は、これら2つの部分をつかむことを容易にする。
    【0035】
    これにより、本発明のブレードカートリッジは、該ブレードカートリッジのためのカバー部16が、ブレードカートリッジの使用中にはハンドルを形成し、かつ、非使用時にはブレードカートリッジのブレードに接触することを防ぐための安全カバーを形成するという2つの機能を実行する簡単な構造をもたらす。
    【0036】
    さらに、本発明は、第1および第2ブレードカートリッジのセットを都合よく提供し、この場合に、これらのカートリッジは、ガイドテンプレートとともに使用可能であり、かつ、様々な所定のカット境界線を提供し、これにより、一方のブレードカートリッジは、切り取られた写真を与えることができ、かつ、他方のブレードカートリッジは、該切り取られた写真のためのマットを与えることができる。 さらに、様々なカッティングパターンを規定するために様々なテンプレートを提供することができ、かつ、これらのテンプレートには、ブレードカートリッジのための複数の案内経路を単一のテンプレート上に供給するための内側および外側のカット周縁部を設けることができる。
    【0037】
    本明細書において説明された装置の形式が本発明の好ましい実施形態を構成する一方で、本発明はこれと寸分違わない装置の形式に制約されるものではなく、かつ、添付の請求項において定義される本発明の範囲から逸脱することなく変更を行うことができることを理解すべきである。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】 本発明のカッティングシステムを案内するための第1ブレードカートリッジの分解斜視図である。
    【図2】 本発明のカッティングシステムを案内するための第2ブレードカートリッジの分解斜視図である。
    【図3】 使用形態での第1ブレードカートリッジの側面図である。
    【図4】 非使用形態での第1ブレードカートリッジの側面図である。
    【図5】 カッティングブレードが除去された第1ブレードカートリッジのヘッド部の底部平面図である。
    【図6】 カッティングブレードが除去された第2ブレードカートリッジのヘッド部の底部平面図である。
    【図7】 第1ブレードカートリッジのヘッド部の側面図である。
    【図8】 第1ブレードカートリッジのカバー部の斜視図である。
    【図9】 図8のカバー部の底部平面図である。
    【図10】 第2ブレードカートリッジのカバー部の斜視図である。
    【図11】 図10のカバー部の底部平面図である。
    【図12】 楕円形のテンプレートの外側周辺経路に沿って使用するために適所にある第1ブレードカートリッジの斜視図である。
    【図13】 図12のテンプレートの断面図である。
    【図14】 図12のテンプレートの底部平面図である。
    【図15】 円形のテンプレートの内側周辺経路に沿って使用するために適所にある第1ブレードカートリッジの斜視図である。
    【図16】 真っ直ぐなエッジおよび波状のエッジをカットするための代替的テンプレートの平面図である。
    【符号の説明】
    10 ブレードカートリッジ12,12a,12b テンプレート14 ヘッド部16 カバー部18 カット側端面20 非使用側端面22 側壁24,26 ガイドペグ28 ブレード開口部30 ブレードホルダー32 カッティングブレード34 カッティングエッジ36,38 把持部40,42 側面44,46 凹所48 線50 二等分線52 側壁54,55 リブ56 内側面58 周辺エッジ60 端壁61,63 溝62,64 溝部66 内側エッジ68,70 側部エッジ72 タブ74,74a 外側周辺エッジ76,76a 内側周辺エッジ78,78a 開放内側領域80 上面82 下面83 凹所領域84,86,84a,86a 溝85 滑り止め材料88 真っ直ぐなエッジ90 真っ直ぐな溝92 エッジ94 波状溝

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