Handle of the taping knife with an identification insert

申请号 JP2008522780 申请日 2006-06-01 公开(公告)号 JP2009513847A 公开(公告)日 2009-04-02
申请人 ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー; 发明人 スコット フォン,; マシュー, アール メイヤーズ,;
摘要 作業縁部と作業縁部の反対側にある取付け端部とを備えた刃を有するテーピングナイフ用の柄であって、この柄は、遠位端部及び近位端部を備えた柄の芯部において、近位端部が取付け端部と連結され、窪みを形成する柄の芯部と、柄の芯部の窪みの中に挿入可能である少なくとも1つの識別挿入体とを含む。
【選択図】 図1
权利要求
  • 作業縁部と、前記作業縁部の反対側にある取付け縁部とを備えた刃を有するテーピングナイフ用の柄であって、
    遠位端部及び近位端部を有し、前記近位端部が前記取付け縁部に連結され、窪みを形成している芯部と、
    前記芯部の前記窪みの中に挿入可能な識別挿入体とを備える、テーピングナイフ用の柄。
  • 前記芯部が、内側芯部と、前記内側芯部の上に成形された外側芯部とを含む、請求項1に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記挿入体が、比較的硬質の部分と、弾性部分とを含む、請求項1に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記挿入体の前記比較的硬質の部分が、隆起したロゴと、前記比較的硬質の部分から下向きに延在する複数の突起部とを含み、前記弾性部分が、象眼様の外観を形成すべく前記隆起したロゴを囲むように構成された、請求項3に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記複数の突起部が、円筒形の突起部及びつまみ形状の突起部のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記芯部の前記窪みが、前記複数の突起部の対応する1つに係合するようにそれぞれ構成された複数の開口部を含む、請求項5に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記窪みの中への挿入の後、前記隆起したロゴと前記囲む弾性部分とが、前記柄の外面と面一である、請求項6に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記比較的硬質の部分が、前記隆起したロゴから垂下する側壁をさらに含む、請求項4に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 前記側壁が、前記弾性部分の指状部を受けるように構成された複数の凹部を含む、請求項8に記載のテーピングナイフ用の柄。
  • 作業縁部及び前記作業縁部の反対側にある取付け縁部を有する刃と、
    遠位端部及び近位端部並びに芯部を有しており、前記近位端部が前記取付け縁部と連結し、窪みを形成している柄とを有するテーピングナイフに用いられる識別キットであって、
    視覚的に区別可能な複数の識別挿入体を備え、
    前記識別挿入体のそれぞれが前記柄における前記芯部の前記窪みの中へ個々に挿入可能となっている、識別キット。
  • 前記複数の識別挿入体のそれぞれに別個の色が与えられた、請求項10に記載の識別キット。
  • 前記複数の識別挿入体のそれぞれが、比較的硬質の部分と弾性部分とを含む、請求項11に記載の識別キット。
  • 前記比較的硬質の部分が、隆起したロゴと、前記比較的硬質の部分から延在する複数の突起部とを含み、前記弾性部分が、象眼様の外観を形成するように、前記隆起したロゴを囲むように構成された、請求項12に記載の識別キット。
  • 前記複数の突起部が、円筒形の突起部とつまみの形状の突起部とのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の識別キット。
  • 前記柄における前記芯部の前記窪みが、前記複数の識別挿入体の1つにおいて前記複数の突起部のうちの対応する1つに係合するようにそれぞれが構成された複数の開口部を含む、請求項13に記載の識別キット。
  • 前記比較的硬質の部分が、前記隆起したロゴから延在する側壁をさらに含み、前記側壁が、前記弾性部分の指状部を受けるように構成された複数の凹部を含む請求項12に記載の識別キット。
  • 作業縁部及び前記作業縁部の反対側にある取付け縁部を有する刃と、
    遠位端部、近位端部及び芯部を有する柄であり、前記芯部には、内側芯部及び前記内側芯部の上に成形された外側被覆部が設けられ、前記近位端部が前記取付け縁部に連結され、前記芯部が窪みを形成している、前記柄と、
    複数の識別挿入体を含む識別システムであり、前記複数の識別挿入体のそれぞれが前記柄における前記芯部の前記窪みの中へ個々に挿入可能であり、前記複数の識別挿入体のそれぞれが異なる色を備える、前記識別システムとを備えるテーピングナイフ。
  • 前記複数の挿入体のそれぞれが、比較的硬質の部分と弾性部分とを含み、前記比較的硬質の部分が、隆起したロゴと前記比較的硬質の部分から延在する複数の突起部とを含み、前記弾性部分が、象眼様の外観を形成するように、前記隆起したロゴを囲む請求項17に記載のテーピングナイフ。
  • 前記比較的硬質の部分が、前記隆起したロゴから延在する側壁をさらに含み、前記側壁が、前記弾性部分の指状部を受けるように構成された複数の凹部を含む請求項18に記載のテーピングナイフ。
  • 作業縁部及び前記作業縁部の反対側にある取付け縁部を有する刃と、
    遠位端部及び近位端部を有する柄であり、前記近位端部が前記取付け縁部と連結された、前記柄と、
    内側芯部及び前記内側芯部の上に成形された外側被覆部を有する芯部であり、窪みが形成されている前記芯部とを有するテーピングナイフとともに使用する識別挿入体であって、
    隆起したロゴを有する比較的硬質の部分と、
    象眼様の外観を形成すべく前記隆起したロゴを囲むように構成された弾性部分とを備え、
    前記柄における前記芯部の前記窪みの中に挿入可能となっている、識別挿入体。
  • 前記比較的硬質の部分が、前記比較的硬質の部分から延在する複数の突起部と、前記隆起したロゴから延在する側壁とをさらに含み、前記側壁が、前記弾性部分の指状部を受けるように構成された複数の凹部を有する、請求項20に記載の識別挿入体。
  • 说明书全文

    本発明は、一般に、手工具に関し、より詳細には、ウォールボード建設計画の仕上げに用いられるタイプのテーピングナイフに関する。

    異なる刃幅を有するテーピングナイフすなわち工具(この用語は相互に置換え可能と考えられる)が、ウォールボード建設計画を仕上げ、互いに当接するウォールボードの表面同士の間に滑らかな移行部を作るのに用いられる。 ウォールボードのパネルが所定位置に置かれた後、硬化性の継ぎ目コンパウンド及びドライウォールテープを、互いに当接するドライウォールの各表面によって形成された継ぎ目に施すのに、小型(たとえば4〜6インチ)のテーピングナイフが一般に用いられる。 この段階においては、十分に着座されていない釘が、ウォールボード及び支持用スタッドに最終的に設置されなければならない。 継ぎ目コンパウンドが乾いた後、継ぎ目の領域により多くのコンパウンドを塗布するために、次第に大型(たとえば8インチ〜14インチ)のナイフが用いられる。 継ぎ目が十分に平坦で滑らかになるまで、このステップが、断続的な磨きのステップとともに繰り返される。

    現在のテーピングナイフは、しばしば、木材あるいはガラス入りナイロン又はポリオレフィンなどのプラスチックを柄に用いる。 しかしながら、従来の柄の滑らかな外面における低い摩擦係数のために、特に手が発汗又は継ぎ目コンパウンドによって濡れたときに、ナイフが使用者の手の中で滑ることがある。 また、手の小さい使用者は、長時間の使用の際に、従来のテーピングナイフを保持するのが困難である。

    釘又は他の対象物を設置するために、柄の端部にハンマー要素を備えたテーピングナイフを提供することが知られているが、多くの従来式のナイフは、このようなハンマー要素を有さず、ハンマー要素を有するナイフは、一般に、柄のキャップを外す。 従来式のテーピングナイフを用いる多くの作業者は、継ぎ目コンパウンドを塗布する前に、工具が使用されるべく意図されているように柄に対して釘を軸方向に打つのではなく、柄の側面を用いて釘に対して直に釘を打つことによって、釘を設置する。 この不正な使用によって、柄が割れ、ナイフの交換を要することがある。 また、打ち込みの作業中に柄を持っている使用者の手が滑り、工具と壁との間に挟まってしまうことも稀ではない。

    ウォールボードの継ぎ目の仕上げ作業を行うのには、上述のように、複数のテーピングナイフの使用を要し、また、計画の大きさによっては、複数のドライウォール作業者の雇用を伴うことがある。 他の熟練職人の場合と同様に、継ぎ目処理職人は、しばしば、自身の工具の所有欲が非常に強い。 現場に複数の継ぎ目処理職人がいる場合、テーピングナイフは互いに非常によく似ている傾向にあるため、現場におけるその使用者による識別が困難になり得る。 さらに、特に長期間使用した後には、テーピングナイフの外観が似ているために、テーピングナイフの製造業者を識別することが困難となる。

    したがって、住宅の改修及び/又は内装産業において、上述の欠点に対処する改良された把持特性及び識別システムを有する改良型のテーピングナイフの要請がある。

    上述の要請は、識別の目的のためにテーピングナイフの柄の中に挿入可能な識別挿入体を特徴とする本発明のテーピングナイフによって満たされ、又は克服される。 挿入体は、好ましくは、使用者が自身の特定のテーピングナイフを容易に識別できるように、予め選択された色のものである。

    さらに詳細には、作業縁部と作業縁部の反対側にある取付け端部とを有する刃を含むテーピングナイフ用の本発明の柄は、遠位端部及び近位端部を備えた柄の芯部において、近位端部が取付け縁部に連結され、窪みを形成する芯部と、柄の芯部の窪みの中に挿入可能な少なくとも1つの識別挿入体とを含む柄を有する。

    本発明のテーピングナイフ用の識別キットも提供され、この識別キットは、複数の識別挿入体を備えたナイフを含み、各挿入体が、柄の芯部の窪みの中にそれぞれ挿入可能である。

    図1及び図5を参照して、全体的に10で示されるテーピングナイフは、好ましくは、平坦な金属の刃12と、補強用裏当て板14と、柄16と、ハンマー要素18とからなる。 刃12は、作業縁部20と、作業縁部20の反対側の取付け縁部22とを有する。 他の材料も考慮されるが、刃12は、好ましくはブルースチール(blued steel)からなり、補強用裏当て板14はアルミニウムからなる。 刃12の形状が図1に示されているが、柄16は、当業界で既知のように、湾曲した取付け縁部22'(図1に仮想線で示す)を有し、補強用裏当て板14のない、より短い刃12'を備えて用いられることが考えられる。 さらに、補強用裏当て板14を備えるか、又は備えないその他の刃の形状が考えられる。

    柄16は、少なくとも1つの直径Dを有し、遠位端部26と、近位端部28と、本体30とを含み、近位端部28は、取付け縁部22に連結されている。 本発明のナイフ10の特徴は、ハンマー要素18の構成にあり、このハンマー要素18は、遠位端部26に連結され、柄16と比較して硬い材料からなる(これは好ましいが、必ずしもそうでなくてもよい)。 ここで、「連結される」とは、ハンマー要素18が遠位端部26に取り付けられることを意味する。 しかしながら、ハンマー要素18と遠位端部26とは、直接接触していなくてもよいことは考えられる。 同様のことが、近位端部28にも当てはまる。

    ハンマー要素18の周辺部32は、柄本体30の少なくとも1つの直径Dよりも大きく径方向に延在する。 これが、継ぎ目処理職人又は他の職人などの使用者によって行われるドライウォールの留め具を打つこと又は他のハンマー作業のために、より広い表面積を与える。 さらに、大きくされたハンマー要素18が、壁を打つとき、最終使用者の手に緩衝材のように働き、手を挟む可能性を減らす。 「野球のバット」タイプの柄及びハンマーの形状は、特定の用途に適合するようにサイズが異なってもよいことに留意されたい。

    上述され、図1において最もよく分かる柄16は、遠位端部26から近位端部28へと延在する様々なサイズの複数の直径を含む少なくとも1つの直径Dを有してもよい。 好ましい実施形態の利点は、複数の直径のうちの最も大きい直径Dが、ハンマー要素18の周辺部32よりも小さいことである。 ハンマー要素18は、複数の異なる硬質材料から作製されるものとして考えられ、その特性は、強度、耐久性、並びに低い展性及び延性を含む。 好ましいハンマー要素18は、金属、好ましくは亜鉛から作製されるものと考えられる。

    図1に示すように、ハンマー要素18の軸方向長さHは、最も好ましくは、柄16の軸方向長さLの20〜25パーセントである。 しかしながら、ハンマー要素18の軸方向の長さHは、好ましくは、柄16の軸方向の長さLの15〜30パーセントのおよその範囲内にある。

    図6に示すように、柄16は、柄のよりよい掴み心地のために概ね楕円形の断面を有する。 テーピングナイフ10の概ね楕円形の断面は、好ましくは、刃12の取付け縁部22に直接隣接する点まで延在する。 この特徴によって、よりよく制御及び使用するために、刃12の近くに手を置くことができるようになる。

    ここで図1〜図3を参照すると、近位端部28は、柄本体30の幅よりも横方向に大きくフレア状に開いている。 この構成によって、柄16の刃12との接触及び支持が大きくなり、従来のテーピングナイフの破損点を強化する。 図2で分かるように、近位端部28は、刃12の作業縁部20に向かって厚さが薄くなる2つのリップ36を含む。 リップ36は、取付け縁部22を越え、裏当て板14の一部を越えるか、又は幅の狭い刃では、刃12の薄板37を越えて延在する。

    好ましい実施形態は、内側芯部40と外側芯部42(図3に示す)とからなる芯部38(図2に示す)を含む。 内側芯部40は、遠位端部44と近位端部46とを有する。 同様に、外側芯部42は、遠位端部48と近位端部50とを有する。 他の従来式の製造技術も考えられるが、内側芯部40は、好ましくは、射出成形によって作製される。 外側芯部42は、好ましくは、内側芯部の上に重ね成形することによって一体的に形成され、弾性の把持領域52が、外側芯部42の上に重ね成形することによって一体的に形成される。 重ね成形の技術は、当技術分野でよく知られている。 内側芯部と外側芯部との間の連結の強さを増すために、内側芯部40は、外側芯部42を受ける窪み形成部54を有することが考えられる。 内側芯部40及び外側芯部42の両方は、その強度、コスト、作業性の特性のために、ポリプロピレンから作られてもよい。 当業者に既知の他の同等の材料も考えられる。 把持領域52は、Santoprene銘柄のスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン、又は当業界で既知の他の成形可能で、弾性のある、ゴム様の材料からなっていてもよい。

    さらに、弾性のある把持領域52は、把持特性を改善するために、波形又は隆起によるなどして、好ましくはテクスチャーを付けられ、また、一部分より多く設けられてもよい。 テクスチャーを付けられた表面は、手が発汗又は他の液体によって濡れたときに、滑るのを防ぐ。

    図1に示すように、柄本体30は、近位端部28から遠位端部26へと直径が増す。 さらに、近位端部28は、刃への支持をもたらすため、及び使用者に追加の把持表面をもたらすために、柄16のネック部56から横方向に外向きにフレア状に開いている。 ハンマー要素18は、また、テーピングナイフ10が、使用されないときに、工具棚、フック、又は他の突起に掛けられることのできるように、あるいは、乾燥を容易にするために使用後に工具を吊るすことができるように、比較的大きい小穴58を有する。

    ハンマー要素18は、遠位端部26に当接する。 本発明のナイフ10の特徴は、特に、十分に着座されていない釘を設置するためなどに、インパクト工具として、使用者が柄の側面及びハンマー要素を用いるときに、柄をより大きく保護できるように、ハンマー要素18が、遠位端部26と連結する部分を有することである。 好ましい実施形態では、ハンマー要素18は、衝撃を横方向並びに軸方向に分散させるために、遠位端部26の端部に対して少なくとも1つの鈍角αで遠位端部26に当接する。 さらに、角度のついた構成は、また、角度のない構成と比較したとき、柄の長さのより下の部分にわたって柄16の側面59を保護する。

    好ましい実施形態では、ハンマー要素18の下側縁部60(図3に示す)は、3つの部分(図4に示す)を有し、中央部分62が、柄の縦軸に対して概ね直角をなし、2つの端部分64、66が中央部分62とそれぞれ角度αを形成する。 好ましい実施形態では、αは、約135度であるが、他の角度も考えられる。 図3で分かるように、遠位端部44及び48は、ハンマー要素18の下側縁部60の上述の角度のついた構成を確実に係合するように、向かい合う面44a〜44c及び48a〜48cが設けられる。

    ここで図3及び図4を参照すると、ハンマー要素18は、ハンマー要素18を内側芯部40に取り付けるために、少なくとも1つの逆目ペッグ(peg)68が設けられている。 ペッグ68の逆目は、ハンマー要素18を芯部40の対応する穴(図示せず)に確実に保持し、ハンマー要素が、衝撃に際して内側芯部と分離するのを防止する。 また、内側芯部40は、内側芯部40の遠位端部44から延在する、少なくとも1つ、好ましくは2つの逆目のない突起70を含む。 2つの逆目のない突起70は、ハンマー要素18の対応する穴71に嵌り、ハンマー要素が単一の逆目ペッグ68を中心に回転するのを防ぐ。

    ここで図1、図3、図5及び図7〜図9を参照する。 本発明のテーピングナイフ10の別の特徴は、長期間の使用後でさえ使用者が供給元の製造業者を識別できるように、柄16が構成可能であることである。 したがって、柄16は、象眼様の外観を形成するように、隆起したロゴ76、及び比較的硬質の部分から下向きに延在する複数の突起部77を有する比較的硬質の部分74と、隆起したロゴ76の回りの弾性部分78とを含む識別挿入体72を有する。 弾性部分78は、組立て時に、把持領域52に対して説明されたように、ゴム様の材料から作られ、ロゴ76の上面80と面一になっている。 ロゴ76を比較的硬質の材料から作製することによって、ロゴが長くもつことができ、また、ロゴは、柄16の上に塗装又は印刷されるのではなく、一体的に形成されたプラスチックからなるため、ロゴ76が使用の際の擦れ又は摩耗に耐えるようになる。 すなわち、使用者は、従来のテーピングナイフよりも、工具をその製造業者と長期にわたって関連付けることができるようになる。

    さらに、ロゴ76を囲む弾性部分78が、テーピングナイフ10を持ったときに、使用者の手に心地よさを与える。 硬質部分74を弾性のゴム様部分78で囲むことは、識別挿入体72が全体的に硬質材料からなった場合よりも、より快適になる。 弾性部分78は、Santoprene銘柄のスチレン−エチレン−ブチレン−スチレンからなり、硬質部分74はポリプロピレンからなる。 当業者は、上述の材料に対する同等の代替物については既知である。

    組立て時には、取付け縁部22が、補強用裏当て板14の中に挿入され、次に所定位置に圧着及び/又は固定される。 次に、刃12が、金型の中に配置され、内側芯部40が、好ましくは射出成形によって形成されるが、他の製造技術も考えられる。 成形時には、内側芯部40の近位端部28が、補強用裏当て板14及び取付け縁部22の上を流れ、これらの部品を、鋲又は他の留め具を使用することなくともに固定する。 この流れるプラスチックは、また、従来式のテーピングナイフにおいて破損の原因として知られる、プラスチックの柄16と金属の刃12との間の湿気の浸入を防ぐ。 好ましい実施形態は、鋲の必要をなくす。

    こうして、内側芯部40と刃12とが、金型の中にともに配置され、外側芯部42が内側芯部40の上に射出成形することなどによって、同様に形成される。 その後、弾性材料の外側被覆部82が設けられ、外側芯部42の上に形成されて、使用者に軟らかい把持面を与える。 Santoprene銘柄のスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン又は他の成形可能なゴム様材料が、外側被覆部82に使用されてもよい。 外側被覆部82は、また、刃12及び任意選択で補強用裏当て板14への内側芯部40の取付けを容易にするために、好ましくは使用される。 外側被覆部82は、外側芯部42を被覆するために1つのステップで設けられてもよいが、好ましい実施形態では、組立て工程の次のステップは、図3に見られるような弾性の把持領域52を射出することである。 この把持領域52は、外側芯部42の上に施され、外側被覆部82と連結する。

    識別挿入体72は、ロゴ76と複数の突起部77とを有する比較的硬質の部分74を形成することによって組み立てられ、次に、弾性部分78が、好ましくは重ね成形によって、その周囲に形成される。 次に、識別挿入体72が、柄の芯部38によって形成される挿入体受け領域又は窪み86の中へ、摩擦嵌合、化学接着剤、超音波接合、又は同様の技術などによって固定される(図3)。 最後に、ハンマー要素18が、柄16の遠位端部26に固定され、逆目ペッグ68を挿入することによって固定される。

    ここで図7を参照して、識別挿入体72の柄の中への確実な係合を強化するため、複数の突起部77が少なくとも1つの円筒形の突起部88と、少なくとも1つのつまみ形状の突起部90とを含むことが考えられる。 しかしながら、突起部の数とタイプは、当業界で既知のように、様々であってよいことを理解されたい。

    図3に示すように、柄の芯部の窪み86は、複数の突起部77のうちの該当する1つを嵌めて係合するようにそれぞれが構成された、複数の開口部92を含む。 柄の窪み86の中へ圧着挿入した後、隆起したロゴ76の上面及び周囲の弾性部分78が、ロゴの上面80及び柄16の外面94と面一になる(図9)。 一旦取り付けられると、識別挿入体72は、柄16を破損することなく取り外せないと考えられる。

    図3及び図7を参照すると、比較的硬質の部分74は、隆起したロゴ76から垂下する側壁96をさらに含む。 側壁96は、重ね成形時に弾性部分78の指状部100を受けるように構成された複数の凹部(gallery)98を含む。 この構成は、比較的硬質の部分74と弾性部分78との間の強い接合をもたらし、テーピングナイフ10の連続使用の後に、弾性部分が比較的硬質の部分から分離するのを防ぐ助けをすると考えられる。 しかしながら、弾性部分78を比較的硬質の部分74に固定するのに、化学接着剤のようなその他の従来式の接合技術も利用可能であることが分かるであろう。

    図9を参照して、本発明の挿入体の代替実施形態は、全体的に102で示され、代替のテーピングナイフ104に挿入されて示されている。 ナイフ104は、工具10と同じタイプの柄の構造を組み込み、同一の構成要素は、同一の参照符号で示されている。 ナイフ104では、柄106の外形は柄16の外径から変更されている。 また、ハンマー要素108は、ハンマー要素18に比べて外観が流線形になっており、柄106を越えて径方向に延在しない。 挿入体102については、この挿入体と挿入体72との主な相違点は、窪み86に対して、対応する窪み112に嵌って係合する概ね円弧状又は丸くなった端部110を有することである。 挿入体72では、それぞれの端部114が概ね直角の角を備える。

    テーピングナイフ10の供給元の識別をさらに可能にするために、隆起したロゴ76が弾性部分78とは別の色であるように、識別挿入体72、102が設けられることが考えられる。 色のついた弾性部分78は、把持領域82とは別の色からなることが好ましい。

    継ぎ目処理職人が、自身のテーピングナイフをより容易に識別及び個人化できるように、複数の識別挿入体72を含む識別キットが設けられ、それぞれの識別挿入体は、柄の芯部の窪み86の中に個々に挿入可能であり、それぞれの挿入体72が異なる色にされる。 特に弾性部分78の中で、それぞれの挿入体72を異なる色で設けることによって、使用者によって自身の特定のテーピングナイフ10を容易に識別できるようになると考えられる。 したがって、テーピングナイフ10の個人化が高められ、テーピングナイフの持ち主についての現場での混乱が防止される。 キットは、また、(交換キットとして)挿入体72のみを備えて、又はテーピングナイフ10と挿入体の両方を備えて、すなわち識別システムとして、販売可能であることが考えられる。

    識別挿入体を備えた本発明のテーピングナイフの特定の実施形態が本明細書に説明されてきたが、より広い態様における及び特許請求の範囲に規定される本発明から逸脱することなく、これら実施形態に対する変更及び修正が行われてよいことが、当業者によって理解されるであろう。

    分かりやすくするために一部が省略された、柄に識別挿入体を備える本発明のテーピングナイフの前面図である。

    図1の2−2線に沿って概ね示された方向に取られた断面図である。

    本発明のテーピングナイフの分解された上面斜視図である。

    ハンマー要素の上面斜視図である。

    柄に識別挿入体を備えた本発明のテーピングナイフの上面斜視図である。

    図1の6−6線に沿って概ね示された方向に取られた断面図である。

    本発明のテーピングナイフの柄の中に挿入可能な挿入体の側面図である。

    図7の挿入体の上面図である。

    本発明のテーピングナイフの代替実施形態の柄に現れる、図7の挿入体の上面図である。

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